JPH09218259A - レーダー映像表示装置 - Google Patents
レーダー映像表示装置Info
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- JPH09218259A JPH09218259A JP8022404A JP2240496A JPH09218259A JP H09218259 A JPH09218259 A JP H09218259A JP 8022404 A JP8022404 A JP 8022404A JP 2240496 A JP2240496 A JP 2240496A JP H09218259 A JPH09218259 A JP H09218259A
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- display
- signal
- clock
- video
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ラスタスキャンにより、広い範囲のレーダー映
像であっても情報量を減ずることなく、精細な表示がで
きるレーダー映像表示装置を提供する。 【解決手段】レーダー1で受信した映像をラスタスキャ
ンの表示器10で表示する装置である。レーダー1から
出力される映像信号の周波数より高い周波数のサンプリ
ングクロック信号を発生するクロック発生部3と、サン
プリングクロック信号により該映像信号を量子化するア
ナログ−デジタル変換部2と、量子化された映像信号を
ラスタスキャンの1スイープ分を蓄えるバッファメモリ
4と、前記により蓄えられた1スイープ分の映像信号を
表示器10の画素数と略等価のクロックでバッファメモ
リ4から読み出す際、そのクロック区間にある映像信号
の量子化値を平均する平均値算出部7と、その平均値を
輝度信号として格納するビデオメモリ5を有している。
像であっても情報量を減ずることなく、精細な表示がで
きるレーダー映像表示装置を提供する。 【解決手段】レーダー1で受信した映像をラスタスキャ
ンの表示器10で表示する装置である。レーダー1から
出力される映像信号の周波数より高い周波数のサンプリ
ングクロック信号を発生するクロック発生部3と、サン
プリングクロック信号により該映像信号を量子化するア
ナログ−デジタル変換部2と、量子化された映像信号を
ラスタスキャンの1スイープ分を蓄えるバッファメモリ
4と、前記により蓄えられた1スイープ分の映像信号を
表示器10の画素数と略等価のクロックでバッファメモ
リ4から読み出す際、そのクロック区間にある映像信号
の量子化値を平均する平均値算出部7と、その平均値を
輝度信号として格納するビデオメモリ5を有している。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、レーダーで受信した映像
をラスタスキャンの表示器で表示する装置に関するもの
である。
をラスタスキャンの表示器で表示する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】レーダーの映像をラスタスキャンのCR
T(ブラウン管)表示器に表示するとき、レーダー映像
の周波数が非常に高いため、サンプリングされた映像信
号を直接、表示用のビデオRAMに書き込むことができ
ない。そのため、レーダー映像信号を量子化し、高速で
サンプリングし、一旦、バッファメモリに蓄える必要が
ある。バッファメモリに蓄えれば、次のレーダー映像信
号が入力されるまでの間に、より低速でビデオRAMに
映像信号を書き込むことができるから、ラスタスキャン
のCRT表示器であってもレーダーの映像を表示でき
る。
T(ブラウン管)表示器に表示するとき、レーダー映像
の周波数が非常に高いため、サンプリングされた映像信
号を直接、表示用のビデオRAMに書き込むことができ
ない。そのため、レーダー映像信号を量子化し、高速で
サンプリングし、一旦、バッファメモリに蓄える必要が
ある。バッファメモリに蓄えれば、次のレーダー映像信
号が入力されるまでの間に、より低速でビデオRAMに
映像信号を書き込むことができるから、ラスタスキャン
のCRT表示器であってもレーダーの映像を表示でき
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが広い範囲のレ
ーダー映像をCRT表示器に表示する場合、バッファメ
モリに蓄えられた映像信号のサンプル数がCRT表示器
の画素数よりも多くなることがある。このような場合、
バッファメモリから出力する映像信号を間引いてビデオ
RAMに書き込むことになり、情報量が減って、CRT
表示器に精細な表示ができないことがあるという問題が
あった。このような問題は、CRT(ブラウン管)表示
器に限らず、液晶表示器やプラズマディスプレイ等、表
示器の種類を問わずラスタスキャンの方式を採用する場
合の共通した課題である。
ーダー映像をCRT表示器に表示する場合、バッファメ
モリに蓄えられた映像信号のサンプル数がCRT表示器
の画素数よりも多くなることがある。このような場合、
バッファメモリから出力する映像信号を間引いてビデオ
RAMに書き込むことになり、情報量が減って、CRT
表示器に精細な表示ができないことがあるという問題が
あった。このような問題は、CRT(ブラウン管)表示
器に限らず、液晶表示器やプラズマディスプレイ等、表
示器の種類を問わずラスタスキャンの方式を採用する場
合の共通した課題である。
【0004】本発明は前記の課題を解決するためなされ
たもので、ラスタスキャンにより、広い範囲のレーダー
映像であっても情報量を減ずることなく、精細な表示が
できるレーダー映像表示装置を提供するものである。
たもので、ラスタスキャンにより、広い範囲のレーダー
映像であっても情報量を減ずることなく、精細な表示が
できるレーダー映像表示装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明のレーダー映像表示装置を実施例に
対応する図1により説明する。
めになされた本発明のレーダー映像表示装置を実施例に
対応する図1により説明する。
【0006】本発明を適用するレーダー映像表示装置
は、レーダー1で受信した映像をラスタスキャンの表示
器10で表示する装置である。すなわちレーダー1から
出力される映像信号の周波数より高い周波数のサンプリ
ングクロック信号を発生するクロック発生部3と、サン
プリングクロック信号により該映像信号を量子化するア
ナログ−デジタル変換部2と、量子化された映像信号を
ラスタスキャンの1スイープ分を蓄えるバッファメモリ
4と、前記により蓄えられた1スイープ分の映像信号を
表示器10の画素数と略等価のクロックでバッファメモ
リ4から読み出す際、そのクロック区間にある映像信号
の量子化値を平均する平均値算出部7と、その平均値を
輝度信号として格納するビデオメモリ5と、その輝度信
号をラスタスキャンで表示器10に供給するビデオコン
トロール回路6・8・9とを有している。
は、レーダー1で受信した映像をラスタスキャンの表示
器10で表示する装置である。すなわちレーダー1から
出力される映像信号の周波数より高い周波数のサンプリ
ングクロック信号を発生するクロック発生部3と、サン
プリングクロック信号により該映像信号を量子化するア
ナログ−デジタル変換部2と、量子化された映像信号を
ラスタスキャンの1スイープ分を蓄えるバッファメモリ
4と、前記により蓄えられた1スイープ分の映像信号を
表示器10の画素数と略等価のクロックでバッファメモ
リ4から読み出す際、そのクロック区間にある映像信号
の量子化値を平均する平均値算出部7と、その平均値を
輝度信号として格納するビデオメモリ5と、その輝度信
号をラスタスキャンで表示器10に供給するビデオコン
トロール回路6・8・9とを有している。
【0007】ラスタスキャンの表示器10は、ブラウン
管表示器、液晶表示器、またはプラズマディスプレイ表
示器で適切に実施できる。
管表示器、液晶表示器、またはプラズマディスプレイ表
示器で適切に実施できる。
【0008】表示器10がブラウン管表示器である場
合、ビデオコントロール回路6・8・9は、ブラウン管
表示器10の表示座標に対応するビデオメモリ5のアド
レスを算出するアドレス算出部6と、ビデオメモリ5か
ら読み出したデジタル信号をアナログ値に変換し輝度信
号として表示器に供給するデジタル−アナログ変換部8
と、ブラウン管表示器10のラスタスキャンビームを駆
動するための同期信号を発生する同期信号発生部9とを
有する。
合、ビデオコントロール回路6・8・9は、ブラウン管
表示器10の表示座標に対応するビデオメモリ5のアド
レスを算出するアドレス算出部6と、ビデオメモリ5か
ら読み出したデジタル信号をアナログ値に変換し輝度信
号として表示器に供給するデジタル−アナログ変換部8
と、ブラウン管表示器10のラスタスキャンビームを駆
動するための同期信号を発生する同期信号発生部9とを
有する。
【0009】量子化された映像信号を、ラスタスキャン
の表示器10の画素数と略等価のクロックでバッファメ
モリ4から読み出す際、そのクロック区間にある映像信
号の量子化値を平均値算出部7で平均して輝度信号とし
ているため、雑音と物標のエコーを表示器10の輝度で
判別できる。表示器10の画素数と略等価のクロックで
バッファメモリ4から読み出すものであるから、表示す
る範囲が広くても情報量を減ずることなくレーダー映像
を正確に表示することができる。
の表示器10の画素数と略等価のクロックでバッファメ
モリ4から読み出す際、そのクロック区間にある映像信
号の量子化値を平均値算出部7で平均して輝度信号とし
ているため、雑音と物標のエコーを表示器10の輝度で
判別できる。表示器10の画素数と略等価のクロックで
バッファメモリ4から読み出すものであるから、表示す
る範囲が広くても情報量を減ずることなくレーダー映像
を正確に表示することができる。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明のレーダー映像表示装
置の実施例を図面により詳細に説明する。
置の実施例を図面により詳細に説明する。
【0011】図1は本発明を適用するレーダー映像表示
装置の一実施例を示すブロック図である。同図において
1はレーダーアンテナ11を設置したレーダーであり、
外部に映像信号、トリガ信号、レンジ信号、スキャナ回
転方向信号を出力する。10はレーダー映像を表示する
CRT(陰極線管)表示器である。
装置の一実施例を示すブロック図である。同図において
1はレーダーアンテナ11を設置したレーダーであり、
外部に映像信号、トリガ信号、レンジ信号、スキャナ回
転方向信号を出力する。10はレーダー映像を表示する
CRT(陰極線管)表示器である。
【0012】2はA/D(アナログ−デジタル)変換部
であり、レーダー1の映像信号を量子化するものであ
る。3はレーダー映像信号の距離方向の分解能を損ねな
いくらい早いサンプルクロックを発生するサンプルクロ
ック発生部である。4は量子化された映像信号を1スイ
ープ分蓄えるバッファメモリである。7は平均値算出部
であり、バッファメモリ4から1スイープ分の映像信号
をCRT表示器10の画素数と等価のクロックで読み出
す際、そのクロック区間にある映像信号の量子化値を平
均する。5はビデオRAM(ランダムアクセスメモリ)
であり、平均値算出部7の平均値を輝度信号として格納
するものである。
であり、レーダー1の映像信号を量子化するものであ
る。3はレーダー映像信号の距離方向の分解能を損ねな
いくらい早いサンプルクロックを発生するサンプルクロ
ック発生部である。4は量子化された映像信号を1スイ
ープ分蓄えるバッファメモリである。7は平均値算出部
であり、バッファメモリ4から1スイープ分の映像信号
をCRT表示器10の画素数と等価のクロックで読み出
す際、そのクロック区間にある映像信号の量子化値を平
均する。5はビデオRAM(ランダムアクセスメモリ)
であり、平均値算出部7の平均値を輝度信号として格納
するものである。
【0013】6・8・9はビデオコントロール回路を構
成する各回路で、CRT表示器10の表示を制御する。
6はブラウン管表示器10の表示座標に対応するビデオ
RAMのアドレスを算出するアドレス算出部、8はビデ
オメモリ5から読み出したデジタル信号をアナログ値に
変換するD/A(デジタル−アナログ)変換部、9はラ
スタスキャンビームを駆動するための同期信号を発生す
る同期信号発生部である。
成する各回路で、CRT表示器10の表示を制御する。
6はブラウン管表示器10の表示座標に対応するビデオ
RAMのアドレスを算出するアドレス算出部、8はビデ
オメモリ5から読み出したデジタル信号をアナログ値に
変換するD/A(デジタル−アナログ)変換部、9はラ
スタスキャンビームを駆動するための同期信号を発生す
る同期信号発生部である。
【0014】上記実施例のレーダー映像表示装置の動作
を図2、図3を参照しながら以下に説明する。図2はC
RT表示器10に表示されるレーダー映像である。図3
はレーダー映像表示装置の各所における波形を説明する
図である。
を図2、図3を参照しながら以下に説明する。図2はC
RT表示器10に表示されるレーダー映像である。図3
はレーダー映像表示装置の各所における波形を説明する
図である。
【0015】図2のCRT表示器10は画素数が100
0のもであり、レーダー1の最大計測距離(表示半径)
R、角度θにおける中心から距離rの位置に物標が存在
しているものとする。したがって画素1本あたりの実距
離は2R/mとなる。画素が1000であるから、最大
計測の実距離を24kmとすると、1画素あたりの距離
は48mとなる。
0のもであり、レーダー1の最大計測距離(表示半径)
R、角度θにおける中心から距離rの位置に物標が存在
しているものとする。したがって画素1本あたりの実距
離は2R/mとなる。画素が1000であるから、最大
計測の実距離を24kmとすると、1画素あたりの距離
は48mとなる。
【0016】レーダー1からは、レーダーアンテナ11
を介して受信したレーダーエコーのアナログ映像信号が
アナログ−デジタル変換部2に出力される。この出力信
号は図3の(イ)に示すとおり、雑音信号Nと物標のエコ
ー信号Sがある。同じくレーダー1から機器自身の動作
に伴うトリガ信号、レンジ信号、レーダーアンテナ11
のスキャナ回転方向信号がサンプルクロック発生部3に
出力される。サンプルクロック発生部3ではレーダー1
からのトリガ信号を立ち上がりとして、図3の(ロ)に示
すサンプルクロックのパルスを発生する。このクロック
のパルス周波数は、距離方向の分解能を高めるため、で
きるだけ高いことが好ましい。仮に80nsに1パルス
とすると、分解能として12mに相当する。アナログ−
デジタル変換部2では(ロ)のクロックにより(イ)のアナロ
グ映像信号をサンプリングして量子化し、(ハ)に示す量
子化された映像信号が出力される。(ハ)の波形は説明を
簡単にするため1ビットの量子化で表している。
を介して受信したレーダーエコーのアナログ映像信号が
アナログ−デジタル変換部2に出力される。この出力信
号は図3の(イ)に示すとおり、雑音信号Nと物標のエコ
ー信号Sがある。同じくレーダー1から機器自身の動作
に伴うトリガ信号、レンジ信号、レーダーアンテナ11
のスキャナ回転方向信号がサンプルクロック発生部3に
出力される。サンプルクロック発生部3ではレーダー1
からのトリガ信号を立ち上がりとして、図3の(ロ)に示
すサンプルクロックのパルスを発生する。このクロック
のパルス周波数は、距離方向の分解能を高めるため、で
きるだけ高いことが好ましい。仮に80nsに1パルス
とすると、分解能として12mに相当する。アナログ−
デジタル変換部2では(ロ)のクロックにより(イ)のアナロ
グ映像信号をサンプリングして量子化し、(ハ)に示す量
子化された映像信号が出力される。(ハ)の波形は説明を
簡単にするため1ビットの量子化で表している。
【0017】量子化映像信号(ハ)はバッファメモリ4に
1スイープ分毎に蓄えられ、ビデオRAM5に充分書き
込めるくらい低速で読み出され、転送される。このとき
サンプルクロックが前記のように80nsで分解能が1
2mであると、CRT表示器10の1画素あたりの距離
は48mであるから、サンプルクロック(ロ)の1/4の
周波数でバッファメモリ4を読み出すことになる。すな
わちバッファメモリ4の読み出しクロックは、(ニ)に示
すとおりで、CRT表示器10の1画素毎のタイミング
と一致する。これより高速で読みとっても分解能の改善
にはならず、ビデオRAM5に充分書き込む速度が間に
合わなくなるという現象が現れてくる。これより低速で
読みとると、分解能が劣化することになる。
1スイープ分毎に蓄えられ、ビデオRAM5に充分書き
込めるくらい低速で読み出され、転送される。このとき
サンプルクロックが前記のように80nsで分解能が1
2mであると、CRT表示器10の1画素あたりの距離
は48mであるから、サンプルクロック(ロ)の1/4の
周波数でバッファメモリ4を読み出すことになる。すな
わちバッファメモリ4の読み出しクロックは、(ニ)に示
すとおりで、CRT表示器10の1画素毎のタイミング
と一致する。これより高速で読みとっても分解能の改善
にはならず、ビデオRAM5に充分書き込む速度が間に
合わなくなるという現象が現れてくる。これより低速で
読みとると、分解能が劣化することになる。
【0018】バッファメモリ4に蓄積されている1スイ
ープ分の量子化映像信号(ハ)は、CRT表示器10の画
素相当のクロック(ニ)にで読み出され、平均値算出部7
に入力する。平均値算出部7では、そのクロック区間a
・b・c・dにある映像信号の量子化値を平均化し、そ
の平均値の信号(ホ)を得る。クロック区間aでは雑音信
号Nの平均値Nd=1.5/4、クロック区間bでは物
標のエコー信号Sの平均値Sd=3.5/4、クロック
区間cでは同じ平均値Sd=く3.5/4、クロック区
間dでは雑音信号Nの平均値Nd=1.5/4dでは1
/4となる。この平均値の信号(ホ)はビデオRAM5に
書き込まれる。
ープ分の量子化映像信号(ハ)は、CRT表示器10の画
素相当のクロック(ニ)にで読み出され、平均値算出部7
に入力する。平均値算出部7では、そのクロック区間a
・b・c・dにある映像信号の量子化値を平均化し、そ
の平均値の信号(ホ)を得る。クロック区間aでは雑音信
号Nの平均値Nd=1.5/4、クロック区間bでは物
標のエコー信号Sの平均値Sd=3.5/4、クロック
区間cでは同じ平均値Sd=く3.5/4、クロック区
間dでは雑音信号Nの平均値Nd=1.5/4dでは1
/4となる。この平均値の信号(ホ)はビデオRAM5に
書き込まれる。
【0019】ビデオRAM5から平均値の信号(ホ)はC
RT表示器10のビームを走査する順に読み出され、デ
ジタル−アナログ変換器8でアナログ量となり、CRT
表示器10のビームの輝度信号となる。一方、レダー1
のトリガ信号、レンジ信号は、サンプルクロック発生部
3を経て、レーダーアンテナ11のスキャナ回転方向信
号とともにアドレス算出部6に入力し、そこでブラウン
管表示器10の表示座標に対応するビデオメモリ5のア
ドレスが算出される。アドレスは図2のブラウン管表示
器10の表示画面に示されるように、レーダー1からの
スキャナ回転方位信号θと距離rからCRT表示器の画
素に対応したx、y座標に変換して求められる。このア
ドレスをもとに同期信号発生部9ではデジタル−アナロ
グ変換部8から出力される輝度信号と同期をとってブラ
ウン管表示器10のラスタスキャンビームを駆動する。
RT表示器10のビームを走査する順に読み出され、デ
ジタル−アナログ変換器8でアナログ量となり、CRT
表示器10のビームの輝度信号となる。一方、レダー1
のトリガ信号、レンジ信号は、サンプルクロック発生部
3を経て、レーダーアンテナ11のスキャナ回転方向信
号とともにアドレス算出部6に入力し、そこでブラウン
管表示器10の表示座標に対応するビデオメモリ5のア
ドレスが算出される。アドレスは図2のブラウン管表示
器10の表示画面に示されるように、レーダー1からの
スキャナ回転方位信号θと距離rからCRT表示器の画
素に対応したx、y座標に変換して求められる。このア
ドレスをもとに同期信号発生部9ではデジタル−アナロ
グ変換部8から出力される輝度信号と同期をとってブラ
ウン管表示器10のラスタスキャンビームを駆動する。
【0020】上記の説明にあるように、ビデオRAM5
に蓄えられるのは、図3の(ホ)に示すクロック区間a・
b・c・dにある映像信号の量子化値の平均値の信号で
ある。そのため雑音信号Nの平均値Ndは、CRT表示
器10で低い輝度で表示され、物標のエコー信号Sの平
均値Sd信号は高い輝度で表示されるようになる。
に蓄えられるのは、図3の(ホ)に示すクロック区間a・
b・c・dにある映像信号の量子化値の平均値の信号で
ある。そのため雑音信号Nの平均値Ndは、CRT表示
器10で低い輝度で表示され、物標のエコー信号Sの平
均値Sd信号は高い輝度で表示されるようになる。
【0021】いまバッファメモリ4の内容である(ハ)に
示す信号を、CRT表示器10の1画素毎のタイミング
と一致するクロック(ニ)のタイミングで、平均化せず、
そのまま読み出すと、その読み出された信号は(ヘ)のよ
うになり、もとの映像信号(イ)とはかなり異なった信号
となってしまう。すなわちバッファメモリ4から読み出
された信号(ヘ)は雑音信号NDEはもとの(イ)の雑音信号N
より強調され、物標のエコー信号SDEはもとの(イ)のエ
コー信号SDより小さくなり、雑音信号NDEと物標のエ
コー信号SDEは同じになってまい、これをCRT表示器
10で表示しても雑音と物標のエコーとの判別がつかな
くなってしまう。かりに物標のエコー信号SDEが小さく
ならないように、クロック(ニ)の間隙に何らかの信号が
あった場合、その間隙すべてに信号があるかのようにす
ると、物標のエコー信号とともに雑音信号も大きくな
り、(ト)に示すように信号が連続してしまい、判別がつ
かなくなってしまう。
示す信号を、CRT表示器10の1画素毎のタイミング
と一致するクロック(ニ)のタイミングで、平均化せず、
そのまま読み出すと、その読み出された信号は(ヘ)のよ
うになり、もとの映像信号(イ)とはかなり異なった信号
となってしまう。すなわちバッファメモリ4から読み出
された信号(ヘ)は雑音信号NDEはもとの(イ)の雑音信号N
より強調され、物標のエコー信号SDEはもとの(イ)のエ
コー信号SDより小さくなり、雑音信号NDEと物標のエ
コー信号SDEは同じになってまい、これをCRT表示器
10で表示しても雑音と物標のエコーとの判別がつかな
くなってしまう。かりに物標のエコー信号SDEが小さく
ならないように、クロック(ニ)の間隙に何らかの信号が
あった場合、その間隙すべてに信号があるかのようにす
ると、物標のエコー信号とともに雑音信号も大きくな
り、(ト)に示すように信号が連続してしまい、判別がつ
かなくなってしまう。
【0022】上記実施例のレーダー映像表示装置では、
このように判別不能に表示されることはなく、雑音は低
い輝度で表示され、物標のエコーは高輝度で表示される
ので、物標を明瞭に識別できる。
このように判別不能に表示されることはなく、雑音は低
い輝度で表示され、物標のエコーは高輝度で表示される
ので、物標を明瞭に識別できる。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明を適
用するレーダー映像表示装置は、ラスタスキャンの表示
器でレーダーの映像を表示する際に、表示器の画素数と
略等価のクロックで読み出される量子化された映像信号
を、そのクロック区間毎に平均して映像の輝度信号とし
ているため、雑音と物標のエコーを輝度で判別できる。
表示器の画素数と略等価のクロックでバッファメモリか
ら読み出すものであるから、表示する範囲が広くても情
報量を減ずることなく、精細にレーダーの映像を表示す
ることができる。
用するレーダー映像表示装置は、ラスタスキャンの表示
器でレーダーの映像を表示する際に、表示器の画素数と
略等価のクロックで読み出される量子化された映像信号
を、そのクロック区間毎に平均して映像の輝度信号とし
ているため、雑音と物標のエコーを輝度で判別できる。
表示器の画素数と略等価のクロックでバッファメモリか
ら読み出すものであるから、表示する範囲が広くても情
報量を減ずることなく、精細にレーダーの映像を表示す
ることができる。
【図1】本発明を適用するレーダー映像表示装置の一実
施例を示すブロック図。
施例を示すブロック図。
【図2】表示器の表示状態を説明する図。
【図3】レーダー映像表示装置の動作信号を説明する
図。
図。
1はレーダー、2はA/D変換部、3はサンプルクロッ
ク発生部、4はバッファメモリ、5はビデオRAM、6
はアドレス算出部、7は平均値算出部、8はD/A変換
部、9は同期信号発生部、10はCRT表示器、11は
レーダーアンテナ、Aはレーダー映像の表示範囲、(イ)
はレーダーの出力映像信号、(ロ)はサンプリングクロッ
クパルス、(ハ)は量子化映像信号、(ニ)は読み出しクロッ
ク、(ホ)は平均値の信号。
ク発生部、4はバッファメモリ、5はビデオRAM、6
はアドレス算出部、7は平均値算出部、8はD/A変換
部、9は同期信号発生部、10はCRT表示器、11は
レーダーアンテナ、Aはレーダー映像の表示範囲、(イ)
はレーダーの出力映像信号、(ロ)はサンプリングクロッ
クパルス、(ハ)は量子化映像信号、(ニ)は読み出しクロッ
ク、(ホ)は平均値の信号。
Claims (3)
- 【請求項1】 レーダーで受信した映像をラスタスキャ
ンの表示器で表示する装置において、レーダーから出力
される映像信号の周波数より高い周波数のサンプリング
クロック信号を発生するクロック発生部と、該サンプリ
ングクロック信号により該映像信号を量子化するアナロ
グ−デジタル変換部と、量子化された映像信号をラスタ
スキャンの1スイープ分を蓄えるバッファメモリと、前
記により蓄えられた1スイープ分の映像信号を該表示器
の画素数と略等価のクロックで該バッファメモリから読
み出す際、そのクロック区間にある映像信号の量子化値
を平均する平均値算出部と、その平均値を輝度信号とし
て格納するビデオメモリと、その輝度信号をラスタスキ
ャンで表示器へ供給するビデオコントロール回路とを有
することを特徴とするレーダー映像表示装置。 - 【請求項2】 前記ラスタスキャンの表示器が、ブラウ
ン管表示器、液晶表示器、またはプラズマディスプレイ
表示器である請求項1に記載のレーダー映像表示装置。 - 【請求項3】 前記表示器がブラウン管表示器であり、
前記ビデオコントロール回路が、該ブラウン管表示器の
表示座標に対応するビデオメモリのアドレスを算出する
アドレス算出部と、ビデオメモリから読み出したデジタ
ル信号をアナログ値に変換し輝度信号として表示器に供
給するデジタル−アナログ変換部と、ブラウン管表示器
のラスタスキャンビームを駆動するための同期信号を発
生する同期信号発生部とを有する請求項1に記載のレー
ダー映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8022404A JPH09218259A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | レーダー映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8022404A JPH09218259A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | レーダー映像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09218259A true JPH09218259A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12081735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8022404A Pending JPH09218259A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | レーダー映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09218259A (ja) |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP8022404A patent/JPH09218259A/ja active Pending
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