JPH09220361A - 駆動力伝達機構 - Google Patents

駆動力伝達機構

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Publication number
JPH09220361A
JPH09220361A JP3076296A JP3076296A JPH09220361A JP H09220361 A JPH09220361 A JP H09220361A JP 3076296 A JP3076296 A JP 3076296A JP 3076296 A JP3076296 A JP 3076296A JP H09220361 A JPH09220361 A JP H09220361A
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JP
Japan
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timing belt
sprocket
driving force
belt
rollers
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Application number
JP3076296A
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English (en)
Inventor
Tetsutaro Eto
哲太郎 江藤
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ETOU DENKI KK
Original Assignee
ETOU DENKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】駆動力を確実に伝達出来、しかも、物体の円滑
な移送を妨げる虞の無い駆動力伝達機構を提供する。 【解決手段】駆動モータ6の回転駆動により回転するス
プロケット23と、スプロケット23及び搬送用タイミ
ングベルト21との間に介在し、所定の間隔を置いて配
設される一対のベルトローラ25,25の周囲に環状に
巻回されて、スプロケット23を両ベルトローラ25,
25間の直線的部分の一側面20aに外側から押圧力与
えて噛み合わせることにより、両ベルトローラ25,2
5の周囲を循環回動するタイミングベルト20とを有
し、タイミングベルト20のうち、両ベルトローラ2
5,25間の直線的部分の他側面20bをタイミングベ
ルト21に噛み合わせている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に競馬ゲー
ム、競艇ゲーム等の競争遊戯装置等の物体の搬送に用い
られる駆動力伝達機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からゲームセンター等には競馬等を
模型化し、着順を当てる等の競争遊戯装置が配置されて
いる。このような競争遊戯装置の駆動力伝達機構におい
ては、より現実の競馬や或は競艇に近い雰囲気を醸し出
し、遊戯者の興味をそそるために、実物の馬の動作に近
似した動きを呈する動物模型や或は、ボートの形状を呈
する船体模型等を、走行模型として用いて、周回コース
上で、走行させるものである。
【0003】この種の競争遊技装置の駆動力伝達機構と
しては、例えば、図13に示す様なものが知られてい
る。
【0004】このようなものでは、スプロケット23
が、タイミングベルト21に直接噛み合わされていた。
【0005】このように構成された従来の駆動機構で
は、固定片26をタイミングベルト21の裏面側に設け
た場合に、スプロケット23を、タイミングベルト21
に噛み合わせるため、テンショナ等を用いて所定の張り
力をタイミングベルト21に与えている。
【0006】このテンショナによってタイミングベルト
21に張り力が与えられ、このタイミングベルト21
が、スプロケット23の押圧力で裏面側方向へ突出する
事なく、前記固定片26が牽引する走行模型等の物体の
円滑な移送を行うようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来の競争遊技装置では、固定片26をタイミングベ
ルト21の裏面側に設けた場合に、スプロケット23
を、タイミングベルト21に噛み合わせるため、テンシ
ョナ等を用いて所定の張り力をタイミングベルト21に
与えなければ、スプロケット23の押圧力で裏面側方向
へ突出して、前記固定片26が牽引する物体の円滑な移
送を妨げてしまう虞があった。
【0008】特に、物体を直線的に移動させたい場合に
は、この突出部分に物体がさしかかると、段差を乗り越
える際の衝撃等が発生する虞があった。
【0009】そこで、この発明は、駆動力を確実に伝達
出来、しかも、物体の円滑な移送を妨げる虞の無い駆動
力伝達機構を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のものでは、回転駆動手段の
回転駆動により直線的に搬送用タイミングベルトを移動
させて物体を搬送する駆動力伝達機構であって、前記回
転駆動手段の回転駆動により回転するスプロケットと、
該スプロケット及び前記搬送用タイミングベルトとの間
に介在し、所定の間隔を置いて配設される一対の回動軸
の周囲に環状に巻回されて、前記スプロケットを該両回
動軸間の直線的部分の一側面に外側から押圧力与えて噛
み合わせることにより、該両回動軸の周囲を循環回動す
る媒介タイミングベルトとを有し、前記媒介タイミング
ベルトのうち、前記両回動軸間の直線的部分の他側面を
前記搬送用タイミングベルトに噛み合わせる駆動力伝達
機構を特徴としている。
【0011】このように構成された請求項1記載のもの
では、前記スプロケットが、前記回転駆動手段の回転駆
動により回転すると、該スプロケットと噛み合う媒介タ
イミングベルトが回動軸の周囲を循環回動する。
【0012】該媒介タイミングベルトの循環回動によ
り、前記搬送用タイミングベルトは、直線的に移動し
て、物体を搬送する。
【0013】この際、前記搬送用タイミングベルトは、
前記媒介タイミングベルトのうち、前記両回動軸間の直
線的部分の他側面が噛み合わされているので、テンショ
ナ等により張力を特別に与えられていなくても、所定の
長さ噛み合わされて確実に駆動力が伝達される。
【0014】しかも、テンショナ或は、スプロケット等
により直接押圧されていないので、裏面側に突出する部
分が無く、直接該搬送用タイミングベルトの裏面側に搬
送する物体を配設出来しても、円滑に搬送できる。
【0015】
【発明の実施の形態1】以下、この発明の実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0016】図1乃至図12は、この発明の実施の形態
1の構成を示すものである。なお、前記従来例と同一乃
至均等な部分については同一符号を付して説明する。
【0017】まず、構成を説明すると、図1中符号11
は、この実施の形態1の競争遊戯装置の箱状のキャビネ
ットで、このキャビネット11内には、支持板12が水
平に張設されている。
【0018】この支持板12の上面には、案内手段とし
ての一対のレール13,13が配設されて、略長円形状
に一定の循環軌跡1aが形成されている。
【0019】このレール13,13上には、循環手段と
しての走行基台14が、走行車輪によって移動可能とな
るように載置されている。
【0020】この走行基台14には、複数の走行模型4
a…を、図2に示すように前記走行板3を介して磁着す
る複数の移動片15…が設けられている。
【0021】この移動片15を支持する支持体16は、
前記走行基台14の移動方向へ向けて延設された各案内
レール17…に沿って移動自在となるように、図3に示
す各案内ローラ18…及び19…で各々支持されてい
る。
【0022】この支持体16…は、図12に示すよう
に、高さの異なる台座16a〜16dを介在させること
により、フィールドの内側に位置する支持体16を最も
下方に位置させて、外側に隣接する他の支持体16を上
方に位置させることにより階段状に配置するようにして
いる。このように階段状に配設することにより、金属製
板バネ部材30…は、上下方向位置で、相互に干渉しな
いように構成されている。
【0023】これらの支持体16は、回転駆動手段とし
ての駆動モータ6及びタイミングベルト20,21等に
よって、個別に、前記走行基台14上を前後方向へ移動
可能となるように構成されている。
【0024】
【駆動力伝達機構】まず、前記走行基台14に対して、
個別に前記各支持体16を移動させる駆動力伝達機構に
ついて図3及び図4を用いて説明する。
【0025】この駆動力伝達機構では、駆動モータ6の
回転駆動により直線的に搬送用タイミングベルトである
タイミングベルト21を移動させて物体としての前記支
持体16を搬送させるものである。
【0026】前記走行基台14には、複数の板状の案内
レール17…が、平行に配設されている。これらの各案
内レール17には、モータ固定片22を介して、前記駆
動モータ6が回転軸6aを上方へ突設させて固定されて
いる。この駆動モータ6は、パルスモータによって構成
されて、所定のパルス信号を受信することにより、所定
角度の回転角の正逆転動を行なうように構成されてい
る。
【0027】この回転軸6aには、スプロケット23が
固着されて、この駆動モータ6の回転駆動により回転す
る様に構成されている。
【0028】また、この各案内レール17には、回転軸
固定片24及び前記モータ固定片22を介して、軸上下
端を回動自在に軸支させる一対の回動軸としてのベルト
ローラ25,25が、前記タイミングベルト21延設方
向へ、一定間隔を置いて配設されている。
【0029】このベルトローラ25,25には、環状に
形成される媒介タイミングベルトとしての前記タイミン
グベルト20が、内側面を当接させて、両ベルトローラ
25,25周囲を循環可能となるように巻回されて配設
されている。このタイミングベルト20のうち、該両ベ
ルトローラ25,25間の直線的部分の一側面20aに
外側から押圧力を与えられるように当接されて、前記ス
プロケット23の歯面が噛み合わされている。
【0030】従って、前記駆動モータ6の駆動により、
前記両ベルトローラ25,25の周囲を、前記タイミン
グベルト20が、所定の張力を有して回転するように構
成されている。
【0031】また、前記タイミングベルト21は、前記
案内レール17の周囲に、回転自在なるように長円形状
に配設されている。
【0032】そして、このタイミングベルト21には、
前記タイミングベルト20のうち、前記ベルトローラ2
5,25間の直線的部分である他側面20bの歯面を前
記案内レール17に沿う直線部分21aの歯面に、噛み
合わせられることにより、前記タイミングベルト20の
回転によって、前記案内レール17の周囲を回転するよ
うに構成されている。
【0033】このタイミングベルト21は、歯面が形成
されている面の裏面側に突設される固定片26を介して
前記支持体16を固定するようにしている。
【0034】また、このタイミングベルト20の裏面側
には、平板状のガイド部材600が設けられている。そ
して、前記モータ固定片22及び回転軸固定片24から
は、前記タイミングベルト20,21の噛み合う部分を
上下方向からガイドするガイド部材601,602が突
設されている。
【0035】更に、このモータ固定片22及び回転軸固
定片24からは、前記ガイド部材600との間に、前記
タイミングベルト20,21の噛み合う部分を位置させ
て、両側から挟み込むガイド部材603,604が配設
されている。
【0036】このガイド部材603,604間には、前
記固定片26を通過可能な間隙が形成されている。
【0037】これらのガイド部材600〜604によっ
て、前記タイミングベルト20,21は、ベルト山部同
士の噛み合いが維持されるように、各ガイド部材600
〜604間の間隙量が調整されている。
【0038】このように構成された駆動力伝達機構で
は、前記駆動モータ6に指示パルス信号を与えることに
より、回転軸6aに固着されたスプロケット23が回転
し、タイミングベルト20が循環回動する。
【0039】このタイミングベルト20の循環回動によ
り、前記タイミングベルト21は、直線的に移動して、
物体を搬送する。
【0040】このタイミングベルト20は、前記支持体
16と共に移動するタイミングベルト21の直線部分2
1aに対して、前記ベルトローラ25,25間の直線的
部分である他側面20bで広範囲に噛み合わせているの
で、所定の長さ噛み合わされて確実に支持体16を、前
記案内レール17延設方向に沿って移動させる。
【0041】このため、従来のように、テンショナ等に
より張力を特別に与えられていなくても、所定の長さ噛
み合わされて確実に駆動力が伝達される。
【0042】しかも、テンショナ或は、スプロケット等
により直接押圧されていないので、裏面側に突出する部
分が無く、直接該搬送用タイミングベルトの裏面側に搬
送する物体を配設出来しても、円滑に搬送できる。
【0043】
【伸縮手段及び収納手段】前記走行基台14の支持体1
6からは、前記移動片15を、走行基台14の移動方向
に対して直交する方向へ移動自在とするようにこの直交
方向へ伸縮する伸縮手段としての金属製板バネ部材3
0,30が一対設けられている。
【0044】この金属製板バネ部材30は、無押圧状態
で、幅方向に湾曲させて略中央部を突出させるように形
成されている。この実施の形態1の金属製板バネ部材3
0の湾曲方向は、図7に示すように上面部の略中央30
aが凸状となるように湾曲して形成されている。この金
属製板バネ部材30の幅方向の大きさcは、移動片15
が、前記走行模型4aを牽引しても、屈折しないように
伸長時の金属性板バネ部材30の強度が設定されてい
る。
【0045】また、この金属性板バネ部材30の厚みa
−aは、鉛直方向へ押圧力が作用した場合に、図6に示
すように平板状に変形可能となる程度に設定されてい
る。そして、この平板状に変形された金属性板バネ部材
30は、長手方向に沿って折曲自在とすることにより、
ローラに巻き取り収納可能となるように構成されてい
る。
【0046】また、この支持体16には、各々金属製板
バネ部材30…を収納する収納手段31が設けられてい
る。
【0047】この収納手段31では、図3及び図5に示
すように金属製板バネ部材30,30を押圧しながら巻
取ることにより、平板形状として収納する各収納ローラ
部32,32が、軸受板32a,32a間に回動自在と
なるように軸支されている。
【0048】この収納ローラ部32には、各々前記金属
製板バネ部材30を巻取る主ローラ33が設けられてい
る。この主ローラ33の周面には、前記金属製板バネ部
材30の後端部が、取付ネジ132によって各々固着さ
れている。この主ローラ33,33は、前記軸受板32
a,32aを貫通する回転軸133によって相互に連結
されている。
【0049】この回転軸133には、減速ギヤ134が
固着されている。この減速ギヤ134は、この支持体1
6にモータマウント137を介して固定される各左右方
向駆動ステップモータ135のピニオンギヤ136と噛
み合うように構成されて、この左右方向駆動ステップモ
ータ135の回転駆動に応じて、前記主ローラ33,3
3が同時に正逆回転するようにしている。
【0050】前記駆動モータ6…及び左右方向駆動ステ
ップモータ135…は、図示省略のコントローラに電気
的に接続されて、駆動電気信号が、このコントローラか
ら供給されるようにしている。
【0051】この主ローラ33の周囲には、この主ロー
ラ33の回転軸方向へ向けて各軸を移動可能となるよう
に、長円形状のスライド軸受32b,32bに両軸端部
を各々挿入して配設され、前記金属製板バネ部材30を
主ローラ33に当接させる4本の副ローラ34…が設け
られている。このうち、前記金属性板バネ部材30の伸
長方向上側の1本の副ローラ34aは、各副ローラ34
…の押圧力のバランスを取るためのダミーで、実際に
は、前記金属製板バネ部材30に当接していない。
【0052】そして、各副ローラ34,34間を接続し
て、これらの各副ローラ34…を主ローラ33の回転軸
方向へ略均等に押圧する付勢部材としてのスプリング3
5…が設けられている。
【0053】これらの各副ローラ34…と、前記主ロー
ラ33との間に前記金属製板バネ部材30が挟持されな
がら主ローラ33に圧接されて、この主ローラ33に巻
取られるように構成されている。
【0054】また、この主ローラ33の上部には、巻き
取りを円滑に行なうため、小ローラ部材36が、前記軸
受板32a,32aに両端を回動自在に支持されること
により配設されている。
【0055】更に、この主ローラ33の上部には、巻き
取りを円滑に行なうための押え部材37が、前記軸受板
32a,32aに両端を固着させることにより配設され
ている。この押え部材37の下面側には、前記金属製板
バネ部材30上面部の略中央30aが凸状となっている
状態から、巻き取りにより、平板状に変化するように一
定のスロープ部37aが略円弧形状に形成されている。
【0056】すなわち、図3及び図8に示すように、こ
の押え部材37の前端部であるこのスロープ部37aの
入口部分37bでは、前記金属製板バネ部材30の円弧
形状に対応して同程度の曲率半径を有する円弧形状が形
成されていると共に、前記押え部材37の後端部である
このスロープ部37aの出口部分37cでは、平坦形状
となるように形成されている。
【0057】
【移動片】この実施の形態1の移動片15は、図8に示
すように略長方形状の金属製の板部40と、鉛直方向に
沿って配設され、この板部40及び前記金属製板バネ部
材30,30の先端とを連結する支持棒41,41と、
この支持棒41,41間に配設される補強材42とによ
って主に構成されている。
【0058】このうち、前記金属製板バネ部材30の先
端には、図10及び図11に示すように、ビス43,4
3で前記補強材42が固着されると共に、この補強材4
2には、前記支持棒41,41がビス44,44で固定
されている。
【0059】この板部40には、前記金属製板バネ部材
30の伸長時に、この金属製板バネ部材30の先端が垂
れ下がることを防止するための磁着部材の一部としての
移動片側磁石45,45が、前後方向に沿って一対設け
られている。
【0060】この移動片側磁石45は、永久磁石で構成
されて円盤形状を呈し、図12に示す様に、一方の極に
磁化可能な金属部材としての円筒形状の鉄製容器46を
当接させて、この鉄製容器46内に収納されている。
【0061】この鉄製容器46は、有底形状を呈し、一
端としての底面部46aの略中央凹部には、この移動片
側磁石45の−極45aを当接させている。そして、こ
の移動片側磁石45の他方の+極45bと、鉄製容器4
6の他端46bとは、水平方向で略同一平面内となるよ
うに配置されている。この鉄製容器46の他端46b
は、前記移動片側磁石45の外周縁形状に沿うように、
環状形状を呈して構成されている。この他端46bは、
−極を呈するように磁化されている。
【0062】しかも、移動片側磁石45と鉄製容器46
との間には、樹脂製の円筒形状のスペーサ47が介在さ
れていて、これらの移動片側磁石45と鉄製容器46と
をこのスペーサ47の厚み分、所定の間隔をおいて配設
するようにしている。
【0063】この前記移動片15の板部40には、前記
走行板3の裏面側3aに当接して直交方向へ移動する
際、回転して接触することにより摩擦力を低減する移動
片側左右方向摩擦力低減部材としての転動車輪48…
が、回転自在となるように軸支されて設けられている。
【0064】
【走行模型】この実施の形態1の走行模型4aは、金属
製板状部材で構成される台座50と、この台座50上に
固着される競争馬の形状を模した馬体模型51とから主
に構成されている。
【0065】この台座50には、永久磁石で構成されて
円盤形状を呈する模型側磁石52,52が、前後方向に
沿って一対設けられている。
【0066】この模型側磁石52は、図12に示す様
に、一方の+極52aを、磁化可能な金属部材としての
円筒形状の鉄製容器53へ当接させて、この鉄製容器5
3内に収納されている。
【0067】この台座50には、前記走行板3の表面側
3bに当接して直交方向へ移動する際、回転して接触す
ることにより摩擦力を低減する模型側左右方向摩擦力低
減部材としての転動車輪54…が、回転自在となるよう
に軸支されて設けられている。
【0068】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0069】この実施の形態1の競争遊戯装置では、図
2に示すように、キャビネット11の走行板3に設けら
れた周回形状のフィールドFで、スタートラインSから
ゴールラインGまで、各走行模型4a…を左廻りに走行
移動させて着順を競う様にしている。
【0070】まず、スタートラインSに横一列に前記走
行模型4a…を並ばせるため、このスタートラインSの
側方に、図2に示すように前記走行基台14を位置させ
る。
【0071】この際、走行基台14における前記各支持
体16…は、各案内レール17…の前後方向略中央とな
るように位置されている。
【0072】次に、この走行基台14を前記レール13
に沿って走行させると、この走行基台14に、支持体1
6,金属製板バネ部材30,及び移動片15を介して磁
着牽引される各走行模型4a…も、走行板3のフィール
ドF上を、周回走行する。
【0073】周回走行中、図4に示すように、コントロ
ーラからの電気的信号により、各駆動モータ6を正逆方
向へ駆動させると、この駆動モータ6の回転軸に設けら
れたスプロケット23が、回転して、前記タイミングベ
ルト20を介して、タイミングベルト21を前記案内レ
ール17に沿って、回動させる。
【0074】このタイミングベルト21は、固定片26
によって前記支持体16を連結しているので、このタイ
ミングベルト21の回動により、前記支持体16は、案
内ローラ18…及び19を回転させながら、前記案内レ
ール17に沿って、前後方向へ移動する。
【0075】このため、前記各駆動モータ6に与える電
気的信号を回転角が異なるように与えれば、各支持体1
6…が、各々前後方向へ所定の位置まで移動して、前記
走行基台14に対して異なるポジションを取る。
【0076】この競争遊戯装置の遊戯者は、前記走行板
3によって、これらの走行基台14あるいは、移動片1
5…等が見えず、走行板3上のフィールドFを走行する
走行模型4a…のみを視認する。
【0077】これらの走行模型4a…は、各支持体16
…が、前記走行基台14に対して異なるポジションを取
ると、この支持体16の移動に応じて、前後方向に移動
して、他の走行模型4aと相対的に前後方向へ異なる位
置を取りながら、このフィールドF上を左廻りに走行す
る。
【0078】ここで、図4に示す実施の形態1の駆動機
構を、図13に示す従来の駆動機構に対比させて説明す
る。
【0079】従来の駆動機構では、スプロケット23
が、タイミングベルト21に直接噛み合わされていた。
このように構成された従来の駆動機構では、固定片26
をタイミングベルト21の裏面側に設けた場合に、スプ
ロケット23を、タイミングベルト21に噛み合わせる
ため、テンショナ等を用いて所定の張り力をタイミング
ベルト21に与えなければ、このタイミングベルト21
が、スプロケット23の押圧力で裏面側方向へ突出し
て、前記固定片26が牽引する物体の円滑な移送を妨げ
てしまう虞があった。特に物体を直線的に移動させたい
場合には、この突出部分に物体がさしかかると、段差を
乗り越える際の衝撃等が発生する虞があった。
【0080】この実施の形態1の駆動機構では、図4に
示すように、前記タイミングベルト20を介して、タイ
ミングベルト21を前記案内レール17に沿って回動さ
せる構成としているので、タイミングベルト20の直線
部分が、前記両ベルトローラ25,25間の長い距離で
タイミングベルト21と噛み合わされている。
【0081】このため、前記タイミングベルト21にテ
ンショナ等を用いなくても、充分にタイミングベルト2
0の歯部を前記タイミングベルト21の歯部に噛み合わ
せて、回転駆動力を伝達出来る。従って、タイミングベ
ルト21を直線的に配設して、前記固定片26によって
移送される支持体16が、円滑に前後方向へ移動され
る。
【0082】次に、前記各金属製板バネ部材30…が、
前記移動片15…を、この走行基台14の移動方向に対
して直交する方向へ移動させる動作について説明する。
【0083】即ち、図9に示すように、前記各左右方向
駆動ステップモータ135…が、前記コントローラから
与えられた電気的信号によって、正逆方向へ、所定の回
転数及び回転角回転駆動されると、回転軸に設けられた
ピニオンギヤ136の回転駆動力は、減速ギヤ134,
回転軸133を介して、前記両主ローラ33,33に伝
達されて、同時に同方向へ、これらの両主ローラ33,
33を回転させる。
【0084】主ローラ33の周面には、前記金属製板バ
ネ部材30の後端部が、前記取付ネジ132によって固
着されているので、この主ローラ33の周面に、或は周
面から、前記金属製板バネ部材30が、巻取り或は、導
出される。
【0085】前記金属製板バネ部材30,30は、同じ
距離伸縮し、走行基台14の移動方向に対して直交する
方向である左右方向へ、この金属製板バネ部材30,3
0の先端に設けられた移動片15が、平行移動する。
【0086】前記移動片15は、走行基台14の前記レ
ール13に沿う移動と共に、移動方向に対して直交する
左右方向へも移動するので、例えば、図2中、フィール
ドFが、カーブを描いている部分の走行模型4a…の配
置で例示する様に、走行模型51…をコーナー部分で、
相対位置を前後方向でずらして、しかも、同距離だけ左
右方向へ前記移動片15,15を移動させれば、縦列に
位置させる等の実際のレースで存在する場面を再現する
ことが出来る。
【0087】このように、前記競争遊戯装置のように配
設スペースが限られた装置であっても、直線的に配設さ
れたタイミングベルト21の裏面側に、固定片26を介
して直接、支持体16の脚部を固定して、円滑に前後方
向へ移送する事が出来るで、装置全体の小型化を図るこ
とが出来る。
【0088】また、テンショナ等を用いることなく、確
実に駆動力を伝達できるので、部品点数を削減して、更
に、製造コストを低減化させることが出来る。
【0089】
【実施例1】 ベルトローラ25,25間の距離…5〜15cm タイミングベルト20,21の幅…1〜5cm 以上、この発明の実施の形態1を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施の形態1に限らず、この
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても
この発明に含まれる。
【0090】例えば、前記実施の形態1では、前記ベル
トローラ25,25間に所定の間隔を設けて配設してい
るが、特にこれに限らず、どのような間隔を有していて
も、前記タイミングベルト20の他側面20bが、前記
タイミングベルト21の直線部分21aに対して、スリ
ップしない程度の広範囲で噛み合うように構成されてい
るものであるならばよい。
【0091】また、前記実施の形態1では、競争遊戯装
置に前記駆動力伝達機構を用いたものを示して説明して
きたが、特にこれに限らず、例えば、コンテナや、粉体
等、他の物体の搬送に用いられるもの等、回転駆動力を
直線的駆動力に変換するものであるならば、どのような
装置に、前記駆動力伝達機構を用いてもよい。
【0092】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1記載のものによれば、前記スプロケットが、前記
回転駆動手段の回転駆動により回転すると、該スプロケ
ットと噛み合う媒介タイミングベルトが回動軸の周囲を
循環回動する。
【0093】該媒介タイミングベルトの循環回動によ
り、前記搬送用タイミングベルトは、直線的に移動し
て、物体を搬送する。
【0094】この際、前記搬送用タイミングベルトは、
前記媒介タイミングベルトのうち、前記両回動軸間の直
線的部分の他側面が噛み合わされているので、テンショ
ナ等により張力を特別に与えられていなくても、所定の
長さ噛み合わされて確実に駆動力が伝達される。
【0095】しかも、テンショナ或は、スプロケット等
により直接押圧されていないので、裏面側に突出する部
分が無く、直接該搬送用タイミングベルトの裏面側に搬
送する物体を配設出来しても、円滑に搬送できる、とい
う実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の駆動力伝達機構を用い
た競争遊戯装置で、走行板を外した様子を上方から見た
平面図である。
【図2】実施の形態1の競争遊戯装置で、走行板を上方
から見た平面図である。
【図3】実施の形態1の競争遊戯装置で、レールが配設
される支持体の前面図である。
【図4】実施の形態1の競争遊戯装置で、駆動手段を説
明する斜視図である。
【図5】実施の形態1の競争遊戯装置で、収納手段の分
解斜視図である。
【図6】実施の形態1の競争遊戯装置で、金属製板バネ
部材を押圧して平面形状とした様子を説明する断面図で
ある。
【図7】実施の形態1の競争遊戯装置で、金属製板バネ
部材の断面図である。
【図8】実施の形態1の競争遊戯装置で、レールの配設
される支持体の前面図である。
【図9】実施の形態1の競争遊戯装置で、支持体の側面
図である。
【図10】実施の形態1の競争遊戯装置で、移動片及び
走行模型側台座の位置関係を説明する走行板の側方断面
図である。
【図11】実施の形態1の競争遊戯装置で、移動片及び
走行模型側台座の位置関係を説明する走行板の前方断面
図である。
【図12】実施の形態1の競争遊戯装置で、複数の移動
片及び走行模型側台座の位置関係を説明する走行板の前
方断面図である。
【図13】従来例の駆動力伝達機構を説明する斜視図で
ある。
【符号の説明】
6 駆動モータ(回転駆動手段) 20 タイミングベルト(媒介タイミングベルト) 20a 一側面 20b 他側面 21 タイミングベルト(搬送用タイミングベルト) 23 スプロケット 25 ベルトローラ(回動軸)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動手段の回転駆動により直線的に搬
    送用タイミングベルトを移動させて物体を搬送する駆動
    力伝達機構であって、 前記回転駆動手段の回転駆動により回転するスプロケッ
    トと、該スプロケット及び前記搬送用タイミングベルト
    との間に介在し、所定の間隔を置いて配設される一対の
    回動軸の周囲に環状に巻回されて、前記スプロケットを
    該両回動軸間の直線的部分の一側面に外側から押圧力与
    えて噛み合わせることにより、該両回動軸の周囲を循環
    回動する媒介タイミングベルトとを有し、前記媒介タイ
    ミングベルトのうち、前記両回動軸間の直線的部分の他
    側面を前記搬送用タイミングベルトに噛み合わせること
    を特徴とする駆動力伝達機構。
JP3076296A 1996-02-19 1996-02-19 駆動力伝達機構 Pending JPH09220361A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180105221A (ko) * 2016-07-13 2018-09-27 닛또꾸 엔지니어링 가부시키가이샤 팰릿 반송 장치 및 팰릿 반송 방법

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KR20180105221A (ko) * 2016-07-13 2018-09-27 닛또꾸 엔지니어링 가부시키가이샤 팰릿 반송 장치 및 팰릿 반송 방법

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