JPH09224020A - 入力位相差調整回路 - Google Patents

入力位相差調整回路

Info

Publication number
JPH09224020A
JPH09224020A JP2967196A JP2967196A JPH09224020A JP H09224020 A JPH09224020 A JP H09224020A JP 2967196 A JP2967196 A JP 2967196A JP 2967196 A JP2967196 A JP 2967196A JP H09224020 A JPH09224020 A JP H09224020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock signal
data
input
circuit
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2967196A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobufumi Shimomura
展史 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP2967196A priority Critical patent/JPH09224020A/ja
Publication of JPH09224020A publication Critical patent/JPH09224020A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0337Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals
    • H04L7/0338Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals the correction of the phase error being performed by a feed forward loop

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 瞬時に位相関係が変化する場合でも簡単な回
路構成で位相関係の修復を行えるようにする。 【解決手段】 遅延回路1〜5は入力クロック信号を基
に各々位相の異なるクロック信号を生成する。F/F6
〜11は入力データを入力クロック信号及び遅延回路1
〜5からのクロック信号によって夫々リタイミングす
る。F/F12〜17はF/F6〜11の出力データを
次段のクロック信号でリタイミングする。排他的論理和
回路18〜23は同一のクロック信号でリタイミングす
るF/F6〜11及びF/F12〜17各々の出力デー
タの論理レベルを比較する。クロック選択制御部24は
排他的論理和回路18〜23の出力信号を基に入力クロ
ック信号及び遅延回路1〜5で遅延されたクロック信号
のうち入力データを確実にリタイミングできるクロック
信号を選択するよう選択回路25を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力位相差調整回路
に関し、特にLSI(大規模集積回路)間の伝送技術に
適用される入力位相差調整回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル伝送装置においては、
高速かつ大容量のデータに対してフレーム変換多重処理
及びクロスコネクト処理等を施して伝送路や局内装置に
伝送している。このディジタル伝送装置は複数のLSI
からなるパッケージで構成され、これら複数のLSI間
でデータの送受信が行われている。
【0003】しかしながら、LSI等に入力されるクロ
ック信号及びデータは、LSI内部のフリップフロップ
(F/F)等がそのデータをラッチできるように、入力
クロックと入力データとの位相関係(入力タイミング)
に制限が設けられている。
【0004】クロック信号とデータとの位相関係を正常
に維持するための回路としては、図3に示すような構成
の回路がある。図3において、データ成分とクロック成
分とを含む入力信号202はミキサ回路40で自乗さ
れ、帯域通過フィルタ41及び振幅抑制器42によって
その自乗した値からクロック成分が抽出される。
【0005】抽出されたクロック成分は位相が可変遅延
回路43で制御信号に基づいて遅延され、その遅延信号
は乗算器34,35と平均値回路36,37と差動増幅
器38とレベルシフト回路39とによって可変遅延回路
43への制御信号となる。この可変遅延回路43の出力
クロックに基づいて、入力信号201からデータを識別
するD型フリップフロップ(以下、D型F/Fとする)
33を動作させることで識別データと出力クロックとの
関係を正常に維持する。
【0006】すなわち、入力信号201はバッファ回路
31で信号の整合がとられ、バッファ回路32でその信
号の直流バイアス及び振幅値が適切なレベルに設定され
てD型F/F33に出力される。D型F/F33からは
再生データ203が出力される。
【0007】これに対し、入力信号202はミキサ回路
40で自乗検波された後に、帯域通過フィルタ41でそ
の信号からクロック周波数成分が抽出される。可変遅延
回路43は振幅抑制器42の出力側に設けられた外部電
圧によって振幅抑制器42から出力されるクロック信号
の遅延量を連続的に変化させる。
【0008】乗算器34,35はバッファ回路31の出
力と可変遅延回路43から出力されるクロック信号の正
相成分及び逆相成分とを夫々乗算する。平均値回路3
6,37は乗算器34,35で夫々バッファ回路31の
出力が乗算されたクロック信号を平滑化する。
【0009】差動増幅器38は平均値回路36,37で
平滑化された信号を差動演算して直流バイアス値をレベ
ルシフト回路39に出力する。レベルシフト回路39は
差動増幅器38からの直流バイアス値を適正レベルに変
換し、可変遅延回路43の制御信号とする。バッファ回
路44は可変遅延回路43からの出力クロックをバッフ
ァ回路32と同じ遅延量を持たせてバッファ回路45に
出力する。バッファ回路45からはクロック信号204
が出力される。
【0010】上述したクロック信号とデータとの位相関
係を正常に維持するための回路については、特開平5−
327682号公報に詳述されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディジ
タル伝送装置では、例えば伝送路から入力されるデータ
やバイポーラ符号[B8ZS(Bipolar wit
h 8 Zeros Substitution),H
DB3(High Density Bipolar
3)]等の入力信号からクロック信号を抽出する場合、
抽出したクロック信号とデータとの位相を最適な位置関
係に保ち、データに対するリタイミングを可能としてい
る。
【0012】しかしながら、上述した位相差調整の方法
は回路に与える電源変動や温度変動等で発生する平均位
相のずれを吸収するものであり、しかも平均電力制御方
式による平均位相吸収であるため、LSI間等の別線で
入力される全く位相の違うデータ及びクロック信号のよ
うに瞬時に位相関係が変化する場合、上記の方法で位相
関係の修復を行うことはできない。また、平均位相吸収
を行うためのミキサ回路や乗算器等のアナログ処理回路
を使用しているので、回路構成が大きくなってしまう。
【0013】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、瞬時に位相関係が変化する場合でも簡単な回路構
成で位相関係の修復を行うことができる入力位相差調整
回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の入力
位相差調整回路は、複数の大規模集積回路から構成され
かつ前記複数の大規模集積回路間でデータの送受信を行
うパッケージに用いられる入力位相差調整回路であっ
て、前記データとともに入力される入力クロック信号を
遅延しかつ互いに異なる位相のクロック信号を生成する
複数の遅延手段と、前記入力クロック信号及び前記複数
の遅延手段各々で生成されたクロック信号を用いて前記
データの変化点を検出する検出手段と、前記検出手段の
検出結果を基に前記データのリタイミングに最適なクロ
ック信号を前記入力クロック信号及び前記複数の遅延手
段各々で生成されたクロック信号の中から選択する選択
手段とを備えている。
【0015】本発明による第2の入力位相差調整回路
は、上記の構成において、前記検出手段に、前記入力ク
ロック信号及び前記複数の遅延手段各々で生成されたク
ロック信号のうちのいずれか一つを用いて前記データの
リタイミングを行う複数の第1の保持手段と、前記第1
の保持手段の出力のリタイミングを他のクロック信号を
用いて行う複数の第2の保持手段と、同一クロック信号
を用いる前記第1及び第2の保持手段各々の出力に対し
て論理演算を行って前記データの変化点を検出する複数
の演算手段とを具備している。
【0016】本発明による第3の入力位相差調整回路
は、上記の構成において、前記選択手段を、少なくとも
前記データのセットアップ時間及びホールド時間を満た
すクロック信号を選択するよう構成している。
【0017】本発明による第4の入力位相差調整回路
は、複数の大規模集積回路から構成されかつ前記複数の
大規模集積回路間でデータの送受信を行うパッケージに
用いられる入力位相差調整回路であって、前記データと
ともに入力される入力クロック信号を遅延しかつ互いに
異なる位相のクロック信号を生成するn−1個(nは2
以上の正の整数)の遅延手段と、前記入力クロック信号
及び前記n−1個の遅延手段各々で生成されたクロック
信号を用いて前記データの変化点を検出する検出手段
と、前記検出手段の検出結果を基に前記データのリタイ
ミングに最適なクロック信号を前記入力クロック信号及
び前記n−1個の遅延手段各々で生成されたクロック信
号の中から選択する選択手段とを備えている。
【0018】本発明による第5の入力位相差調整回路
は、上記の構成において、前記検出手段に、前記入力ク
ロック信号及び前記n−1個の遅延手段各々で生成され
たクロック信号のうちのいずれか一つを用いて前記デー
タのリタイミングを行うn個の第1の保持手段と、前記
第1の保持手段の出力のリタイミングを他のクロック信
号を用いて行うn個の第2の保持手段と、同一クロック
信号を用いる前記第1及び第2の保持手段各々の出力に
対して論理演算を行って前記データの変化点を検出する
n個の演算手段とを具備している。
【0019】本発明による第6の入力位相差調整回路
は、上記の構成において、前記選択手段を、前記検出手
段で検出された前記データの変化点に対応するクロック
信号よりも(n/2)−1段だけ後段の遅延手段で生成
されたクロック信号を選択するよう構成している。
【0020】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
【0021】入力データとともに入力される入力クロッ
ク信号を遅延しかつ互いに異なる位相の複数のクロック
信号を遅延回路で生成するとともに、これら複数のクロ
ック信号を用いて入力データの変化点を検出し、その検
出結果に基づいたクロック選択制御部の制御により選択
回路で入力データのリタイミングに最適なクロック信号
を入力クロック信号及び複数のクロック信号の中から選
択する。
【0022】これによって、データの変化点からリタイ
ミングするためのクロック信号を選択しているので、別
線で入力されるクロック信号とデータとの位相関係が瞬
時に変化してもデータを確実にラッチすることが可能と
なる。
【0023】また、クロック選択制御部が入力データの
変化点から遅延回路が[(n/2)−1]段分だけ離れ
たクロック信号を固定的に選択するので、最適なクロッ
ク信号の選択処理を全てディジタル的に行うことがで
き、回路的にも簡単化でき、瞬時に位相関係が変化する
場合でも簡単な回路構成で位相関係の修復を行うことが
可能となる。
【0024】次に、本発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は本発明の一実施例を示す構成図
である。図において、本発明の一実施例による入力位相
差調整回路は、遅延回路(DL)1〜5と、フリップフ
ロップ回路(以下、F/Fとする)6〜17,26と、
排他的論理和回路(EXOR)18〜23と、クロック
選択制御部24と、選択回路(SEL)25とから構成
されている。
【0025】遅延回路1は入力クロック(CLK)信号
101を遅延して入力クロック信号101とは位相の異
なるクロック信号102を生成し、クロック信号102
を遅延回路2とF/F7,12と選択回路25とに夫々
出力する。
【0026】遅延回路2は遅延回路1からのクロック信
号102を遅延してクロック信号102とは位相の異な
るクロック信号103を生成し、クロック信号103を
遅延回路3とF/F8,13と選択回路25とに夫々出
力する。
【0027】遅延回路3は遅延回路2からのクロック信
号103を遅延してクロック信号103とは位相の異な
るクロック信号104を生成し、クロック信号104を
遅延回路4とF/F9,14と選択回路25とに夫々出
力する。
【0028】遅延回路4は遅延回路3からのクロック信
号104を遅延してクロック信号104とは位相の異な
るクロック信号105を生成し、クロック信号105を
遅延回路5とF/F10,15と選択回路25とに夫々
出力する。
【0029】遅延回路5は遅延回路4からのクロック信
号105を遅延してクロック信号105とは位相の異な
るクロック信号106を生成し、クロック信号106を
F/F11,16と選択回路25とに夫々出力する。
【0030】尚、入力クロック信号101は遅延回路1
とF/F6,17と選択回路25とに夫々出力されてい
る。また、遅延回路1〜5各々の遅延量は入力クロック
101の周期をn等分(nは2以上の正の整数、本実施
例ではn=6)するように設定されており、nが大きく
なればなるほど位相設定精度が向上する。
【0031】F/F6〜11は入力データ(DATA)
100を入力クロック信号101及び遅延回路1〜5で
遅延されたクロック信号102〜106によって夫々リ
タイミングし、入力データ100の論理レベルを検索す
る。また、F/F12〜17はF/F6〜11の出力デ
ータ107〜112を、次段のクロック信号(遅延回路
1個分遅れたクロック信号)でリタイミングし、F/F
6〜11の出力データ107〜112の論理レベルとF
/F12〜17の出力データ113〜118の論理レベ
ルとを比較するための位相合わせを行う。
【0032】すなわち、F/F6は入力データ100を
入力クロック信号101によってリタイミングし、その
出力データ107をF/F12及び排他的論理和回路2
3に出力する。
【0033】F/F7は入力データ100を遅延回路1
で遅延されたクロック信号102によってリタイミング
し、その出力データ108をF/F13及び排他的論理
和回路18に出力する。
【0034】F/F8は入力データ100を遅延回路2
で遅延されたクロック信号103によってリタイミング
し、その出力データ109をF/F14及び排他的論理
和回路19に出力する。
【0035】F/F9は入力データ100を遅延回路3
で遅延されたクロック信号104によってリタイミング
し、その出力データ110をF/F15及び排他的論理
和回路20に出力する。
【0036】F/F10は入力データ100を遅延回路
4で遅延されたクロック信号105によってリタイミン
グし、その出力データ111をF/F16及び排他的論
理和回路21に出力する。
【0037】F/F11は入力データ100を遅延回路
5で遅延されたクロック信号106によってリタイミン
グし、その出力データ112をF/F17及び排他的論
理和回路22に出力する。
【0038】F/F12はF/F6の出力データ107
を遅延回路1で遅延されたクロック信号102によって
リタイミングし、その出力データ113を排他的論理和
回路18に出力する。
【0039】F/F13はF/F7の出力データ108
を遅延回路2で遅延されたクロック信号103によって
リタイミングし、その出力データ114を排他的論理和
回路19に出力する。
【0040】F/F14はF/F8の出力データ109
を遅延回路3で遅延されたクロック信号104によって
リタイミングし、その出力データ115を排他的論理和
回路20に出力する。
【0041】F/F15はF/F9の出力データ110
を遅延回路4で遅延されたクロック信号105によって
リタイミングし、その出力データ116を排他的論理和
回路21に出力する。
【0042】F/F16はF/F10の出力データ11
1を遅延回路5で遅延されたクロック信号106によっ
てリタイミングし、その出力データ117を排他的論理
和回路22に出力する。
【0043】F/F17はF/F11の出力データ11
2を入力クロック信号101によってリタイミングし、
その出力データ118を排他的論理和回路23に出力す
る。
【0044】排他的論理和回路18〜23は同一のクロ
ック信号でリタイミングするF/F6〜11及びF/F
12〜17各々の出力データ107〜112,113〜
118の論理レベルを比較する。排他的論理和回路18
〜23の出力信号119〜124は入力データ100の
論理レベルが変化する位置を検出したときのみ論理
“H”となる。
【0045】すなわち、排他的論理和回路18はF/F
12の出力データ113の論理レベルとF/F7の出力
データ108の論理レベルとの排他的論理和演算を行
い、入力データ100の論理レベルが変化する位置を検
出すると出力信号119を論理“H”とする。
【0046】排他的論理和回路19はF/F13の出力
データ114の論理レベルとF/F8の出力データ10
9の論理レベルとの排他的論理和演算を行い、入力デー
タ100の論理レベルが変化する位置を検出すると出力
信号120を論理“H”とする。
【0047】排他的論理和回路20はF/F14の出力
データ115の論理レベルとF/F9の出力データ11
0の論理レベルとの排他的論理和演算を行い、入力デー
タ100の論理レベルが変化する位置を検出すると出力
信号121を論理“H”とする。
【0048】排他的論理和回路21はF/F15の出力
データ116の論理レベルとF/F10の出力データ1
11の論理レベルとの排他的論理和演算を行い、入力デ
ータ100の論理レベルが変化する位置を検出すると出
力信号122を論理“H”とする。
【0049】排他的論理和回路22はF/F16の出力
データ117の論理レベルとF/F11の出力データ1
12の論理レベルとの排他的論理和演算を行い、入力デ
ータ100の論理レベルが変化する位置を検出すると出
力信号123を論理“H”とする。
【0050】排他的論理和回路23はF/F17の出力
データ118の論理レベルとF/F6の出力データ10
7の論理レベルとの排他的論理和演算を行い、入力デー
タ100の論理レベルが変化する位置を検出すると出力
信号124を論理“H”とする。
【0051】クロック選択制御部24は排他的論理和回
路18〜23の出力信号119〜124を基に、入力ク
ロック信号101及び遅延回路1〜5で遅延されたクロ
ック信号102〜106のうち入力データ100を確実
にリタイミングできるクロック信号を選択するよう選択
回路25を制御する。
【0052】すなわち、クロック選択制御部24は少な
くとも入力データ100のセットアップ時間及びホール
ド時間を満たすクロック信号が選択回路25で選択され
るようにするために、排他的論理和回路18〜23のう
ち出力信号が論理“H”となった回路に対応するクロッ
ク信号よりも(n/2)−1段分だけ後段の遅延回路で
生成されたクロック信号を選択するよう指示する制御信
号125を出力する。
【0053】選択回路25は入力クロック信号101及
び遅延回路1〜5で遅延されたクロック信号102〜1
06のうちクロック選択制御部24の制御信号125で
指示されたクロック信号を選択し、選択クロック信号1
26をF/F26に出力する。F/F26は選択回路2
5からの選択クロック信号126によって入力データ1
00をリタイミングする。
【0054】図2は本発明の一実施例の動作を示すタイ
ミングチャートである。図においては、入力データ10
0の変化点が遅延回路1で遅延されたクロック信号10
2と遅延回路2で遅延されたクロック信号103との間
にある場合の動作を示している。
【0055】この場合、排他的論理和回路19の出力信
号120のみが論理“H”となり、他の排他的論理和回
路18,20〜23の出力信号119,121〜124
は論理“L”のままなので、クロック選択制御部24は
排他的論理和回路19に対応するクロック信号102か
ら遅延回路が[(n/2)−1=(6/2)−1=2]
段分遅れたクロック信号105を選択するよう制御信号
125で選択回路25に指示する。
【0056】したがって、F/F26は選択回路25か
らの選択クロック信号126(=クロック信号105)
によって入力データ100をリタイミングするので、入
力データ100は立上りが入力データ100のほぼ中央
に位置するクロック信号105でリタイミングされるこ
ととなり、確実にリタイミングされる。
【0057】このように、入力データ100とともに入
力される入力クロック信号101を遅延しかつ互いに異
なる位相の複数のクロック信号102〜106を遅延回
路1〜5で生成するとともに、これら複数のクロック信
号102〜106を用いて入力データ100の変化点を
検出し、その検出結果に基づいたクロック選択制御部2
4の制御により選択回路25で入力データ100のリタ
イミングに最適なクロック信号を入力クロック信号10
1及び複数のクロック信号102〜106の中から選択
することによって、データの変化点からリタイミングす
るためのクロック信号を選択しているので、別線で入力
されるクロック信号及びデータの位相関係が瞬時に変化
してもデータを確実にラッチすることができる。
【0058】また、クロック選択制御部24が入力デー
タ100の変化点から遅延回路が[(n/2)−1]段
分だけ離れたクロック信号を固定的に選択するので、遅
延回路1〜5とF/F6〜17と排他的論理和回路18
〜23とクロック選択制御部24と選択回路25とによ
る最適なクロック信号の選択処理を全てディジタル的に
行うことができ、回路的にも簡単化できる。よって、瞬
時に位相関係が変化する場合でも、簡単な回路構成で位
相関係の修復を行うことができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の大規模集積回路から構成されかつ複数の大規模集積
回路間でデータの送受信を行うパッケージに用いられる
入力位相差調整回路において、データとともに入力され
るクロック信号を遅延しかつ互いに異なる位相の複数の
クロック信号を生成するとともに、これら複数のクロッ
ク信号を用いてデータの変化点を検出し、その検出結果
を基にデータのリタイミングに最適なクロック信号を入
力クロック信号及び複数のクロック信号の中から選択す
ることによって、瞬時に位相関係が変化する場合でも簡
単な回路構成で位相関係の修復を行うことができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図3】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1〜5 遅延回路 6〜17,26 フリップフロップ回路 18〜23 排他的論理和回路 24 クロック選択制御部 25 選択回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の大規模集積回路から構成されかつ
    前記複数の大規模集積回路間でデータの送受信を行うパ
    ッケージに用いられる入力位相差調整回路であって、前
    記データとともに入力される入力クロック信号を遅延し
    かつ互いに異なる位相のクロック信号を生成する複数の
    遅延手段と、前記入力クロック信号及び前記複数の遅延
    手段各々で生成されたクロック信号を用いて前記データ
    の変化点を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結
    果を基に前記データのリタイミングに最適なクロック信
    号を前記入力クロック信号及び前記複数の遅延手段各々
    で生成されたクロック信号の中から選択する選択手段と
    を有することを特徴とする入力位相差調整回路。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記入力クロック信号
    及び前記複数の遅延手段各々で生成されたクロック信号
    のうちのいずれか一つを用いて前記データのリタイミン
    グを行う複数の第1の保持手段と、前記第1の保持手段
    の出力のリタイミングを他のクロック信号を用いて行う
    複数の第2の保持手段と、同一クロック信号を用いる前
    記第1及び第2の保持手段各々の出力に対して論理演算
    を行って前記データの変化点を検出する複数の演算手段
    とを含むことを特徴とする請求項1記載の入力位相差調
    整回路。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、少なくとも前記データ
    のセットアップ時間及びホールド時間を満たすクロック
    信号を選択するよう構成したことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の入力位相差調整回路。
  4. 【請求項4】 複数の大規模集積回路から構成されかつ
    前記複数の大規模集積回路間でデータの送受信を行うパ
    ッケージに用いられる入力位相差調整回路であって、前
    記データとともに入力される入力クロック信号を遅延し
    かつ互いに異なる位相のクロック信号を生成するn−1
    個(nは2以上の正の整数)の遅延手段と、前記入力ク
    ロック信号及び前記n−1個の遅延手段各々で生成され
    たクロック信号を用いて前記データの変化点を検出する
    検出手段と、前記検出手段の検出結果を基に前記データ
    のリタイミングに最適なクロック信号を前記入力クロッ
    ク信号及び前記n−1個の遅延手段各々で生成されたク
    ロック信号の中から選択する選択手段とを有することを
    特徴とする入力位相差調整回路。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記入力クロック信号
    及び前記n−1個の遅延手段各々で生成されたクロック
    信号のうちのいずれか一つを用いて前記データのリタイ
    ミングを行うn個の第1の保持手段と、前記第1の保持
    手段の出力のリタイミングを他のクロック信号を用いて
    行うn個の第2の保持手段と、同一クロック信号を用い
    る前記第1及び第2の保持手段各々の出力に対して論理
    演算を行って前記データの変化点を検出するn個の演算
    手段とを含むことを特徴とする請求項4記載の入力位相
    差調整回路。
  6. 【請求項6】 前記選択手段は、前記検出手段で検出さ
    れた前記データの変化点に対応するクロック信号よりも
    (n/2)−1段だけ後段の遅延手段で生成されたクロ
    ック信号を選択するよう構成したことを特徴とする請求
    項4または請求項5記載の入力位相差調整回路。
JP2967196A 1996-02-16 1996-02-16 入力位相差調整回路 Withdrawn JPH09224020A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2967196A JPH09224020A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 入力位相差調整回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2967196A JPH09224020A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 入力位相差調整回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09224020A true JPH09224020A (ja) 1997-08-26

Family

ID=12282585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2967196A Withdrawn JPH09224020A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 入力位相差調整回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09224020A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050904A1 (ja) * 2003-11-20 2005-06-02 Advantest Corporation クロックリカバリ回路及び通信デバイス
JP2006109208A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Kawasaki Microelectronics Kk 位相比較器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050904A1 (ja) * 2003-11-20 2005-06-02 Advantest Corporation クロックリカバリ回路及び通信デバイス
US6987410B2 (en) 2003-11-20 2006-01-17 Advantest Corporation Clock recovery circuit and communication device
JP2006109208A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Kawasaki Microelectronics Kk 位相比較器
JP4533715B2 (ja) * 2004-10-07 2010-09-01 川崎マイクロエレクトロニクス株式会社 位相比較器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4604582A (en) Digital phase correlator
US7443913B2 (en) High speed decision feedback equalizer
JPH08163117A (ja) ビット位相同期回路
US7916822B2 (en) Method and apparatus for reducing latency in a clock and data recovery (CDR) circuit
US11190191B2 (en) Correction signaling between lanes in multi-chip-modules
US5379323A (en) DQPSK delay detection circuit
JP3623948B2 (ja) ノイズに強いバーストモード受信装置とそのクロック信号及びデータ復元方法
JP3109588B2 (ja) オーバーサンプリング型クロックリカバリ回路
US6124762A (en) Over-sampling type clock recovery circuit with power consumption reduced
US6337650B1 (en) System and method for regenerating clock signal
JP3109587B2 (ja) オーバーサンプリング型クロックリカバリ回路
JP2012244537A (ja) データリカバリ方法およびデータリカバリ装置
US5463664A (en) DQPSK delay detection circuit that produces stable clock signal in response to both I and Q signals
JPH09224020A (ja) 入力位相差調整回路
JP3240954B2 (ja) 位相比較器
JP2730517B2 (ja) 高速データ受信回路
US6181757B1 (en) Retiming method and means
JPH06268700A (ja) タイミング再生回路
US20030190001A1 (en) Clock and data recovery circuit for return-to-zero data
JP2950351B2 (ja) パルス信号発生回路
JPH08237104A (ja) ビット位相検出回路およびビット位相同期回路
JPH0766843A (ja) 搬送波再生方式
JP2522398B2 (ja) 位相制御装置
JPS62110320A (ja) デジタルpll回路
JP3131172B2 (ja) ビット同期回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506