JPH09220648A - 連続鋳造用ロングノズル - Google Patents
連続鋳造用ロングノズルInfo
- Publication number
- JPH09220648A JPH09220648A JP8048298A JP4829896A JPH09220648A JP H09220648 A JPH09220648 A JP H09220648A JP 8048298 A JP8048298 A JP 8048298A JP 4829896 A JP4829896 A JP 4829896A JP H09220648 A JPH09220648 A JP H09220648A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- long nozzle
- molten steel
- continuous casting
- casting
- inner hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋳造中にカーボンが溶出しない、又その溶出
量を許容限界値内に抑制して使用することができるロン
グノズルを提供する。 【構成】 取鍋からタンデッシュ内へ金属溶湯を注入す
るときに用いられる連続鋳造用ロングノズル１におい
て、溶鋼接触部を形成する内孔側壁部に５〜３０ｍｍの
厚さで、Ａｌ2Ｏ3４０〜９０重量％、ＭｇＯ ３〜６５
重量％よりなるスピネル材質を主成分として９５重量％
以上、添加材としてその他の酸化物及び金属非酸化物の
１種または２種以上を０〜３重量％よりなる不定形耐火
物を鋳込成形によるスリーブ状のプレキャスト品を配設
することを特徴としている。 【効果】 内孔側壁部分での溶鋼へのカーボンの溶出が
なくなり、要求される鋼種の品質と歩留をきわめて高い
信頼性で要求通りの値とすることができる。
量を許容限界値内に抑制して使用することができるロン
グノズルを提供する。 【構成】 取鍋からタンデッシュ内へ金属溶湯を注入す
るときに用いられる連続鋳造用ロングノズル１におい
て、溶鋼接触部を形成する内孔側壁部に５〜３０ｍｍの
厚さで、Ａｌ2Ｏ3４０〜９０重量％、ＭｇＯ ３〜６５
重量％よりなるスピネル材質を主成分として９５重量％
以上、添加材としてその他の酸化物及び金属非酸化物の
１種または２種以上を０〜３重量％よりなる不定形耐火
物を鋳込成形によるスリーブ状のプレキャスト品を配設
することを特徴としている。 【効果】 内孔側壁部分での溶鋼へのカーボンの溶出が
なくなり、要求される鋼種の品質と歩留をきわめて高い
信頼性で要求通りの値とすることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は連続鋳造用ロングノズル
に関するものである。
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鋼の連続鋳造を例として以下に述べる。
連続鋳造用ロングノズルは取鍋からタンデッシュへの溶
鋼流の流量制御をする為に取鍋の底部鉄皮下端に取付け
られたスライディングノズルの下部に取付けられてお
り、そしてタンデッシュ内への溶鋼の無酸化注入を行な
うなどのために用いられる重要なノズルである。
連続鋳造用ロングノズルは取鍋からタンデッシュへの溶
鋼流の流量制御をする為に取鍋の底部鉄皮下端に取付け
られたスライディングノズルの下部に取付けられてお
り、そしてタンデッシュ内への溶鋼の無酸化注入を行な
うなどのために用いられる重要なノズルである。
【０００３】しかし、溶鋼注入の際に注入する溶鋼流に
依る物理的な磨耗と化学的な侵蝕を激しく受けることか
ら、鋳造される鋼へのロングノズルの組成分の混入は避
けられない大きな問題である。この様なことから鋳造さ
れる鋼の成分組成に於いてロングノズルの一般的な主成
分カーボンの存在を嫌う鋼種を鋳造する際のロングノズ
ルなどの鋳造用耐火物の材質の選定は上記から鑑みれ
ば、極めて重要な課題である。即ち連続鋳造でのロング
ノズルからのカーボンの溶出を抑制することは、鋼の品
質と歩留を狙い通り得る為に非常に微妙且つ重大なこと
となっている現状に在る。
依る物理的な磨耗と化学的な侵蝕を激しく受けることか
ら、鋳造される鋼へのロングノズルの組成分の混入は避
けられない大きな問題である。この様なことから鋳造さ
れる鋼の成分組成に於いてロングノズルの一般的な主成
分カーボンの存在を嫌う鋼種を鋳造する際のロングノズ
ルなどの鋳造用耐火物の材質の選定は上記から鑑みれ
ば、極めて重要な課題である。即ち連続鋳造でのロング
ノズルからのカーボンの溶出を抑制することは、鋼の品
質と歩留を狙い通り得る為に非常に微妙且つ重大なこと
となっている現状に在る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来から連続鋳造用ロ
ングノズル用の材質としては、溶鋼に濡れ難く、そして
高耐熱性と高熱伝導性を付与して、耐蝕性と耐熱衝撃性
を所定のレベルに実現する目的で天然黒鉛を主骨材とし
ているものと成っている。その実用例ではアルミナ−黒
鉛系やジルコニア−黒鉛系、マグネシア−黒鉛系など
で、これらが夫々鋼種や鋳造条件に合せて使い分けられ
ているのである。
ングノズル用の材質としては、溶鋼に濡れ難く、そして
高耐熱性と高熱伝導性を付与して、耐蝕性と耐熱衝撃性
を所定のレベルに実現する目的で天然黒鉛を主骨材とし
ているものと成っている。その実用例ではアルミナ−黒
鉛系やジルコニア−黒鉛系、マグネシア−黒鉛系など
で、これらが夫々鋼種や鋳造条件に合せて使い分けられ
ているのである。
【０００５】しかし上記の様な、酸化物−黒鉛系の耐火
物においては何れも黒鉛をその主成分としており、前記
の如く鋳造中に溶出されるカーボンにより、品質と歩留
に阻害を及ぼす鋼種を連続鋳造するときには使用出来な
いこととなるのである。本発明は上記理由からなされた
ものであり、即ち発明の目的とする処は、鋳造中にカー
ボンが溶出しない、又その溶出量を許容限界値内に抑制
して使用する事が出来るロングノズルを提供することに
有る。
物においては何れも黒鉛をその主成分としており、前記
の如く鋳造中に溶出されるカーボンにより、品質と歩留
に阻害を及ぼす鋼種を連続鋳造するときには使用出来な
いこととなるのである。本発明は上記理由からなされた
ものであり、即ち発明の目的とする処は、鋳造中にカー
ボンが溶出しない、又その溶出量を許容限界値内に抑制
して使用する事が出来るロングノズルを提供することに
有る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
せんとする為になされたものであって、その要旨とする
処は、鋼の連続鋳造において、取鍋からタンデッシュ内
へ溶鋼を注入するときに用いられる連続鋳造用ロングノ
ズルで、その材質が４０〜９０重量％Ａｌ2Ｏ3，３〜６
５重量％ＭｇＯよりなるスピネル材質を主成分として９
５重量％以上と添加材として１種または２種以上のその
他の酸化物や金属非酸化物０〜３重量％を含む不定形耐
火物を溶鋼接触部を形成する内孔側壁部に５〜３０ｍｍ
厚さで鋳込成形して配設したことを特徴とする連続鋳造
用ロングノズルである。
せんとする為になされたものであって、その要旨とする
処は、鋼の連続鋳造において、取鍋からタンデッシュ内
へ溶鋼を注入するときに用いられる連続鋳造用ロングノ
ズルで、その材質が４０〜９０重量％Ａｌ2Ｏ3，３〜６
５重量％ＭｇＯよりなるスピネル材質を主成分として９
５重量％以上と添加材として１種または２種以上のその
他の酸化物や金属非酸化物０〜３重量％を含む不定形耐
火物を溶鋼接触部を形成する内孔側壁部に５〜３０ｍｍ
厚さで鋳込成形して配設したことを特徴とする連続鋳造
用ロングノズルである。
【０００７】以下に本発明の連続鋳造用ロングノズルの
構成と優れた特性について詳述する。
構成と優れた特性について詳述する。
【０００８】本発明の連続鋳造用ロングノズルは、その
内孔側壁部即ち溶鋼の流路面に黒鉛などのカーボンを全
く含有していないＡｌ2Ｏ3とＭｇＯのスピネル質骨材と
その他の酸化物および金属非酸化物を添加し構成されて
いるキャスタブルが配置してある為、本発明の連続鋳造
用ロングノズルは極々低炭素鋼などのカーボンの含有を
極めて低値にしなければならない鋼種の連続鋳造に使用
して、物理的又は化学的な磨耗や侵食が発生しても鋳造
中の溶鋼へのカーボンの溶出現象が全く起きない。従っ
てこの本発明の連続鋳造用ロングノズルを使用すれば、
狙いの品質と歩留はクリヤーされるのである。
内孔側壁部即ち溶鋼の流路面に黒鉛などのカーボンを全
く含有していないＡｌ2Ｏ3とＭｇＯのスピネル質骨材と
その他の酸化物および金属非酸化物を添加し構成されて
いるキャスタブルが配置してある為、本発明の連続鋳造
用ロングノズルは極々低炭素鋼などのカーボンの含有を
極めて低値にしなければならない鋼種の連続鋳造に使用
して、物理的又は化学的な磨耗や侵食が発生しても鋳造
中の溶鋼へのカーボンの溶出現象が全く起きない。従っ
てこの本発明の連続鋳造用ロングノズルを使用すれば、
狙いの品質と歩留はクリヤーされるのである。
【０００９】本発明による連続鋳造用ロングノズルは溶
鋼接触部を形成する内孔側壁部の所定の厚さ分を除いた
本体部を、従来より使用されているアルミナ−黒鉛材質
原料で加圧成形し、無酸化雰囲気下で焼成してなる筒状
のものの内孔側壁部に５〜３０ｍｍの厚さで、その内孔
側壁面に沿って、本発明によるＡｌ2Ｏ3とＭｇＯの成分
範囲のスピネル材質を主成分として９５重量％と添加材
として１種または２種以上のその他の酸化物及び金属非
酸化物を０〜３重量％よりなる不定形耐火物を鋳込成形
したスリーブとして形成させてなるもので、この両者は
１体として使用中に鋳込成形したプレキャストスリーブ
が本体部に対して固定されていることが望ましい。
鋼接触部を形成する内孔側壁部の所定の厚さ分を除いた
本体部を、従来より使用されているアルミナ−黒鉛材質
原料で加圧成形し、無酸化雰囲気下で焼成してなる筒状
のものの内孔側壁部に５〜３０ｍｍの厚さで、その内孔
側壁面に沿って、本発明によるＡｌ2Ｏ3とＭｇＯの成分
範囲のスピネル材質を主成分として９５重量％と添加材
として１種または２種以上のその他の酸化物及び金属非
酸化物を０〜３重量％よりなる不定形耐火物を鋳込成形
したスリーブとして形成させてなるもので、この両者は
１体として使用中に鋳込成形したプレキャストスリーブ
が本体部に対して固定されていることが望ましい。
【００１０】本発明の連続鋳造用ロングノズルにおい
て、その材質をＡｌ2Ｏ3とＭｇＯのスピネル材質を主成
分として９５重量％以上としたのは次の様な理由からで
ある。即ちＡｌ2Ｏ3は耐溶鋼性に優れており、そしてＭ
ｇＯはスラグ成分（ＣａＯ，ＳｉＯ2等）に対して良好
な耐蝕性を有しているからである。
て、その材質をＡｌ2Ｏ3とＭｇＯのスピネル材質を主成
分として９５重量％以上としたのは次の様な理由からで
ある。即ちＡｌ2Ｏ3は耐溶鋼性に優れており、そしてＭ
ｇＯはスラグ成分（ＣａＯ，ＳｉＯ2等）に対して良好
な耐蝕性を有しているからである。
【００１１】この組合せで連続鋳造用ロングノズルの溶
鋼接触部を形成する内孔側壁部を形成する事により、優
れた耐溶鋼性と耐スラグ性が確保出来て、ロングノズル
を狙いの寿命とする事が可能になることと、本発明の目
的である、ロングノズルから溶鋼へのカーボンの溶出が
大巾に抑制されることである。
鋼接触部を形成する内孔側壁部を形成する事により、優
れた耐溶鋼性と耐スラグ性が確保出来て、ロングノズル
を狙いの寿命とする事が可能になることと、本発明の目
的である、ロングノズルから溶鋼へのカーボンの溶出が
大巾に抑制されることである。
【００１２】次に本発明の連続鋳造用ロングノズルを図
面を参照しながら説明する。先ず図２は従来の連続鋳造
用ロングノズルの縦断面図であり、図１は本発明の連続
鋳造用ロングノズルの同じく縦断面図である。
面を参照しながら説明する。先ず図２は従来の連続鋳造
用ロングノズルの縦断面図であり、図１は本発明の連続
鋳造用ロングノズルの同じく縦断面図である。
【００１３】図の２が鋳造される溶鋼がその軸線に沿っ
て流れ下方に位置するタンディッシュへ流下供給される
が、図１の３は、溶鋼が流下する際に接触する内孔側壁
部分に、前記で述べたＡｌ2Ｏ3とＭｇＯのスピネル材質
を主成分として９５重量％以上とする不定形耐火物を骨
材とする５〜３５ｍ／ｍの厚さで鋳込成形配置した２重
構造とするのである。
て流れ下方に位置するタンディッシュへ流下供給される
が、図１の３は、溶鋼が流下する際に接触する内孔側壁
部分に、前記で述べたＡｌ2Ｏ3とＭｇＯのスピネル材質
を主成分として９５重量％以上とする不定形耐火物を骨
材とする５〜３５ｍ／ｍの厚さで鋳込成形配置した２重
構造とするのである。
【００１４】この不定形耐火物を鋳込成形したプレキャ
スト品の厚さを５〜３５ｍ／ｍと限定した理由として
は、５ｍ／ｍ以下の場合、溶損や剥離などに依りその構
造が破壊され易く長時間の目的を果たせないからであ
り、そして３５ｍ／ｍ以上とすると、本体部の肉厚が薄
くなるために、機械的強度が低下して連続鋳造用ロング
ノズル自体の折れや破断を惹起こすこととなり、その機
能を発揮出来なくなるからでる。
スト品の厚さを５〜３５ｍ／ｍと限定した理由として
は、５ｍ／ｍ以下の場合、溶損や剥離などに依りその構
造が破壊され易く長時間の目的を果たせないからであ
り、そして３５ｍ／ｍ以上とすると、本体部の肉厚が薄
くなるために、機械的強度が低下して連続鋳造用ロング
ノズル自体の折れや破断を惹起こすこととなり、その機
能を発揮出来なくなるからでる。
【００１５】本発明の連続鋳造用ロングノズルにおい
て、溶鋼接触部を形成する内孔側壁部をＡｌ2Ｏ3４０〜
９０重量％、ＭｇＯ ３〜６５重量％よりなるスピネル
材質を主成分とする不定形耐火物の鋳込成形によるスリ
ーブ状で構成したのは次の様な理由による。Ａｌ2Ｏ3は
機械的強度が大きく、体溶鋼性に優れ、高い耐蝕性を示
す。またＭｇＯは耐火度が高く、ＣａＯ、ＳｉＯ2など
スラグに対する耐蝕性が高いことにある。
て、溶鋼接触部を形成する内孔側壁部をＡｌ2Ｏ3４０〜
９０重量％、ＭｇＯ ３〜６５重量％よりなるスピネル
材質を主成分とする不定形耐火物の鋳込成形によるスリ
ーブ状で構成したのは次の様な理由による。Ａｌ2Ｏ3は
機械的強度が大きく、体溶鋼性に優れ、高い耐蝕性を示
す。またＭｇＯは耐火度が高く、ＣａＯ、ＳｉＯ2など
スラグに対する耐蝕性が高いことにある。
【００１６】本発明において、成分範囲をＡｌ2Ｏ3 ４
０〜９０重量％，ＭｇＯ ３〜６５重量％，添加物とし
て、その他の酸化物および金属非酸化物の１種または２
種以上０〜３重量％としたのは、Ａｌ2Ｏ3は４０重量％
以下では耐溶鋼性や耐蝕性が低レベルとなり、９０重量
％以上では耐スポール性に劣る事となり、ＭｇＯ ３重
量％以下とすると耐スラグ性が要求レベルを満たさず、
６５重量％以上では割れ易くなる。また添加材は３重量
％以内でこの不定形耐火物によるプレキャスト品の耐蝕
性を一層高めるためのものである事から、３重量％以上
の添加量は逆に耐蝕性を悪くすることとなり、割れや破
断を招く事になるものである。また添加材のその他の酸
化物としてはＳiＯ2，ＴiＯ2，ＣａＯ，等であり、金属
非酸化物としてはＳiＣ，ＴiＣ，Ｓi3Ｎ4，ＢＮ，Ｂ4Ｃ
等を含むものとする。
０〜９０重量％，ＭｇＯ ３〜６５重量％，添加物とし
て、その他の酸化物および金属非酸化物の１種または２
種以上０〜３重量％としたのは、Ａｌ2Ｏ3は４０重量％
以下では耐溶鋼性や耐蝕性が低レベルとなり、９０重量
％以上では耐スポール性に劣る事となり、ＭｇＯ ３重
量％以下とすると耐スラグ性が要求レベルを満たさず、
６５重量％以上では割れ易くなる。また添加材は３重量
％以内でこの不定形耐火物によるプレキャスト品の耐蝕
性を一層高めるためのものである事から、３重量％以上
の添加量は逆に耐蝕性を悪くすることとなり、割れや破
断を招く事になるものである。また添加材のその他の酸
化物としてはＳiＯ2，ＴiＯ2，ＣａＯ，等であり、金属
非酸化物としてはＳiＣ，ＴiＣ，Ｓi3Ｎ4，ＢＮ，Ｂ4Ｃ
等を含むものとする。
【００１７】
【実施例】本発明による実施例の材質の品質特性を従来
品とともに表１に示す。
品とともに表１に示す。
【００１８】
【表１】
【００１９】
【発明の効果】本発明の連続鋳造用ロングノズルでは、
溶鋼接触部を形成する内孔側壁部に５〜３０ｍｍの厚さ
で、Ａｌ2Ｏ3４０〜９０重量％、ＭｇＯ ３〜６５重量
％よりなるスピネル材質を主成分として９５重量％以上
と添加材としてその他の酸化物や金属非酸化物の１種ま
たは２種以上を０〜３重量％の範囲で加えて構成される
不定形耐火物を鋳込成形によりスリーブ状として配設し
た２重構造とすることにより、内孔側壁部での溶鋼への
カーボンの溶出がなくなり、カーボンのコンテント量を
極端に制約する必要のある鋼種の連続鋳造に対して、本
発明の連続鋳造用ロングノズルの適用により、これらの
鋼種の狙いの品質と歩留を極めて高い信頼性で、要求通
りの値とすることができる。表１の実施例の本発明の連
続鋳造用ロングノズルを取鍋サイズ３００ｔの連続鋳造
にて極低炭素鋼を２チャージ１２８分間鋳造した結果、
従来のロングノズルなどの耐火物からのカーボン溶出量
が２０〜３０ＰＰｍであったものがロングノズルから溶
出がなくなることにより、１５ｐｐｍまで大巾に低下せ
しめた結果が得られたのである。
溶鋼接触部を形成する内孔側壁部に５〜３０ｍｍの厚さ
で、Ａｌ2Ｏ3４０〜９０重量％、ＭｇＯ ３〜６５重量
％よりなるスピネル材質を主成分として９５重量％以上
と添加材としてその他の酸化物や金属非酸化物の１種ま
たは２種以上を０〜３重量％の範囲で加えて構成される
不定形耐火物を鋳込成形によりスリーブ状として配設し
た２重構造とすることにより、内孔側壁部での溶鋼への
カーボンの溶出がなくなり、カーボンのコンテント量を
極端に制約する必要のある鋼種の連続鋳造に対して、本
発明の連続鋳造用ロングノズルの適用により、これらの
鋼種の狙いの品質と歩留を極めて高い信頼性で、要求通
りの値とすることができる。表１の実施例の本発明の連
続鋳造用ロングノズルを取鍋サイズ３００ｔの連続鋳造
にて極低炭素鋼を２チャージ１２８分間鋳造した結果、
従来のロングノズルなどの耐火物からのカーボン溶出量
が２０〜３０ＰＰｍであったものがロングノズルから溶
出がなくなることにより、１５ｐｐｍまで大巾に低下せ
しめた結果が得られたのである。
【図１】本発明の連続鋳造用ロングノズルの縦断面図で
ある。
ある。
【図２】従来の連続鋳造用ロングノズルの縦断面図であ
る。
る。
１ 連続鋳造用ロングノズル ２ 内孔 ３ 内孔側壁部分
Claims (1)
- 【請求項１】 取鍋からタンデッシュ内へ金属溶湯を注
入するときに用いられる連続鋳造用ロングノズルにおい
て、溶鋼接触部を形成する内孔側壁部に５〜３０ｍｍの
厚さで、Ａｌ2Ｏ3４０〜９０重量％、ＭｇＯ ３〜６５
重量％よりなるスピネル材質を主成分として９５重量％
以上、添加材として、その他の酸化物及び金属非酸化物
の１種または２種以上を０〜３重量％よりなる不定形耐
火物を鋳込成形によりスリーブ状に配設することを特徴
とする連続鋳造用ロングノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8048298A JPH09220648A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 連続鋳造用ロングノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8048298A JPH09220648A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 連続鋳造用ロングノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09220648A true JPH09220648A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12799543
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8048298A Pending JPH09220648A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 連続鋳造用ロングノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09220648A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999036213A1 (fr) * | 1998-01-14 | 1999-07-22 | Shinagawa Refractories Co., Ltd. | Tuyere d'immersion pour coulee en continu d'acier |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP8048298A patent/JPH09220648A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999036213A1 (fr) * | 1998-01-14 | 1999-07-22 | Shinagawa Refractories Co., Ltd. | Tuyere d'immersion pour coulee en continu d'acier |
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