JPH09219177A - ランプ装置 - Google Patents

ランプ装置

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JPH09219177A
JPH09219177A JP8044082A JP4408296A JPH09219177A JP H09219177 A JPH09219177 A JP H09219177A JP 8044082 A JP8044082 A JP 8044082A JP 4408296 A JP4408296 A JP 4408296A JP H09219177 A JPH09219177 A JP H09219177A
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Hideo Tanaka
英夫 田中
Akihiko Sugitani
晃彦 杉谷
Masanori Takahashi
政徳 高橋
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Ushio Denki KK
Ushio Inc
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Ushio Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却効果に優れて小型のランプ装置を提供す
ることにある。 【解決手段】 一対の導電性放熱部材21,22間に、
略円柱状のランプ10の両端に形成された給電部材1
5,16を、それぞれの導電性放熱部材21,22に接
触させた状態で、該ランプ10を支持固定してなるラン
プ装置において、前記一対の導電性放熱部材21,22
間の前記略円柱状のランプ10の外周面に電気絶縁性放
熱部材4が接触した状態で配置されていることを特徴と
するランプ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランプ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、映写機、分光計など強力な点光源
から平行光を利用する分野や、強力な点光源の光を微小
面積に集光し光ファイバーなどを通して照明や加熱など
を行う分野に用いられるランプ装置の光源は輝度の高い
ものが要求され、ショートアークランプが使用されてい
る。図3は、このようなランプ装置に用いられるショー
トアークランプを示す説明図であり、同図(a)は正面
図、同図(b)は側面図を示す。ショートアークランプ
10は、内部に湾曲した反射面を有する凹部放電空間が
形成された絶縁部材からなる略円柱状の胴部11の一端
部の端面に、光の出射窓部材12があり、出射窓部材1
2を被うように窓枠部材13があり、胴部11の外周に
陰極14に電気的に接続されて給電機構を兼ねる陰極側
給電部材15が形成されている。一方、胴部11の他端
部には、不図示の陽極と電気的に接続されて給電機構を
兼ねる陽極側給電部材16が形成されている。17は、
この陽極側給電部材16を胴部11に固定するための固
定部材である。このショートアークランプ10は、高輝
度を得るために放電空間内にキセノンガスが封入されて
おり、また、円柱状であるために強度的にも優れてい
る。
【0003】図4は、このショートアークランプを用い
たランプ装置の説明図である。このランプ装置は、ショ
ートアークランプ10の放熱を高めるために、多数の放
熱フィン21a,22aを有する一対の導電性放熱部材
21,22の間にショートアークランプ10を支持する
ようにしたものである。導電性放熱部材21,22に
は、それぞれショートアークランプ10の陰極側給電部
材15が挿入されて貫通する装着孔221と、陽極側給
電部材16が嵌合される装着段部211が形成されてい
る。
【0004】このショートアークランプ10は、陽極側
給電部材16を装着段部211に嵌め込み陽極側の導電
性放熱部材21に密着させ、その状態で固定ネジ3を締
めることにより導電性放熱部材21に固定され、陰極側
導電部材15を陰極側の導電性放熱部材22の装着孔2
21の内面に接触するように挿入して固定されている。
【0005】そして、この導電性放熱部材21,22を
通電することにより、陰極と陽極との間で放電現象が起
こり、ショートアークランプ10は点灯する。ショート
アークランプ10は、動作時発熱量が大きいので、点灯
中、ショートアークランプ10及び導電性放熱部材2
1,22を冷却する必要があり、図示していないが、冷
却ファンによって強制空冷されている。ここで、ショー
トアークランプ10の放熱方法を説明する。ショートア
ークランプ10は、陰極側給電部材15が導電性放熱部
材22の装着孔221に接触しているので、点灯中発生
した熱が陰極側給電部材15を介して導電性放熱部材2
2の放熱フィン22aに伝熱し放熱される。また、ショ
ートアークランプ10は、陽極側給電部材16も導電性
放熱部材21の装着段部211に接触しているので、点
灯中発生した熱が陽極側給電部材16を介して導電性放
熱部材21の放熱フィン21aに伝熱し放熱される。
【0006】そして、ショートアークランプ10の始動
時にかかる高電圧によって導電性放熱部材21,22間
が放電しないように、導電性放熱部材21,22の距離
は十分保たれるように設計されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すランプ装置においては、ショートアークランプ10
の冷却は、主に、陰極側給電部材15及び陽極側給電部
材16に接触した導電性放熱部材21,22によってな
されるものであり、ランプ入力を上げてショートアーク
ランプ10からの放射光を増大させた場合、ショートア
ークランプ10の冷却は、この導電性放熱部材21,2
2だけでは十分に行えないという問題があった。
【0008】さらには、導電性放熱部材21,22は、
ショートアークランプ10の始動時にかかる高電圧によ
って放電しないように十分な距離をおいて配置されてい
るが、ショートアークランプ10の冷却という観点から
は、導電性放熱部材21,22との間の空間は冷却にほ
とんど寄与することがない空間であった。
【0009】本発明は、以上のような事情に基づいてな
されたものであって、その目的は、冷却効果に優れた小
型のランプ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のランプ装置は、一対の導電性放熱部材間に、略円柱状
のランプの両端に形成された給電部材をそれぞれの導電
性放熱部材に接触させた状態で、該ランプを支持固定し
てなるランプ装置において、前記一対の導電性放熱部材
間の前記略円柱状のランプの外周面に、電気絶縁性放熱
部材が接触した状態で配置されていることを特徴とす
る。
【0011】本発明の請求項2に記載のランプ装置は、
一対の導電性放熱部材間に、略円柱状のランプの両端に
形成された給電部材をそれぞれの導電性放熱部材に接触
させた状態で、該ランプを支持固定してなるランプ装置
において、前記一対の導電性放熱部材間の前記略円柱状
のランプの外周面に熱伝導性部材を接触させ、この熱伝
導性部材に接触した状態で電気絶縁性放熱部材が配置さ
れていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るランプ装置
の説明図である。
【0013】図1において、電気絶縁性放熱部材4は、
導電性放熱部材21,22の少なくとも一方にネジ等に
よって固定されており、ショートアークランプ10の外
周面に接触した状態で配置されている。ここでいう、シ
ョートアークランプ10の外周面とは、陰極側給電部材
15の外周面と、胴部11の外周面と、固定部材17の
外周面のことである。絶縁性放熱部材4は、導電性放熱
部材21,22の間で放電が起こらないためと、放熱を
良好に行うために、例えば、純度の高いAl2 3 、A
lN、BN、Si3 4 などよりなる。また、ショート
アークランプ10は、胴部11と陰極側給電部材15と
固定部材17との直径が異なるので、その外周面は凹凸
状になっている。このため、電気絶縁性放熱部材4も、
このショートアークランプ10の外周面の凹凸に噛み合
うように、凹凸状になっている。従って、電気絶縁性放
熱部材4とショートアークランプ10は、ショートアー
クランプ10の外周面の広い範囲で接触している。
【0014】さらに、電気絶縁性放熱部材4のランプ軸
方向の両端部は、導電性放熱部材21,22の放熱フィ
ン21a,22aが形成されていない側の一端面に接触
している。
【0015】ショートアークランプ10は、従来技術で
示した構成と同様に、陰極側給電部材15が導電性放熱
部材22に形成された装着孔221の内面に接触するよ
うに挿入されて固定されており、陽極側給電部材16が
導電性放熱部材21に形成された装着段部211に嵌め
込まれ密着した状態で固定ネジ3で固定されている。
【0016】従って、ショートアークランプ10は、点
灯中発生した熱が、陰極側給電部材15を介して導電性
放熱部材22の放熱フィン22aに伝熱するとともに、
陽極側給電部材16を介して導電性放熱部材21の放熱
フィン21aに伝熱し放熱される。さらに、ショートア
ークランプ10の外周面には、そのほぼ全周に亘って電
気絶縁性放熱部材4が接触しているので、点灯中発生し
た熱がこの電気絶縁性放熱部材4にも伝熱して、この電
気絶縁性放熱部材4自体からも放熱される。そのうえ、
この電気絶縁性放熱部材4は、導電性放熱部材21,2
2に接触しているので、放熱効果を高めることができ
る。従って、ショートアークランプの冷却効率が上がっ
たため、従来のランプ装置と比較して2倍以上の入力で
点灯することが可能となり、光量を大幅に大きくするこ
とができる。更には、従来のランプ装置と同等の光量を
得る場合ならば、導電性放熱部材21,22の大きさを
小さくすることができる。従って、ランプ装置を小型化
することができる。
【0017】図2は、本発明に係るランプ装置の他の説
明図である。このランプ装置において、ショートアーク
ランプ10は、前述したとおりその外周面は凹凸状にな
っているが、凹状になっている部分、つまり、胴部11
の外周面に接触した状態で熱伝導性部材5が配置されて
いる。この熱伝導性部材5は一例として絶縁・熱伝導性
である放熱シートを胴部11の外周面に巻回したもので
あっても良く、または、ペースト状の熱伝導性シリコー
ンを胴部11の外周面に塗ったものであっても良い。要
は、熱伝導性部材5を凹状になっている胴部11の外周
面に接触させて配置し、ショートアークランプ10の外
周面が平滑になれば良い。
【0018】電気絶縁性放熱部材41は、図1に示す電
気絶縁性放熱部材4と同様の材質よりできており、ショ
ートアークランプ10と接触する部分が平滑になってい
る。そして、電気絶縁性放熱部材41は、熱伝導性部材
5及びショートアークランプ10の外周面に接触してい
る。さらに、電気絶縁性放熱部材41は、図1と同様
に、そのランプ軸方向の両端部は、導電性放熱部材2
1,22に接触している。なお、図1と同一符号は同一
部分を示す。
【0019】図2に示されたランプ装置においても、点
灯中のショートアークランプ10の放熱方法は、図1に
示されたランプ装置とほぼ同様であり、導電性放熱部材
21,22によって放熱される。そのうえ、胴部11の
外周面に接触した状態で熱伝導性部材5が配置され、こ
の熱伝導性部材5が電気絶縁性放熱部材41に接触して
いるので、ショートアークランプ10の胴部11の熱
も、この電気絶縁性放熱部材41によって良好に放熱さ
れる。
【0020】従って、図2に示されたランプ装置におい
ても、図1に示したランプ装置と同様に、ショートアー
クランプの冷却効率を上げることができ、従来のランプ
装置と比較して2倍以上の入力で点灯することが可能と
なり、小型化することができた。さらには、このランプ
装置は、ショートアークランプ10の胴部11の外周面
に熱伝導性部材5を配置してショートアークランプ10
の外周面を平滑にしているので、絶縁性放熱部材41の
ショートアークランプ10と接触する部分を平滑に加工
すれば良いだけとなり、また、電気絶縁性放熱部材41
の加工も可能となった。
【0021】
【発明の効果】本発明のランプ装置によれば、一対の導
電性放熱部材によって支持固定されているランプの外周
面に接触した状態で電気絶縁性放熱部材が配置されてい
るので、冷却効果に優れた小型のランプ装置となる。ま
た、ランプの外周面の凹凸をなくし平滑にするためにラ
ンプの外周面に熱伝導性部材が配置されているので、電
気絶縁性放熱部材の加工が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のランプ装置の説明図である。
【図2】本発明の他のランプ装置の説明図である。
【図3】本発明及び従来のランプ装置に使用されるショ
ートアークランプの説明図である。
【図4】従来のランプ装置の説明図である。
【符号の説明】
10 ショートアークランプ 11 胴部 12 出射窓部材 13 窓枠部材 14 陰極 15 陰極側給電部材 16 陽極側給電部材 17 固定部材 21 導電性放熱部材 21a 放熱フィン 211 装着段部 22 導電性放熱部材 22a 放熱フィン 221 装着孔 3 ネジ 4 電気絶縁性放熱部材 41 電気絶縁性放熱部材 5 熱伝導性部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の導電性放熱部材間に、略円柱状の
    ランプの両端に形成された給電部材をそれぞれの導電性
    放熱部材に接触させた状態で、該ランプを支持固定して
    なるランプ装置において、 前記一対の導電性放熱部材間の前記略円柱状のランプの
    外周面に、電気絶縁性放熱部材が接触した状態で配置さ
    れていることを特徴とするランプ装置。
  2. 【請求項2】 一対の導電性放熱部材間に、略円柱状の
    ランプの両端に形成された給電部材をそれぞれの導電性
    放熱部材に接触させた状態で、該ランプを支持固定して
    なるランプ装置において、 前記一対の導電性放熱部材間の前記略円柱状のランプの
    外周面に熱伝導性部材を接触させ、この熱伝導性部材に
    接触した状態で電気絶縁性放熱部材が配置されているこ
    とを特徴とするランプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001091160A1 (fr) * 2000-05-25 2001-11-29 Hamamatsu Photonics K.K. Source lumineuse
JP2001332218A (ja) * 2000-05-25 2001-11-30 Hamamatsu Photonics Kk 光 源
JP2001332217A (ja) * 2000-05-25 2001-11-30 Hamamatsu Photonics Kk 光 源

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JP4627351B2 (ja) * 2000-05-25 2011-02-09 浜松ホトニクス株式会社 光源

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