JPH09220496A - 噴霧器のノズル - Google Patents

噴霧器のノズル

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JPH09220496A
JPH09220496A JP4965096A JP4965096A JPH09220496A JP H09220496 A JPH09220496 A JP H09220496A JP 4965096 A JP4965096 A JP 4965096A JP 4965096 A JP4965096 A JP 4965096A JP H09220496 A JPH09220496 A JP H09220496A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の噴霧器のノズルでは、噴板から放出され
た霧状の液体は、円錐形を描いて放出されるが、円錐形
の中心部分に霧が満たされない空白部分が形成され、当
該空白部分では薬液が散布されない状態となって、作物
等に付着しないなどの問題を生じた。本発明は、これら
従来の噴霧装置の欠点を補い、噴霧の際の薬液の空白部
分をなくし、いかなる場合にも薬液等がむらなく散布さ
れ、効率的に噴霧を可能にする噴霧器のノズルを提供す
る。 【解決手段】噴板と中子を有する噴霧器のノズルであっ
て、噴板の中心軸に対し斜行する複数の孔から成る噴霧
口を設けたことを特徴とする噴霧器のノズル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農業、林業その他薬液
その他の液体の散布をする際に用いる噴霧器に関し、能
率的な噴霧を可能にする噴霧器のノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来噴霧器のノズルには、図7に示すよ
うに、薬液等の放出を行う最外層に設けられた噴板と、
その下層に設けられた中子を設けたものが多用されてお
り、噴板には中心軸付近に設けられた通常単数の孔が設
けられ、中子には通常複数の孔が設けられており、中子
を通過した液体が中子と噴板との間の空間で乱流を形成
し、噴板の孔から霧状となって放出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のノズ
ルでは、噴板から放出された霧状の液体は、円錐形を描
いて放出されるが、円錐形の中心部分に霧が満たされな
い空白部分が形成され、当該空白部分では薬液が散布さ
れない状態となって、作物等に付着しないなどの問題を
生じ、その傾向は、動力を用いて高圧で薬液等を噴霧す
る装置の場合に著しいものであった。
【0004】本発明は、これら従来の噴霧装置の欠点を
補い、噴霧の際の薬液の空白部分をなくし、いかなる場
合にも薬液等がむらなく散布され、効率的に噴霧を可能
にする噴霧器のノズルを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による前記課題を
解決するための手段は、特許請求の範囲に記載したとお
り、噴板と中子を有する噴霧器のノズルであって、噴板
の中心軸に対し斜行する複数の孔から成る噴霧口を設け
たことを特徴とする噴霧器のノズル、及び噴板と中子を
有する噴霧器のノズルであって、噴板の中心軸に並行す
る孔と噴板の中心軸に斜行する複数の孔を一体的に形成
した噴霧口を設けたことを特徴とする噴霧器のノズル、
並びに噴板と中子を有する噴霧器のノズルであって、中
心軸に対し斜行する複数の孔を設けた噴板と中心軸に対
し斜行する複数の孔を設けた中子を有することを特徴と
する噴霧器のノズル、などを含む。
【0006】
【発明の実施の形態】
【0007】
【実施例1】図1〜図2は、本発明の第1の実施例を示
す図であり、図1は本発明における噴板と中子の構成を
示す斜視図、図2はこの実施例のノズルの縦断面図であ
り、1が噴板、2が噴板に設けられた孔、3が中子、4
が中子に設けられた孔、5は外筒、6がパイプ、7が空
隙である。
【0008】該実施例では、噴板1の中心軸回りに斜行
する孔2が3個設けられており、中子3には、中心軸に
平行な孔4が設けられている。斜行する孔2の数は、3
個に限らず、2個以上の任意の数でよい。パイプ6によ
り矢印方向に圧送された薬液は、中子3の孔4を通過
し、空隙7で乱流となり、噴板1の孔2から外部に噴霧
される。このとき、孔2から噴出される薬液は、それぞ
れが円錐形を描くように放出されるが、それぞれ軸回り
に角度をもって放出されるため、噴出液が相互に干渉し
螺旋を描くように噴霧される。そのため、噴出薬液の中
心部においても薬液が行きわたり、空白部分がなくなる
ため、均一な薬液の散布が可能となる。
【0009】
【実施例2】図3は、本発明の他の実施例に用いる噴板
の例を示す図である。11が噴板であり、その中心部に
軸方向に孔12が空けられ、その孔12の周囲に中心軸
に対し斜行する孔13が、孔12に沿うように設けられ
ている。
【0010】この例でも、図2に示すような中子と組み
合わせて用いることにより、孔13から噴出される薬液
のそれぞれがそれぞれ軸回りに角度をもって放出される
ため、孔12から噴出される噴出液ともども相互に干渉
し螺旋を描くように噴霧される。そのため、噴出薬液の
中心部においても薬液が行きわたり、空白部分がなくな
るため、均一な薬液の散布が可能となる。
【0011】
【実施例3】図4は、本発明の他の実施例に用いる噴板
の例を示す図である。21が噴板であり、その中心部に
図3に示したのと同様の孔23が設けられ、その孔23
の周囲に中心軸に対し斜行する孔22が孔23に沿うよ
うに設けられている。この例でも、図2に示すような中
子と組み合わせて用いることにより、孔23から噴出さ
れる旋回流のほか、孔22からそれぞれ軸回りに薬液が
角度をもって放出されるため、これらの噴出液が相互に
複雑に干渉し噴霧される。そのため、前記同様、あらゆ
る箇所に薬液が行きわたり、空白部分がなくなるため、
均一な薬液の散布が可能となる。
【0012】
【実施例4】図5は、本発明の他の実施例に用いる噴板
の例で、31が噴板、32が噴板に設けられた孔であ
る。該実施例では、噴板31の中心軸回りに斜行する孔
32が3個設けられている点は、図1の例と同様である
が、孔32のそれぞれが、先細りとなっていて、噴霧粒
子の粒経を調整するようになっている。この例でも前記
同様の効果がある。
【0013】
【実施例5】図6は、更に他の実施例を示す噴板と中子
の構成を示す斜視図である。41が噴板、42が噴板に
設けられた孔、43が中子、44が中子の中心部に設け
られた孔、45はその外周の設けられた孔である。
【0014】該実施例では、噴板41の構成は、図3の
構成と同様であるが、孔42の先端が先細りとなってい
る。この例の中子43には、図4に示した噴板と同一の
構成のものが用いられており、この噴板と中子が図2に
示されるのと同様に組み合わされてノズルを構成してい
る。
【0015】この構成では、中子によって薬液が旋回状
の乱流となり、噴板に導かれるので、霧化効果が高く、
薬液がより細かい霧状粒子となり、かつ噴板から噴出さ
れる薬液自体に螺旋状の運動が与えられて噴霧されるた
め、より均一な薬液の散布が可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
あらゆる噴霧装置において、むらなく均一に薬液等の液
体の散布を可能にするノズルが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の噴板と中子の構成を説明する
斜視図である。
【図2】本発明の実施例のノズルの断面図である。
【図3】本発明の実施例の噴板の構成を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の実施例の噴板の構成を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の実施例の噴板の構成を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の実施例の噴板と中子の構成を説明する
斜視図である。
【図7】従来のノズルを説明する断面図である。
【符号の説明】
1 噴板 2 孔 3 中子 4 孔 5 外筒 6 パイプ 7 空隙 11 噴板 12 孔 13 孔 21 噴板 22 孔 23 孔 41 噴板 42 孔 43 中子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】噴板と中子を有する噴霧器のノズルであっ
    て、噴板の中心軸に対し斜行する複数の孔から成る噴霧
    口を設けたことを特徴とする噴霧器のノズル。
  2. 【請求項2】噴板と中子を有する噴霧器のノズルであっ
    て、噴板の中心軸に並行する孔と噴板の中心軸に斜行す
    る複数の孔を一体的に形成した噴霧口を設けたことを特
    徴とする噴霧器のノズル。
  3. 【請求項3】噴板と中子を有する噴霧器のノズルであっ
    て、中心軸に対し斜行する複数の孔を設けた噴板と中心
    軸に対し斜行する複数の孔を設けた中子を有することを
    特徴とする噴霧器のノズル
JP4965096A 1996-02-14 1996-02-14 噴霧器のノズル Expired - Fee Related JP2875980B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011122413A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 兵神装備株式会社 分岐流路構成体及び一軸偏心ねじポンプシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011122413A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 兵神装備株式会社 分岐流路構成体及び一軸偏心ねじポンプシステム

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