JP5024082B2 - 光源装置及びこれを備えたプロジェクタ - Google Patents
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Description
このようなマイクロ波放電方式の光源装置では、発光管内に封入された発光物質がマイクロ波によって励起されてプラズマ発光する構成であることから、長時間点灯させるとランプ全体が高温になって破損する虞がある。
本発明によれば、同軸部内(空気流路)を流通する冷却空気によって、アンテナに接続されている内部導体の露出部分が直接冷却されるので、内部導体の熱伝導性が向上し、プラズマを照射する(マイクロ波電位が集中する)ことによって発熱するアンテナの熱を効率よく放熱することができる。
本発明によれば、内部導体の表面積が増加するので、露出部分における放熱効率が向上し、アンテナの熱を内部導体を介して逃がすことができる。
本発明によれば、同軸部にチョーク効果を持たせることができるので、マイクロ波が、例えば同軸部の空気導入口から外部に漏洩することを抑制することができる。また、漏斗形状とすることで、空気導入口からより多くの空気を導入でき、マイクロ波励起ランプに向けて効率よく冷却空気を送出することができる。
本発明によれば、同軸部内において内部導体の一部が露出している場合でも、マイクロ波の漏洩を防止でき、マイクロ波の伝送効率を向上させることができる。
本発明によれば、同軸部を外部導体として機能させることができ、同軸部内で露出する内部導体とでマイクロ波を伝送することができる。
本発明によれば、マッチング回路によって、伝送線路における反射波を低減するようにインピーダンスを整合し、反射波による伝送損失を低減することができる。そのため、マイクロ波励起ランプに対し、省電力でマイクロ波を連続的に発振することができる。これにより、光源装置全体のエネルギー効率を高めることができる。
本発明によれば、マイクロ波励起ランプの両側から各アンテナに対してマイクロ波の電力を供給することができる。また、マイクロ波励ランプの両側から冷却空気を当てることが可能となり、マイクロ波励起ランプの冷却効率をより一層向上させることができる。また、各伝送線路に供給するマイクロ波の電力を半分にすることができるので、例えば、安価な省電力のマイクロ波電源を2つ用いることができる。
本発明によれば、マイクロ派が照射される一対のアンテナの対向する端部間、すなわちマイクロ波励起ランプの中央(アンテナ間のギャップの中央)においてマイクロ波の電界の振幅が腹になるようにすることができる。
本発明によれば、冷却空気の送出量や送出時間を適宜調整することができ、より効率よくマイクロ波励起ランプを冷却することができる。
本発明によれば、マイクロ波励起ランプの温度上昇を防止して長寿命化を実現することが可能で、省力化を図ることが可能なプロジェクタを提供することができる。
図1は本実施形態の光源装置の概略を示す模式図である。図2(a)は、空洞同軸部の空気導入口側から見た平面図、図2(b)は、空洞同軸部及び同軸ケーブルの概略構成を示す模式図である。
マイクロ波励起ランプ32は、例えば石英ガラス等の非導電性材料から形成される発光管10と、この発光管10内に配置される一対のアンテナ11a,11bとを備えている。発光管10の形成材料としては、透明セラミックスや透明サファイヤなどを用いても良く、これにより、発光管10の光透過率や耐熱性を向上させることができる。発光管10は、中央部分が略球状に膨出した膨出部10Aと、膨出部10Aの両側に延在する細管部10B,10Cとを有して構成されている。
図3に示すように、本実施形態における内部導体42Aは、その表面が凹凸形状とされている。詳細には、内部導体42Aの周方向に凸条48と凹条49(溝)とが繰り返し存在する形状とされ、凹凸のない場合に比べて内部導体42Aの表面積を大幅に増加させている。
空洞同軸部44は、マイクロ波励起ランプ32を冷却するための冷却空気を送出する機能を有している。図2(a),(b)に示すように、空洞同軸部44は、導電性材料である金属からなり、円筒形状の本体部44Aと該本体部44Aの端部に一体形成される拡径部44Bとを備えた漏斗形状を呈している。そして、同軸ケーブル142の一部外周及びマイクロ波励起ランプ32の一部を取り囲むようにして、マイクロ波励起ランプ32の近傍に外装されている。詳細には、空洞同軸部44の本体部44Aが、同軸ケーブル142の内部導体42Aの露出部42aを覆うとともに、本体部44A内に軸ケーブル142の外部導体42Bの端部が位置するように配置されている。
また、これに限らず光源装置2内に流通手段を備えるようにしても良い。
ここで、d:内部導体42Aの外径、D:本体部44Aの内径、εr:空気の比誘電率とする。
なお、光束反射面34bの形状は、収束性の面では方物面形状の曲面を有することが好ましいが、製造簡易性の面では球面形状とする方が有利である。
また、光源装置2は、光源部300を後述のプロジェクタ100(図8参照)の本体内に固定するための固定治具50を有している。固定治具50は、金属材料からなるT継ぎ手などにより構成され、プロジェクタ100の本体に固定される板状の固定部51と、固定部51に対して垂直姿勢とされた板状の保持部52とからなる。保持部52の面内中央部には、板厚方向を貫通する貫通孔52aが形成されており、空洞同軸部44を挿通可能とする孔径で形成されている。このような固定治具50は、プロジェクタ100の本体内において、光源部300の光束が予め設定された所定の照明光軸と一致するように光源部300を位置決め固定する。
図6は、マイクロ波電源部の概略構成を示すブロック図である。
図6に示すように、マイクロ波電源部200は、高周波信号を出力する固体高周波発振部20(マイクロ波電源)と、反射波強度を検出するパワーモニタ22と、反射波強度から反射率を求めてアンプ29を制御する制御部21と、信号の流れる方向に制限をつけるサーキュレータ23と、固体高周波発振部20とマイクロ波励起ランプ32との特性インピーダンスのマッチングを行うマッチング回路24とを有して構成されている。
これにより、マイクロ波励起ランプ32からの反射波による伝送損失を低減させ、光源装置全体としてのエネルギー効率を向上させることができる。
本実施形態の光源装置2は、例えば後述のプロジェクタ100内のファン(不図示)の駆動によって、空洞同軸部44の拡径部44Bから本体部44A内に外気が導入され、本体部44A内を流動した空気が、空気導入口44bとは反対側の空気導出口44aからマイクロ波励起ランプ32へと送出される。空洞同軸部44は、同軸ケーブル142及びマイクロ波励起ランプ32と略同軸に設けられていることから、空洞同軸部44から流れ出た冷却空気は発光管10の管壁全体に亘って流れるようになる。このように、発光管10全体に冷却空気を当てることで発光管10の温度上昇を効果的に防止することができるため、長時間の点灯においてもアンテナ11a,11bの変形が防止される。
図7は本発明の第2の実施形態に係る光源装置の構成を示す模式図である。
本実施形態は、発光管の両側からマイクロ波を導入させている点において先の実施形態と異なる。
次に、以上のようにして構成された光源装置が組み込まれたプロジェクタについて説明する。図8は、プロジェクタの回路ブロック図である。図8を用いて、プロジェクタの回路構成と動作を説明する。
Claims (11)
- マイクロ波を出力するマイクロ波電源と、
マイクロ波の照射を受けて発光するマイクロ波励起ランプと、
前記マイクロ波電源と前記マイクロ波励起ランプとを接続する伝送線路と、
前記伝送線路及び前記マイクロ波励起ランプと略同軸位置に設けられ、前記伝送線路の一部外周及び前記マイクロ波励起ランプの一部を取り囲む筒状の同軸部とを有し、
前記同軸部と前記伝送線路との間に、該伝送線路に沿う方向に冷却空気を流通させる空気流路が形成されていることを特徴とする光源装置。 - 前記マイクロ波励起ランプは、マイクロ波の照射を受けて発光する発光物質が封入された発光管と、該発光管内で互いの端部が所定間隔をおいて対向配置された一対のアンテナと、を備え、
前記伝送線路が、前記一対のアンテナのいずれかに接続される内部導体と、該内部導体を覆う外部導体とを有し、
前記同軸部内において、前記内部導体の一部が前記外部導体から露出していることを特徴とする請求項1記載の光源装置。 - 前記内部導体の表面が、凹凸形状とされていることを特徴とする請求項1または2記載の光源装置。
- 前記同軸部が、筒状の本体部と該本体部と一体に形成された拡径部とにより漏斗形状とされ、
前記拡径部の端部における空気導入口の口径と前記本体部の内径との差が、マイクロ波の1/4波長よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光源装置。 - 前記外部導体の前記マイクロ波励起ランプに接続される側の端部が、前記同軸部の前記本体部内に配置されていることを特徴とする請求項4記載の光源装置。
- 前記同軸部がグランド電位であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光源装置。
- 前記伝送線路と前記マイクロ波励起ランプとの間の特性インピーダンスを整合するマッチング回路が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光源装置。
- 前記一対のアンテナにそれぞれ前記伝送線路が接続されているとともに、前記各伝送線路に前記同軸部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光源装置。
- 前記発光管内における前記一対のアンテナと、該一対のアンテナの対向端部間の距離を含めた長さが、マイクロ波の1/2波長の整数倍となることを特徴とする請求項3記載の光源装置。
- 前記空気流路に前記冷却空気を流通させる流通手段を有することを特徴とする請求項1記載の光源装置。
- 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置から射出された光束を、入力された画像情報に応じて変調し光学像を形成する光変調部と、
前記光変調部により形成された前記光学像を投射する投射部と、を備えることを特徴とするプロジェクタ。
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