JPH09218399A - 液晶用低抵抗基板の製造方法 - Google Patents

液晶用低抵抗基板の製造方法

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JPH09218399A
JPH09218399A JP8022866A JP2286696A JPH09218399A JP H09218399 A JPH09218399 A JP H09218399A JP 8022866 A JP8022866 A JP 8022866A JP 2286696 A JP2286696 A JP 2286696A JP H09218399 A JPH09218399 A JP H09218399A
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resin
electrode
low resistance
manufacturing
resistance substrate
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JP8022866A
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Masaru Kamio
優 神尾
Yuji Matsuo
雄二 松尾
Haruo Tomono
晴夫 友野
Hiroyuki Tokunaga
博之 徳永
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示品質の良好な液晶表示素子を製造する。 【解決手段】金属配線12,…を形成したガラス基板1
1に、液状の樹脂13Lとスペーサ21,…とを散布し
(図6(b) 参照)、平滑な型板15を重ね合わせる(同
図(c) 及び(d) 参照)。この状態では、型板15とガラ
ス基板11との距離はスペーサ21,…によって規定さ
れ、型板15と金属配線12,…とは離間している。そ
して、このような構造体に対して、加圧と紫外線光Lの
照射とを同時に実施すると、樹脂13Lは硬化・収縮
し、その収縮に伴って型板15はスペーサ21,…を変
形させながら移動し、樹脂13が硬化したときには、型
板15は金属配線12,…に密着する(同図(e) 参
照)。これにより、樹脂13と金属配線12,…とは平
滑な面を形成し、この面に透明電極6,…を形成して
も、透明電極6,…の表面は平滑となる(同図(h) 参
照)。したがって、このような低抵抗基板を用いて液晶
表示素子を作成しても、セル厚は均一なものとなり、液
晶配向の乱れも無い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子を構
成する液晶用低抵抗基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶を用いて情報を表示する
液晶表示素子は種々の分野において使用されている。ま
ず、この液晶表示素子の一例として、強誘電性液晶表示
素子について、その構造を、図1に沿って簡単に説明す
る。
【0003】この液晶表示素子P1 は、図1(a) に示す
ように、相対向するように配置された一対のガラス基板
1,1を備えており、これらのガラス基板1,1はシー
リング部材2によって貼り合わされて、その内部間隙に
は強誘電性液晶3が保持されている。一方、一対の基板
1,1の表面には液晶駆動用のITO透明電極6,…が
形成されている(これらの透明電極6,…は、液晶表示
素子P1 が組み立てられた状態では単純マトリクスを構
成することとなる)。なお、これらの透明電極6,…は
500〜5000Å程度の厚さであり、図1(b) に示す
ように、パターニング処理によってストライプ状に形成
されている。また、これらの透明電極6,…の表面に
は、ショート防止のための絶縁膜7,7が酸化シリコン
や酸化チタン等によって500〜3000Å程度の厚さ
に形成されており、さらにその表面にはポリイミド樹脂
等によって配向膜層9,9が形成されている。なお、強
誘電性液晶3には、一般にはカイラル・スメクチック液
晶(SmC*、SmH*)を用いるので、バルク状態で
は液晶分子長軸がねじれた配向を示すが、上述の1〜3
μm位のセルギャップのセルに入れることによって液晶
分子長軸のねじれを解消することができる(P213−
P234,N.A.CLARK etal,MCLC
1983,Vol.94)。
【0004】ところで、このような液晶表示素子P1
は、相対向する透明電極6,…に電圧を印加して駆動さ
れるが、透明電極6,…の間に介装されている液晶3が
電気回路的には容量性の負荷となることから電圧波形の
伝搬遅延が生じ易かった。特に、強誘電性液晶3を利用
した液晶表示素子P1 の場合には、セル厚が1〜2μm
と、TN型液晶素子などに比べて3分の1から5分の1
と薄く、同じ透明電極が形成された基板を用いてもTN
型液晶素子に比べて電圧波形の伝搬遅延が顕著であっ
た。そして、近年、液晶表示素子の高精細化が望まれて
いるが、そのためにはこの伝搬遅延を回避する必要があ
り、液晶表示素子の研究・開発も変遷を重ねてきてい
る。すなわち、 (1) 上述した構成の液晶表示素子の場合には、ITO透
明電極6,…の抵抗値が高いこと等から、電圧波形の遅
延は解決されなかった。 (2) 抵抗値の低い金属配線を透明電極の表面に併設する
方法も考え出されたが、種々の制約から金属配線を厚く
することができず、電圧波形の遅延を解消するには至ら
なかった。 (3) ここで、金属配線の厚みを所定以上に設定すること
は、駆動周波数を高めるためには不可欠であることが、
本発明者らの実験により確かめられている。 (4) 金属配線を透明電極の表面に併設するのではなく、
ガラス基板と透明電極との間(透明電極の裏面)に配置
する方法であれば、制約も受けずに金属配線を厚くする
ことができ、電圧波形の遅延を解消できる。
【0005】以下、上記(1) 〜(4) につき詳述する。 (1) 透明電極のみ(金属配線を用いないで)によって電
圧波形の遅延を解消できない理由 上述した透明電極6,…の抵抗値は、シート抵抗で20
〜400Ω、体積抵抗では200×10-8〜4000×
10-8Ωmと、金属材料(例えば、アルミニウムでは
3.0×10-8Ωm)に比べて高いものであり、電圧波
形の遅延を回避するためには透明電極6,…を厚くしな
ければならない。しかし、透明電極6,…を厚くした場
合には透過率が下がって透明電極6,…が認識されてし
まい、表示品質が悪化するという問題があった。したが
って、表示品質を良好に保った状態で電圧波形の遅延を
回避することは困難であった。 (2) 金属配線を透明電極の表面に併設する方法によって
電圧波形の遅延を解消できない理由 一方、電圧波形の遅延を回避する方法として、クロム
(体積抵抗=15×10-8Ωm)やモリブデン(体積抵
抗=6.0×10-8Ωm)などの抵抗率の低い金属配線
を、透明電極6,…の表面(液晶3が注入される側の
面)に併設する方法が考えられる。
【0006】しかし、このように金属配線を設けたとし
ても、金属配線を厚く形成することは種々の理由から困
難であり、電圧波形の遅延を回避するには限界があっ
た。以下、金属配線の厚さが制約される理由について説
明する。 金属配線は基板1,1の内側にそれぞれ設けられる
ものであるが、金属配線同士の接触を回避するために
は、金属配線の厚さを透明電極間間隙の半分以上にする
ことができない。具体的には、セル厚は1.1μm程度
と薄いものであり、金属配線は最大で、その半分の55
0nmの厚さとなる。
【0007】したがって、透明電極の他に抵抗値の低い
金属配線を用いているものの、この金属配線による抵抗
値低減の効果は大きくなく、電圧波形の遅延を回避する
には限界があった。 一方、このように金属配線を形成する場合において
も、図1にて説明したと同様に、この金属配線を配向膜
層9,9によって被覆し、該配向膜層9,9によって液
晶分子を一定の方向の秩序で並ばせる必要がある。
【0008】しかし、かかる場合、配向膜層9,9には
金属配線に起因する凹凸が生じ、この凹部と凸部とで光
学的な差異が生じて、表示品質が悪化してしまうという
問題があった。また、電界応答性が変化し、クロストー
クが生じ易くなるという問題もあった。さらに、金属配
線に伴う凹凸のために配向膜層9,9のラビング処理が
均一に行なえなくなって配向状態が均一でなくなり、や
はり光学的な差異や、クロストークが発生してしまうと
いう問題があった。このような問題は、高精細化のため
に画素サイズを小さくした液晶表示素子において顕著で
あった。そして、かかる問題を回避するためには金属配
線の厚みは所定以下、好ましくは250nm以下である
必要があり、そのため、金属配線を用いたとしても電圧
波形の遅延は回避できなかった。 (3) 金属配線の厚みと駆動周波数との関係 ところで、液晶表示素子の高精細化のためには駆動周波
数を高める必要があるが、金属配線の厚みと駆動周波数
との関係について図2に沿って説明する。なお、図2
は、21インチ対角パネルにおける“金属配線の厚み−
波形遅延量−駆動周波数”の関係を示したものである。
ここで、配向膜層9,9としてはLQ−1802(日立
化成社製)を用い、液晶表示素子を組み立てた状態では
ラビング処理方向が同一方向となるようにした。また、
金属配線としてはAl−Si−Cu合金を用いた。
【0009】いま、自発分極が7nc/cm2 の液晶材料
を用い、セル厚を約1μmとした場合には、図2から明
らかなように、金属配線の膜厚が230nmの場合にお
ける遅延量(90%間での立ち上がり時間)を1とする
と、348nmの膜厚では遅延量が0.56であった。
そして、この関係を走査線数2048本の駆動周波数
(1フレーム走査周波数)で表現すると1本の走査線の
両端に電源を接続した場合(以下、“両側実装”とい
う)と片側に電源を接続した場合(以下、“片側実装”
という)でそれぞれ異なるものの、いずれも遅延量が少
ないほど駆動周波数が高くできることがわかる。
【0010】また、高速駆動をするために自発分極を1
00nc/cm2 にし、セル厚を約2μmにして波形のな
まりを軽減した場合には、駆動周波数を15Hz以上に
するためには、両側実装でAl−Si−Cuを用いた場
合には約629nmの膜厚が必要であり片側実装では約
2276nmの膜厚が必要になる。これを金属の種類を
変えることにより軽減することができるがCuを用いた
場合でも両側実装で約387nm、片側実装の場合には
約1310nmの膜厚が必要になるがいずれにしても2
50nmを越えている必要がある。換言すれば、上述し
たように光学的な差異やクロストークの発生を防止する
ためには金属配線の膜厚は250nm以下であることが
好ましいが、その場合には駆動周波数を高くすることが
できず、高精細化等への対応が困難であった。
【0011】なお、上述した両側実装の場合と片側実装
の場合とでは電源ICのコストが倍近く違うため商品力
に大きな違いを生ずることになるので液晶素子の構成と
しては片側実装が望ましい。 (4) 金属配線を透明電極の裏面に形成する方法 ところで、上述の問題は金属配線を透明電極の表面(液
晶3が注入される側の面)に配置した場合に生ずるもの
であることから、金属配線を透明電極の裏面(ガラス基
板の側の面)に配置して金属配線の厚さを自由に設定で
きるようにした方法が考えられ、本出願人は鋭意検討し
た結果、特開平2−63019号公報等に開示の技術を
創出した。
【0012】すなわち、液晶表示素子P2 は、図3(a)
に示すように、平行に配置された一対の電極基板(以
下、“低抵抗基板”とする)10,10を備えている。
この低抵抗基板10は、同図(b) に詳示するように、透
明なガラス基板11を備えており、このガラス基板11
の表面には、ストライプ状の金属配線12,…が多数形
成されている。これらの金属配線12,…は所定間隙を
置いて配置されているが、該間隙には紫外線硬化樹脂1
3が充填されている。そして、この樹脂13は金属配線
12,…と共に平滑な面を形成しており、該形成された
平滑な面上には透明電極6,…が多数形成されている。
【0013】次に、このような低抵抗基板10の製造方
法について、図4(a) 〜(h) に沿って簡単に説明する。 (第1電極形成工程)まず、ガラス基板11の表面には
スパッタ法等によって厚膜のメタル層を形成し、該メタ
ル層をフォトリソグラフィ法等によってパターン化し
て、ストライプ状の金属配線12,…を多数形成する
(図4(a) 参照)。 (樹脂供給工程)次に、このガラス基板11の金属配線
12,…の形成された表面に、紫外線硬化樹脂13Lを
定量滴下治具等を用いて所定量滴下し(同図(b) 参
照)、さらに型板15を重ね合わせる(同図(c) 及び
(d) 参照)。これにより、樹脂13Lが金属配線相互の
間隙に供給されることとなる(以下、硬化される前の液
状の樹脂を符号13Lで表し、硬化後の樹脂を符号13
Sで表し、特に区別を要しない場合は単に“樹脂13”
とする)。 (樹脂硬化工程)その後、型板15を加圧して金属配線
12,…に密着させ、その状態で紫外線Lを照射する。
この紫外線照射により、樹脂13Lが硬化される。 (その他の工程)その後、ガラス基板11を型板15か
ら分離させ(同図(f) 及び(g) 参照)、樹脂13及び金
属配線12,…の表面に透明電極6,…を所定の方法に
よって形成する(同図(h) 参照)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
の方法によって低抵抗基板を製造する場合には、紫外線
硬化樹脂13の表面に凹凸形状のシワ16が生じるとい
う問題があった。
【0015】すなわち、紫外線硬化樹脂13Lは、一般
に、紫外線Lが照射されて硬化する際に収縮する性質を
有しているのに対し、型板15とガラス基板11との距
離は金属配線12,…によって規定されたままで変わら
ない。一方、樹脂13との密着性を高めるSiカップリ
ング処理は、ガラス基板11の表面にのみ施されてお
り、型板15の表面には施されていないため、上述した
樹脂硬化工程においては、樹脂13L−型板15間の密
着力が、樹脂13L−ガラス基板11間の密着力よりも
弱くなっている。したがって、紫外線硬化樹脂13は、
その収縮に伴って型板15の表面から剥れ、その表面に
は凹凸形状のシワ16が発生する(図4(g) 参照)。
【0016】なお、紫外線硬化樹脂13の硬化収縮率を
αとし、液状の樹脂13Lが充填されている厚さ(すな
わち、金属配線12,…の厚さ)をhとした場合、樹脂
13の収縮量は“α・h/100”となるが、この樹脂
の硬化収縮率αは数パーセント程度(アクリル系樹脂で
は6〜10%で、エポキシ樹脂では2〜5%)と大きな
値であることから、シワ16による凹凸は顕著であっ
た。
【0017】したがって、このような低抵抗基板10を
用いて液晶表示素子を製造した場合には、透明電極6,
…の表面、さらには配向膜層9の表面も平滑でなくな
り、その結果、液晶3の配向状態が均一でなくなり、光
学状態のムラやクロストークが発生し、液晶表示素子の
画質を著しく損ねるという問題があった。
【0018】そこで、本発明は、液晶の配向状態が均一
で表示品質の良好な液晶表示素子を製造する、低抵抗基
板の製造方法を提供することを目的とするものである。
【0019】また、本発明は、高精細化及び大面積化に
対応可能な低抵抗基板の製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0020】さらに、本発明は、透過率に優れた低抵抗
基板の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0021】またさらに、本発明は、光学的な差異やク
ロストークの発生の心配もない低抵抗基板の製造方法を
提供することを目的とするものである。
【0022】また、本発明は、カラー液晶表示素子にも
適用可能な低抵抗基板の製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0023】さらに、本発明は、カラーフィルタの劣化
を防止する、低抵抗基板の製造方法を提供することを目
的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、基板に複数の第1電極を形成
する第1電極形成工程、これら複数の第1電極相互の間
隙に樹脂を供給する樹脂供給工程、及び該樹脂を硬化さ
せる樹脂硬化工程、からなる低抵抗基板の製造方法にお
いて、前記複数の第1電極相互の間隙に該第1電極の厚
みよりも大きいスペーサを配置するスペーサ散布工程、
を備え、前記樹脂硬化工程において、平滑な板状部材を
介して前記樹脂を加圧し、前記樹脂が硬化される前にお
いては、前記板状部材と前記基板との距離が前記スペー
サによって規定されて、前記板状部材と前記第1電極と
が離れた状態にあり、前記樹脂の硬化収縮に伴って前記
平滑な板状部材が前記スペーサを変形しつつ移動し、か
つ、前記樹脂が、前記平滑な板状部材との接触を保った
状態で硬化され、前記第1電極と共に平滑な面を形成す
る、ことを特徴とする。
【0025】この場合、前記スペーサが弾性材にて形成
され、前記第1電極の厚みをhとし、前記樹脂の硬化収
縮率をαとした場合に、前記スペーサの粒径dが、h
(1+α/100)にほぼ等しい、ようにすると好まし
い。また、前記スペーサがプラスチック製であると好ま
しい。さらに、前記スペーサが、スチレン系又はベンゾ
グアナミン系のプラスチックスペーサであると好まし
い。
【0026】一方、前記第1電極を金属配線としても良
い。
【0027】また一方、前記スペーサ散布工程におい
て、前記スペーサを前記複数の第1電極相互の間隙に直
接散布してなる、ようにしてもよい。また、前記スペー
サ散布工程において、前記スペーサを前記平滑な板状部
材に散布し、かつ、この板状部材を前記第1電極に重ね
ることにより、前記スペーサを前記複数の第1電極相互
の間隙に配置してなる、ようにしてもよい。
【0028】さらに、前記樹脂供給工程において、前記
樹脂を前記複数の第1電極相互の間隙に直接滴下してな
る、ようにしてもよい。また、前記樹脂供給工程におい
て、前記樹脂を前記平滑な板状部材に滴下し、かつこの
板状部材を前記第1電極に重ねることにより、前記樹脂
を前記複数の第1電極相互の間隙に供給する、ようにし
てもよい。
【0029】また、カラーフィルタを形成するカラーフ
ィルタ形成工程、を備え、かつ、該カラーフィルタ形成
工程を前記樹脂供給工程及び前記スペーサ散布工程の前
に実施することにより、前記カラーフィルタを前記基板
の表面に形成する、ようにしてもよい。
【0030】この場合、前記カラーフィルタ形成工程を
前記第1電極形成工程の後に実施することにより、前記
カラーフィルタを前記複数の第1電極相互の間隙に形成
する、ようにしてもよい。また、前記カラーフィルタ形
成工程を前記第1電極形成工程の前に実施することによ
り、前記第1電極を前記カラーフィルタの表面に形成す
る、ようにしてもよい。さらに、前記カラーフィルタの
表面に保護層を形成する保護層形成工程、を備え、か
つ、該保護層形成工程を、前記カラーフィルタ形成工程
と前記第1電極形成工程との間で実施することにより、
前記第1電極を前記保護層の表面に形成する、ようにす
ると好ましい。
【0031】また、前記第1電極に沿うように前記平滑
な面に第2電極を形成する第2電極形成工程、を備え
た、ようにしてもよい。さらに、前記第2電極が透明な
電極である、ようにしてもよい。
【0032】なお、以上構成に基づき、前記基板上に複
数の第1電極が形成され、これら複数の第1電極相互の
間隙には、樹脂が供給されると共にスペーサが配置され
る。次に、平滑な板状部材を介して加圧しながら前記樹
脂を硬化させると、前記樹脂の硬化収縮に伴って前記平
滑な板状部材が前記スペーサを変形しつつ移動する。そ
して、前記樹脂が硬化された状態でも、前記樹脂と前記
平滑な板状部材との接触は保たれ、該硬化された樹脂
は、前記第1電極と共に平滑な面を形成する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。なお、図3に示すものと同
一部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0034】まず、本発明の第1の実施の形態につい
て、図5乃至図7に沿って説明する。
【0035】本発明に係る液晶表示素子P3 は、図5
(a) に示すように、略平行に配置された一対の低抵抗基
板20,20を備えている。この低抵抗基板20は、図
5(b)に詳示するようにガラス基板11を有しており、
ガラス基板11の表面には、第1電極としての金属配線
12,…が所定間隙を開けた状態に多数配置されてお
り、この金属配線相互の間隙には紫外線硬化樹脂13,
…が充填されている。そして、これらの金属配線12,
…と紫外線硬化樹脂13,…とによって平坦な面が形成
されており、該面には、第2電極としての透明電極6,
…が多数形成されている。なお、これらの透明電極6,
…は、各金属配線12,…と良好な接触状態を保つよう
に、金属配線12,…に沿って形成されている。
【0036】また、上述した紫外線硬化樹脂13には、
弾性材からなる多数のスペーサ21,…が含有されてい
る。このスペーサ21,…には、液晶のセルギャップを
制御する材料を適宜用いることができ、ファイバースペ
ーサ、シリカガラス系粒状スペーサ、プラスチック系粒
状スペーサを用いることができる。このうちプラスチッ
ク系粒状スペーサは、変形量が大きいことから好適であ
り、このプラスチック系粒状スペーサの内でも、特にス
チレン系やベンゾグアナミン系のプラスチックスペーサ
が好ましい。また、スペーサ21,…の粒径dは、金属
配線12,…の厚みhよりも大きく(樹脂の材質にもよ
るが、大体0.001〜1μm程度、好ましくは0.0
1〜0.5μm程度大きく)設定されており、紫外線硬
化樹脂13の硬化収縮率をαとした場合に、h(1+α
/100)にほぼ等しくなるように設定されている。
【0037】一方、ガラス基板11としては、液晶基板
用としてごく一般的に用いられる基板であれば良く、例
えば、厚さが1mm程度で、かつ両面が研磨されて平行度
の高いソーダガラス(青板ガラス)であれば良い。
【0038】また、金属配線12,…には、アルミニウ
ム、クロム、モリブデン、銅等の、抵抗値の小さい、厚
さhが1μm〜2μm程度のもので、成膜がし易く、か
つガラスへの密着性が良好なものを用いた。
【0039】さらに、紫外線硬化樹脂13としては、紫
外線硬化型の樹脂モノマー、オリゴマー及び光重合開始
剤の混合組成物であり、アクリル系、エポキシ系、エン
・チオール系等いかなる重合方式のものでも良いが、製
造工程(例えば、ITOスパッタ成膜工程や配向膜焼成
工程)に耐え得るよう、耐熱性、耐薬品性、耐洗浄性を
具備している必要がある。したがって、例えば、主成分
である反応性オリゴマーに耐熱性のある分子構造を導入
したものや、多感応モノマーにより架橋密度を高めたも
のが好ましい。
【0040】次に、本発明に係る低抵抗基板20の製造
方法について、図6(a) 乃至(h) に沿って説明する。 (第1電極形成工程)まず、ガラス基板11の表面に、
スパッタ法等によって厚膜のメタル層を形成し、このメ
タル層をフォトリソグラフィ法によってパターン化し、
ストライプ状の金属配線12,…を多数形成する(図6
(a) 参照。以下、図6(a) に示すような構造体を“配線
基板A1 ”とし、この配線基板A1 における金属配線1
2,…の形成された側の面を“配線面22”とする)。
【0041】なお、配線基板A1 の配線面22には、シ
ランカップリング処理等の密着処理を行ない、紫外線硬
化樹脂13Lが良好に密着するようにしても良い。 (スペーサ散布工程)次に、この配線基板A1 の配線面
22、特に金属配線相互の間隙にスペーサ21,…を散
布する。ここで、スペーサ21,…の散布方法として
は、揮発性の溶剤等にスペーサ21,…を分散させた溶
液を、スピナー法、スプレー法、インクジェット法や印
刷法等によって配線面22に直接塗布し、その後、配線
基板A1を加熱して上述した溶媒を揮発させる方法があ
る。これにより、金属配線間にスペーサ21,…が配置
されることとなる(図6(a) 参照)。 (樹脂供給工程)本工程においては、ディスペンサー等
の定量滴下治具を用い、配線基板A1 の配線面22に紫
外線硬化樹脂13Lを所定量だけ直接滴下する(図6
(b) 参照)。
【0042】そして、樹脂13Lの滴下された配線面2
2に、平滑な板状部材15(以下、“型板15”とす
る)を、気泡が巻き込まれないようにゆっくりと重ね合
わせる(図6(c) 及び(d) 参照)。これにより、配線基
板A1 の配線面22、すなわち、金属配線12,…相互
の間隙に、樹脂13Lが供給されることとなる(以下、
配線基板A1 と型板15とを重ね合わせたものを“被加
圧体A2 ”とする)。
【0043】この状態では、型板15とガラス基板11
との距離はスペーサ21,…で規定され、型板15と金
属配線12,…とは離間した状態になっている。
【0044】なお、型板15としては、紫外線光Lが透
過し、かつ表面が平滑な板状の部材であればどのような
材質のものでも良く、ガラスやプラスチックであっても
良い。
【0045】また、上述の製造方法においては、配線面
22にまずスペーサ21,…を散布し、その後、紫外線
硬化樹脂13Lを供給することとしたが、もちろんこれ
に限る必要はなく、配線面22にまず紫外線硬化樹脂1
3Lを供給し、その後、スペーサ21,…を散布するよ
うにしてもよい。
【0046】さらに、上述の説明においては、スペーサ
21,…や紫外線硬化樹脂13Lを、配線基板A1 に直
接散布或は供給するものとしたが、その方法に限定され
るものではなく、スペーサ21,…及び紫外線硬化樹脂
13Lを型板15に供給し(図7(a) 参照)、その後、
かかる型板15を配線基板A1 に重ね合わせ、スペーサ
21,…及び紫外線硬化樹脂13Lを金属配線相互の間
隙に供給するようにしてもよい(図7(b) 参照)。ま
た、スペーサ21,…及び紫外線硬化樹脂13Lのいず
れか一方を、一旦型板15に塗布した後に金属配線間隙
に供給し、他方を該間隙に直接供給するようにしてもよ
い。 (樹脂硬化工程)本工程においては、被加圧体A2 を不
図示のプレス機にセットして加圧する。これにより、樹
脂13Lは平滑な型板15を介して加圧された状態とな
る。なお、このように加圧された状態でも、樹脂13L
が硬化される前においては、スペーサ21,…は変形せ
ず、型板15とガラス基板11との距離は、スペーサ2
1,…によって規定されて変化せず、型板15と金属配
線12,…とは離れた状態にある(図6(d) 参照)。
【0047】そして、この加圧状態で、被加圧体A2
樹脂13Lに紫外線光Lを照射すると、樹脂13Lは硬
化・収縮する。これにより、矢印F方向への加圧力はス
ペーサ21,…に集中し、スペーサ21,…は変形さ
れ、それに伴って型板15が移動する。したがって、樹
脂表面と型板表面との密着状態が維持される。そして、
樹脂13の硬化が終了した状態では、型板15の表面が
金属配線12,…の表面に押圧された状態となってお
り、樹脂13の厚さが金属配線12,…の厚さと等し
く、これら樹脂13と金属配線12,…とによって平滑
な面が形成されることとなる(図6(e) 参照)。
【0048】なお、プレス機としては、紫外線硬化樹脂
13Lをガラス基板全体に押し広げることができるもの
であればどのような形式のものでも良く、例えば、油圧
シリンダーやエアーシリンダーによるプレス機、液体圧
プレス機、ロールプレス機等を用いても良い。この場
合、電熱ヒータや加熱流体等により被加圧体A2 を加熱
するようにしても良い。このように被加圧体A2 を加熱
することにより、樹脂13Lの粘度が低下し、加圧によ
って樹脂13Lが円滑に押し広げられる。
【0049】また、本実施の形態においては樹脂モノマ
ー13Lの硬化に紫外線光Lを使用したが、もちろんこ
れに限る必要はなく、ガラス基板11を透過し、かつ樹
脂13Lを硬化させる光であれば、可視光や赤外線光を
使用しても良い。但し、これらの可視光や赤外線光を用
いる場合には、樹脂13の材質を、使用する光の波長に
合わせて適宜変更する必要がある。
【0050】さらに、紫外線光Lの光源である紫外線ラ
ンプとしては、高圧水銀等、低圧水銀灯、キセノンラン
プ等を用いても良く、その他、照射しようとする紫外線
硬化樹脂13Lを硬化させるものであればどのようなも
のであっても良い。但し、その出力は、樹脂13Lを十
分に硬化させるに足りるものである必要がある。 (剥離工程)次に、被加圧体A2 をプレス機から取り出
し、不図示の離型装置によって型板15を剥離させる
(図6(f) 及び(g) 参照)。 (第2電極形成工程)そして、ITOからなる透明電極
6,…を、金属配線12,…に沿うように、上述した平
滑な面上に形成する(図6(h) 参照)。 (その他の工程)その後、これらの透明電極6,…等を
覆うように絶縁膜7や配向膜層9を形成し、低抵抗基板
20を作成する。
【0051】そして、一対の低抵抗基板20,20を貼
り合わせ、基板間隙に液晶3を注入して、液晶表示素子
3 を作成する。
【0052】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0053】本実施の形態によれば、金属配線12,…
と紫外線硬化樹脂13とによって平滑な面が形成され、
透明電極6,…はこの平滑な面に形成される。したがっ
て、配向膜層9の表面に凹凸が発生せず、その結果、液
晶の配向は均一に保たれる。そして、この液晶表示素子
3 を駆動しても、液晶分子の反転が円滑に行なわれ、
表示品質が良好に保たれる。
【0054】また、金属配線12,…と紫外線硬化樹脂
13とによって平滑な面が形成され、金属配線12,…
の表面には樹脂13が残存しないことから、金属配線1
2,…と透明電極6,…との接触状態が良好となり、こ
れらの電極6,…,12,…の抵抗値が低減される。そ
の結果、液晶表示素子の駆動時においても電圧波形の遅
延がなく、したがって、高精細化及び大面積化に対応可
能な低抵抗基板を得ることができる。
【0055】したがって、電圧波形の遅延を防止すべく
透明電極6,…を厚く形成する必要がなく、その結果、
電極6,…の透過率が下がって該電極6,…が認識され
てしまうこともない。また、金属配線12,…は透明電
極6,…の裏側に形成されるものであることから、金属
配線12,…の厚みに起因する凹凸が配向膜層9の表面
に生ずることもない。その結果、光学的な差異やクロス
トークの発生を防止できる。
【0056】なお、本実施の形態においては、スペーサ
散布工程と樹脂供給工程とが第1電極形成工程の後に実
施されることは必要であるが、スペーサ散布工程と樹脂
供給工程との実施される順序はいずれでも良く、上述の
ようにスペーサ散布工程が樹脂供給工程の前に実施され
ても、逆にスペーサ散布工程が樹脂供給工程の後に実施
されても良い。
【0057】ついで、本発明の第2の実施の形態につい
て、図8乃至図11に沿って説明する。
【0058】本実施の形態に係る液晶表示素子は、図8
に示す低抵抗基板30を備えている。この低抵抗基板3
0はガラス基板11を有しており、ガラス基板11の表
面には、ストライプ状の金属配線12,…が所定間隙を
開けた状態に多数配置されており、金属配線12,…の
間隙で、かつガラス基板11の表面には、3原色のカラ
ーフィルタ31,…が配置されている。
【0059】また、本実施の形態においては、第1電極
形成工程が実施され、ガラス基板11の表面に金属配線
12,…が形成され、その後カラーフィルタ形成工程が
実施されてカラーフィルタ31,…が形成される(図9
(a) 参照)。そして、スペーサ散布工程が実施されてス
ペーサ21,…が散布される。さらに、上述第1実施の
形態と同様に、樹脂供給工程、樹脂硬化工程、及び剥離
工程が実施され、図9(b) に示すような構造体が作成さ
れる。またさらに、第2電極形成工程が実施され、樹脂
13や金属配線12の表面に透明電極6,…が形成され
る。
【0060】なお、カラーフィルタ31,…の形成方法
としては、フォトリソ法、印刷法、昇華転写法、インク
ジェット法等が用いられる。ここで、インクジェット法
を用いる場合には、ガラス基板11の全面に、まず、受
容層をスピンコート法等の方法によってコーティング
し、その後、染料インキを精度良く飛ばして、受容層に
染み込ませるようにしてもよい。
【0061】なお、第1電極形成工程とカラーフィルタ
形成工程との相対的な順序はいずれでも良く、第1電極
形成工程をカラーフィルタ形成工程の後に実施しても良
く、第1電極形成工程をカラーフィルタ形成工程の前に
実施するようにしてもよい。
【0062】また、金属配線12,…は必ずしもガラス
基板11の表面に形成されていなくても良く、図10に
示すように、ガラス基板11の全面にカラーフィルタ5
1が形成され、該カラーフィルタ51の表面に金属配線
12,…が形成されるようにしても良い。なお、この場
合には、カラーフィルタ形成工程の後に第1電極形成工
程を実施して、カラーフィルタ51,…や金属配線1
2,…を形成し、さらにスペーサ散布工程を実施する
(図11(a) 参照)。そして、樹脂供給工程、樹脂硬化
工程、及び剥離工程を実施し(図11(b) 参照)、その
後第2電極形成工程を実施する。
【0063】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0064】本実施の形態によれば、上述した第1の実
施の形態と同様の効果を持つカラー液晶表示素子を得る
ことができる。
【0065】ついで、本発明に係る第3の実施の形態に
ついて、図12及び図13に沿って説明する。
【0066】本実施の形態に係る液晶表示素子は、図1
2に示すような低抵抗基板60を備えている。この低抵
抗基板60はガラス基板11を有しており、このガラス
基板11の表面全面にはカラーフィルタ51,…が形成
されている。さらに、該カラーフィルタ51,…を覆う
ようにして保護層61が形成されており、この保護層6
1の表面に、金属配線12,…や樹脂13,…が形成さ
れている。
【0067】そして、低抵抗基板60の製造に際して
は、まず、カラーフィルタ形成工程を実施して、ガラス
基板11の表面にカラーフィルタ51,…を形成し、そ
の後、保護層形成工程を実施して、カラーフィルタ5
1,…を覆うように保護層61を形成する。その後、第
1電極形成工程やスペーサ散布工程を実施して、図13
(a) に示す構造体を作成する。
【0068】さらに、樹脂供給工程、樹脂硬化工程及び
剥離工程を実施して、図13(b) に示す構造体を作成
し、第2電極形成工程を実施して透明電極6,…を形成
する(同図(c) 参照)。なお、スペーサ散布工程と樹脂
供給工程とは、いずれの工程を先に実施しても良い。
【0069】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0070】本実施の形態によれば、カラーフィルタ5
1,…が保護層61によって覆われた状態で金属配線1
2,…が形成されるため、金属配線12,…の形成に伴
ってカラーフィルタが脱色されることが防止される。そ
の結果、鮮明なカラー表示が可能な液晶表示素子を製造
することができる。
【0071】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0072】まず、本発明の第1実施例について説明す
る。
【0073】本実施例においては、ガラス基板11に
は、両面研磨された青板ガラスを用い、そのサイズを3
00×310mmとしている。
【0074】また、金属配線12,…の材質をアルミニ
ウムとし、厚さを2μm、配線幅を20μm、ピッチを
320μm、としている。
【0075】さらに、スペーサ21,…としては、粒子
径が2.2μmのプラスチックスペーサ(積水ファイン
ケミカル社製)を用いている。
【0076】またさらに、紫外線硬化樹脂13には、ペ
ンタエリスリトールトリアクリレート50重量部、ネオ
ペンチルグリコールジアクリレート50重量部、1−ヒ
ドロキシシクロヘキシルフェニルケトン2重量部からな
る紫外線硬化型樹脂組成物を用いた。なお、この紫外線
硬化樹脂13の硬化収縮率は7%であった。
【0077】また、透明電極6,…にはITOを用い、
ピッチを320μmとし、配線幅を300μmとした。
【0078】次に、低抵抗基板の製造方法について説明
する。 (第1電極形成工程)本工程においては、ガラス基板1
1の表面に、アルミニウム(Al)の薄膜をスパッタリ
ングにより2μmの厚さに成膜し、フォトリソエッチン
グ法によってパターニングを行なって、ストライプ状の
金属配線12,…を形成した。 (スペーサ散布工程)本工程においては、上述のスペー
サ21,…が0.01重量部であり、イソプロピルアル
コールが99.99重量部からなる溶液を用い、該溶液
を配線基板A1 の配線面22にインクジェットプリンタ
装置で塗布し、クリーンオーブンで120度の温度に3
0分間加熱し、キュアした。
【0079】また、配線面22には、シランカップリン
グ剤としてA−174(日本ユニカー株式会社製)1重
量部、エチルアルコール40重量部からなるカップリン
グ処理剤をスピンコートし、クリーンオーブンで100
℃の温度で20分間熱処理し、密着処理を施した。 (樹脂供給工程)本工程では、ディスペンサーを用い、
配線基板A1 の配線面22に紫外線硬化樹脂13Lを所
定量だけ滴下した。
【0080】さらに、寸法が300×310mmの両面研
磨された青板ガラスからなる型板15を用意し、この型
板15を、樹脂13Lの滴下された配線面22に、気泡
が巻き込まれないようにゆっくりと重ね合わせ、その状
態で放置した。 (樹脂硬化工程)本工程においては、1トンのロールプ
レス機を使用し、このロールプレス機によって、被加圧
体A2 を加圧した。なお、被加圧体A2 の送り速度を3
0cm/min とし、プレス圧700kgとした。
【0081】また、本工程においては、100Wの高圧
水銀灯ランプ4本で、2分間の紫外線照射を行ない、樹
脂13Lを硬化させた。 (剥離工程)次に、被加圧体A2 をプレス機から取り出
し、不図示の離型装置によって型板15を剥離させた。 (第2電極形成工程)そして、フォトリソ・エッチング
法によって、金属配線12,…に接触するように透明電
極6,…を形成した。 (その他の工程)その後、これらの透明電極6,…等を
覆うように絶縁膜7や配向膜層9を形成し、低抵抗基板
を作成した。
【0082】さらに、このようにして作成した一対の低
抵抗基板を貼り合わせ、基板間隙に液晶3を注入して、
液晶表示素子を作成した。
【0083】次に、本実施例の効果について説明する。
【0084】本実施例によれば、金属配線12,…と、
金属配線12,…の間隙に充填された樹脂13とによっ
て平滑な面が形成される。したがって、この平滑な面上
に透明電極を形成して液晶表示素子を作成しても、液晶
の配向は均一に保たれる。
【0085】また、本実施例によれば、液晶表示素子駆
動時においては、金属配線12,…と透明電極6,…,
6,…とに駆動電圧が印加されるため、透明電極6,
…,6,…のみの場合に比べて抵抗値が低減され、従来
例で述べたような電圧波形の遅延が解消され、高精細化
に対応可能な液晶表示素子を得ることができる。な
お、。発明者が実測したところによると、抵抗値は30
0Ω以下であった。
【0086】さらに、透明電極6,…,6,…を厚く形
成する必要がなく、透明電極6,…,6,…の透過率が
下がって該電極が認識されてしまうこともない。また、
この金属配線12,…は、透明電極6,…,6,…の裏
側に形成されるものであることから、配向膜層9,9に
凹凸が生ずることもなく、光学的な差異やクロストーク
の発生の心配もない。
【0087】また、本実施の形態によれば、液晶分子の
反転が均一に行なえ、表示品質が向上される。
【0088】ついで、本発明の第2の実施例について説
明する。
【0089】本実施例においては、スペーサ21,…
は、型板15の表面に散布するものとし、紫外線硬化樹
脂13は基板上に滴下するものとした。それ以外の構
造、及び製造方法は上述第1実施例と同様とした。
【0090】次に、本実施例の効果について説明する。
【0091】本実施例によれば、金属配線12,…と、
金属配線12,…の間隙に充填された樹脂13とによっ
て平滑な面が形成される。したがって、この平滑な面上
に透明電極6,…を形成して液晶表示素子を作成して
も、液晶の配向は均一に保たれる。
【0092】また、本実施例によれば、液晶表示素子駆
動時においては、金属配線12,…と透明電極6,…,
6,…とに駆動電圧が印加されるため、透明電極6,
…,6,…のみの場合に比べて抵抗値が低減され、従来
例で述べたような電圧波形の遅延が解消され、高精細化
に対応可能な液晶表示素子を得ることができる。な
お、。発明者が実測したところによると、抵抗値は30
0Ω以下であった。
【0093】さらに、透明電極6,…,6,…を厚く形
成する必要がなく、透明電極6,…,6,…の透過率が
下がって該電極が認識されてしまうこともない。また、
この金属配線12,…は、透明電極6,…,6,…の裏
側に形成されるものであることから、配向膜層9,9に
凹凸が生ずることもなく、光学的な差異やクロストーク
の発生の心配もない。
【0094】また、本実施の形態によれば、液晶分子の
反転が均一に行なえ、表示品質が向上される。
【0095】ついで、本発明の第3実施例について説明
する。
【0096】本実施例においては、図8に示したよう
に、金属配線12,…の間隙にカラーフィルタ31,…
を配置した。このカラーフィルタ31,…には、顔料系
カラーフィルタ(宇部興産社製)を用い、その厚さを1
μmとした。また、カラーフィルタ31,…の形成には
フォトリソ・エッチング法を用いた。それ以外の構造及
び製造方法は、上述第1実施例と同様とした。
【0097】次に、本実施例の効果について説明する。
【0098】本実施例によれば、液晶分子の反転が均一
に行なえ、カラー表示品質が向上される。
【0099】また、本実施例によれば、金属配線12,
…と、金属配線12,…の間隙に充填された樹脂13と
によって平滑な面が形成される。したがって、この平滑
な面上に透明電極を形成して液晶表示素子を作成して
も、液晶の配向は均一に保たれる。
【0100】さらに、本実施例によれば、液晶表示素子
駆動時においては、金属配線12,…と透明電極6,
…,6,…とに駆動電圧が印加されるため、透明電極
6,…,6,…のみの場合に比べて抵抗値が低減され、
従来例で述べたような電圧波形の遅延が解消され、高精
細化に対応可能な液晶表示素子を得ることができる。な
お、。発明者が実測したところによると、抵抗値は30
0Ω以下であった。
【0101】またさらに、透明電極6,…,6,…を厚
く形成する必要がなく、透明電極6,…,6,…の透過
率が下がって該電極が認識されてしまうこともない。ま
た、この金属配線12,…は、透明電極6,…,6,…
の裏側に形成されるものであることから、配向膜層9,
9に凹凸が生ずることもなく、光学的な差異やクロスト
ークの発生の心配もない。
【0102】ついで、本発明の第4の実施例について説
明する。
【0103】本実施例においては、ガラス基板11の表
面に金属配線12,…を形成する前に、親水性アクリル
系のインキ受容層をスピンコートにより厚み0.8μm
に形成し、カラーフィルタ用インクジェットプリンタ
(キャノン製)により水性のカラーフィルタ用染料イン
キ(キャノン製)をピッチ320μm、線幅300μm
で打ち込み、受容層に染み込ませ、さらに200℃の温
度で30分間加熱硬化させた。それ以外の構造及び製造
方法は、上述した第1実施例と同様である。
【0104】次に、本実施例の効果について説明する。
【0105】本実施例によれば、液晶分子の反転が均一
に行なえ、カラー表示品質が向上される。
【0106】また、本実施例によれば、金属配線12,
…と、金属配線12,…の間隙に充填された樹脂13と
によって平滑な面が形成される。したがって、この平滑
な面上に透明電極を形成して液晶表示素子を作成して
も、液晶の配向は均一に保たれる。
【0107】ついで、本発明の第5実施例について説明
する。
【0108】本実施例においては、ガラス基板11の表
面に金属配線12,…を形成する前に、第4実施例と同
様の方法でインクジェットカラーフィルタ層を形成し、
さらにその表面に保護層としてポリアミド系透明コーテ
ィング材(宇部興産製)を約0.5μmの厚みにスピン
コートし、その後ベーキングした。それ以外の構造及び
製造方法は、上述した第1実施例と同様である。
【0109】次に、本実施例の効果について説明する。
【0110】本実施例によれば、液晶分子の反転が均一
に行なえ、カラー表示品質が向上される。
【0111】また、本実施例によれば、金属配線12,
…と、金属配線12,…の間隙に充填された樹脂13と
によって平滑な面が形成される。したがって、この平滑
な面上に透明電極を形成して液晶表示素子を作成して
も、液晶の配向は均一に保たれる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
第1電極と、該第1電極の間隙に充填された樹脂とによ
って平滑な面が形成される。したがって、この平滑な面
上に第2電極を形成して液晶表示素子を製造した場合、
液晶の配向は均一に保たれる。
【0113】なお、この効果は、スペーサを前記複数の
第1電極相互の間隙に直接散布した場合でも得ることが
でき、或は、前記スペーサを前記平滑な板状部材に散布
し、かつこの板状部材を重ねることにより、前記スペー
サを前記複数の第1電極相互の間隙に配置した場合でも
得ることができる。
【0114】また、上述の効果は、前記スペーサを弾性
材にて形成し、かつ、前記第1電極の厚みをhとし、前
記樹脂の硬化収縮率をαとした場合に、前記スペーサの
粒径dをh(1+α/100)にほぼ等しく設定した場
合には、良好に得ることができる。
【0115】さらに、前記スペーサをプラスチック製と
し、好ましくはスチレン系又はベンゾグアナミン系のプ
ラスチックスペーサとした場合にも、上記効果が得られ
る。
【0116】一方、前記平滑な面に、前記第1電極に沿
うように第2電極を形成した場合には、これらの電極の
接触状態が良好となり、これらの電極の抵抗値が低減さ
れる。その結果、この低抵抗基板を液晶表示素子に利用
し、かつ、これらの電極に駆動信号を印加して該液晶表
示素子を駆動した場合でも、いわゆる電圧波形の遅延が
なく、したがって、高精細化及び大面積化に対応可能な
低抵抗基板を得ることができる。特に、前記第1電極を
金属配線とした場合には、上述の効果は顕著である。
【0117】また、前記第2電極を透明な電極にて形成
した場合、該第2電極を厚く形成しなくとも電圧波形の
遅延が解消され、該電極の透過率が下がって該電極が認
識されてしまうこともない。また、第1電極は、第2電
極の裏側に形成されるものであることから、この低抵抗
基板を液晶表示素子に用いて、第2電極の表面に配向膜
層を形成したとしても、該配向膜層の表面に凹凸が生ず
ることもなく、光学的な差異やクロストークの発生の心
配もない。
【0118】さらに、カラーフィルタ形成工程にてカラ
ーフィルタを形成するようにした場合には、上述のよう
な効果を有するカラー液晶表示素子を得ることができ
る。
【0119】なお、かかる効果は、前記カラーフィルタ
形成工程を前記第1電極形成工程の後に実施しても得ら
れ、前記カラーフィルタ形成工程を前記第1電極形成工
程の前に実施しても得られる。
【0120】特に、後者の場合、保護層形成工程を実施
して、前記カラーフィルタの表面に保護層を形成するよ
うにした場合には、第1電極の形成に伴ってカラーフィ
ルタが劣化することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の液晶表示素子の構造を説明するための図
であり、(a) は液晶表示素子の縦断面図、(b) は透明電
極の形状を説明するための図。
【図2】金属配線の厚みと駆動周波数との関係を説明す
るための図表。
【図3】従来の液晶表示素子の構造を説明するための図
であり、(a) は液晶表示素子の縦断面図、(b) は低抵抗
基板の詳細構造を示す図。
【図4】従来の低抵抗基板の製造方法、並びにその問題
点を説明するための図。
【図5】第1の実施の形態としての液晶表示素子の構造
を示す図であり、(a) は液晶表示素子の全体構造を示す
縦断面図、(b) は低抵抗基板の詳細構造を示す部分断面
図。
【図6】第1実施の形態に係る低抵抗基板の製造方法を
説明するための図。
【図7】低抵抗基板の製造方法の他の例を説明するため
の図。
【図8】第2の実施の形態としての低抵抗基板の構造を
示す断面図。
【図9】第2の実施の形態に係る低抵抗基板の製造方法
を説明するための図。
【図10】低抵抗基板の他の例を説明するための図。
【図11】低抵抗基板の製造方法を説明するための図。
【図12】第3の実施の形態としての低抵抗基板の構造
を示す断面図。
【図13】第3の実施の形態に係る低抵抗基板の製造方
法を説明するための図。
【符号の説明】
6,… 透明電極(第2電極) 11 ガラス基板(基板) 12,… 金属配線(第1電極) 13 紫外線硬化樹脂(樹脂) 15 型板(平滑な板状部材) 20 低抵抗基板 21 スペーサ 30 低抵抗基板 31,… カラーフィルタ 50 低抵抗基板 51,… カラーフィルタ 60 低抵抗基板 61 保護層 P3 液晶表示素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 博之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に複数の第1電極を形成する第1電
    極形成工程、これら複数の第1電極相互の間隙に樹脂を
    供給する樹脂供給工程、及び該樹脂を硬化させる樹脂硬
    化工程、からなる低抵抗基板の製造方法において、 前記複数の第1電極相互の間隙に該第1電極の厚みより
    も大きいスペーサを配置するスペーサ散布工程、を備
    え、 前記樹脂硬化工程において、平滑な板状部材を介して前
    記樹脂を加圧し、 前記樹脂が硬化される前においては、前記板状部材と前
    記基板との距離が前記スペーサによって規定されて、前
    記板状部材と前記第1電極とが離れた状態にあり、 前記樹脂の硬化収縮に伴って前記平滑な板状部材が前記
    スペーサを変形しつつ移動し、かつ、 前記樹脂が、前記平滑な板状部材との接触を保った状態
    で硬化され、前記第1電極と共に平滑な面を形成する、 ことを特徴とする低抵抗基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記スペーサが弾性材にて形成され、 前記第1電極の厚みをhとし、前記樹脂の硬化収縮率を
    αとした場合に、前記スペーサの粒径dが、h(1+α
    /100)にほぼ等しい、 ことを特徴とする請求項1記載の低抵抗基板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記スペーサがプラスチック製である、 ことを特徴とする請求項2記載の低抵抗基板の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記スペーサが、スチレン系又はベンゾ
    グアナミン系のプラスチックスペーサである、 ことを特徴とする請求項3記載の低抵抗基板の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第1電極を金属配線とした、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の
    低抵抗基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記スペーサ散布工程において、前記ス
    ペーサを前記複数の第1電極相互の間隙に直接散布して
    なる、 請求項1乃至5のいずれか1項記載の低抵抗基板の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 前記スペーサ散布工程において、前記ス
    ペーサを前記平滑な板状部材に散布し、かつ、この板状
    部材を前記第1電極に重ねることにより、前記スペーサ
    を前記複数の第1電極相互の間隙に配置してなる、 請求項1乃至5のいずれか1項記載の低抵抗基板の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記樹脂供給工程において、前記樹脂を
    前記複数の第1電極相互の間隙に直接滴下してなる、 請求項1乃至7のいずれか1項記載の低抵抗基板の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記樹脂供給工程において、前記樹脂を
    前記平滑な板状部材に滴下し、かつこの板状部材を前記
    第1電極に重ねることにより、前記樹脂を前記複数の第
    1電極相互の間隙に供給する、 ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の
    低抵抗基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 カラーフィルタを形成するカラーフィ
    ルタ形成工程、を備え、かつ、 該カラーフィルタ形成工程を前記樹脂供給工程及び前記
    スペーサ散布工程の前に実施することにより、前記カラ
    ーフィルタを前記基板の表面に形成する、 ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載の
    低抵抗基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記カラーフィルタ形成工程を前記第
    1電極形成工程の後に実施することにより、前記カラー
    フィルタを前記複数の第1電極相互の間隙に形成する、 ことを特徴とする請求項10記載の低抵抗基板の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 前記カラーフィルタ形成工程を前記第
    1電極形成工程の前に実施することにより、前記第1電
    極を前記カラーフィルタの表面に形成する、 ことを特徴とする請求項10記載の低抵抗基板の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記カラーフィルタの表面に保護層を
    形成する保護層形成工程、を備え、かつ、 該保護層形成工程を、前記カラーフィルタ形成工程と前
    記第1電極形成工程との間で実施することにより、前記
    第1電極を前記保護層の表面に形成する、 ことを特徴とする請求項12記載の低抵抗基板の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記第1電極に沿うように前記平滑な
    面に第2電極を形成する第2電極形成工程、を備えた、 ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項記載
    の低抵抗基板の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記第2電極が透明な電極である、 ことを特徴とする請求項14記載の低抵抗基板の製造方
    法。
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JP2012146134A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Dainippon Printing Co Ltd タッチパネルセンサおよびタッチパネルセンサの製造方法

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