JPH09215581A - 床敷物 - Google Patents

床敷物

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JPH09215581A
JPH09215581A JP5239496A JP5239496A JPH09215581A JP H09215581 A JPH09215581 A JP H09215581A JP 5239496 A JP5239496 A JP 5239496A JP 5239496 A JP5239496 A JP 5239496A JP H09215581 A JPH09215581 A JP H09215581A
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locking
plate
plates
support plate
locking plates
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JP5239496A
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Inventor
Masaharu Teramoto
正治 寺本
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TERAMOTO KK
Original Assignee
TERAMOTO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基材に対する表層板の固定を、容易にかつ分
離のおそれがないように強固に行うことが可能な床敷物
をうる。 【構成】 基材1が支持板2の裏面に支脚8を立設し構
成されて、支持板2に複数の取付孔7が形成されるとと
もに、各取付孔7の両側に相対向して位置させて、各一
対の係止板9a,9b が支持板2の裏面に立設されている。
支持板2の表面に重ねて取付ける表層板12の裏面に、支
持板2の取付孔7から係止板9a,9b 間に挿入される複数
の結合ピン13が立設され、前記結合ピン13が一対の結合
板14a,14b を間隔をおき相対して立設し、前記係止板9
a,9b に圧接可能で、係止板9a,9bの先端に係止可能な係
止突部15a,15b が、係止板9a,9b の各先端側面に突設さ
れている。結合ピン13を取付孔7から各係止板9a,9b 間
に挿通し、各係止突部15a,15b を係止板9a,9b の各先端
に係止して、基材1に表層板12を取付けて床敷物を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋内外のフロアや通路
その他の床に敷いて使用されるタイル状の敷物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】屋内外のフロアや通路その他の床に敷い
て使用される敷物として、例えば、実開昭63−160
775号公報に開示されたものが知られている。この敷
物は、ほぼ全体にやや間隔をおいて小孔を設け、裏面に
分散して支脚を突設した基板を合成樹脂で形成し、織布
に繊維を立設してなる表面マットを、前記基材の表面に
接着剤で接着している。前記基板は、その周縁に接続手
段が設けられており、複数の基板が相互に接続可能に構
成されている。また、実開昭62−202262号公報
には、ほぼ全体に小孔を設けた前記基板と表面マット及
び端部の両側面に係止突部を突設してなる係止ピンから
なる敷物が開示されている。これは基板に表面マットを
重ねて、表面マットを貫通した係止ピンを基板の係止孔
に挿入し、弾性変形によるわん曲で貫通させて、係止ピ
ンの係止突部を基板の裏面に直接係止して、基板に表面
マットを固定したものである。基板の周縁には接続手段
が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の各敷物は、
基板に表面マットを固着して構成されているから、表面
マットを選択することで、比較的容易に各種の表面マッ
トを取付けた敷物を製造することが可能である。そし
て、基板は、その周縁に設けた接続手段で互いに接続す
ることが可能であるから、敷設場所に対応して任意の面
積、形状の敷物を構成することも容易である。基板の裏
面に支脚を突設しているから、床面の雨水などを排出す
ることも容易であるなどの特徴を備えている。
【0004】しかし、基板に表面マットを接着剤で接着
したものは、基板または表面マットに接着剤を塗布する
手間を要し、かつこの接着剤で基板と表面マットとを接
着したときに、その接着剤が加圧されて基板の孔から表
面マットの裏面側にはみだすことが生じるおそれがあ
る。接着剤が表面マットの裏面にはみだすと体裁が悪く
なるから、接着剤の塗布に要する手間がかなり大きくな
る課題がある。そして、表面マットが端部から剥離する
おそれが大きい課題もある。
【0005】一方、基板に表面マットを係止ピンで固定
したものは、係止ピンの係止突部を基板の裏面に直接係
止しているが、基板の厚さは比較的薄く、任意に厚くす
ることは困難である。この基板の厚さに対応して係止ピ
ンの長さが設定されるから、係止ピンも短くなる。そし
て、基板の係止孔に係止ピンを挿入し貫通させるときの
弾性変形はほぼ短い係止ピンのみになるので、係止ピン
の弾性変形によるわん曲が困難であるから、係止孔に対
する係止ピンの貫通操作が困難である課題がある。この
ため、係止ピンの弾性変形によるわん曲を容易にするた
め、係止孔と係止突部との各径の差を小さくすることな
どが必要であるから、係止ピンによる表面マットの固定
がやや不安定になって、表面マットが基板から分離する
おそれが生じる。
【0006】本発明は、上記のような課題を解決するも
のであって、基材に対する表層板の固定を、容易にかつ
分離のおそれがないように強固に行うことが可能である
とともに、基板に対して表層マットがスライドしないよ
うに固定することも容易な床敷物をうることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の床敷物は、支持
板の裏面に分散して支脚が突設された合成樹脂からなる
基材と、支持板の表面に重ねて固定される合成樹脂から
なる表層板で構成されて、前記支持板に複数の取付孔が
設けられるとともに、各取付孔の径方向の両側に間隔を
おき相対して位置させた各一対の係止板が、支持板の裏
面に複数組立設され、前記各取付孔から各係止板間に挿
入し、係止板間から先端部が突出する長さの複数の結合
ピンが前記表層板の裏面に立設され、前記結合ピンが、
一対の結合板を相対しやや間隔をおいて立設し、この各
結合板の相対しない各側面の先端側に、前記係止板の相
対した各側面に圧接可能で、その係止板間から突出し
て、各係止板の先端に係止可能な係止突部を突設して構
成され、支持板の取付孔から各係止板間に結合ピンを挿
入し、各係止板と各結合板の両方またはいずれか一方の
弾性変形によるわん曲で係止板間を通過させ、各係止突
部を各係止板の先端に係止して、前記基材に表層板が取
付けられたことを特徴とする。
【0008】前記基材の支持板裏面に立設した各一対の
係止板の相対する方向は、すべて同じにすることができ
る。また、各一対の複数組の係止板の相対する方向を、
複数組の係止板で相互に交差するものが生じるように設
けることも可能である。したがって、前記表層板の裏面
に立設する複数の結合ピンを構成した一対の結合板の相
対する方向も、前記各係止板の相対する方向に対応させ
るものである。
【0009】前記後者のように、複数組の係止板におい
て、それらの相対する方向を相互に交差させて設ける
と、各係止板間に挿入される各結合ピンにおける各一対
の結合板の相対する方向も相互に交差するようになる。
そして、各結合板を各係止板が挾持状態に支持するか
ら、係止板が相対する方向に結合ピンが移動することを
各係止板が阻止して、同方向に支持板の表面に沿って表
層板がスライドすることを不能にする。したがって、相
対する方向が相互に交差する複数組の係止板で、支持板
の表面に沿って表層板がいずれの方向にもスライドする
ことを不能にすることができる。このため、支持板の取
付孔と結合ピンとの各大きさの関係は、取付孔に結合ピ
ンを挿通可能に設けるのみでたりる。例えば、結合ピン
に比して、取付孔の径を大きくして、取付孔に対する結
合ピンの挿入を容易にすることが可能である。
【0010】前記支持板裏面の各係止板は、取付孔の口
縁に沿って立設することができるとともに、取付孔の口
縁からやや離れた位置に立設することも可能である。し
たがって、前記各一対の係止板のそれぞれは、やや内側
に傾斜させて、先端側の間隔がやや狭くなるように立設
することが可能である。支持板の裏面に突設する支脚は
棒状またはリブ状に長く設けるなど任意である。
【0011】支持板に対しては、それよりも小さい表層
板の複数を並べて取付けることができるとともに、支持
板と表層板とをほぼ同じ大きさにすることも可能であ
る。支持板は基材と同大きさ、または、複数の単位支持
板をやや間隔をおいて並べて、それらの一部を連結部で
連結して形成することも可能である。このように、複数
の単位支持板を連結部で連結して支持板を構成すれば、
その連結部をカッターなどで比較的容易に切断し、一部
の単位支持板を分離して、支持板の大きさや形態を変更
することが可能である。したがって、複数の単位支持板
を連結してなる支持板に、複数の表層板を並べて取付け
れば、連結部の切断で単位支持板と共に表層板の一部を
分離することができる。支持板には取付孔のみを設ける
ことができるとともに、支持板のほぼ全面に間隔をおい
てやや小さい孔を形成して、その孔の一部を取付孔とし
て使用するなど任意である。
【0012】基材と表層板は軟質系と硬質系のいずれの
合成樹脂で形成することも可能である。基材は、その支
持板裏面に立設した各一対の係止板を、表層板の結合ピ
ンに突設された係止突部に係止して、その結合ピンを十
分に支持することが可能な剛性を有するほぼ任意の合成
樹脂で形成することができる。表層板は、摩擦による摩
耗が少なくて、傷がつきにくく、結合ピンを基材の係止
板に係止することが可能な剛性を備えた合成樹脂で形成
することが適する。
【0013】すなわち、基材を軟質系、表層板を硬質系
の各合成樹脂で形成、逆に、基材を硬質系、表層板を軟
質系の各合成樹脂で形成することができる。そして、基
材と表層板の両方を、軟質か硬質いずれかの合成樹脂の
みで形成することも可能である。例えば、基材用とし
て、ポリプロピレンや高密度ポリエチレン、ポリアミド
などを、表層板用として、ABS樹脂やポリカーボネー
ト、ポリアミド、ポリプロピレンなどを挙げることがで
きる。表層板の表面は、ほぼ平滑に、またはやや凹凸や
リブ状の突部を設けるなど任意である。
【0014】支持板裏面の各一対の係止板は間隔をおい
て各独立状に立設しており、この各係止板を弾性変形で
わん曲可能に形成することができるから、表層板の裏面
に立設する結合ピンは1本の棒状に形成して、その先端
側の各係止板と相対する各面に係止突部を突設すること
も可能である。この棒状1本の結合ピンを各一対の係止
板間に挿入したときは、各係止板のみが弾性変形でわん
曲して、それらの間を結合ピンが通過する。
【0015】
【作用】本発明の床敷物は、基材の支持板に形成された
取付孔から各係止板間に、表層板の各結合ピンを挿入す
る。このとき、各一対の係止板と結合ピンを構成した一
対の結合板とが相互に平行状に並ぶようにする。する
と、各結合板の側面に突設した各係止突部が各係止板の
相対した面に圧接した状態で、係止板間を結合ピンが進
行する。このため、結合ピンの進行に伴って、結合板と
係止板の両方またはいずれか一方が弾性変形でわん曲す
る。結合板と係止板の両方を弾性変形でわん曲可能にす
れば、それらのわん曲がより無理なく行われるから、係
止板間を結合ピンがよりスムーズに進行する。そして、
支持板に表層板がほぼ接して、係止板間を各係止突部が
通過すると、係止板と結合板のそれぞれが相互に解放さ
れるから、それぞれの反発弾性で各係止板の先端に各係
止突部が係止して、一対の係止板間から結合ピンが抜け
ることが不能になり、支持板に表層板を固定する。
【0016】支持板の裏面に前記係止板を立設してお
り、この係止板は、支持板の厚さに関係なくほぼ任意の
長さに立設することができる。したがって、表層板の裏
面に立設する結合ピンの結合板も、前記係止板の長さに
対応して長くすることが可能である。このため、例えば
表層板と結合ピンを硬質系の合成樹脂で一体に形成した
ときも、各結合板を、その長さに対応してスムーズに弾
性変形でわん曲させることが可能であり、一対の係止板
間に結合ピンをスムーズに挿入し、係止突部を通過させ
ることが可能である
【0017】支持板裏面に立設した複数組の係止板にお
いて、それらの相対する方向を相互に交差させて設ける
と、相対する方向が異なる各係止板が、結合ピンを介し
て支持板の表面に沿って表層板が交差するいずれの方向
にもスライドすることを防止して、基材に表層板を安定
よく強固に固定することが可能である。
【0018】表層板裏面の結合ピンを1本の棒状に形成
すれば、結合ピンの構成が簡易になり、かつその径方向
の断面形状に方向性をなくすることが可能であり、各一
対の係止板間に結合ピンを挿入するときに、各一対の係
止板の相対した方向を考慮することを不要にできる。
【0019】
【実施例】本発明の床敷物の第1実施例を図1〜7につ
いて説明する。図1〜7で、1はポリプロピレンで形成
された方形の基材、2は基材1を構成する支持板で、こ
れは方形の単位支持板3の複数をやや間隔をおいて縦横
に並べて、その各単位支持板3を薄いシート状の連結部
4で部分的に連結し形成されている。前記各単位支持板
3は断面逆凹形に形成され、その裏面側の周壁内側に格
子状に縦横にリブ5を突設し補強してなるものであっ
て、その前記周壁の下端側を前記薄いシート状の連結部
4で部分的に連結して、前記支持板2が形成されてい
る。
【0020】6は前記各リブ5間で単位支持板3のほぼ
全面に間隔をおいて形成された方形の貫通孔で、この貫
通孔6の一部を複数の取付孔7として併用している。前
記リブ5の交点に分散して棒状の支脚8を突設して前記
基材1が構成されている。9a,9b は単位支持板3の裏面
で各取付孔7の相対した2辺のそれぞれに沿って間隔を
おき相対して、支脚8よりも短くして複数組立設された
係止板で、それらの各先端側が近くなるように傾斜させ
て、先端側の間隔を狭くしている。前記複数組の係止板
9a,9b は、それらの相対する方向が90度異なるものを
混在させている(図3、5参照)。基材1の連続した2
辺のそれぞれ外方には、凹形状の接続支持部10が突設さ
れ、他の2辺の裏面には、前記接続支持部10内に挿入
し、その下側縁に係止可能にしたフック状の一対の板か
らなる接続挿入部11(図7参照)が立設されている。し
たがって、基材1は、その複数を互いに接続することが
可能である。
【0021】12は単位支持板3の9個分とほぼ同じ大き
さの方形にABS樹脂で形成された表層板で、その裏面
に複数の結合ピン13が一体に立設されており、結合ピン
13は前記各取付孔7と重なる各位置に配置されている。
この結合ピン13は、細長い一対の結合板14a,14b をやや
間隔をおき相対して各独立状に立設し、結合板14a,14b
の相対しない各側面の先端側に係止突部15a,15b を突設
し構成されている。そして、各結合ピン13は、各取付孔
7から前記相対して立設された各係止板9a,9b間に挿入
可能で、係止板9a,9b の相対した各側面に係止突部15a,
15b が圧接状態になるように形成され、かつ支持板2の
表面に表層板12の裏面がほぼ接した状態で、前記係止突
部15a,15b が係止板9a,9b 間を通過突出して、その係止
突部15a,15b が係止板9a,9b の各先端に係止される長さ
に形成されている。したがって、結合板14a,14b の相対
する方向は、図6に示したように、前記各係止板9a,9の
相対した方向に対応して、相対する方向が90度異なる
ものを混在させている。
【0022】前記のように構成した表層板12を、その各
結合ピン13を係止可能な係止板9a,9b が立設された各取
付孔7に合致させて支持板2に重ねて、各結合ピン13を
取付孔7から係止板9a,9b 間にやや強く挿入する。する
と、結合板14a,14b の係止突部15a,15b が係止板9a,9b
に圧接して進行するから、結合板14a,14b の各先端側が
近くなる方向に、係止板9a,9b の各先端側が遠くなる方
向にそれぞれ弾性変形でわん曲する。したがって、支持
板2の表面に表層板12がほぼ接する状態になって、係止
板9a,9b 間を係止突部15a,15b が通過すると、係止板9
a,9b と係止突部15a,15b のそれぞれが、各反発弾性で
元の状態に復帰する方向に移動して、係止板9a,9b の各
先端に係止突部15a,15b が係止されて、支持板2の表面
に表層板12が固定した床敷物16が構成される。
【0023】単位支持板3の裏面に立設した係止板9a,9
b は、単位支持板3の厚さに関係なく任意の長さに立設
することが可能であるから、この係止板9a,9b の長さに
対応して、結合ピン13を長く立設することが可能であ
る。しかも、この実施例の結合ピン13を構成した結合板
14a,14b は、表層板12の裏面に各独立状に立設している
から、結合板14a,14b は全長でわん曲することが可能で
ある。したがって、係止板9a,9b 間に結合ピン13を挿入
したときにおける、結合板14a,14b の弾性変形によるわ
ん曲がより無理なく容易に進行するから、係止板9a,9b
間に結合ピン13をよりスムーズに挿入することができ、
かつ係止板9a,9b の各先端に係止突部15a,15b を確実、
強固に係止することが可能である。このため、基材1に
表層板12を強固に固定することができ、床敷物16を床面
に敷いて使用したときに、基材1から表層板12が分離す
るおそれをなくすることが可能である。
【0024】支持板2の裏面に立設した複数組の係止板
9a,9b は、それらの相対した方向を90度異にしたもの
を混在させている。そして、この各係止板9a,9b が、そ
れらの間に挿入された各結合ピン13を挾持状に支持し
て、その各方向に結合ピン13が移動することを阻止す
る。このため、各係止板9a,9b の相対した各方向に、支
持板2の表面に沿って表層板12がスライドすることを、
結合ピン13を介して各係止板9a,9b が阻止するから、表
層板12はいずれの方向にもスライドすることが不能であ
る。したがって、表層板12を基材1に体裁よく配置する
ことが可能であり、かつ結合ピン13に比して、取付孔7
をやや大きく設けることも可能であるから、取付孔7に
対する結合ピン13の挿入操作が容易である。
【0025】前記のように、複数組立設した係止板9a,9
b の相対した各方向を90度異にしたものを混在させれ
ば、支持板2に対して表層板12がいずれの方向にもスラ
イド不能にすることなどが可能である。しかし、取付孔
7と結合ピン13の各大きさをほぼ適合させることなど
で、支持板2に対する表層板12のスライドなどを防止す
ることが可能であるから、複数組の係止板9a,9b の相対
した方向をすべて同じにすることも可能である。前記の
ように、各係止板9a,9b の相対した方向をすべて同じに
すれば、支持板2に表層板12を取付けるときに、係止板
9a,9b の相対した方向を考慮することが不要になり、表
層板12の取付操作が容易である。
【0026】図8は第2実施例を示すものであって、前
記表層板の裏面に立設する結合ピンに関する。この結合
ピン13は、それを構成する一対の結合板14a,14b の基端
側の一部を一体に結合して表層板12の裏面に一体に立設
し、その結合板14a,14b の各先端側の各外側面に係止突
部15a,15b を突設し構成されている。したがって、表層
板12を構成する合成樹脂の種類などに対応して、結合ピ
ン13の全長に対して、各独立した結合板14a,14b の部分
を短く調整して、その剛性を大きくすることが可能であ
る。
【0027】図9〜10は第3実施例を示し、表層板裏面
に立設する結合ピンに関する。この実施例の結合ピン13
a は、1本の棒状に形成して表層板12の裏面に立設さ
れ、その先端両側面に係止突部15a,15b を突設(図9a
参照)し構成されている。この実施例の表層板12の結合
ピン13a を支持板2の取付孔8から係止板9a,9b 間に、
その各面に係止突部15a,15b を圧接して挿入すると、結
合ピン13a はわん曲することなく、それが係止板9a,9b
のそれぞれを外方に弾性変形でわん曲させる。このわん
曲した係止板9a,9b 間を結合ピン13a の係止突部15a,15
b が通過すると、解放された係止板9a,9b が反発弾性で
元の状態に復帰して係止突部15a,15b に係止し、結合ピ
ン13a が抜けることを不能にして、支持板2に表層板12
を固定し床敷物を構成する。
【0028】前記のように、係止板9a,9b のみを弾性変
形でわん曲させて、それに結合ピン13a の係止突部15a,
15b を係止する。したがって、図10bの結合ピン13a の
断面図に示したように、結合ピン13a の直交する2方向
の径寸法をほぼ同じにして、その方向性をなくして、そ
の先端側の四方に係止突部15a,15b,15c,15d を突設する
ことも可能である。すなわち、前記第1実施例の支持板
2に立設した係止板9a,9b を、それらの相対した方向が
異なるものを混在させているときには、取付孔7から各
係止板9a,9b 間に結合ピン13a を挿入したとき、係止板
9a,9b の各面に接した係止突部15a,15b または係止突部
15c,15d が係止板9a,9b に係止する。したがって、取付
孔7と結合ピン13a の各位置を相互に一致させるのみ
で、係止板9a,9b の相対した方向を考慮することなく、
その係止板9a,9b 間に結合ピン13aを挿入することが可
能であるから、支持板2に対する表層板12の取付操作が
簡単である。係止突部15a,15b,15c,15d を各独立させて
示したが、これらを連続させて設けることも可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明請求項1の床敷物は、上記のよう
に、合成樹脂製の基材を構成した支持板裏面に、間隔を
おき相対した一対の係止板を複数組立設し、かつ係止板
間で支持板に取付孔を設ける。一方、間隔をおき相対し
た一対の結合板の各先端の側面に係止突部を突設してな
る結合ピンを、合成樹脂製の表層板裏面に立設する。そ
して、前記取付孔から係止板間に結合板を挿入し、かつ
係止板の相対した各面に前記各係止突部を圧接して、係
止板と結合板との両方または一方の弾性変形によるわん
曲で、結合ピンの係止突部の部分を各係止板間から突部
させて、その各係止突部を係止板の先端に係止して、係
止板に結合ピンを抜けることを不能に取付けて、前記基
材に表層板を固定している。
【0030】したがって、係止板の長さに対応して結合
ピンを長く立設することが可能であって、係止板と結合
板との両方または一方の弾性変形によるわん曲が無理な
く容易に行われる。このため、一対の係止板間に結合ピ
ンをスムーズに挿入し係止突部を通過させることができ
るとともに、係止板と結合板との両方または一方の反発
弾性による元の状態への復帰作用で、係止板の各先端に
係止突部を確実に係止して、支持板に表層板を強固に固
定することが可能である。
【0031】請求項2の床敷物は、前記表層板の裏面に
立設した複数の各結合ピンを1本の棒状に形成し、その
先端側面に係止突部を突設している。この結合ピンを支
持板の取付孔から一対の係止板間に挿入し、その係止板
の弾性変形によるわん曲で通過させて、係止板の先端に
各係止突部を係止する。したがって、結合ピンの構成を
簡易にすることが可能である。しかも、1本の棒状の結
合ピンは、その径方向の断面形状の方向性をなくするこ
とができるから、このように、各結合ピンの断面形状の
方向性をなくして、その先端四側面に係止突部を突設す
れば、一対の係止板の相対した方向に関係なく、係止板
の相対した各面に接する一対の係止突部のみを係止板の
先端に係止することが可能である。このため、結合ピン
を係止板間に挿入するときに、係止板の相対した方向の
確認を不要にすることができ、支持板の取付孔から係止
板間に対する結合ピンの挿入操作を簡易にすることが可
能である。
【0032】請求項3の床敷物は、支持板の裏面に複数
立設した各一対の係止板において、前記各一対の係止板
の相対する方向を、複数組の係止板において相互に交差
させている。そして、相対した各一対の係止板が、表層
板の裏面に立設した各結合ピンを両側から挾持状に支持
して、その係止板の相対した方向に結合ピンが移動する
ことを防止することで、支持板の表面に沿って表層板が
スライドすることを不能にする。すなわち、支持板の表
面に沿って表層板が交差する方向のいずれにもスライド
することを、相対する方向が相互に交差して複数組立設
された各一対の係止板が結合ピンを介して不能にする。
したがって、支持板の取付孔と結合ピンの各大きさの関
係の設定が容易であり、かつ支持板に表層板を安定よく
より強固に取付けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の一部の表層板を除いた平面
図である。
【図2】第1実施例の一部拡大正面図である。
【図3】第1実施例の基材と表層板を分離した一部拡大
断面図である。
【図4】第1実施例の基材に表層板を結合した一部拡大
断面図である。
【図5】第1実施例の基材の一部拡大底面図である。
【図6】第1実施例の表層板の拡大底面図である。
【図7】第1実施例の接続支持部に接続挿入部を挿入し
た状態の説明断面図である。
【図8】第2実施例の表層板の一部拡大正面図である。
【図9】第3実施例の基材と表層板を分離した一部拡大
断面図である。
【図10】第3実施例の結合ピンの拡大断平面図である。
【符号の説明】
1:基材、2:支持板、3:単位支持板、7:取付孔、
8:支脚、9a,9b :係止板、12:表層板、13・13a :結
合ピン、14a,14b :結合板、15a,15b :係止突部、16:
床敷物。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持板の裏面に分散して支脚が突設され
    た合成樹脂からなる基材と、支持板の表面に重ねて固定
    される合成樹脂からなる表層板とで構成されて、前記支
    持板に複数の取付孔が設けられるとともに、各取付孔の
    径方向の両側に間隔をおき相対して位置させた各一対の
    係止板が、支持板の裏面に複数組立設され、前記各取付
    孔から各係止板間に挿入し、係止板間から先端部が突出
    する長さの複数の結合ピンが前記表層板の裏面に立設さ
    れ、前記結合ピンが、一対の結合板を相対しやや間隔を
    おいて立設し、この各結合板の相対しない各側面の先端
    側に、前記係止板の相対した各側面に圧接可能で、その
    係止板間から突出して、各係止板の先端に係止可能な係
    止突部を突設して構成され、支持板の取付孔から各係止
    板間に結合ピンを挿入し、各係止板と各結合板の両方ま
    たはいずれか一方の弾性変形によるわん曲で係止板間を
    通過させ、各係止突部を各係止板の先端に係止して、前
    記基材に表層板が取付けられた床敷物。
  2. 【請求項2】 支持板の裏面に分散して支脚が突設され
    た合成樹脂からなる基材と、支持板の表面に重ねて固定
    される合成樹脂からなる表層板とで構成されて、前記支
    持板に複数の取付孔が設けられるとともに、各取付孔の
    径方向の両側に間隔をおき相対して位置させて、各一対
    の係止板が支持板の裏面に複数組立設され、前記各取付
    孔から各係止板間に挿入し、係止板間から先端部が突出
    する長さで、1本の棒状に形成された結合ピンが前記表
    層板の裏面に複数立設され、その結合ピンの先端側の係
    止板と相対する各側面に、各係止板に圧接可能で、係止
    板間から突出して、各係止板の先端に係止可能な係止突
    部が突設され、支持板の取付孔から各係止板間に結合ピ
    ンを挿入し、各係止板弾性変形によるわん曲で係止板を
    通過させ、係止板の先端に係止係止突部を係止して、前
    記基材に表層板が取付けられた床敷物。
  3. 【請求項3】 取付孔の径方向の両側に相対して位置さ
    せて、支持板の裏面に各一対の係止板が複数組立設さ
    れ、前記各一対の係止板の相対する方向が、複数組の係
    止板において相互に交差している請求項1または2記載
    の床敷物。
JP5239496A 1996-02-14 1996-02-14 床敷物 Pending JPH09215581A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019146886A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 アネスティ株式会社 高吸水性マット

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