JPH0921759A - 基板の異物検査装置 - Google Patents

基板の異物検査装置

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JPH0921759A
JPH0921759A JP19701195A JP19701195A JPH0921759A JP H0921759 A JPH0921759 A JP H0921759A JP 19701195 A JP19701195 A JP 19701195A JP 19701195 A JP19701195 A JP 19701195A JP H0921759 A JPH0921759 A JP H0921759A
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polygon mirror
polygon
scanning
mirror
center
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JP19701195A
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Noboru Kato
昇 加藤
Fumitaka Yoshioka
史高 吉岡
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Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検査効率を向上させることができる基板の異物
検査装置を提供することにある。 【解決手段】正多角形のポリゴンミラー一方の頂点を他
方のポリゴンミラーの各辺の中央位置に位置付けるよう
に回転制御をしているので、一方の走査が完了した後に
他方の走査が行われ、トータルの無効走査幅が減少して
効率のよい検査が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板の異物検査
装置に関し、詳しくは、液晶表示装置(LCD)のガラ
ス基板そのもの(洗浄前あるいは洗浄後の素ガラス基
板)、クロム膜付きガラス基板、あるいはITO(酸化
インジゥム・錫)等の透明電極が形成されたガラス基板
などに存在する異物を検出する検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネル(LCDパネル)には、その
製造工程から素ガラス基板、クロム膜付きガラス基板、
ガラス基板の表面にITO(酸化インジゥム・錫)の薄
膜を蒸着した透明電極付きガラス基板などがある。そし
て、このようなガラス基板は、上面用と下面用とがあっ
て、それぞれ洗浄工程を挟んでクロム膜や、カラーフィ
ルタ膜、あるいは、パターニング、トランジスタの形成
などが行われる。この明細書では、洗浄前後の素ガラス
基板から膜付き基板を含めて単にガラス基板として説明
する。なお、ガラス基板のサイズには各種があるが、大
型のものは、縦横の幅が300mm〜500mm程度で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のガラス基板の
異物検査は、ガラス基板の受け入れ検査、そしてその洗
浄後の評価や異物の管理等のために行われるが、そこで
の検査の効率を図るために、従来、レーザスキャン方式
により、ガラス基板の縦または横に沿ってその表面を直
線的に走査して直線状の受光ラインで各スキャン位置か
らの異物による散乱光を受けて異物を検出することが行
われている。特に、LCDパネルでは、その各処理工程
の前工程としての洗浄工程は、数十もあって、そこでの
洗浄能力を維持しなければ歩留まりの低下を招く関係
で、異物検査は欠かせない。しかし、基板のサイズが大
きくなるにつれて異物検査効率が低下し、その効率向上
が問題になる。表面側の異物のみならず、裏面側の異物
をも表面側から検出する場合には、特開平5−5276
2号で示すように、高角度と低角度の2方向からレーザ
光を照射して散乱光を受光することが必要なる。そのた
めに、それぞれの角度において走査を行わなければなら
ず、このような場合にはさらに効率が悪化する。この発
明の目的は、このような従来技術の問題点を解決するも
のであって、検査効率を向上させることができる基板の
異物検査装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明の基板の異物検査装置の特徴は、被検
査基板の表面を走査するために第1のレーザ光を受けて
これを反射させる実質的に各辺が等しい正多角形の第1
のポリゴンミラーと、第2のレーザ光を受けてこれを反
射させる正多角形と同じ角数の実質的に各辺が等しい正
多角形であって前記第1のポリゴンミラーが走査する走
査線上を走査する第2のポリゴンミラーと、第1のポリ
ゴンミラーの反射位置が多角形の頂点にあるときに第2
のポリゴンミラーの反射位置が多角形の辺のほぼ中央位
置になるように第1のポリゴンミラーと第2のポリゴン
ミラーとの回転を制御する制御回路とを備えていて、走
査線上を走査する第1および第2のポリゴンミラーの反
射光による走査範囲が中央位置を中心にして各辺の長さ
の1/2以下にあるものである。
【0005】
【発明の実施形態】図6に示すように、第1のポリゴン
ミラー44aと第2のポリゴンミラー44bとの走査に
使用される反射面の範囲、言い換えれば、有効走査幅を
辺の中央(中心)を基準として直線性がよく、照射スポ
ットの形状があまり変形しない、黒太線で示す範囲Rと
する。これ以外の範囲を無効走査幅Nとすれば、前記の
ように、正多角形のポリゴンミラー一方の頂点を他方の
ポリゴンミラーの各辺の中央位置に位置付けるようにし
て回転制御をすれば、一方の走査が完了した後に他方の
走査が行われ、図6に示すようにトータルの無効走査幅
N(ブランクエリア)が減少して効率のよい検査が可能
になる。実施例では、第1,第2のポリゴンミラーとし
て正8角形のポリゴンミラーを用いているが、この発明
では、実質的に正多角形の、ポリゴンミラーを用いるこ
とができる。また、後述する実施例では、特に被検査基
板がLCDに使用される素カラス基板を例としている
が、被検査基板は、クロム膜付きガラス基板や透明電極
付きガラス基板、カラーフィルタ膜などであってもよ
い。特に、高低2つの照射角で、表裏の異物を検出する
場合にあっては、一方のポリゴンミラーを高い角度と
し、他方を低い角度に割り当てれば、表裏の異物を表面
側の投光受光配置により効率よい検査ができる。なお、
カラーフィルタ膜等の平板状の膜もこの明細書および特
許請求の範囲における異物検査の対象となる基板の概念
に含むものである。
【0006】
【実施例】図1は、この発明の基板の異物検査装置の一
実施例の構成図であり、図2は、この発明のポリゴンミ
ラーを分離して配置した他の一実施例の構成図、図3
は、そのレーザ光源駆動回路の説明図、図4は、そのタ
イミング制御の波形図、図5は、2つのポリゴンミラー
のレーザビームの反射タイミングの説明図、そして図6
は、その有効走査の状態を示す説明図である。図1に示
すように、基板の異物検査装置10は、被検査物である
素ガラス基板1の上部に、半導体レーザ素子によるS偏
光のレーザビームTA(s) を発生するレーザ光源41と
P偏光のレーザビームTB(p) を発生するレーザ光源4
2とを有している。光照射制御回路53は、これらレー
ザ光源41,42を交互に駆動し、それぞれからS偏光
のレーザビームTA(s) とP偏光のレーザビームT
B(p) を交互に発生させる。この光照射制御回路53
は、判定処理装置55により制御され、この制御に応じ
て図6に示すような有効走査範囲Rに対応して交互に前
記の駆動制御を行うとともにポリゴンミラーモータ44
の回転の制御も行う。なお、P偏光のレーザビームT
B(p) は、レーザビームTA(s) に比較してk倍(=2
〜4倍)のパワーを有している。
【0007】TA(s) ,TB(p) の各レーザビームは、
それぞれ1個のコリメートレンズ43、ポリゴンミラー
モータ44(ポリゴンミラー44a,44b)およびレ
ンズ45を経てミラー461,462とミラー47にそ
れぞれ照射される。各レーザビームは、これら光学系に
より順次に共通にコリメートと角度掃引および集束がな
される。その結果として素ガラス基板1の表面(画素等
形成面)に光スポットが形成され、それぞれが表面を走
査する。なお、集束されたレーザビームTA(s) は、2
枚のミラー461,462により方向変換されてガラス
基板の表面に対して20°前後の投光角度(仰角)で投
射される。一方、レーザビームTA(s)は、ミラー47
により方向変換されて70°前後の投光角度(仰角)で
投射され、素ガラス基板1の表面のレーザビームT
A(s) と同一直線(走査線1a)上を走査する。このよ
うな走査のために、ポリゴンミラーモータ44の回転速
度は、光照射制御回路53の制御により同期が採られ
る。ここで、素ガラス基板1は、XYZテーブル(図示
せず)に載置されていて、XYZテーブルがX方向ある
いはY方向に移動制御されることで、走査線1aによっ
て素ガラス基板1は全面あるいはほぼ全面に亘って走査
されることになる。
【0008】ここで、ポリゴンミラーモータ44は、実
質的に同じ正多角形のポリゴンミラー44aと44bと
を積層した形で有していて、ポリゴンミラー44aの多
角形の各頂点がポリゴンミラー44bの多角形の各辺の
中央に位置している。そこで、ポリゴンミラー44aと
44bとの反射タイミングの関係が図5で示す関係にな
る。すなわち、ポリゴンミラー44aがレーザ光源41
からのレーザビームを多角形の各辺の中央で受けている
ときには、ポリゴンミラー44bは、レーザ光源42か
らのレーザビームを多角形の各頂点で受けて、それぞれ
がミラー461,462とミラー47に反射させてい
る。逆に、ポリゴンミラー44aがレーザ光源41から
のレーザビームを多角形の頂点で受けているときには、
ポリゴンミラー44bは、レーザ光源42からのレーザ
ビームを多角形の辺の中央で受けて、それぞれミラー4
61,462とミラー47に反射させている。
【0009】ここで、素ガラス基板1の上の走査線1a
上を走査するポリゴンミラーの反射光においてその走査
に寄与する範囲(有効走査幅R)は、ビームの照射スポ
ットの形状の関係から各辺の中央位置を中心にして各辺
の長さの1/2以下の範囲にある。その結果、図6に示
すような関係で走査がなされる。すなわち、ポリゴンミ
ラー44aとポリゴンミラー44bとの走査に使用され
る有効走査幅を辺の中央(中心)から直線性がよく、照
射スポットの形状があまり変形しない、黒太線で示す範
囲Rとする。これ以外の範囲を無効走査幅Nとすれば、
これによりトータル走査で示すように、その無効走査幅
Nの幅が減少している。
【0010】この走査により得られるそれぞれのレーザ
ビーム照射時の異物からの散乱光は、図1に示すよう
に、素ガラス基板1の表面に対して10°前後の受光角
度(仰角)をなす受光系5に受光される。そして、その
オプチカルファイバのバンドル51により集光され、集
光された光がその光電変換素子52に与えられる。これ
によりより受光された光は電気信号に変換される。その
結果、光電変換素子52から受光量に応じた検出電圧が
図6のトータル走査の“H”,“L”で示す高低の走査
のタイミングに合わせてそれぞれ出力される。この場合
の“L”はポリゴンミラー44aの走査に対応し、
“H”はポリゴンミラー44bの走査に対応している。
そして、前記の検出電圧を光照射制御回路53のレーザ
光源の駆動制御のタイミングに応じて検出電圧RA と検
出電圧RB としてA/D変換回路54がサンプリングす
る。A/D変換回路54のサンプルタイミングは、光照
射制御回路53と同様に判定処理装置55により制御さ
れる。なお、前記バンドル51の幅は、有効走査幅に対
応して走査される走査線1aの幅に対応し、この幅に等
しいか、これより少し大きな幅に設定されている。
【0011】さて、各レーザビームの照射に対応してA
/D変換回路54により変換されたそれぞれの検出電圧
値は、判定処理装置55のマイクロプロセッサ(MP
U)56により読込まれてメモリ57に記憶される。こ
の場合の記憶は、素ガラス基板1の現在の走査位置(素
ガラス基板1上に採られたX,Y面上の位置座標)とと
もに行われる。次に、判定処理装置55は、所定の判定
処理プログラムを実効してそれぞれの検出電圧の差を採
り、これらが等しいか、いずれが大きいかを判定し、表
裏の異物を検出する。なお、この場合に各電圧値の差の
演算を行う対象データは、ノイズレベル以上の電圧値に
ついてである。
【0012】ところで、この実施例の場合には、受光系
5の受光角度が10°前後となっていて第1,第2の投
光系のいずれの正反射光を受ける角度よりも小さい角度
となっている。そこで、異物が表裏いずれにも存在しな
い場合には、受光系5が散乱光を受光することはほとん
どないが、異物が表裏に存在しない場合でも裏面側等か
らある程度の散乱光を受けたり、外乱光を受けるので、
これらを受光することによる検出電圧値をノイズレベル
として処理し、異物検出状態の検出電圧のみを対象とす
る。なお、高低のレーザービーム照射による表裏の異物
検出の原理については、先の特開平5−52762号で
示されているので、その詳細は割愛する。
【0013】図2は、2個のポリゴンミラーをそれぞれ
独立のモータで制御する場合の実施例である。なお、説
明の都合上、受光系5は省略してある。また、ここで
は、ミラー462を削除し、高低2つの照射角を、図1
の実施例よりも高い角度に設定している。さらに、走査
幅も図1の走査線1aより、大きな範囲に採ってある。
ただし、有効走査幅の関係は、ポリゴンミラーの各辺の
中央位置を中心にして各辺の長さの1/2以下の範囲に
あって、図6に示す条件は満足している。ここで、43
a,43bは、それぞれ図1のコリメータレンズ43に
対応するレンズであり、45a,45bは、それぞれ図
1のレンズ45に対応するレンズである。この実施例で
は、図1の判定処理装置55により制御される光照射制
御回路53に換えて、判定処理装置55とは独立にレー
ザ光源とポリゴンミラーモータとを駆動する駆動回路を
有する光照射制御回路53aが設けられている。
【0014】光照射制御回路53aは、ドライブ回路5
31,532、位相ずれ検出回路533と、そしてレー
ザ光源駆動回路534とにより構成される。ドライブ回
路531は、ポリゴンミラーモータ441を駆動する信
号を出力するオペアンプ531aとタコジェネレータア
ンプ(TGA)531bとからなり、タコジェネレータ
アンプ531bは、ポリゴンミラーモータ441からの
信号を受けて、その回転に応じた周波数のパルスを発生
してこれを増幅し、オペアンプ531aに入力信号とし
て送出する。オペアンプ531aの基準信号入力側は、
基準電圧設定回路531cにより所定の電圧値に設定さ
れ、この基準電圧値に応じてポリゴンミラー44bを駆
動するポリゴンミラーモータ441が所定の回転数に設
定され維持されるように制御される。
【0015】ドライブ回路532は、ドライブ回路53
1と同様な構成であって、ポリゴンミラーモータ442
を駆動する信号を出力するオペアンプ532aとタコジ
ェネレータアンプ532bとからなり、タコジェネレー
タアンプ(TGA)532bは、ポリゴンミラーモータ
442からの信号を受けてその回転に応じた周波数のパ
ルスを発生してこれを増幅し、オペアンプ532aに入
力信号として送出する。オペアンプ532aの基準信号
入力側の電圧は、位相ずれ検出回路533からの電圧信
号に応じて設定される。その結果、この電圧に応じてポ
リゴンミラー44aを駆動するポリゴンミラーモータ4
42の回転数が制御される。
【0016】位相ずれ検出回路533は、有効走査範囲
の開始点にそれぞれ設置されたセンサ48,49からの
信号を受けて、センサ48の検出信号を基準としてこれ
の発生からセンサ49の検出信号の発生までの期間が一
定値になるように、センサ48の検出信号の発生からセ
ンサ49の検出信号の発生まで期間を所定の基準期間T
(図4のT参照)と比較して、これの差に応じた信号を
基準電圧信号としてドライブ回路532のオペアンプ5
32aに送出する。これにより、センサ48,49の検
出信号が所定の期間Tになるように制御される。その結
果、ポリゴンミラー44aと44bとは、図6に示す関
係に維持されるようにその回転が制御され、図6に示す
有効走査幅Rでの走査が行われる。
【0017】レーザ光源駆動回路534は、センサ4
8,49からの信号を受けて、図6に示す有効走査幅R
に対応させて、レーザ光源41,42を駆動する。その
回路は、図3に示すように、センサ48の信号を受けて
カウントを開始するカウンタ回路535とセンサ49の
信号を受けてカウントを開始するカウンタ536と、ク
ロック発生回路537、そして、それぞれのレーザ光源
をドライブするドライブ回路538,539とからな
る。カウンタ回路535は、セット端子Sに受けるセン
サ48の信号に応じてセットされ、カウント開始信号を
Q出力として発生するフリッププロップ(FF)535
aとフリッププロップ535aの出力をゲート信号とし
て受けてクロック発生回路537のクロックをカウンタ
535cに送出するゲート回路535bとかならる。
【0018】そこで、センサ48の信号が発生したとき
には、ゲート回路535bが開き、カウンタ535cが
センサ48の信号に応じてカウントを開始する(図4の
カウンタ535b参照)。なお、このとき、カウンタ回
路536のカウンタ536cのカウント終了信号B(後
述)によりレーザ光源42を駆動する信号がこのカウン
ト開始タイミングの手前ですでに発生している(図4の
レーザ光源42参照)。カウンタ535cは、前記有効
走査幅に対応する時間をカウントするカウンタである。
有効走査幅に対応する時間のクロック数をカウントした
後にカウント終了信号を発生する。このカウント終了信
号A(カウントアップにより発生するキャリー信号)
は、ドライブ回路538,539と、フリッププロップ
535aとに送出される。フリッププロップ535a
は、カウント終了信号Aをリセット端子Rに受けて、そ
のQ出力を停止させてゲート回路535bのゲートを閉
じる。その結果、カウンタ535cのカウントが停止す
る。また、カウンタ535cは、センサ49の信号を受
けてその値がクリアされる。
【0019】ドライブ回路538は、フリッププロップ
(FF)538aとドライバ538bとからなり、フリ
ッププロップ538aのセット側Sにカウンタ回路53
6からのカウント終了信号Bを受け、そのQ出力をドラ
イバ538bに送出してレーザ光源42を駆動する。ま
た、リセット側Rにカウンタ回路535からの前記のカ
ウント終了信号あを受ける。そこで、カウンタ535c
がカウントを終了した時点でフリッププロップ538a
がリセットされ、レーザ光源42の駆動が停止される
(図4のレーザ光源42参照)。カウンタ回路536
は、センサ49の信号を受ける以外は、カウンタ回路5
35とその構成と動作は同じである。すなわち、センサ
49の信号に応じてセットされ、カウント開始信号をQ
出力として発生するフリッププロップ536aとフリッ
ププロップ536aの出力をゲート信号として受けてク
ロック発生回路537のクロックをカウンタ536cに
送出するゲート回路536bとかならる。
【0020】そして、カウンタ回路535からの前記の
カウンタ535cのカウント終了信号Aによりレーザ光
源41を駆動する信号がカウンタ536cのカウント開
始タイミングの手前ですでに発生しているので、このと
きレーザ光源41は図4のタイミングで示すように、す
でに駆動されている。また、センサ48とセンサ49の
発生タイミングは、先の位相ずれ検出回路533によ
り、期間Tになるように制御されている。カウンタ53
6cのカウント終了信号Bは、ドライブ回路538,5
39と、フリッププロップ536aとに送出され、カウ
ンタ536cがカウントを終了した時点でドライブ回路
539のフリッププロップ539aがリセットされて、
レーザ光源41の駆動が停止される(図4のレーザ光源
42参照)。また、フリッププロップ536aは、カウ
ント終了信号Bをリセット端子Rに受けて、ゲート回路
536bのゲートを閉じる。さらに、カウンタ536c
は、センサ48の信号を受けてその値がクリアされる。
その他の動作は前記と同様であるので割愛する。
【0021】ドライブ回路539もドライブ回路538
と同様な構成である。すなわち、フリッププロップ53
9aとドライバ539bとからなり、フリッププロップ
539aのセット側Sにカウンタ回路535のカウンタ
535cのカウント終了信号Aを受け、そのQ出力をド
ライバ539bに送出してレーザ光源42を駆動する。
リセット側Rには、カウンタ536cのカウント終了信
号Bを受ける。このようにして、図4に示すような有効
走査幅での走査が行われる。
【0022】以上説明してきたが、実施例では、高低2
つの照射角で異物を検出する例を示しているが、この発
明においては、2つのレーザビームの照射角は、同じで
あってもよいことはもちろんである。
【0023】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明による基
板の異物検査装置にあっては、正多角形のポリゴンミラ
ー一方の頂点を他方のポリゴンミラーの各辺の中央位置
に位置付けるようにして回転制御をしているので、一方
の走査が完了した後に他方の走査が行われ、トータルの
無効走査幅が減少して効率のよい検査が可能になる。特
に、高低2つの照射角で、表裏の異物を検出する場合に
あっては、一方のポリゴンミラーを高い角度とし、他方
を低い角度に割り当てれば、表裏の異物を表面の投光受
光装置により効率よい検査ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、この発明の基板の異物検査装置の一
実施例の構成図である。
【図2】 図2は、この発明のポリゴンミラーを分離し
て配置した他の一実施例の構成図である。
【図3】 図3は、そのレーザ光源駆動回路の説明図で
ある。
【図4】 図4は、そのタイミング制御の波形図であ
る。
【図5】 図5は、2つのポリゴンミラーのレーザビー
ムの反射タイミングの説明図である。
【図6】 図6は、その有効走査の状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…素ガラス基板、1a…走査線、4…投光系、41,
42…半導体レーザ素子、43…コリメートレンズ、4
4…回転ミラー、45…スキャンレンズ、461,46
2,47…ミラー、5…受光系、51…オプチカルファ
イバのバンドル、52…光電変換素子。53,53a…
光照射制御回路、54…A/D変換回路、55…判定処
理装置、56…マイクロプロセッサ(MPU)、57…
メモリ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査基板の表面を走査するために第1の
    レーザ光を受けてこれを反射させる実質的に各辺が等し
    い正多角形の第1のポリゴンミラーと、第2のレーザ光
    を受けてこれを反射させる前記正多角形と同じ角数の実
    質的に各辺が等しい正多角形であって前記第1のポリゴ
    ンミラーが走査する走査線上を走査する第2のポリゴン
    ミラーと、前記第1のポリゴンミラーの反射位置が多角
    形の頂点にあるときに前記第2のポリゴンミラーの反射
    位置が多角形の辺のほぼ中央位置になるように前記第1
    のポリゴンミラーと前記第2のポリゴンミラーとの回転
    を制御する制御回路とを備え、前記走査線上を走査する
    前記第1および第2のポリゴンミラーの反射光による走
    査範囲が前記中央位置を中心にして各辺の長さの1/2
    以下である基板の異物検査装置。
  2. 【請求項2】前記第1のポリゴンミラーの多角形の頂点
    位置が前記第2のポリゴンミラーの各辺の中央位置にな
    るように前記第1および第2のポリゴンミラーが1つの
    モータの軸に固定され、前記制御回路が前記1つのモー
    タの回転を制御する請求項1記載の基板の異物検査装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007040862A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Dainippon Printing Co Ltd 異物検査装置および異物検査方法
CN100462715C (zh) * 2004-02-25 2009-02-18 安立株式会社 印刷焊锡检查装置
JP2011158453A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Samsung Corning Precision Glass Co Ltd 平板ガラス表面の異物検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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