JPH09218633A - プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JPH09218633A
JPH09218633A JP8025161A JP2516196A JPH09218633A JP H09218633 A JPH09218633 A JP H09218633A JP 8025161 A JP8025161 A JP 8025161A JP 2516196 A JP2516196 A JP 2516196A JP H09218633 A JPH09218633 A JP H09218633A
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JP
Japan
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temperature
image forming
process cartridge
forming apparatus
cartridge
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Application number
JP8025161A
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English (en)
Inventor
Atsushi Wada
厚志 和田
Eishin Suzuki
英信 鈴木
Osamu Mukaidaka
理 向高
Tetsuo Saito
徹雄 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスカートリッジ内の温度が高くなる場
合であっても、特に放熱用の部材を用いることなく、信
頼性の高い記録を行う。 【解決手段】 電子写真感光体と、前記電子写真感光体
に作用するプロセス手段と、温度を検出するための温度
検出手段を設けてプロセスカートリッジを構成したこと
を特徴とするものであり、またこのプロセスカートリッ
ジを用いて前記温度に応じて記録条件を変更するよう構
成したことを特徴としてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロセスカートリッ
ジ及び前記プロセスカートリッジを装着可能な電子写真
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずに使用者自身で行
うことが出来るので、格段に操作性を向上させることが
出来る。そのためにこのプロセスカートリッジ方式は、
電子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年では電子写真画像
形成装置の小型化が求められており、スペース等の関係
から冷却用のファンをもたない装置もある。本発明はこ
のような装置等において、装置内の温度上昇に対処し得
るものであり、その目的とするところは、プロセスカー
トリッジの温度が高くなる場合であっても、特に放熱用
の部材を用いることなく、信頼性の高い記録を行うこと
が可能なプロセスカートリッジ及びこれを用いる電子写
真画像形成装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、電子写真感光体と、前
記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、温度を検
出するための温度検出手段を設けてプロセスカートリッ
ジを構成したことを特徴とするものであり、またこのプ
ロセスカートリッジを用いて前記温度に応じて記録条件
を変更するよう構成したことを特徴としてなる。
【0005】上記構成にあっては、プロセスカートリッ
ジ内の温度が上昇しても、その温度に対して最適な記録
が行われ、画像品質の低下を避けることが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る一実施形態とし
て、プロセスカートリッジを装着可能な画像形成装置に
ついて、図面を参照して具体的に説明する。
【0007】〔第1実施形態〕まず第1実施形態に係る
プロセスカートリッジ及び画像形成装置について、図1
乃至図6を参照して説明する。尚、図1はプロセスカー
トリッジを取り外し可能に装着した画像形成装置の構成
模式説明図であり、図2はプロセスカートリッジの構成
模式説明図、図3はプロセスカートリッジの装着構成の
説明図である。
【0008】ここでは説明の順序として、まずプロセス
カートリッジ及びこれは装着した画像形成装置の全体構
成を説明し、次にプロセスカートリッジの温度検出手段
及び該温度に応じた記録条件の変更について説明する。
【0009】{全体構成}この電子写真画像形成装置
(レーザービームプリンタ)Aは、図1に示すように、
光学手段1から画像情報に基づいたレーザー情報光をド
ラム形状の電子写真感光体へ照射して前記感光体に潜像
を形成し、この潜像を現像してトナー像を形成する。そ
して前記トナー像の形成と同期して、記録媒体2をカセ
ット3aからピックアップローラ3b及びレジストロー
ラ対3c1,3c2等からなる搬送手段3で搬送し、且つ前
記電子写真感光体に形成したトナー像を転写手段として
の転写ローラ4に電圧印加することによって記録媒体2
に転写し、その記録媒体2を中間排出ローラ3d及びガ
イド板3eで定着手段5へと搬送する。この定着手段5
は駆動ローラ5a及びヒータ5bを内蔵する定着ローラ
5cからなり、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加
して転写トナー像を定着する。そしてこの記録媒体2を
排出ローラ対3fで搬送し、反転搬送経路を通して排出
部6へと排出する如く構成している。
【0010】一方、プロセスカートリッジBは、電子写
真感光体と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたも
のである。ここでプロセス手段としては、例えば電子写
真感光体を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に形成
された潜像を現像する現像手段、電子写真感光体表面に
残留するトナーをクリーニングするためのクリーニング
手段等がある。本実施形態のプロセスカートリッジB
は、図1及び図2に示すように、電子写真感光体である
感光層を有する感光体ドラム7を回転し、その表面を帯
電手段である帯電ローラ8への電圧印加によって一様に
帯電し、前記光学系1からの情報光を露光部9を介して
感光体ドラム7へ露光して潜像を形成し、現像手段10に
よって現像するように構成している。この現像手段10
は、トナー溜め内のトナーをトナー送り部材10aで送り
出し、固定磁石10bを内蔵した現像ローラ10cを回転さ
せると共に、現像ブレード10dによって摩擦帯電電荷を
付与したトナー層を現像ローラ10cの表面に形成し、そ
のトナーを前記潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させ
ることによってトナー像を形成して前記潜像を可視像化
する。そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極性の電
圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写した後は、ク
リーニングブレード11aによって感光体ドラム7に残留
したトナーを掻き落とすと共に、スクイシート11bによ
って掬い取り、廃トナー溜め11cへ集めるクリーニング
手段11によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去す
るように構成している。尚、前記感光体ドラム7等の各
部品は、第一枠体12aと第二枠体12bとを結合したハウ
ジング12内に収納してカートリッジ化され、装置本体13
に設けられたカートリッジ装着手段に対して着脱可能に
装着される。
【0011】前記カートリッジ装着手段は、軸14a(図
1参照)を中心にして開閉部材14を開くと、図3
(a),(b)に示すように、開閉部材14の左右内側面
にカートリッジ装着ガイド部材G1が取り付けてあり、こ
の左右ガイド部材G1にはプロセスカートリッジBを挿入
するためのガイド部G2が対向して設けてある。このガイ
ド部G2に沿ってプロセスカートリッジBを挿入し、開閉
部材14を閉じることによってプロセスカートリッジBを
画像形成装置Aに装着するものである。
【0012】このプロセスカートリッジBには内部の温
度を検出するための温度検出手段が設けてあり、カート
リッジ内部の温度に応じて記録条件を変更して記録する
ように構成している。
【0013】{プロセスカートリッジの温度検出手段
等}次にプロセスカートリッジの温度検出手段及び該温
度に応じた記録条件の変更構成について説明する。
【0014】図2に示すように、プロセスカートリッジ
B内にはサーミスタ15が取り付けてあり、このサーミス
タ15の一方端には直流電源(+5V)が接続されてお
り、他方端は抵抗16を介してグランド接点17に接続され
ている。そして、前記サーミスタ15と抵抗16の間には検
出接点18が接続されている。このプロセスカートリッジ
Bを画像形成装置Aに装着すると、前記グランド接点17
は装置本体のグランドに接続され、検出接点18は電圧検
出回路に接続される。
【0015】サーミスタ15は、図4に示すように、温度
に応じて抵抗値が変化するために、検出接点18の位置に
おける電圧を検出することにより、カートリッジ内の温
度を検出することが出来る。
【0016】装置本体13には、図5に示すように、画像
形成動作を制御する記録制御部19を有しており、この制
御部19がメモリ20に格納されたプログラムに従って制御
するようになっている。そして、前記メモリ20には現像
バイアス電圧や記録媒体の搬送タイミング等の記録条件
を設定したテーブルが格納されており、その中には図6
に示すように、カートリッジ内温度に応じて記録媒体搬
送タイミングを変更する搬送テーブルが格納されてい
る。
【0017】即ち、検出接点18から出力されるサーミス
タ電圧情報を制御部19内のA/D変換手段21によってデ
ジタル値に変換し、その値に応じた記録媒体搬送タイミ
ングで記録媒体2を搬送して画像形成を行うように制御
するものである。例えば、本実施形態では、図6に示す
ように、サーミスタ電圧情報によって得られたカートリ
ッジ温度がt1 よりも低い場合には単位時間当たりの記
録枚数(以下「スループット」という)を最高スループ
ットSPmax となるように制御し、カートリッジ温度が
t2 よりも高い場合には前記最高スループットSPmax
よりも小さいスループットSP2 となるように制御し、
且つ前記温度t1 とt2 の間は、t1 からt2 へ変化す
るに従って、比例的にスループットが小さくなるように
している。
【0018】このため、カートリッジの温度が低いとき
は最高スループットで記録が行われるが、カートリッジ
温度が高くなるに従って小さいスループットで記録が行
われる。これにより、カートリッジ温度が高くなると記
録枚数が少なくなり、十分な放熱時間が得られるため
に、温度上昇によるトナー融着等のトナー劣化を生ずる
ことはない。従って、ファンを設けていないような小型
の画像形成装置であっても、画像品質の低下等を招くこ
となく常に高品質の画像を得ることが出来る。
【0019】〔第2実施形態〕前述した第1実施形態で
はカートリッジ温度が高くなるとスループットを小さく
するようにした例を示したが、カートリッジ温度が一定
以上に上昇した場合には記録を停止するようにしてもよ
い。
【0020】例えば、図7に示すように、カートリッジ
温度が記録停止温度t3 まで上昇すると、記録を待機状
態にする。そして、放熱によりカートリッジ温度が記録
可能温度t4 まで下降すると、前記待機状態を解除して
記録動作を再開し、前述した最高スループットの記録デ
ューティーとなるように記録条件を変更する。
【0021】このように構成しても第1実施形態と同様
に温度上昇によるカートリッジ内トナーの劣化を防止す
ることが出来る。
【0022】〔第3実施形態〕前述した第1実施形態及
び第2実施形態において、図8に示すように、A/D変
換手段21で変換したカートリッジ温度情報をホストコン
ピュータに伝達し、これを表示手段22に表示し、またこ
の表示手段22には前記検出温度により、第1実施形態の
ようにスループットを小さくして記録しているとき、或
いは第2実施形態のように記録待機状態のときに、その
旨を表示するように構成してもよい。
【0023】このように構成すると、使用者はカートリ
ッジ温度が高く、スループットを落として記録、或いは
記録待機を繰り返して記録していることを知ることが出
来る。また、使用者は前記表示によって、記録を中断
し、装置の放熱を待って記録を行うように選択すること
が容易に判断出来る。
【0024】〔第4実施形態〕前述した第1実施形態で
は、サーミスタ15に直流電圧を印加するために、装置本
体の直流電源と前記サーミスタ15の一端とを接続するた
めの端子がプロセスカートリッジに必要となるが、図9
に示すように、サーミスタ15への電圧印加を現像ローラ
10cに現像バイアスを印加するための端子を用い、この
端子に加えられた電圧によってサーミスタ15への直流電
圧を生成するようにしてもよい。
【0025】図9において、22は現像バイアス入力端子
であり、この端子22に現像バイアスとなる交流電圧と直
流電圧を重畳した電圧が印加される。また、23はDC成
分カット用のコンデンサであり、24はトランス、25は整
流ダイオード、26は平滑コンデンサ、27は保護抵抗、28
は定電圧ダイオードである。
【0026】現像バイアス入力端子には、記録待機状態
中は例えば600 VのACバイアス電圧のみが印加される
が、記録中はトナー画像形成のために、AC、DC両バ
イアス電圧が印加される(図10(a) 参照)。そのため、
DC成分カット用コンデンサ23によってDC成分をカッ
トする必要がある。
【0027】前記コンデンサ23によってDC成分をカッ
トされた電圧は(図10(b) 参照)、トランス24によって
適度な電圧、例えば10Vに降圧される(図10(c) 参
照)。この降圧されたAC電圧から整流ダイオード25と
平滑コンデンサ26によって例えば8V程度のDC電圧を
生成し(図10(d) 参照)、更にこれを保護抵抗27と定電
圧ダイオード28によって5VのDC電圧を生成する(図
10(e) 参照)。
【0028】このようにして生成した直流電圧5Vをサ
ーミスタ15に印加するようにすることにより、サーミス
タ15に直流電圧を印加するための端子を独立して設ける
必要がなくなり、プロセスカートリッジBに設ける端子
の数を減らすことが出来る。
【0029】更に前記のようにして生成した直流電圧を
用い、例えば現像手段内のトナー残量を検出するための
LED、或いは磁気センサの電源として用いることも可
能となる。
【0030】〔第5実施形態〕前述した第1実施形態で
はカートリッジ温度に応じて記録条件を変化させる場合
の記録条件として、スループットを変化させるようにし
た例を示したが、記録条件として現像バイアス電圧を変
化させるように構成してもよい。
【0031】装置内の温度上昇に伴って感光体ドラム7
も温度が上昇するが、感光体ドラム7の感度は温度上昇
に伴って低下する。そして、ドラム感度が低下すると画
像濃度が薄くなる傾向にある。そのため、例えば図11に
示すような制御回路によって装置内温度が高いときには
現像バイアス電圧を高くして前記濃度が薄くなるのを防
止するものである。
【0032】図11において、CPU等からなる制御部29
から出力される所定周波数の電圧パルスをローパスフィ
ルタ30及びDCカット用コンデンサ31を介してトランス
32に出力する。また前記制御部29からは第1実施形態で
説明した温度検出手段からのカートリッジ温度(装置内
温度)信号に応じた現像制御信号を出力し、この信号を
コンパレータ33に出力する。また、このコンパレータ33
は前記信号と基準電圧発生回路34からの信号を比較し、
その結果に応じてトランス32からの現像AC電圧を現像
ローラ10cに印加する。即ち、現像制御信号を適宜制御
することによって現像バイアス電圧を適宜変更し得るも
のである。
【0033】これにより、例えば図12に示すように、記
録待機状態(S1)では記録信号受信を監視している
(S2)。そして記録信号を受信すると、前述温度検出
手段による温度が例えば60℃以上か否かを判別し(S
3)、60℃以上の場合は現像バイアス電圧の出力を標準
電圧よりも10%高く設定する(S4)。
【0034】一方、前記温度が60℃よりも低く、例えば
50℃以上であるときは(S5)、現像バイアス電圧出力
を標準電圧よりも5%高く設定する(S6)。
【0035】そして、前記温度が50℃よりも低い場合は
現像バイアス電圧を標準電圧に設定する。
【0036】このように設定した現像バイアス電圧によ
り、現像を行う(S7)。そして、記録終了か否かを監
視し(S8)、終了であれば記録待機状態に移行し、記
録続行であれば温度監視を続ける。
【0037】前記のように検出した温度に応じて現像バ
イアス電圧を変更することにより、常に最適な濃度で画
像形成を行うことが出来る。
【0038】前記現像制御信号は、使用者が適宜濃度調
整を行うことによって変更し得るものであるが、この現
像制御信号を前述したように温度上昇による感光体ドラ
ム7の劣化に対する補正信号として使用することによ
り、画質の安定化に寄与することが可能となる。
【0039】〔第6実施形態〕前述した第5実施形態で
はカートリッジ温度に応じて記録条件を変化させる場合
の記録条件として、現像バイアス電圧を変化させるよう
にした例を示したが、現像バイアス電圧に代えて、図13
に示すような回路によって光学手段1のレーザー光量を
変化させるように構成し、感光体ドラム7の劣化による
濃度低下を防止するようにしてもよい。
【0040】図13において、33はCPU等からなる制御
部であり、34はレーザー駆動回路、35は光学手段1のレ
ーザー光発振部材、36は光量測定用のフォトダイオー
ド、37は増幅器、38はコンパレータである。
【0041】上記回路において、制御部33はD/Aポー
ト39によってレーザー光量の基準を決定している。その
値と、光量測定用フォトダイオード36の測定結果をコン
パレータ38で比較し、その結果がレーザー駆動回路34に
反映される。
【0042】従って、前述した温度検出手段からの温度
信号に基づいてD/Aポート39を変化させることによ
り、図14のステップS11〜S18の手順に示すように、検
出温度が60℃以上の場合はレーザー光量を標準光量より
も20%高く設定する(S11〜S14)。
【0043】また、前記温度が60℃よりも低く、50℃以
上であるときは、レーザー光量を標準光量よりも10%高
く設定する(S15,S16)。そして、前記温度が50℃よ
りも低い場合はレーザー光量を標準光量に設定する。
【0044】このように検出した温度に応じてレーザー
光量を変更することにより、温度上昇によるドラム劣化
に対応し、常に安定した濃度で画像形成を行うことが出
来る。
【0045】〔他の実施形態〕次に前述した実施形態に
係るプロセスカートリッジB及び電子写真画像形成装置
の各部の他例について説明する。
【0046】前述したプロセスカートリッジBは単色画
像を形成するためのものであったが、プロセスカートリ
ッジは単色の画像を形成する場合のみならず、現像手段
を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像
或いはフルカラー等)を形成するカートリッジにも好適
に適用することが出来る。
【0047】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0048】また電子写真感光体としては、前記感光体
ドラムに限定されることなく、例えば次のものが含まれ
る。まず感光体としては光導電体が用いられ、光導電体
としては例えばアモルファスシリコン、アモルファスセ
レン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OP
C)等が含まれる。また前記感光体を搭載する形状とし
ては、例えばドラム状、ベルト状等の回転体及びシート
状等が含まれる。尚、一般的にはドラム状又はベルト状
のものが用いられており、例えばドラムタイプの感光体
にあっては、アルミ合金等のシリンダー上に光導電体を
蒸着又は塗工等を行ったものである。
【0049】また帯電手段の構成も、前述した第1実施
形態では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として
従来から用いられているタングステンワイヤーの三方周
囲にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステン
ワイヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は
負のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラム
の表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然
である。
【0050】尚、前記帯電手段としては前記ローラ型以
外にも、ブレード型(帯電ブレード)、パッド型、ブロ
ック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0051】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0052】また前述したプロセスカートリッジとは、
例えば電子写真感光体と、少なくともプロセス手段の1
つを備えたものである。従って、そのプロセスカートリ
ッジの態様としては、前述した実施形態のもの以外に
も、例えば電子写真感光体と帯電手段とを一体的にカー
トリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。電子写
真感光体と現像手段とを一体化的にカートリッジ化し、
装置本体に着脱可能にするもの。電子写真感光体とクリ
ーニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体
に着脱可能にするもの。更には電子写真感光体と、前記
プロセス手段の2つ以上のものを組み合わせて一体的に
カートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等が
ある。
【0053】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少
なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッ
ジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものであ
る。更に少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体
的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするもの
をいう。
【0054】また前述した実施形態では感光体ドラムや
現像ローラをカートリッジ化し、このプロセスカートリ
ッジを装着して画像を形成する装置を例示したが、これ
ら感光体ドラムや現像ローラをカートリッジ化すること
なく、装置本体に直接取り付けた画像形成装置にも、本
発明に同様に適用し得るものである。
【0055】更に前述した実施形態では画像形成装置と
してレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこ
れに限定する必要はなく、例えば電子写真複写機、ファ
クシミリ装置、或いはワードプロセッサ等の他の画像形
成装置に使用することも当然可能である。
【0056】
【発明の効果】本発明は前述したように、カートリッジ
内部の温度を検出するための温度検出手段を設けたため
に、この温度情報に基づいて記録条件を変えることが出
来、常に最適な記録を行い、画質の低下を避けることが
出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真画像形成装置の一例であるレーザービ
ームプリンタの構成説明図である。
【図2】プロセスカートリッジの構成説明図である。
【図3】カートリッジ装着構成の説明図である。
【図4】温度変化に伴うサーミスタ抵抗値の変化を示す
図である。
【図5】検出温度に応じてスループットを変えるための
制御構成説明図である。
【図6】検出温度に応じたスループットの関係説明図で
ある。
【図7】検出温度が一定以上に上昇したときに記録待機
状態とする実施形態の説明図である。
【図8】検出温度を表示するための制御構成説明図であ
る。
【図9】現像バイアス入力端子からの電圧によってサー
ミスタ電圧を生成する回路説明図である。
【図10】図9の回路によってサーミスタ電圧を生成す
る過程説明図である。
【図11】検出温度に応じて現像バイアス電圧を変化さ
せる回路説明図である。
【図12】検出温度に応じて現像バイアス電圧を変化さ
せる手順説明図である。
【図13】検出温度に応じてレーザー光量を変化させる
回路説明図である。
【図14】検出温度に応じてレーザー光量を変化させる
手順説明図である。
【符号の説明】
A…画像形成装置、B…プロセスカートリッジ、1…光
学手段、2…記録媒体、3…搬送手段、3a…カセッ
ト、3b…ピックアップローラ、3c1,3c2…レジスト
ローラ、3d…中間搬送ローラ、3e…ガイド板、3f
…排出ローラ、4…転写ローラ、5…定着手段、5a…
駆動ローラ、5b…ヒータ、5c…定着ローラ、6…排
出部、7…感光体ドラム、8…帯電ローラ、9…露出
部、10…現像手段、10a…トナー送り部材、10b…磁
石、10c…現像ローラ、10d…現像ブレード、11…クリ
ーニング手段、11a…クリーニングブレード、11b…ス
クイシート、11c…廃トナー溜め、12…ハウジング、12
a…第一枠体、12b…第二枠体、13…装置本体、14…開
閉部材、14a…軸、15…サーミスタ、16…抵抗、17…グ
ランド接点、18…検出接点、19…制御部、20…メモリ、
21…A/D変換手段、22…現像バイアス入力端子、23…
DC成分カットコンデンサ、24…トラクタ、25…整流ダ
イオード、26…平滑コンデンサ、27…保護抵抗、28…定
電圧ダイオード、29…制御部、30…ローパスフィルタ、
31…DCカットコンデンサ、32…トランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 徹雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 温度を検出するための温度検出手段と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記プロセス手段として前記電子写真感
    光体に形成した潜像を現像するための現像手段を有し、 前記現像手段へのバイアス電圧入力端子を介して前記温
    度検出手段へ電圧印加するよう構成したことを特徴とす
    る請求項1記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記プロセスカートリッジとは、前記プ
    ロセス手段としての帯電手段、現像手段、クリーニング
    手段の少なくとも一つと、前記電子写真感光体とを一体
    的にカートリッジ化して画像形成装置本体に対して着脱
    可能とするものである請求項1記載のプロセスカートリ
    ッジ。
  4. 【請求項4】 前記プロセスカートリッジとは、少なく
    とも前記プロセス手段としての現像手段と、前記電子写
    真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置
    本体に対して着脱可能とするものである請求項1記載の
    プロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記プロセスカートリッジとは、前記プ
    ロセス手段としての帯電手段、現像手段及びクリーニン
    グ手段と前記電子写真感光体とを一体的にカートリッジ
    化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着
    脱可能とするものである請求項1記載のプロセスカート
    リッジ。
  6. 【請求項6】 プロセスカートリッジを着脱可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置に
    おいて、 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のプロセスカ
    ートリッジを装着するための装着手段と、 前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 前記プロセスカートリッジの温度検出手段が検出した温
    度に応じて記録条件を変更するよう構成したことを特徴
    とする電子写真画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記電子写真画像形成装置は、前記記録
    条件として、プロセスカートリッジの温度に応じて単位
    時間当たりの記録枚数を変化させることを特徴とする請
    求項6記載の電子写真画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記電子写真画像形成装置は、プロセス
    カートリッジの温度状態を表示するための表示手段を設
    けたことを特徴とする請求項7記載の電子写真画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 前記電子写真画像形成装置は、前記記録
    条件として、プロセスカートリッジの温度が記録停止温
    度以上になると記録待機状態となり、記録可能温度以下
    になると記録を行うよう構成したことを特徴とする請求
    項6記載の電子写真画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記電子写真画像形成装置は、前記記
    録条件として、プロセスカートリッジの温度に応じて現
    像手段への現像バイアスを変化させることを特徴とする
    請求項6記載の電子写真画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記電子写真画像形成装置は、プロセ
    スカートリッジの温度に応じて電子写真感光体に画像信
    号に応じた光を照射するための光学手段の光量を変化さ
    せることを特徴とする請求項6記載の電子写真画像形成
    装置。
  12. 【請求項12】 前記画像形成装置は、電子写真複写機
    又はレーザービームプリンタ又はファクシミリ装置であ
    ることを特徴とする請求項6記載の電子写真画像形成装
    置。
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