JPH09223343A - デジタル信号処理装置 - Google Patents
デジタル信号処理装置Info
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- JPH09223343A JPH09223343A JP8031904A JP3190496A JPH09223343A JP H09223343 A JPH09223343 A JP H09223343A JP 8031904 A JP8031904 A JP 8031904A JP 3190496 A JP3190496 A JP 3190496A JP H09223343 A JPH09223343 A JP H09223343A
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- digital
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- signal processing
- digital signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回路規模を大きくすることなく、デジタル信
号中に含まれる所定周波数成分を抽出することのできる
デジタル信号処理装置を提供すること。 【解決手段】 夫々が信号レベルを示す複数ビットのデ
ジタルデータ列を入力する入力手段と、その所定ビット
を抽出するビット抽出手段65,133と、抽出された
所定ビットのデータ列中の所定周波数成分を抽出する周
波数抽出手段62と、周波数抽出手段に比し動作周波数
が低く、抽出された所定周波数成分を検波する検波手段
63とを具備することにより、抽出された所定ビットの
データ列中の所定周波数成分を検出するので、回路構成
もしくはソフトウエア構成が大幅に簡略ができる。ま
た、分周回路99により検波手段の動作周波数をビット
抽出手段の動作周波数に比して遅く設定しているので、
検波手段の回路構成もしくはソフトウエア構成も小型化
できる。
号中に含まれる所定周波数成分を抽出することのできる
デジタル信号処理装置を提供すること。 【解決手段】 夫々が信号レベルを示す複数ビットのデ
ジタルデータ列を入力する入力手段と、その所定ビット
を抽出するビット抽出手段65,133と、抽出された
所定ビットのデータ列中の所定周波数成分を抽出する周
波数抽出手段62と、周波数抽出手段に比し動作周波数
が低く、抽出された所定周波数成分を検波する検波手段
63とを具備することにより、抽出された所定ビットの
データ列中の所定周波数成分を検出するので、回路構成
もしくはソフトウエア構成が大幅に簡略ができる。ま
た、分周回路99により検波手段の動作周波数をビット
抽出手段の動作周波数に比して遅く設定しているので、
検波手段の回路構成もしくはソフトウエア構成も小型化
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル信号処理装
置に関し、特に、デジタル信号中に含まれる所定周波数
成分を検出することのできるデジタル信号処理装置に関
するものである。
置に関し、特に、デジタル信号中に含まれる所定周波数
成分を検出することのできるデジタル信号処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置の応用例として、デジタル
VTRにおけるトラッキング制御技術が挙げられる。以
下、この種の技術について簡単に説明しておく。
VTRにおけるトラッキング制御技術が挙げられる。以
下、この種の技術について簡単に説明しておく。
【0003】近年、デジタルVTRの分野にあっては、
トラックに記録するデジタル信号に対して、トラッキン
グ制御用のパイロット信号成分を重畳するべくデジタル
変調を施す技術が提案されている。すなわち、記録する
デジタルデータに冗長ビットを設け、該冗長ビットを適
宜、1もしくは0に設定することで、所定周波数のパイ
ロット信号成分(例えばf1、f2)を重畳する。図1
8はデジタル信号に重畳されたパイロット信号を検出し
て、トラッキング制御を行うVTRの再生系回路の概略
構成を示すブロック図である。
トラックに記録するデジタル信号に対して、トラッキン
グ制御用のパイロット信号成分を重畳するべくデジタル
変調を施す技術が提案されている。すなわち、記録する
デジタルデータに冗長ビットを設け、該冗長ビットを適
宜、1もしくは0に設定することで、所定周波数のパイ
ロット信号成分(例えばf1、f2)を重畳する。図1
8はデジタル信号に重畳されたパイロット信号を検出し
て、トラッキング制御を行うVTRの再生系回路の概略
構成を示すブロック図である。
【0004】回転ヘッドドラム1には磁気テープ3が1
80°以上の角範囲に亙って巻装されており、互いに1
80°の位相差をもって回転する2つの回転ヘッドH
A、HBによって磁気テープ上に形成された多数のトラ
ックが順次再生されることになる。ヘッドHA、HBの
出力は再生アンプ5、7によって増幅され、スイッチ1
3に入力される。
80°以上の角範囲に亙って巻装されており、互いに1
80°の位相差をもって回転する2つの回転ヘッドH
A、HBによって磁気テープ上に形成された多数のトラ
ックが順次再生されることになる。ヘッドHA、HBの
出力は再生アンプ5、7によって増幅され、スイッチ1
3に入力される。
【0005】ドラム1の回転位相はPGヘッド9によっ
て検出され、検出された回転位相検出信号(PG)に応
じて、ヘッドスイッチング回路(HSW回路)11にて
ヘッドスイッチングパルス(HSW)が形成される。図
19は磁気テープ3上の記録パターンを示す図、図20
は図18各部の波形を示すタイミングチャートであり、
図20に示すようにHSW回路11から矩形波のHSW
が得られる。
て検出され、検出された回転位相検出信号(PG)に応
じて、ヘッドスイッチング回路(HSW回路)11にて
ヘッドスイッチングパルス(HSW)が形成される。図
19は磁気テープ3上の記録パターンを示す図、図20
は図18各部の波形を示すタイミングチャートであり、
図20に示すようにHSW回路11から矩形波のHSW
が得られる。
【0006】スイッチ13はHSWに応じて動作し、磁
気テープ3上をトレースしている側のヘッドの出力を後
段の回路に出力する。
気テープ3上をトレースしている側のヘッドの出力を後
段の回路に出力する。
【0007】ここで、スイッチ13から出力される信号
のエンベロープ波形は図20に示すごとくなるが、図示
の如きパイロット信号成分を含んでいる。図19におい
てf1、f2で示されるトラックは夫々所定周波数f
1、f2のパイロット信号成分が重畳されているという
意味であり、f0はいずれのパイロット信号f1、f2
も重畳されておらず、f1、f2成分が減衰されている
ことを示す。従って、スイッチ13から出力される信号
中に主に含まれるパイロット信号成分は図20に示すよ
うになる。
のエンベロープ波形は図20に示すごとくなるが、図示
の如きパイロット信号成分を含んでいる。図19におい
てf1、f2で示されるトラックは夫々所定周波数f
1、f2のパイロット信号成分が重畳されているという
意味であり、f0はいずれのパイロット信号f1、f2
も重畳されておらず、f1、f2成分が減衰されている
ことを示す。従って、スイッチ13から出力される信号
中に主に含まれるパイロット信号成分は図20に示すよ
うになる。
【0008】スイッチ13の出力は再生信号処理回路1
5に供給され、ここでもとのデジタル情報が検出され、
誤り訂正、テータの復号、等の処理が施され、元のデジ
タルビデオ信号を復元して、再生ビデオ信号を出力端子
17に出力する。
5に供給され、ここでもとのデジタル情報が検出され、
誤り訂正、テータの復号、等の処理が施され、元のデジ
タルビデオ信号を復元して、再生ビデオ信号を出力端子
17に出力する。
【0009】一方、スイッチ13の出力は帯域通過フィ
ルタ(BPF)21、23に入力され、前述のf1、f
2のパイロット信号成分が検出される。トラッキング制
御はf0で示されたトラックを再生している際に、再生
信号中にその両隣接トラックから漏れ込んだf1成分と
f2成分を比較し、これら各成分の比率が一定(通常
1:1)となる様に磁気テープ3の搬送量を制御するこ
とによって達成される。
ルタ(BPF)21、23に入力され、前述のf1、f
2のパイロット信号成分が検出される。トラッキング制
御はf0で示されたトラックを再生している際に、再生
信号中にその両隣接トラックから漏れ込んだf1成分と
f2成分を比較し、これら各成分の比率が一定(通常
1:1)となる様に磁気テープ3の搬送量を制御するこ
とによって達成される。
【0010】BPF21、23にて抽出されたf1、f
2成分は、夫々スイッチ25、27に入力される。ここ
で、f1、f2の量成分が重畳されたトラックのf0で
示されるトラックに対する向きは、2トラックごとに反
転するので、HSWを1/2分周期19にて分周した信
号によってスイッチ25、27を2トラック周期で切り
換えることで、検波回路29、31に夫々現在トレース
しているトラック(f0)に対して所定の向きのトラッ
クから漏れ込んだパイロット信号成分が供給される様に
している。1/2分周期19の出力も図20に示してい
る。
2成分は、夫々スイッチ25、27に入力される。ここ
で、f1、f2の量成分が重畳されたトラックのf0で
示されるトラックに対する向きは、2トラックごとに反
転するので、HSWを1/2分周期19にて分周した信
号によってスイッチ25、27を2トラック周期で切り
換えることで、検波回路29、31に夫々現在トレース
しているトラック(f0)に対して所定の向きのトラッ
クから漏れ込んだパイロット信号成分が供給される様に
している。1/2分周期19の出力も図20に示してい
る。
【0011】検波回路29、31においては入力された
信号を検波することで電圧の大きさに変え減算回路33
に供給する。減算回路33は両隣接トラックからの漏洩
量を比較し、トラッキング誤差信号としてスイッチ35
に入力する。スイッチ35の開閉タイミングは、図20
のHSWがハイレベルの時にはf0で示されるトラック
を再生中であるので、スイッチ35を開閉し、図12の
HSWがローレベルの時にはf1もしくはf2で示され
るトラックを再生中であるので、スイッチ35を解放し
て、その直前の電圧をホールドする。
信号を検波することで電圧の大きさに変え減算回路33
に供給する。減算回路33は両隣接トラックからの漏洩
量を比較し、トラッキング誤差信号としてスイッチ35
に入力する。スイッチ35の開閉タイミングは、図20
のHSWがハイレベルの時にはf0で示されるトラック
を再生中であるので、スイッチ35を開閉し、図12の
HSWがローレベルの時にはf1もしくはf2で示され
るトラックを再生中であるので、スイッチ35を解放し
て、その直前の電圧をホールドする。
【0012】このスイッチ35の出力はループフィルタ
37において平滑化され、トラッキングエラ信号として
加算回路39に入力される。キャプスタンモータ47に
は周波数発生器(以下FGヘッドと称する)45が取り
付けられており、キャプスタンモータ47の回転数に比
例した周波数のパルスを出力する。FGヘッド45の出
力する周波数信号(キャプスタンFG)は速度ループサ
ーボ回路41に入力され、キャプスタンの回転数を所望
の回転数にするための速度制限信号が形成される。
37において平滑化され、トラッキングエラ信号として
加算回路39に入力される。キャプスタンモータ47に
は周波数発生器(以下FGヘッドと称する)45が取り
付けられており、キャプスタンモータ47の回転数に比
例した周波数のパルスを出力する。FGヘッド45の出
力する周波数信号(キャプスタンFG)は速度ループサ
ーボ回路41に入力され、キャプスタンの回転数を所望
の回転数にするための速度制限信号が形成される。
【0013】加算回路39は上記トラッキングエラー信
号とこの速度制御信号を加算し、最終的なキャプスタン
モータの制御電圧としてモータドライバ43に印加され
る。このモータドライバ43によりキャプスタンモータ
47が駆動されることによって、磁気テープ3はその長
手方向に搬送され、各ヘッドHA、HBが磁気テープ3
上の各トラックを正しくトレースする様にされる。
号とこの速度制御信号を加算し、最終的なキャプスタン
モータの制御電圧としてモータドライバ43に印加され
る。このモータドライバ43によりキャプスタンモータ
47が駆動されることによって、磁気テープ3はその長
手方向に搬送され、各ヘッドHA、HBが磁気テープ3
上の各トラックを正しくトレースする様にされる。
【0014】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述の例では、トラッキング制御回路(ATF回路)がア
ナログ回路で構成されており、特にBPF21、23が
濾波帯域がかなり低くしかも狭帯域(数10kHz)の
帯域濾波器となってしまうので、回路構成が大型化して
いた。
述の例では、トラッキング制御回路(ATF回路)がア
ナログ回路で構成されており、特にBPF21、23が
濾波帯域がかなり低くしかも狭帯域(数10kHz)の
帯域濾波器となってしまうので、回路構成が大型化して
いた。
【0015】一方、上述のような、ATF回路をデジタ
ル回路にて構成することについて考察する。図21は、
n(n>1)ビットのデジタルデータから所定周波数成
分を抽出するための一般的な回路構成を示す図である。
図中、51は再生されたnビットのデジタルデータが入
力される端子、52は端子51から入力されたデジタル
信号中の所定周波数、例えばf1やf2成分を分離する
バンドパスフィルタ(BPF)、53はBPF52の出
力信号を検波する周知の検波回路であり、これらBPF
52及び検波回路53はデジタル回路により構成されて
いる。
ル回路にて構成することについて考察する。図21は、
n(n>1)ビットのデジタルデータから所定周波数成
分を抽出するための一般的な回路構成を示す図である。
図中、51は再生されたnビットのデジタルデータが入
力される端子、52は端子51から入力されたデジタル
信号中の所定周波数、例えばf1やf2成分を分離する
バンドパスフィルタ(BPF)、53はBPF52の出
力信号を検波する周知の検波回路であり、これらBPF
52及び検波回路53はデジタル回路により構成されて
いる。
【0016】また、54は上記BPF52や検波回路5
3を駆動するためのクロックを入力する端子、55は上
記nビットのデジタル信号を後段の再生信号処理回路に
出力するための端子である。ここで、デジタル信号のク
ロック周波数を例えば41.85MHzとすると、抽出
したいパイロット信号の周波数f1,f2とはかなり離
れた周波数となっており、BPF52がかなり狭帯域で
あることを考慮すると、デジタルフィルタのタップ数が
膨大なものとなってしまう。
3を駆動するためのクロックを入力する端子、55は上
記nビットのデジタル信号を後段の再生信号処理回路に
出力するための端子である。ここで、デジタル信号のク
ロック周波数を例えば41.85MHzとすると、抽出
したいパイロット信号の周波数f1,f2とはかなり離
れた周波数となっており、BPF52がかなり狭帯域で
あることを考慮すると、デジタルフィルタのタップ数が
膨大なものとなってしまう。
【0017】そこで、デジタルフィルタの前段におい
て、サブサンプリングを行うことにより、クロック周波
数を下げることも考えられるが、そのためにはサブサン
プリングを行う以前に、サブサンプリングによって発生
する折り返し雑音をカットするためのプレフィルタを用
意しなければならない。この場合には、このプレフィル
タそのもののタップ数がかなり大きくなってしまい、結
局回路規模が大きくなっていた。
て、サブサンプリングを行うことにより、クロック周波
数を下げることも考えられるが、そのためにはサブサン
プリングを行う以前に、サブサンプリングによって発生
する折り返し雑音をカットするためのプレフィルタを用
意しなければならない。この場合には、このプレフィル
タそのもののタップ数がかなり大きくなってしまい、結
局回路規模が大きくなっていた。
【0018】斯かる背景下において、本件発明は、回路
規模を大きくすることなく、デジタル信号中に含まれる
所定周波数成分を抽出することのできるデジタル信号処
理装置を提供することを目的としている。
規模を大きくすることなく、デジタル信号中に含まれる
所定周波数成分を抽出することのできるデジタル信号処
理装置を提供することを目的としている。
【0019】また、本件発明の他の目的は、回路規模を
大きくすることなく、所定周波数成分を確実に検出する
ことのできるデジタル信号処理装置を提供するところに
ある。
大きくすることなく、所定周波数成分を確実に検出する
ことのできるデジタル信号処理装置を提供するところに
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段及び作用】かかる目的下に
おいて、本願の請求項1に記載のデジタル信号処理装置
においては、夫々が信号レベルを示す複数ビットのデジ
タルデータ列を入力する入力手段と、前記複数ビット中
の所定ビットを抽出するビット抽出手段と、該抽出され
た所定ビットのデータ列中の前記所定周波数成分を抽出
する周波数抽出手段と、該周波数抽出手段に比し動作周
波数が低く、該抽出された所定周波数成分を検波する検
波手段とを具備している。
おいて、本願の請求項1に記載のデジタル信号処理装置
においては、夫々が信号レベルを示す複数ビットのデジ
タルデータ列を入力する入力手段と、前記複数ビット中
の所定ビットを抽出するビット抽出手段と、該抽出され
た所定ビットのデータ列中の前記所定周波数成分を抽出
する周波数抽出手段と、該周波数抽出手段に比し動作周
波数が低く、該抽出された所定周波数成分を検波する検
波手段とを具備している。
【0021】上述の如き構成によれば、複数ビットのデ
ジタルデータのうちの所定ビットを抽出し、この抽出さ
れた所定ビットのデータ列中の所定周波数成分を検出す
るので、回路構成もしくはソフトウエア構成が大幅に簡
略ができる。また、検波手段の動作周波数をビット抽出
手段の動作周波数に比して遅く設定しているので、検波
手段の回路構成もしくはソフトウエア構成も小型化でき
る。
ジタルデータのうちの所定ビットを抽出し、この抽出さ
れた所定ビットのデータ列中の所定周波数成分を検出す
るので、回路構成もしくはソフトウエア構成が大幅に簡
略ができる。また、検波手段の動作周波数をビット抽出
手段の動作周波数に比して遅く設定しているので、検波
手段の回路構成もしくはソフトウエア構成も小型化でき
る。
【0022】また、本願の請求項6に記載のデジタル信
号処理装置においては、夫々が信号レベルを示す複数ビ
ットのデジタルデータ列を入力する入力手段と、前記複
数ビット中の1ビットを選択的に出力する選択手段と、
該選択された1ビットデータ列中の前記所定周波数成分
を抽出する抽出手段と、該抽出された所定周波数成分を
検波する検波手段とを具備している。
号処理装置においては、夫々が信号レベルを示す複数ビ
ットのデジタルデータ列を入力する入力手段と、前記複
数ビット中の1ビットを選択的に出力する選択手段と、
該選択された1ビットデータ列中の前記所定周波数成分
を抽出する抽出手段と、該抽出された所定周波数成分を
検波する検波手段とを具備している。
【0023】更に、本願の請求項11に記載のデジタル
信号処理装置においては、夫々が信号レベルを示す複数
ビットのデジタルデータ列を入力する入力手段と、前記
複数ビットのデジタルデータの値を調整する調整手段
と、該調整手段の出力する複数ビットのデジタルデータ
中の1ビットを抽出する抽出手段と、該抽出された1ビ
ットデータ列中の前記所定周波数成分を抽出する抽出手
段と、該抽出された所定周波数成分を検波する検波手段
とを具備している。
信号処理装置においては、夫々が信号レベルを示す複数
ビットのデジタルデータ列を入力する入力手段と、前記
複数ビットのデジタルデータの値を調整する調整手段
と、該調整手段の出力する複数ビットのデジタルデータ
中の1ビットを抽出する抽出手段と、該抽出された1ビ
ットデータ列中の前記所定周波数成分を抽出する抽出手
段と、該抽出された所定周波数成分を検波する検波手段
とを具備している。
【0024】このような構成によれば、所定ビットを抽
出することによる上述の効果に加え、入力されるデジタ
ルデータ列の振幅の変動やレベルの変動があっても、確
実に所定周波数成分を検出できる。
出することによる上述の効果に加え、入力されるデジタ
ルデータ列の振幅の変動やレベルの変動があっても、確
実に所定周波数成分を検出できる。
【0025】更に、本願の請求項20に記載のデジタル
信号処理装置においては、夫々が信号レベルを示す複数
ビットのデジタルデータ列を入力する入力手段と、前記
複数ビットのデジタルデータを積分する積分手段と、該
積分手段の出力する複数ビットのデジタルデータ中の1
ビットを抽出する抽出手段と、該抽出された1ビットデ
ータ列中の前記所定周波数成分を抽出する抽出手段と、
該抽出された所定周波数成分を検波する検波手段とを具
備している。
信号処理装置においては、夫々が信号レベルを示す複数
ビットのデジタルデータ列を入力する入力手段と、前記
複数ビットのデジタルデータを積分する積分手段と、該
積分手段の出力する複数ビットのデジタルデータ中の1
ビットを抽出する抽出手段と、該抽出された1ビットデ
ータ列中の前記所定周波数成分を抽出する抽出手段と、
該抽出された所定周波数成分を検波する検波手段とを具
備している。
【0026】更に、本願の請求項26に記載のデジタル
信号処理装置においては、夫々が信号レベルを示す複数
ビットのデジタルデータ列を入力する入力手段と、該入
力手段の出力する複数ビットのデジタルデータ中の1ビ
ットを抽出する抽出手段と、該抽出された1ビットデー
タ列中の前記所定周波数成分を抽出する抽出手段と、該
抽出された所定周波数成分を検波する検波手段とを具備
し、前記複数ビットのデジタルデータを、パーシャルレ
スポンス(1,0,−1)の特性にて処理されたデータ
でとするものである。
信号処理装置においては、夫々が信号レベルを示す複数
ビットのデジタルデータ列を入力する入力手段と、該入
力手段の出力する複数ビットのデジタルデータ中の1ビ
ットを抽出する抽出手段と、該抽出された1ビットデー
タ列中の前記所定周波数成分を抽出する抽出手段と、該
抽出された所定周波数成分を検波する検波手段とを具備
し、前記複数ビットのデジタルデータを、パーシャルレ
スポンス(1,0,−1)の特性にて処理されたデータ
でとするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照して詳細に説明する。
図面を参照して詳細に説明する。
【0028】(第1実施例)図1は、本発明の第1の実
施例としてのデジタル信号処理回路の構成を示す図であ
り、信号線65に対しては一定の間隔でサンプリングさ
れた複数ビット(図の例では4ビット)のベースバンド
信号が入力されている。このうち、MSBから数えて2
ビット目の1ビットのみがBPF62に入力されてい
る。BPF62によって抽出された所定周波数の信号成
分、即ちデジタルVTRにおいてはパイロット信号成分
は、後段の検波回路63によって検波されることにな
る。
施例としてのデジタル信号処理回路の構成を示す図であ
り、信号線65に対しては一定の間隔でサンプリングさ
れた複数ビット(図の例では4ビット)のベースバンド
信号が入力されている。このうち、MSBから数えて2
ビット目の1ビットのみがBPF62に入力されてい
る。BPF62によって抽出された所定周波数の信号成
分、即ちデジタルVTRにおいてはパイロット信号成分
は、後段の検波回路63によって検波されることにな
る。
【0029】ここで、信号線64に対しては上記サンプ
リング周波数と同じ周波数を有するシステムクロックが
入力されており、BPF62と分周器68にそれぞれ供
給される。分周器68では上記システムクロックを予め
定められた分周比で分周し、周波数が低いシステムクロ
ックとして検波回路63に入力される。
リング周波数と同じ周波数を有するシステムクロックが
入力されており、BPF62と分周器68にそれぞれ供
給される。分周器68では上記システムクロックを予め
定められた分周比で分周し、周波数が低いシステムクロ
ックとして検波回路63に入力される。
【0030】ここで、上記パイロット信号が重畳されて
いるベースバンド信号と、そのサンプル点及び量子化の
様子を図2に示す。クロック71は図1の信号線64を
介して入力されるシステムクロックであり、その立ち上
がりに同期したタイミングで波形72にて示したベース
バンド信号をサンプリングし、量子化する。このサンプ
リング及び量子化を行う波形上のポイントを図2におい
ては黒点で示している。
いるベースバンド信号と、そのサンプル点及び量子化の
様子を図2に示す。クロック71は図1の信号線64を
介して入力されるシステムクロックであり、その立ち上
がりに同期したタイミングで波形72にて示したベース
バンド信号をサンプリングし、量子化する。このサンプ
リング及び量子化を行う波形上のポイントを図2におい
ては黒点で示している。
【0031】つまり、信号線65に導かれるのは、波形
72上の黒点の部分のデジタルデータである。点線73
もしくは点線74はベースバンド信号に重畳されている
パイロット信号によって生じるベースバンド信号のエン
ベロープの変化を示している。
72上の黒点の部分のデジタルデータである。点線73
もしくは点線74はベースバンド信号に重畳されている
パイロット信号によって生じるベースバンド信号のエン
ベロープの変化を示している。
【0032】図中、75にて示す数値は4ビットで表さ
れる量子化の最小レベル76から最大レベル77までの
上位2ビットを示している。ここで、各サンプリングポ
イントの上位2ビットの変化は図中数値列78に示すと
おりであり、また、各サンプリングポイントのMSBよ
り数えて2ビット目のデータは数値列79に示すとおり
である。ここで、図から明らかの如く、この2ビット目
のデータの変化はエンベロープの変化、即ちパイロット
信号を1ビットで表したものに他ならない。
れる量子化の最小レベル76から最大レベル77までの
上位2ビットを示している。ここで、各サンプリングポ
イントの上位2ビットの変化は図中数値列78に示すと
おりであり、また、各サンプリングポイントのMSBよ
り数えて2ビット目のデータは数値列79に示すとおり
である。ここで、図から明らかの如く、この2ビット目
のデータの変化はエンベロープの変化、即ちパイロット
信号を1ビットで表したものに他ならない。
【0033】従って、この2ビット目のデータ列のみを
検波回路63に入力すれは、パイロット信号成分が検出
できることになる。検波回路63は前述のように分周器
68からのより低い周波数のシステムクロックによって
動作する。ここで、この動作周波数とサンプリング周波
数の関係を図3を用いて説明する。
検波回路63に入力すれは、パイロット信号成分が検出
できることになる。検波回路63は前述のように分周器
68からのより低い周波数のシステムクロックによって
動作する。ここで、この動作周波数とサンプリング周波
数の関係を図3を用いて説明する。
【0034】図3において、81はBPF62に入力さ
れている1ビットの信号の周波数特性を示し、信号82
は入力されたベースバンド信号に重畳されているパイロ
ット信号成分を示している。点線83はサンプリング信
号の周波数を示し、破線84は外乱ノイズや量子化ノイ
ズなどの雑音成分を示している。85はBPF62から
出力された信号の周波数特性を示しており、例えば点線
86に示したような特性のBPFによって帯域制限が施
される。
れている1ビットの信号の周波数特性を示し、信号82
は入力されたベースバンド信号に重畳されているパイロ
ット信号成分を示している。点線83はサンプリング信
号の周波数を示し、破線84は外乱ノイズや量子化ノイ
ズなどの雑音成分を示している。85はBPF62から
出力された信号の周波数特性を示しており、例えば点線
86に示したような特性のBPFによって帯域制限が施
される。
【0035】検波回路63に入力された信号は前述のよ
うに、点線83にて示す周波数でサンプリングされたも
のであるが、この信号を、87の周波数特性図において
レートの低いサンプリング周波数、例えば点線88にて
示す周波数でリサンプリングしていることになる。ここ
で、点線83にて示した周波数をfs1、点線88にて
示した周波数をfs2とするとfs1:fs2が図1で
示した分周器69の分周比ということになる。
うに、点線83にて示す周波数でサンプリングされたも
のであるが、この信号を、87の周波数特性図において
レートの低いサンプリング周波数、例えば点線88にて
示す周波数でリサンプリングしていることになる。ここ
で、点線83にて示した周波数をfs1、点線88にて
示した周波数をfs2とするとfs1:fs2が図1で
示した分周器69の分周比ということになる。
【0036】上述の第1実施例の如く構成することによ
り、BPF62が1ビットのデータを取り扱うためにハ
ード規模が小さく、また、更に動作周波数の低い検波回
路63を用いているので、検波回路63の回路規模は従
来のものに比し大幅に削減できることになった。また、
本明細書においては説明の簡単のためデジタル回路を全
てハードウエアで表現しているが、これらは全てマイク
ロプロセッサによって実行されるソフトウエアプログラ
ムに置き換えることが可能であり、ソフトウエアプログ
ラムの場合には、そのプログラム量及び処理時間が従来
に比し大幅に低減できることになった。
り、BPF62が1ビットのデータを取り扱うためにハ
ード規模が小さく、また、更に動作周波数の低い検波回
路63を用いているので、検波回路63の回路規模は従
来のものに比し大幅に削減できることになった。また、
本明細書においては説明の簡単のためデジタル回路を全
てハードウエアで表現しているが、これらは全てマイク
ロプロセッサによって実行されるソフトウエアプログラ
ムに置き換えることが可能であり、ソフトウエアプログ
ラムの場合には、そのプログラム量及び処理時間が従来
に比し大幅に低減できることになった。
【0037】図4は上記第1の実施例のデジタル信号処
理装置を、デジタルVTRの再生系のトラッキング制御
部にに実際に適用した場合の構成を示すブロック図であ
り、磁気テープ100上の記録パターンについては図1
9と同様であるものとする。図19においてはテープ3
(100)が図中矢印91の方向に搬送され、回転ヘッ
ド101が図中矢印92の方向にテープ上を操作するも
のとする。
理装置を、デジタルVTRの再生系のトラッキング制御
部にに実際に適用した場合の構成を示すブロック図であ
り、磁気テープ100上の記録パターンについては図1
9と同様であるものとする。図19においてはテープ3
(100)が図中矢印91の方向に搬送され、回転ヘッ
ド101が図中矢印92の方向にテープ上を操作するも
のとする。
【0038】パイロット信号はf1、f2の2種類記録
されており、図示の如きf1もしくはf2が1トラック
おきに交互に記録される。図中f0で示すトラックはパ
イロット信号は記録されていないトラックを示してい
る。f1、f2を重畳する方法としては各トラックにデ
ジタルベースバンド記録される情報信号に対して、これ
とは独立に発生した信号成分を後に重畳する方法や、各
トラックにベースバンド記録される情報信号の符号列の
一定符号長毎に任意の符号を追加することよって、変調
信号のDSV(デジタルサムバリュー)を調整し、f1
やf2の周波数成分を発生させる方法などが知られてい
る。
されており、図示の如きf1もしくはf2が1トラック
おきに交互に記録される。図中f0で示すトラックはパ
イロット信号は記録されていないトラックを示してい
る。f1、f2を重畳する方法としては各トラックにデ
ジタルベースバンド記録される情報信号に対して、これ
とは独立に発生した信号成分を後に重畳する方法や、各
トラックにベースバンド記録される情報信号の符号列の
一定符号長毎に任意の符号を追加することよって、変調
信号のDSV(デジタルサムバリュー)を調整し、f1
やf2の周波数成分を発生させる方法などが知られてい
る。
【0039】以下、再生時の動作について説明する。図
示の如くヘッド101がf0で示されるパイロット信号
の多重されていないトラックを走査している期間におい
て、再生ヘッド101から出力される信号成分のうち、
f1の信号のクロストーク成分とf2の信号のクロスト
ーク成分が同じ出力レベルになるようにサーボ回路10
7が動作する。
示の如くヘッド101がf0で示されるパイロット信号
の多重されていないトラックを走査している期間におい
て、再生ヘッド101から出力される信号成分のうち、
f1の信号のクロストーク成分とf2の信号のクロスト
ーク成分が同じ出力レベルになるようにサーボ回路10
7が動作する。
【0040】テープ100から再生ヘッド101によっ
て再生された信号は、ヘッドアンプ102、イコライザ
103及び自動利得制御(AGC)回路98を介して、
A/D変換器96に入力され、複数ビットのデジタル信
号に変換される。A/D変換器96の出力は、ビットス
トリームデータとしてビデオ信号などの情報を得るた
め、ビタビ復号器106に入力され、図示しない誤り訂
正回路などを介して下の情報が復元されることになる。
て再生された信号は、ヘッドアンプ102、イコライザ
103及び自動利得制御(AGC)回路98を介して、
A/D変換器96に入力され、複数ビットのデジタル信
号に変換される。A/D変換器96の出力は、ビットス
トリームデータとしてビデオ信号などの情報を得るた
め、ビタビ復号器106に入力され、図示しない誤り訂
正回路などを介して下の情報が復元されることになる。
【0041】A/D変換器96の出力する4ビットの信
号のうち、MSBから2ビットメモデータがBPF92
とBPF104に供給される。BPF92は前述したパ
イロット信号f1を含む帯域を分離し、BPF104は
同じくパイロット信号f2を含む帯域を分離するように
構成されている。これらのBPF92,104の出力は
それぞれ検波回路93,105に入力され、検波回路9
3,105はそれぞれBPF92,104において分離
された信号に含まれるパイロット信号f1,f2を検波
し、その検波出力を後段のサーボ回路107に入力す
る。
号のうち、MSBから2ビットメモデータがBPF92
とBPF104に供給される。BPF92は前述したパ
イロット信号f1を含む帯域を分離し、BPF104は
同じくパイロット信号f2を含む帯域を分離するように
構成されている。これらのBPF92,104の出力は
それぞれ検波回路93,105に入力され、検波回路9
3,105はそれぞれBPF92,104において分離
された信号に含まれるパイロット信号f1,f2を検波
し、その検波出力を後段のサーボ回路107に入力す
る。
【0042】サーボ回路107は、クロストーク成分と
して検波回路93,105から出力されたパイロット信
号成分f1,f2のレベルが同じになるように、ドラム
モータ110及びキャプスタンモータ111を制御す
る。ドラムモータ110及びキャプスタンモータ111
は、それぞれの回転周期に比例した周波数を有するドラ
ムFG、キャプスタンFGを用いてサーボ回路106に
てによりフィードバック制御が施される。再生ヘッド1
01がドラムモータ110により駆動される回転ドラム
上に載置されているのはいうまでもない。
して検波回路93,105から出力されたパイロット信
号成分f1,f2のレベルが同じになるように、ドラム
モータ110及びキャプスタンモータ111を制御す
る。ドラムモータ110及びキャプスタンモータ111
は、それぞれの回転周期に比例した周波数を有するドラ
ムFG、キャプスタンFGを用いてサーボ回路106に
てによりフィードバック制御が施される。再生ヘッド1
01がドラムモータ110により駆動される回転ドラム
上に載置されているのはいうまでもない。
【0043】上述の如く構成することにより、デジタル
VTRの再生ベースバンド信号から再生情報を得るため
に用いられるA/D変換器の出力のうち、MSBから2
ビット目のみを用いることによってデジタルVTRにお
けるトラッキング制御を実現することができる。従っ
て、VTR全体としてもその回路構成が小規模となる。
特に、検波回路93、105は再生信号からPLL回路
97によって形成されたシステムクロックを、分周回路
99にて分周した比較的周波数の低いクロックを用いた
動作する回路であるので、従来のものに比して大幅に回
路規模が小さくなっている。
VTRの再生ベースバンド信号から再生情報を得るため
に用いられるA/D変換器の出力のうち、MSBから2
ビット目のみを用いることによってデジタルVTRにお
けるトラッキング制御を実現することができる。従っ
て、VTR全体としてもその回路構成が小規模となる。
特に、検波回路93、105は再生信号からPLL回路
97によって形成されたシステムクロックを、分周回路
99にて分周した比較的周波数の低いクロックを用いた
動作する回路であるので、従来のものに比して大幅に回
路規模が小さくなっている。
【0044】次に、図1のデジタル信号処理装置をデジ
タルディスク記録再生装置に適用した例を図5のブロッ
ク図を用いて説明する。図5において、図4と同様の構
成要件については同一の番号を付し、詳細な説明は省略
する。
タルディスク記録再生装置に適用した例を図5のブロッ
ク図を用いて説明する。図5において、図4と同様の構
成要件については同一の番号を付し、詳細な説明は省略
する。
【0045】図5において、再生時デジタルディスク媒
体120から光りピックアップ121を通して再生され
た信号はアンプ102を介して、後段の回路に供給さ
れ、図4の例と同様にA/D変換器96の出力する4ビ
ットデータ中のMSBから数えて2ビット目がBPF1
22,124に供給されることになる。ここで、BPF
122,124はデジタルVTR特有のf1,f2に対
して、デジタルディスク記録再生装置において情報信号
に重畳されるパイロット信号周波数を分離することにな
り、これらの出力は検波回路123,125により検波
される。この検波時の動作周波数は分周器99によって
低下せしめられていおり、本実施例の回路規模の低減に
寄与している。
体120から光りピックアップ121を通して再生され
た信号はアンプ102を介して、後段の回路に供給さ
れ、図4の例と同様にA/D変換器96の出力する4ビ
ットデータ中のMSBから数えて2ビット目がBPF1
22,124に供給されることになる。ここで、BPF
122,124はデジタルVTR特有のf1,f2に対
して、デジタルディスク記録再生装置において情報信号
に重畳されるパイロット信号周波数を分離することにな
り、これらの出力は検波回路123,125により検波
される。この検波時の動作周波数は分周器99によって
低下せしめられていおり、本実施例の回路規模の低減に
寄与している。
【0046】(第2実施例)図6は、本発明の第2の実
施例としてのデジタル信号処理回路の構成を示す図であ
り、図中、図1もしくは図4と同様の構成要件について
は同一番号を付し、説明を省略する。本実施例において
特徴的な構成要件は、ビット選択回路133及び検波回
路136であり、以下これらの回路を中心に動作の説明
をする。
施例としてのデジタル信号処理回路の構成を示す図であ
り、図中、図1もしくは図4と同様の構成要件について
は同一番号を付し、説明を省略する。本実施例において
特徴的な構成要件は、ビット選択回路133及び検波回
路136であり、以下これらの回路を中心に動作の説明
をする。
【0047】A/D変換器96の出力する4ビットのデ
ジタル信号は選択回路133に入力され、ここで選択さ
れた上記4ビット中の1ビットが後段のBPF62に入
力されることになる。一方、端子131から入力された
ベースバンド信号は検波回路136にも入力され、ここ
で入力されたベースバンド信号そのものの振幅値が得ら
れる。ビット選択回路133はこの検波回路136から
出力される振幅値に応じて4ビット中の1ビットを選択
する。
ジタル信号は選択回路133に入力され、ここで選択さ
れた上記4ビット中の1ビットが後段のBPF62に入
力されることになる。一方、端子131から入力された
ベースバンド信号は検波回路136にも入力され、ここ
で入力されたベースバンド信号そのものの振幅値が得ら
れる。ビット選択回路133はこの検波回路136から
出力される振幅値に応じて4ビット中の1ビットを選択
する。
【0048】ここで、パイロット信号が重畳されている
ベースバンド信号とそのサンプル点および該ベースバン
ド信号の振幅とビット選択回路133で選択するビット
の関係を図7に示す。図7において、クロック209は
図6のA/D変換器96を動作させるためのシステムク
ロックであり、図1における信号線64上のクロックに
対応する。A/D変換器96ではこのシステムクロック
の立ち上がりに同期してベースバンド信号をサンプリン
グし、量子化する。このサンプリング点は図7において
黒点で示している。
ベースバンド信号とそのサンプル点および該ベースバン
ド信号の振幅とビット選択回路133で選択するビット
の関係を図7に示す。図7において、クロック209は
図6のA/D変換器96を動作させるためのシステムク
ロックであり、図1における信号線64上のクロックに
対応する。A/D変換器96ではこのシステムクロック
の立ち上がりに同期してベースバンド信号をサンプリン
グし、量子化する。このサンプリング点は図7において
黒点で示している。
【0049】図7において実線202もしくは実線20
3はベースバンド信号に重畳されているパイロット信号
によって生じるエンベロープの変化を示し、数値210
は図6におけるA/D変換器96が最小レベル204か
ら最大レベル205までを4ビットで量子化した場合の
各ビットのデータを示している。また、振幅206はベ
ースバンド信号の平均的な振幅を示し、この値は検波回
路136から出力される。
3はベースバンド信号に重畳されているパイロット信号
によって生じるエンベロープの変化を示し、数値210
は図6におけるA/D変換器96が最小レベル204か
ら最大レベル205までを4ビットで量子化した場合の
各ビットのデータを示している。また、振幅206はベ
ースバンド信号の平均的な振幅を示し、この値は検波回
路136から出力される。
【0050】ここで、入力されたベースバンド信号20
1の振幅が図7に示すような状態であったとしたときに
は、エンベロープ202,203はそれぞれ点線20
7,208を中心に変化している。そして、この点線2
07,208は上述した4ビットの数値のMSBから数
えて2ビット目の変化に対応している。この数値の変化
はエンベロープの変化、即ちパイロット信号の変化その
ものである。
1の振幅が図7に示すような状態であったとしたときに
は、エンベロープ202,203はそれぞれ点線20
7,208を中心に変化している。そして、この点線2
07,208は上述した4ビットの数値のMSBから数
えて2ビット目の変化に対応している。この数値の変化
はエンベロープの変化、即ちパイロット信号の変化その
ものである。
【0051】図8は図6におけるビット選択回路のより
詳細な回路構成を示す図である。図中、141は図6の
検波回路136の出力が入力される端子であり、この端
子141からの信号はウィンドコンパレータ142,1
43,144,145にそれぞれ入力される。ウインド
コンパレータ142,143,144,145は検波回
路136出力振幅値が図7における振幅214,20
6,213,212に対応する振幅値の前後の値である
か否かを検出する。即ち、4ビットで表される16レベ
ルを仮定した場合、コンパレータ142は振幅レベルが
12乃至16の場合にハイレベル(H)の出力を出し、
コンパレータ143は振幅レベルが7乃至11の場合に
ハイレベル(H)の出力を出し、コンパレータ144は
振幅レベルが3乃至6の場合にハイレベル(H)の出力
を出し、コンパレータ145は振幅レベルが0乃至2の
場合にハイレベル(H)の出力を出すように、入力振幅
値が設定されている。
詳細な回路構成を示す図である。図中、141は図6の
検波回路136の出力が入力される端子であり、この端
子141からの信号はウィンドコンパレータ142,1
43,144,145にそれぞれ入力される。ウインド
コンパレータ142,143,144,145は検波回
路136出力振幅値が図7における振幅214,20
6,213,212に対応する振幅値の前後の値である
か否かを検出する。即ち、4ビットで表される16レベ
ルを仮定した場合、コンパレータ142は振幅レベルが
12乃至16の場合にハイレベル(H)の出力を出し、
コンパレータ143は振幅レベルが7乃至11の場合に
ハイレベル(H)の出力を出し、コンパレータ144は
振幅レベルが3乃至6の場合にハイレベル(H)の出力
を出し、コンパレータ145は振幅レベルが0乃至2の
場合にハイレベル(H)の出力を出すように、入力振幅
値が設定されている。
【0052】コンパレータ142,143,144,1
45の出力する2値信号はそれぞれスイッチ146,1
47,148,149にそれぞれ供給され、スイッチ1
46,147,148,149はそれぞれコンパレータ
142,143,144,145の出力がハイレベル
(H)の時に閉成する。これによって、パイロット信号
の変化をよりよく表す1ビットのデータが、A/D変換
器96の出力する4ビット中から選択され、BPF62
に供給されることになる。設定されている振幅値と検波
回路136の出力する振幅値とを比較し、その比較結果
をハイレベル(H)もしくはローレベル(L)の2値デ
ータとして出力する。
45の出力する2値信号はそれぞれスイッチ146,1
47,148,149にそれぞれ供給され、スイッチ1
46,147,148,149はそれぞれコンパレータ
142,143,144,145の出力がハイレベル
(H)の時に閉成する。これによって、パイロット信号
の変化をよりよく表す1ビットのデータが、A/D変換
器96の出力する4ビット中から選択され、BPF62
に供給されることになる。設定されている振幅値と検波
回路136の出力する振幅値とを比較し、その比較結果
をハイレベル(H)もしくはローレベル(L)の2値デ
ータとして出力する。
【0053】尚、この第2の実施例において、図9に示
すように検波回路137はA/D変換回路96の出力す
る4ビットのデジタル信号を用いて振幅値を検出する構
成とすることもできる。ところで、図7において示した
サンプリングクロック(システムクロック)209の周
波数に対して実線202もしくは203で示したパイロ
ット信号の周波数が充分に低ければ数値列211はパイ
ロット信号をサンプリングクロック209にてオーバー
サンプリングしたことと等価であり、図6に示したBP
F62で帯域制限を施すことによって充分なS/Nを確
保することができる。
すように検波回路137はA/D変換回路96の出力す
る4ビットのデジタル信号を用いて振幅値を検出する構
成とすることもできる。ところで、図7において示した
サンプリングクロック(システムクロック)209の周
波数に対して実線202もしくは203で示したパイロ
ット信号の周波数が充分に低ければ数値列211はパイ
ロット信号をサンプリングクロック209にてオーバー
サンプリングしたことと等価であり、図6に示したBP
F62で帯域制限を施すことによって充分なS/Nを確
保することができる。
【0054】上述の第2実施例の構成によれば、回路規
模を小さくすると共に、再生レベルのばらつきなどに影
響されることなく、ベースバンド信号に重畳されたパイ
ロット信号を常に確実に分離、検出できる。
模を小さくすると共に、再生レベルのばらつきなどに影
響されることなく、ベースバンド信号に重畳されたパイ
ロット信号を常に確実に分離、検出できる。
【0055】(第3の実施例)図10は、以下に説明す
る第3の実施例の原理を説明するための図である。この
第3の実施例は検出されたベースバンド信号の振幅に応
じた値、例えば1/2の値をベースバンド信号から減算
もしくは加算することでベースバンド信号の重畳された
信号を抽出せんとするものである。
る第3の実施例の原理を説明するための図である。この
第3の実施例は検出されたベースバンド信号の振幅に応
じた値、例えば1/2の値をベースバンド信号から減算
もしくは加算することでベースバンド信号の重畳された
信号を抽出せんとするものである。
【0056】図10において301は入力されたベース
バンド信号であり、これにパイロット信号が重畳されて
実線302,303に示すようにそのエンベロープが変
化する。ここで、ベースバンド信号301の振幅の1/
2の値304を黒点で示した各サンプル点のレベルに加
算もしくは減算する。例えば、図中サンプル点305,
306については上記値を減算し、サンプル点307に
ついては上記値を加算する。すると、各サンプリング点
の値は点線308に示すような信号となり、この点線は
パイロット信号成分に他ならないことになる。
バンド信号であり、これにパイロット信号が重畳されて
実線302,303に示すようにそのエンベロープが変
化する。ここで、ベースバンド信号301の振幅の1/
2の値304を黒点で示した各サンプル点のレベルに加
算もしくは減算する。例えば、図中サンプル点305,
306については上記値を減算し、サンプル点307に
ついては上記値を加算する。すると、各サンプリング点
の値は点線308に示すような信号となり、この点線は
パイロット信号成分に他ならないことになる。
【0057】この原理に基づいて構成された本発明の第
3の実施例としてのデジタル信号処理装置の構成を図1
1に示す。尚、図11においても図1、図4もしくは図
6と同様の構成要件については同一番号を付加してあ
る。
3の実施例としてのデジタル信号処理装置の構成を図1
1に示す。尚、図11においても図1、図4もしくは図
6と同様の構成要件については同一番号を付加してあ
る。
【0058】端子131に入力されたベースバンド信号
はA/D変換回路96で4ビットのデジタル信号に変換
されて、加算器153及び減算器157に入力される。
一方、ベースバンド信号は検波回路156にも入力さ
れ、その振幅値が検出される。検出された振幅値はアッ
テネータ150に入力され、その振幅値が1/2にされ
て、A/D変換器158に入力される。ここで、1/2
となった振幅値はデジタル化され上述に加算器153及
び減算器157に入力される。
はA/D変換回路96で4ビットのデジタル信号に変換
されて、加算器153及び減算器157に入力される。
一方、ベースバンド信号は検波回路156にも入力さ
れ、その振幅値が検出される。検出された振幅値はアッ
テネータ150に入力され、その振幅値が1/2にされ
て、A/D変換器158に入力される。ここで、1/2
となった振幅値はデジタル化され上述に加算器153及
び減算器157に入力される。
【0059】更に、入力ベースバンド信号はコンパレー
タ159にも入力されており、各サンプリング点が図1
における点線309に対して大きな値か小さな値かを検
出する。ここで、各サンプリング点が点線309に対し
て大きな値であると判断された場合には、スイッチ15
1は減算器157のMSB(最上位ビット)を出力し、
各サンプリング点が点線309に対して小さな値である
と判断された場合には、スイッチ151は加算器53の
MSBを出力するよう、コンパレータ159の出力でス
イッチ151を制御する。
タ159にも入力されており、各サンプリング点が図1
における点線309に対して大きな値か小さな値かを検
出する。ここで、各サンプリング点が点線309に対し
て大きな値であると判断された場合には、スイッチ15
1は減算器157のMSB(最上位ビット)を出力し、
各サンプリング点が点線309に対して小さな値である
と判断された場合には、スイッチ151は加算器53の
MSBを出力するよう、コンパレータ159の出力でス
イッチ151を制御する。
【0060】ここで、このスイッチ151からの1ビッ
ト出力は先の実施例の1ビット出力と同様にベースバン
ド信号に重畳されているパイロット信号の変化そのもの
を示すことになり、BPF62に入力される。以後の動
作は先の第1及び第2実施例と同様である。
ト出力は先の実施例の1ビット出力と同様にベースバン
ド信号に重畳されているパイロット信号の変化そのもの
を示すことになり、BPF62に入力される。以後の動
作は先の第1及び第2実施例と同様である。
【0061】尚、この第3の実施例においても、図12
に示すように検波回路156a及びコンパレータ159
aはA/D変換回路96の出力する4ビットのデジタル
信号を用いる構成とすることもできる。この場合、検波
回路156aの出力は1ビットシフタ等で構成されるデ
ジタルアッテネータ150aに供給され、図11のA/
D変換回路158が不要になるのは当然のことである。
に示すように検波回路156a及びコンパレータ159
aはA/D変換回路96の出力する4ビットのデジタル
信号を用いる構成とすることもできる。この場合、検波
回路156aの出力は1ビットシフタ等で構成されるデ
ジタルアッテネータ150aに供給され、図11のA/
D変換回路158が不要になるのは当然のことである。
【0062】上述の第3実施例の構成によれば、回路規
模を小さくすると共に、上記第2の実施例と同様に再生
レベルのばらつきなどに影響されることなく、ベースバ
ンド信号に重畳されたパイロット信号を常に確実に分
離、検出できる。
模を小さくすると共に、上記第2の実施例と同様に再生
レベルのばらつきなどに影響されることなく、ベースバ
ンド信号に重畳されたパイロット信号を常に確実に分
離、検出できる。
【0063】(第4の実施例)図13は、本発明の第4
の実施例としてのデジタル信号処理回路の構成を示す図
であり、図中、図1もしくは図4と同様の構成要件につ
いては同一番号を付し、説明を省略する。
の実施例としてのデジタル信号処理回路の構成を示す図
であり、図中、図1もしくは図4と同様の構成要件につ
いては同一番号を付し、説明を省略する。
【0064】図13において、161はパイロット信号
が重畳された再生ベースバンド信号が入力されており、
この再生ベースバンド信号は等価回路162において位
相補償が行われ、更にA/D変換器96によって4ビッ
トのデジタル信号に変換される。この4ビットのデジタ
ル信号は積分回路164に入力され、高域成分が抑圧さ
れる。
が重畳された再生ベースバンド信号が入力されており、
この再生ベースバンド信号は等価回路162において位
相補償が行われ、更にA/D変換器96によって4ビッ
トのデジタル信号に変換される。この4ビットのデジタ
ル信号は積分回路164に入力され、高域成分が抑圧さ
れる。
【0065】図中点線165にて囲んだ部分は公知のパ
ーシャルレスポンス(PR){1,0,−1}方式によ
る(1−D2)の特性、即ち(1−D)*(1+D)の
特性特性を、等価回路162の特性(1−D)と積分回
路164の特性(1+D)とで実現している。ここで、
PR{1,0,−1}方式による特性の付与は、デジタ
ルVTR等のデジタル磁気記録再生装置における復号時
に用いられる周知の処理であり、このような処理を行う
ことにより図14に実線で示される再生波形302の様
に1,0,−1の3の値をとりうる3値の信号が得られ
ることになる。
ーシャルレスポンス(PR){1,0,−1}方式によ
る(1−D2)の特性、即ち(1−D)*(1+D)の
特性特性を、等価回路162の特性(1−D)と積分回
路164の特性(1+D)とで実現している。ここで、
PR{1,0,−1}方式による特性の付与は、デジタ
ルVTR等のデジタル磁気記録再生装置における復号時
に用いられる周知の処理であり、このような処理を行う
ことにより図14に実線で示される再生波形302の様
に1,0,−1の3の値をとりうる3値の信号が得られ
ることになる。
【0066】このように、積分回路164を介して高域
のノイズが除去された4ビットのデジタル信号は上述の
ように3つの値をとる信号となり、この4ビットのデー
タのうちMSBから数えて3ビット目のデータが、後段
のBPF62に入力されることになる。端子169には
サンプリング周波数と同じ周波数のシステムクロックが
入力されており、A/D変換器96、BPF62更には
検波回路63に入力されており、これらの回路の動作タ
イミングを決定している。
のノイズが除去された4ビットのデジタル信号は上述の
ように3つの値をとる信号となり、この4ビットのデー
タのうちMSBから数えて3ビット目のデータが、後段
のBPF62に入力されることになる。端子169には
サンプリング周波数と同じ周波数のシステムクロックが
入力されており、A/D変換器96、BPF62更には
検波回路63に入力されており、これらの回路の動作タ
イミングを決定している。
【0067】次に、図14を参照して、各サンプル点の
データの状態について説明する。実線302にて示すの
は上述の如くPR{1,0,−1}方式による特性の付
与されたしたベースバンド信号であり、この信号は図中
301に示すシステムクロックの立ち上がりに同期して
よりサンプリングされることになる。ここで、点線30
3,304,305は上述のベースバンド信号に含まれ
ていた低周波成分、即ちパイロット信号成分を示してい
る。図中の数値308は4ビットで示される量子化の最
小レベル306から最大レベル307までの信号の3ビ
ット目のデータを示している。この数値308から明ら
かなように上述のように処理された信号についてはパイ
ロット信号を1ビットで示したものに他ならない。
データの状態について説明する。実線302にて示すの
は上述の如くPR{1,0,−1}方式による特性の付
与されたしたベースバンド信号であり、この信号は図中
301に示すシステムクロックの立ち上がりに同期して
よりサンプリングされることになる。ここで、点線30
3,304,305は上述のベースバンド信号に含まれ
ていた低周波成分、即ちパイロット信号成分を示してい
る。図中の数値308は4ビットで示される量子化の最
小レベル306から最大レベル307までの信号の3ビ
ット目のデータを示している。この数値308から明ら
かなように上述のように処理された信号についてはパイ
ロット信号を1ビットで示したものに他ならない。
【0068】ここで、サンプリング周波数に比してパイ
ロット信号の周波数が充分に低い場合にあっては、数値
列308はパイロット信号をサンプリングクロック30
1によってオーバーサンプリングしたことと等価である
ので、図13のBPF62によって帯域制限を施すこと
により、充分なS/Nを確保することが可能である。検
波回路63については図1の実施例のものと同様のもの
を用いることができるが、一般的な整流検波や2乗検波
などの回路で構成することも可能である。
ロット信号の周波数が充分に低い場合にあっては、数値
列308はパイロット信号をサンプリングクロック30
1によってオーバーサンプリングしたことと等価である
ので、図13のBPF62によって帯域制限を施すこと
により、充分なS/Nを確保することが可能である。検
波回路63については図1の実施例のものと同様のもの
を用いることができるが、一般的な整流検波や2乗検波
などの回路で構成することも可能である。
【0069】上述の如き構成のデジタル信号処理回路に
おいては、積分回路164の存在により高周波のノイズ
成分による悪影響を除去できると共に、図13に示すよ
うに複数ビットの入力信号のうちの1ビットのみを用い
て入力信号に重畳されているパイロット信号を検出でき
るので、回路規模は小さなものになる。
おいては、積分回路164の存在により高周波のノイズ
成分による悪影響を除去できると共に、図13に示すよ
うに複数ビットの入力信号のうちの1ビットのみを用い
て入力信号に重畳されているパイロット信号を検出でき
るので、回路規模は小さなものになる。
【0070】図15は図13のデジタル信号処理回路の
変形例を示すブロック図であって、端子161に入力さ
れたベースバンド信号がPLL回路97に入力され、該
PLL回路97はベースバンド信号の最大反転クロック
に位相ロックしたサンプリングクロックを発生し、A/
D変換器96、積分回路164、BPF62及び検波回
路63にそれぞれ供給し、これらの回路を動作させる。
他の構成については、図3の回路と同様である。
変形例を示すブロック図であって、端子161に入力さ
れたベースバンド信号がPLL回路97に入力され、該
PLL回路97はベースバンド信号の最大反転クロック
に位相ロックしたサンプリングクロックを発生し、A/
D変換器96、積分回路164、BPF62及び検波回
路63にそれぞれ供給し、これらの回路を動作させる。
他の構成については、図3の回路と同様である。
【0071】このように構成することによって、本例の
回路においてはベースバンド信号と共にクロック信号が
伝送されてこなくとも、図14の波形302に対してサ
ンプリングや検波などの処理が確実に同期して行える。
回路においてはベースバンド信号と共にクロック信号が
伝送されてこなくとも、図14の波形302に対してサ
ンプリングや検波などの処理が確実に同期して行える。
【0072】図16は13のデジタル信号処理回路の更
に変形例を示すブロック図であって、等価回路162に
おいて位相補償されたベースバンド信号は、自動利得制
御(AGC)回路171に入力され、該AGC回路17
1はベースバンド信号の振幅が予め定められた一定振幅
になるよう調整する。図17はこのAGC回路の設定を
説明するための図であり、図中501は図16における
端子161から入力されたベースバンド信号のエンベロ
ープを示し、図示の如くベースバンド信号に重畳されて
いるパイロット信号に応じて変化している。また、50
2に示すテーブルはA/D変換器96から出力される4
ビットのデジタル信号のうち上位3ビットをそのスレッ
ショルド値と共に示す図であり、501,504にて示
されるベースバンド信号のエンベロープに対する相対的
な値を示している。
に変形例を示すブロック図であって、等価回路162に
おいて位相補償されたベースバンド信号は、自動利得制
御(AGC)回路171に入力され、該AGC回路17
1はベースバンド信号の振幅が予め定められた一定振幅
になるよう調整する。図17はこのAGC回路の設定を
説明するための図であり、図中501は図16における
端子161から入力されたベースバンド信号のエンベロ
ープを示し、図示の如くベースバンド信号に重畳されて
いるパイロット信号に応じて変化している。また、50
2に示すテーブルはA/D変換器96から出力される4
ビットのデジタル信号のうち上位3ビットをそのスレッ
ショルド値と共に示す図であり、501,504にて示
されるベースバンド信号のエンベロープに対する相対的
な値を示している。
【0073】ここで、点線501にて示すようなエンベ
ロープを有するベースバンド信号をそのまま量子化した
としてもこのエンベロープがMSBから数えて第2番目
のビットや第3番目のビットのスレッショルドレベルの
近傍で変化するわけではないので、これらの各ビットは
パイロット信号の周期に応じては変化しない。
ロープを有するベースバンド信号をそのまま量子化した
としてもこのエンベロープがMSBから数えて第2番目
のビットや第3番目のビットのスレッショルドレベルの
近傍で変化するわけではないので、これらの各ビットは
パイロット信号の周期に応じては変化しない。
【0074】そこで、等価回路162の出力する位相補
償されたベースバンド信号の振幅をAGC回路171に
よって調整することにより、その出力のエンベロープレ
ベルを図17の504に示すように調整する。これに伴
って、図中、実線504に示されるように、エンベロー
プの値が上記スレッショルドレベルの前後で変化するよ
うにする。従って、MSBから数えて3番目のデジタル
データを積分回路164の出力から抽出することによ
り、振動の変動する再生ベースバンド信号に重畳されて
いるパイロット信号をより確実に検出できるようになっ
た。
償されたベースバンド信号の振幅をAGC回路171に
よって調整することにより、その出力のエンベロープレ
ベルを図17の504に示すように調整する。これに伴
って、図中、実線504に示されるように、エンベロー
プの値が上記スレッショルドレベルの前後で変化するよ
うにする。従って、MSBから数えて3番目のデジタル
データを積分回路164の出力から抽出することによ
り、振動の変動する再生ベースバンド信号に重畳されて
いるパイロット信号をより確実に検出できるようになっ
た。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1に
記載のデジタル信号処理装置によれば、複数ビットのデ
ジタルデータのうちの所定ビットを抽出し、この抽出さ
れた所定ビットのデータ列中の所定周波数成分を検出す
るので、回路構成もしくはソフトウエア構成が大幅に簡
略ができる。また、検波手段の動作周波数をビット抽出
手段の動作周波数に比して遅く設定しているので、検波
手段の回路構成もしくはソフトウエア構成も小型化でき
る。
記載のデジタル信号処理装置によれば、複数ビットのデ
ジタルデータのうちの所定ビットを抽出し、この抽出さ
れた所定ビットのデータ列中の所定周波数成分を検出す
るので、回路構成もしくはソフトウエア構成が大幅に簡
略ができる。また、検波手段の動作周波数をビット抽出
手段の動作周波数に比して遅く設定しているので、検波
手段の回路構成もしくはソフトウエア構成も小型化でき
る。
【0076】また、本願の請求項6もしくは請求項11
に記載のデジタル信号処理装置によれば、所定ビットを
抽出することによる上述の効果に加え、入力されるデジ
タルデータ列の振幅の変動やレベルの変動があっても、
確実に所定周波数成分を検出できる。
に記載のデジタル信号処理装置によれば、所定ビットを
抽出することによる上述の効果に加え、入力されるデジ
タルデータ列の振幅の変動やレベルの変動があっても、
確実に所定周波数成分を検出できる。
【図1】本発明の第1の実施例としてのデジタル信号処
理回路の構成を示す図である。
理回路の構成を示す図である。
【図2】図1の装置において入力されるベースバンド信
号に対するサンプルリング及び量子化の様子を説明する
ための波形図である。
号に対するサンプルリング及び量子化の様子を説明する
ための波形図である。
【図3】図1における検波回路の動作周波数とサンプリ
ング周波数の関係を示す図である。
ング周波数の関係を示す図である。
【図4】図1のデジタル信号処理装置をデジタルVTR
の再生系のトラッキング制御部に適用した場合の構成を
示すブロック図である。
の再生系のトラッキング制御部に適用した場合の構成を
示すブロック図である。
【図5】図1のデジタル信号処理装置をデジタルディス
ク再生装置に適用した場合の構成を示すブロック図であ
る。
ク再生装置に適用した場合の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例としてのデジタル信号処
理回路の構成を示す図である。
理回路の構成を示す図である。
【図7】図6に示す装置におけるベースバンド信号とそ
のサンプル点及びベースバンド信号の振幅と選択ビット
の関係を示す図である。
のサンプル点及びベースバンド信号の振幅と選択ビット
の関係を示す図である。
【図8】図6の装置におけるビット選択回路のより具体
的な回路構成を示す図である。
的な回路構成を示す図である。
【図9】図6に示すデジタル信号処理回路の変形例を示
す図である。
す図である。
【図10】本発明の第3の実施例の原理を説明するため
の図である。
の図である。
【図11】本発明の第3の実施例としてのデジタル信号
処理回路の構成を示す図である。
処理回路の構成を示す図である。
【図12】図11に示すデジタル信号処理回路の変形例
を示す図である。
を示す図である。
【図13】本発明の第4の実施例としてのデジタル信号
処理回路の構成を示す図である。
処理回路の構成を示す図である。
【図14】図11に示す装置におけるベースバンド信号
とそのサンプル点におけるデータの状態を示す図であ
る。
とそのサンプル点におけるデータの状態を示す図であ
る。
【図15】図13に示すデジタル信号処理回路の変形例
を示す図である。
を示す図である。
【図16】図13に示すデジタル信号処理回路の更に他
の変形例を示す図である。
の変形例を示す図である。
【図17】図16におけるベースバンド信号の利得調整
の様子を示す図である。
の様子を示す図である。
【図18】デジタル信号に重畳されたパイロット信号を
検出してトラッキング制御を行うVTRの再生系回路の
概略構成を示す図である。
検出してトラッキング制御を行うVTRの再生系回路の
概略構成を示す図である。
【図19】図18の構成における磁気テープ上の記録パ
ターンを示す図である。
ターンを示す図である。
【図20】図18各部の波形を示すタイミングチャート
である。
である。
【図21】n(n>1)ビットのデジタルデータから所
定周波数成分を抽出するための一般的な回路構成を示す
図である。
定周波数成分を抽出するための一般的な回路構成を示す
図である。
62,92,104 バンドパスフィルタ(BPF) 63,93,105,136 検波回路 68,99 分周回路 96,158 A/D変換器 97 PLL回路 98,171 自動利得制御(AGC)回路 100 磁気テープ 101 再生ヘッド 102 ヘッドアンプ 103 イコライザ 106 ビタビ復号器 107 サーボ回路 110 ドラムモータ 111 キャプスタンモータ 133 ビット選択回路 151 スイッチ 153 加算器 157 減算器 159 コンパレータ 162 等価回路 164 積分回路
Claims (27)
- 【請求項1】 夫々が信号レベルを示す複数ビットのデ
ジタルデータ列を入力する入力手段と、 前記複数ビット中の所定ビットを抽出するビット抽出手
段と、 該抽出された所定ビットのデータ列中の前記所定周波数
成分を抽出する周波数抽出手段と、 該周波数抽出手段に比し動作周波数が低く、該抽出され
た所定周波数成分を検波する検波手段とを具備したこと
を特徴とするデジタル信号処理装置。 - 【請求項2】 前記所定ビットはMSBから数えて第2
ビット目であることを特徴とする請求項1のデジタル信
号処理装置。 - 【請求項3】 前記入力手段は記録媒体上に記録されて
いるデジタル情報を示す信号を再生ヘッドで再生して得
た信号を入力とするアナログデジタル変換器を含むこと
を特徴とする請求項1もしくは2のデジタル信号処理装
置。 - 【請求項4】 前記検波回路の出力に応じて前記記録媒
体と前記再生ヘッドとの相対位置を制御することを特徴
とする請求項3のデジタル信号処理装置。 - 【請求項5】 前記入力手段により入力されたデジタル
データ列に同期したクロックを出力するPLL回路を備
え、前記ビット抽出手段及び前記周波数抽出手段は該P
LL回路の出力クロックに応じて動作することを特徴と
する請求項1乃至4何れかのデジタル信号処理装置。 - 【請求項6】 夫々が信号レベルを示す複数ビットのデ
ジタルデータ列を入力する入力手段と、 前記複数ビット中の1ビットを選択的に出力する選択手
段と、 該選択された1ビットデータ列中の前記所定周波数成分
を抽出する抽出手段と、 該抽出された所定周波数成分を検波する検波手段とを具
備したことを特徴とするデジタル信号処理装置。 - 【請求項7】 前記選択手段は前記信号レベルの振幅に
応じて選択するビットを決定することを特徴とする請求
項6のデジタル信号処理装置。 - 【請求項8】 前記入力手段は記録媒体上に記録されて
いるデジタル情報を示す信号を再生ヘッドで再生して得
た信号を入力とするアナログデジタル変換器を含むこと
を特徴とする請求項6もしくは7のデジタル信号処理装
置。 - 【請求項9】 前記選択手段は前記アナログデジタル変
換器に入力される信号の振幅を検出する手段を含むこと
を特徴とする請求項8のデジタル信号処理装置。 - 【請求項10】 前記選択手段は前記アナログデジタル
変換器から出力されるデジタル信号を用いて前記信号レ
ベルの振幅を検出する手段を含むことを特徴とする請求
項8のデジタル信号処理装置。 - 【請求項11】 夫々が信号レベルを示す複数ビットの
デジタルデータ列を入力する入力手段と、 前記複数ビットのデジタルデータの値を調整する調整手
段と、 該調整手段の出力する複数ビットのデジタルデータ中の
1ビットを抽出する抽出手段と、 該抽出された1ビットデータ列中の前記所定周波数成分
を抽出する抽出手段と、 該抽出された所定周波数成分を検波する検波手段とを具
備したことを特徴とするデジタル信号処理装置。 - 【請求項12】 前記1ビットはMSBであることを特
徴とする請求項11のデジタル信号処理装置。 - 【請求項13】 前記調整手段は前記複数ビットのデジ
タルデータに調整用の補正データを加算もしくは減算す
ることにより、該複数ビットのデジタルデータの値を調
整することを特徴とする請求項11もしくは12のデジ
タル信号処理装置。 - 【請求項14】 前記調整手段は前記信号レベルの振幅
を検出する検出手段を含み、該検出手段で検出された前
記信号レベルの振幅に応じて前記複数ビットのデジタル
データの値を調整することを特徴とする請求項11乃至
13何れかのデジタル信号処理装置。 - 【請求項15】 前記調整手段は前記信号レベルの振幅
を示すデジタルデータの1/2を前記デジタルデータに
加算もしくは減算することを特徴とする請求項14のデ
ジタル信号処理装置。 - 【請求項16】 前記前記調整手段は、前記信号レベル
が所定値以下であれば、前記信号レベルの振幅を示すデ
ジタルデータの1/2を前記デジタルデータに加算し、
前記信号レベルが所定値以上であれば、前記信号レベル
の振幅を示すデジタルデータの1/2を前記デジタルデ
ータから減算することを特徴とする請求項15のデジタ
ル信号処理装置。 - 【請求項17】 前記入力手段は記録媒体上に記録され
ているデジタル情報を示す信号を再生ヘッドで再生して
得た信号を入力とするアナログデジタル変換器を含むこ
とを特徴とする請求項11乃至16何れかのデジタル信
号処理装置。 - 【請求項18】 前記調整手段は前記アナログデジタル
変換器に入力される信号の振幅を検出する手段を含むこ
とを特徴とする請求項17のデジタル信号処理装置。 - 【請求項19】 前記調整手段は前記アナログデジタル
変換器から出力されるデジタル信号を用いて前記信号レ
ベルの振幅を検出する手段を含むことを特徴とする請求
項17のデジタル信号処理装置。 - 【請求項20】 夫々が信号レベルを示す複数ビットの
デジタルデータ列を入力する入力手段と、 前記複数ビットのデジタルデータを積分する積分手段
と、 該積分手段の出力する複数ビットのデジタルデータ中の
1ビットを抽出する抽出手段と、 該抽出された1ビットデータ列中の前記所定周波数成分
を抽出する抽出手段と、 該抽出された所定周波数成分を検波する検波手段とを具
備したことを特徴とするデジタル信号処理装置。 - 【請求項21】 前記1ビットはMSBから数えて3ビ
ット目であることを特徴とする請求項20のデジタル信
号処理装置。 - 【請求項22】 前記積分手段は前記複数ビットのデジ
タルデータ列の連続する2つのデータを加算することを
特徴とする請求項20もしくは21のデジタル信号処理
装置。 - 【請求項23】 前記入力手段は記録媒体上に記録され
ているデジタル情報を示す信号を再生ヘッドで再生して
得た信号を入力とするアナログデジタル変換器を含むこ
とを特徴とする請求項20乃至22何れかのデジタル信
号処理装置。 - 【請求項24】 前記入力手段は更に前記再生ヘッドで
再生された信号を微分等化する等化手段を含むことを特
徴とする請求項23のデジタル信号処理装置。 - 【請求項25】 前記積分手段と前記等化手段で、パー
シャルレスポンス(1,0,−1)の特性をとることを
特徴とする請求項24のデジタル信号処理装置。 - 【請求項26】 夫々が信号レベルを示す複数ビットの
デジタルデータ列を入力する入力手段と、 該入力手段の出力する複数ビットのデジタルデータ中の
1ビットを抽出する抽出手段と、 該抽出された1ビットデータ列中の前記所定周波数成分
を抽出する抽出手段と、 該抽出された所定周波数成分を検波する検波手段とを具
備し、 前記複数ビットのデジタルデータは、パーシャルレスポ
ンス(1,0,−1)の特性にて処理されたデータであ
ることを特徴とするデジタル信号処理装置。 - 【請求項27】 前記1ビットはMSBから数えて3ビ
ット目であることを特徴とする請求項26のデジタル信
号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8031904A JPH09223343A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | デジタル信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8031904A JPH09223343A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | デジタル信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09223343A true JPH09223343A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12343995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8031904A Withdrawn JPH09223343A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | デジタル信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09223343A (ja) |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP8031904A patent/JPH09223343A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |