JPH09220337A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JPH09220337A
JPH09220337A JP2926296A JP2926296A JPH09220337A JP H09220337 A JPH09220337 A JP H09220337A JP 2926296 A JP2926296 A JP 2926296A JP 2926296 A JP2926296 A JP 2926296A JP H09220337 A JPH09220337 A JP H09220337A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者の利便性を向上し、かつ、遊技場の売
上情報を外部機関において正確に管理しやすくする遊技
用装置を提供する。 【解決手段】 遊技者所有の共通カードに記録されてい
る残額データを使用してパチンコ玉が貸出され、そのパ
チンコ玉の貸出に関する情報を前記遊技場の売上情報と
して当該遊技場外部に設置された共通カード発行会社1
5の集中管理コンピュータ16に送信し、遊技機2a,
2bによる遊技の結果遊技者に払出された景品玉を計数
してその計数されて有価価値を前記景品カードの持点と
残額に加算可能な景品玉処理装置11と、景品カードの
残額情報を前記遊技機2a,2bによる遊技に使用可能
な状態となるように変換可能な再遊技用処理装置12と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、パチン
コ遊技機やコイン遊技機あるいはスロットマシン等の遊
技場に設置された遊技機を含む遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、遊技者が遊技
機で遊技を行なった結果としての遊技結果価値が景品と
して遊技媒体の形で遊技者に払出され、その払出された
遊技媒体の持つ有価価値を遊技媒体価値計数手段によっ
て計数してもらい、その計数された有価価値の範囲内で
遊技者が景品交換できるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の遊
技用装置においては、前記遊技媒体価値計数手段により
計数された有価価値は景品交換するしか使い途がなく、
遊技者の選択肢が制限されるという不都合があった。
【0004】さらに、遊技場においては、遊技者所有の
有価価値を使用して遊技媒体貸出手段により遊技媒体を
貸出した場合に、その遊技媒体の貸出がその遊技場にお
ける売上情報となる。そして遊技場は、たとえば税金等
の関係上、売上情報を外部に申告するのであるが、その
売上情報の外部への申告が正確には行なわれない場合も
考えられる。
【0005】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、遊技者にとってより利便性が向
上し、かつ、遊技場の売上情報が外部において正確に管
理しやすい遊技用装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技場に設置された遊技機を含む遊技用装置であっ
て、有価価値が特定可能な情報が記録された記録媒体
と、遊技者所有の有価価値を使用して前記遊技機に用い
られる遊技媒体を貸出す手段であって、遊技媒体の貸出
に関する情報を前記遊技場の売上情報として当該遊技場
外部に設置された遊技場売上管理センターへ出力可能な
遊技媒体貸出手段と、前記遊技機により遊技を行なった
結果遊技者に払出された遊技媒体を計数し、該計数結果
に対応する有価価値を前記記録媒体の記録情報により特
定される有価価値に加算可能な遊技媒体価値計数加算手
段と、前記記録媒体の記録情報により特定された有価価
値を前記遊技機による遊技に使用可能な状態となるよう
に変換可能な価値変換手段とを含むことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記遊技媒体価値計数加算手
段は、価値の変換に関する情報を遊技場の支出情報とし
て当該遊技場外に設置された遊技場支出管理センターへ
出力可能に構成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、記録媒体に
記録された情報により有価価値が特定可能となる。遊技
者所有の有価価値を使用して遊技機に用いられる遊技媒
体が遊技媒体貸出手段により貸出され、その遊技媒体貸
出手段による遊技媒体の貸出に関する情報がその遊技場
の売上情報として当該遊技場外部に設置された遊技場売
上管理センターへ出力可能となる。遊技媒体価値計数加
算手段の働きにより、前記遊技機により遊技を行なった
結果遊技者に払出された遊技媒体が計数され、その計数
結果に対応する有価価値が前記遊技媒体の記録情報によ
り特定される有価価値に加算可能となる。さらに、価値
変換手段の働きにより、前記記録媒体の記録情報により
特定された有価価値が前記遊技機による遊技に使用可能
な状態となるように変換可能となる。
【0009】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記価値変換手段によ
り、価値の変換に関する情報が遊技場の支出情報として
当該遊技場外に設置された遊技場支出管理センターへ出
力可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図1は、本発明に係る遊技用設備装置の全
体の概略を示すシステムブロック図である。
【0012】図中15は共通カード発行会社であり、C
PU,RAM,ROM等を内蔵するホール別売上集計用
の集中管理コンピュータ16が設置されている。この共
通カード発行会社15からは共通カード104(第3図
参照)が発行されて各遊技場1,14…に出荷される。
なお、共通カード104は共通カード販売機4で販売す
るときに情報を書込むようにしてもよいし、予め情報を
書込んでおくようにしてもよい。各遊技場1,14…と
共通カード発行会社15の集中管理コンピュータ16と
は各遊技場1,14…に設置されているターミナルボッ
クス9と通信回線により接続されており、情報の伝達が
可能に構成されている。
【0013】なお、遊技場14については、遊技場1と
同様の構成を有しているためにここでは詳細な説明およ
び図示を省略する。
【0014】図中140は有価価値用記録媒体発行セン
ター(会員用記録媒体発行センター)の一例の景品カー
ド発行会社であり、CPU,RAM,ROM等を内蔵す
る集中管理コンピュータ141が設置されている。この
集中管理コンピュータ141と各遊技場1,14…に設
置されているターミナルボックス10とが通信回線によ
り接続されており、情報の伝達が可能に構成されてい
る。図中22,24,28は、景品カード発行会社14
0に加盟している会員用記録媒体取扱店の一例の加盟店
であり、それぞれに、CPU,RAM,ROMを内蔵す
る加盟店用管理コンピュータ23,26,30が設置さ
れている。それらの加盟店用管理コンピュータ23,2
6,30と景品カード発行会社の集中管理コンピュータ
141とが通信回線により接続されており、情報の伝達
が可能に構成されている。なお、加盟店28には、共通
カード発行会社15から発行された共通カード104を
顧客に販売するための共通カード販売機4が設置されて
おり、その共通カード販売機4と景品カード発行会社1
40の集中管理コンピュータ141とがターミナルボッ
クス10を介して通信回線により接続されており、情報
の伝達が可能に構成されている。さらに、共通カード販
売機4と共通カード発行会社15の集中管理コンピュー
タ16とがターミナルボックス9を介して通信回線によ
り接続されており、情報の伝達が可能に構成されてい
る。
【0015】図中17は銀行であり、CPU,RAM,
ROM等を内蔵するコンピュータ等からなる中央装置1
8が設置されている。この中央装置18はデータベース
19を含み、このデータベース19には、各遊技場1,
14や共通カード発行会社15,景品カード発行会社1
40,各加盟店22,24,28等の口座およびそれら
の口座に預金されている預金金額等が記憶されている。
データベース19内に図示された記号A,B,C,D,
E,F,Gは、それぞれ共通カード発行会社15,遊技
場1,遊技場14,加盟店22,加盟店24,加盟店2
8,景品カード発行会社140のそれぞれの口座を示
し、図示された矢印は、ある口座から他の口座に矢印方
向に金が移ることを意味している。
【0016】共通カード発行会社15から遊技場1に出
荷された共通カード104は共通カード販売機4により
利用者(遊技者)に販売される。利用者は代金または後
述する会員用記録媒体の一例の景品カード108a,1
08b(第3図参照)を共通カード販売機4に挿入する
ことにより所定の金額が記録された共通カードが付与さ
れる。利用者は遊技場に設置されている複数の遊技機の
一例のカード式パチンコ遊技機2aの中から遊技してみ
たいカード式パチンコ遊技機2に対応したカード処理機
3に前記共通カード104を挿入する。そしてその共通
カード104に記録されている残額を使用してカード式
パチンコ遊技機2で打玉を発射して遊技が可能となる。
遊技場1にはさらにカードを用いない通常の遊技機の一
例のパチンコ遊技機2bが設置されており、遊技者が貨
幣を玉貸機3bに投入して玉が貸出され、その玉をパチ
ンコ遊技機2bに投入して遊技を行なう。
【0017】パチンコ遊技機2a,2bは、遊技の最中
に遊技状態に応じて景品玉が払出されるように構成され
ている。そして、カード式遊技機2aの場合、遊技が終
了すれば、遊技に使用した金額だけ共通カード104に
記録されている残額が減額更新されてその残額が記録さ
れた共通カード104が遊技者に払出される。パチンコ
遊技機2a,2bから払出された遊技媒体としての景品
玉を遊技者が景品玉処理装置11に投入すればその有価
価値が計数され、かつ、遊技者が自己の景品カード10
8a,108bをその景品玉処理装置11に挿入すれば
前記計数された有価価値を前記景品カード108a,1
08bに持点として加算記録されるとともに合計残額と
しても加算記録されて排出される。この景品玉処理装置
11による加算額データが、ホール用管理コンピュータ
6に送信されるとともにターミナルボックス10を介し
て景品カード発行会社140の集中管理コンピュータ1
41に送信される。利用者は、その排出された景品カー
ドを景品カード処理機5に挿入する。この景品カード処
理機5では、挿入された景品カードに記録されている有
価価値としての残額の範囲内で、一般景品用レシートを
発行する機能を有する。なお、この景品カード108
a,108bとは、所定の会員向けに発行される会員用
のカードである。発行された一般景品用レシートを利用
者が遊技場1のカウンタに持参すればその一般景品用レ
シートに記録されている交換額の範囲内で煙草やチョコ
レート等の一般景品との交換が可能となる。なお、一般
景品用レシートを発行することなく、景品カード108
a,108bにより直接一般景品との交換ができるよう
にしてもよい。
【0018】遊技場1内には、さらに、再遊技用処理装
置12が設置されており、景品カードをこの再遊技用処
理装置12に挿入することにより、その挿入された景品
カードに記録されている有価価値(残額)の範囲内で再
遊技カード106が遊技者に発行可能となる。遊技者
は、その発行された再遊技カード106をカード処理機
3aに挿入することにより、遊技機2aによる再遊技が
可能となる。一方、遊技機2bでの再遊技の場合は、再
遊技用処理装置12に景品カード108a,108bを
挿入し、その挿入された景品カード108a,108b
に記録されている有価価値の範囲内で、遊技球を借り、
その遊技球を遊技機2bに投入することにより、再遊技
が可能となる。また、再遊技用処理装置12により発行
された再遊技カード106の有価価値データ(残額デー
タ)がターミナルボックス10を介して景品カード発行
会社140の集中管理コンピュータ141へ送信され
る。また遊技場1には、ATM(Automatic Teller Mac
hine)7aが設置されており、このATM7aが送信装
置13aを介して銀行17のデータベース19に接続さ
れているとともに景品カード発行会社140の集中管理
コンピュータ141に接続されている。そして利用者が
自己の景品カード108a,108bをATM7aに挿
入することにより、その挿入された景品カード108
a,108bに記録されている有価価値(残額)の範囲
内で現金が払出される。その払出された現金金額が、送
信装置13aを介して前記銀行17のデータベース19
と景品カード発行会社140の集中管理コンピュータ1
41とに送信される。
【0019】なお、利用者が未だに景品カード108
a,108bを所持していない場合には、新規発行する
必要があるが、その場合には、遊技場のカウンタにより
利用者の住所,氏名,電話番号等の必要事項を記載して
もらった上で所定の情報を記録した景品カード108
a,108bを利用者に新規発行する。利用者に記載し
てもらった住所,氏名,電話番号等の必要事項はターミ
ナルボックス10を介して景品カード発行会社140の
集中管理コンピュータ141に送信されるかあるいは景
品カード発行会社140において集中管理コンピュータ
141に入力される。
【0020】一方、遊技場のカウンタには、景品カード
発行会社140に加盟している各加盟店22,24,2
8が販売している商品やサービス等の種々の販売対象か
らなる景品が掲載されたカタログが用意されており、利
用者はそのカタログを見て自己の欲する商品やサービス
等の景品を選択することができる。そして、自己の欲す
る景品を景品カード108a,108bを用いて景品交
換したい場合には、利用者は自己の景品カード108
a,108bを景品カード処理機5に挿入し、カタログ
で選んだ自己の欲する景品を特定する景品コードやその
個数等を入力する。するとその景品コードがターミナル
ボックス10を介して景品カード発行会社140の集中
管理コンピュータ141に送信され、集中管理コンピュ
ータ141では利用者の住所に近い加盟店を探し出して
その加盟店(たとえば22)に伝送されてきた景品コー
ド,景品個数と利用者の住所,氏名,電話番号等を送信
する。
【0021】すると、送信されてきた景品番号に対応す
る商品やサービス等の景品が加盟店22から利用者に直
送される。また、利用者は景品カード108a,108
bを挿入して希望する景品を入力した段階でその景品コ
ードの景品に相当する金額だけ挿入された景品カード1
08a,108bの残額(有価価値)が減算更新され、
減算更新された後の景品カード108a,108bが利
用者に返却される。利用者が希望して入力した景品コー
ドに相当する景品が前記加盟店22で品切れとなってい
た場合には、利用者の住所に次に近い加盟店24からそ
の希望する景品を利用者に直送するようにしてもよい。
【0022】また、景品カード処理機5に、特殊景品を
払出す機能を設けてもよい。その場合には、利用者が景
品カード108a,108bを景品カード処理機5に挿
入し、その景品カード108a,108bに記録されて
いる残額の範囲内で特殊景品が利用者に払出される。そ
して遊技場の外の所定の場所に設けられている景品交換
所にその特殊景品を持参し、その特殊景品を現金に交換
してもらう。なお、遊技場1内に設置された、共通カー
ド販売機4,カード処理機3a,3b,遊技機2a,2
b,景品カード処理機5,景品玉処理装置11はそれぞ
れホール用管理コンピュータ6に接続されており、情報
の伝達が可能に構成されている。このホール用管理コン
ピュータ6は、CPU,RAM,ROM等を内蔵してお
り、共通カード販売金額,遊技機2の利益球数や不利益
球数,景品玉処理装置11により加算記録された景品カ
ードの付与有価価値データ(加算額データ),景品カー
ドを使用しての景品交換額情報等の遊技場で発生する種
々の情報を集中管理する。
【0023】遊技場1内に設置された共通カード販売機
4の売上額(販売額)に関する情報がターミナルボック
ス9を介して通信回線により共通カード発行会社15の
集中管理コンピュータ16に伝送される。また、共通カ
ード販売機4は景品カード108a,108bに記録さ
れている残額を用いての共通カードの販売も可能であ
り、その景品カードの使用による売上額(販売額)に関
する情報がターミナルボックス10を介して通信回線に
より景品カード発行会社140の集中管理コンピュータ
141に伝送される。さらに、景品カード処理機5によ
る景品カード108a,108bを用いた景品交換額に
関する情報がターミナルボックス10を介して景品カー
ド発行会社140の集中管理コンピュータ141に伝送
される。なおこのターミナルボックス10と集中管理コ
ンピュータ141とは必ずしもオンラインにより接続す
る必要はなく、共通カード売上額や景品交換額を集計し
てその集計金額を記載した伝票等を作成し、伝票等によ
るオンラインにより共通カード販売額や景品交換額を集
中管理コンピュータ141に入力してもよい。
【0024】次に、遊技場1のカウンタに用意されてい
るカタログによる景品交換ではなく実際にその景品を目
で見て確かめて購入したいという利用者は、景品カード
108a,108bを持参して加盟店24に行き、その
景品カード108a,108bを加盟店24に設置され
ている景品カード処理機25に挿入し、加盟店24で販
売されている商品やサービス等の販売対象からなる景品
で自己の欲するものの種類や個数を景品カード処理機2
5に入力する。するとその入力された景品に相当する金
額が景品カード108a,108bの残額から減算され
て減算された後の景品カード108a,108bが利用
者に返却される。このようにして利用者は目で実際に景
品を見て確かめて入手することができる。この景品カー
ド処理機25は、ターミナルボックス27を介して景品
カード発行会社140の集中管理コンピュータ141に
接続されており、情報の伝達が可能になるように構成さ
れている。なお、景品カード発行会社140の集中管理
コンピュータ141と各加盟店22,24,28に設置
されている加盟店用管理コンピュータ23,26,30
は必ずしもオンラインにより接続する必要はなく、遊技
場1から送信されてきた景品コードや景品個数ならびに
その景品コードに対応する利用者の住所,氏名,電話番
号等を集計して伝票等に記入し定期的にかつ、オフライ
ンにより各加盟店22,24,28に送るようにしても
よい。前記加盟店22,24,28により、商品やサー
ビス等の販売対象を販売する販売店であって、遊技者が
自己の会員用記録媒体で特定される前記付与有価価値
(残額)を使用して前記販売対象と景品交換することが
可能な会員用記録媒体取扱店が構成されている。
【0025】利用者が自己の所持している景品カード1
08a,108bに記録されている残額を現金化したい
場合には、前述したように、遊技場1に設置されている
ATM7aで現金化する方法もあるが、他の方法として
は、景品カード108a,108bを銀行17に持参
し、銀行17に設置されているATM7bにその景品カ
ード108a,108bを挿入する。そして、景品カー
ド108a,108bに記録されている残額の範囲内で
希望する金額を利用者が入力することによりその入力さ
れた金額に相当する現金が利用者に払出されるととも
に、挿入された景品カード108a,108bに記録さ
れている残額が払出金額分減額更新された後に利用者側
に返却される。このATM7bは、ターミナルボックス
13bを介して、銀行17のデータベース19に接続さ
れているとともに景品カード発行会社140の集中管理
コンピュータ141に接続されており、情報の伝達がで
きるように構成されている。
【0026】さらに、景品カード発行会社140の集中
管理コンピュータ141と銀行17のデータベース19
とが通信回線により接続されており、集中管理コンピュ
ータ141からデータベース19に次のような情報が伝
送される。すなわち、遊技場1,14に設けられている
景品玉処理装置11によって増額更新された景品カード
の増額更新額情報、遊技場1,14に設けられている共
通カード販売機4を利用して景品カードにより共通カー
ドが販売されたその共通カード売上額情報、遊技場1,
14に設けられている景品カード処理機5を利用して景
品カードにより景品交換が行なわれた場合の景品カード
の減額更新額情報、各加盟店22,24,28での景品
カードを使用した景品の売上額情報(景品交換額情報)
等が伝送される。一方、共通カード販売会社15の集中
管理コンピュータ16からも、遊技場1,14において
販売された共通カード金額の合計と遊技場1,14で共
通カードが使用された使用金額合計との差額情報がデー
タベース19に伝送されてくる。さらに、加盟店28に
おいて販売された共通カード金額の合計(カード代金)
情報が集中管理コンピュータ141からデータベース1
9に伝送されてくる。
【0027】データベース19では、前記各種伝送され
てきた情報に基づいて、各口座間で図示矢印で示した方
向に金を移動させる。すなわち、共通カード販売会社1
5の口座Aと各遊技場1,14の口座C,Bとの間で共
通カード104の販売金額の合計(カード代金)とカー
ド処理機3によって使用された共通カード104の使用
金額合計との差額だけ金を移動させる。また、加盟店2
8における共通カード104の販売金額の合計(カード
代金)から手数料を差引いた金額が加盟店28の口座F
から共通カード販売会社15の口座Aに移動する。これ
によって、加盟店28は差引いた手数料分利益を得るこ
とができる。
【0028】遊技場1,14に設けられている共通カー
ド販売機4を利用して景品カード108a,108bに
より販売された共通カード104の売上合計金額から手
数料を差引いた金額が景品カード発行会社140の口座
Gから各遊技場1,14の口座B,Cに移動する。各遊
技場1,14の景品カード処理装置8によって増額更新
された景品カードの増額更新額に対し手数料を上乗せし
た金額の合計が各遊技場1,14の口座B,Cから景品
カード発行会社140の口座Gに移動する。なお、実際
には、口座GとC,Bとの間では、カード増額更新額
(手数料上乗せ)と景品カード使用による共通カード売
上額(手数料を差引く)とが相殺された金額だけが移動
するようになる。さらに、各加盟店22,24,28で
の景品カード108a,108bを用いた景品の売上額
(景品交換額)から手数料を差引いた金額が景品カード
発行会社140の口座Gから各加盟店22,24,28
の口座D,E,Fに移動する。
【0029】また、後述するように、利用者がATM7
a,7bを利用して景品カード108aの残額を自己の
口座に振込んだ場合は、その振込金額が図示矢印で示す
ように口座Gから利用者の口座に振込まれる。
【0030】図2は、遊技場の要部を示す概略構成図で
ある。遊技場1に設置されている共通カード販売機4
は、紙幣投入口63が設けられており、利用者(遊技
者)が紙幣を紙幣投入口63から投入することによりそ
の投入された紙幣が紙幣識別器64で識別され、偽札等
の不適正な紙幣であった場合には利用者に返却される
が、適切な紙幣であった場合には紙幣収納部65内に取
込まれる。そして投入紙幣に相当する金額が金額/残額
表示器60により表示され、その表示額の範囲内でカー
ド選択ボタン69を選択操作する。共通カード104に
は、たとえば、1000円,2000円,3000円,
5000円,10000円の5種類の金額のカードがあ
り、カード選択ボタン69を選択して押圧操作すること
により前記5種類の共通カード104のうち希望する共
通カード104を指定することができる。
【0031】このカード選択ボタン69を押圧すること
により、その押圧操作によって指定された金額の共通カ
ード104を共通カード収納部70aから取出してその
取出された共通カード104が選択指定された金額の共
通カード104であるか否かを共通カード処理機72に
より識別し、選択された金額の共通カードであると識別
された場合に共通カード排出口71からその共通カード
104が払出される。その後、釣銭がある場合には紙幣
払出装置74が作動して紙幣ストック部75にストック
されている紙幣を紙幣払出口73から利用者に払出す。
なお図中76bは制御部であり、共通カード販売機4を
制御するためのマイクロコンピュータ等から構成されて
いる。
【0032】この共通カード販売機4は紙幣等の貨幣の
投入ばかりでなく景品カード108a,108bを使用
しても再遊技カード106の販売が可能となる。つま
り、遊技者が遊技機2により遊技をし、その遊技の結果
後述するように遊技者の所有となった得点が遊技者所有
の景品カード108a,108bに記録されて排出さ
れ、その景品カード108a,108bを使用して再遊
技を行ないたい場合には、遊技者はその景品カード10
8a,108bを使用して再遊技カード106を購入
し、その再遊技カード106を用いて遊技機2による再
遊技が可能となる。この場合には、景品カード108
a,108bを景品カード挿入口66に挿入する。する
と景品カード処理機67により挿入された景品カード1
08a,108bが適正カードであるか否かが判別さ
れ、不適正カードであった場合には不正カードが投入さ
れたことを金額/残額表示器60により遊技場の係員に
報知したり挿入カードが機内に回収されたりする異常処
理が行なわれる。挿入カードが適正なカードであった場
合にはその挿入カードに記録されているカード情報が景
品カード処理機67により読取られ、次に利用者が暗証
番号を暗証番号入力キー70から入力する。その入力さ
れた暗証番号が不適正な番号であった場合には金額/残
額表示器60でエラー表示する。その際に挿入カードを
回収するようにしてもよい。
【0033】入力された暗証番号が正しい番号であった
場合には挿入された景品カード108a,108bに記
録されている合計残額が金額/残額表示器60により表
示される。利用者はこの金額/残額表示器60により表
示された金額の範囲内でカード選択ボタン69を選択操
作する。その選択操作はたとえば挿入カードの残額より
も高い金額の共通カードを選択操作する等のように不適
正な選択操作であった場合には、再遊技使用額表示器6
1によりエラー表示して遊技者の再操作を待つ。一方、
選択操作が適正な操作であった場合には、再遊技使用額
表示器61により選択された共通カードのカード額面と
その共通カード104の販売に伴う手数料との合計が表
示される。
【0034】利用者がその表示を見て確認ボタン68を
押圧操作すれば、共通カード排出口71から共通カード
が利用者側に排出される。そして、希望する金額の共通
カード104を購入した後の景品カード108a,10
8bの残り金額の算出すなわち挿入時の景品カード10
8a,108bの合計残額から販売された共通カード1
04のカード額面と手数料とを減算する処理が制御部7
6bにより行なわれ、さらに、挿入されている景品カー
ド108a,108bに記録されている残額を前記算出
された新たな残り金額に更新する処理が行なわれる。そ
して、更新された新たな金額がカード額面表示器62に
より表示されるとともに、新たな残額に更新された景品
カード108a,108bが景品カード挿入口66から
利用者側に排出される。この共通カード販売機4には、
手数料設定部76aが設けられており、遊技場の係員が
この手数料設定部76aを操作することにより前述した
景品カード108aを用いての共通カード104の販売
時における手数料(パーセント)を設定することができ
る。なお、景品カード108bを用いるときには後述す
るようにこの手数料設定部76aは不要となる。
【0035】なお、図中54は販売機番号表示部であ
り、この共通カード販売機4の番号が表示される。また
55は販売中表示器、56は販売中止表示器である。こ
の共通カード販売機4が共通カード104を販売してい
る最中では販売中止表示器56が消灯して販売中表示器
55が点灯表示される。逆にこの共通カード販売機4が
販売中でなかった場合には販売中表示器55が消灯し、
販売中止表示器56が点灯表示される。図中57は投入
紙幣充満表示器であり、紙幣挿入口63から挿入された
紙幣により紙幣収納部65が満杯になりそれ以上紙幣が
挿入できない状態になった場合にこの投入紙幣満杯表示
器57が点灯または点滅表示され、投入紙幣が満杯にな
った旨を遊技場の係員に表示できるように構成されてい
る。58は払出紙幣欠乏表示器であり、紙幣払出装置7
4によって利用者に払出すために貯留している釣銭紙幣
が欠乏した場合にこの払出紙幣欠乏表示器58が点灯ま
たは点滅表示し、その旨を遊技場の係員に報知できるよ
うに構成されている。59は共通カード欠乏表示器であ
り、遊技者に販売するために貯留している共通カード1
04が欠乏した場合にこの共通カード欠乏表示器59が
点灯または点滅表示され、その旨を遊技場の係員に報知
できるように構成されている。
【0036】景品カード108a,108bを用いて再
遊技カード106を購入した場合には再遊技カード10
6の購入に使用された景品カード108a,108bの
合計残額の使用額がその景品カード108a,108b
のカード情報とともにターミナルボックス10を介して
景品カード発行会社140の集中管理コンピュータ14
1に送信され、集中管理コンピュータ141により集計
される。
【0037】共通カード販売機4によって販売された共
通カード104もしくは再遊技カード106を使用して
利用者が遊技を行なう場合には、遊技場1の遊技機設置
島に設置されている共通カード処理機3aの共通カード
挿入口47aに共通カード104もしくは再遊技カード
106を挿入する。この共通カード処理機3aは、遊技
機設置島に複数台設置されている各カード式遊技機(カ
ード式パチンコ遊技機)2aに隣接して設けられてお
り、それぞれの隣接するカード式遊技機2aに対応する
ものである。ゆえに、たとえば図示左のカード式遊技機
2aによって遊技を行ないたい場合にはそのカード式遊
技機2aの向かって左側に隣接している共通カード処理
機3aの共通カード挿入口47aに共通カード104,
再遊技カード106を挿入する必要がある。共通カード
挿入口47aに共通カード104,再遊技カード106
を挿入すると、挿入された共通カード104,再遊技カ
ード106に記録されている記録情報がカードリーダー
ライター47bにより読取られ、その読取られた記録情
報に含まれているセキュリティコードに基づいてセキュ
リティチェックが行なわれ、適正なカードであると判断
された場合には、記録情報に含まれている残額の範囲内
で予め定められた所定額(たとえば300円)の遊技媒
体の一例のパチンコ玉がカード式遊技機2aの上皿48
に払出される。
【0038】そして遊技者は、その上皿48に払出され
たパチンコ玉を遊技領域に打球操作して遊技が行なわれ
る。なお図中49は下皿であり、遊技の結果景品玉が上
皿48に払出されてそれ以上貯留できなくなった余剰玉
を貯留するものである。
【0039】図中46は、連結台方向表示器であり、こ
の共通カード処理機3aがどちらのカード式遊技機2a
に連結されているかを矢印表示するものである。また4
5はカード利用表示ランプであり、この共通カード処理
機3aが使用可能な場合には点灯または点滅表示され、
使用不可能な場合には消灯した状態となる。
【0040】遊技場の遊技機設置島には、共通カード1
04,再遊技カード106では遊技ができない通常の遊
技機(パチンコ遊技機)2bも設置されている。その通
常の遊技機2bには、玉貸機3bが隣接されている。こ
の玉貸機3bは、コイン投入口50と紙幣挿入口53と
が設けられており、遊技者がコインをコイン投入口50
に投入するかまたは紙幣を紙幣挿入口53に挿入し、そ
の挿入された貨幣の金額の範囲内で遊技者が玉貸金額選
択ボタン51を選択操作すれば、その選択操作された金
額に相当する遊技媒体の一例のパチンコ玉が玉貸出部1
00から遊技者に貸出される。遊技者は、その貸出され
たパチンコ玉を遊技機2bの上皿に投入して前述と同様
に遊技が可能となる。また、共通カード処理機3aと玉
貸機3bとにより貸出された玉数に関するデータが、遊
技場1の売上情報としてターミナルボックス9を介して
共通カード発行会社140の集中管理コンピュータ14
1へ伝送されるとともにホール用管理コンピュータ6に
伝送される。
【0041】前記カード式遊技機2aまたは通常の遊技
機2bにより遊技を行なった結果払出された遊技媒体と
しての景品玉を、遊技者が景品玉処理装置11の景品玉
流入口93に投入すれば、その投入されたパチンコ玉が
景品玉処理装置11により計数されてその投入されたパ
チンコ玉の有する有価価値が計数される。そして遊技者
が自己の所持する景品カード108a,108bを景品
カード挿入口94に挿入すれば、その景品カードが読取
られてその景品カードに記録されているセキュリティコ
ードに基づいたセキュリティチェックが行なわれる。そ
してそのチェックの結果適正な景品カードであると判断
されたことを条件として、遊技者が書込指示ボタン96
を押圧操作すれば、前記計数したパチンコ玉の有価価値
が、挿入された景品カード108a,108bの持点に
加算更新されるともに、合計残額にも加算更新される。
このように遊技者は遊技結果として付与された有価価値
を自己の景品カード108a,108bに貯玉すること
ができる。そして、この加算更新された有価価値情報が
遊技場のホール用管理コンピュータ6に送信されるとと
もに当該遊技場の支出情報としてターミナルボックす1
0を介して景品カード発行会社140の集中管理コンピ
ュータ141にも送信される。集中管理コンピュータ1
41は、その送信されてきた有価価値情報に基づいて当
該遊技場の支出情報を集計する。
【0042】次に、景品玉処理装置11から排出された
景品カード108a,108bを用いて遊技者が景品カ
ード処理機5により景品交換を行ないたい場合には、ま
ず景品カード108a,108bを景品カード挿入・排
出口79に挿入する。すると、挿入された景品カード1
08a,108bに記録されている記録情報がカードリ
ーダライタ80により読取られ、次に遊技者がテンキー
142を利用して暗証番号を入力する。景品カード処理
機5に内蔵されている制御部92(CPU,RAM,R
OM等を含む)では、前記カードリーダライタ80によ
り読取ったカード情報とテンキー142から入力された
暗証番号とに基づいて挿入された景品カードが適正なも
のであるか否かまたは暗証番号が適正な番号であるか否
かを判断し、適正でなかった場合には挿入された景品カ
ードを景品カード挿入・排出口79から排出する等のエ
ラー処理を行なう。一方、適正であった場合には、挿入
された景品カードの背番号管理に基づいたチェックを行
なってもよい。その場合には、挿入された景品カードの
カード情報を景品カード発行会社140の集中管理コン
ピュータ141へ送信して、その送信データ内に含まれ
ているカード番号を手掛かりに集中管理コンピュータ1
41に登録されているカードデータを割り出してもら
い、そのカードデータと送信されて来たカードデータと
を照合して一致するか否か判別してもらってその答を返
信してもらう。そして、一致しない場合には前記エラー
処理を行ない、一致する場合にはカードリーダライタ8
0により読取ったカード情報のうち残額データを残額表
示器77により表示する。
【0043】次に、遊技者が遊技場に用意されている一
般景品と景品交換したい場合には、一般景品指定ボタン
81を押圧操作した後、景品交換したい交換額をテンキ
ー142から入力する。すると、その入力された交換額
が入力値表示器78により表示される。なお、前述した
テンキー142から入力された暗証番号はこの入力値表
示器78で表示されることはない。次に、入力値表示器
78により表示されている交換額を確認して遊技者が確
認ボタン85を押圧操作すれば、挿入されている景品カ
ード108a,108bの残額から前記交換額が減算さ
れ、その減算結果が残額表示器77により表示される。
なお、前記交換額が挿入されている景品カードの残額を
上回った金額であった場合にはエラー表示され、テンキ
ー142による入力操作をやり直さなければならない。
次に遊技者が取引終了ボタン90を押圧操作すれば、前
記交換額等が記録された一般景品交換用レシートがレシ
ート発行装置89により印刷されてレシート発行口88
から発行され、遊技者がその発行されたレシートを景品
交換所の係員に手渡してそのレシートに記録されている
交換金額に相当する一般景品と景品交換してもらう。
【0044】一方、遊技者が遊技場に用意されているカ
タログに基づいて加盟店22,24,28の商品やサー
ビス等の中から景品交換したい場合には、カタログ景品
指定ボタン82を押圧操作する。次に景品種類指定ボタ
ン83を押圧操作し、カタログに基づいて景品交換を希
望する景品の景品コードをテンキー142から入力す
る。この入力された景品コードは入力値表示器78によ
り表示される。次に、その表示された景品コードを確認
した上で遊技者が景品個数指定ボタン84を押圧してテ
ンキー142により個数を入力してから確認ボタン85
を押圧操作すれば、挿入されている景品カード108
a,108bの残額から前記入力された景品種類とその
交換個数から演算された景品交換額が減算され、その減
算結果が残額表示器77により表示される。なお、前記
景品交換額が挿入されている景品カード108a,10
8bの残額を上回った場合には、エラー表示がなされて
景品交換の入力操作をやり直さなければならない。次に
遊技者が取引終了ボタン90を押圧操作すれば、利用明
細書を記録したレシート110(図4参照)がレシート
発行装置89により印刷されてレシート発行口88から
発行される。
【0045】図中86は、訂正ボタンであり、入力値表
示器78により表示されている交換額や景品コードや景
品個数を訂正したい場合に利用者によって押圧操作され
るものである。この訂正ボタン86を押圧した後に再度
の入力操作を行なうことにより入力情報の訂正ができ
る。
【0046】前述した遊技場に用意されている一般景品
との景品交換の場合およびカタログによる景品交換の場
合のいずれの場合においても、取引終了ボタン90が押
圧操作されレシートが発行された後において、景品カー
ド108a,108bの読取時の残額から前記交換額の
合計を減算した結果を新たな残額としてカードリーダラ
イタ80によって景品カード108a,108bに書込
み、その景品カード108a,108bが景品カード挿
入・排出口79から排出される。このとき、新たな残額
が景品カード108a,108bに記録されている持点
よりも少ない場合には持点を前記新たな残額に相当する
値に減算更新して景品カード108a,108bに書込
んだ後排出する。次に、遊技場に用意されている一般景
品との景品交換かまたはカタログによる景品交換かの取
引種別やカタログによる景品交換の場合の景品種類と景
品個数と新たな残額等の取引内容を遊技店コード,カー
ド番号とともにターミナルボックス110を介して景品
カード発行会社140の集中管理コンピュータ141に
送信する。集中管理コンピュータ141では、その送信
情報を受信し、受信したカード番号に基づいて、カード
番号毎に対応して記憶されている残額の中からその受信
したカード番号に相当する残額を割出し、割出された残
額を受信した新たな残額に減算更新する。また、遊技場
1,14に用意されている一般景品との交換があった場
合には、受信した遊技店コードに基づきその交換分をホ
ール別の景品カード更新額から減算する。そして後述す
るように、景品カード更新額の決済日までの合計を算出
し、決済時にその景品カード更新額合計に相当する金額
がその遊技場1,14から景品カード発行会社140に
給付されるのである。なお、遊技場に用意されている一
般景品との交換分を前述したように景品交換のたびに景
品カード更新額から減算する代わりに、一般景品との交
換分をホール別に累積加算しておき、決済時にまとめて
相殺するようにしてもよい。
【0047】集中管理コンピュータ141では、受信し
た景品種類に応じて、所定の加盟店の管理コンピュータ
に景品の発注情報を送信するとともに、店別売上額に発
注額を加算更新する。この店別売上額とは、後述する図
12に示されたデータであり、加盟店毎の景品交換に伴
う売上金額のことである。なお、景品の発注情報をオン
ラインにより送信する代わりに、伝票処理によるオフラ
インによって行なってもよい。そして、景品の発注を受
けた加盟店は、遊技者(利用者)にその景品を直送す
る。加盟店の管理コンピュータでは、受信した発注情報
に基づいて、景品カードによる売上情報,カード別の売
上情報および景品入出庫の情報を更新する。なお、景品
カード処理機5には、共通カード販売機4と同様に、処
理機番号表示部54,販売中表示器55,販売中止表示
器56が設けられている。なお、景品カード処理機5の
操作を利用者に行なわせるようにしたが、遊技場の係員
が操作するようにしてもよい。また、景品カード処理機
5に映像表示器を設け、映像データ,説明等を記憶表示
できるように構成してもよい。
【0048】遊技場1には、さらに再遊技用処理装置1
2が設置されており、遊技者が自己の所持する景品カー
ド108a,108bの合計残額データを用いて再遊技
を行ないたい場合に利用される。再遊技したい遊技者
は、自己の所持する景品カード108a,108bを景
品カード挿入・排出口88から挿入する。すると、その
記録データがカードリーダライタ89により読取られ、
セキュリティチェックが行なわれる。そのセキュリティ
チェックは、挿入された景品カードのセキュリティコー
ドを読取り、それに基づいて適正なカードであるか否か
を判断する第1レベルチェックがまず行なわれる。
【0049】次に、そのチェックの結果適正であると判
断された場合には、その挿入された景品カード108
a,108bの記録データ(カードデータ)をターミナ
ルボックス10を介して景品カード発行会社140の集
中管理コンピュータ141に送信する。集中管理コンピ
ュータ141では、発行された景品カード108a,1
08bのすべてのカードデータが登録されており、送信
されてきたカードデータに含まれているカード番号を手
掛かりにそれに対応するカードデータを割出し、割出さ
れたカードデータと送信されてきたカードデータとを照
合して一致するか否か判別する。そして一致すると判別
された場合には適正である旨の信号を再遊技用処理装置
12に返信し、一致しないと判断された場合には不適正
である旨の信号を再遊技用処理装置12に返信する。
【0050】再遊技用処理装置12では、返信されてき
た信号が適正である旨の信号である場合には、再遊技用
処理を可能にするが、不適正の場合には、点数表示部9
7等を利用してエラー表示をするとともに挿入されてい
る景品カードを取込む処理がなされる。
【0051】挿入された景品カード108a,108b
が適正であると判断された場合には、その挿入された景
品カード108a,108bに記録されている合計残額
データが点数表示部97に表示される。そして遊技者
は、その残額の範囲内で、カード額面選択ボタン69を
選択操作する。この選択操作が、点数表示部97で表示
されている点数を超えたカードを選択するものであった
場合には、点数表示部97等によりエラー表示がなされ
て再度選択操作し直す必要がある。遊技者が適正な選択
操作をした後テンキー70から暗証番号を入力し、その
入力された暗証番号が正しい暗証番号で ある場合に
は、ストックされている再遊技カード106に、カード
リーダライタ72により発行店コード,残額等の所定の
データを書込んだ後カード排出口71から排出する。そ
して、その後、排出された再遊技カードの残額データだ
け挿入されている景品カード108a,108bの合計
残額を減額更新してカードリーダライタ89が書換えた
後、その景品カード108a,108bがカード挿入・
排出口88から遊技者側に排出されるとともにシート1
40がプリントされる。そして、景品カード108a,
108bを用いて再遊技カード106を発行する再遊技
処理がなされた場合には、その再遊技カード106の発
行に用いられた景品カード108a,108bの残額デ
ータが、その景品カード108a,108bの遊技店コ
ード,カード番号等のカードデータとともにターミナル
ボックス10を介して景品カード発行会社140の集中
管理コンピュータ141に送信される。集中管理コンピ
ュータ141では、その送信されてきたカードデータに
含まれるカード番号を手掛かりにそれに対応するカード
データを割出し、その割出されたカードデータを送信さ
れてきた新たなカードデータに書換える処理をとるとと
もに、再遊技カード発行に使用された残額すなわち再遊
技使用額を送信元である遊技場毎に分類して集計する処
理を行なう。なお、再遊技用処理装置12にも共通カー
ド販売機4と同様の手数料設定部が設けられており、手
数料の入力設定が可能である。
【0052】再遊技用処理装置12には、さらに、紙幣
挿入口79が設けられており、この紙幣挿入口79に挿
入した紙幣を紙幣読取機80により読取って、その適否
の判別をするとともに、適正である場合に挿入された紙
幣の金額を読取判別する処理がなされる。そしてその挿
入された紙幣の金額が点数表示部97により表示され、
その範囲内で貸玉数選択ボタン98を選択操作すれば、
その選択された個数分の貸玉が玉貸出部99から遊技者
側に払出される。なお、景品カード108a,108b
を挿入してその景品カード108a,108bの合計残
額データを使用して玉貸出部99から貸玉を払出すこと
も可能である。
【0053】景品玉処理装置11,再遊技用処理装置1
2,景品カード処理機5はブラックボックス化されてお
り、遊技場側が内部にアクセスできないように構成され
ている。このブラックボックス化の具体例としては、装
置カバーを開ければ制御用プログラムが消去されたり内
部機器が破壊されたり、さらには装置カバーに封印紙等
を施して開封した痕跡が残るようにしたりすることが考
えられる。
【0054】また、景品玉処理装置11,再遊技用処理
装置12,景品カード処理機5,共通カード販売機4
は、図2に示すように、それぞれターミナルボックス1
0を介しての出力用配線とは別の配線で接続されてお
り、景品カード108a,108bに記録されている合
計残額や持点等の有価価値に対する当該遊技場内での加
減算額データが景品カード処理機5に集計されるように
構成されている。つまり、景品玉処理装置11によりい
わゆる貯玉が行なわれて景品カード108a,108b
の有価価値を加算更新する処理が行なわれれば、その加
算更新額データが景品カード処理機5に送信されて景品
カード処理機5により累積的に加算記憶される。一方、
再遊技用処理装置12あるいは共通カード販売機4によ
り景品カード108a,108bの有価価値が減算更新
された場合には、その減算更新額データが景品カード処
理機5に送信されて景品カード処理機5において減算額
データを累積的に記憶する。さらに、景品カード処理機
5では、景品カード108a,108bを用いて景品交
換が行なわれた場合におけるその景品カード108a,
108bの有価価値を減算更新する処理が行なわれた場
合には、その減算額データを前記累積的に記憶された減
算額データに対しさらに累積して記憶する。そして、景
品カード処理機5は、その累積的に記憶された加算額合
計データと累積的に記憶された減算額合計データとを定
期的にターミナルボックス10を介して景品カード発行
会社140の集中管理コンピュータ141に送信する。
なお、景品カード処理機5では、前記加算額データと減
算額データとを差引いた差額合計データをターミナルボ
ックス10を介して集中管理コンピュータ141に送信
するようにしてもよい。
【0055】このように、遊技場における支出情報を扱
う再遊技用処理装置12,景品玉処理装置11,景品カ
ード処理機5,共通カード販売機4がそれぞれブラック
ボックス化されているために、当該遊技場においてそれ
らの機器を不正改造して当該遊技場における支出情報を
改ざんし、その改ざんされた支出情報をターミナルボッ
クス10を介して集中管理コンピュータ141に送信す
るという不正行為を極力防止することができる。しか
も、前記支出情報を扱う各種機器が互いに通信を行なっ
てそれら各種機器における景品カードの有価価値に対す
る加減算情報を景品カード処理機5により集計して集中
管理するようにしたために、たとえば再遊技用処理装置
12や景品玉処理装置11を何らかの方法で遊技場が改
ざんしてターミナルボックス10を介して送信される当
該遊技場における支出データを不正に改ざんした場合に
は、その改ざんされた支出データがターミナルボックス
10を介して集中管理コンピュータ141に送信される
とともに、景品カード処理機5により集計された合計加
算額データと合計減算額データあるいは差額合計データ
(改ざんされていない正しいデータ)がターミナルボッ
クス10を介して集中管理コンピュータ141に送信さ
れることになり、集中管理コンピュータ141でそれら
両データを比較して食い違っていることにより容易に支
出データの不正改ざんが行なわれたことを見つけ出すこ
とができる。
【0056】以上のように、後述する、遊技媒体価値計
数加算手段(景品玉処理装置11)と価値変換手段(再
遊技用処理装置12)と有価価値景品交換使用手段(景
品カード処理機5)とは、遊技場側での不正改造を禁止
可能な不正改造禁止手段を有する。また、有価価値景品
交換使用手段は、前記記録媒体(景品カード)の記録情
報により特定される有価価値が、前記遊技媒体価値計数
加算手段により加算更新された場合に、その加算更新情
報を累積的に集計する加算更新情報集計手段を有すると
ともに、前記記録媒体の記録情報により特定される有価
価値が、前記価値変換手段または有価価値景品交換使用
手段により減算更新された場合に、その減算更新情報を
累積的に集計する減算更新情報集計手段が設けられ、さ
らに、前記加算更新額情報集計手段により集計された加
算更新額情報と前記減算更新額情報集計手段により集計
された減算更新額情報とを当該遊技場外に設置された遊
技場支出管理センターへ出力可能に構成されている。ま
た、前記有価価値景品交換使用手段は、前記加算更新額
情報と前記減算更新額情報との差である差額情報を累積
的に集計する差額情報集計手段を有し、その差額情報を
当該遊技場外に設置された遊技場支出管理センターへ出
力可能に構成されているものであってもよい。
【0057】ホール用管理コンピュータ6には、プリン
タ103とCRTディスプレイ102とキーボード10
1とが接続されており、このキーボード101から所定
の操作入力を行なえば、必要な集計データをCRTディ
スプレイ102により表示させたりプリンタ103によ
り印字出力したりできる。
【0058】景品カード108a,108bを共通カー
ド処理機3aに挿入して持点データを使用して玉貸が行
なわれるように構成してもよい。その場合には、玉貸使
用額分を持点データと残額データとの両方から減算す
る。
【0059】図3は、各種カードに記録されている記録
情報を説明するための説明図である。
【0060】共通カード104の磁気ストライプ105
には、共通カード104の番号であるカード番号,発行
区分を記録する発行区分,残額情報,カードセキュリテ
ィを向上させるためのセキュリティコード等が記録され
ている。この発行区分の領域には、貨幣投入により払出
された通常の共通カードと景品カードを使用しての再遊
技の際きに購入された共通カードとを区分する情報を記
録している。このようにすれば、共通カード売上額を共
通カード発行会社15の集中管理コンピュータ16が集
計する際に、再遊技用の共通カードによる売上を算出す
ることが可能となる。
【0061】図3(b)は、再遊技カード106が示さ
れており、その再遊技カード106のカード番号,その
再遊技カード106はどこの遊技場で発行されたかを特
定するための発行店コード,残額,セキュリティコード
が磁気ストライプ107に記録されている。この発行店
コードは、この再遊技カード106を発行した遊技場に
おいてのみその使用を許容するために記録しているデー
タであり、この発行店コードに基づいて再遊技カード1
06を発行した遊技場を割出し、当該遊技場で使用を許
してよいか否かを判別する。なお、この再遊技カード1
06を発行した遊技場ばかりでなくその系列店において
も使用できるようにしたり、発行した遊技場の属する所
定の地域内においても使用可能にしたりしてもよい。さ
らに、この再遊技カード106に使用有効期限を設けて
もよい。その場合には、磁気ストライプ107に使用有
効期限データを記録させる。
【0062】図3(c)は景品カード108aを示して
おり、その磁気ストライプ109aには、この景品カー
ド108aの使用有効期限を特定するためのカード有効
期限,景品カード108aの番号であるカード番号,合
計残額(残景品金額),景品カード108aのセキュリ
ティを向上させるためのセキュリティコードが記録され
ている。
【0063】図3(d)は、前述したように、景品カー
ドを共通カード販売機4に挿入して再遊技を行なうべく
共通カードを購入する際に差引かれる手数料をカードに
記録したものである。そのようにすれば、前述した手数
料設定部76aは不要となる。景品カード108bの磁
気ストライプ109bには、遊技店コードを記録する領
域があり、再遊技可能残額分の貯玉が行なわれた遊技店
のコードすなわち手数料を設定した遊技店のコードが記
録される。このようにすれば、他店で再遊技する場合の
手数料を順当なものにすることができる。また、手数料
を貯玉が行なわれた遊技店の利益とすることも可能であ
るので、手数料を遊技店が決めかつ再遊技が可能な遊技
店に特に制限を設けない場合にも、各遊技店の手数料収
入を順当なものにすることができる。なお、景品カード
を再遊技に使用する場合の手数料は、その再遊技に使用
された遊技場と景品カード発行会社140とで分割して
それぞれの利益となるようにすることが考えられる。
【0064】図4(a)は、景品カード処理機5から発
行されたレシートの印字内容を表わす正面図であり、図
示したような情報が印字されて発行される。また、図4
(b)は、ATM7a,7bから発行されたレシート1
11の印字内容を表わす正面図であり、図示したような
情報が印字されて発行される。
【0065】図4(c)は、再遊技用処理装置12から
発行されたレシート143の印字内容を表わす正面図で
あり、図示したような情報が印字されて発行される。
【0066】図5は、景品カード発行会社に設置されて
いる集中管理コンピュータおよびその集中管理コンピュ
ータに接続されている各種機器を説明するための説明図
である。
【0067】集中管理コンピュータ141には補助コン
ピュータ112が接続されており、この補助コンピュー
タ112にはCRTディスプレイ114とキーボード1
16とプリンタ115とが接続されている。補助コンピ
ュータ112の電源スイッチ113に所定のオペレータ
が所持するキーを差込操作することにより、キーボード
116が能動化される。キーボード116には、遊技場
(ホール)別のデータを集計するためのホール別集計キ
ー117,加盟店店別の売上を集計するための店別売上
キー118,景品カード別のデータを集計するためのカ
ード別集計キー119,事故カードデータを集計するた
めの事故キー120,プリンタ115により所定のデー
タを印字させるための印字キー121が設けられてい
る。前記各種キー117〜121を操作することによ
り、前述したそれぞれのデータが集計されてその集計結
果がCRTディスプレイ114により表示される(図7
〜図12)。さらに、キーボード116には、数字等を
入力するためのテンキー122,文字情報を入力するた
めの文字情報入力キー123やその他の機能キーが設け
られている。
【0068】図6は、加盟店24に設置されている景品
カード処理機25を説明するための概略構成図である。
【0069】景品カード処理機25は、加盟店用管理コ
ンピュータ26に接続されている補助コンピュータ12
4を含む。この補助コンピュータ124には、CRTデ
ィスプレイ126とキーボード131とプリンタ128
とカードリーダライタ127とバーコードリーダ129
と暗証番号入力キー130とが接続されている。補助コ
ンピュータ124の電源スイッチ125に所定のオペレ
ータが所持するキーを差込操作することにより、この補
助コンピュータ124に接続されている前述した各種機
器が能動化される。
【0070】利用者が自己の景品カードを用いて景品交
換したい場合には、まずその景品カードをカードリーダ
ライタ127の景品カード挿入・排出口126に挿入す
る。すると挿入された景品カードに記録されているカー
ド情報がカードリーダライタ127により読取られる。
次に、暗証番号入力キー130により暗証番号を利用者
が入力する。そして、入力された暗証番号と前記カード
リーダライタ127により読取られたカード情報とが適
正であるか否かの判断が加盟店用管理コンピュータ26
により行なわれ、適正でないと判断された場合には挿入
されている景品カードは景品カード挿入・排出口126
から排出される。一方、適正であると判断された場合に
は、カードリーダライタ127により読取ったカード情
報のうち残額データがCRTディスプレイ126により
表示される。次に、利用者が景品交換しようとして持参
してきた景品に印字されているバーコードが店員の操作
によってバーコードリーダ129により読取られ、CR
Tディスプレイ126により表示されている残額からそ
のバーコードリーダ129によって読取られた景品の金
額が減額されてその減額結果がCRTディスプレイ12
6により表示される。このバーコードリーダ129によ
る読取作業および読取られた景品の金額を減算した減算
結果のCRTディスプレイ126による表示処理は、利
用者が景品交換を希望する景品の個数だけ繰返し行なわ
れる。
【0071】次に、すべての景品のバーコードリーダ1
29による入力操作が終了した段階で、キーボード13
1の所定のキーを店員が押圧操作して取引終了操作を行
なう。すると、景品カードの読取時の残額から景品交換
に必要となる交換額合計が減算され、その減算された新
たな残額がカードリーダライタ127によって挿入され
ている景品カードに書込まれてその景品カードが景品カ
ード挿入・排出口126から排出される。このときに、
新たな残額が景品カードに記録されている持点よりも少
ない場合には、その持点を前記新たな残額に相当する得
点に減算更新して挿入されている景品カードに書込んだ
後に景品カードを排出する。なお、必要に応じて取引明
細が記録されたレシートを発行するようにしてもよい。
【0072】次に、加盟店用管理コンピュータ26は、
景品交換された景品の種類,景品交換された景品個数,
新たな残額等の取引内容を加盟店コード,カード番号と
ともに補助コンピュータ124からターミナルボックス
27を介して景品カード発行会社140の集中管理コン
ピュータ141に送信するとともに、景品種類,景品個
数,交換額を加盟店用管理コンピュータ26に出力す
る。加盟店用管理コンピュータ26では、景品カードに
よる売上情報,カード別売上情報および景品入出庫の情
報を更新する。一方、景品カード発行会社140の集中
管理コンピュータ141では、送信されてきた情報を受
信してその受信情報に含まれているカード番号に基づ
き、カード番号に対応して記憶されている残額データの
中からその受信したカード番号に相当する残額データを
割出し、その割出した残額を受信した新たな残額に減算
更新するとともに、受信した加盟店コードに基づき店別
売上額に交換額を加算更新する。なお、取引内容の集中
管理コンピュータ141への送信を加盟店用管理コンピ
ュータ26に行なわせるようにしてもよい。
【0073】また、景品カード108a,108bに持
点を記録しないようにし、遊技によって獲得した有価価
値と共通カード104の有価価値から引落した有価価値
との和である付与有価価値をすべて合計残額記録領域に
残額として記録させ他の遊技機には使用できないように
してもよい。その場合において、他の遊技機で遊技した
い場合には、景品カード108a,108bの残額を使
用して共通カードを購入するかまたは景品カードの残額
を換金してその金を使って共通カードを購入し、その購
入した共通カードを使用して他の遊技機で遊技するか、
または、景品カードの残額を使用して再遊技カードを購
入して他の遊技機で遊技するようにすればよい。また、
景品カードに、持点,持点有効期限,遊技店コードの各
記録領域を複数設け、各遊技場毎に対応させて各領域に
持点,持点有効期限,遊技店コードを記録させ、景品カ
ード108a,108bの持点を共通カード処理機3a
を介して使用して遊技を行なう場合には、その遊技を行
なう遊技場の遊技店コードに対応する持点を用いて遊技
するようにしてもよい。
【0074】図中132は、当該店の売上を集計して出
力するための売上キー,133は景品カード別の売上を
集計して出力するためのカード別売上キー,134は景
品入出庫状況を集計して出力するための景品入出庫キ
ー,135は事故カードデータを出力するための事故キ
ー,136はプリンタ128により所定の情報を印字出
力させるための印字キーである。またキーボード131
には、数値データを入力するための数字キー137,文
字データを入力するための文字データキー139、なら
びにその他の機能キー138が設けられている。
【0075】図7は、景品カード発行会社の集中管理コ
ンピュータによって行なわれたホール別集計情報を示す
図である。
【0076】第1行目のB,Cは遊技場(ホール)の名
称を示しており、2行目や集計されたデータの種類を明
示したものである。すなわち、「景品カード更新額」
は、景品カード処理装置8(図1,図2参照)によって
増額更新された景品カードの更新額を意味し、増額更新
の際に景品カード発行会社140に送信されてくる送信
情報の中に含まれている遊技店コードあるいは送信元の
ターミナルボックス13aの機械番号によって、景品カ
ード発行会社140が請求する請求先の遊技場が特定さ
れる。なお、景品カード処理装置8の処理機番号を元に
請求先の遊技場を特定するようにしてもよい。また増額
更新データとともに遊技場コードをターミナルボックス
10から集中管理コンピュータ141に送信させるよう
にしてもよい。「換金額」は、その遊技場に設置された
AMT7aにより換金された金額を意味する。そしてそ
の特殊景品がすべて換金される。
【0077】「一般景品交換額」は、その遊技場におい
て景品カードに記録されている残額を使用して一般景品
に交換された交換額のことを意味する。「再遊技使用
額」は、景品カード108a,108bに記録されてい
る残額を使用して再遊技を行なった際の共通カードの購
入に使用された金額を意味する。そして、図示一番左の
列は日付を示しており、さらに、景品カード更新額,換
金額,一般景品交換額,再遊技使用額の合計と各請求額
との差額が示されている。再遊技使用額の合計をB4ま
たはC4とすると、B4=B4′×1.35,C4=C
4′×1.35となる。ここに、B4′,C4′は、実
際に再遊技に使用された額すなわち景品カードを使用し
ての共通カードおよび再遊技カードの購入額であり、そ
の額に対し手数料として35%を加算した額が合計額と
なる。また、景品カード発行会社140から各遊技場に
代金を請求する請求額が算出されて表示される。景品カ
ード更新額の場合には合計額B1がそのまま請求額とな
る。
【0078】換金額の場合には、合計額B2に対し一定
の手数料を上乗せしたB2×1.01が請求額となる。
再遊技使用額の場合には、実際に再遊技に使用された額
すなわち景品カードを使用しての共通カードおよび再遊
技カードの購入額B4′に対して一定の手数料を上乗せ
したB4′×1.3が請求額となる。Cホールの場合も
請求額の計算は図示するようにBホールと同じである。
さらに、図7の一番下の行に示したカード請求額の差額
が実際に景品カード発行会社140から各遊技場に請求
される。また、景品玉処理装置11により増額更新され
た景品カードの増額合計すなわち遊技場1が払出した景
品玉の合計データを景品カード発行会社140の集中管
理コンピュータ141に送信し、集中管理コンピュータ
141では、その送信されてきたデータに基づいて遊技
場毎の景品玉払出合計を集計して表示するようにしても
よい。その場合には、後述する図8に示す遊技場毎の共
通カード使用額の集計データとこの景品玉払出合計デー
タとに基づいて、遊技場毎の利益を割出すことができ、
遊技場の経理がガラス張り化されて脱税等を防止でき
る。
【0079】図8は、共通カード発行会社15の集中管
理コンピュータ16によって集計された共通カードのホ
ール別売上データを示す図である。
【0080】図中、「カード売上額」とは、各遊技場
1,14の共通カード販売機4によって販売された共通
カード104の売上額を意味し、10月1日から10月
31日までの1カ月間の売上額が示されている。「カー
ド使用額」は、共通カード104のカード処理機3aで
の使用額を意味し、10月1日から10月31日までの
1カ月間の使用額が示されている。「差額」は、カード
売上額からカード使用額を減算した金額を意味し、10
月1日から10月31日までの1カ月間の金額が示され
ている。「カード負担額」とは、ある遊技場が共通カー
ド104の製造代金を負担する金額を意味し、たとえば
Bホールでは1カ月間のカード負担額としてM5円とな
る。このカード負担額の算出方法は、すべての遊技場お
よび共通カード販売店によって販売された共通カードの
販売枚数を集中管理コンピュータ16で算出し、その販
売枚数合計に共通カード1枚あたりの製造代金をかけて
1カ月間におけるカード製造代金の合計をまず算出す
る。そして、ある遊技場の1カ月のカード使用額をすべ
ての遊技場におけるカード使用額の合計で除した値を算
出し、その値がその遊技場におけるカード負担割合とな
る。そしてそのカード負担割合に前述したカード製造代
金の合計をかけた値がその遊技場における1カ月間のカ
ード負担額となる。
【0081】図9は、景品カード発行会社の集中管理コ
ンピュータによって集計されたカード別集計データを示
す図である。
【0082】図中、一番上の行には景品カードのカード
番号が示されており、その下の行には前の月の景品カー
ドの景品残金額が示されている。そして、10月1日か
ら10月31日までの1カ月毎の景品カードの増額更新
額と使用金額が示されている。たとえば10月1日はカ
ード番号12001の景品カードが5,300円増額更
新されているとともに15,000円使用されているこ
とがわかる。そして、10月1日から10月31日まで
の1カ月間の増額更新額と使用金額との合計が算出され
て示され、前月残金額と増額更新金額の合計との和から
使用金額合計を減算した金額は10月31日現在におけ
る景品カードの残額30,400円となる。
【0083】図10は、遊技場1における共通カードの
売上および使用ならびに景品交換等に関するデータを集
計したデータを示す図である。
【0084】図中、「共通カード売上額」とは、各遊技
場1,14の共通カード販売機4によって販売された共
通カード104の売上額を意味し、10月1日から10
月31日までの1カ月間の売上額とその合計が示されて
いる。「共通カード使用額」とは、共通カード104を
使用してカード処理機3aによって遊技用持点として加
算された遊技使用額を意味し、10月1日から10月3
1日までの1カ月間の使用額の合計が示されている。
「再遊技使用額」とは、景品カードの残額を使用して再
遊技を行なった場合の使用額であり、実際に再遊技に使
用される額すなわち景品カードを使用しての共通カード
および再遊技カードの購入額b3′に対し手数料(35
%)を加算した額となる。また、「手数料」とは、再遊
技使用額に対し遊技場が入手する手数料のことであり、
図示するように、実際に遊技に使用される額すなわち景
品カードを使用しての共通カードおよび景品カードの購
入額b3′に対し30%の手数料となっている。そし
て、図10の一番下の行に、遊技場が景品カード発行会
社140に請求する請求額が示されている。
【0085】図中、「景品交換点数総額」とは、その遊
技場で景品交換された額の合計であり、具体的には、一
般景品交換額と換金額とカタログを利用した景品交換額
と貯玉額との合計である。また、「景品カード更新額」
とは、景品カードに記録されている残額を更新した更新
額のことであり、具体的には、カタログを利用した景品
交換額と貯玉額との和である。なお、カタログ景品交換
額には、貯玉しておいた玉数を使用してカタログの景品
と交換した額は含まれていない。
【0086】図11は、事故カードデータの集計を示す
図である。図中、一番左の列には事故カードのカード番
号が示されており、紛失カードの場合は紛失した者から
の申告があってその後申告されたカードのカード番号が
登録される。たとえば図9のカード番号12003のカ
ードの場合には、10月1日に6,500円増額更新さ
れたのを最後に全く使用や増額更新されていない。そし
てこのカード番号12003の所持者から紛失した旨の
申告が1990年10月2日にあったためにその申告に
よってそのカードを事故カードとして登録するととも
に、図9の残額を示す金額の前に*印が付されて表示さ
れる。一方、図11に示すカード番号12004のカー
ドは残高が改ざんされたカードであり、図9に示すカー
ド番号12004の欄のデータを見てもわかるように、
10月1日現在で景品残金額が「0」になっているにも
かかわらず10月1日に36,000円使用されている
のであり、この10月1日時点で残高が改ざんされたこ
とがわかる。ゆえに、この10月1日時点で事故カード
として登録されるのである。この残高が改ざんされた事
故カードに対しては、図9に示すように、残高の数字の
前に☆印が付されて表示される。図11に示した事故コ
ード情報は、各遊技場1,4や加盟店22,24,28
等に送信され、それらの場所で事故カードが使用されれ
ば即座に警報を鳴らす等して事故処理が行なわれるよう
にする。
【0087】図12は、加盟店別売上データを示す図で
ある。図中一番上の行は各加盟店の店名が示されてお
り、その下の数字は、10月1日から10月31日まで
の各加盟店別の景品カード108a,108bを使用し
ての売上金額が示されている。そしてその1カ月の売上
合計が算出されて示され、その売上合計の下には各加盟
店が景品カード発行会社140に支払う手数料が示され
ている。手数料としては、図示するように、売上合計の
3%となっている。そして売上合計からその手数料を差
引いて残りの金額は景品カード発行会社140から各加
盟店に支払われる振込金額である。
【0088】次に、以上説明した実施の形態の特徴や変
形例等を以下に列挙する。 (1) 景品カード108a,108bを再遊技に使用
する際に、所定の制限を設けるようにしてもよい。たと
えば、貯玉した遊技場においてのみ再遊技に使用可能と
して顧客の固定化を図ったり、貯玉した遊技場とその系
列店においてのみ再遊技に使用可能にしたり、さらに
は、貯玉した遊技場の属する所定の地域内においてのみ
再遊技に使用可能とする。また、再遊技を行なう際に、
必要に応じてある遊技場において1日に使用できる使用
額に上限を設けてもよい。
【0089】(2) 共通カード販売機4を銀行17の
データベース19とオンラインで接続し、キャッシュカ
ードを使用してその共通カード販売機4から共通カード
104が購入できるようにしてもよい。つまり、キャッ
シュカードを共通カード販売機4に挿入することによ
り、そのキャッシュカードに記録されている記録情報に
基づいて銀行17内におけるそのキャッシュカードの使
用者の口座を呼出し、その口座内の預金の一部を引落し
てその引落額を使用して共通カード販売機4から共通カ
ード104を購入するようにしてもよい。
【0090】景品カード108a,108bをたとえば
ICカード化して、景品カード108,108bに共通
カードの機能を持たせるようにしてもよい。すなわち、
共通カード販売機4に残額更新機能を持たせて、その共
通カード販売機4に景品カード108a,108bを挿
入し、さらにその共通カード販売機4に紙幣を挿入する
ことにより、景品カード108a,108bの残額を更
新するようにしてもよい。
【0091】(3) 前記ATM7a,7bにより、景
品カード108a,108bからなる記録媒体の記録情
報に特定された前記有価価値を現金に変換するための現
金変換手段(換金手段)が構成されている。この現金変
換手段は、現金を直接利用者に払出してもよいが、その
代わりに、変換された現金に相当する金額を銀行内の利
用者の口座に振込むものであってもよい。前記共通カー
ド104により、遊技者の購入代金の対価として共通有
価価値が特定可能な情報が記録された共通記録媒体が構
成されている。前記共通カード販売機4により、前記共
通記録媒体を販売する共通記録媒体販売手段が構成され
ている。前記再遊技カード106により、後述する価値
変換手段(再遊技処理装置12)により変換された再遊
技用価値が特定可能な情報が記録された再遊技用記録媒
体が構成されている。そして前記遊技機2aは、前記共
通記録媒体の記録情報により特定される共通有価価値を
使用して遊技が可能となるように構成されている。また
前記遊技機2a,2bは、前記再遊技用記録媒体の記録
情報により特定される再遊技用価値を使用して遊技が可
能となるように構成されている。さらに、前述したよう
に、前記遊技機2aを、記録媒体(景品カード108
a,108b)の記録情報により特定される有価価値を
使用して遊技が可能となるように構成してもよい。
【0092】前記集中管理コンピュータ16により、遊
技場の売上情報を集計する売上情報集計手段が構成され
ている。前記集中管理コンピュータ141には、遊技場
の支出情報を集計する支出情報集計手段が構成されてい
る。前記ターミナルボックス9により、遊技場の売上に
関する情報を前記売上情報集計手段に出力する売上情報
出力手段が構成されている。この売上情報出力手段は、
前記売上情報集計手段を設置している売上情報集計セン
ター(共通カード発行会社15)により製造販売された
ものであり、その売上情報集計センター以外の者が内部
にアクセスできないようにブラックボックス化されてい
る。
【0093】前記ターミナルボックス10により、遊技
場の支出情報を前記支出情報集計手段に出力する支出情
報出力手段が構成されている。この支出情報出力手段
は、前記支出情報集計手段が設置されている支出情報集
計センター(景品カード発行会社140)により製造販
売されたものであり、その支出情報集計センター以外の
者が内部にアクセスできないようにブラックボックス化
されている。
【0094】中央装置18により、遊技場1と加盟店2
2,24,28とを前記売上情報集計センターと前記支
出情報集計センターと本システムを利用する利用者との
うちで、金銭のやりとりが必要となったもの同士の間で
電子的に決済を行なう電子決済手段が構成されている。
前記送信装置13a,13bにより、前記現金変換手段
により変換される現金情報を前記電子決済手段に出力す
る現金情報出力手段が構成されている。
【0095】図1に示した各遊技場1,2,…と景品カ
ード発行会社140の集中管理コンピュータ141また
は共通カード発行会社15の集中管理コンピュータ16
との間のデータ通信は、たとえばインターネットを用い
て行なってもよい。また、各遊技場と集中管理コンピュ
ータ16または141との間でデータ通信を行なう際
に、公開鍵暗号方式等を利用したディジタル署名を利用
して本人確認を行なうようにしてもよい。たとえば、デ
ータの伝送者である遊技場1が署名せんとする伝送デー
タMを自己が所有する秘密の復号鍵DA により復号化し
てDA (M)を得、さらにその復号化されたデータDA
(M)を相手方すなわち共通カード発行会社15または
景品カード発行会社140の公開鍵EB で暗号化し、暗
号文C=E B {DA (M)}を得る。そしてこの暗号文
Cを集中管理コンピュータ16または141に伝送す
る。共通カード発行会社15または景品カード発行会社
140では、受信データCを自己が所有する秘密鍵DB
で復号化してDA (M)を得る。このDA (M)がディ
ジタル署名となる。そして、DA (M)を公開鍵EA
暗号化することにより元の伝送データMを得ることがで
きる。共通カード発行会社15または景品カード発行会
社140では、この伝送データMとともに前記D
A (M)をディジタル署名として電子ファイル等に記憶
して保存しておく。
【0096】このようなディジタル署名を利用して本人
確認を行なえば、ある遊技場1から送信されてきた売上
情報や支出情報が、本当にその遊技場1の売上情報,支
出情報なのかを本人確認することができ、たとえば、遊
技場が送信したデータに対し後になって自己が送信した
データではないと言い張る虚偽の主張や、他の遊技場1
4がある遊技場1になりすまして支出情報や売上情報を
送信するという不正行為が防止できる。
【0097】以上のように、遊技場と、当該遊技場外に
設置された遊技場支出管理センターや遊技場売上管理セ
ンターとの間でのデータ通信をインターネットを利用し
て行なってもよい。また遊技場から前記遊技場支出管理
センターまたは遊技場売上管理センターへ送信されるデ
ータに対しディジタル署名を施して本人確認を行なうよ
うにしてもよい。
【0098】
【課題を解決するための手段の具体例】前記景品カード
108a,108bにより、有価価値が特定可能な情報
が記録された記録媒体が構成されている。前記共通カー
ド処理機3aまたは玉貸機3bにより、遊技者所有の有
価価値を使用して前記遊技機に用いられる遊技媒体を貸
出す手段であって、遊技媒体の貸出に関する情報を前記
遊技場の売上情報として当該遊技場外部に設置された遊
技場売上管理センター(共通カード発行会社15)へ出
力可能な遊技媒体貸出手段が構成されている。前記景品
玉処理装置11により、前記遊技機により遊技を行なっ
た結果遊技者に払出された遊技媒体を計数し、該計数結
果に対応する有価価値を前記記録媒体の記録情報により
特定される有価価値に加算可能な遊技媒体価値計数加算
手段が構成されている。前記再遊技用処理装置12によ
り、前記記録媒体の記録情報により特定された有価価値
を前記遊技機による遊技に使用可能な状態となるように
変換可能な価値変換手段が構成されている。さらに、前
記価値変換手段は、価値の変換に関する情報を遊技場の
支出情報として当該遊技場外に設置された遊技場支出管
理センター(景品カード発行会社140)へ出力可能に
構成されている。
【0099】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、遊技機により遊技を行なった結果遊技者に
払出された遊技媒体が計数されてその計数結果に対応す
る有価価値が記録媒体の記録情報により特定される有価
価値に加算可能となり、その記録媒体の記録情報により
特定された有価価値を前記遊技機による遊技に使用可能
な状態となるように変換可能となるために、前記計数さ
れた遊技媒体の有価価値を再遊技に用いることも可能と
なり、遊技者の選択肢が増加する。さらに、遊技媒体の
貸出に関する情報がその遊技場の売上情報として当該遊
技場外部に設置された遊技場売上管理センターへ出力可
能となるために、その遊技場売上管理センターにおいて
遊技場の売上情報を正確に管理することも可能となり、
遊技場の収入が外部において明確に把握,管理しやすく
なり、遊技場の脱税を防止しやすくなる。
【0100】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、前記価値変換手段による価値の変換に関す
る情報が遊技場の支出情報として当該遊技場外に設置さ
れた遊技場支出管理センターへ出力可能となるために、
その遊技場支出管理センターにおいて当該遊技場の支出
情報を正確に把握して管理することも可能となり、当該
遊技場の脱税をより一層効果的に防止することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム全体を示す概略システムブロ
ック図である。
【図2】遊技場の要部を示す要部説明図である。
【図3】各種カードを示す図である。
【図4】各種レシートを示す図である。
【図5】管理コンピュータおよびその周辺機器を示す図
である。
【図6】集中管理コンピュータおよびその周辺機器を示
す図である。
【図7】ホール別集計データを示す図である。
【図8】ホール別売上データを示す図である。
【図9】カード別集計データを示す図である。
【図10】遊技場における共通カードの売上および使用
に関するデータならびに景品交換に関するデータを示す
図である。
【図11】事故カード集計データを示す図である。
【図12】店別売上データを示す図である。
【符号の説明】
1は遊技場、140は遊技場支出管理センターの一例の
景品カード発行会社、108a,108bは記録媒体の
一例の景品カード、11は遊技媒体価値計数加算手段の
一例の景品玉処理装置、5は有価価値景品交換使用手段
の一例の景品カード処理機、12は価値変換手段の一例
の再遊技用処理装置、15は遊技場売上管理センターの
一例の共通カード発行会社である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技場に設置された遊技機を含む遊技用
    装置であって、 有価価値が特定可能な情報が記録された記録媒体と、 遊技者所有の有価価値を使用して前記遊技機に用いられ
    る遊技媒体を貸出す手段であって、遊技媒体の貸出に関
    する情報を前記遊技場の売上情報として当該遊技場外部
    に設置された遊技場売上管理センターへ出力可能な遊技
    媒体貸出手段と、 前記遊技機により遊技を行なった結果遊技者に払出され
    た遊技媒体を計数し、該計数結果に対応する有価価値を
    前記記録媒体の記録情報により特定される有価価値に加
    算可能な遊技媒体価値計数加算手段と、 前記記録媒体の記録情報により特定された有価価値を前
    記遊技機による遊技に使用可能な状態となるように変換
    可能な価値変換手段とを含むことを特徴とする、遊技用
    装置。
  2. 【請求項2】 前記遊技媒体価値計数加算手段は、価値
    の変換に関する情報を遊技場の支出情報として当該遊技
    場外に設置された遊技場支出管理センターへ出力可能に
    構成されていることを特徴とする、請求項1記載の遊技
    用装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002109125A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Sansei R & D:Kk 遊技場ネットワーク管理システム
JP2002210186A (ja) * 2001-01-18 2002-07-30 Nippon Leisure Card-System Co Ltd 課金システムおよび方法、センタ、並びにプログラム

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