JPH09220873A - 製本機のテープクランプ - Google Patents

製本機のテープクランプ

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Publication number
JPH09220873A
JPH09220873A JP3042296A JP3042296A JPH09220873A JP H09220873 A JPH09220873 A JP H09220873A JP 3042296 A JP3042296 A JP 3042296A JP 3042296 A JP3042296 A JP 3042296A JP H09220873 A JPH09220873 A JP H09220873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
booklet
clamp
adhesive tape
tape clamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3042296A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Tsukagoshi
功一 塚越
Takuya Kitamura
拓也 北村
Kiyoto Fujii
清人 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
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Publication of JPH09220873A publication Critical patent/JPH09220873A/ja
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着テープを冊子に背貼りする製本機におい
て、冊子を仮綴じしているステープルの浮き上がりによ
る粘着テープの貼付不良を防止する。 【解決手段】 テープクランプ16の内底部に押さえ爪
板36を固着し、押さえ爪板36に形成した板バネ部3
6a,36bの爪部36cを穴16cを通じて下方へ突
出させる。穴16cは用紙テーブル37上にセットされ
た冊子DのステープルSに対応する位置に設ける。穴1
6cによってテープクランプ16の底面がステープルS
に当接することが回避されるとともに、爪部36cがス
テープルSの両側部分の粘着テープTに弾接して冊子へ
圧着する。そして、板バネ部が圧着応力によって撓むこ
とにより、テープクランプ16の底面が冊子Dの表紙に
全面的に圧接し、粘着テープTが確実に貼付される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粘着テープを用
いて冊子の背貼りを行う製本機のテープクランプに関す
るものであり、特に、粘着テープの圧着性能を向上させ
た製本機のテープクランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】粘着テ
ープを用いて冊子の背貼りを行う製本機は種々のものが
知られており、冊子の背の長手方向の一端から他端へ粘
着テープを貼付ける形式のものは粘着テープにしわが発
生しやすいことから、表紙の縁部へ粘着テープの縁部を
全面的に圧着し、続いて粘着テープを背及び裏表紙に沿
って貼付ける形式のものが市販されている。
【0003】此種の製本機は、粘着テープの剥離紙が長
手方向へ二分割されているものを使用し、一方の剥離紙
を一対の送りローラによって挟んで粘着テープから剥離
すると同時に粘着テープをガイドレールのガイド溝に沿
って推進させる。ガイドレールへ供給された粘着テープ
はカッター装置によって切断され、貼付け工程に入る。
貼付け機構のガイドレール並びにテープクランプは、用
紙テーブルの縁部の上方に配置されており、それぞれカ
ム機構によって駆動される。
【0004】図6(a)に示すように、ステープラによ
って仮綴じした冊子Dを用紙テーブル1上の所定位置に
セットして貼付開始操作を行うと、粘着テープTの供給
及び切断後に、図6(a)に示す状態からテープクラン
プ2とガイドレール3が下降し、図6(b)に示すよう
に、テープクランプ2によって粘着テープTの粘着層露
出面が冊子Dの表紙の縁部に圧着される。そして、図6
(c)に示すように、ガイドレール3はスライドテーブ
ル1とほぼ等しい高さまで更に下降した後に、図7
(d)に示すように、用紙テーブル1と連動して前進す
る。このとき、粘着テープTはガイドレール3の前面縁
部に接触して鋭角に折曲げられつつガイドレール3から
引出され、剥離紙R2は粘着テープTから剥離されて用
紙テーブル1の下面と剥離紙チャック4との間に挿入さ
れる。
【0005】そして、ガイドレール3の上面前縁部が粘
着テープTを冊子Dの裏表紙に貼付け(図7(e))、
ガイドレール3とテープクランプ2が初期位置へ戻ると
ともに剥離紙チャック4が開いて剥離紙R2が落下し
(図7(f))、製本完了となる。
【0006】しかしながら、テープクランプ2は平坦な
底面によって粘着テープを冊子へ圧着するように形成さ
れているので、図8に示すように、冊子Dを綴じている
ステープルSが冊子Dの表面から浮上がっていると、テ
ープクランプ2がステープルSに当たって冊子Dの表紙
に圧接せず、粘着テープTの接着不良が発生することが
ある。特に、ステープルSの脚部が上面側に位置する姿
勢で冊子Dがセットされた場合は、ステープルSの脚部
の浮上がり量が大きいため、粘着テープの接着不良が起
こりやすいという問題がある。
【0007】そこで、粘着テープの貼付不良を防止して
製本機の安定性を向上させるために解決すべき技術的課
題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、ステープルによっ
て仮綴じした冊子の背部分に粘着テープを貼付する背貼
り製本機であって、粘着テープの一方の長辺を支持する
ガイドレールと、テープクランプとを用紙テーブルの上
方に架設し、前記テープクランプを昇降させる駆動機構
とガイドレールを昇降及び前後移動させる駆動機構を設
け、ガイドレールが支持する粘着テープをテープクラン
プによって用紙テーブル上の冊子の表紙縁部に圧着し、
前記ガイドレールを下降及び前進駆動して前記粘着テー
プを冊子の背及び裏表紙に亘って貼付する製本機におい
て、前記テープクランプの底面に穴を設け、該穴は前記
用紙テーブル上の冊子を仮綴じしているステープルに対
応する位置に開設され、前記テープクランプ内に複数の
板バネ部を設け、前記複数の板バネ部の先端を下方へ屈
曲して爪部を形成し、前記穴を通じて前記爪部を下方へ
突出せしめ、且つ、冊子クランプ時に前記爪部が冊子の
ステープルに近接して該ステープルの周囲に位置するよ
うに配列したことを特徴とする製本機のテープクランプ
を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図5に従って詳述する。図1は製本機のシャーシ1
1を示し、ベース12の左右に立設したフレーム13,
14に用紙テーブルが架設されている。用紙テーブル
は、手前側の固定テーブル15とその奥のスライドテー
ブル(図示せず)とによって構成され、スライドテーブ
ルはカムにより前後に駆動される。
【0010】スライドテーブルの上方にはテープクラン
プ16が架設され、その奥にテープ押し板17と、更に
その奥にガイドレール18が架設されており、ガイドレ
ール18のスライドテーブルへ対向する面には全幅に亘
るガイド溝18aが設けられている。
【0011】テープクランプ16、テープ押し板17、
ガイドレール18並びにスライドテーブルの左右両端の
軸は、左右のフレーム13,14に設けたガイド溝(図
示せず)とフレーム13,14の側面に接している左右
のカム板19,20のカム溝に係合している。カム板1
9,20はモータ21及び駆動機構部22によって前後
方向へ駆動され、ガイド溝の形状に従ってテープクラン
プ16は昇降し、ガイドレール18並びにテープ押し板
17は昇降及び前後に移動する。また、テープ押し板1
7の下方には、剥離紙を排出する紙送り機構のバッフル
板23とその裏面に紙送りローラ(図示せず)が配設さ
れている。
【0012】また、右フレーム14の右側には剥離紙付
粘着テープロールを収容したテープカートリッジ24が
装着される。剥離紙付粘着テープの剥離紙は長手方向へ
切断加工されており、同図において手前側の剥離紙R1
をテープ送り装置であるキャプスタンローラ25とアイ
ドラローラ26とによって引出しつつ、その推進力によ
って粘着テープTを固定ガイドレール27を通じてガイ
ドレール18へ供給する。粘着テープTは剥離紙が貼ら
れている側がガイドレール18のガイド溝18aによっ
て支持された状態で左方向へ送られる。
【0013】固定テーブル15には左右にスライドでき
る冊子ガイド板28が装着され、冊子ガイド板28にホ
トインタラプタ29が取付けられている。ホトインタラ
プタ29は、発光素子と受光素子が上下で対向する姿勢
で取付られ、発光素子と受光素子との間に配置した回動
レバー形遮光板(図示せず)がガイドレール18のガイ
ド溝18aに対向している。
【0014】固定テーブル15の右端に設けた基準位置
ガイド板30に冊子Dの右端部を当接させて固定テーブ
ル15及びスライドテーブル上に冊子Dをセットし、冊
子ガイド板28を移動して冊子Dの左端部に接触させて
おけば、ガイドレール18のガイド溝18a内を送られ
た粘着テープTの先端がホトインタラプタ29の位置に
達して回動レバー形遮光板を回動し、発光素子と受光素
子との間から回動レバー形遮光板が退避したときに、ホ
トインタラプタ29の受光素子から受光信号が出力され
る。そして、この受光信号により制御装置31がキャプ
スタンローラ25の駆動を停止し、カッター装置32を
駆動して冊子Dの右端位置で粘着テープTを切断する。
続いて、カム板19,20を駆動してテープクランプ1
6、ガイドレール18、テープ押し板17を移動し、背
貼りが実行される。
【0015】図2及び図3はテープクランプを示し、左
右のフレーム13,14に架設される支持軸33は、そ
の両端部が左右のフレーム13,14のガイド溝と、左
右のカム板19,20のカム溝とに係合する。支持軸3
3には、ほぼ支持軸33の全幅に亘るバネ受け板34が
枢着されている。また、支持軸33は、テープクランプ
16の左右側板16aに設けられた上下方向のガイド溝
16bへ挿通されてテープクランプ16を昇降自在に支
持している。テープクランプ16はバネ受け板34とテ
ープクランプ16とに介装した圧縮コイルバネ35の弾
発力により、待機状態においては支持軸33に対する上
下移動範囲の下限に下降している。
【0016】テープクランプ16の内底部の右端近傍に
は押さえ爪板36が固着されており、底板に開設した穴
16cを通じて押さえ爪板36の爪部36cが下方へ突
出している。底板の穴16cは、用紙テーブル上にセッ
トした冊子のステープルに対応する位置に設け、テープ
クランプ16が下降する際に、ステープルとテープクラ
ンプ16の底面は直接接触しないように形成されてい
る。
【0017】図4に示すように、押さえ爪板36は前部
右側に複数の板バネ部を櫛歯状に形成した部品であり、
短長2種類の長さの板バネ部36a,36bが交互に形
成されている。板バネ部36a,36bの先端は下方へ
屈曲されて爪部36cが形成され、板バネ部36a,3
6bの長さの相違によって爪部36cが千鳥状に配列さ
れている。図3に示すように、押さえ爪板36は左右両
端をテープクランプ16に設けた係止部16dへ係合さ
せて固定される。
【0018】図5は、テープクランプ16が用紙テーブ
ル37へ下降して、用紙テーブル37上の冊子Dの表紙
へ圧接する状態を示し、穴16cによってテープクラン
プ16の底面がステープルSに当接することが回避され
るとともに、爪部36cが冊子Dに打ち込まれているス
テープルSの両側部分の粘着テープTに弾接して表紙へ
圧着する。そして、板バネ部36a,36bが圧着応力
によって撓み、テープクランプ16の底面が冊子Dの表
紙に全面的に圧接して粘着テープTが確実に貼付され
る。
【0019】尚、本発明は上記実施形態に限定するもの
ではなく、押さえ爪板の取付手段としてスライドガイド
レール等を用いて位置調節可能にしてもよい。また、テ
ープクランプの底板の穴及び押さえ爪板の数量やその形
状等は特に限定するものではなく、種々の改変をなすこ
とができ、本発明がそれらの改変されたものに及ぶこと
は当然である。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の製本機
のテープクランプは、用紙テーブル上の冊子のステープ
ルに対応する位置に穴を設けてあるので、ステープルが
浮き上がっている場合であっても、テープクランプはス
テープルに下降を妨げられることがなく、粘着テープを
冊子の表紙に圧着できる。また、穴から下方へ突出する
板バネ部がステープルの周囲部分の粘着テープを冊子に
圧着するので粘着テープの接着不良の虞れが解消され、
製本機の安定性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】製本機のシャーシの正面図。
【図2】本発明のテープクランプの正面図。
【図3】テープクランプの側面断面図。
【図4】押さえ爪板を示し、(a)は平面図、(b)は
側面図、(c)は正面図である。
【図5】本発明のテープクランプの作用を示す解説図で
ある。
【図6】(a)(b)(c)は、それぞれ製本機の背貼
り工程の解説図である。
【図7】(e)(f)(g)は、それぞれ図6に続く背
貼り工程の解説図である。
【図8】従来のテープクランプの作用を示す解説図であ
る。
【符号の説明】
11 シャーシ 16 テープクランプ 18 ガイドレール 33 支持軸 34 バネ受け板 35 圧縮コイルバネ 36 押さえ爪板 36a,36b 板バネ部 36c 爪部 37 用紙テーブル D 冊子 T 粘着テープ S ステープル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステープルによって仮綴じした冊子の背
    部分に粘着テープを貼付する背貼り製本機であって、粘
    着テープの一方の長辺を支持するガイドレールと、テー
    プクランプとを用紙テーブルの上方に架設し、前記テー
    プクランプを昇降させる駆動機構とガイドレールを昇降
    及び前後移動させる駆動機構を設け、ガイドレールが支
    持する粘着テープをテープクランプによって用紙テーブ
    ル上の冊子の表紙縁部に圧着し、前記ガイドレールを下
    降及び前進駆動して前記粘着テープを冊子の背及び裏表
    紙に亘って貼付する製本機において、 前記テープクランプ(16)の底面に穴(16c)を設
    け、該穴は前記用紙テーブル上の冊子を仮綴じしている
    ステープルに対応する位置に開設され、前記テープクラ
    ンプ内に複数の板バネ部(36a,36b)を設け、前
    記複数の板バネ部の先端を下方へ屈曲して爪部(36
    c)を形成し、前記穴を通じて前記爪部を下方へ突出せ
    しめ、且つ、冊子クランプ時に前記爪部が冊子のステー
    プルに近接して該ステープルの周囲に位置するように配
    列したことを特徴とする製本機のテープクランプ。
JP3042296A 1996-02-19 1996-02-19 製本機のテープクランプ Pending JPH09220873A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3042296A JPH09220873A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 製本機のテープクランプ

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JP3042296A JPH09220873A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 製本機のテープクランプ

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JPH09220873A true JPH09220873A (ja) 1997-08-26

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ID=12303528

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JP3042296A Pending JPH09220873A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 製本機のテープクランプ

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JP (1) JPH09220873A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014193612A (ja) * 2014-04-24 2014-10-09 Max Co Ltd 綴じ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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