JP3544642B2 - 超音波処置具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体組織を把持しながら超音波を利用して生体組織の切開、切除或いは凝固等の処置を行う超音波処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の超音波処置具としてはUSP第5,322,055号で知られる超音波手術器具がある。この超音波手術器具は、超音波振動子に接続された超音波プローブと、このプローブを挿通するシースと、前記プローブの先端に形成されたブレードと、前記シースの先端部分に枢着され、前記ブレードと対峙したジョーとを備え、前記シースの手元端に設けられたハンドルにより、ロッドを介して前記ジョーを回動操作するようにしたものである。前記ハンドルを操作して前記ジョーを回動することにより、そのジョーとブレードの間で生体組織を把持し、ブレードに超音波振動を与えて、把持した生体組織部位を切開する。このとき、生体組織の把持部位には凝固作用と切開作用が同時に加わるため、出血を招くことなく、その生体組織の把持部分のみを切開することが可能である。
【0003】
この種の超音波手術器具にあっては一つの操作で凝固作用と切開作用を同時に加え、生体組織を出血させることなく迅速に切開することができる。このため、従来のメスによる生体組織の切開方法に比べて手技等が簡便である。従って、特に内視鏡下外科手術により腹腔内臓器等を処置する場合の利用が注目されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の超音波処置具では超音波振動子を覆うカバー部材を把持したりするので、カバー部材に直接に触れる機会が多い。カバー部材に触れると、そのカバー部材が長軸に対して回転してしまう可能性がある。このようにカバー部材が長軸に対して回転してしまうと、これに連動して処置部も回転してしまう為、操作部と処置部との相対的な角度関係が当初とは異なってしまい、それを元に戻す必要があり、操作性が悪い。
【0005】
また、ハンドルと術者の手が接触する部分が十分に広くないと、長時間の操作により、術者の疲労や苦痛が増大することがある。
【0006】
従って、本発明は、操作性が良い超音波処置具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、超音波振動を発生する超音波振動子と、
前記超音波振動子の前端に連結するホーンと、
前記超音波振動子及び前記ホーンとを包囲するカバー部材と、
前記ホーンの前端に接続し、前記超音波振動を伝達する振動伝達部材と、
前記振動伝達部材からの超音波振動により、生体組織を処置する超音波プローブと、
前記超音波プローブの先端部に対置され、該超音波プローブとの間で生体組織を把持する可動ジョーと、
前記可動ジョーを操作する操作部とを備え、
前記操作部は、固定ハンドルと、前記固定ハンドルに対して相対的に移動する可動ハンドルを有し、前記固定ハンドルには、前記カバー部材を装着する装着部が設けられ、
前記固定ハンドルと前記可動ハンドルとは、前記カバー部材の長軸を挟んで両側に配置され、
前記固定ハンドルと前記可動ハンドルには各々指当て接触部が設けられ、前記指当て接触部の少なくとも一方は、前記カバー部材を包囲する略円筒形状の一部として形成されていることを特徴とする超音波処置具である。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記固定ハンドル及び可動ハンドルには、指掛け用の指掛けリングがそれぞれ形成されていることを特徴とする超音波処置具である。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2において、前記ホーンの先端部は、前記カバー部材から前方に突出すると共に、この突出したホーンの先端部と前記振動伝達部材の後端部を接続する手段を具備することを特徴とする超音波処置具である。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1乃至図10に基づいて、本発明の第1の実施形態に係る超音波処置具としていわゆる超音波凝固切開具について説明する。図1はその超音波凝固切開具1の組み立て状態の全体を示すものである。
【0013】
超音波凝固切開具1は図2の(a)で示すハンドルユニット2と、図2の(b)で示すプローブユニット3と、図3で示す振動子ユニット4を有し、これらのユニット2,3,4は図1で示す状態に組み立てられる。
【0014】
ハンドルユニット2は図2の(a)で示す如く、振動子接続部11を有した操作部本体12を有しており、この操作部本体12には固定的な下側ハンドル(固定ハンドル)13と回動自在な上側ハンドル(可動ハンドル)14が設けられている。下側ハンドル13には指掛けリング15が形成され、その指掛けリング15の孔内には、親指以外の指の複数のものを選択的に差し込めるようになっている。上側ハンドル14には同じ手の親指を掛ける指掛けリング16が形成されている。上側ハンドル14は図6で示す如く、操作部本体12にねじ止めされた軸ピン17により枢着されている。
【0015】
上側ハンドル14の基部と下側ハンドル13の基部には上側ハンドル14を閉じる向きに回動するときに終端位置を規制するために互いに突き当たる突当て部18a,18bが形成されている。
【0016】
図6で示す如く、上側ハンドル14の基部には連結部材としての係止ピンを兼ねた固定ねじ部材19が取り付けられている。この固定ねじ部材19は前記ハンドル枢着用の軸ピン17から上側へ離れるものの近傍に位置して上側ハンドル14の基部に設けられた貫通孔23に貫通している。
【0017】
また、固定ねじ部材19の内端には操作部本体12に装着されたプローブユニット3に係合させるための係合部21が設けられている。固定ねじ部材19には外端に位置した操作つまみ部22が形成されている。固定ねじ部材19は貫通孔23内に挿通することにより上側ハンドル14に対してその軸方向へ遊動自在に取り付けられている。
【0018】
さらに、固定ねじ部材19の外端側に位置して前記貫通孔23に形成された雌ねじ部25に螺合する雄ねじ部26が形成されている。固定ねじ部材19はその中間部を貫通孔23内に位置させる範囲で自由に進退移動することができる。このため、係合部21が後述するロータへの係合位置から待避させてその係合を解除したり、係合部21を係合位置まで前進させて固定ねじ部材19の雄ねじ部26を雌ねじ部25にねじ込むことによりロータへの係合位置に固定したりすることができる。
【0019】
また、固定ねじ部材19にはコイルばね27が巻装されている。このコイルばね27は上側ハンドル14と操作つまみ部22の両者を離反する向きに付勢している。従って、雌ねじ部25から雄ねじ部26を外すと、固定ねじ部材19はそのコイルばね27の弾性復元力によって、後述するロータ側から自動的に待避するため、プローブユニット3の挿入装着及び分解抜去作業が簡単である。
【0020】
操作部本体12の上部には枢着軸28を介して着脱部材としてのストッパー片29が枢着されている。このストッパー片29は操作部本体12に装着された振動子ユニット4を所定位置に固定するものである。ストッパー片29は枢着軸28に巻装したコイルばね30(図6参照)により振動子ユニット4に係止する向きに回動するように付勢されている。そして、通常、ストッパー片29は図5で示す位置まで回動している。
【0021】
前記操作部本体12の前端部分には回転ノブ32及び固定ナット33を利用して挿入シース部31が回転自在に保持されている。図5で示す如く、挿入シース部31は回転ノブ32に固定的に取着されており、その回転ノブ32は操作部本体12に対して同軸的に回転可能に取着されている。回転ノブ32と固定ナット33の間で前記操作部本体12に形成した鍔34を挟み込み、回転ノブ32を回転可能に保持する。ここで、前記挿入シース部31は回転ノブ32が摺接する部材との摩擦力により、常にある程度の制動が掛かっており、簡単に回転するものではない。
【0022】
図4及び図5で示す如く、前記挿入シース部31は剛性のある金属製パイプからなる芯材31aと、これの外周に被覆した電気的絶縁性樹脂の外皮31bの2重管構造のものである。また、挿入シース部31内の先端部分には図4の(b)で示すように、一対の係止片36が設けられていて、この係止片36により挿入シース部31内に挿通されるプローブユニット3の先端部分を係止し、挿入シース部31に対してのプローブユニット3の軸回り回転方向の位置を決めるようになっている。前記係止片36は芯材31aの先端の一部分を延長し、この延長部分を内側に曲げ込むことにより形成されている。この係止片36の位置に対応して回転ノブ32の外面には係止位置を示す指標38が設けられている(図5参照)。
【0023】
図3で示す如く、前記振動子ユニット4はハンドピース41のハウジングを兼ねた円筒状カバー42内にランジュバン型超音波振動子43を配置してなり、超音波振動子43の前端にはホーン44が連結されている。ホーン44の先端には図5で示す如く、プローブユニット3の後端をねじ込むための雌ねじ部45が形成されている。
【0024】
また、図3で示す如く、カバー42の前端部にはリング状のストッパー受け部材56が設けられている。前記ストッパー受け部材56の外周面部には環状の周回溝57が形成されている。このストッパー受け部材56の周回溝57内には前記ハンドルユニット2側の前記ストッパー片29の先端が嵌め込んで係止するようになっている。ストッパー受け部材56の内腔58にはプローブユニット3のロータ78の後端部分を嵌め込むようになっている。
【0025】
図3で示す如く、前記ハンドピース41には長尺で可撓性のハンドピースコード61が接続され、このハンドピースコード61の延出先端にはハンドピースプラグ62が設けられている。このハンドピースプラグ62には防水キャップ63が付設されている。そして、この振動子ユニット4を洗浄する際、ハンドピースプラグ62の端子部付近を防水キャップ63で覆うようになっている。また、前記ハンドピース41の後端には高周波処置を行うときに高周波コードを接続する接続端子67が設けられている。
【0026】
一方、前記プローブユニット3は図2の(b)で示すように、超音波振動を伝達する棒状の振動伝達部材71と、これに沿って略平行に配置されるワイヤー状の操作駆動軸(可動部材)72とを備える。振動伝達部材71は音響効果が高く、生体適合性の良い、例えばチタン材やアルミニウム材等で形成されている。
【0027】
さらに、振動伝達部材71は図2の(b)で示す如く、先端側部分71aと後端側部分71bの2体のものからなり、両者はねじ止めと接着により固定的に連結されている。振動伝達部材71の後端部分には雄ねじ部73が形成されていて、この雄ねじ部73の部分を前記ホーン44の先端に形成した前記雌ねじ部45にねじ込んでホーン44に振動伝達部材71を連結するようになっている。そして、振動伝達部材71の後端の段差端面74がホーン44の先端面に突き当たる位置までねじ込んで、振動伝達部材71とホーン44が強固に連結される。また、振動伝達部材71の後端部の周面には着脱するときに使用するスパナ掛け面75が形成されている。
【0028】
前記操作駆動軸72はワイヤー状の部材であり、これは比較的剛性があり、また、ばね弾性も備えた、例えばステンレススチール(SUS)等の材料によって形成されている。また、操作駆動軸72には薄い金属製のパイプ76が被嵌されている。このパイプ76は操作駆動軸72の基端から先端の手前の途中部分のところまで被嵌されている。
【0029】
前記操作駆動軸72の後端には前記ロータ78が固定的に取着されている。前記ロータ78はその中心が振動伝達部材71の中心軸と一致する同心的な円筒状の回転体形状に形成されている。前記ロータ78の外周には2条の鍔81を設け、この間で係合用環状溝82を形成している。係合用環状溝82にはハンドルユニット2の可動ハンドルである上側ハンドル14に取着された前記固定ねじ部材19の係合部21が嵌まり込んで係合する。係合用環状溝82の前後の周面部にはそれぞれOリング84,84が装着されている。
【0030】
そして、ユニット2,3,4を組み立てた際、ロータ78の前端側周部85がハンドルユニット2の嵌合孔部80に嵌まり込み、ロータ78の後端側周部87が操作部本体12の内腔内においてストッパー受け部材56の内腔58内に嵌まり込む。このとき、振動子ユニット4側のストッパー受け部材56の周回溝57にはストッパー片29が係止する。振動子ユニット4はプローブユニット3と一体に回転が可能である。プローブユニット3の操作駆動軸72は、ハンドルユニット2によるハンドル操作で、ロータ78と一体的に前記振動子ユニット4及び振動伝達部材71等の静止部材に対して前後軸方向への移動が可能である。
【0031】
図2の(b)で示す如く、振動伝達部材71と、操作駆動軸72に被嵌されたパイプ76とは複数のスぺーサー86によって互いに保持し合っている。各スぺーサー86はいずれも振動伝達部材71の振動の節に位置して配置されている。スぺーサー86はこれらに装着する振動伝達部材71と操作駆動軸72を所定の間隔で平行に保持する。また、操作駆動軸72に被嵌したパイプ76には前記スぺーサー86の前後の移動を阻止するために最先端のスぺーサー86のものを除き、止め輪89がその前後に被嵌して設けられている。各止め輪89はいずれも接着により操作駆動軸72に被嵌したパイプ76の外周に固定されている。
【0032】
図4の(a)に示すように、最先に位置したスペーサー86は後述する超音波プローブ115の遠位端に最も近い超音波振動の節部に位置して設けられている。この最先に位置したスペーサー86は操作駆動軸72に被嵌したパイプ76の外周に接着等により固定してもよいが、ここではパイプ76の外周に遊嵌して設けられている。前記スペーサー86は支持部材90を有し、そのスペーサー86と支持部材90の両者にわたり止めリング91が被嵌されている。これにより止めリング91はスペーサー86と支持部材90の両者を締結する。これらは接着により一体的に固定している。
【0033】
この部分を組み立てる場合にはまず振動伝達部材71のフランジ95の部分をスぺーサー86と支持部材90で挟み込み、スぺーサー86と支持部材90の両方にわたり止めリング91を被嵌し、スペーサー86と止めリング91を接着する。このとき、支持部材90はスペーサー86に含まれる部材である。
【0034】
図4の(a)で示す如く、最先端のスペーサー86のところに位置する振動伝達部材71の周部には回動規制用フランジ95が形成されている。この回動規制用フランジ95はこれに対応位置するスペーサー86の内面部に形成された嵌込み溝に密に嵌め込まれて係合し、振動伝達部材71廻りでのスペーサー86の回動を阻止する。スペーサー86の嵌込み溝には操作駆動軸72側に位置して回動規制用フランジ95との間に振動吸収部材の例えばゴム製の緩衝部材97が嵌め込まれている。
【0035】
最先端に位置したスペーサー86はこの位置より前方へ延びるジョー保持部材100の支持部を兼ねるものであり、スペーサー86とジョー保持部材100の両者は一体に形成されている。前記ジョー保持部材100は前記スペーサー86に支持され、前記振動伝達部材71の軸方向への移動、及びその軸廻りでの回動が制限されている。ジョー保持部材100はその前方端が振動伝達部材71の先端直前まで延長されており、その基端部付近から先端まで達するスリット溝101が形成されている。ジョー保持部材100の先端付近部分においてスリット溝101の左右両部分には補強橋102が架設されている。ジョー保持部材100の延長した先端部付近にはジョー105が枢着されている。
【0036】
前記ジョー保持部材100の先端部分にはそのスリット溝101の左右両部分に渡って橋架する枢支ピン103が設けられている。前記ジョー105はその枢支ピン103に対して枢着されている。そして、前記ジョー105はいわゆる可動ブレード(可動側把持片)を構成するものであり、後述する超音波プローブ115に対峙する。
【0037】
図7で示す如く、前記ジョー105は金属製の本体部材106と、樹脂製の把持部材107とからなり、本体部材106の基部付近には軸受け用連結孔108が形成されている。前記枢支ピン103をその軸受け用連結孔108に挿通することにより前記本体部材106は前記ジョー保持部材100に対して回動自在に支持されている。軸受け用連結孔108は図8の(a)で示す如く、挿入シース部31の軸方向に対して斜めの長孔からなっており、前記枢支ピン103はその連結孔108内に摺動自在に嵌め込まれている。本体部材106には操作駆動軸72の先端を接続するための接続孔109が、前記軸受け用連結孔108の直近下側に位置して形成されている。この接続孔109はジョー105の左右方向に貫通して穿孔されている。この接続孔109には操作駆動軸72の先端部分を略直角に屈曲して形成した屈曲部110が嵌入されている。
【0038】
前記本体部材106には前後に長く形成した嵌込み装着用孔111が設けられている。この嵌込み装着用孔111には前記把持部材107の背面に設けた突部112が密に嵌め込まれるようになっている。突部112の突出端には左右に突き出した鍔113が形成されている。
【0039】
嵌込み装着用孔111に突部112を嵌め込むときには図7で矢印で示すように、下側から鍔113を先にしてその鍔113及び本体部材106の装着用孔111付近を弾性的に変形させながら嵌込み装着用孔111に強く差し込む。すると、鍔113及び本体部材106の嵌込み装着用孔111付近が弾性変形し、その鍔113が嵌込み装着用孔111に通り、突き抜けたところで、その突部112が嵌込み装着用孔111内に密に嵌め込まれる。さらに把持部材107の背面と鍔113の間で、本体部材106を挟み込んで、その本体部材106に把持部材107が保持される。また、嵌込み装着用孔111に突部112を嵌め込むときに当る突部112及び鍔113の縁部には図9で示す如く、丸みまたは傾斜116を形成し、嵌込み装着用孔111に前記突部112を嵌め込む時のガイドとする。
【0040】
前記把持部材107は滑り性のよい、例えばいわゆるテフロンなどの樹脂で一体的に形成されている。また、把持部材107の把持面117の左右両縁には超音波プローブ115側へ突き出した縁部118が形成され、これらの縁部118の先端は歯119が形成されている。
【0041】
前記振動伝達部材71の先端部分は超音波プローブ(固定側把持片)115を構成する。この超音波プローブ115の部分は前記ジョー105の把持部材107が対峙するように配置されている。超音波プローブ115は図9で示す如く、その断面形状が縦長である。超音波プローブ115の先端外周面部分は丸みが付けられている。
【0042】
そして、操作駆動軸72を押し引きすることにより回動させられる開閉自在なジョー105と固定的な超音波プローブ115により生体組織を把持して凝固及び切開する超音波処置部120を構成している。
【0043】
また、ジョー保持部材100の処には、操作駆動軸72を引いて閉じる向きにジョー105を回動操作する際、そのジョー105の回動量を規制するストッパー機構が設けられている。つまり、図4の(a)で示す如く、ジョー保持部材100のスリット溝101内に位置した操作駆動軸(可動部材)72の途中部分には、ストッパー管(ストッパ体)121が被嵌されている。このストッパー管121はその内面に雌ねじを形成し、前記操作駆動軸72に被嵌したパイプ76の外周に形成した雄ねじに螺合して固定的に取着されている。この取付け手段は螺合方式であるため、製作組付け過程でストッパー管121の位置をその軸方向に微調整することができる。パイプ76の雄ねじの先端側部分には管状のナット122が螺合している。このナット122を設けることにより前記ストッパー管121をダブルナット形式で確実に固定することができる。ストッパー管121及びナット122の外周面には回転操作する際の滑止め用としてローレットが形成されている。ストッパー管121及びナット122はこれらの位置を調整した後、これらが螺合するパイプ76の外周に接着されて確実に固定されるようになっている。
【0044】
そして、前記ストッパー機構は、操作駆動軸72を引き込んで、ジョー105を閉じた際、ストッパー管121の後端124が、静止部材としてのジョー保持部材100に形成したスリット溝101の後端面からなるストッパー受け面125に当たり、操作駆動軸72のそれ以上の引き込みを阻止し、ジョー105の操作量を制限する。そして、前記ジョー105を回動するとき、前記把持部材107の把持面117が前記超音波プローブ115との接触により摩耗しても前記超音波プローブ115は前記本体部材106に接触するまで深く摩耗させない段階で、ジョー105の操作量を制限する。
【0045】
次に、前記ハンドルユニット2における下側ハンドル13と上側ハンドル14の形態について述べる。すなわち、図1で示す如く、下側ハンドル13と上側ハンドル14は挿入シース部31の延長中心軸の上下に位置して配置される。図10で示す如く、下側ハンドル13と上側ハンドル14におけるそれぞれの指当て接触部13a,14aは幅広く形成され、その幅はハンドピース41のカバー(ハウジング)42の外径よりも大き目であり、そのハンドピース41の部分を上下から包むように丸みを持って形成されている。
【0046】
このように各ハンドル13,14の指当て接触部13a,14aが、ハンドピース41を囲む略円筒形状の一部を形成するようにしたから、ハンドピース41の部分は指当て接触部13a,14aによって実質的に覆われる。このため、操作中、手指がハンドピース41に指を触れることを防ぎ、その振動子ユニット4を不用意に回転させてしまうことを回避できる。
【0047】
また、指当て接触部13a,14aの幅が十分に広いため、長時間使用しても術者の疲労や苦痛が増大することがない。
【0048】
次に、超音波凝固切開具1を使用する場合について述べる。まず、プローブユニット3に振動子ユニット4を組み付け、これをハンドルユニット2に差し込んで、図1で示す状態に組み立てる。
【0049】
そして、ハンドルユニット2の下側ハンドル13と上側ハンドル14に片手の指を掛けて超音波凝固切開具1を把持し、トラカール等を利用して腹腔内に挿入シース部31を誘導する。上側ハンドル14を回動操作すれば、超音波処置部120のジョー105を開閉することができる。
【0050】
そして、固定的な超音波プローブ115に対してジョー105が回動し、この両者の間で、生体組織を把持したり、または開くことにより両者で臓器を剥離したり圧排したりすることができる。
【0051】
一方、超音波処置部120を用いて超音波処置を行う場合には超音波プローブ115とジョー105の間に患部の生体組織を把持し、超音波プローブ115に超音波振動を加える。すると、把持された生体組織部分が凝固されながら切れる。
【0052】
この際、ジョー105が閉じ、ジョー105と超音波プローブ115の間で、生体組織を挟み込んで行く過程で、超音波プローブ115はジョー105による押圧力を受けて弾性的に変位する。つまり、前記超音波プローブ115は振動伝達部材71に支持されているため、振動伝達部材71の自由端部分が撓み、超音波プローブ115はジョー105の把持面117に押されて追従的に変位する。そして、適正な把持力量で生体組織を挟み込み、ジョー105と超音波プローブ115の間に把持された生体組織部分が凝固されながら切断する。
【0053】
図8の(a)はジョー105の把持部材107の把持面117が超音波プローブ115の上面に接触させた状態を示しており、これは超音波プローブ115が、まだ変形していない状態である。また、図8の(b)は超音波プローブ115がジョー105に押されて変形して変位した状態を示す。ジョー105と超音波プローブ115の間に生体組織を挟み込んで超音波処置を行う場合にはこの状態になる。しかし、ジョー105が一定量回動すると、前記ストッパー機構が働くため、それ以上に回動せず、過大な把持力が加わることはない。
【0054】
このようにして、ジョー105と超音波プローブ115の間の生体組織部分が切断し終わったとき、図9の(a)で示すごとく、ジョー105の把持部材107の把持面117に振動中の超音波プローブ115が接触する。このため、生体組織部分の処置を繰り返す都度、把持部材107の把持面117が少しずつ摩耗し、図9の(b)で示す如く、窪み123が形成される。この窪み123がジョー105の金属製の本体部材106に達する深さに至る前に、前記ストッパー機構が働き、ジョー105の回動が阻止される。つまり、把持部材107の把持面117が前記超音波プローブ115との接触により摩耗しても、前記超音波プローブ115が金属製の本体部材106に接触するまで窪み123が深くならない段階で、ジョー105の操作終端位置を規制する。
【0055】
このため、前記把持部材107が前記超音波プローブ115との接触により摩耗してもジョー105の金属製の本体部材106は前記超音波プローブ115に接触しない領域に維持される。従って、振動状態の超音波プローブが金属部分に接触することが未然に阻止される。振動状態の超音波プローブ115が金属部分に接触することがないので、超音波プローブ115等を損傷させたり、切れ味を低下させたりしない。その結果、超音波凝固切開具1の使用頻度を十分に増やし、その超音波凝固切開具1の耐久性を高めることができる。
【0056】
一方、前記ストッパ機構により超音波プローブ115へのジョー105の圧接力を制限し、把持力量が適正な範囲内に抑制されるため、例えば思い切り強くハンドルを握った場合は勿論、術者の個人差や熟練の程度によって、ハンドル13,14に過大な操作力を加えることがあっても所要の把持力量の範囲内で把持され、生体組織を確実に凝固しながら切断することができる。特に微細血管等の生体組織を機械的のみに切断してしまう虞がない。また、所定の把持力量が常に得られるので、把持力量が過小な場合のように超音波プローブ115の超音波振動の発熱作用が十分に発生せず、所望の処置が効率よく行われないとか、さらには把持力量が過大になり、超音波プローブ115での超音波振動が停止してしまうなどの事態はいずれも起こらない。
【0057】
また、図8の(a)で示す如く、ジョー105を枢着する枢支ピン103を通す連結孔108が長孔であり、その長手方向は超音波プローブ115の把持面に垂直な線に対して傾斜しているため、ジョー105の連結孔108内で枢支ピン103が相対的に移動できる。このため、超音波プローブ115に対してのジョー105の噛み合わせが向上すると共に、ジョー105と超音波プローブ115の噛み合いが均一になる。
【0058】
すなわち、ジョー105を回動して生体組織を把持し始めるまでは枢支ピン103は図8の(a)で示す如くジョー105の連結孔108内の下端に位置している。生体組織を把持してさらにジョー105を回動すると、ジョー105は下側へ引かれるため、枢支ピン103は図8(b)で示す如く連結孔108の上端にまでスライドする。そして、ジョー105の連結孔108内で枢支ピン103がスライド可能なため、その両者の把持面同士が略平行な把持状態に維持し、両者の噛み合わせを向上することができる。また、生体組織の把持量を多くでき、また、把持量が多くてもその生体組織全体を均一に把持することができる。しかも、連結孔108の長手方向が傾斜しているため、そのスライド動作がスムーズになり、ジョー105の回動動作が円滑である。
【0059】
尚、ジョー105を支持する連結孔108と枢支ピン103の関係は、ジョー105側に枢支ピン103を設け、ジョー保持部材100側に連結孔108を形成するようにしてもよい。
【0060】
また、前記ジョー105の回動量を規制するストッパー機構としては、次のような構成のものでもよい。すなわち、プローブユニット3の操作駆動軸72の後端に連結され、かつハンドルユニット2側のハンドル操作で移動操作される接続部材、たとえばロータ78と、これに対峙して相対的に見ると静止する固定的な部材、例えば振動子ユニット4のストッパー受け部材56の前端とで構成し、ロータ78の後端をストッパー受け部材56の前端に衝止して操作駆動軸72の移動を規制することにより前記超音波プローブ115に対するジョー105の開閉終端位置を規制するようにしたストッパ機構を構成してもよい。
【0061】
(第2の実施形態)
図11に基づいて、本発明の第2の実施形態を説明する。この第2の実施形態はハンドルユニット2の変形例を示すものである。ここでのハンドルユニット2では下側ハンドル13と上側ハンドル14に指掛けリングを設けずに構成し、その代わりにばね部材131を各ハンドル13,14の間に設けて、各ハンドル13,14を離反する向きに付勢するようにしたものである。ばね部材131は板ばねからなり、その一端を下側ハンドル13の内面に止め具132で取着し、ばね部材131の他端を上側ハンドル14の内面に接合した。図11は上側ハンドル14がそのばね部材131の付勢力で開いた待機状態を示している。各ハンドル13,14は常に開く向きに付勢されるため、指掛けリングを設ける必要がない。各ハンドル13,14の他の構成は前述した第1の実施形態のものと同様である。
【0062】
また、この第2の実施形態では下側ハンドル13の基部とこれに対向する上側ハンドル14の基部にはそれぞれ閉じ切ったときに突き当たる突当て面135,136が形成されている。そして、この突当て面135,136により前記ジョー105の回動量を規制するストッパー機構を構成する。ジョー105の回動量を規制する仕方は前述した第1の実施形態のものと同様である。
【0063】
第1の実施形態でのストッパー機構のものに加えて、このストッパー機構を設けてもよいが、両方のストッパー機構を設ける場合には第1の実施形態でのストッパー機構のものを主体的に機能させ、この第2の実施形態でのストッパー機構を補助として用いるようにするとよい。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、操作部に固定ハンドルとこの固定ハンドルに対して相対的に移動する可動ハンドルとを設け、前記固定ハンドルには超音波振動子及びホーンを包囲したカバー部材を装着する装着部を設け、更に、前記固定ハンドルと可動ハンドルとが、前記カバー部材の長軸を挟んで両側に配置され、前記固定ハンドルと可動ハンドルに各々設けられた指当て接触部の少なくとも一方は、前記カバー部材を包囲する略円筒形状の一部として形成されているため、固定ハンドルと可動ハンドルを用いて操作する際、操作部に装着したカバー部材に手などが直接に触れる機会が少なく、また、いたずらにカバー部材を動かしてしまうことがないので、操作性が良い。しかも、前記固定ハンドルと可動ハンドルに各々設けられた指当て接触部の少なくとも一方は、前記カバー部材を包囲する略円筒形状の一部として形成されているため、ハンドルの把持操作性が良く、長時間使用しても疲れにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る超音波凝固切開具の組み立て状態での側面図。
【図2】(a)は前記超音波凝固切開具のハンドルユニットの側面図、(b)は前記超音波凝固切開具のプローブユニットの側面図。
【図3】前記超音波凝固切開具の振動子ユニットの斜視図。
【図4】(a)は前記超音波凝固切開具の先端部分の縦断面図、(b)は(a)中のa−a線に沿う部分の横断面図。
【図5】前記超音波凝固切開具の基部の縦断面図。
【図6】図5中のb−b線に沿う部分の横断面図。
【図7】前記超音波凝固切開具のジョー部分の展開斜視図。
【図8】前記超音波凝固切開具の先端部分の縦断面図。
【図9】(a)は図8中のc−c線に沿う部分の横断面図、(b)は図8中のd−d線に沿う部分の横断面図。
【図10】図1中のe−e線に沿う部分の横断面図。
【図11】第2の実施形態に係る超音波凝固切開具の組み立て状態での側面図。
【符号の説明】
1…超音波凝固切開具、2…ハンドルユニット、3…プローブユニット、
4…振動子ユニット、12…操作部本体、13…下側ハンドル、
14…上側ハンドル、42…カバー、44…ホーン、71…振動伝達部材、72…操作駆動軸、105…ジョー105、115…プローブ。

Claims (3)

  1. 超音波振動を発生する超音波振動子と、
    前記超音波振動子の前端に連結するホーンと、
    前記超音波振動子及び前記ホーンとを包囲するカバー部材と、
    前記ホーンの前端に接続し、前記超音波振動を伝達する振動伝達部材と、
    前記振動伝達部材からの超音波振動により、生体組織を処置する超音波プローブと、
    前記超音波プローブの先端部に対置され、該超音波プローブとの間で生体組織を把持する可動ジョーと、
    前記可動ジョーを操作する操作部とを備え、
    前記操作部は、固定ハンドルと、前記固定ハンドルに対して相対的に移動する可動ハンドルを有し、前記固定ハンドルには、前記カバー部材を装着する装着部が設けられ、
    前記固定ハンドルと前記可動ハンドルとは、前記カバー部材の長軸を挟んで両側に配置され、
    前記固定ハンドルと前記可動ハンドルには各々指当て接触部が設けられ、前記指当て接触部の少なくとも一方は、前記カバー部材を包囲する略円筒形状の一部として形成されていることを特徴とする超音波処置具。
  2. 請求項1において、前記固定ハンドル及び可動ハンドルには、指掛け用の指掛けリングがそれぞれ形成されていることを特徴とする超音波処置具。
  3. 請求項1または請求項2において、前記ホーンの先端部は、前記カバー部材から前方に突出すると共に、この突出したホーンの先端部と前記振動伝達部材の後端部を接続する手段を具備することを特徴とする超音波処置具。
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