JP2000197640A - 超音波処置具 - Google Patents

超音波処置具

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JP2000197640A
JP2000197640A JP11190499A JP19049999A JP2000197640A JP 2000197640 A JP2000197640 A JP 2000197640A JP 11190499 A JP11190499 A JP 11190499A JP 19049999 A JP19049999 A JP 19049999A JP 2000197640 A JP2000197640 A JP 2000197640A
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義清 柴田
Makoto Miyawaki
宮脇  誠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、構成や組立て調整を複雑にすること
なく、部品寸法や組立て寸法に多少の寸法のばらつきが
あっても、良好な噛み合わせを確保し、切れ味を高め得
ると共に、安価なものとなる超音波処置具を提供する。 【解決手段】本発明は、超音波振動を発生する超音波振
動子に接続された超音波プローブ115と、これに対置
され、その超音波プローブ115との間で生体組織を把
持する可動自在なジョー105を有する超音波処置具に
おいて、上記ジョー105は、把持部材107を有し、
上記超音波プローブ115と接触する上記把持部材の把
持面117に、上記超音波プローブ115を接触させて
超音波プローブ115の形状を転写し、把持部材107
と超音波プローブ115の噛み合わせを良好にした構造
のものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体組織を把持し
ながら超音波を利用して生体組織の切開、切除或いは凝
固等の処置を行う超音波処置具に関する。
【従来の技術】この種の超音波処置具としてはUSP第
5,322,055号で知られる超音波手術器具があ
る。この超音波手術器具は超音波振動子に接続された超
音波プローブと、このプローブを挿通するシースと、上
記プローブの先端に形成されたブレードと、上記シース
の先端部分に枢着され、上記ブレードと対峙したジョー
とを備え、上記シースの手元端に設けられたハンドルに
より、ロッドを介して上記ジョーを回動操作するように
したものである。上記ハンドルを操作して上記ジョーを
回動することにより、そのジョーとブレードの間で生体
組織を把持しながら超音波振動により把持部位の生体組
織を切開する。このとき、生体組織の把持部位には凝固
作用と切開作用が同時に加わるため、出血を招くことな
く、その把持部分の生体組織のみを切開することが可能
である。この種の超音波手術器具にあっては一つの操作
で凝固作用と切開作用を同時に加え、生体組織を出血さ
せることなく迅速に切開することができるため、従来の
メスによる生体組織の切開方法に比べて手技等が簡便で
ある。従って、特に内視鏡下外科手術により腹腔内の臓
器等を処置する場合においての利用が注目されている。
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ジョー
は、金属製の保持枠に把持用パッドを保持し、上記把持
用パッドはいわゆるテフロンなどの樹脂製従順部材によ
って作られている。ハンドル操作によってジョーを回動
して、そのジョーの把持用パッドとこれに対峙するブレ
ードとの間で、生体組織を把持して生体組織を切断する
が、生体組織が最終的に切断される際の把持用パッドの
把持表面と振動状態のブレードとの噛み合わせが悪い
と、切れ味が落ちるため、ジョーとブレードの噛み合わ
せは重要である。上記ブレードの部分は超音波振動の節
位置で支えられた自由端となっているため、ジョーに押
されてたわみ易い部分である。最近ではブレードを細く
薄くコンパクトに形成することが多いが、この場合に
は、特にブレードの部分がたわみ易い。このため、噛み
合わせを良くすることは非常に難しいものであった。そ
して、従来の噛み合わせは、部品の寸法精度を設計上に
おいて設定することにより決定されるため、高度の部品
の製作精度と組立て精度が要求され、これがコスト高を
招く原因となっていた。また、組立て後にジョーとブレ
ードの噛み合わせを調整する機構を組み込むことも考え
られるが、この方法では組み立て後の調整が面倒になる
だけでなく、調整機構を組み込むことから、構造が複雑
になる等の欠点を招く。また、ジョーとブレードの部品
を多数用意し、実際に組み付けながら部品の差し替えを
行って噛み合わせの良い部品を選ぶようにすることも考
えられるが、この方法は組立て作業が非常に面倒にな
り、結局、コスト高を招くことになるものである。本発
明は前記課題に着目してなされたもので、その目的とす
るところは、構成や組立て調整を複雑にすることなく、
部品寸法や組立て寸法に多少の寸法のばらつきがあって
も、良好な噛み合わせを確保し、切れ味を高め得ると共
に、安価なものとなる超音波処置具を提供することにあ
る。
【課題を解決するための手段】本発明は、超音波振動を
発生する超音波振動子と、上記超音波振動子に接続され
上記超音波振動を処置部の超音波プローブへ伝達する振
動伝達部材と、上記超音波プローブに対置されその超音
波プローブとの間で生体組織を把持する可動自在なジョ
ーと、上記ジョーを可動操作する操作手段を有する超音
波処置具において、上記ジョーは、把持部材を有し、上
記超音波プローブと接触する上記把持部材の把持面に、
上記超音波プローブを接触させて超音波プローブの形状
を転写した構造のものである。
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1乃至図1
1に基づいて、本発明の第1の実施形態について説明す
る。図1は超音波処置具としてのいわゆる超音波凝固切
開具1の組み立て状態を示すものである。超音波凝固切
開具1は図2(a)で示すハンドルユニット2と、図2
(b)で示すプローブユニット3と、図3で示す振動子
ユニット4を有し、これらのユニット2,3,4は図1
で示す状態に組み立てられる。上記ハンドルユニット2
は図2(a)で示す如く、振動子接続部11を有した操
作部本体12を有しており、この操作部本体12には固
定的な下側ハンドル(固定ハンドル)13と回動自在な
上側ハンドル(可動ハンドル)14が設けられている。
下側ハンドル13には、指掛けリング15が形成され、
その指掛けリング15の孔内には、親指以外の指の複数
のものを選択的に差し込めるようになっている。上側ハ
ンドル14には同じ手の親指を掛ける指掛けリング16
が形成されている。上側ハンドル14は図6で示す如
く、操作部本体12にねじ止めされた軸ピン17により
枢着されている。図6で示す如く、上側ハンドル14の
基部には連結部材としての係止ピンを兼ねた固定ねじ部
材19が取り付けられている。この固定ねじ部材19は
上記ハンドル枢着用の軸ピン17から上側へ僅かに離れ
た位置に設けた貫通孔23に貫通して設けられている。
また、固定ねじ部材19の内端には操作部本体12に装
着されたプローブユニット3に係合させる係合部21が
設けられている。固定ねじ部材19の外端には操作つま
み部22が形成されている。固定ねじ部材19は貫通孔
23内に挿通させることにより上側ハンドル14に対し
てその軸方向へ遊動自在に取り付けられている。さら
に、固定ねじ部材19には、その外端に位置して上記貫
通孔23に形成された雌ねじ部25に螺合する雄ねじ部
26が形成されている。固定ねじ部材19はその中間部
を貫通孔23内に位置させる範囲で自由に進退移動する
ことができる。このため、係合部21が後述するロータ
78への係合位置から待避させて係合を解除したり、係
合部21を係合位置まで前進させて固定ねじ部材19の
雄ねじ部26を雌ねじ部25にねじ込むことにより上記
ロータへ78の係合位置に固定したりすることができ
る。また、固定ねじ部材19にはコイルばね27が巻装
されている。このコイルばね27は上側ハンドル14と
操作つまみ部22の両者を離反する向きに付勢してい
る。従って、雌ねじ部25から雄ねじ部26を外すと、
固定ねじ部材19はそのコイルばね27の弾性復元力に
よって、後述するロータ78側から自動的に待避するた
め、プローブユニット3の挿入装着及び分解抜去作業を
簡単に行うことができる。操作部本体12の上部には枢
着軸28を介して着脱部材としてのストッパー片29が
枢着されている。このストッパー片29は操作部本体1
2に装着された振動子ユニット4を所定位置に固定する
ものである。ストッパー片29は枢着軸28に巻装した
コイルばね30により振動子ユニット4に係止する向き
に回動するように付勢されている。通常、ストッパー片
29は図5で示す位置まで回動している。上記操作部本
体12の前端部分には挿入シース部31が回転ノブ32
及び固定ナット33を利用して回転自在に保持されてい
る。図5で示す如く、挿入シース部31は回転ノブ32
に固定的に取着されており、その回転ノブ32は操作部
本体12に対して同軸的に回転可能に取着されている。
回転ノブ32と固定ナット33の間で上記操作部本体1
2に形成した鍔34を挟み込み、回転ノブ32を回転可
能に保持している。ここで、上記挿入シース部31は回
転ノブ32が摺接する部材との摩擦力により、常にある
程度の制動が掛かっており、簡単に回転するものではな
い。尚、上側ハンドル14の基部と下側ハンドル13の
基部には上側ハンドル14を閉じる向きに回動するとき
に終端位置を規制するために互いに突き当たる突当て部
39a,39bが形成されている。上記挿入シース部3
1は図4及び図5で示す如く、剛性のある金属製パイプ
からなる芯材31aと、これの外周に被覆した電気的絶
縁性樹脂の外皮31bの2重管構造のものである。ま
た、挿入シース部31内の先端部分には図4(b)で示
すように、一対の係止片36が設けられていて、この係
止片36により挿入シース部31内に挿通されるプロー
ブユニット3の先端部分を係止し、挿入シース部31に
対してのプローブユニット3の回転方向の位置を決める
ようになっている。この係止片36の位置に対応して回
転ノブ32の外面には係止位置を示す指標38が設けら
れている。図3で示す如く、上記振動子ユニット4はハ
ンドピース41のハウジングを兼ねた円筒状カバー42
内にランジュバン型超音波振動子43を配置してなり、
超音波振動子43の前端にはホーン44が連結されてい
る。ホーン44の先端には図5で示す如く、プローブユ
ニット3の後端をねじ込むための雌ねじ部45が形成さ
れている。また、図3で示す如く、カバー42の前端部
にはリング状のストッパー受け部材56が設けられてい
る。上記ストッパー受け部材56の外周面部には環状の
周回溝57が形成されている。このストッパー受け部材
56の周回溝57内には上記ハンドルユニット2側の上
記ストッパー片29の先端が嵌め込んで係止するように
なっている。ストッパー受け部材56の内腔58にはプ
ローブユニット3のロータ78の後端部分を嵌め込むよ
うになっている。図3で示す如く、上記ハンドピース4
1には長尺で可撓性のハンドピースコード61が接続さ
れ、このハンドピースコード61の延出先端にはハンド
ピースプラグ62が設けられている。このハンドピース
プラグ62には防水キャップ63が付設されている。そ
して、この振動子ユニット4を洗浄する際、ハンドピー
スプラグ62の端子部付近を防水キャップ63で覆うよ
うになっている。また、上記ハンドピース41の後端に
は高周波処置を行うときに高周波コードを接続する接続
端子67が設けられている。一方、上記プローブユニッ
ト3は、超音波振動を伝達する棒状の振動伝達部材71
と、これに沿って略平行に配置される操作駆動軸(可動
部材)72とを備える。振動伝達部材71は音響効果が
高く、生体適合性の良い、例えばチタン材やアルミニウ
ム材等で形成されている。また、振動伝達部材71は図
2(b)で示す如く、先端側部分71aと後端側部分7
1bの2体のものからなり、両者はねじ止めと接着によ
り固定的に連結されている。振動伝達部材71の後端部
分には雄ねじ部73が形成されていて、この雄ねじ部7
3の部分をホーン44の先端に形成した上記雌ねじ部4
5にねじ込んでホーン44に振動伝達部材71を連結す
るようになっている。そして、振動伝達部材71の後端
の段差端面74がホーン44の先端面に突き当たる位置
までねじ込んで、振動伝達部材71とホーン44が強固
に連結される。振動伝達部材71の後端部の周面には着
脱するときに使用するスパナ掛け面75が形成されてい
る。上記操作駆動軸72はワイヤー状のロッド部材であ
り、これは比較的剛性があり、また、ばね弾性も備え
た、例えばステンレススチール(SUS)等の材料によ
って形成されている。また、操作駆動軸72には薄い金
属製のパイプ76が被嵌されている。このパイプ76は
操作駆動軸72の基端から先端の手前の途中部分のとこ
ろまで被嵌されている。上記操作駆動軸72の後端には
上記ロータ78が固定的に取着されている。上記ロータ
78はその中心が振動伝達部材71の中心軸と一致する
同心的な円筒状の回転体形状に形成されている。上記ロ
ータ78の外周には2条の鍔81を設け、この間で係合
用環状溝82を形成している。係合用環状溝82にはハ
ンドルユニット2の可動ハンドルである上側ハンドル1
4に取着された上記固定ねじ部材19の係合部21が嵌
まり込んで係合する。係合用環状溝82の前後の周面部
にはそれぞれOリング84,84が装着されている。そ
して、ユニット2,3,4を組み立てた際、ロータ78
の前端側周部85がハンドルユニット2の嵌合孔部80
に嵌まり込み、ロータ78の後端側周部87が操作部本
体12の内腔内においてストッパー受け部材56の内腔
58内に嵌まり込む。このとき、振動子ユニット4側の
ストッパー受け部材56の周回溝57にはストッパー片
29が係止する。振動子ユニット4はプローブユニット
3と一体に回転が可能である。プローブユニット3の操
作駆動軸72は、ハンドルユニット2によるハンドル操
作で、ロータ78と一体的に上記振動子ユニット4及び
振動伝達部材71等の静止部材に対して前後軸方向への
移動が可能である。図2(b)で示す如く、振動伝達部
材71と操作駆動軸72とは複数のスぺーサー86によ
って互いに保持し合っている。各スぺーサー86はいず
れも振動伝達部材71の振動の節に配置されている。図
4(a)で示す如く、スぺーサー86は振動伝達部材7
1の中間部分を摺動自在に嵌め込む嵌合溝87と、操作
駆動軸72に被嵌したパイプ76を貫通する支持孔(嵌
合溝)88とを有してなり、これらに装着する振動伝達
部材71と操作駆動軸72を所定の間隔で平行に保持す
る。また、操作駆動軸72に被嵌したパイプ76には上
記スぺーサー86の前後の移動を阻止するために最先端
のスぺーサー86のものを除き、止め輪89がその前後
に被嵌して設けられている。各止め輪89はいずれも接
着により操作駆動軸72に被嵌したパイプ76の外周に
固定されている。図4(a)で示す如く、最先に位置し
たスペーサー86は後述する超音波プローブ115の遠
位端に最も近い超音波振動の節部に位置して設けられて
いる。この最先に位置したスペーサー86は操作駆動軸
72に被嵌したパイプ76の外周に接着等により固定し
てもよいが、ここではパイプ76の外周に遊嵌して設け
られている。上記スペーサー86は支持部材90を有
し、そのスペーサー86と支持部材90の両者にわたり
止めリング91が被嵌されている。これにより止めリン
グ91は、スペーサー86と支持部材90の両者を締結
する。これらは接着により一体的に固定している。この
部分を組み立てる場合にはまず振動伝達部材71のフラ
ンジ95の部分をスぺーサー86と支持部材90で挟み
込み、スぺーサー86と支持部材90の両方にわたり止
めリング91を被嵌し、スペーサー86と止めリング9
1を接着する。図4(a)で示す如く、最先端に位置し
たスペーサー86のところに位置する振動伝達部材71
の周部には回動規制用フランジ95が形成されている。
この回動規制用フランジ95はこれに対応位置してスペ
ーサー86の内面部に形成された嵌込み溝に密に嵌め込
まれて係合することにより、振動伝達部材71廻りでの
スペーサー86の回動を阻止する。スペーサー86の嵌
込み溝には操作駆動軸72側に位置して回動規制用フラ
ンジ95との間に振動吸収部材、例えばゴム製の緩衝部
材97が嵌め込まれている。最先端に位置したスペーサ
ー86はこの位置より前方へ延びるジョー保持部材10
0の支持部を兼ねるものであり、このスペーサー86と
ジョー保持部材100の両者は一体に形成されている。
上記ジョー保持部材100は、上記スペーサー86に支
持され、上記振動伝達部材71の軸方向への移動、及び
その軸廻りでの回動が制限されている。ジョー保持部材
100は、その前方端が振動伝達部材71の先端直前ま
で延長されており、その基端部付近から先端まで達する
スリット溝101が形成されている。ジョー保持部材1
00の先端付近部分において、スリット溝101の左右
両部分には補強橋102が架設されている。ジョー保持
部材100の延長した先端部付近にはジョー105が枢
着されている。上記ジョー保持部材100の先端部分に
はそのスリット溝101の左右両部分に渡って橋架する
枢支ピン103が設けられている。上記ジョー105は
その枢支ピン103に対して枢着されている。そして、
上記ジョー105はいわゆる可動ブレード(可動側把持
片)を構成するものであり、後述する超音波プローブ1
15に対峙して回動操作されるようになっている。図7
で示す如く、上記ジョー105は金属製の本体部材10
6と、樹脂製の把持部材107とからなる。本体部材1
06の基部付近には長孔の軸受け用連結孔108が形成
されている。上記枢支ピン103をその軸受け用連結孔
108に挿通することにより上記本体部材106は上記
ジョー保持部材100に対して回動自在に支持されてい
る。図8(a)で示す如く、上記軸受け用連結孔108
は挿入シース部31の軸方向に対して斜めの長孔からな
っており、上記枢支ピン103はその連結孔108内に
摺動自在に嵌め込まれている。上記軸受け用連結孔10
8の直近下側に位置して本体部材106には操作駆動軸
72の先端を接続するための接続孔109が形成されて
いる。この接続孔109はジョー105の左右方向に貫
通して穿孔される。そして、この接続孔109には操作
駆動軸72の先端部分を略直角に屈曲して形成した屈曲
部110が嵌入されている。図7で示す如く、上記本体
部材106には前後に長く形成した嵌込み装着用孔11
1が設けられている。この嵌込み装着用孔111には上
記把持部材107の背面に設けた突部112が密に嵌め
込まれる。突部112の突出端には左右に突き出した鍔
113が形成されている。上記嵌込み装着用孔111に
突部112を嵌め込むときには図7での矢印で示すよう
に下側から鍔113を先にして鍔113を弾性的に変形
させながら嵌込み装着用孔111に強く差し込む。鍔1
13が押し潰されてその鍔113が嵌込み装着用孔11
1を突き抜けたところで、突部112が嵌込み装着用孔
111内に密に嵌り、さらに把持部材107の背面と鍔
113の間で、上記本体部材106を挟み込んで保持す
る。上記把持部材107は滑り性のよい、例えばいわゆ
るテフロンなどの樹脂で一体的に形成されている。把持
部材107の把持面117の左右両縁には超音波プロー
ブ115側へ突き出した縁部118が形成され、これら
の縁部118の先端には鋸刃状の歯119が形成されて
いる。上記振動伝達部材71の先端部分は超音波プロー
ブ(固定側把持片)115を構成するものである。この
超音波プローブ115の部分は上記ジョー105の把持
部材107が対峙するように配置されている。図9で示
す如く、超音波プローブ115の部分はその断面形状が
縦長で比較的薄いものである。そして、操作駆動軸72
を押し引きすることによりジョー105は回動させられ
ていて、そのジョー105と超音波プローブ115によ
って生体組織を把持して凝固及び切開する超音波処置部
120を構成している。また、ジョー保持部材100の
処には、操作駆動軸72を引いてジョー105を閉じる
向きに回動する際、ジョー105の回動量を規制するス
トッパー機構が設けられている。つまり、図4(a)で
示す如く、ジョー保持部材100のスリット溝101内
に位置した操作駆動軸(可動部材)72の途中部分に
は、ストッパー管(ストッパ体)121が被嵌されてい
る。このストッパー管121はその内面に雌ねじを形成
し、上記操作駆動軸72に被嵌したパイプ76の外周に
形成した雄ねじに螺合することにより固定的に取着され
ている。この取付け手段は螺合方式であるため、製作組
付け過程でストッパー管121の位置をその軸方向に微
調整することができる。パイプ76の雄ねじの先端側部
分には管状のナット122が螺合している。このナット
122を設けることにより上記ストッパー管121をダ
ブルナット形式で確実に固定することができる。上記ス
トッパー機構は、操作駆動軸72を引き込んで、ジョー
105を閉じた際、ストッパー管121の後端124
が、静止部材としてのジョー保持部材100に形成した
スリット溝101の後端面からなるストッパー受け面1
25に当たり、操作駆動軸72のそれ以上の引き込みを
阻止し、ジョー105の操作量を制限する。次に、超音
波凝固切開具1を使用する場合について述べる。まず、
プローブユニット3に、振動子ユニット4を組み付け、
これをハンドルユニット2に差し込んで、図1で示す状
態に組み立てる。そして、ハンドルユニット2の下側ハ
ンドル13と上側ハンドル14に片方の手の指を掛けて
超音波凝固切開具1を把持し、トラカール等を利用して
腹腔内に挿入シース部31を誘導する。上側ハンドル1
4を回動操作することにより、超音波処置部120のジ
ョー105を開閉することができる。そして、固定的な
超音波プローブ115に対してジョー105が回動し、
この両者の間で、生体組織を把持したり、または開くこ
とにより両者で臓器を剥離したり圧排したりすることが
できる。一方、超音波処置部120を用いて超音波処置
を行う場合には、超音波プローブ115とジョー105
の間に患部の生体組織を把持し、超音波プローブ115
に超音波振動を加える。すると、把持された生体組織部
分が凝固されながら切れる。この際、ジョー105が閉
じ、ジョー105と超音波プローブ115の間で、生体
組織を挟み込んで行く過程で、ジョー105による押圧
力を受けて超音波プローブ115は弾性的に変位する。
つまり、上記超音波プローブ115は振動伝達部材71
に支持されているため、振動伝達部材71の自由端部分
が撓み、超音波プローブ115はジョー105の把持面
117に押されて追従的に変位する。そして、適正な把
持力量で生体組織を挟み込み、ジョー105と超音波プ
ローブ115の間に把持した生体組織部分を凝固させな
がら切断する。このように超音波プローブ115がジョ
ー105に押されて変位するまで、ジョー105を回動
させるが、ジョー105が一定量回動すると、上記スト
ッパー機構が働くため、それ以上に回動せず、過大な把
持力が加わることはない。また、上記ジョー105を枢
着する枢支ピン103を通した連結孔108が長孔であ
るため、ジョー105の連結孔108内で枢支ピン10
3が相対的に移動できる。この結果、超音波プローブ1
15に対してのジョー105の噛み合わせが向上すると
共に、ジョー105と超音波プローブ115の噛み合い
が均一になる。すなわちジョー105を回動して生体組
織を把持し始めた段階までは、曲げられた操作駆動軸7
2の付勢力により、枢支ピン103は連結孔108内の
下端に位置しているが、生体組織を挟み、さらにジョー
105を閉じ方向へ回動すると、ジョー105は下側へ
引かれ、その結果、枢支ピン103は図8(b)で示す
如く連結孔108の上端にまでスライドする。また、ジ
ョー105の連結孔108内で、枢支ピン103がスラ
イド可能なため、その両者の把持面同士が略平行な把持
状態に維持し、両者の噛み合わせを向上することができ
る。また、生体組織の把持量を多くでき、また、把持量
が多くてもその生体組織全体を均一に把持することがで
きる。しかも、連結孔108の長手方向が傾斜している
ため、そのスライド動作がスムーズになり、ジョー10
5の回動動作が円滑である。ところで、ジョー105と
超音波プローブ115の間で、生体組織部分を把持しな
がら超音波振動により凝固させながら切断するとき、ジ
ョー105の把持面とこれに対峙する超音波プローブ1
15の噛み合わせが悪いと、生体組織部分の切れ味が悪
い。特に、最後に残る生体組織部分が凝固はするものの
なかなか切れず、完全に切断しきるまで多くの時間がか
かってしまう。そこで、本発明では、ジョー105と超
音波プローブ115の間の噛み合わせを良くするため
に、超音波凝固切開具1のプローブユニット3を組立て
後、製品の出荷前にその噛み合わせを良くする処置を行
うのである。すなわち、プローブユニット3を組立て
後、これに振動子ユニット4を組み付けて、ハンドルユ
ニット2に組み付ける。そして、図8(b)で示す如
く、ジョー105を閉じ、そのジョー105の把持部材
107における把持面117に超音波プローブ115を
押し当て接合する。このとき、把持面117に超音波プ
ローブ115は見た目には略均一に接触した噛み合わせ
の状態に見えることが多いが、超音波振動で生体組織を
切断するには、それだけの噛み合わせでは十分ではな
い。しかも、ジョー105の部品や超音波プローブ11
5及びその支持部品などの寸法のばらつきにより噛み合
わせ状態が不揃いになることも多い。そこで、ジョー1
05の把持面117に超音波プローブ115を押し当て
接合した状態で、超音波プローブ115に超音波振動を
加える。すると、超音波プローブ115の振動作用によ
る摩擦で発生する微細な研磨、摩擦熱による変形、超音
波プローブ115を押し当てることによる面圧による変
形等により、超音波プローブ115が接触する把持面1
17の表面部分には、図11で示すように微細な溝22
2が転写される。この微細な溝222は接触する超音波
プローブ115の形状を転写した表面形状になる。その
結果、ジョー105の把持面117と超音波プローブ1
15の間の噛み合わせはきわめて良好になり、切れ味を
高める。また、上記超音波プローブ115と接触する上
記把持部材107の把持面117に上記超音波プローブ
115の形状を転写する処理を行う場合、その把持面1
17に超音波プローブ115を押し当てる面圧と、超音
波プローブ115と把持面117を接触させる時間を適
宜、選び、さらに超音波振動の振幅及び振動周波数のパ
ラメータを選び、または組み合わせて変化させること
で、能率的に転写形状を形成することが可能である。上
記振動子ユニット4による超音波振動のみならず、他の
超音波振動発生装置を用いて、少なくともプローブユニ
ットの部分を組み立てた状態で行うようにしても良い。
また、上記処理に加えて研磨剤を塗布して転写処理を行
うようにしても良い。さらに、転写処理としては把持部
材107が樹脂製である場合には熱を加えた圧接のみに
よって行うことも可能である。以上の如く、本発明で
は、超音波凝固切開具1のプローブユニット3を組み立
てた後、製品の出荷前に、その噛み合わせ精度を良くす
る処置を行うものであるから、部品の寸法精度を設計上
設定して噛み合わせを確保する場合に比べて部品や組立
に高い精度が要求されない。その分、コストの低減化を
図ることができる。また、組立て作業がかなり容易にな
る。しかも、ジョーと超音波プローブ115の噛み合わ
せを調整する特別の機構を組み込む必要がなく、超音波
凝固切開具1の構造の簡略小形化を図ることができる。 (第2の実施形態)図12に基づいて、本発明の第2の
実施形態について説明する。この第2の実施形態はジョ
ー105の本体部材106に把持部材107を取り付け
る構造の変形例に係るものである。すなわち、この第2
の実施形態では本体部材106及び突部112の部分を
左右に貫通する複数のピン131によって本体部材10
6の嵌込み装着用孔111に嵌め込んだ突部112を固
定するようにした。上記ピン131は本体部材106及
び突部112の部分を左右に貫通して取着した状態でか
しめ付けられて定着される。このピン131による取着
手段によれば、第1の実施形態での鍔113を設けなく
ともよくなり、嵌込み装着用孔111に対する突部11
2の嵌め込みが簡単になる。その他は前述した第1の実
施形態のものに同様である。 (第3の実施形態)図13に基づいて、本発明の第3の
実施形態について説明する。この第3の実施形態はジョ
ー105の本体部材106に把持部材107を取り付け
る構造の別の変形例に係るものである。この第3の実施
形態ではジョー105の本体部材106に形成した嵌込
み装着用孔111の先端側部分を開放し、嵌込み装着用
孔111の部分により先端を開放したスリット141を
形成する。さらに、スリット141の左右内縁にはその
長手方向に沿ってリブ142を形成する。一方、把持部
材107の突部112はその左右側面に上記リブ142
が嵌り込む溝143を形成する。そして、リブ142を
溝143に差し込むようにして把持部材107の突部1
12をスリット141に差し込む。さらに、第2の実施
形態の場合と同様に、本体部材106及び突部112の
部分を左右に貫通するピン131によって本体部材10
6の嵌込み装着用孔111に嵌め込んだ突部112を固
定するようにした。この取着手段によれば、第1の実施
形態での鍔113を設けなくともよくなり、嵌込み装着
用孔111に対する突部112の嵌め込みが簡単にな
る。その他は前述した第1の実施形態のものに同様であ
る。 (第4の実施形態)図14に基づいて、本発明の第4の
実施形態を説明する。この第4の実施形態は超音波処置
部120のジョー105と超音波プローブ115の部分
を曲げて形成したものである。超音波処置部120を湾
曲形状の場合、特に噛み合わせが悪くなり易いので、上
述した転写処理を施すことによるメリットがある。その
他は前述した第1の実施形態のものに同様である。 (第5の実施形態)図15乃至図17に基づいて、本発
明の第5の実施形態について説明する。この第5の実施
形態は前述した第1の実施形態に係る超音波処置部12
0において、超音波プローブ(ブレード)115と、ジ
ョー105の把持部材107の噛み合い部分を変形した
例である。すなわち、図15で示すように、把持部材1
07の把持面117に接触する超音波プローブ115の
表面にはその把持縁全長にわたり鋸刃状の歯115aが
形成されている。そして、図16で示すように、ジョー
105を閉じ、把持部材107の把持面117に超音波
プローブ115の歯115aの部分を押し当て接触させ
ながら超音波プローブ115に超音波振動を加える。す
ると、超音波プローブ115の振動作用による摩擦で発
生する微細な研磨、摩擦熱による変形、超音波プローブ
115を押し当てることによる面圧による変形等によ
り、超音波プローブ115が接触する把持面117の表
面部分には図17で示すように微細な溝117aが転写
される。この微細な溝117aは接触する超音波プロー
ブ115の歯115aの形状を転写した表面形状になる
ため、ジョー105の把持面117と超音波プローブ1
15の間の噛み合わせはきわめて良好になり、切れ味が
高まる。また、この第5の実施形態では生体組織部分を
把持するジョー105の把持面117と超音波プローブ
115の把持縁の部分に歯115aと溝117aが形成
され、その歯115aと溝117aとの噛み合わせ間で
生体組織部分を把持するため、しっかりと把持できる。
前述した第1の実施形態ではジョー105の把持面11
7の両側に歯119が形成され、この歯119の部分は
超音波プローブ115と噛み合わないため、生体組織部
分を完全に抑えられなかったが、この第5の実施形態で
は生体組織部分をしっかりと把持できるようになる。こ
の第5の実施形態の構成を、図18乃至図20で示すよ
うに、第4の実施形態の湾曲した超音波処置部120の
ものに同様に適用してもよい。また、超音波プローブ1
15の表面に形成する歯115aの形状は、鋸刃状のも
のに限らず、図21(a)で示す如く富士山形状のも
の、図21(b)で示す如く矩形波形状のもの、その他
の凹凸形状のものなど、種々の形状のものであっても、
上記同様の作用効果が得られる。 <付記> 1.超音波振動を発生する超音波振動子と、上記超音波
振動子に接続され上記超音波振動を処置部の超音波プロ
ーブへ伝達する振動伝達部材と、上記超音波プローブに
対置されその超音波プローブとの間で生体組織を把持す
る可動自在なジョーと、上記ジョーを可動操作する操作
手段を有する超音波処置具において、上記ジョーは、把
持部材を有し、上記超音波プローブと接触する上記把持
部材の把持面に、上記超音波プローブを接触させて超音
波プローブの形状を転写した構造のものであることを特
徴とする超音波処置具。 2.超音波プローブと接触する上記把持部材の把持面
に、上記超音波プローブを接触させて超音波プローブを
超音波振動を加えることにより超音波プローブの形状を
転写処理した構造のものであることを特徴とする第1項
に記載の超音波処置具。 3.把持部材は樹脂製であることを特徴とする第1項に
記載の超音波処置具。 4.転写処理は、超音波振動するプローブと把持部材の
把持面との摩擦から発生する、研磨効果、発熱による変
形、プローブに対して把持面を押し当てる面圧を利用し
たものであることを特徴とする第1項に記載の超音波処
置具。 5.転写処理は、把持面を押し当てる面圧と、プローブ
と把持面を接触させる時間、超音波振動の振幅及び振動
周波数のパラメータを組合わせて変化させることで、目
的の転写形状とすることを特徴とする第1項に記載の超
音波処置具。 6.転写処理は、超音波プローブと把持面を構成するジ
ョー部組と、ジョー部組を開閉する操作手段の部組を組
み付けた状態で行うことを特徴とする第1項に記載の超
音波処置具。 7.超音波処置部の部分を曲げて形成したものであるこ
とを特徴とする第1項に記載の超音波処置具。 8.上記把持部材の把持面に接触する上記超音波プロー
ブの表面を歯形状に形成したことを特徴とする第1項に
記載の超音波処置具。
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、超
音波処置具のプローブユニットを組み立て後、製品の出
荷前に、その噛み合わせ精度を良くする処置を行うもの
であるから部品の寸法精度を設計上設定して噛み合わせ
を確保する場合に比べて部品や組立に高い精度が要求さ
れない分、コストの低減化を図ることができる。また、
組立て作業が容易になる。しかも、ジョーと超音波プロ
ーブの噛み合わせを調整する特別の機構を組み込む必要
がない分、超音波処置具の構造の簡略小形化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る超音波凝固切開具の組み
立て状態での側面図。
【図2】(a)は上記超音波凝固切開具のハンドルユニ
ットの側面図、(b)は上記超音波凝固切開具のプロー
ブユニットの側面図。
【図3】上記超音波凝固切開具の振動子ユニットの側面
図。
【図4】(a)は上記超音波凝固切開具の先端部分の側
面図、(b)は(a)中のa−a線に沿う部分の横断面
図。
【図5】上記超音波凝固切開具の基部の縦断面図。
【図6】図5中のb−b線に沿う部分の横断面図。
【図7】上記超音波凝固切開具のジョー部分の展開斜視
図。
【図8】上記超音波凝固切開具の挿入部分の縦断面図。
【図9】上記超音波凝固切開具の超音波処置部の開いた
状態の斜視図。
【図10】上記超音波凝固切開具の超音波処置部の閉じ
た状態の斜視図。
【図11】上記超音波凝固切開具のジョー部分の斜視
図。
【図12】第2の実施形態に係る超音波凝固切開具のジ
ョー部分の展開斜視図。
【図13】第3の実施形態に係る超音波凝固切開具のジ
ョー部分の展開斜視図。
【図14】第4の実施形態に係る超音波凝固切開具の超
音波処置部の展開斜視図。
【図15】第5の実施形態に係る超音波凝固切開具の超
音波処置部の開いた状態の斜視図。
【図16】上記超音波凝固切開具の超音波処置部の閉じ
た状態の斜視図。
【図17】上記超音波凝固切開具のジョー部分の斜視
図。
【図18】第5の実施形態に係る超音波凝固切開具の変
形例における超音波処置部の開いた状態の斜視図。
【図19】上記超音波凝固切開具の超音波処置部の閉じ
た状態の斜視図。
【図20】上記超音波凝固切開具のジョー部分の斜視
図。
【図21】第5の実施形態に係る超音波凝固切開具の他
の変形例における超音波処置部のジョー部分の斜視図。
【符号の説明】
1…超音波凝固切開具、2…ハンドルユニット、3…プ
ローブユニット、4…振動子ユニット、12…操作部本
体、13…下側ハンドル、14…上側ハンドル、71…
振動伝達部材、72…操作駆動軸、86…スペーサー、
100…ジョー保持部材、105…ジョー、106…金
属製の本体部材、107…樹脂製の把持部材、115…
プローブ、117…把持面、120…超音波処置部、2
22…転写された溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波振動を発生する超音波振動子と、上
    記超音波振動子に接続され上記超音波振動を処置部の超
    音波プローブへ伝達する振動伝達部材と、上記超音波プ
    ローブに対置されその超音波プローブとの間で生体組織
    を把持する可動自在なジョーと、上記ジョーを可動操作
    する操作手段を有する超音波処置具において、 上記ジョーは、把持部材を有し、上記超音波プローブと
    接触する上記把持部材の把持面に、上記超音波プローブ
    を接触させて超音波プローブの形状を転写した構造のも
    のであることを特徴とする超音波処置具。
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