JPH09220741A - 射出装置 - Google Patents
射出装置Info
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- JPH09220741A JPH09220741A JP2962996A JP2962996A JPH09220741A JP H09220741 A JPH09220741 A JP H09220741A JP 2962996 A JP2962996 A JP 2962996A JP 2962996 A JP2962996 A JP 2962996A JP H09220741 A JPH09220741 A JP H09220741A
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- molten resin
- passage
- wall
- cylinder
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/47—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
- B29C45/50—Axially movable screw
- B29C45/52—Non-return devices
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノズル部側からの溶融樹脂の逆流を確実に防
止する。 【解決手段】 本発明の射出装置１１は、溶融樹脂の圧
送停止時に、スクリュー１４の逆回転により逆流防止弁
体１６をスクリュー１４側に強制的に移動させてスクリ
ューシリンダ１３内の内壁１３ａとスクリュー１４との
間の空間２０と通路１９とを遮断する弁体作動手段２１
を有する。
止する。 【解決手段】 本発明の射出装置１１は、溶融樹脂の圧
送停止時に、スクリュー１４の逆回転により逆流防止弁
体１６をスクリュー１４側に強制的に移動させてスクリ
ューシリンダ１３内の内壁１３ａとスクリュー１４との
間の空間２０と通路１９とを遮断する弁体作動手段２１
を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、金型内に溶融樹脂
を射出する射出装置に関する。
を射出する射出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は、金型内
に溶融樹脂を射出するための射出装置１を示す。同図に
おいて、この射出装置１は、金型内に溶融樹脂を射出す
るノズル部２が一側に設けられたスクリューシリンダ３
と、このスクリューシリンダ３内に配置されて回転しな
がらスクリューシリンダ３の内壁３ａとの間の溶融樹脂
をノズル部２側に圧送するスクリュー４と、このスクリ
ュー４のノズル部２側の端部に固定されてスクリュー４
と共に回転するスクリューヘッド５と、このスクリュー
ヘッド５とスクリューシリンダ３の内壁３ａとの間に設
けられた逆流防止弁体６とを備えている。
に溶融樹脂を射出するための射出装置１を示す。同図に
おいて、この射出装置１は、金型内に溶融樹脂を射出す
るノズル部２が一側に設けられたスクリューシリンダ３
と、このスクリューシリンダ３内に配置されて回転しな
がらスクリューシリンダ３の内壁３ａとの間の溶融樹脂
をノズル部２側に圧送するスクリュー４と、このスクリ
ュー４のノズル部２側の端部に固定されてスクリュー４
と共に回転するスクリューヘッド５と、このスクリュー
ヘッド５とスクリューシリンダ３の内壁３ａとの間に設
けられた逆流防止弁体６とを備えている。
【０００３】スクリューヘッド５は、スクリュー４より
小径の首部７と、この首部７のノズル部２側に設けられ
たヘッド部８とが一体に形成されている。
小径の首部７と、この首部７のノズル部２側に設けられ
たヘッド部８とが一体に形成されている。
【０００４】上記逆流防止弁体６はスクリューヘッド５
との間にノズル部２と連通する通路９を形成し、溶融樹
脂の圧力でスクリューシリンダ３の軸方向に移動してス
クリューシリンダ３の内壁３ａとスクリュー４との間の
空間１０と通路９とを開閉する。
との間にノズル部２と連通する通路９を形成し、溶融樹
脂の圧力でスクリューシリンダ３の軸方向に移動してス
クリューシリンダ３の内壁３ａとスクリュー４との間の
空間１０と通路９とを開閉する。
【０００５】そして、図３（ａ）に示すように、逆流防
止弁体６がスクリュー４側に位置して通路９と空間１０
とを遮断している状態から、スクリュー４を回転させて
溶融樹脂をノズル部２側に圧送すると、図３（ｂ）に示
すように、溶融樹脂の圧力で逆流防止弁体６がノズル部
２側に移動し、図３（ｃ）に示すように、通路９と空間
１０とを連通する。これにより、溶融樹脂は、空間１０
から通路９内を通ってノズル部２側に圧送される。
止弁体６がスクリュー４側に位置して通路９と空間１０
とを遮断している状態から、スクリュー４を回転させて
溶融樹脂をノズル部２側に圧送すると、図３（ｂ）に示
すように、溶融樹脂の圧力で逆流防止弁体６がノズル部
２側に移動し、図３（ｃ）に示すように、通路９と空間
１０とを連通する。これにより、溶融樹脂は、空間１０
から通路９内を通ってノズル部２側に圧送される。
【０００６】所定量の溶融樹脂をノズル部２側に圧送し
た後にスクリュー４の回転を停止すると、今度はノズル
部２側に圧送された溶融樹脂の圧力で逆流防止弁体６が
スクリュー４側に押圧されて移動し、通路９と空間１０
とを遮断する。これにより、ノズル部２側から溶融樹脂
が通路９を通って空間１０内に逆流するのが防止されて
いる。
た後にスクリュー４の回転を停止すると、今度はノズル
部２側に圧送された溶融樹脂の圧力で逆流防止弁体６が
スクリュー４側に押圧されて移動し、通路９と空間１０
とを遮断する。これにより、ノズル部２側から溶融樹脂
が通路９を通って空間１０内に逆流するのが防止されて
いる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この射
出装置１では、所定量の溶融樹脂をノズル２側に圧送し
た後に、スクリュー４の回転を停止しても、ノズル部２
側の溶融樹脂の圧力で逆流防止弁体６がスクリュー４に
当接するまで、すなわち、通路９と空間１０とを確実に
遮断する位置まで移動せずに、図３（ｂ）に示すように
通路９と空間１０とが連通した状態となる。このため、
ノズル部２側に圧送した所定量の溶融樹脂が通路９を通
って空間１０内に逆流してしまい、安定した計量を行う
ことが出来ないという問題がある。
出装置１では、所定量の溶融樹脂をノズル２側に圧送し
た後に、スクリュー４の回転を停止しても、ノズル部２
側の溶融樹脂の圧力で逆流防止弁体６がスクリュー４に
当接するまで、すなわち、通路９と空間１０とを確実に
遮断する位置まで移動せずに、図３（ｂ）に示すように
通路９と空間１０とが連通した状態となる。このため、
ノズル部２側に圧送した所定量の溶融樹脂が通路９を通
って空間１０内に逆流してしまい、安定した計量を行う
ことが出来ないという問題がある。
【０００８】そこで、本発明は、溶融樹脂の圧送停止後
に、溶融樹脂が逆流することがなく安定した計量を行う
ことが出来る射出装置の提供を目的とする。
に、溶融樹脂が逆流することがなく安定した計量を行う
ことが出来る射出装置の提供を目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項１記載の発明は、金型内に溶融樹脂を射出するノ
ズル部が一側に設けられたスクリューシリンダと、この
スクリューシリンダ内に配置されて回転しながらスクリ
ューシリンダの内壁との間の溶融樹脂をノズル部側に圧
送するスクリューと、このスクリューのノズル部側の端
部に固定されてスクリューと共に回転するスクリューヘ
ッドと、このスクリューヘッドとスクリューシリンダの
内壁との間に設けられると共に、スクリューヘッドとの
間にノズル部と連通する通路を形成し溶融樹脂の圧力で
スクリューシリンダの軸方向に移動して前記スクリュー
シリンダの内壁とスクリューとの間の空間と前記通路と
を開閉する筒状の逆流防止弁体とを備えた射出装置であ
って、前記溶融樹脂の圧送停止時に、前記スクリューの
逆回転により前記逆流防止弁体を前記スクリュー側に強
制的に移動させてスクリューシリンダ内の内壁とスクリ
ューとの間の空間と前記通路とを遮断する弁体作動手段
を有することを特徴とする。
請求項１記載の発明は、金型内に溶融樹脂を射出するノ
ズル部が一側に設けられたスクリューシリンダと、この
スクリューシリンダ内に配置されて回転しながらスクリ
ューシリンダの内壁との間の溶融樹脂をノズル部側に圧
送するスクリューと、このスクリューのノズル部側の端
部に固定されてスクリューと共に回転するスクリューヘ
ッドと、このスクリューヘッドとスクリューシリンダの
内壁との間に設けられると共に、スクリューヘッドとの
間にノズル部と連通する通路を形成し溶融樹脂の圧力で
スクリューシリンダの軸方向に移動して前記スクリュー
シリンダの内壁とスクリューとの間の空間と前記通路と
を開閉する筒状の逆流防止弁体とを備えた射出装置であ
って、前記溶融樹脂の圧送停止時に、前記スクリューの
逆回転により前記逆流防止弁体を前記スクリュー側に強
制的に移動させてスクリューシリンダ内の内壁とスクリ
ューとの間の空間と前記通路とを遮断する弁体作動手段
を有することを特徴とする。
【００１０】この射出装置では、ノズル部側に所定量の
溶融樹脂を圧送した後に、スクリューを逆転させると、
弁体作動手段により逆流防止弁体がスクリュー側に強制
的に移動してスクリューシリンダの内壁とスクリューと
の間の空間と通路とが遮断される。この結果、ノズル部
側の所定量の溶融樹脂が、スクリューシリンダの内壁と
スクリューとの間の空間内に逆流することがない。
溶融樹脂を圧送した後に、スクリューを逆転させると、
弁体作動手段により逆流防止弁体がスクリュー側に強制
的に移動してスクリューシリンダの内壁とスクリューと
の間の空間と通路とが遮断される。この結果、ノズル部
側の所定量の溶融樹脂が、スクリューシリンダの内壁と
スクリューとの間の空間内に逆流することがない。
【００１１】請求項２記載の発明によれば、請求項１記
載の発明であって、前記弁体作動手段が、前記逆流防止
弁体の内壁からスクリューヘッドの外周に向けて突設さ
れた突起と、前記スクリューヘッドの外周に設けられて
前記突起が挿入されると共に、前記スクリューの逆回転
時に前記突起が前記スクリュー側に案内されて前記逆流
防止弁体をスクリュー側に強制的に移動させる螺旋溝と
からなることを特徴とする。
載の発明であって、前記弁体作動手段が、前記逆流防止
弁体の内壁からスクリューヘッドの外周に向けて突設さ
れた突起と、前記スクリューヘッドの外周に設けられて
前記突起が挿入されると共に、前記スクリューの逆回転
時に前記突起が前記スクリュー側に案内されて前記逆流
防止弁体をスクリュー側に強制的に移動させる螺旋溝と
からなることを特徴とする。
【００１２】この射出装置では、ノズル部側に所定量の
溶融樹脂を圧送した後に、スクリューの回転を逆転させ
ると、螺旋溝に案内されて突起がスクリュー側に移動
し、逆流防止弁体がスクリュー側に強制的に移動してス
クリューシリンダの内壁とスクリューとの間の空間と通
路とが遮断される。
溶融樹脂を圧送した後に、スクリューの回転を逆転させ
ると、螺旋溝に案内されて突起がスクリュー側に移動
し、逆流防止弁体がスクリュー側に強制的に移動してス
クリューシリンダの内壁とスクリューとの間の空間と通
路とが遮断される。
【００１３】請求項３記載の発明は、請求項２記載の発
明であって、前記溶融樹脂の圧送時にスクリューの回転
により前記突起が螺旋溝に案内されてノズル側に移動
し、逆流防止弁体をノズル部側に強制的に移動させて前
記スクリューシリンダの内壁とスクリューとの間の空間
と前記通路とを連通させることを特徴とする。
明であって、前記溶融樹脂の圧送時にスクリューの回転
により前記突起が螺旋溝に案内されてノズル側に移動
し、逆流防止弁体をノズル部側に強制的に移動させて前
記スクリューシリンダの内壁とスクリューとの間の空間
と前記通路とを連通させることを特徴とする。
【００１４】この射出装置では、溶融樹脂の圧送時にス
クリューが回転すると、突起がノズル部側に移動し、逆
流防止弁体をノズル部側に強制的に移動して、スクリュ
ーシリンダの内壁とスクリューとの間の空間と通路とが
連通される。
クリューが回転すると、突起がノズル部側に移動し、逆
流防止弁体をノズル部側に強制的に移動して、スクリュ
ーシリンダの内壁とスクリューとの間の空間と通路とが
連通される。
【００１５】請求項４記載の発明は、請求項１乃至請求
項３のいずれか一項に記載の発明であって、前記通路が
前記スクリューヘッドのノズル部側のヘッド部に形成さ
れて前記通路孔と直状に連通されていることを特徴とす
る。
項３のいずれか一項に記載の発明であって、前記通路が
前記スクリューヘッドのノズル部側のヘッド部に形成さ
れて前記通路孔と直状に連通されていることを特徴とす
る。
【００１６】この射出装置では、通路が、ヘッド部の通
路孔と直状となっているので、圧送時に溶融樹脂がノズ
ル部側に滑らかに供給される。
路孔と直状となっているので、圧送時に溶融樹脂がノズ
ル部側に滑らかに供給される。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る射出装置の実
施形態について説明する。図１は射出装置の一部を破断
した斜視図であり、図２（ａ）は溶融樹脂を圧送してい
ない圧送停止時の状態を示す断面図、図２（ｂ）は溶融
樹脂の圧送状態を示す断面図である。図１及び図２
（ａ）、（ｂ）に示すように、本形態の射出装置１１
は、図３に示す射出装置１と同様に、金型内に溶融樹脂
を射出するノズル部１２が一側に設けられたスクリュー
シリンダ１３と、このスクリューシリンダ１３内に配置
されて回転しながらスクリューシリンダ１３の内壁１３
ａとの間の溶融樹脂をノズル部１２側に圧送するスクリ
ュー１４と、このスクリュー１４のノズル部１２側の端
部に固定されてスクリュー１４と共に回転するスクリュ
ーヘッド１５と、このスクリューヘッド１５とスクリュ
ーシリンダ１３の内壁１３ａとの間に設けられた逆流防
止弁体１６とを備えている。
施形態について説明する。図１は射出装置の一部を破断
した斜視図であり、図２（ａ）は溶融樹脂を圧送してい
ない圧送停止時の状態を示す断面図、図２（ｂ）は溶融
樹脂の圧送状態を示す断面図である。図１及び図２
（ａ）、（ｂ）に示すように、本形態の射出装置１１
は、図３に示す射出装置１と同様に、金型内に溶融樹脂
を射出するノズル部１２が一側に設けられたスクリュー
シリンダ１３と、このスクリューシリンダ１３内に配置
されて回転しながらスクリューシリンダ１３の内壁１３
ａとの間の溶融樹脂をノズル部１２側に圧送するスクリ
ュー１４と、このスクリュー１４のノズル部１２側の端
部に固定されてスクリュー１４と共に回転するスクリュ
ーヘッド１５と、このスクリューヘッド１５とスクリュ
ーシリンダ１３の内壁１３ａとの間に設けられた逆流防
止弁体１６とを備えている。
【００１８】スクリューヘッド１５は、スクリュー１４
より小径の首部１７と、この首部１７のノズル部１２側
に設けられたヘッド部１８とが一体に形成されている。
また、ヘッド部１８には、首部１７側とノズル部１２側
とを連通する通路孔２５が形成されている。
より小径の首部１７と、この首部１７のノズル部１２側
に設けられたヘッド部１８とが一体に形成されている。
また、ヘッド部１８には、首部１７側とノズル部１２側
とを連通する通路孔２５が形成されている。
【００１９】上記逆流防止弁体１６はスクリューヘッド
１５との間にノズル部１２と連通する通路１９を形成
し、スクリューシリンダ１３の軸方向に移動してスクリ
ューシリンダ１３の内壁１３ａとスクリュー１４との間
の空間２０と通路１９とを開閉する。
１５との間にノズル部１２と連通する通路１９を形成
し、スクリューシリンダ１３の軸方向に移動してスクリ
ューシリンダ１３の内壁１３ａとスクリュー１４との間
の空間２０と通路１９とを開閉する。
【００２０】また、本形態の射出装置１１は、融樹脂の
圧送停止時に、スクリュー１４の逆回転により逆流防止
弁体１６をスクリュー１４側に強制的に移動させてスク
リューシリンダ１３内の内壁１３ａとスクリュー１４と
の間の空間２０と通路１９とを遮断する弁体作動手段２
１を有している。
圧送停止時に、スクリュー１４の逆回転により逆流防止
弁体１６をスクリュー１４側に強制的に移動させてスク
リューシリンダ１３内の内壁１３ａとスクリュー１４と
の間の空間２０と通路１９とを遮断する弁体作動手段２
１を有している。
【００２１】弁体作動手段２１は、逆流防止弁体１６の
内壁２２からスクリューヘッド１５の首部１７の外周に
向けて突設された突起２３と、スクリューヘッド１５の
外周に設けられて突起２３が挿入されると共に、スクリ
ュー１４の逆回転時に突起２３がスクリュー１４側に案
内されて逆流防止弁体１６をスクリュー１４側に強制的
に移動させる螺旋溝２４とからなる。
内壁２２からスクリューヘッド１５の首部１７の外周に
向けて突設された突起２３と、スクリューヘッド１５の
外周に設けられて突起２３が挿入されると共に、スクリ
ュー１４の逆回転時に突起２３がスクリュー１４側に案
内されて逆流防止弁体１６をスクリュー１４側に強制的
に移動させる螺旋溝２４とからなる。
【００２２】突起２３は、逆流防止弁体１６を貫通して
内側に突出している。その先端部２３ａは球形に形成さ
れて螺旋溝２４内に挿入されている。螺旋溝２４は、ス
クリュー１４側からヘッド部１８側にかけて連続した螺
旋状の溝で形成されている。そしてスクリュー１４と共
にスクリューヘッド１５が回転すると、螺旋溝２４内を
突起２３がクリュー１４側あるいはスクリューヘッド１
５側に相対的に移動する。
内側に突出している。その先端部２３ａは球形に形成さ
れて螺旋溝２４内に挿入されている。螺旋溝２４は、ス
クリュー１４側からヘッド部１８側にかけて連続した螺
旋状の溝で形成されている。そしてスクリュー１４と共
にスクリューヘッド１５が回転すると、螺旋溝２４内を
突起２３がクリュー１４側あるいはスクリューヘッド１
５側に相対的に移動する。
【００２３】なお、溶融樹脂の圧送時に、突起２３が螺
旋溝２４のノズル部１２側端部に位置した状態では、逆
流防止弁体１６はスクリューヘッド１４と共に回転す
る。
旋溝２４のノズル部１２側端部に位置した状態では、逆
流防止弁体１６はスクリューヘッド１４と共に回転す
る。
【００２４】次にこの射出装置の作動について説明す
る。
る。
【００２５】図２（ａ）に示すように、溶融樹脂を圧送
していない状態では、逆流防止弁体１６はスクリュー１
４の先端部に当接して通路１９と空間２０とを遮断して
いる。この状態から、スクリュー１４が回転して溶融樹
脂の圧送が開始されると、スクリュー１４の回転により
スクリューヘッド１５が同方向に回転し、螺旋溝２４内
を突起２３がノズル部１２側に案内され、逆流防止弁体
１６がノズル部１２側に強制的に移動する。逆流防止弁
体１６がノズル部１２側に移動すると、通路１９と空間
２０とが連通されて空間２０内の溶融樹脂が通路１９を
通ってノズル部１２側に送られる。
していない状態では、逆流防止弁体１６はスクリュー１
４の先端部に当接して通路１９と空間２０とを遮断して
いる。この状態から、スクリュー１４が回転して溶融樹
脂の圧送が開始されると、スクリュー１４の回転により
スクリューヘッド１５が同方向に回転し、螺旋溝２４内
を突起２３がノズル部１２側に案内され、逆流防止弁体
１６がノズル部１２側に強制的に移動する。逆流防止弁
体１６がノズル部１２側に移動すると、通路１９と空間
２０とが連通されて空間２０内の溶融樹脂が通路１９を
通ってノズル部１２側に送られる。
【００２６】そして、所定量の溶融樹脂がノズル部１２
側に圧送されると、今度はスクリュー１４を逆回転させ
る。スクリュー１４を逆回転させると突起２３は螺旋溝
２４内に案内されてスクリュー１４側に移動し、逆流防
止弁体１６がスクリュー１４側に強制的に移動する。逆
流防止弁体１６がスクリュー１４側に移動すると、逆流
防止弁体１６とスクリュー１４の端部とが当接して通路
１９と空間２０とが遮断される。このため、通路１９内
の溶融樹脂が空間２０内に逆流することがない。
側に圧送されると、今度はスクリュー１４を逆回転させ
る。スクリュー１４を逆回転させると突起２３は螺旋溝
２４内に案内されてスクリュー１４側に移動し、逆流防
止弁体１６がスクリュー１４側に強制的に移動する。逆
流防止弁体１６がスクリュー１４側に移動すると、逆流
防止弁体１６とスクリュー１４の端部とが当接して通路
１９と空間２０とが遮断される。このため、通路１９内
の溶融樹脂が空間２０内に逆流することがない。
【００２７】このように本形態の射出装置１１によれ
ば、ノズル部１２側に所定量の溶融樹脂を圧送した後
に、逆流防止弁体１６をスクリュー１４側に強制的に移
動して通路１９と空間２０とを遮断するので、ノズル部
１２側の溶融樹脂が空間２０内に逆流することがない。
従って、ノズル部１２に所定量の溶融樹脂を確実に圧送
することが出来るので、安定した溶融樹脂の計量が可能
となる。また、所定量の溶融樹脂を確実に計量すること
が出来るので、不良品の発生を防止することが可能とな
る。
ば、ノズル部１２側に所定量の溶融樹脂を圧送した後
に、逆流防止弁体１６をスクリュー１４側に強制的に移
動して通路１９と空間２０とを遮断するので、ノズル部
１２側の溶融樹脂が空間２０内に逆流することがない。
従って、ノズル部１２に所定量の溶融樹脂を確実に圧送
することが出来るので、安定した溶融樹脂の計量が可能
となる。また、所定量の溶融樹脂を確実に計量すること
が出来るので、不良品の発生を防止することが可能とな
る。
【００２８】また、本形態の射出装置１１によれば、溶
融樹脂の圧送開始時にも、スクリュー１４と共にスクリ
ューヘッド１５が回転し、逆流防止弁体１６をノズル部
１２側に強制的に移動させることが出来るので、通路１
９と空間２０とを確実に連通させることが出来る。
融樹脂の圧送開始時にも、スクリュー１４と共にスクリ
ューヘッド１５が回転し、逆流防止弁体１６をノズル部
１２側に強制的に移動させることが出来るので、通路１
９と空間２０とを確実に連通させることが出来る。
【００２９】さらに、本形態の射出装置１１によれば、
スクリューヘッド１５に、通路１９と直状に連通する通
路孔２５を設けたことにより、通路１９を通る溶融樹脂
が少ない抵抗で滑らかに通過することが出来る。
スクリューヘッド１５に、通路１９と直状に連通する通
路孔２５を設けたことにより、通路１９を通る溶融樹脂
が少ない抵抗で滑らかに通過することが出来る。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように請求項１の発明によ
れば、ノズル部側に所定量の溶融樹脂を圧送した後に、
スクリューの回転を逆転させると、弁体作動手段により
逆流防止弁体がスクリュー側に強制的に移動してスクリ
ューシリンダの内壁とスクリューとの間の空間と通路と
が遮断されるので、ノズル部側の所定量の溶融樹脂が、
スクリューシリンダの内壁とスクリューとの間の空間内
に逆流することがない。従って、ノズル部側に所定量の
溶融樹脂を供給することが出来、安定した計量を行うこ
とが出来る。
れば、ノズル部側に所定量の溶融樹脂を圧送した後に、
スクリューの回転を逆転させると、弁体作動手段により
逆流防止弁体がスクリュー側に強制的に移動してスクリ
ューシリンダの内壁とスクリューとの間の空間と通路と
が遮断されるので、ノズル部側の所定量の溶融樹脂が、
スクリューシリンダの内壁とスクリューとの間の空間内
に逆流することがない。従って、ノズル部側に所定量の
溶融樹脂を供給することが出来、安定した計量を行うこ
とが出来る。
【００３１】請求項２の発明によれば、ノズル部側に所
定量の溶融樹脂を圧送した後に、スクリューの回転を逆
転させると、螺旋溝に案内されて突起がスクリュー側に
移動し、逆流防止弁体がスクリュー側に強制的に移動し
てスクリューシリンダの内壁とスクリューとの間の空間
と通路とが確実に遮断される。従って、溶融樹脂の逆流
を確実に防止することが出来る。
定量の溶融樹脂を圧送した後に、スクリューの回転を逆
転させると、螺旋溝に案内されて突起がスクリュー側に
移動し、逆流防止弁体がスクリュー側に強制的に移動し
てスクリューシリンダの内壁とスクリューとの間の空間
と通路とが確実に遮断される。従って、溶融樹脂の逆流
を確実に防止することが出来る。
【００３２】請求項３の発明によれば、溶融樹脂の圧送
時にスクリューが回転すると、突起がノズル部側に移動
し、逆流防止弁体をノズル部側に強制的に移動して、ス
クリューシリンダの内壁とスクリューとの間の空間と通
路とが確実に連通される。
時にスクリューが回転すると、突起がノズル部側に移動
し、逆流防止弁体をノズル部側に強制的に移動して、ス
クリューシリンダの内壁とスクリューとの間の空間と通
路とが確実に連通される。
【００３３】請求項４の発明によれば、通路が、ヘッド
部の挿通孔と直状となっているので、圧送時に溶融樹脂
を少ない抵抗でノズル部側に滑らかに供給することが可
能となる。
部の挿通孔と直状となっているので、圧送時に溶融樹脂
を少ない抵抗でノズル部側に滑らかに供給することが可
能となる。
【図１】本発明に係る射出装置の実施の形態を示す一部
を破断した斜視図である。
を破断した斜視図である。
【図２】本発明に係る射出装置の実施の形態を示し、
（ａ）は溶融樹脂を圧送する前の状態を示す断面図、
（ｂ）は溶融樹脂を圧送している状態を示す断面図であ
る。
（ａ）は溶融樹脂を圧送する前の状態を示す断面図、
（ｂ）は溶融樹脂を圧送している状態を示す断面図であ
る。
【図３】従来の射出装置を示し、（ａ）は逆流防止弁体
がスクリュー側に位置している状態を示す断面図、
（ｂ）は逆流防止弁体がノズル部側に移動している状態
を示す断面図、（ｃ）は逆流防止弁体がノズル部側に移
動した状態を示す断面図である。
がスクリュー側に位置している状態を示す断面図、
（ｂ）は逆流防止弁体がノズル部側に移動している状態
を示す断面図、（ｃ）は逆流防止弁体がノズル部側に移
動した状態を示す断面図である。
１１ 射出装置 １２ ノズル部 １３ スクリューシリンダ １３ａ 内壁 １４ スクリュー １５ スクリューヘッド １６ 逆流防止弁体 １９ 通路 ２０ 空間 ２１ 弁体作動手段 ２３ 突起 ２４ 螺旋溝
Claims (4)
- 【請求項１】 金型内に溶融樹脂を射出するノズル部が
一側に設けられたスクリューシリンダと、このスクリュ
ーシリンダ内に配置されて回転しながらスクリューシリ
ンダの内壁との間の溶融樹脂をノズル部側に圧送するス
クリューと、このスクリューのノズル部側の端部に固定
されてスクリューと共に回転するスクリューヘッドと、
このスクリューヘッドとスクリューシリンダの内壁との
間に設けられると共に、スクリューヘッドとの間にノズ
ル部と連通する通路を形成しスクリューシリンダの軸方
向に移動して前記スクリューシリンダの内壁とスクリュ
ーとの間の空間と前記通路とを開閉する筒状の逆流防止
弁体とを備えた射出装置であって、前記溶融樹脂の圧送
停止時に、前記スクリューの逆回転により前記逆流防止
弁体を前記スクリュー側に強制的に移動させてスクリュ
ーシリンダ内の内壁とスクリューとの間の空間と前記通
路とを遮断する弁体作動手段を有することを特徴とする
射出装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の発明であって、前記弁体
作動手段が、前記逆流防止弁体の内壁からスクリューヘ
ッドの外周に向けて突設された突起と、前記スクリュー
ヘッドの外周に設けられて前記突起が挿入されると共
に、前記スクリューの逆回転時に前記突起が前記スクリ
ュー側に案内されて前記逆流防止弁体をスクリュー側に
強制的に移動させる螺旋溝とからなることを特徴とする
射出装置。 - 【請求項３】 請求項２記載の発明であって、前記溶融
樹脂の圧送時にスクリューの回転により前記突起が螺旋
溝に案内されてノズル部側に移動し、逆流防止弁体をノ
ズル部側に強制的に移動させて前記スクリューシリンダ
の内壁とスクリューとの間の空間と前記通路とを連通さ
せることを特徴とする射出装置。 - 【請求項４】 請求項１乃至請求項３のいずれか一項に
記載の発明であって、前記通路が前記スクリューヘッド
のノズル部側のヘッド部に形成された通路孔と直状に連
通されていることを特徴とする射出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2962996A JPH09220741A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 射出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2962996A JPH09220741A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 射出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09220741A true JPH09220741A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12281388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2962996A Pending JPH09220741A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 射出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09220741A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100951424B1 (ko) * | 2008-03-26 | 2010-04-07 | (주)에쎈테크 | 가스용기 탭의 체크밸브 |
| JP5675956B2 (ja) * | 2011-03-08 | 2015-02-25 | 日立マクセル株式会社 | 混練装置、及び熱可塑性樹脂成形体の製造方法 |
-
1996
- 1996-02-16 JP JP2962996A patent/JPH09220741A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100951424B1 (ko) * | 2008-03-26 | 2010-04-07 | (주)에쎈테크 | 가스용기 탭의 체크밸브 |
| JP5675956B2 (ja) * | 2011-03-08 | 2015-02-25 | 日立マクセル株式会社 | 混練装置、及び熱可塑性樹脂成形体の製造方法 |
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