JPH09220777A - カートン成形方法、包装方法及びカートン成形装置 - Google Patents

カートン成形方法、包装方法及びカートン成形装置

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JPH09220777A
JPH09220777A JP8032125A JP3212596A JPH09220777A JP H09220777 A JPH09220777 A JP H09220777A JP 8032125 A JP8032125 A JP 8032125A JP 3212596 A JP3212596 A JP 3212596A JP H09220777 A JPH09220777 A JP H09220777A
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JP
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substrate
side plate
pair
carton
plate
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JP8032125A
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Mikihiko Watanabe
幹彦 渡辺
Atsushi Nishiyama
敦 西山
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OM Ltd
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OM Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面と裏面とを備えたシート状のカートンを
折込み成形する方法において、前記折込み成形の不良を
防止すること。 【解決手段】 カートンの矩形の第1基板(C0)の一対の
第1対向辺に接続された一対の第1側面板(C1)(C1)を、
前記第1側面板(C1)(C1)の各々に於ける前記第1対向辺
に接続された一対の内フラップ(C4)(C4)を、各々裏面側
に略直角に折り込む。この後、前記第1基板(C0)の他の
一対の第2対向辺に接続された一対の第2側面板(C2)(C
2)を裏面側に略直角に折り込む。更にこの後、前記第1
側面板(C1)(C1)の両方を前記第1基板(C0)に対して略直
角に抑えた状態で前記第2側面板(C 2)(C2)の前記第2対
向辺の反対側に接続された差込みフラップ(C5)(C5)を裏
面側に略直角に折り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カートン成形方
法、特に、シート状のカートンを折込み成形する方法、
又、包装方法、特に、シート状のカートンで被包装物を
包装する包装方法、更に、カートン成形装置、特に、シ
ート状のカートンを折込み成形する装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】シート状のカートン(C) で略矩形状の被
包装物(M) を包装する方法として、従来から、図10〜
図12に示すものがある。このものは、略水平姿勢に支
持したカートン(C) の下方に被包装物(M) を配置し、こ
の被包装物(M) をリフター(51)により前記カートン(C)
と共に押し上げつつ前記カートン(C) を矩形箱状に成形
するものである。
【0003】前記カートン(C) は、図10に示すよう
に、矩形の第1基板(C0)の一対の第1対向辺の全域に一
対の矩形の第1側面板(C1)(C1)が接続され、前記第1基
板(C0)の他の一対の第2対向辺の全域に一対の矩形の第
2側面板(C2)(C2)が接続され、前記第1側面板(C1)(C1)
の各々に於ける前記第1対向辺に直角な一対の対向辺の
全域に一対の内フラップ(C4)(C4)が接続され、前記第2
側面板(C2)(C2)に於ける前記第2対向辺の反対側の辺の
全域に一対の差込みフラップ(C5)(C5)が接続された構成
となっている。尚、この従来のものでは、前記第1側面
板(C1)(C1)の一方に於ける前記第1対向辺の反対側の辺
の全域に第2基板(C3)が接続され、前記第1側面板(C1)
(C1)の他方に於ける前記第1対向辺の反対側の辺の全域
に糊付けフラップ(C6)が接続されている。
【0004】上記リフター(51)が上昇動作すると、前記
被包装物(M) が前記第1基板(C0)に接した状態で持ち上
げられる。そして、前記カートン(C) は、その上昇経路
に配置された略筒状の折込み具(6) 内を通過することに
よって、前記第1基板(C0)に対して前記第1側面板(C1)
(C1)が下方に略直角に、前記第1基板(C1)(C1)に対して
前記内フラップ(C4)(C4)が前記被包装物(M) 側に略直角
になるように、各々折り込まれ、更にこの後、前記第1
基板(C0)に対して前記第2側面板(C2)(C2)が下方に略直
角に折り込まれる。
【0005】前記リフター(51)が上死点に達すると、前
記第1側面板(C1)(C1)の一方に前記折込み具(6) の上端
から突出する突出壁(69)が接した状態となる。この後、
図11に示すように、前記差込みフラップ(C5)(C5)の外
側に配置された略水平な板状の第1タッカー(71)の押込
みによって、前記差込みフラップ(C5)(C5)が前記被包装
物(M) 側に、前記第2側面板(C2)(C2)に対して略直角に
折り込まれる。続いて、前記糊付けフラップ(C6)の外側
に配置された第2タッカー(72)によって、前記糊付けフ
ラップ(C6)が前記被包装物(M) 側に前記第1側面板(C1)
に対して略直角に折り込まれる。更に、前記第2基板(C
3)の外側に配置された第3タッカー(73)によって、前記
第2基板(C3)が前記被包装物(M) 側に前記第1側面板(C
1)に対して略直角に折り込まれる。
【0006】以上の折込み工程によって、前記カートン
(C) が矩形箱状に成形されたものとなり、又、前記被包
装物(M) が包装されたものとなる。この後、包装済の製
品は、前記突出壁(69)から離れるように水平方向に押さ
れて装置外に排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
技術では、前記差込みフラップ(C5)(C5)の折込みに際し
て、前記第1側面板(C1)(C1)の一方が前記突出壁(69)に
より抑えられているだけであるから、図12に示すよう
に、前記第1側面板(C1)(C1)の折込み後のスプリングバ
ック等によって、前記第1側面板(C1)(C1)相互が離反し
て開いた状態となり易い。これら第1側面板(C1)(C1)が
開くと、これらに接続された前記内フラップ(C4)(C4)が
下方に傾斜して前記第2側面板(C2)(C2)の下縁から突き
出た状態となる。従って、この状態のまま前記差し込み
フラップ(C5)(C5)を折り込んでも、前記差込みフラップ
(C5)(C5)が確実に折り込めず、前記糊付フラップ(C6)及
び前記第2基板(C3)も確実に折り込めないものとなる。
これにより、前記カートン(C) の折り込み後の形状がゆ
がむなど、成形不良が生じる。
【0008】請求項1の発明は、『表面と裏面とを備え
たシート状のカートン(C) を折込み成形する方法』にお
いて、前記カートン(C) の折込み成形の不良を防止する
ことをその課題とする。請求項5の発明は、『シート状
のカートン(C) で略直方体状の被包装物(M) を包装する
方法』において、前記カートン(C) の折込み成形の不良
を防止することをその課題とする。
【0009】請求項4の発明は、『表面と裏面とを備え
たシート状のカートン(C) を折込み成形する装置』にお
いて、前記カートン(C) の折込み成形の不良を防止する
ことをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の課題解
決手段は、『前記カートン(C) は、矩形の第1基板(C 0)
と、この第1基板(C0)の一対の第1対向辺の全域に接続
される一対の矩形の第1側面板(C1)(C1)と、前記第1基
板(C0)の他の一対の第2対向辺の全域に接続され且つ前
記第2対向辺に対して直角な辺の長さが前記第1側面板
(C1)(C1)の前記第1対向辺に直角な辺の長さに等しい一
対の矩形の第2側面板(C2)(C2)と、前記第1側面板(C1)
(C1)の各々に於ける前記第1対向辺に直角な一対の対向
辺の略全域に接続される一対の内フラップ(C4)(C4)と、
前記第2側面板(C2)(C2)に於ける前記第2対向辺の反対
側の辺の略全域に接続される一対の差込みフラップ(C5)
(C 5)と、からなり、前記第1基板(C0)に対してその裏面
側に前記第1側面板(C1)(C1)が略直角に、前記第1側面
板(C1)(C1)の各々に対してその裏面側に前記内フラップ
(C4)(C4)が略直角に、各々なるように前記第1側面板(C
1)(C1)及び前記内フラップ(C4)(C4)を折り込む第1工程
と、前記第1基板(C0)に対してその裏面側に前記第2側
面板(C2)(C2)を略直角に折り込む第2工程と、前記第1
側面板(C1)(C1)の両方を前記第1基板(C0)に対して略直
角に抑えた状態で前記差込みフラップ(C5)(C5)を前記第
2側面板(C2)(C2)に対してその裏面側に折り込む第3工
程と、からなる』ことを特徴とする。
【0011】このものでは、先ず、前記第1工程が実行
され、前記第1基板(C0)に対してその裏面側に前記第1
側面板(C1)(C1)が略直角に、前記第1側面板(C1)(C1)に
各々に対してその裏面側に前記内フラップ(C4)(C4)が略
直角に、各々なるように前記第1側面板(C1)(C1)及び前
記内フラップ(C4)(C4)が折り込まれる。続いて、前記第
2工程が実行され、前記第1基板(C0)に対してその裏面
側に前記第2側面板(C2)(C2)が略直角に折り込まれる。
【0012】更にこの後、前記第3工程が実行され、前
記差込みフラップ(C5)(C5)が前記第2側面板(C2)(C2)に
対してその裏面側に略直角に折り込まれる。このもので
は、前記差込みフラップ(C5)(C5)の折込みに際して、前
記第1側面板(C1)(C1)の両方が前記第1基板(C0)に対し
て略直角に抑えられた状態となっているから、前記第1
側面板(C1)(C1)に接続された前記内フラップ(C4)(C4)が
前記第2側面板(C2)(C2)に於ける前記第1基板(C0)の反
対側に突き出ない。
【0013】この請求項1の発明に於いて、請求項2の
発明のように、『前記第3工程は、前記第2側面板(C2)
(C2)の両方を前記第1基板(C0)に対して略直角に抑えた
状態で実行される』ものでは、前記第1側面板(C1)(C1)
に対する前記第2側面板(C2)(C2)の相対的な位置関係が
正確に維持された状態で、前記差込みフラップ(C5)(C 5)
が折り込まれるものとなる。
【0014】又、請求項3の発明のように、『前記カー
トン(C) は、前記第1側面板(C1)(C 1)の一方に於ける前
記第1対向辺の反対側の辺の全域に接続され且つ前記第
1基板(C0)と大きさが等しい第2基板(C3)と、前記第1
側面板(C1)(C1)の他方に於ける前記第1対向辺の反対側
の辺の略全域に接続される糊付けフラップ(C6)と、を具
備し、更に、前記糊付けフラップ(C6)を前記第1側面板
(C1)に対してその裏面側に略直角に折り込む第4工程
と、前記第2基板(C3)を前記第1側面板(C1)に対してそ
の裏面側に略直角に折り込むことにより前記糊付けフラ
ップ(C6)と対接させる第5工程と、を備えた』もので
は、上記第3工程後に、前記第4工程が実行され、前記
糊付けフラップ(C6)が前記第1側面板(C1)(C1)の一方に
対してその裏面側に略直角に折り込まれる。この後、第
5工程が実行され、前記第2基板(C3)が前記第1側面板
(C1)(C1)の他方に対してその裏面側に略直角に折り込ま
れる。前記第2基板(C3)は、前記第1基板(C 0)と大きさ
が等しいから、前記糊付けフラップ(C6)と前記第2基板
(C3)の端部とが重なった状態にて、前記第1基板(C0)の
反対側が閉じられたものとなる。
【0015】更に、請求項4の発明のように、『前記第
4・第5工程は、前記第1側面板(C 1)(C1)の両方を前記
第1基板(C0)に対して略直角に抑えた状態で実行され
る』ものでは、前記第1側面板(C1)(C1)相互が開かない
状態でこれらに接続された前記糊付けフラップ(C6)及び
前記第2基板(C3)が折り込まれるから、この折込み後の
前記糊付けフラップ(C6)と前記第2基板(C3)の相対的な
位置関係が正確となる。
【0016】請求項5の発明の課題解決手段は、『前記
カートン(C) は、前記被包装物(M)の略矩形の基面より
大きい矩形の第1基板(C0)と、この第1基板(C0)の一対
の第1対向辺の全域に接続され且つ前記基面の一対の対
向側辺に連続する一対の側面より大きい一対の矩形の第
1側面板(C1)(C1)と、前記第1基板(C0)の他の一対の第
2対向辺の全域に接続され且つ前記第2対向辺に対して
直角な辺の長さが前記第1側面板(C1)(C1)の前記第1対
向辺に直角な辺の長さに等しい一対の矩形の第2側面板
(C2)(C2)と、前記第1側面板(C1)(C1)の各々に於ける前
記第1対向辺に直角な一対の対向辺の略全域に接続され
る一対の内フラップ(C4)(C4)と、前記第2側面板(C2)(C
2)に於ける前記第2対向辺の反対側の辺の略全域に接続
される一対の差込みフラップ(C5)(C5)と、からなり、前
記被包装物(M) の前記基面を、前記対向側辺が前記第1
対向辺に沿うように前記第1基板(C0)に当接させる工程
と、前記第1基板(C0)に対して前記被包装物(M) 側に前
記第1側面板(C1)(C1)が略直角に、前記第1側面板(C1)
(C1)の各々に対して前記被包装物(M) 側に前記内フラッ
プ(C4)(C4)が略直角に、各々なるように前記第1側面板
(C1)(C1)及び前記内フラップ(C4)(C4)を折り込む第1工
程と、前記第1基板(C0)に対して前記被包装物(M) 側に
前記第2側面板(C2)(C2)を略直角に折り込む第2工程
と、前記第1側面板(C1)(C1)の両方を前記第1基板(C0)
に対して略直角に抑えた状態で前記差込みフラップ(C5)
(C5)を前記第2側面板(C2)(C2)に対して前記被包装物
(M) 側に折り込む第3工程と、からなる』ことを特徴と
する。
【0017】このものでも、上記請求項1の発明と同様
に、前記差込みフラップ(C5)(C5)が前記第2側面板(C2)
(C2)に対して折り込まれる際、前記第1側面板(C1)(C1)
の両方が前記第1基板(C0)に対して略直角に抑えられた
状態となっているから、前記第1側面板(C1)(C1)に接続
された前記内フラップ(C4)(C4)が前記第2側面板(C2)(C
2)に於ける前記第1基板(C0)の反対側に突き出ない。
【0018】尚、前記第3工程までで、前記被包装物
(M) が前記カートン(C) により包囲された状態、つま
り、包装状態となる。請求項6の発明の課題解決手段
は、『前記カートン(C) は、矩形の第1基板(C 0)と、こ
の第1基板(C0)の一対の第1対向辺の全域に接続される
一対の矩形の第1側面板(C1)(C1)と、前記第1基板(C0)
の他の一対の第2対向辺の全域に接続され且つ前記第2
対向辺に対して直角な辺の長さが前記第1側面板(C1)(C
1)の前記第1対向辺に直角な辺の長さに等しい一対の矩
形の第2側面板(C2)(C2)と、前記第1側面板(C1)(C1)の
各々に於ける前記第1対向辺に直角な一対の対向辺の略
全域に接続される一対の内フラップ(C4)(C4)と、前記第
2側面板(C2)(C2)に於ける前記第2対向辺の反対側の辺
の略全域に接続される一対の差込みフラップ(C5)(C 5)
と、からなり、前記第1基板(C0)に対してその裏面側に
前記第1側面板(C1)(C1)が略直角に、前記第1側面板(C
1)(C1)の各々に対してその裏面側に前記内フラップ(C4)
(C4)が略直角に、各々なるように前記第1側面板(C1)(C
1)及び前記内フラップ(C4)(C4)を折り込む第1折込み手
段(K1)と、前記第1折込み手段(K1)により前記第1側面
板(C1)(C1)及び前記内フラップ(C 4)(C4)が折り込まれた
状態に於いて前記第1基板(C0)に対してその裏面側に前
記第2側面板(C2)(C2)を略直角に折り込む第2折込み手
段(K2)と、前記第2折込み手段(K2)により前記第2側面
板(C2)(C2)が折り込まれた状態に於いて前記第1側面板
(C1)(C1)の両方を前記第1基板(C0)に対して略直角に抑
えて前記差込みフラップ(C5)(C5)を前記第2側面板(C2)
(C2)に対してその裏面側に折り込む第3折込み手段(K3)
と、からなる』ことを特徴とする。
【0019】このものでは、前記第1折込み手段(K1)に
より、前記第1基板(C0)に対してその裏面側に前記第1
側面板(C1)(C1)が略直角に折り込まれ、又、前記第1側
面板(C1)(C1)の各々に対してその裏面側に前記内フラッ
プ(C4)(C4)が略直角に折り込まれる。そして、前記第2
折込み手段(K2)により、前記第1側面板(C1)(C1)及び前
記内フラップ(C4)(C4)が折り込まれた状態にて前記第1
基板(C0)に対してその裏面側に前記第2側面板(C2)(C2)
が略直角に折り込まれる。
【0020】更に、前記第3折込み手段(K3)により、前
記第2側面板(C2)(C2)が折り込まれた状態にて前記差込
みフラップ(C5)(C5)が前記第2側面板(C2)(C2)に対して
その裏面側に折り込まれる。このとき、前記第1側面板
(C1)(C1)の両方が前記第1基板(C0)に対して略直角に抑
えられているから、前記内フラップ(C4)(C4)が前記第2
側面板(C2)(C2)に於ける前記第1基板(C0)の反対側に突
き出ない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、前記差込みフラップ(C5)(C5)の折込みに際して、前
記内フラップ(C4)(C4)が前記第2側面板(C2)(C2)に於け
る前記第1基板(C0)の反対側に突き出ない。従って、前
記差込みフラップ(C5)(C5)が確実に折り込まれ、前記カ
ートン(C) の折込み成形の不良が防止される。
【0022】請求項2の発明では、前記第1側面板(C1)
(C1)に対する前記第2側面板(C2)(C 2)の相対的な位置関
係が正確に維持された状態で、前記差込みフラップ(C5)
(C5)が折り込まれるから、前記差込みフラップ(C5)(C5)
がより一層確実に折り込まれ、前記折込み成形の不良が
より一層確実に防止される。請求項3の発明では、前記
第2基板(C3)の端部と前記糊付けフラップ(C6)とが重な
った状態にて、前記第1基板(C0)の反対側が閉じられる
から、その重なり部分を接着等により固定することによ
り、折込み成形された状態が確実に維持される。
【0023】請求項4の発明では、前記糊付けフラップ
(C6)と前記第2基板(C3)の折込み後の相対的な位置関係
が正確となるから、折込みにより成形される矩形箱体の
形状が正確となる。請求項5、6の発明でも、上記請求
項1の発明と同様に、前記差込みフラップ(C5)(C5)の折
込みに際して、前記内フラップ(C4)(C4)が前記第2側面
板(C2)(C2)に於ける前記第1基板(C0)の反対側に突き出
ないから、前記差込みフラップ(C5)(C5)が確実に折り込
まれ、前記折込み成形の不良が防止される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を、
図面に基づいて説明する。この実施の形態は、図1及び
図2に示すように、シート状のカートン(C) で略直方体
状の被包装物(M) を連続的に包装するものに実施したも
のである。この包装に用いる包装装置は、同図に示すよ
うに、被包装物(M) をその上方の略水平姿勢のシート状
のカートン(C) と共に持ち上げて前記カートン(C) を矩
形箱体に成形することにより前記被包装物(M) を包装す
る包装セクション(5) と、この包装セクション(5) に被
包装物(M) を間欠的に投入する第1コンベア(1a)と、前
記包装セクション(5) に対して前記第1コンベア(1a)の
反対側に配置されるカートン(C) のストック部(4) と、
このストック部(4) からカートン(C) を1枚づつ取り出
す取出し装置(2a)と、取り出された前記カートン(C) を
前記包装セクション(5) に移送する第2コンベア(2b)
と、包装済の製品(H) を前記包装セクション(5) の上端
部から前記第2コンベア(2b)及び前記ストック部(4) の
上方を通って排出する第3・第4コンベア(3a)(3b)と、
を具備する構成である。尚、前記包装セクション(5) の
下方には、前記被包装物(M) を持ち上げる為のリフター
(51)が配置されている。
【0025】前記カートン(C) は、図3に示すように、
矩形の第1基板(C0)と、この第1基板(C0)の一対の第1
対向辺(L1)(L1)の全域に接続される一対の矩形の第1側
面板(C1)(C1)と、前記第1基板(C0)の他の一対の第2対
向辺(L2)(L2)の全域に接続される一対の矩形の第2側面
板(C2)(C2)と、前記第1側面板(C1)(C1)の各々に於いて
前記第1対向辺(L1)(L1)に直角な一対の対向辺の全域に
接続される一対の内フラップ(C4)(C4)と、前記第2側面
板(C2)(C2)に於ける前記第2対向辺(L2)(L2)の反対側の
辺の全域に接続される一対の差込みフラップ(C5)(C5)
と、前記第1側面板(C1)(C1)の一方に於ける前記第1対
向辺(L1)の反対側の辺の全域に接続される矩形の第2基
板(C3)と、前記第1側面板(C1)(C1)の他方に於ける前記
第1対向辺(L1)の反対側の辺の全域に接続される糊付け
フラップ(C6)と、からなる。
【0026】そして、前記第2側面板(C2)(C2)の前記第
2対向辺(L2)(L2)に直角な辺の長さは、前記第1側面板
(C1)(C1)の前記第1対向辺(L1)(L1)に直角な辺の長さと
等しく、前記第2基板(C3)は、前記第1基板(C0)と同じ
大きさとなっている。尚、このカートン(C) の各構成板
及びフラップの境界部には、これらを相互に折る為の折
り目線が形成されている。
【0027】一方、前記被包装物(M) は、図1、図2及
び図5に示すように、略直方体状であり、その略矩形の
上面(M1)が上記第1基板(C0)よりも一回り小さくなって
いる。又、前記上面(M1)の一対の対向側辺に連続する一
対の側面(M2)(M2)は、前記第1側面板(C1)(C1)よりも一
回り小さくなっている。尚、前記上面(M1)が既述請求項
5に記載の基面である。
【0028】以下に、上記包装装置の各部について説明
する。 *第1コンベア(1a)* 上記第1コンベア(1a)は、図1、図2及び図4に示すよ
うに、前記包装セクション(5) 内の下端に至るように略
水平姿勢に配置されている。又、この第1コンベア(1a)
は、その走行方向の左右に並設された一対の第1支持桟
(11)(11)上に載置した被包装物(M)(M)を前記第1支持桟
(11)(11)間の下方の一対の第1走行チェーン(12)(12)か
ら突き出た複数の第1爪片(13)(13)により上記包装セク
ション(5) 側に押す構成となっている。そして、この第
1コンベア(1a)による包装セクション(5) への前記被包
装物(M) の投入タイミングは、上記包装セクション(5)
での包装タイミングに基づいて設定されている。尚、前
記被包装物(M) は、上記側面(M2)(M2)が移送方向に対し
て直角となる姿勢で移送される。
【0029】*ストック部(4) * 上記ストック部(4) は、図2及び図3に示すように、カ
ートン(C)(C)を略鉛直姿勢にて且つ略水平方向に積層さ
れた状態にて保持する構成であり、前記包装セクション
(5) より下位に配置されている。前記カートン(C)(C)
は、その下端に前記糊付けフラップ(C6)が位置する姿勢
にて保持される。そして、前記ストック部(4) には、そ
の取出し位置にあるカートン(C) の両側の差込みフラッ
プ(C5)(C5)にのみ係合する一対の係合片(43)(43)が具備
されている。
【0030】*取出し装置(2a)* 上記取出し装置(2a)は、図2に示すように、前記カート
ン(C) を吸引負圧により吸着する吸着カップ(27)を具備
する構成となっている。そして、この取出し装置(2a)
は、前記吸着カップ(27)の吸着面が前記ストック部(4)
の取出し位置に一致した状態で吸着力を付与した後、前
記吸着カップ(27)を移動させて、前記吸着面が前記第2
コンベア(2b)に略一致した状態で前記吸着力を解除する
構成となっている。
【0031】従って、前記ストック部(4) の前記取出し
位置にあるカートン(C) は、前記吸着カップ(27)によっ
て前記ストック部(4) から強制的に引き抜かれて、前記
第2コンベア(2b)上に載せられるものとなる。このと
き、前記カートン(C) は、その糊付けフラップ(C6)が前
記包装セクション(5) 側に位置する姿勢となる。 *第2コンベア(2b)* 上記第2コンベア(2b)は、図1、図2及び図5に示すよ
うに、その移送方向の左右に並設された一対の第2支持
桟(21)(21)上に載置された前記カートン(C) を前記第2
支持桟(21)(21)間の下方の一対の第2走行チェーン(22)
(22)から突き出た第2爪片(23)(23)により前記包装セク
ション(5) 側に押す構成である。
【0032】前記第2支持桟(21)(21)は、上記ストック
部(4) との対向位置から前記包装セクション(5) 側に向
って斜めに上昇する傾斜部(21a)(21a)と、その下流側に
続く水平部(21b)(21b)とからなり、これら水平部(21b)
(21b)は、後述の包装セクション(5) に於ける前記第1
支持桟(11)(11)の下流側端部の直上に位置する。この第
2コンベア(2b)によって、前記カートン(C) が上記包装
タイミングに合わせて間欠的に前記包装セクション(5)
に投入される。
【0033】又、前記カートン(C) が前記傾斜部(21a)
(21a)に沿って移送されて、最終的に前記水平部(21b)(2
1b)上にセットされた状態(以下、「セット状態」と称
する)で、前記カートン(C) の第1基板(C0)が、前記包
装セクション(5) に投入された被包装物(M) の直上に位
置するように、この第2コンベア(2b)の各部が構成され
ている。
【0034】*リフター(51)* 上記リフター(51)は、図2及び図4に示すように、上記
包装セクション(5) 内の第1支持桟(11)(11)間の下方に
配置され、その出力軸の先端に連設されたリフト板(52)
の大きさは、前記第1支持桟(11)(11)間を通過可能に設
定されている。又、このリフター(51)は、前記包装セク
ション(5) に前記被包装物(M) と前記カートン(C) とが
投入された時点で上昇駆動される構成となっている。
【0035】*折込み具(6) * 前記包装セクション(5) には、図4〜図6に示すよう
に、上記リフト板(52)により上昇する前記カートン(C)
の第1基板(C0)の周囲の構成板を下方に折る為の折込み
具(6) が設けられている。この折込み具(6) は、上記セ
ット状態にある前記カートン(C) の内フラップ(C 4)(C4)
の上方に配置されて鉛直方向に延びる複数の第1成形板
(61)(61)と、第1側面板(C1)(C1)の上方に配置されて鉛
直方向に延びる第2・第3成形板(62)(63)と、第2側面
板(C2)(C2)の上方に配置されて鉛直方向に延びる第4成
形板(64)(64)とからなる。そして、前記第2・第3成形
板(62)(63)と前記第4成形板(64)(64)とは、その上部の
断面が前記カートン(C) の第1基板(C0)に略一致する大
きさの矩形筒体を形成し、その下部が外側に広がった構
成となっている。又、これら成形板の下端は、前記第1
成形板(61)(61)よりも前記第2・第3成形板(62)(63)が
高く、前記第2・第3成形板(62)(63)よりも前記第4成
形板(64)(64)が高くなるように設定されている。
【0036】又、前記第3成形板(63)の上端は、上記リ
フト板(52)の上死点よりも僅かに低く設定され、前記第
2成形板(62)及び前記第4成形板(64)(64)の上端は、前
記上死点よりも高く設定されている。そして、前記第4
成形板(64)(64)の上端部には、前記上死点と略一致する
高さまで切り込まれた幅広の矩形凹部(66)(66)が設けら
れ、前記第2成形板(62)には、前記上死点とほぼ同じ高
さにて略水平な長孔(65)が設けられている。
【0037】*第1〜第3成形装置(7a)(7b)(7c)* 更に、上記折込み具(6) の上端部の外側には、図4及び
図6に示すように、水平な薄肉板状のタッカーを前記折
込み具(6) の内側に進退可能に保持した第1〜第3成形
装置(7a)(7b)(7c)が設けられている。一対の前記第1成
形装置(7a)(7a)は、前記第4成形板(64)(64)の外側に配
置され、前記第2成形装置(7b)は、前記第2成形板(62)
の外側に配置され、前記第3成形装置(7c)は、前記第3
成形板(63)の外側に配置されている。
【0038】前記第1成形装置(7a)は、その駆動軸の先
端の直方体状の保持部材(710) と、この保持部材(710)
から前記第4成形板(64)側に突き出た第1タッカー(71)
とを具備する。前記第1タッカー(71)は、上記矩形凹部
(66)を通過可能に構成されている。前記第2成形装置(7
b)は、前記第1成形装置(7a)と同様、保持部材(720)
と、これから第2成形板(62)側に突き出た第2タッカー
(72)とを具備する。前記第2タッカー(72)は、上記長孔
(65)を通過可能に構成されている。又、前記第3成形装
置(7c)も、同様に、保持部材(730) と、これから第3成
形板(63)側に突き出た第3タッカー(73)とを具備する。
前記第3タッカー(73)は、上記リフト板(52)の上死点に
略一致する高さに配置され、この第3タッカー(73)の上
面は、前記保持部材(730) の上面に一致している。
【0039】又、上記保持部材(710)(710)の前記第3タ
ッカー(73)側の端部には、前記第1タッカー(71)(71)の
突出方向に延びる鉛直な一対の補助タッカー(75)(75)が
ブラケット(76)(76)を介して固定されている。これら補
助タッカー(75)(75)は、その内面が前記第3成形板(63)
の上部内面を含む鉛直な平面内に位置するように設けら
れている。更に、これら補助タッカー(75)(75)の突出長
さは、前記第1タッカー(71)(71)の突出長さよりも大き
く設定されている。
【0040】*第3・第4コンベア(3a)(3b)* 上記第3コンベア(3a)は、図1、図2及び図6に示すよ
うに、上記第3タッカー(73)の上面と略一致する高さに
設けられた水平な支持板(31)と、この支持板(31)の上方
にて移送方向の左右に並設された一対の第3走行チェー
ン(32)(32)とからなる。前記第3走行チェーン(32)(32)
には、前記(31)上の包装済の製品(H) を前記第4コンベ
ア(30b) 側に押す為の複数の第3爪片(33)(33)が具備さ
れている。前記第3爪片(33)(33)は、上記第2成形板(6
2)の上端から切り込まれた切欠部(68)を通過するように
配置されている。
【0041】上記第4コンベア(3b)は、上面が前記支持
板(31)に一致する水平なベルトコンベアとなっている。 [包装動作の実際について]次に、以上の構成の包装装
置を用いて被包装物(M) をカートン(C) により包装する
工程について説明する。
【0042】このものでは、上記第1コンベア(1a)によ
り、被包装物(M)(M)が間欠的に上記包装セクション(5)
に投入される。又、上記取出し装置(2a)により上記スト
ック部(4) から一枚づつ取り出されたカートン(C) が、
上記第2コンベア(2b)により移送されて、前記投入され
た前記被包装物(M) と上下に対向した状態にセットされ
る。
【0043】この後、上記リフト板(52)が上昇し、これ
により、前記被包装物(M) が持ち上げられて前記カート
ン(C) の第1基板(C0)に接した状態にて上昇する。その
上昇経路には、上記した構成の折込み具(6) が設けられ
ていることから、上記第1成形板(61)(61)によって、前
記カートン(C) の内フラップ(C4)(C4)が第1側面板(C 1)
(C1)に対して下方に直角に折り込まれ、この後、上記第
2・第3成形板(62)(63)によって、前記第1側面板(C1)
(C1)が前記第1基板(C0)に対して下方に直角に折り込ま
れる。これら折込みの工程が、既述請求項1、5に記載
の第1工程である。
【0044】更にこの後、上記第4成形板(64)(64)によ
って、前記第2側面板(C2)(C2)が前記第1基板(C0)に対
して下方に直角に折り込まれる。この折込み工程が、既
述請求項1、5に記載の第2工程である。以上の第1・
第2工程によって、前記カートン(C) は、下方開放の半
成形品となる(図7ーaの状態)。尚、これら第1・第
2工程では、上記第1成形装置(7a)(7a)は、図6の二点
鎖線に示すように、上記第1タッカー(71)(71)が前記第
4成形板(64)(64)の外側に位置し且つ前記補助タッカー
(75)(75)が上記第3成形板(63)の直上に位置する中間位
置(P) まで駆動されている。
【0045】この後、前記第1成形装置(7a)(7a)が更に
駆動されて、前記第1タッカー(71)(71)が前記第4成形
板(64)(64)の内側に進入する。これにより、図7ーbに
示すように、前記カートン(C) の差込みフラップ(C5)(C
5)が内側に折り込まる。この折込み工程が、既述請求項
1、5に記載の第3工程である。このとき、上記第2成
形板(62)の上端部が前記リフト板(52)の上死点よりも高
いことから、又、このカートン(C) のリフト時には、上
記補助タッカー(75)(75)が上記中間位置(P) に位置して
いるから、前記半成形品の第1側面板(C1)(C1)の両方
が、前記第2成形板(62)の上端部と前記補助タッカー(7
5)(75)とにより、相互に離反しないように抑えられたも
のとなっている(図8参照)。これにより、前記第1側
面板(C1)(C1)に連続する内フラップ(C4)(C4)が前記第2
側面板(C2)(C 2)の下方に突き出ないものとなり、前記差
込みフラップ(C5)(C5)が確実に折り込まれる。従って、
前記半成形品の成形不良が生じない。
【0046】加えて、前記第4成形板(64)(64)の上端部
が前記リフト板(52)の上死点よりも高いことから、前記
差込みフラップ(C5)(C5)の折込みに際して、前記第2側
面板(C2)(C2)も前記第4成形板(64)(64)の上端部により
開かないように抑えられている。従って、前記第2側面
板(C2)(C2)の前記第1側面板(C1)(C1)に対する相対的な
位置関係が正確となり、前記差込みフラップ(C5)(C5)の
折込みがより一層確実となる。この点でも、前記成形不
良が防止されている。
【0047】そして、前記差込みフラップ(C5)(C5)の折
込み後、上記リフト板(52)が降下して上記第1支持桟(1
1)(11)より下方の初期位置に復帰する。このとき、前記
カートン(C) 内の被包装物(M) は、前記第1タッカー(7
1)(71)により支持された状態となっているから、前記被
包装物(M) の脱落が防止されている。この後、上記第2
成形装置(7b)が駆動され、第2タッカー(72)が前記第2
成形板(62)の内側に進入する。これにより、図7ーcに
示すように、前記糊付けフラップ(C6)が被包装物(M) 側
に折り込まれる。この折込み工程が既述請求項3に記載
の第4工程である。
【0048】更にこの後、上記第3成形装置(7c)が駆動
され、第3タッカー(73)が前記第3成形板(63)の内側に
進入する。これにより、図7ーdに示すように、前記第
2基板(C3)が被包装物(M) 側に折り込まれる。この折込
みによって、前記糊付けフラップ(C6)に前記第2基板(C
3)の端部が重なった状態となる。この折込み工程が既述
請求項3に記載の第5工程である。尚、上記セット状態
にあるカートン(C) には、前記第2基板(C3)に於ける前
記糊付けフラップ(C6)及び前記差込みフラップ(C5)(C5)
との対接域に、糊が塗布される。従って、前記第2基板
(C3)が折り込まれると、これに対して前記糊付けフラッ
プ(C6)及び前記差込みフラップ(C5)(C5)が接着されたも
のとなる。
【0049】以上の工程により、上記カートン(C) が矩
形箱体に仕上げられ、このカートン(C) により前記被包
装物(M) が包装されたものとなる。この後、上記第1タ
ッカー(71)(71)、補助タッカー(75)(75)及び第2タッカ
ー(72)が前記折込み具(6) の外側に後退する。このと
き、包装済の製品(H) は、前記第2基板(C3)とほぼ同じ
大きさに設定された上記第3タッカー(73)により支持さ
れた状態となる。
【0050】続いて、前記第3タッカー(73)が前記折込
み具(6) の外側に後退する。そして、これと同じ速度で
走行する上記第3走行チェーン(32)(32)の第3爪片(33)
(33)によって押されて、前記製品(H) は上記支持板(31)
上に移されて、この支持板(31)に沿って移送される。更
に、前記製品(H) は、上記第4コンベア(3b)に移され、
この第4コンベア(3b)によって、包装装置の外部に排出
される。
【0051】尚、この実施の形態では、上記した各タッ
カーは、2枚の矩形板を所定の間隙をあけて重ねた構成
となっている。例えば、前記第1タッカー(71)は、図4
に示すように、上方の第1矩形板(711) と下方の第2矩
形板(712) とからなり、前記第1矩形板(711) は、上記
上死点にあるカートン(C) の第2側面板(C2)と差込みフ
ラップ(C5)の境界線より僅かに低い高さに位置し、前記
第2矩形板(712) は、前記差込みフラップ(C5)の下端部
とほぼ同じ高さに位置している。
【0052】従って、前記第1タッカー(71)をカートン
(C) 側に押し込んでいくと、先ず、下方の第2矩形板(7
12) により差込みフラップ(C5)の下端部が押され、続い
て、上方の第1矩形板(711) により前記差込みフラップ
(C5)の上端が押されるものとなる。このとき、前記差込
みフラップ(C5)は、前記第2矩形板(712) により予め内
側に大きく曲げられた状態で、前記第2側面板(C2)との
境界の折り目線の近傍が曲げられるから、前記折り目線
にて前記差込みフラップ(C5)が確実に折られる。
【0053】この実施の形態では、前記リフター(51)、
前記第1成形板(61)(61)及び前記第2・第3成形板(62)
(63)が既述請求項6に記載の第1折込み装置(K1)に相当
する。又、前記リフター(51)及び前記第4成形板(64)(6
4)が既述請求項6に記載の第2折込み装置(K2)に相当す
る。更に、前記第2成形板(62)、前記補助タッカー(75)
(75)、及び、前記第1タッカー(71)(71)が既述請求項6
に記載の第3折込み装置(K3)である。
【0054】この実施の形態では、被包装物(M) を包装
するものに実施したが、前記被包装物(M) を包装せずに
カートン(C) を折込み成形するものに本願発明を実施し
てもよい。更に、カートン(C) は、上記第2基板(C3)及
び上記糊付けフラップ(C6)を具備しない構成としてもよ
い。
【0055】又、上記補助タッカー(75)(75)が、上記第
1タッカー(71)の保持部材(710) とは別体に設けられ、
別の駆動装置により、上記と同様の進退動作する構成と
してもよい。この場合、カムにより前記進退動作する構
成を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にて用いる包装装置の概
略斜視図
【図2】図1の包装装置の側面図
【図3】図1の包装装置のストック部(4) の正面図
【図4】図1の包装装置の包装セクション(5) の縦断面
【図5】図1の包装装置の折込み具(6) の横断面図
【図6】図1の包装装置の第1〜第3成形装置(7a)(7b)
(7c)の要部平面図
【図7】図6の第1〜第3成形装置(7a)(7b)(7c)の折込
み動作の説明図
【図8】図6の第1〜第3成形装置(7a)(7b)(7c)の折込
み動作の要部説明図
【図9】従来の包装方法の説明図
【図10】図9の包装方法に用いるカートン(C) の平面
【図11】図9の包装方法に於ける折込み動作の説明斜
視図
【図12】図11の折込み動作時の側面図
【符号の説明】
(C) ・・・カートン (M) ・・・被包装物 (C0)・・・第1基板 (C1)・・・第1側面板 (C2)・・・第2側面板 (C4)・・・内フラップ (C5)・・・差込みフラップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面と裏面とを備えたシート状のカート
    ン(C) を折込み成形する方法において、 前記カートン(C) は、矩形の第1基板(C0)と、この第1
    基板(C0)の一対の第1対向辺の全域に接続される一対の
    矩形の第1側面板(C1)(C1)と、前記第1基板(C 0)の他の
    一対の第2対向辺の全域に接続され且つ前記第2対向辺
    に対して直角な辺の長さが前記第1側面板(C1)(C1)の前
    記第1対向辺に直角な辺の長さに等しい一対の矩形の第
    2側面板(C2)(C2)と、前記第1側面板(C1)(C1)の各々に
    於ける前記第1対向辺に直角な一対の対向辺の略全域に
    接続される一対の内フラップ(C4)(C4)と、前記第2側面
    板(C2)(C2)に於ける前記第2対向辺の反対側の辺の略全
    域に接続される一対の差込みフラップ(C5)(C5)と、から
    なり、 前記第1基板(C0)に対してその裏面側に前記第1側面板
    (C1)(C1)が略直角に、前記第1側面板(C1)(C1)の各々に
    対してその裏面側に前記内フラップ(C4)(C4)が略直角
    に、各々なるように前記第1側面板(C1)(C1)及び前記内
    フラップ(C4)(C4)を折り込む第1工程と、 前記第1基板(C0)に対してその裏面側に前記第2側面板
    (C2)(C2)を略直角に折り込む第2工程と、 前記第1側面板(C1)(C1)の両方を前記第1基板(C0)に対
    して略直角に抑えた状態で前記差込みフラップ(C5)(C5)
    を前記第2側面板(C2)(C2)に対してその裏面側に折り込
    む第3工程と、からなるカートン成形方法。
  2. 【請求項2】 前記第3工程は、前記第2側面板(C2)(C
    2)の両方を前記第1基板(C0)に対して略直角に抑えた状
    態で実行される請求項1に記載のカートン成形方法。
  3. 【請求項3】 前記カートン(C) は、前記第1側面板(C
    1)(C1)の一方に於ける前記第1対向辺の反対側の辺の全
    域に接続され且つ前記第1基板(C0)と大きさが等しい第
    2基板(C3)と、前記第1側面板(C1)(C1)の他方に於ける
    前記第1対向辺の反対側の辺の略全域に接続される糊付
    けフラップ(C6)と、を具備し、 更に、前記糊付けフラップ(C6)を前記第1側面板(C1)に
    対してその裏面側に略直角に折り込む第4工程と、前記
    第2基板(C3)を前記第1側面板(C1)に対してその裏面側
    に略直角に折り込むことにより前記糊付けフラップ(C6)
    と対接させる第5工程と、を備えた請求項1又は2に記
    載のカートン成形方法。
  4. 【請求項4】 前記第4・第5工程は、前記第1側面板
    (C1)(C1)の両方を前記第1基板(C0)に対して略直角に抑
    えた状態で実行される請求項3に記載のカートン成形方
    法。
  5. 【請求項5】 シート状のカートン(C) で略直方体状の
    被包装物(M) を包装する方法において、 前記カートン(C) は、前記被包装物(M) の略矩形の基面
    より大きい矩形の第1基板(C0)と、この第1基板(C0)の
    一対の第1対向辺の全域に接続され且つ前記基面の一対
    の対向側辺に連続する一対の側面より大きい一対の矩形
    の第1側面板(C 1)(C1)と、前記第1基板(C0)の他の一対
    の第2対向辺の全域に接続され且つ前記第2対向辺に対
    して直角な辺の長さが前記第1側面板(C1)(C1)の前記第
    1対向辺に直角な辺の長さに等しい一対の矩形の第2側
    面板(C2)(C2)と、前記第1側面板(C1)(C1)の各々に於け
    る前記第1対向辺に直角な一対の対向辺の略全域に接続
    される一対の内フラップ(C4)(C4)と、前記第2側面板(C
    2)(C2)に於ける前記第2対向辺の反対側の辺の略全域に
    接続される一対の差込みフラップ(C5)(C5)と、からな
    り、 前記被包装物(M) の前記基面を、前記対向側辺が前記第
    1対向辺に沿うように前記第1基板(C0)に当接させる工
    程と、 前記第1基板(C0)に対して前記被包装物(M) 側に前記第
    1側面板(C1)(C1)が略直角に、前記第1側面板(C1)(C1)
    の各々に対して前記被包装物(M) 側に前記内フラップ(C
    4)(C4)が略直角に、各々なるように前記第1側面板(C1)
    (C1)及び前記内フラップ(C4)(C4)を折り込む第1工程
    と、 前記第1基板(C0)に対して前記被包装物(M) 側に前記第
    2側面板(C2)(C2)を略直角に折り込む第2工程と、 前記第1側面板(C1)(C1)の両方を前記第1基板(C0)に対
    して略直角に抑えた状態で前記差込みフラップ(C5)(C5)
    を前記第2側面板(C2)(C2)に対して前記被包装物(M) 側
    に折り込む第3工程と、からなる包装方法。
  6. 【請求項6】 表面と裏面とを備えたシート状のカート
    ン(C) を折込み成形する装置において、 前記カートン(C) は、矩形の第1基板(C0)と、この第1
    基板(C0)の一対の第1対向辺の全域に接続される一対の
    矩形の第1側面板(C1)(C1)と、前記第1基板(C 0)の他の
    一対の第2対向辺の全域に接続され且つ前記第2対向辺
    に対して直角な辺の長さが前記第1側面板(C1)(C1)の前
    記第1対向辺に直角な辺の長さに等しい一対の矩形の第
    2側面板(C2)(C2)と、前記第1側面板(C1)(C1)の各々に
    於ける前記第1対向辺に直角な一対の対向辺の略全域に
    接続される一対の内フラップ(C4)(C4)と、前記第2側面
    板(C2)(C2)に於ける前記第2対向辺の反対側の辺の略全
    域に接続される一対の差込みフラップ(C5)(C5)と、から
    なり、 前記第1基板(C0)に対してその裏面側に前記第1側面板
    (C1)(C1)が略直角に、前記第1側面板(C1)(C1)の各々に
    対してその裏面側に前記内フラップ(C4)(C4)が略直角
    に、各々なるように前記第1側面板(C1)(C1)及び前記内
    フラップ(C4)(C4)を折り込む第1折込み手段(K1)と、 前記第1折込み手段(K1)により前記第1側面板(C1)(C1)
    及び前記内フラップ(C 4)(C4)が折り込まれた状態に於い
    て前記第1基板(C0)に対してその裏面側に前記第2側面
    板(C2)(C2)を略直角に折り込む第2折込み手段(K2)と、 前記第2折込み手段(K2)により前記第2側面板(C2)(C2)
    が折り込まれた状態に於いて前記第1側面板(C1)(C1)の
    両方を前記第1基板(C0)に対して略直角に抑えて前記差
    込みフラップ(C5)(C5)を前記第2側面板(C2)(C2)に対し
    てその裏面側に折り込む第3折込み手段(K3)と、からな
    るカートン成形装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009096482A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Kyoto Seisakusho Co Ltd 製函包装装置

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