JPH09217589A - トンネル掘削機及びその駆動方法 - Google Patents

トンネル掘削機及びその駆動方法

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JPH09217589A
JPH09217589A JP8250626A JP25062696A JPH09217589A JP H09217589 A JPH09217589 A JP H09217589A JP 8250626 A JP8250626 A JP 8250626A JP 25062696 A JP25062696 A JP 25062696A JP H09217589 A JPH09217589 A JP H09217589A
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JP
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tunnel
pressure
conveyor
compressed air
siphon
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JP8250626A
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Inventor
Werner Leipe
ベルナー・ライペ
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Mhwirth GmbH
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Wirth Maschinen und Bohrgeraete Fabrik GmbH
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/12Devices for removing or hauling away excavated material or spoil; Working or loading platforms
    • E21D9/13Devices for removing or hauling away excavated material or spoil; Working or loading platforms using hydraulic or pneumatic conveying means
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/06Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining
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    • E21D9/0879Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining with additional boring or cutting means other than the conventional cutting edge of the shield with a movable support arm carrying cutting tools for attacking the front face, e.g. a bucket the shield being provided with devices for lining the tunnel, e.g. shuttering

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Abstract

(57)【要約】 【課題】地下水が押し寄せる場合でも、ずりを極めて僅
かな水分で搬出する。 【解決手段】機械本体20に取り付けられ、トンネル軸
線Mに沿って延びる軸Aを中心に回転可能な掘削ヘッド
10と、掘削ヘッドを堀進方向に坑道切羽3へ押し付け
る手段と、回転シール22によって掘削ヘッドに対して
密封され且つ地下水を圧縮空気によって押し止める圧力
隔壁21と、掘削ヘッド10内のずりを圧力隔壁21を
介して後方に搬出する搬送手段と、搬送手段を圧密に囲
繞するハウジング60と、搬送手段の排出端42に設け
られ、ずりを圧力隔壁の後方の無圧空間に搬出する手段
50とを備えたトンネル掘削機100であって、搬送手
段は、排出端に向かって上がり勾配になっており且つサ
イフォンを形成するサイフォン形成部40を有し、サイ
フォン形成部には、押し寄せる地下水の圧力に調整され
た圧力下で圧縮空気が注入可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械本体と、該機
械本体に取り付けられ、実質的にトンネル軸線に延びて
いる軸を中心に回転可能であり、トンネルの形状に対応
する作動横断面を有する掘削ヘッドと、該掘削ヘッドを
堀進方向に坑道切羽へと押し付ける手段と、掘削ヘッド
の後方に位置し、回転シールによって掘削ヘッドに対し
密封され、坑道切羽から押し寄せる地下水を圧縮空気の
印加によって押し止める圧力隔壁と、該圧力隔壁を貫通
し、掘削ヘッドの領域まで達し、該掘削ヘッドに収容さ
れたずりを圧力隔壁を通って後方に搬出する搬送手段
と、該搬送手段を圧密に囲繞するハウジングと、搬送手
段の排出端に具備され、ずりを圧力隔壁の後方の無圧空
間に搬出する手段(Einrichtung zum Ausschleusen)と、
を具備するトンネル掘削機及びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来技術】このようなトンネル掘削機は公知であり、
押し寄せる地下水をトンネル掘削機の作業領域で圧縮空
気によって押し止める原理は、ギュンター・クーン著
『デァ・マシネレ・ティーフバウ』 ビー・ジー・トイ
プナー社 シュトゥットガルト(1992)、355頁
に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このタ
イプのトンネル掘削機では、特に、地下水の押寄せが強
いとき、搬出される物質が地下水とずりとの混合物、つ
まり一種の滓又は泥を形成し、これが物を搬出するコン
ベヤベルト上で搬出駆動を妨げる酷い汚れとなってしま
う場合がある。
【0004】本発明の目的は、地下水が押し寄せる場合
でも、ずりを、極めて僅かな水分を含んだまま搬出する
ことが可能なトンネル掘削機及びその駆動方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
り、搬送手段が排出端に上がり勾配になっており且つサ
イフォンを形成するサイフォン形成部を有し、このサイ
フォン形成部には、押し寄せる地下水の圧力に調整され
た圧力下で圧縮空気が注入可能であることによって解決
される。
【0006】多くの地下水が押し寄せるとき、通常は、
ずりを搬出する手段まで搬送手段に水が入って来る。
【0007】本発明によれば、搬送手段のサイフォン形
成部を上がり勾配としたことによって、搬送手段内の水
位が一定に維持され、その水位の上方に圧縮空気のみが
存在するように制御することが可能である。
【0008】搬送手段で搬送されている間に、ずりと共
に搬送される水が落下して、落下した水は、上記一定の
水位に維持されている水に戻される。この場合、ダブル
スルースに到達したずりは、確かにまだ濡れてはいる
が、多量の水を含んではいないため、搬送手段が滓状又
は泥状のずりの塊によって汚れるのを著しく防止するこ
とができる。
【0009】上がり勾配のサイフォン形成部を設計する
ことは必要である。つまり、このことは、サイフォン形
成部の端部に印加されている圧縮空気が、上りの道に水
が注入されていようといまいと、その上り道の途中で逃
が出てはならない、ことを意味している。むしろ、上が
り勾配のサイフォン形成部にある水のために、以下の最
低点がなければならない。この最低点は、空気が掘削ヘ
ッドの領域へ逃れ出ようとするならば、その空気によっ
て制圧されねばならないだろう。しかし、空気の泡は水
中では下方に行かないので、圧縮空気は水位の上方の領
域に留まる。本発明の利点は、必要な圧縮空気の量がか
くして限界に留まっていることにある。
【0010】搬送手段の「上がり勾配のサイフォン形成
部」は、特に、請求項2に記載された方法で、すなわち
搬送手段がタンデム配列された2つの個別のコンベヤを
有し、そのうちの第2のコンベヤが第1のコンベヤの下
方で始まっていることにより、実現される。このことに
よって、かなり狭いトンネルの断面においてサイフォン
を形成すると共に、第2のコンベヤの十分なハウジング
の高さを形成するための構造的な前提が改善される。
【0011】コンベヤとしては、ずりのような物質を建
設中のトンネルから搬送することで知られている構造体
が考えられ、特に、第1のコンベヤとしてはベルトコン
ベヤが、上がり勾配の第2のコンベヤとしてはスクレー
パコンベヤが考えられる。
【0012】サイフォンを形成するためには、請求項3
の構造が目的に適っている。すなわち、第2のコンベヤ
のハウジングの上側は、第2のコンベヤを覆うようにか
なり接近して延びているので、第1のコンベヤのハウジ
ング部分への移行部にサイフォン箇所を容易に形成する
ことができる。
【0013】請求項4に記載のように、ずりを搬出する
手段はダブルスルースを有することができる。
【0014】請求項5には、ハウジングの高さの好まし
い寸法、即ちサイフォン形成部と、スルースの領域との
間におけるハウジングの下側の最高点との間の差が記載
されている。水位は、ハウジングの高さの範囲に留まら
ねばならない。水位がサイフォンのレベル以下に落ちた
ときは、圧縮空気は直接上がり道を占拠して、第1のコ
ンベヤのハウジングを通って掘削ヘッドの領域へ出てい
く。水位が第2のコンベヤのハウジングの下側の最高点
の上まで上がれば、水はスルースに流れ込み、物を転送
する搬送手段に達する。このことは正に回避したいこと
だ。かなり多い圧縮空気の量が、より大きなコストなし
に、約0.1バールの許容量をもって制御されることが
できる。0.1バールは1mの水柱の高さに対応する。
少なくとも2mの高さは搬送手段の上がり勾配の端部部
分の領域で水位用の間隙として用いられねばならない。
【0015】本発明は請求項6に記載の駆動方法すなわ
ち前記上がり勾配の端部領域でそのまま(ohne Aenderun
gen)水位を保つ方法にも関する。
【0016】本発明のトンネル掘削機によって、請求項
7に記載された他の駆動方法も変化なしに可能となる。
つまり、地下水の押寄せが余りに多くなく、岩石の地質
がかなり密である地山領域では、上がり勾配の端部領域
で圧力が著しく高められると、かくして第1のコンベヤ
及び掘削ヘッドから地下水が全く排除されて、地山に十
分に押し止められるので、掘削ヘッドは水中でなく、一
定の空気の過剰圧力の下でのみ作動することができる。
これは利点である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
るトンネル掘削機について、添付図面を参照して説明す
る。なお、図1には、トンネル内で作動するトンネル掘
削機のトンネル軸を通る縦断面が示されている。
【0018】トンネル掘削機100は、地山2にトンネ
ル1を掘るために用いられる。
【0019】坑道切羽3に隣接したトンネル掘削機10
0の前部は、トンネル1の中心線Mと実質的に一致する
軸線Aを有する。なお、中心線Mは、直線である必要は
なく、湾曲して延びていてもよい。
【0020】トンネル掘削機100の機械本体20に
は、ディスク状の掘削ヘッド10が軸線Aを中心に回転
自在に取り付けられている。
【0021】掘削ヘッド10は、トンネルの輪郭を中心
線Mに対し垂直方向に規定し、坑道切羽3に向いた側
に、地山2を粉砕するための適切な種類及び配列の掘削
工具11,12,13,14,15を具備している。
【0022】掘削ヘッド10は、後方に、即ち坑道切羽
3から離隔して、堀進方向と反対に延びている支持延長
部16を有しており、この支持延長部16によって、掘
削ヘッド10は、機械ハウジングすなわち機械本体20
内に支持されている。
【0023】実際の掘削ヘッド10の直ぐ後方には、ず
りを受ける受け手段17が具備されている。解されたず
りは、受け手段17に直接に落ち込むか、あるいは受け
手段17がずりを一種のシャベル18でトンネル1の底
部から収容する。
【0024】ピックアップ即ち受け手段17は、ずりを
ホッパ19に渡し、ホッパ19からはずりBが、点で示
す如くに、水平方向のコンベヤベルトの形状をした第1
のコンベヤ30の送込み領域31に落下する。
【0025】機械本体20は、シールド6を介して、ト
ンネル1の内周面において支持される。このシールド6
には、横壁27によって、圧力隔壁21が形成されてい
る。
【0026】圧力隔壁21には、堀進方向と反対方向に
支持延長部16が貫通している。また、シール22によ
って、支持延長部16の外周面を、支持延長部16を横
壁27に通すために開けられている開口部に対し密封す
る。また、掘削ヘッド10は、軸線Aを中心にハイドロ
モータ(Hydromotor)23によって駆動される。更に、横
壁27の後方の、坑道切羽3側にある領域への出入り
は、スルース24,25,26を介して可能である。
【0027】トンネル掘削用機械100の前部の直ぐ後
方には、タビング設置手段4が具備されている。タビン
グ設置手段4には、前もって掘削したトンネル壁部を支
持するための長方形形状のタビング5を設置されてい
る。
【0028】第1のコンベヤ30は、その排出端32
で、ずりBを第2のコンベヤ40の送込み領域41に落
下させる。この送込み領域41には、間隔をあけて排出
端32の下方に設けられている。
【0029】第2のコンベヤ40は、実質的にリニアに
斜め上方にタビング設置手段4の通路を通って延びてい
るスクレーパコンベヤである。このスクレーパコンベヤ
は、ずりBを上方の排出端42で、ダブルスルース50
(Doppelschleuse)へ落下させる。
【0030】ダブルスルース50は、排出端42の下方
に設けられた垂直な貯蔵シャフト52を備えた第1のス
ルース51を有する。
【0031】貯蔵シャフト52の下端は、釣支された部
分的に円筒状の閉鎖スライド53によって閉鎖されてい
る。
【0032】ずりBは、図面から明らかなように、一種
の仮貯蔵として、閉鎖スライド53上で所定の量まで集
められる。そして、閉鎖スライド53が回動軸54を中
心に或る位置53′へ移動すると、位置53′におい
て、閉鎖スライド53によって貯蔵シャフト52の横断
面即ち下端が開放される。この結果、貯蔵シャフト52
に集められたずりBは、第1のスルース51の下方に設
置された第2のスルース55の貯蔵シャフト56に落下
する。
【0033】第2のスルース55は、閉鎖スライド57
によって閉じられている。閉鎖スライド57は、軸58
を中心に回転自在に釣支されており、実線で示された閉
鎖位置57から破線で示された開放位置57′へ移動さ
せることができる。
【0034】閉鎖スライド57上に落下したずりBは、
閉鎖スライド57が開放されると、コンベヤ70の送込
み領域71に落下する。コンベヤ70は、ずりBをトン
ネル掘削用機械100から後方へと、既に堀進されたト
ンネルを通って搬出する。
【0035】ピックアップ17からスルース50までの
全搬送区間は、圧密のハウジング60によって囲繞され
ている。
【0036】ハウジング60は、第1のコンベヤ30を
囲繞している第1のハウジング部分61と、ハウジング
部分61の、図面で右の端部から垂直方向下方に延びる
シャフト62と、第2のコンベヤ40を囲繞する上り勾
配のハウジング部分63とにより構成される。
【0037】ハウジング部分63は、ダブルスルース5
0へと移っている。また、第1のハウジング部分61は
横壁27を貫通し、ホッパ19の下方まで延びている。
更に、ハウジング部分61及び隔壁21は、圧密に互い
に連通されている。
【0038】ダブルスルース50も圧密に形成されてお
り、閉鎖スライド53は、圧密のハウジング部分59の
内側で移動制御される。
【0039】閉鎖スライド57が閉じられている間、ハ
ウジング部分63に支配的な圧力が外に放出することな
く、閉鎖スライド53をハウジング部分59の内側で開
放されることができる。
【0040】ハウジング部分63の上側の最低点64
は、装置内の水平線(レベル)65によって規定され、
ハウジング部分63の下側の最高点66は、水平線(レ
ベル)67によって規定されており、この水平線65,
67の高低差として、ハウジング60の高さhが規定さ
れている。
【0041】トンネル1内の坑道切羽3の領域で地下水
が押し寄せるときは、トンネル1の、横壁27によって
区分された領域に、波線Wによって示される水が入って
来る。同様に、ハウジング60全体に水が第1のスルー
ス51まで入って来る。
【0042】ハウジング部分63の上方領域に設けられ
た接続部68を通って、圧縮空気を押し入れることがで
きる。圧縮空気は、図面から明らかなように、ハウジン
グ部分63を通して水位Spを押し戻す。圧縮圧力の圧
力が所定のときに水位Spがどの程度押し戻されるか
は、領域0内の地下水の反力に従う。空気圧が所定のと
き、平衡が調節される。
【0043】第2のコンベヤ40は、サイフォンを形成
しており、サイフォンの最低点64は、上記レベル65
に位置付けられている。この場合、水位Spが、レベル
65より下がると、水位Spより上の圧縮空気は、直接
上方へ領域0に逃れ出て、未使用でかつ不都合にも放出
される。なお、レベル65は、整然たる駆動中に許容さ
れる水位Spの高さの下限である。
【0044】水位Spがレベル67を越えると、水は、
第1のスルース51に流入し、別個のコンベヤ70に達
する。このことは、コンベヤ70が滓状又は泥状の物質
を搬送する必要がないようにするには、正に避けたいこ
とである。他方、水位Spの許容される位置は上限67
で表わされる。
【0045】多量の圧縮空気は、実行可能なコストで、
例えば、1mの水柱につき0.1バールの許容をもって
制御される。制御がこのように精確である場合、トンネ
ル掘削用機械100の安全な駆動が可能であるようにす
るときは、レベルの高低差hは少なくとも2mでなけれ
ばならない。何故ならば、圧力の目標値が予め設定され
た値から0.1バールだけ上方又は下方に幅があること
を前提としなければならないからである。この理由か
ら、第2のコンベヤ40のかなり険阻な配置が必要であ
る。
【0046】駆動中、ずりBが第2のコンベヤ40上を
搬送されている間、ずりBを搬送する第2のコンベヤ4
0の上側は、水位Spから出ているため、ずりBと共に
搬送される水は落下する。そして、落下した水は、水位
Spに維持された水へ戻る。かくして多量の水分が落ち
たずりBは、排出端42で、図示するように、第1のス
ルース51の閉鎖スライド53に排出される。そこで十
分な量が集められた後に、閉鎖スライド57が閉じられ
ている間は、閉鎖スライド53が位置53′に移動され
ると、ずりBは閉鎖スライド57に落下する。閉鎖スラ
イド57が気密であれば、重要な空気量は外側に逃げな
い。
【0047】溜められたずりBを排出した後、閉鎖スラ
イド53は再度閉じられ、次に閉鎖スライド57が開か
れる。閉鎖スライド57は、ずりBを別個のコンベヤ7
0上に下ろす。かくして、ずりBは、過剰な水の混入な
しに、別個のコンベヤ70に達する。このことの前提
は、水位Spがハウジング60の高さh以下に保たれる
ことである。このことは、接続部68での圧力のしかる
べき量定によってなされる。
【0048】この圧力を高めると、水を全てハウジング
部分63及び領域0から排除することができる。この領
域0には、地下水が周囲の岩石に押し止められ、領域0
で実質的に水の無い状態で作業を行なうことができる程
の空気圧力が支配している。しかし、このことは押し寄
せる地下水の量と、露出した地山の質とに拠る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るトンネル掘削機の
構成を示す図。
【符号の説明】
3 坑道切羽 10 掘削ヘッド 20 機械本体 22 回転シール 21 圧力隔壁 40 サイフォン形成部 42 搬送手段の排出端 50 ずりを搬出する手段 60 ハウジング 100 トンネル掘削機

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械本体(20)と、 機械本体(20)に取り付けられ、実質的にトンネル軸
    線(M)に沿って延びる軸(A)を中心に回転可能であ
    って且つトンネルの輪郭に対応する作動横断面を有する
    掘削ヘッド(10)と、 掘削ヘッド(10)を堀進方向に坑道切羽(3)へ押し
    付ける手段と、 掘削ヘッド(10)の後方に位置しており、回転シール
    (22)によって掘削ヘッド(10)に対して密封され
    且つ坑道切羽(3)から押し寄せる地下水を圧縮空気の
    印加によって押し止める圧力隔壁(21)と、 圧力隔壁(21)を貫通して掘削ヘッド(10)の領域
    まで達しており、掘削ヘッド(10)に収容されたずり
    (B)を圧力隔壁(21)を介して後方に搬出する搬送
    手段と、 この搬送手段を圧密に囲繞するハウジング(60)と、 前記搬送手段の排出端(42)に設けられており、ずり
    (B)を圧力隔壁(21)の後方の無圧空間に搬出する
    手段(50)とを具備するトンネル掘削機(100)に
    おいて、 前記搬送手段は、排出端(42)に向かって上がり勾配
    になっており且つサイフォンを形成するサイフォン形成
    部(40)を有しており、サイフォン形成部(40)に
    は、押し寄せる地下水の圧力に調整された圧力下で圧縮
    空気が注入可能であることを特徴とするトンネル掘削
    機。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段は、ハウジング(60)に
    格納された第1及び第2のコンベヤ(30,40)を備
    えており、サイフォン形成部(40)を構成する第2の
    コンベヤ(40)には、第1のコンベヤ(30)の排出
    端(32)の下方に間隔をあけて設けられている送込み
    領域(41)が設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載のトンネル掘削機。
  3. 【請求項3】 ハウジング(60)の上側には、第1及
    び第2のコンベヤ(30,40)の間の領域において、
    最も低くなった最低点(64)を有することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のトンネル掘削機。
  4. 【請求項4】 ずり(B)を搬出する手段(50)は、
    第2のコンベヤ(40)の排出端(42)の下方に設け
    られたダブルスルースを有することを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか1に記載のトンネル掘削機。
  5. 【請求項5】 少なくとも第2のコンベヤ(40)の領
    域におけるハウジング(60)の高さ(h)は、水柱と
    して、少なくとも、第2のコンベヤ(40)の領域で保
    持可能な圧縮空気の圧力許容範囲に対応していることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のトンネ
    ル掘削機。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1に記載のト
    ンネル掘削機を駆動する駆動方法であって、水位(S
    p)が前記搬送手段のサイフォン形成部(40)の領域
    に留まるように、前記圧縮空気の圧力を選択することを
    特徴とする駆動方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれか1に記載のト
    ンネル掘削機を駆動する駆動方法であって、地下水を坑
    道切羽(3)の領域に押し止めて掘削ヘッド(10)の
    作業領域が水の無い状態に維持されるように、前記圧縮
    空気の圧力を選択することを特徴とする駆動方法。
JP8250626A 1995-09-20 1996-09-20 トンネル掘削機及びその駆動方法 Pending JPH09217589A (ja)

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DE19534814A DE19534814A1 (de) 1995-09-20 1995-09-20 Tunnelbohrmaschine
DE19534814.1 1995-09-20

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EP (1) EP0764761B1 (ja)
JP (1) JPH09217589A (ja)
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DE (2) DE19534814A1 (ja)
DK (1) DK0764761T3 (ja)

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