JPH09215697A - 高周波処置具用制御スイッチ - Google Patents

高周波処置具用制御スイッチ

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JPH09215697A
JPH09215697A JP8025351A JP2535196A JPH09215697A JP H09215697 A JPH09215697 A JP H09215697A JP 8025351 A JP8025351 A JP 8025351A JP 2535196 A JP2535196 A JP 2535196A JP H09215697 A JPH09215697 A JP H09215697A
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JP
Japan
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control switch
switch
frequency treatment
frequency
treatment instrument
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JP8025351A
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Inventor
Kazuya Hijii
一也 肘井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は使い勝手の良い高周波処置具用制御ス
イッチを提供することを目的とする。 【解決手段】本発明はフック電極器具2に接続する装着
具としての高周波処置具接続部26を有し、高周波電源
装置本体1からフック電極器具2に供給する高周波電流
を制御する高周波処置具用制御スイッチ21において、
前記装着具としての高周波処置具接続部26は前記フッ
ク電極器具2に対しスイッチ本体23を回転可能に装着
する構成とし、フック電極器具2に対する制御スイッチ
21の向きを選択可能にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波電流を人体
組織に流し、これにより生じる発熱によって人体組織の
切開または血液や組織の凝固を行う高周波処置具に装着
して使用する高周波処置具用制御スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば内視鏡観察下での腔内手術
において使用する高周波処置具が知られている(例えば
特開昭7−8503号公報参照)。この種の高周波処置
具は生体壁に設けた穿刺孔を通じて体腔内に挿入部を挿
入し、その挿入部の先端に設けた電極部材を通じて高周
波電流を流して、その電極部材が接触する体腔内の組織
を切断、切離、焼灼したり、血液凝固を行ったりするも
のである。
【0003】こうした高周波処置具を図14に示す。こ
の高周波処置具は、図示しない高周波焼灼電源装置と電
気的に接続している電源コードを接続するコード取付部
aを有している操作部bと、体腔内に挿入され、コード
取付部aと電気的に接続される挿入管cと、この挿入管
cに被嵌されるとともに、その先端が挿入管cの先端よ
り突き出して配置される絶縁性の管状部材dとから構成
される挿入部eを有する。
【0004】また、挿入管eの先端部内には電極部fが
通電可能に取り付けられており、電極部fにはコード取
付部aおよび挿入管eを通じて高周波電流が供給される
ようになっている。電極部fの先端側部分は挿入部eの
先端開口から突出しており、そのうち生体患部の処置を
行う先端の処置部を除いた外周部位には絶縁管gが被覆
されている。そして高周波電流をコード取付部a、挿入
管eを介して電極部fに通電することによりその電極部
fを加熱し、絶縁管gが被覆されずに露出した先端の処
置部を生体組織部位に接触させれば、電極部fの熱作用
により前記組織部位を処置することができる。この高周
波処置具は挿入管eと電極部fが操作部bに対して回転
する構造になってはおらず、L字状の電極部fは操作部
bと共に回転する構造となっている。
【0005】この高周波処置具には高周波出力の制御を
行う制御スイッチが取付け可能な構造となっている。こ
の種の制御スイッチはUSP第5,196,007号明
細書に開示されるものが知られている。この制御スイッ
チは図15で示すように、スイッチ本体hに切開用スイ
ッチiと凝固用スイッチjが取着され、さらに制御用コ
ードk、電源コードlが接続されている。スイッチ本体
hには取着具mが設けられ、この取着具mにより高周波
処置具の操作部b等に対して固定的に装着されるように
なっている。切開用スイッチiと凝固用スイッチjはこ
れを押すと高周波電流が供給され、離すと高周波電流の
供給が停止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
(問題点)上述した制御スイッチでは方向性を有する高
周波処置具で、かつ高周波処置具に電極部の回転機能が
ついてない場合、その使用状況に応じて体腔内での電極
部の向きをさまざまな方向に変える必要があるが、この
場合には高周波処置具全体を回転することになる。した
がって、制御スイッチも高周波処置具とともにさまざま
な向きに回転する。このため、例えば腹腔内で上側の部
位を処置するとき、制御スイッチが術者の下側に来るた
め、制御スイッチを押しにくいという不具合があった。
【0007】(目的)本発明は前記問題点に着目してな
されたもので、その目的とするところは、使い勝手の良
い高周波処置具用制御スイッチを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、高周波処置具に接続する装着手段を有し、
高周波電源装置からの高周波処置具に供給する高周波電
流を制御する高周波処置具用制御スイッチにおいて、前
記装着手段は前記高周波処置具に対しスイッチ本体を回
転可能に装着する構成とし、高周波処置具に対する制御
スイッチの向きを選択可能にしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]図1ないし図3を参照して、本発明
の第1の実施形態を説明する。図1は内視鏡下外科手術
の模式図であり、図2はフック電極器具および制御スイ
ッチの全体を示す分解した斜視図であり、図3は図2中
のA部の拡大図である。
【0010】(構成)図1中、1は高周波電気メス装置
本体であり、2は高周波処置具の一例であるフック電極
器具、3は体外電極となる対極板である。高周波電気メ
ス装置本体1には高周波電源コードコネクタ4、対極板
コネクタ5および制御スイッチコネクタ6が設けられて
いる。フック電極器具2は高周波電源コードコネクタ4
に高周波電源コード7を通じて接続され、対極板3は対
極板コネクタ5に対極板コード8を通じて接続される。
【0011】フック電極器具2は体腔内に挿入される挿
入部11とこの挿入部11の手元に設けられた操作部1
2とからなる。フック電極器具2の挿入部11の先端に
は先端がL字状に屈曲したフック電極13が突出して設
けられている。フック電極器具2の挿入部11は患者の
体壁14にメス等で小切開を加えた後にその小切開部分
に差し込まれたトラカール15を通じて体腔16内に挿
入される。
【0012】同様に患者の体壁14の部分に形成され小
切開部分を通じて差し込まれた別のトラカール17には
内視鏡18が挿入され、その内視鏡18で体腔16内の
術部の観察を行う。
【0013】前記対極板3は患者の生体の外表面に広い
面積で接触させられることにより患者の生体組織と電気
的に接続されるものであり、高周波電流は高周波電気メ
ス装置本体1よりフック電極器具2のフック電極13に
供給され、患者の生体組織から対極板3を通り高周波電
気メス装置本体1に戻る。
【0014】フック電極器具2の操作部12は使用時、
トラカール15から体の外に露出する状態にある。この
操作部12には高周波電流の出力の制御を行う制御スイ
ッチ21が着脱自在に装着される。制御スイッチ21は
制御信号コード22を備えており、この制御信号コード
22を介して前記高周波電気メス装置本体1の制御スイ
ッチコネクタ6に接続される。制御信号コード22は高
周波電気メス本体1に接続されることにより、制御スイ
ッチ21の情報を高周波電気メス本体1に伝える。制御
信号コード22は制御スイッチコネクタ6に対して着脱
自在で接続されている。したがって、制御スイッチ21
は高周波電気メス装置本体1とフック電極器具2の両方
に対して着脱自在である。
【0015】図2で示すように前記制御スイッチ21は
板状のスイッチ本体23を備える。前記制御信号コード
22はそのスイッチ本体23の後端に接続されて後方へ
導出している。スイッチ本体23は高周波切開電流を制
御する操作を行う切開用スイッチ24及び高周波凝固電
流を制御する操作を行う凝固用スイッチ25が設けられ
ている。
【0016】前記スイッチ本体23の前端にはフック電
極器具2の操作部12を接続するための装着具としての
高周波処置具接続部26が設けられている。この高周波
処置具接続部26は円環状の筒部分からなる軸受け部材
27が設けられており、この軸受け部材27は前記スイ
ッチ本体23の前端に一体に形成されている。軸受け部
材27の内孔には高周波処置具取付け用の軸部材28が
嵌合して設けられている。この軸受け部材27とこれの
内孔に嵌合する軸部材28との軸心は前記スイッチ本体
23から偏存し、かつスイッチ本体23の板面方向に平
行である。
【0017】この軸部材28には、フック電極器具2の
操作部12を嵌め込むための装着孔29がその軸方向に
沿って貫通して形成されている。また、装着孔29の断
面形状はこれに嵌挿するフック電極器具2の操作部12
の形状に適合する形に形成されている。ここでのフック
電極器具2の操作部12は図2で示すように上側部が平
らな柱状の形であり、その操作部12の断面形状が半月
状になっている。このため、軸部材28の装着孔29の
断面形状もそれに合わせた半月状になっている。操作部
12及び軸部材28の装着孔29の形状は装着できれば
よいものではあるが、一般的には異形な形で嵌合するも
のであることが望ましい。
【0018】しかして、フック電極器具2の操作部12
に装着する制御スイッチ21はその板状のスイッチ本体
23がフック電極器具2の挿入部11から操作部12に
沿う長手方向にに沿って平行に配置され、その外側に位
置する表面部に前記切開用スイッチ24と凝固用スイッ
チ25が前後方向に間隔をおいて配設されている。
【0019】またスイッチ本体23に設けられた高周波
処置具接続部26の軸受け部材27の内孔には軸部材2
8が同心的に嵌合して設けられているが、この軸受け部
材27と軸部材28の部分には軸受け部材27と軸部材
28の相対的な一方向の回動を阻止する係止手段が組み
込まれている。ここでの係止手段は以下のように構成さ
れている。
【0020】すなわち、軸受け部材27の内孔の内周に
は中心方向に向かって1個あるいは複数の第1の突起3
1が設けられている。第1の突起31は例えば鋸歯状の
形に形成されている。また軸受け部材27の内孔に嵌合
する軸部材28の外周にはその全周にわたり等間隔で複
数の第2の突起32が形成されている。第2の突起32
は前記第1の突起31に係合し得る例えば鋸歯状の形に
形成されている。第1の突起31と第2の突起32は同
じ向きの鋸歯状の形にあり、第1の突起31と第2の突
起32は軸受け部材27の方を図2中の時計方向Dに回
転する場合においてのみ係止し、その向きでの回転を阻
止する係止手段を構成している。一方、軸部材28の方
を図2中の反時計方向に回転する場合においては第1の
突起31と第2の突起32が係止せず、制御スイッチ2
1のスイッチ本体23の回転は可能である。
【0021】(作用)制御スイッチ21はその高周波処
置具接続部26の装着孔29にフック電極器具2の操作
部12を嵌め込んで、フック電極器具2の操作部12に
装着して使用される。体腔16内でフック電極器具2の
使用部位を変更するに伴い、フック電極器具2を例えば
180度回転した場合、制御スイッチ21のスイッチ本
体23を図2中の時計方向Dへ180度回転させると、
高周波処置具接続部26の軸部材28は回転せずに、制
御スイッチ21のみが回転する。反時計方向にはスイッ
チ本体23側の第1の突起31と軸部材28側の第2の
突起32が係止し、干渉するため、制御スイッチ21は
回転しない。
【0022】(効果)フック電極器具2の先端をどの向
きに向けても、制御スイッチ21が高周波処置具接続部
26において、フック電極器具2に対して回転すること
で、常に術者にとって、最もスイッチ操作がしやすい位
置に制御スイッチ21を設定することができる。また第
1の突起31と第2の突起32の干渉によって、通常の
使用時はスイッチ本体23とフック電極器具2の操作部
12はある程度固定される嵌合状態にあり、両者の相対
的な回転が阻止され、一体的に取り扱うことができる。
【0023】[第2の実施形態]図4ないし図6を参照
して、本発明の第2の実施形態を説明する。図4は第2
の実施形態におけるフック電極器具と制御スイッチの全
体を示す分解した斜視図であり、図5及び図6は前記制
御スイッチがフック電極器具の操作部に装着される部分
の状態の断面図である。
【0024】(構成)この実施形態の制御スイッチ21
は円筒状の部材でスイッチ本体23を構成しており、こ
のスイッチ本体23には制御信号コード22が接続され
ている。さらにスイッチ本体23の外周面には高周波切
開電流を制御する操作を行う切開用スイッチ24及び高
周波凝固電流を制御する操作を行う凝固用スイッチ25
が設けられている。スイッチ本体23の中には内筒(内
套)41が組み込まれている。
【0025】スイッチ本体23の先端部は先端側が細い
テーパ部42を形成してなり、テーパ部42の内部には
テーパ内周面43を形成している。またテーパ部42よ
りも後端側の中間部内周には内部中心に向かって全周に
渡り突出する凸部44を形成している。
【0026】内筒41の先端部も先端側が細いテーパ部
45が形成されており、このテーパ部45のテーパ外周
面は前記スイッチ本体23のテーパ内周面43よりも角
度の小さいテーパである。また内筒41のテーパ部45
には複数個のスリット46が切欠して設けられており、
このスリット46により内筒41のテーパ部45は板バ
ネ状の弾性体となり、そのテーパ部45が弾性的に収縮
可能なチャック部を形成している。
【0027】また、内筒41においてテーパ部45より
後端側の中途部分の外周にはその全周に渡りくびれた凹
部47が形成されている。この凹部47は前記スイッチ
本体23の凸部44と結合し、スイッチ本体23から内
筒41が簡単には外れないようにしている。しかし、凸
部44と凹部47は前後に移動可能な遊嵌状態で嵌合し
ている。また凸部44と凹部47の嵌合部分に弾性的な
変形を起こさせる程度の強い力で内筒41を後方へ引け
ば両者を外せる係合状態になっている。
【0028】さらに前記内筒41のテーパ部45の先端
は前記スイッチ本体23を後退させることによりスイッ
チ本体23のテーパ内周面43に当たり押圧させられる
ことで内筒41のテーパ部45はフック電極器具2の操
作部12を押圧して締め付け、両者の回転を阻止する保
持状態で把持係合する。その他は第1の実施形態と同じ
である。
【0029】(作用)使用部位の変更に伴い、フック電
極器具2を例えば180度回転した場合、制御スイッチ
21のスイッチ本体23をフック電極器具2の先端側へ
スライドさせることにより、内筒41のテーパ部45を
押圧するテーパ内周面43が前進し、そのテーパ部45
に対する押圧が弱まる。これによりテーパ部45のフッ
ク電極器具2の操作部12に対する押圧力が弱まり、制
御スイッチ21はフック電極器具2の操作部12に対し
て回転可能となり、制御スイッチ21を180度回転さ
せることができる。変更前と同じ位置に制御スイッチ2
1を継続的に配置させておくことができる。また任意の
回転位置で制御スイッチ21のスイッチ本体23を後退
させれば、再びフック電極器具2の操作部12をその位
置で把持係合させておくことができる。以上の作用が得
られることから第1の実施形態と同じ効果が得られる。
【0030】[第2の実施形態の変形例]第2の実施形
態でのスイッチ本体23におけるテーパ部42をスイッ
チ本体23と別体に構成して、そのテーパ部42を構成
する部材とスイッチ本体23を螺合させ、そのねじを締
めることにより内筒41のテーパ部45を締め付け、フ
ック電極器具2の操作部12を把持し、ねじを緩めるこ
とにより制御スイッチ21とフック電極器具2を回転ま
たは分離可能としても良い。また、フック電極器具2の
操作部12は上面を平坦とせずに円周面の形状にしても
よい。
【0031】[第3の実施形態]図7ないし図11を参
照して、本発明の第3の実施形態を説明する。 (構成)この実施形態は前述した第1の実施形態におい
て示した構成において、特に高周波処置具としてのフッ
ク電極器具2に対して装着した制御スイッチ21の代わ
りに別形式で装着する制御スイッチ51の例を示すもの
である。高周波処置具としては例えば図9で示すような
把持鉗子52等が用意されている。これらの高周波処置
具は高周波電気メス装置本体を用いて例えば内視鏡観察
下での腔内手術において使用される点は前述した第1の
実施形態の場合と同様である。
【0032】別形式で装着する制御スイッチ51は制御
信号コード53を接続したスイッチ本体54を備えてな
り、スイッチ本体54には高周波処置具に装着するとき
に用いる図7で示すような複数種の装着具55a,55
bが付属されている。各装着具55a,55bはスイッ
チ本体54に対して着脱自在に接続することができる構
造の高周波処置具接続手段を備える。
【0033】装着具55a,55bは制御スイッチ51
のスイッチ本体54に接続する本体部材57a,57b
をそれぞれ有し、この本体部材57a,57bにはこれ
が装着する高周波処置具の装着部位が異なる寸法形状で
ある場合、その形状等に応じて構成されたバネ状の取付
け片58が取り付けられている。この取付け片58の形
式はこれを係着するフック電極器具2の操作部12や把
持鉗子52における操作部59の可動ハンドル60に係
着するに適合する形状になっている。このため、高周波
処置具接続手段の部分はその装着対象の取付け部の寸法
が異なる高周波処置具に対応できるよう形状の異なる複
数の高周波処置具接続部が用意されている。 バネ状の
取付け片58は1対設けられ、フック電極器具2の操作
部12に装着するとき、その操作部12に設けられたコ
ード取付け部12aをその一対の取付け片58の間に位
置させ得るようになっている。なお、コード取付け部1
2aには前記高周波電源コード8の先端コネクタを着脱
自在に接続できるようになっている。
【0034】図10と図11で示すように、いずれも取
付け片58も、その先端部が湾曲しており、この湾曲し
た先端部58aを対応する操作部12や可動ハンドル6
0の外周に把持させるようになっている。ここでは装着
具55aはフック電極器具2の操作部12に装着し、装
着具55bは把持鉗子52の可動ハンドル60に装着可
能な関係に設定してある。
【0035】また、複数種の装着具55a,55bの本
体部材57a,57bは同じ制御スイッチ51のスイッ
チ本体54に対して着脱自在に接続するが、この接続構
造は種々考えられるが、ここでは図10と図11で示す
ようにスイッチ本体54の下面部にあり溝61を形成
し、装着具55a,55bの本体部材57a,57bの
上面部にそのあり溝61にスライドして嵌め込まれる突
部62を形成して構成される。
【0036】前記制御信号コード53は高周波電気メス
本体の制御スイッチコネクタに接続される。スイッチ本
体54には高周波切開電流を制御する切開用スイッチ6
3と、高周波凝固電流を制御する凝固用スイッチ64が
設けられている。
【0037】(作用)使用部位の変更にともない高周波
処置具をフック電極2から把持鉗子52に交換した場
合、制御スイッチ51の高周波処置具接続用装着具55
a,55bをフック電極用のものから把持鉗子用のもの
に交換し、この装着具55aを取り付けた制御スイッチ
51を把持鉗子52の操作部59に装着する。
【0038】(効果)高周波処置具を交換しても、制御
スイッチ51の高周波接続用装着具55a,55bを交
換することで、同一の制御スイッチ51を取付寸法の異
なる複数の高周波処置具に接続して使用することができ
る。使い勝手の良い制御スイッチを提供できる。もちろ
ん、第1の実施形態で述べた制御スイッチ21の使用も
可能である。
【0039】[第4の実施形態]図12ないし図13を
参照して、本発明の第4の実施形態を説明する。 (構成)この実施形態の制御スイッチ51は前記第3の
実施形態と同じく制御信号コード53を接続したスイッ
チ本体54から形成されている。スイッチ本体54には
着脱可能ないわゆるベルクロテープ等の面ファスナ71
が設けられている。面ファスナ71の一端はスイッチ本
体54の下面の一端に取着され、その下面の他端には面
ファスナ71を通すループ部72が設けている。その他
は第3の実施形態と同じである。
【0040】(作用)制御スイッチ51はその面ファス
ナ71を高周波処置具の例えば操作部73に巻き付けて
固定する。操作部73の太さや形状がかなり異なっても
面ファスナ71を巻き付けることができるため、使用部
位の変更にともない高周波処置具を例えばフック電極か
ら把持鉗子に交換した場合、フック電極に装着していた
制御スイッチ51を外して把持鉗子に装着し直すことが
できる。
【0041】(効果)第3の実施形態の場合と比べて高
周波接続用装着具の交換なしで、同一の制御スイッチ5
1を取付け部の寸法や形状が異なる複数の高周波処置具
に簡単に装着し直すことができる。
【0042】<付記> (1群) 1.高周波処置具に接続する装着手段を有し、高周波電
源装置からの高周波処置具に供給する高周波電流を制御
する高周波処置具用制御スイッチにおいて、前記装着手
段は、前記高周波処置具に対しスイッチ本体を回転可能
に装着する構成としたことを特徴とする高周波処置具用
制御スイッチ。
【0043】2.前記装着手段は、前記高周波処置具の
被装着部分に被嵌する孔部を有した軸部材と、前記制御
スイッチのスイッチ本体に設けられ前記軸部材を回転可
能に嵌合する軸受け部材とを備え、前記スイッチ本体が
高周波処置具の軸回りに回転可能に取着されることを特
徴とする付記1項に記載の高周波処置具用制御スイッ
チ。
【0044】3.前記装着手段は、前記軸部材と前記軸
受け部材の一方向の回動を阻止する係止手段を設けたこ
とを特徴とする付記2項に記載の高周波処置具用制御ス
イッチ。
【0045】4.前記装着手段は、スイッチ本体に少な
くとも一部の内面がテーパ状の孔部を設け、この孔部に
スライド自在に内筒を配置し、前記内筒にはテーパ状内
面部に押し付けられることにより収縮するチャック部を
設け、前記内筒内に挿入した高周波処置具の被装着部分
を前記チャック部で締め付け固定自在にしたことを特徴
とする付記1項に記載の高周波処置具用制御スイッチ。
【0046】(2群) 1.高周波処置具に接続する装着手段を有し、高周波電
源装置からの高周波処置具に供給する高周波電流を制御
する高周波処置具用制御スイッチにおいて、前記装着手
段は、前記高周波処置具の被装着部位にスイッチ本体を
装着する装着具を備え、前記装着具は前記高周波処置具
の被装着部位の形状寸法に応じてそれに適合するものに
変わり得ることを特徴とする高周波処置具用制御スイッ
チ。
【0047】2.前記スイッチ本体と高周波処置具に装
着する装着具が分離可能な状態で構成され、装着具は複
数個用意されその装着具を交換することにより、複数の
高周波処置具に同一のスイッチ本体を接続可能としたこ
とを特徴とする付記1項に記載の高周波処置具用制御ス
イッチ。 3.前記装着具が面ファスナから成ることを特徴とする
付記1項に記載の高周波処置具用制御スイッチ。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、方
向性を有する高周波処置具に対して取付位置を選択可能
であり、使い勝手のよい高周波処置具用制御スイッチを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を説明する内視鏡下外科手術の
模式図。
【図2】第1の実施形態におけるフック電極器具および
制御スイッチの全体を示す分解した斜視図。
【図3】図2中のA部の拡大図。
【図4】第2の実施形態におけるフック電極器具と制御
スイッチの全体を示す分解斜視図。
【図5】前記制御スイッチがフック電極器具の操作部に
装着された部分の断面図。
【図6】前記制御スイッチがフック電極器具の操作部に
装着された部分の断面図。
【図7】第3の実施形態における制御スイッチの全体を
示す分解斜視図。
【図8】同じく第3の実施形態における制御スイッチを
フック電極器具に装着した状態の斜視図。
【図9】他の高周波処置具としての把持鉗子に制御スイ
ッチを装着した状態の側面図。
【図10】第3の実施形態における制御スイッチの断面
図。
【図11】第3の実施形態における他の状態の制御スイ
ッチの断面図。
【図12】第4の実施形態における制御スイッチの断面
図。
【図13】第3の実施形態における他の状態の制御スイ
ッチの断面図。
【図14】従来の高周波処置具の縦断面図。
【図15】従来の制御スイッチの斜視図。
【符号の説明】
1…高周波電気メス装置本体、2…フック電極器具、3
…対極板、11…挿入部、12…操作部、13…フック
電極、21…制御スイッチ、22…制御信号コード、2
3…スイッチ本体、24…切開用スイッチ、25…凝固
用スイッチ、26…装着具としての高周波処置具接続
部、27…軸受け部材、28…軸部材、29…装着孔、
41…内筒、42…テーパ部、43…テーパ内周面、4
5…テーパ部、46…スリット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波処置具に接続する装着手段を有し、
    高周波電源装置からの高周波処置具に供給する高周波電
    流を制御する高周波処置具用制御スイッチにおいて、 前記装着手段は、前記高周波処置具に対しスイッチ本体
    を回転可能に装着する構成としたことを特徴とする高周
    波処置具用制御スイッチ。
JP8025351A 1996-02-13 1996-02-13 高周波処置具用制御スイッチ Withdrawn JPH09215697A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017070553A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 株式会社吉田製作所 医療用ハンドピース用のスイッチ操作体、医療用ハンドピース及び医療用装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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