JPH0921961A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH0921961A
JPH0921961A JP7173340A JP17334095A JPH0921961A JP H0921961 A JPH0921961 A JP H0921961A JP 7173340 A JP7173340 A JP 7173340A JP 17334095 A JP17334095 A JP 17334095A JP H0921961 A JPH0921961 A JP H0921961A
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endoscope
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diaphragm
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Tetsumaru Kubota
哲丸 窪田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でシステム性を向上させると共
に、安価な内視鏡を提供することにある。 【解決手段】 内視鏡の手元側の絞り部材13、14と
TVカメラ10の間に、シャッタ3、4と結像レンズ
5、6を配置したアダプタを着脱自在に設けた構成とし
た。このように構成することにより、瞳間隔の異なる複
数の内視鏡にたいして、その瞳間隔に適合したシャッタ
間隔のアダプタを設ければ、1つのTVカメラのみで、
全ての内視鏡に共用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体観察が可能な
内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡にTVカメラを着脱自在に
取り付けて、立体視する内視鏡の立体画像化が進められ
ており、その公知例として以下に述べる第1及び第2の
公知例がある。
【0003】第1の公知例は、特開昭61−80221
号公報に記載された技術で、左右像を電子シャッタで交
互に開閉し、このシャッタを通過した像を1つのCCD
上に結像させて立体観察するものである。
【0004】第2の公知例は、特開平6−222283
号公報に記載された技術で、左右の出射光線を平行、か
つ瞳間隔を同一にすることにより、顕微鏡や内視鏡等に
共用可能なアダプタで構成したもので、このアダプタ内
に左右像を交互に切り換える機構を設けたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開昭61−
80221号公報に記載された内視鏡は、観察する身体
の対象部位により、挿入部の外径が異なる内視鏡が必要
となるが、この内視鏡毎にTVカメラが必要であり、購
入費用が高く、また保管スペースを必要とする等の問題
となっていた。
【0006】また、特開平6−222283号公報に記
載された内視鏡は、出射光線を平行にし、かつ瞳間隔を
同一にするための光学的手段が必要であり、そのために
構造が複雑になり、製造コストが高くなるとともに、装
置全体が大きく、重くなり操作性が悪化するという問題
があった。
【0007】本発明は、以上の問題に着目してなされた
もので、簡単な構成でシステム性を向上させると共に、
安価な内視鏡を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、内視鏡による
像を撮像するTVカメラを着脱自在に設けた内視鏡にお
いて、前記内視鏡と前記TVカメラの間に、前記内視鏡
による観察光を任意に通過、遮断する観察光通断手段
と、絞り部材とのうち少なくとも一方を着脱自在に設け
た構成とした。
【0009】このように、内視鏡の絞り部材に適したア
ダプタを取付けることにより、必要最少数のTVカメラ
で、種類の異なる複数の内視鏡の撮像が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施形態に係り、第
1の実施形態の内視鏡システムを示す説明図である。
【0012】図1に示すように第1の実施形態の内視鏡
システムは、瞳間隔A、Bの異なる2種の内視鏡1、2
と、この内視鏡1、2の瞳間隔A、Bに対応したシャッ
タ間隔A´、B´を有するシャッタ3、4と結像レンズ
5、6を設けたアダプタ7、8と、撮像素子9を有する
TVカメラ10とで構成されている。
【0013】内視鏡1は、例えば腹腔鏡、または胸腔鏡
のような挿入部11の外径がφ10mm程度の太径の内視
鏡であり、内視鏡2は、例えば関節鏡、鼻腔鏡、または
膀胱尿道鏡のような挿入部12の外径がφ4mm程度の細
径の内視鏡である。これら内視鏡の瞳間隔は、各々異な
っている。
【0014】内視鏡1、2の手元側には観察光線を2つ
に分割するために、各々の瞳中心の間隔A、Bを有する
絞り部材13、14が固定されている。また、内視鏡
1、2の手元側には、照明光を伝達するためのライトガ
イド口金15、16が設けてある。
【0015】アダプタ7、8には、中心間隔が各々A
´、B´のシャッタ3、4が設けてある。このシャッタ
3、4の各々2つの瞳を、図示しない駆動装置により交
互に開閉させて、内視鏡1、2の絞り部材13、14で
分割した2つの光線を、交互に遮断、通過させる。そし
て、結像レンズ5、6により、TVカメラ10の撮像素
子9上に内視鏡1、2の像を結像させる。このようにし
て、図示しない立体像映像装置に、2つの像を交互に表
示することにより、立体像の観察が可能となる。
【0016】なお、内視鏡1、2とアダプタ7、8の
間、及びアダプタ7、8とTVカメラ10の間は、各々
マウント、ねじ固定、またはスナップフィット等の公知
の固定機構で、所定の位置、向きに、着脱自在に固定さ
れる。
【0017】以上のように構成された第1の実施形態で
は、瞳間隔が異なる複数の内視鏡であっても、各内視鏡
に適合したシャッタ間隔のアダプタを用意すれば、1つ
のTVカメラで全て共用することができるので、汎用
性、システム性が向上し、かつ経済的である。
【0018】図2は本発明の第2の実施形態に係り、第
2の実施形態の内視鏡システムを示す説明図である。第
2の実施形態は、第1の実施形態のアダプタ7、8をシ
ャッタユニット17、18と結像レンズ19を有するレ
ンズユニット20とに分けて、TVカメラ10と同様に
レンズユニット20を共用するように構成した点を除く
と、第1の実施形態と同じである。第1の実施形態と同
様の構成及び作用については、同じ符号を付して説明を
省略する。
【0019】シャッタユニット17、18は、各々シャ
ッタ3、4を内蔵し、このシャッタ3、4は、図示しな
い駆動装置により交互に開閉して、内視鏡1、2の絞り
部材13、14で各々分割した2つの光線を、交互に遮
断、通過させる。そして、レンズユニット20に設けら
れた結像レンズ19により、TVカメラ10の撮像素子
9上に内視鏡1、2の像を結像させる。このようにし
て、図示しない立体像映像装置に、2つの像を交互に表
示することにより、立体像の観察が可能となる。
【0020】なお、内視鏡1、2とシャッタユニット1
7、18の間、シャッタユニット17、18とレンズユ
ニット20の間、及びレンズユニット20とTVカメラ
10の間は、各々マウント、ねじ固定、またはスナップ
フィット等の公知の固定機構で、所定の位置、向きに、
着脱自在に固定される。
【0021】以上のように構成された第2の実施形態で
は、第1の実施形態の効果に加えて、レンズユニット2
0が共用可能となり、TVカメラと同様に1つで済むた
め、さらに汎用性、システム性が向上し、かつ経済的で
ある。
【0022】なお、第1の実施形態、及び第2の実施形
態では、絞り部材13、14の瞳間隔A、Bと、シャッ
タ3、4のシャッタ中心間隔A´、B´との関係は、内
視鏡1、2による像が絞り部材13、14の絞り部を通
過して、挿入部11、12の挿入軸方向に対して角度を
持って進行する光線の光軸が、シャッタ3、4の各々略
中心を通過するように、各間隔A、BとA´、B´とが
設定してある。したがって、内視鏡1、2による像が絞
り部材13、14の絞り部を通過した後、各々の光線が
平行となる場合の各間隔は、A=A´、B=B´とな
る。
【0023】また、第1の実施形態、及び第2の実施形
態では、瞳中心の間隔が2種類の内視鏡1、2について
説明したが、さらに瞳間隔の異なる内視鏡であっても、
この瞳間隔と適合したアダプタ、またはシャッタユニッ
トがあれば、どのような瞳間隔の内視鏡を用いても、1
つのTVカメラで立体像の観察ができる。
【0024】また、アダプタ7、8、またはシャッタユ
ニット17、18やレンズユニット20には、本願の主
旨を逸脱しない範囲で他の光学部材、各種部材を設けて
も、また異なる構成としてもよい。
【0025】また、内視鏡1、2と絞り部材13、14
との取り付けは、固定するだけでなく、着脱可能にした
り、回動可能となるように構成しても良い。この場合に
は、ライトガイド口金15、16とTVカメラ10との
相対位置を任意に設定できるため、操作性が向上する。
【0026】さらに、シャッタ3、4は、モータ駆動等
の電動式や液晶シャッタ(LCD)等の、2つの光線を
交互に遮断、通過させることができる部材であればどの
ようなものであってもよい。また、絞り部材13、14
をなくしてシャッタ3、4のみの構成としてもよく、さ
らには、シャッタ3、4の位置は、内視鏡1、2と撮像
素子9の間であれば、どの位置に配置しても構わない。
【0027】また、ラックと歯車、カム機構、またはリ
ンク機構等を用いた摺動機構により、アダプタ7、8、
またはシャッタユニット17、18のシャッタ3、4の
中心間隔を移動可能にして、任意に間隔調整可能とすれ
ば、TVカメラ10と同様に1つのアダプタ、またはシ
ャッタユニットで複数の瞳間隔を有する内視鏡に使用可
能となり、さらに汎用性、システム性が向上し、経済的
になる。
【0028】図3は本発明の第3の実施形態に係り、図
3aは、内視鏡27に、アダプタ29を介して、TVカ
メラ24を取り付ける状態を説明する説明図、図3b
は、内視鏡27に、アダプタ31を介して、立体像用T
Vカメラ26を取り付ける状態を説明する説明図であ
る。
【0029】本発明の第3の実施形態は、内視鏡27に
対して、アイピース23と絞り部材25とを任意に選択
取り付け可能としたものである。図3aに示すように、
内視鏡27にアイピース23を取り付けた場合は、アダ
プタ29を介して、平面画像用のTVカメラ24を組み
合わせ、図3bに示すように、内視鏡27に絞り部材2
5を取り付けた場合は、アダプタ31を介して、立体像
用TVカメラ26を組み合わせて使用するものである。
【0030】アイピース23には、略中心部に1つの開
口32が設けてあり、アダプタ29にはレンズ28が設
けてあり、TVカメラ24には撮像素子34が設けてあ
る。そして、アイピース23に対して着脱自在に構成さ
れた取付部材を有するアダプタ29を取り付け、さらに
このアダプタ29に対して着脱自在に構成された取付部
材を有するTVカメラ24を取り付ける。このように取
り付けることにより、内視鏡27による観察像をレンズ
28を介して撮像素子34に結像させ、図示しない映像
装置上で平面像の観察ができる。
【0031】また、絞り部材25には、2つの絞り開口
33、33が設けてあり、アダプタ31にはレンズ3
0、30が設けてあり、立体像用TVカメラ26には撮
像素子35、35が設けてある。そして、絞り部材25
に対して着脱自在に構成された取付部材を有するアダプ
タ31を取り付け、さらにこのアダプタ31に対して着
脱自在に構成された取付部材を有する立体像用TVカメ
ラ26を取り付ける。このように取り付けることによ
り、内視鏡27に取り付けた絞り部材25の絞り開口3
3、33によって2つに分割された観察光を、レンズ3
0、30を介して撮像素子35、35に各々結像させ、
図示しない立体像映像装置に、2つの像を交互に表示す
ることにより、立体像の観察ができる。
【0032】以上のように構成された第3の実施形態の
効果は、1つの内視鏡のみで、立体像映像装置上で、平
面観察と立体像観察の両方の観察方法が選択でき、汎用
性及びシステム性が向上する。
【0033】なお、第3の実施形態において、アダプタ
29、31とTVカメラ24、または立体像用TVカメ
ラ26をそれぞれ別体の場合で説明したが、アダプタ2
9とTVカメラ24、アダプタ31と立体像用TVカメ
ラ26の各々を一体で構成してもよい。
【0034】なお、以上説明した各実施形態において、
本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に組み合わせるこ
とが可能である。
【0035】[付記]以上詳述したように本発明の実施
態様によれば、以下のような構成を得ることができる。
すなわち、 [付記1] 内視鏡による像を撮像するTVカメラを着
脱自在に設けた内視鏡において、前記内視鏡と前記TV
カメラの間に、前記内視鏡による観察光を任意に通過、
遮断する観察光通断手段と、絞り部材とのうち少なくと
も一方を着脱自在に設けたことを特徴とする内視鏡。
【0036】[付記2] 内視鏡による像を撮像するT
Vカメラを着脱自在に設けた内視鏡において、絞り部材
を有する複数の前記内視鏡と前記TVカメラとの間に、
前記内視鏡による観察光を任意に通過、遮断する観察光
通断手段を着脱自在に設けたことを特徴とする内視鏡。
【0037】[付記3] 内視鏡による像を撮像するT
Vカメラを着脱自在に設けた内視鏡において、絞り部材
を有する複数の前記内視鏡と前記TVカメラとの間に、
前記内視鏡による観察光を任意に通過、遮断する観察光
通断手段を配置したアダプタを着脱自在に設けたことを
特徴とする内視鏡。
【0038】[付記4] 付記1項乃至3項のいずれか
に記載の内視鏡であって、前記絞り部材は瞳間隔の異な
る複数の絞りを有する。
【0039】[付記5] 付記1項乃至3項のいずれか
に記載の内視鏡であって、前記観察光通断手段の光軸中
心と、前記内視鏡の前記瞳を通過した観察光の光軸は、
略合致している。
【0040】[付記6] 付記1項乃至3項のいずれか
に記載の内視鏡であって、前記観察光通断手段は、シャ
ッタである。
【0041】[付記7] 付記1項乃至3項のいずれか
に記載の内視鏡であって、前記観察光通断手段は、複数
の観察光通断部材を有する。
【0042】[付記8] 付記7項記載の内視鏡であっ
て、前記観察光通断手段は、各々の観察光通断部材の間
隔を調整する間隔調整手段を有する。
【0043】[付記9] 付記1項乃至3項のいずれか
に記載の内視鏡であって、前記内視鏡の手元側に設けた
絞り部材は、複数個の開口を有する。
【0044】[付記10] 付記1項乃至3項のいずれ
かに記載の内視鏡であって、前記TVカメラの撮像素子
は、単板CCDである。
【0045】[付記11] 付記1項乃至3項のいずれ
かに記載の内視鏡であって、前記TVカメラの撮像素子
は、3板CCDである。
【0046】[付記12] 付記1項乃至3項のいずれ
かに記載の内視鏡であって、前記TVカメラの撮像素子
は、ハイビジョンCCDである。
【0047】[付記13] 付記1項乃至3項のいずれ
かに記載の内視鏡であって、前記絞り部材は、前記内視
鏡に対して任意に着脱、及び交換可能である。
【0048】[付記14] 付記1項乃至3項のいずれ
かに記載の内視鏡であって、前記絞り部材は、アイピー
スと任意に着脱、及び交換可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内視鏡に
よれば、任意の内視鏡に対してTVカメラを共用できる
ため、汎用性、及びシステム性に優れる。また、必要最
少数のTVカメラを所有していれば、各種内視鏡に使用
できるため、経済的であるという顕著な効果を有する。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1の実施形態に係り、第1
の実施形態の内視鏡システムを示す説明図である。
【図2】 図2は本発明の第2の実施形態に係り、第2
の実施形態の内視鏡システムを示す説明図である。
【図3】 図3は本発明の第3の実施形態に係り、図3
aは、内視鏡27に、アダプタ29を介して、TVカメ
ラ24を取り付ける状態を説明する説明図、図3bは、
内視鏡27に、アダプタ31を介して、立体像用TVカ
メラ26を取り付ける状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1、2 内視鏡 3、4 シャッタ 7、8 アダプタ 10 TVカメラ 13、14 絞り部材 17、18 シャッタユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡による像を撮像するTVカメラを着
    脱自在に設けた内視鏡において、前記内視鏡と前記TV
    カメラの間に、前記内視鏡による観察光を任意に通過、
    遮断する観察光通断手段と、絞り部材とのうち少なくと
    も一方を着脱自在に設けたことを特徴とする内視鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009537251A (ja) * 2006-05-17 2009-10-29 ムーア,ケント 立体ビデオ内視鏡及びその使用方法
US7877134B2 (en) 2001-08-02 2011-01-25 Given Imaging Ltd. Apparatus and methods for in vivo imaging

Cited By (2)

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US7877134B2 (en) 2001-08-02 2011-01-25 Given Imaging Ltd. Apparatus and methods for in vivo imaging
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