JPH092225A - 制動力制御装置 - Google Patents

制動力制御装置

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JPH092225A
JPH092225A JP14988495A JP14988495A JPH092225A JP H092225 A JPH092225 A JP H092225A JP 14988495 A JP14988495 A JP 14988495A JP 14988495 A JP14988495 A JP 14988495A JP H092225 A JPH092225 A JP H092225A
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braking
brake
deceleration
brake pedal
vehicle
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JP14988495A
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English (en)
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Masaharu Harada
正治 原田
Katsushi Matsuda
克司 松田
Kunio Sakata
邦夫 坂田
Kimihiko Aoyama
公彦 青山
Morio Takahama
盛雄 高浜
Masuyuki Asano
益之 浅野
Katsuhiko Shiraishi
勝彦 白石
Takahiro Yamaguchi
恭弘 山口
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単純な操作によって運転者の意思に応じた減
速度合いで車両の制動を行なう。 【構成】 ブレーキ操作レバー14の操作状況及びペダ
ルセンサ9で検出されるブレーキペダル8の踏込み状況
に基づいて、実際の減速度が予め設定された目標減速度
となるようにドラムブレーキ1及び複数の補助ブレーキ
が選択されて作動し、車両の状況等に係わらずブレーキ
操作レバー14の操作状況及びブレーキペダル8の踏込
み速度や踏込み量に対して常に一定の減速状態を得るよ
うにし、単純な操作によって運転者の意思に応じた減速
度合いで車両の制動を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の制動装置を備え
た車両における制動力の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車における一般の制動装置は、ブレ
ーキペダルの踏込みに連動して動作するブレーキバルブ
を介してブレーキチャンバに流体(例えばエア)を送
り、ブレーキチャンバに送られたエア圧によってブレー
キシューを動作させ、車輪と一体に回転する回転体にブ
レーキシューを接触させて摩擦力によって制動力を得る
ようになっている(サービスブレーキ)。
【0003】一方、大型車両等においては、ブレーキペ
ダルの操作とは独立して車両に制動力を生じさせる補助
ブレーキ装置が備えられ、運転者のレバー操作に基づい
て補助ブレーキ装置が作動されるようになっている。即
ち、大型車両には、排気管の絞りに応じた排気の流れ抵
抗によって制動力を得る排気ブレーキや、所定のシリン
ダのピストンの下降力を弱めることで制動力を得る圧縮
圧開放式エンジンブレーキ補助装置が設けられ、レバー
操作によって排気ブレーキ及び圧縮圧開放式エンジンブ
レーキ補助装置が所定の組み合わせによって作動され
る。また、出力軸に回転抵抗を与えることにより段階的
に制動力を得る複数段のリターダが備えられ、レバー操
作によって所定段数のリターダが作動されるようになっ
ている。更に、大形車両には、運転者のレバー操作によ
ってトレーラ側のサービスブレーキを作動させるトレー
ラブレーキが設けられ、荷の積載状況等に応じてトレー
ラ側のサービスブレーキを独立して作動させることがで
きる。
【0004】従来、複数の制動装置を備えた車両では、
ブレーキペダルの踏込みによってサービスブレーキによ
る制動力を得ると共に、必要に応じて運転者がレバー操
作を選択して操作することによって補助ブレーキによる
制動力を得ていた。例えば、操作レバーとしては、排気
ブレーキと圧縮圧開放式エンジンブレーキ補助装置とを
選択及び組み合わせて作動させる補助ブレーキレバーが
設けられ、また、複数段階のリターダの段数を選択する
リターダレバーが設けられている。そして、車両の走行
状態等に応じて運転者が補助ブレーキレバーやリターダ
レバーを操作すると共に、ブレーキペダルを踏み込んで
制動を行なっている。更に、荷の積載状態等に応じてト
レーラ側のサービスブレーキを作動させるレバーを操作
して制動を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の複数の
制動装置を備えた車両では、複数の操作レバーを操作す
る必要があるため、操作が煩雑となっていた。また、制
動装置は制動力を調節する装置であるため、荷の積載状
況や選択しているギヤ段により発生する減速度合いが変
化してしまう。例えば、空車時に排気ブレーキと圧縮圧
開放式エンジンブレーキ補助装置を組み合わせて使用し
た場合に0.1gの減速度が得られても、荷を積載している
時には0.05g の減速度しか得られない。従って、従来の
複数の制動装置を備えた車両では、熟練者でなければス
ムーズな制動を実施するのが困難となっていた。
【0006】また、排気ブレーキ装置とリターダを備え
た車両において、排気ブレーキ装置とリターダとを個別
にまたは同時に作動させるように切り換える操作スイッ
チを備えた補助制動装置が提案されている(特開平2-32
6339号公報)。この補助制動装置では、個別のレバー等
の操作によらず排気ブレーキ装置とリターダとを適宜作
動させることができ、操作の簡易化が図れる。しかし、
この補助制動装置は、排気ブレーキ装置とリターダの作
動を切り換えるだけであるので、操作の簡易化は図れる
ものの減速度合いの変化に対しては対処できず、前述同
様に熟練者でなければスムーズな制動を実施するように
使いこなすことはできない。
【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、単純な操作によって運転者の意思に応じた減速度合
いで車両の制動が行なえる制動力制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明の構成は、発生減速度が異なる複数の制動
装置と、該制動装置の操作を可能にする操作手段と、該
操作手段の操作状況に基づいて車両が所定の減速度とな
るように前記複数の制動装置を選択して作動させる制御
装置とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、上記目的を達成するための第2発明
の構成は、発生減速度が異なる複数の制動装置と、運転
者が制動時に踏み込むブレーキペダルと、該ブレーキペ
ダルの踏込み量を検出するストロークセンサと、該スト
ロークセンサの検出状況に基づいて車両が所定の減速度
となるように前記複数の制動装置を選択して作動させる
制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、上記目的を達成するための第3発明
の構成は、発生減速度が異なる複数の制動装置と、該制
動装置の操作を可能にする操作手段と、運転者が制動時
に踏み込むブレーキペダルと、該ブレーキペダルの踏込
み量を検出するストロークセンサと、前記操作手段の操
作状況及び前記ストロークセンサの検出状況に基づいて
車両の状況に応じて前記複数の制動装置を選択して作動
させる制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0011】そして、第1乃至第3発明では、前記車両
の減速度を検出する減速度検出手段を備え、前記制御装
置は、前記減速度検出手段により検出された実際の減速
度が予め設定された目標減速度となるように前記複数の
制動装置を選択して作動させる機能を備えていることを
特徴とする。また、第2発明では、前記ブレーキペダル
の踏込み速度を検出するストローク速度検出センサを備
え、前記制御装置は、前記ストローク速度検出センサで
検出された前記ブレーキペダルの踏込み速度が所定値を
越えた際に最も応答性の良い前記制動装置を優先的に作
動させる機能を備えていることを特徴とする。また、第
3発明では、前記ブレーキペダルが踏み込まれていない
時に前記操作手段の操作状況に基づいた前記複数の制動
装置を選択して作動させる機能が実行されることを特徴
とする。
【0012】
【作用】第1発明では、操作手段の操作状況に応じて車
両が所定の減速度となるように制御装置により複数の制
動装置が選択して作動される。そして、減速度検出装置
により車両の実際の減速度が検出され、検出された実際
の減速度が予め設定された目標減速度となるように制御
装置によって複数の制動装置が選択されて作動される。
【0013】また、第2発明では、ブレーキペダルの踏
込み量に応じて車両が所定の減速度となるように制御装
置により複数の制動装置が選択して作動される。そし
て、減速度検出装置により車両の実際の減速度が検出さ
れ、検出された実際の減速度が予め設定された目標減速
度となるように制御装置によって複数の制動装置が選択
されて作動される。また、ストローク速度検出センサに
よってブレーキペダルの踏込み速度が検出され、ブレー
キペダルの踏込み速度が所定値を越えた際には最も応答
性の良い制動装置が優先的に作動される。
【0014】また、第3発明では、操作手段の操作状況
及びブレーキペダルの踏込み量に応じて車両が所定の減
速度となるように制御装置により複数の制動装置が選択
して作動される。そして、減速度検出装置により車両の
実際の減速度が検出され、検出された実際の減速度が予
め設定された目標減速度となるように制御装置によって
複数の制動装置が選択されて作動される。また、ブレー
キペダルが踏み込まれていない時に操作手段の操作状況
に基づいた制動装置の選択作動が実行される。
【0015】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係る制動力制御
装置を備えた大型車両の制動装置の要部構成、図2には
コントローラにおける制御フローチャートを示してあ
る。図示例は第3発明に相当し、制動装置としては大型
車両のドラムブレーキを例に挙げて説明してある。尚、
制動装置としてはドラムブレーキに限定されるものでは
なく、また、適用する車両は大型車両に限定されるもの
ではない。
【0016】図1に基づいて大型車両の制動装置を説明
する。図に示すように、サービスブレーキとして、前輪
用、後輪用及びトレーラ用のドラムブレーキ1が備えら
れ、各ドラムブレーキ1のブレーキチャンバ2には圧力
制御弁3を介して図示しないエアタンクからエアが供給
される。圧力制御弁3は制御装置としてのコントローラ
4によって制御され、コントローラ4の指令に基づいて
圧力制御弁3を介して各ドラムブレーキ1が作動され
る。ドラムブレーキ1は、ブレーキチャンバ2に供給さ
れるエアによって駆動されるシリンダ5により一対のブ
レーキシュー6が押し開かれ、車輪と一体に回転するド
ラム7にブレーキシュー6が接触することにより制動力
を得るようになっている。一方、ブレーキペダル8の踏
込み量及び踏込み速度がストロークセンサ及びストロー
ク速度検出センサであるペダルセンサ9で検出され、ペ
ダルセンサ9の検出情報がコントローラ4に入力され
る。
【0017】エンジン10側には補助ブレーキ装置が設
けられている。即ち、エンジン10側には、排気管の絞
りに応じた排気の流れ抵抗によって制動力を得る排気ブ
レーキを作動させる電磁弁11が設けられ、また、所定
のシリンダのピストンの下降力を弱めることで制動力を
得る圧縮圧開放式エンジンブレーキ補助装置を作動させ
る電磁弁12が設けられている。更に、エンジン10の
出力軸側には、出力軸に回転抵抗を与えることにより段
階的に制動力を得る複数段のリターダを作動させるリタ
ーダ制御弁13が設けられている。電磁弁11,12及
びリターダ制御弁13はコントローラ4の指令に基づい
て動作される。コントローラ4には、ブレーキペダル8
の踏込みとは独立して制動装置を作動させる操作手段と
してのブレーキ操作レバー14の操作情報が入力され
る。
【0018】また、コントローラ4には減速度検出手段
としての車速センサ15からの車速情報が入力され、車
速センサ15の検出情報に基づいてコントローラ4では
実際の実減速度が演算される。コントローラ4には、荷
の積載状況、ブレーキペダル8の踏込み状況及びブレー
キ操作レバー14の操作状況、車速、選択されているギ
ヤ段等に応じて車両が所定の減速状態となる目標減速度
が記憶され、また、コントローラ4には、実減速度が目
標減速度になる状態にサービスブレーキや補助ブレーキ
を選択して作動させるための各種マップが記憶されてい
る。また、コントローラ4には、アクセルペダル(図示
省略)の踏込みがあるか否かを検出するアクセルセンサ
16の検出情報が入力される。
【0019】上述した制動装置の作用を図2に基づいて
説明する。ステップS1でペダルセンサ9の入力が読み
込まれ、ステップS2でペダルセンサ9の入力があるか
否かが判断される。ペダルセンサ9の入力があると判断
された場合、即ち、運転者がブレーキペダル8を踏み込
むことで制動を行なう場合、ステップS3でブレーキペ
ダル8の踏込み速度が演算される。ステップS4ではブ
レーキペダル8の踏込み速度が予め設定された所定値と
比較され、比較の結果、踏込み速度が所定値以上である
と判断された場合、ステップS5でサービスブレーキを
作動させる。つまり、速い速度でブレーキペダル8が踏
み込まれた場合、応答性の良い制動装置であるサービス
ブレーキがブレーキペダル8の踏込み速度に応じて優先
的に作動され、速やかに制動が実行される。ステップS
5では、予めコントローラ4に記憶されたサービスブレ
ーキ作動マップに基づいて圧力制御弁3にエア圧を出力
してドラムブレーキ1を作動させる。
【0020】ブレーキペダル8がゆっくりと踏み込ま
れ、ステップS4でブレーキペダル8の踏込み速度が所
定値を下回ると判断された場合、もしくは、ステップS
5でサービスブレーキの作動が終了した場合、ステップ
S6で補助ブレーキ及びサービスブレーキをブレーキペ
ダル8の踏込み量に応じてブレーキ作動マップにより選
択作動させる。例えば、補助ブレーキは、排気ブレー
キ、排気ブレーキ及び圧縮圧開放式エンジンブレーキ補
助装置、リターダ1段、リターダ2段、リターダ3段及
びリターダ4段の順で得られる制動力が高くなってお
り、ブレーキ作動マップによる制動装置の選択は、ブレ
ーキペダル8のストローク量に応じて制動力が低い順に
補助ブレーキが選択されて作動されると共にサービスブ
レーキが選択されて併用されるようになっている。尚、
ブレーキペダル8の踏込み量に応じて補助ブレーキ及び
サービスブレーキを選択して作動させる部分の制御が第
2発明に相当する。
【0021】ステップS6で所定の制動装置が作動され
ると、ステップS7に移行して車速センサ15の検出情
報に基づいて実減速度が読み込まれる。ステップS8で
は、予めコントローラ4に記憶された種々の状況に応じ
た目標減速度と実減速度が比較される。比較の結果、実
減速度が目標減速度を越えていると判断された場合、ス
テップS9で補助ブレーキまたはサービスブレーキの制
動力を減少させ、実減速度が目標減速度を下回っている
と判断された場合、ステップS10で補助ブレーキまた
はサービスブレーキの制動力を増大させる。これによ
り、ブレーキペダル8の踏込み量に応じて得られる制動
力の実減速度が目標減速度となるように制御される。
【0022】一方、ステップS2でペダルセンサ9の入
力がないと判断された場合、ステップS11でアクセル
センサ16の入力が読み込まれる。ステップS12でア
クセルセンサ16の入力の有無が判断され、アクセルセ
ンサ16の入力がないと判断された場合、ステップS1
3でブレーキ操作レバー14の入力(操作状況)が読み
込まれる。ステップS14に移行してブレーキ操作レバ
ー14の入力の有無が判断され、ブレーキ操作レバー1
4の入力が有ると判断された場合、ステップS6に移行
する。つまり、ブレーキ操作レバー14の入力に基づい
たステップS6での補助ブレーキ及びサービスブレーキ
の動作制御は、ブレーキペダル8が踏み込まれていない
時に実行される。
【0023】ステップS6では、前述同様に補助ブレー
キ及びサービスブレーキをブレーキ操作レバー14の操
作状況に応じてブレーキ作動マップにより選択作動させ
ると共にサービスブレーキが併用される。例えば、ブレ
ーキ操作レバー14が多段に操作されるようになってい
る場合、ブレーキ操作レバー14の段数に応じてブレー
キ操作レバー14による運転者の要求制動力が判断さ
れ、運転者の要求制動力に基づいて補助ブレーキ及びサ
ービスブレーキが選択作動される。その後、ステップS
7乃至ステップS10で、ブレーキ操作レバー14の操
作状況に応じて得られる制動力の実減速度が目標減速度
となるように制御される。尚、ブレーキ操作レバー14
の操作状況に応じて補助ブレーキ及びサービスブレーキ
を選択して作動させる部分の制御が第1発明に相当す
る。
【0024】このように、上述した制動装置では、運転
者によるブレーキペダル8の踏込み量及び踏込み速度に
応じて補助ブレーキ及びサービスブレーキが選択されて
速やかに作動し車両が目標減速度になるように制御され
る。また、ブレーキペダル8が踏み込まれていない時に
は、ブレーキ操作レバー14の操作状況に応じて補助ブ
レーキ及びサービスブレーキが選択されて作動し車両が
目標減速度になるように制御される。このため、ブレー
キペダル8の踏込み量及び踏込み速度もしくはブレーキ
操作レバー14の操作状況に応じて所定の減速度が得ら
れ、簡単な操作により常に一定の減速度を得ることが可
能となる。また、ブレーキペダル8の踏込み速度が遅い
場合、もしくはブレーキペダル8が踏み込まれていない
時のブレーキ操作レバー14における制動の際には、補
助ブレーキが優先的に使用されるので、サービスブレー
キの使用頻度を抑えてサービスブレーキの負担を軽くす
ることが可能となる。
【0025】
【発明の効果】第1発明の制動力制御装置によると、操
作手段の操作状況に基づいて車両が所定の減速度となる
ように複数の制動装置を選択して作動させる制御装置を
備えたので、操作手段の操作状況に応じて車両が所定の
減速度となるように制御装置により複数の制動装置が選
択して作動される。この結果、操作手段の操作に対して
常に所定の減速状態を得ることが可能となり、制動操作
の簡略化を図ることができる。また、減速度検出手段に
より検出された実際の減速度が予め設定された目標減速
度となるように複数の制動装置を選択して作動させるよ
うにしたので、実際の減速度が予め設定された目標減速
度となるように複数の制動装置が選択されて作動され
る。この結果、車両の状況等に係わらず操作手段の操作
状況に応じて常に一定の減速状態を得ることが可能とな
り、単純な操作によって運転者の意思に応じた減速度合
いで車両の制動が行なえる。
【0026】また、第2発明の制動力制御装置による
と、ブレーキペダルの踏込み量を検出するストロークセ
ンサを設け、ストロークセンサの検出状況に基づいて車
両が所定の減速度となるように複数の制動装置を選択し
て作動させる制御装置を備えたので、ブレーキペダルの
踏込み量に応じて車両が所定の減速度となるように制御
装置により複数の制動装置が選択して作動される。この
結果、ブレーキペダルの踏込み量に対して常に所定の減
速状態を得ることが可能となり、制動操作の簡略化を図
ることができる。また、減速度検出手段により検出され
た実際の減速度が予め設定された目標減速度となるよう
に複数の制動装置を選択して作動させるようにしたの
で、実際の減速度が予め設定された目標減速度となるよ
うに複数の制動装置が選択されて作動される。この結
果、車両の状況等に係わらずブレーキペダルの踏込み量
に対して常に一定の減速状態を得ることが可能となり、
単純な操作によって運転者の意思に応じた減速度合いで
車両の制動が行なえる。ストローク速度検出センサを備
え、ブレーキペダルの踏込み速度が所定値を越えた際に
最も応答性の良い制動装置を優先的に作動させるように
したので、ブレーキペダルの踏込み速度に応じて速やか
に制動力を得ることが可能となる。
【0027】また、第3発明の制動力制御装置による
と、操作手段の操作状況及びブレーキペダルの踏込み状
況に基づいて車両が所定の減速度となるように複数の制
動装置を選択して作動させる制御装置を備えたので、操
作手段の操作状況及びブレーキペダルの踏込み状況に応
じて車両が所定の減速度となるように制御装置により複
数の制動装置が選択して作動される。この結果、操作手
段の操作及びブレーキペダルの踏込みに対して常に所定
の減速状態を得ることが可能となり、制動操作の簡略化
を図ることができる。また、減速度検出手段により検出
された実際の減速度が予め設定された目標減速度となる
ように複数の制動装置を選択して作動させるようにした
ので、実際の減速度が予め設定された目標減速度となる
ように複数の制動装置が選択されて作動される。この結
果、車両の状況等に係わらず操作手段の操作状況及びブ
レーキペダルの踏込み状況に対して常に一定の減速状態
を得ることが可能となり、単純な操作によって運転者の
意思に応じた減速度合いで車両の制動が行なえる。ま
た、ブレーキペダルが踏み込まれていない時に操作手段
の操作状況に基づいた制動装置の選択作動が実行される
ので、ブレーキペダルの踏み込み操作の頻度を抑えるこ
とができる。この結果、運転者の労力軽減とブレーキペ
ダルにより作動される制動装置の負担軽減を図ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る制動力制御装置を備え
た大型車両の制動装置の要部構成図。
【図2】コントローラにおける制御フローチャート。
【符号の説明】
1 ドラムブレーキ 2 ブレーキチャンバ 3 圧力制御弁 4 コントローラ 5 シリンダ 6 ブレーキシュー 7 ドラム 8 ブレーキペダル 9 ペダルセンサ 10 エンジン 11,12 電磁弁 13 リターダ制御弁 14 ブレーキ操作レバー 15 車速センサ 16 アクセルセンサ
フロントページの続き (72)発明者 坂田 邦夫 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 青山 公彦 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 高浜 盛雄 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱重 工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作 所内 (72)発明者 浅野 益之 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱重 工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作 所内 (72)発明者 白石 勝彦 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱重 工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作 所内 (72)発明者 山口 恭弘 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱重 工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作 所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発生減速度が異なる複数の制動装置と、
    該制動装置の操作を可能にする操作手段と、該操作手段
    の操作状況に基づいて車両が所定の減速度となるように
    前記複数の制動装置を選択して作動させる制御装置とを
    備えたことを特徴とする制動力制御装置。
  2. 【請求項2】 発生減速度が異なる複数の制動装置と、
    運転者が制動時に踏み込むブレーキペダルと、該ブレー
    キペダルの踏込み量を検出するストロークセンサと、該
    ストロークセンサの検出状況に基づいて車両が所定の減
    速度となるように前記複数の制動装置を選択して作動さ
    せる制御装置とを備えたことを特徴とする制動力制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキペダルの踏込み速度を検出
    するストローク速度検出センサを備え、前記制御装置
    は、前記ストローク速度検出センサで検出された前記ブ
    レーキペダルの踏込み速度が所定値を越えた際に最も応
    答性の良い前記制動装置を優先的に作動させる機能を備
    えていることを特徴とする請求項2に記載の制動力制御
    装置。
  4. 【請求項4】 発生減速度が異なる複数の制動装置と、
    該制動装置の操作を可能にする操作手段と、運転者が制
    動時に踏み込むブレーキペダルと、該ブレーキペダルの
    踏込み量を検出するストロークセンサと、前記操作手段
    の操作状況及び前記ストロークセンサの検出状況に基づ
    いて車両の状況に応じて前記複数の制動装置を選択して
    作動させる制御装置とを備えたことを特徴とする制動力
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記車両の減速度を検出する減速度検出
    手段を備え、前記制御装置は、前記減速度検出手段によ
    り検出された実際の減速度が予め設定された目標減速度
    となるように前記複数の制動装置を選択して作動させる
    機能を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれか一項に記載の制動力制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ブレーキペダルが踏み込まれていな
    い時に前記操作手段の操作状況に基づいた前記複数の制
    動装置を選択して作動させる機能が実行されることを特
    徴とする請求項4に記載の制動力制御装置。
JP14988495A 1995-06-16 1995-06-16 制動力制御装置 Pending JPH092225A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6249735B1 (en) 1998-01-28 2001-06-19 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Vehicle state estimation method and vehicular auxiliary brake control apparatus using the method
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