JPH09215421A - 草刈機 - Google Patents

草刈機

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JPH09215421A
JPH09215421A JP8024132A JP2413296A JPH09215421A JP H09215421 A JPH09215421 A JP H09215421A JP 8024132 A JP8024132 A JP 8024132A JP 2413296 A JP2413296 A JP 2413296A JP H09215421 A JPH09215421 A JP H09215421A
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mowing
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Soichi Akei
惣一 明井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜面等の草刈りを安全かつ容易に行える草刈
機を提供する。 【解決手段】 操作桿14を本体19に対して回動軸1
7のまわりに回動させて、回転刃12と操作桿14との
角度を変換し得るように構成した。また、操作桿14を
伸縮可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転刃を回転させる
ことにより田畑の土手等の草を刈る草刈機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、田畑の土手等に生える草を刈
り取るために、図13に示すような草刈機1が用いられ
ている。この草刈機1はガソリンエンジン(駆動手段)
2により回転刃4を回転駆動させて草を刈ることができ
るように構成されている。この草刈機1はガソリンエン
ジン2が始動させられ、バンド5が作業者の肩に掛けら
れ、グリップ6と把持部7がそれぞれ手で握持されて空
中に保持される。次いで、駆動装置2の回転数を上げる
ことによって回転刃4が高速で回転させられ、その高速
回転する回転刃4を地面とほぼ平行に揺動させることに
よって草が刈り取られる。ここで、この草刈機1は、主
として平地で使用されるため、操作桿3と回転刃4との
角度は、平地の草を刈りやすいようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、田畑等におい
て草刈りを行う必要のある場所は平地とは限らず、例え
ば土手の急斜面や崖等においても草刈りを行う必要があ
った。このため、通常、この草刈機1を使用して急斜面
等の草刈りを行うこととなるが、その草刈り作業は大変
困難なものであった。
【0004】例えば、急斜面の草刈りを行う場合には、
操作桿3と回転刃4との角度が限定されている等の理由
から、急斜面の上方の平地からではなく急斜面の下方の
平地から、操作桿3を持ち上げつつ草刈機1を操作する
必要があった。また、急斜面上に立って歩きながら草刈
機1を操作する必要があった。このため、急斜面が滑り
やすい粘土質である場合や作業者がバランスを崩した場
合等は、作業者が回転刃4の回転している草刈機1を持
った状態で転倒してしまうため、大変危険であった。
【0005】そこで、本発明者はこのような課題を解決
するべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る草刈機の要
旨とするところは、回転することにより草を刈る回転刃
と、該回転刃を先端に備えた操作桿と、該回転刃を回転
駆動させる駆動手段と、該駆動手段の駆動力を回転刃へ
伝達する伝達手段とから構成された草刈機において、前
記回転刃と前記操作桿との角度を変換し得ることにあ
る。
【0007】このような草刈機は、例えば斜面の草刈り
を行う場合には、操作桿と本体との角度が斜面の草刈り
を行いやすいような角度に変えられて調節され、ボルト
が締められること等によって操作桿が本体に固定され
る。ここで、操作桿と本体との角度の変換は、操作桿が
本体に対して回動軸のまわりに回動させられること等に
より行われるが、その角度は、回転力が駆動手段から回
転刃へ伝達され得る範囲内で変えることができる。
【0008】このようにして操作桿と本体との角度が所
望の角度に調節されると、駆動手段が回転駆動させら
れ、回転が伝達手段を介して回転刃に伝達される。回転
が伝達手段を介して回転刃に伝達されると、回転刃が回
転させられ、草刈りが可能となる。
【0009】このようにして回転刃が回転させられた状
態で、操作桿が作業者によって保持され、例えば斜面の
草刈りが行われる。なお、斜面の草刈りが行われる場合
には、作業者が斜面の上方の土手等の平地に立って行う
こととなる。
【0010】また、本発明の草刈機において、前記操作
桿を伸縮し得ることにある。
【0011】このような草刈機は、回転刃と操作桿との
角度を変換し得るとともに操作桿の長さを伸縮し得るた
め、草刈りを行う場合には、操作桿が最も容易に草刈作
業を行える長さに調節される。操作桿が最も容易に草刈
作業を行える長さに調節されるため、草刈り作業を容易
にして作業効率を向上させることが可能となる。また、
作業者がバランスを崩して転倒等するのを防止すること
ができ、作業の安全性を向上させることも可能となる。
また、回転刃と操作桿との角度を変換し得るとともに操
作桿の長さを伸縮し得るという二つの作用を奏するた
め、両者の相乗的作用により、草刈り作業をさらに容易
にできるとともに、草刈機の汎用性を高めることができ
るようになる。
【0012】また、本発明に係る草刈機の要旨とすると
ころは、回転することにより草を刈る回転刃と、該回転
刃を先端に備えた操作桿と、該回転刃を回転駆動させる
駆動手段と、該駆動手段の駆動力を回転刃へ伝達する伝
達手段とから構成された草刈機において、前記操作桿を
伸縮し得ることにある。
【0013】このような草刈機は、操作桿の長さを伸縮
し得るため、草刈りを行う場合には、草刈りを行う場所
に届くように操作桿の長さが調節される。草刈りを行う
場所に届くように操作桿の長さが調節されるため、斜面
の下付近や河川敷等、従来では草刈機の届かなかった場
所の草刈りが可能となる。また、操作桿の長さを伸縮し
得るため、操作桿が最も容易に草刈作業を行える長さに
調節される。操作桿が最も容易に草刈作業を行える長さ
に調節されるため、例えば斜面の草刈りを斜面の上方の
平地から行うことが可能となる。斜面の草刈りを斜面の
上方の平地から行うことが可能となるため、従来のよう
に斜面の下から草刈機を持ち上げながら草刈りを行った
り、斜面上に立って草刈りを行う必要がなくなり、草刈
り作業を容易にして作業効率を向上させることが可能と
なる。また、作業者が草刈り作業中にバランスを崩して
転倒等するのを防止することができ、作業の安全性を向
上させることも可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る草刈機の実施
の形態について、図面に基づき詳しく説明する。
【0015】図1乃至図3において符号10は本発明に
係る草刈機である。この草刈機10は、回転することに
より草を刈る回転刃12と、回転刃12を先端に備えた
操作桿14と、回転刃12を回転駆動させる図示しない
エンジン(駆動手段)と、エンジンの駆動力を回転刃1
2へ伝達する伝達手段18とから構成された草刈機であ
り、回転刃12と操作桿14との角度を変換し得ること
を特徴とする草刈機である。
【0016】この草刈機10において、操作桿14は、
回動軸17にボルト15を締めつけることにより、本体
19に固定されている。すなわち、ボルト15を緩める
ことにより、操作桿14を本体19に対して回動軸17
のまわりに回動させ、操作桿14と本体19との角度を
替え得るように構成されている。
【0017】伝達手段18は、操作桿14内に内蔵され
エンジンによって回転する伝達軸20と、この伝達軸2
0と一体的に回転する傘歯車22と、傘歯車22に噛み
合わされた傘歯車24と、この傘歯車24と一体的に回
転させられ回転刃12に固定された回転軸26とを備え
て構成され、伝達軸20の回転が傘歯車22及び24を
介して回転軸26に伝達されるように構成されている。
【0018】ここで、傘歯車22は操作桿14とともに
回動軸17のまわりに回動させられるのであるが、傘歯
車22の歯24は、回動軸17を中心とした円状に構成
されており、操作桿14と本体19との角度を変えて
も、傘歯車22と24との噛み合わせ状態が保持される
ように構成されている。なお、図示はしないが、操作桿
14が本体19に対して回動することを規制するメカス
トッパーを備えておくことにより、傘歯車22が傘歯車
24から外れて回転力を伝達できなくなるのを防止する
ようにするのが望ましい。
【0019】このような草刈機10は、例えば斜面28
の草刈りを行う場合には、ボルト15が緩められた後、
操作桿14と本体19との角度が斜面28の草刈りを行
いやすいような角度に変えられて調節され、ボルト15
が締められる。ここで、操作桿14と本体19との角度
の変換は、操作桿14が本体19に対して回動軸17の
まわりに回動させられることにより行われるが、その角
度は、傘歯車22と24との噛み合わせ状態が保持さ
れ、かつ回転力が傘歯車22から24へ伝達され得る範
囲内で変えることができる。また、斜面28の角度bが
45度程度である場合、操作桿14と本体19との角度
aは、113度程度であることが経験上好ましい。な
お、従来の草刈機において、操作桿14と本体19との
角度aは、120度程度に固定されていたため、斜面2
8の草刈りを斜面28の上の土手から行うためには、操
作桿14の保持部の位置が作業者の保持可能な程度の高
さよりも高くなるため、斜面28の上の土手から草刈り
を行うのは実質的に不可能であった。
【0020】ここで、図2に示すような斜面12の草刈
りを行う場合には、斜面12の草刈りを行いやすいよう
な角度は、図2に示すように、回転刃12が斜面28と
平行になるような角度であることが望ましい。回転刃1
2が斜面28と平行になるような角度にした場合には、
図2に示すように、主として回転刃12の先端付近又は
側部付近によって草刈りが行われることとなる。
【0021】このようにして操作桿14と本体19との
角度が調節されると、エンジンが駆動させられ、伝達軸
20が回転させられる。伝達軸20が回転させられると
傘歯車22及びこれに噛み合う傘歯車24が回転させら
れ、回転軸26が回転させられる。回転軸26が回転さ
せられると、回転刃12が回転させられ、草刈りが可能
となる。
【0022】このようにして回転刃12が回転させられ
た状態で、操作桿14が作業者によって保持され、例え
ば図2に示すような斜面28の草刈りが行われる。な
お、斜面28の草刈りが行われる場合には、作業者が斜
面28の上方の土手等の平地に立って行うこととなる。
【0023】このような草刈機10によれば、例えば斜
面28や崖等の草刈りを行う場合には、ボルト15を緩
めて、操作桿14と本体19との角度を斜面28の草刈
りを行いやすいような角度に変えることができ、斜面2
8等の上方の平地から草刈りを行うことができる。この
ため、作業者は安定して立ちながら草刈りを行うことが
でき、従来のように斜面28の下方から、又は斜面28
に立ちながら草刈り行う必要がなくなるため、作業者が
バランスを崩したり、滑って転倒したりすることがなく
なり、草刈り作業の安全性を向上させることができる。
【0024】以上、本発明の草刈機の実施の形態につい
て説明したが、本発明は上述の実施の形態に係る草刈機
に限定されるものではない。例えば、本発明の草刈機1
0を使用して草刈りを行う方法は、図2に示す方法に限
定されず、図4に示す方法であっても良い。この方法
は、回転刃12を略水平にして草刈りを行う方法であ
る。回転刃12を略水平にした場合には、図4に示すよ
うに、主として回転刃12の根元付近によって草刈りが
行われることとなるため、その根元付近を通常覆ってい
るカバーは取り外されることとなる。
【0025】また、草刈機10において、図5に示すよ
うに、ボルト15の代替としてダイヤル30を使用して
も良い。このダイヤル30を使用すれば、手動でダイヤ
ル30を緩めて容易に操作桿14と本体19との角度を
変えることができる。このため、草刈作業中に容易に操
作桿14と本体19との角度を変えることができ、作業
の効率を向上させることができる。
【0026】また、草刈機10において、図6に示すよ
うに、レバー32を緩めて操作桿14と本体19との角
度を変えることができるとともに、目盛り34によって
操作桿14と本体19との角度を認識できるようにして
も良い。このようなレバー32及び目盛り34を備えて
おくことにより、手動で容易に操作桿14と本体19と
の角度を変えることができるとともに、操作桿14と本
体19との角度を所定の角度に設定することができる。
【0027】また、草刈機10において、図7に示すよ
うに、本体19に、円形状の外周に係合凹部を備えた係
合部材36が固定され、操作桿14側には、係合部材3
6の係合凹部に係合し得る止め金具38が取り付けられ
ても良い。草刈機10をこのような構成にした場合に
は、止め金具38を時計方向へ回動させて係合凹部から
外した後、操作桿14と本体19との角度を変え、再び
止め金具38を係合凹部へ係合することにより、手動で
容易に操作桿14と本体19との角度を変えることがで
きるとともに、バネ40の付勢力によって操作桿14を
本体19へ容易に固定することができる。
【0028】次に、本発明に係る草刈機10において、
駆動力を回転刃12へ伝達する伝達手段は、上述のもの
に限定されず、図8に示すような伝達手段42であって
も良い。この伝達手段42は、伝達軸20と回転軸26
とを繋ぐ4本のワイヤー44を備えて構成されており、
このワイヤー44によって伝達軸20の回転を回転軸2
6へ伝達できるようにされている。このような伝達手段
42を備えても、伝達軸20の回転を回転軸26へ伝達
できるとともに、操作桿14と本体19との角度を変え
ることができる。
【0029】また、草刈機10の伝達手段は、図9に示
すような伝達手段46であっても良い。この伝達手段4
6は、伝達軸20と回転軸26とを繋ぐ蛇腹状の連結部
材48を備えて構成されており、この連結部材によって
伝達軸20の回転を回転軸26へ伝達できるようにされ
ている。なお、連結部材48は、弾性を有するゴム等か
ら構成されており、弾性変形しつつ回転して伝達軸20
の回転を回転軸26へ伝達できるようにされている。こ
のような伝達手段46を備えても、伝達軸20の回転を
回転軸26へ伝達できるとともに、操作桿14と本体1
9との角度を変えることができる。
【0030】また、草刈機10の伝達手段は、図10に
示すような伝達手段50であっても良い。この伝達手段
50は、傘状部材52が伝達軸20に固定されるととも
に、この傘状部材52に接触させられた傘状部材54が
回転軸26に固定されている。すなわち、傘状部材52
が回転することにより傘状部材54が回転するため、伝
達軸20の回転を回転軸26へ伝達できるようにされて
いる。なお、傘状部材52及び54は、傘状部材52が
回転することにより傘状部材54が回転する程度に摩擦
力の大きい部材であれば、樹脂、ゴム、金属等、特に限
定されることはない。
【0031】次に、本発明の草刈機において、操作桿1
4を伸縮可能なように構成しても良い。例えば、図11
に示すように、操作桿14の中間部付近に筒状部材56
と、この筒状部材56に摺動可能に嵌合された嵌合部材
58とを備え、嵌合部材58を筒状部材56に対して摺
動させることにより操作桿14の長さを変えることがで
きるように構成されている。なお、筒状部材56には嵌
合部材58まで貫通する螺子60が備えられており、操
作桿14を所定長さにしておいて嵌合部材58を筒状部
材56に固定できるようにされている。
【0032】また、操作桿14内の伝達軸20は、筒状
部材56及び嵌合部材58内において、筒状部材62
と、この筒状部材62に摺動可能に嵌合された嵌合部材
64とを備え、操作桿14が伸縮するのに伴って伝達軸
20も伸縮するように構成されている。なお、筒状部材
56及び嵌合部材58、又は筒状部材62及び嵌合部材
64は、4角形断面のものが示されているが、4角形以
外の断面であっても、嵌合部材58から筒状部材56
へ、又は嵌合部材64から筒状部材62へ回転を伝達で
きれば良い。
【0033】このような操作桿14を備えた草刈機によ
れば、草刈りを行う場合には、螺子60を緩めて、嵌合
部材58を筒状部材56内で摺動させ、操作桿14を最
も容易に草刈作業を行える長さに調節することができ
る。このため、広い斜面の下端付近や河川敷等、従来の
草刈機では届かなかった場所の草刈りを行うことが可能
となる。また、草刈り作業を容易にして作業効率を向上
させることができるだけでなく、作業者がバランスを崩
して転倒等するのを防止することができ、作業の安全性
を向上させることができる。
【0034】また、このような操作桿14を備えた草刈
機において、図12に示すような延長桿66を使用して
も良い。この延長桿66は、嵌合部68を筒状部材56
に嵌合し、筒状部70に嵌合部材58を挿入することに
より、図11に示す操作桿14に継ぎ足して延長するこ
とができるようにされている。なお、この延長桿66を
継ぎ足す場合には、伝達軸20も同時に延長できる伝達
軸延長部材72が使用される。この伝達軸延長部材72
は、嵌合部74を筒状部材62に嵌合し、筒状部76に
嵌合部材64を挿入することにより、図11に示す伝達
軸20に継ぎ足して延長することができるようにされて
いる。
【0035】このような延長桿66及び伝達軸延長部材
72を使用すれば、図11に示す機構によっては延ばせ
ない程度にまで操作桿14を延ばすことができる。この
ため、崖や土手の上からの草刈りを容易に行うことがで
きる。また、種々の長さの延長桿66を用意しておくこ
とにより、操作桿14の長さを広範囲に変えて、草刈機
の汎用性を高めることができる。
【0036】また、操作桿14を伸縮可能にする機構
は、図13に示すようなものであっても良い。図13に
示す操作桿14は、中間部付近端部に円形断面の筒状部
材78を備え、他の中間部付近端部に備えられたスプラ
イン80を筒状部材78の溝82に沿って摺動させるこ
とにより操作桿14を伸縮できるようにしても良い。な
お、他の中間部付近端部の筒状部材78への固定は、ピ
ン84が溝82からスプライン80まで貫通させられる
ことにより行われる。このような機構の操作桿14を備
えた草刈機によっても、操作桿14を最も容易に草刈作
業を行える長さに調節して、草刈り作業を容易にして作
業効率を向上させることができるだけでなく、作業者が
バランスを崩して転倒等するのを防止することができ、
作業の安全性を向上させることができる。
【0037】また、伝達軸20を伸縮させる機構は、図
14に示すようなものであっても良い。この機構は、伝
達軸20の中間部付近に固定された摺動部材86と、こ
の摺動部材86を挿入可能な筒状部材88と、筒状部材
88の中空部に固定され摺動部材86が摺動可能なスペ
ーサー90とを備えて構成されている。摺動部材86の
外周及びスペーサー90の内周には、凹凸部が備えられ
ており、互いに接触して回転力を伝達できるようにされ
ている。なお、摺動部材86側又は筒状部材88側のい
ずれが駆動手段側であるかは限定されず、いずれが駆動
手段側であっても良い。また、伝達軸20、摺動部材8
6又は筒状部材88は1又は2以上のベアリング92を
介して操作桿14内に回転可能に支持されるが、伝達軸
20等が操作桿14の中空部に摺動可能に嵌合し得る程
度の太さに構成されることにより、操作桿14内に回転
可能に支持されても良い。
【0038】以上、本発明に係る草刈機の実施例につい
て、図面に基づいて種々説明したが、本発明に係る草刈
機は図示した草刈機に限定されるものではない。例え
ば、本発明に係る草刈機は、上述のように土手や崖等の
斜面の草刈りに使用されることに限定されず、平地や緩
やかな斜面等の草刈りに使用しても良い。平地等の草刈
りに使用しても、回転刃と本体との角度を変え得るこ
と、又は操作桿を伸縮できることにより、従来の草刈機
よりも容易かつ安全に草刈りを行うことができるように
なる。
【0039】次に、駆動手段はエンジンに限定されず電
動モーター等であっても良い。駆動手段の駆動力を回転
刃へ伝達する伝達手段は、上述の形態に限定されず、油
の粘性力を利用して回転を伝達するもの、又は磁力を利
用して回転を伝達するもの等であっても良い。また、回
転刃と操作桿との角度を変換し得る手段としては、上述
のものに限定されず、他の形態であっても良い。例え
ば、上述のものは、本体と操作桿との付け根において角
度を変換させるもののみを示しているが、操作桿の中間
部付近や駆動手段付近に上述のような角度を変換し得る
手段を取り付けて使用しても良い。また、操作桿の中間
部付近や駆動手段付近に上述以外の角度を変換し得る手
段を取り付けて使用しても良い。
【0040】また、操作桿を伸縮させる機構は、上述に
おいては、操作桿の中間部付近に伸縮させる機構を備え
たもののみを示すが、本体付近又は駆動手段付近に伸縮
させる機構を備えたものであっても良い。また、操作桿
を伸縮させる機構は上述のように1箇所で伸縮させるも
のに限定されず、2段階又は3段階以上で伸縮できるも
の等、他の形態であっても良い。また、操作桿を伸縮さ
せる機構において、バネやゴムの弾性力により操作桿が
その伸縮方向に弾性的に微伸縮するようにしたものであ
っても良い。操作桿がその伸縮方向に弾性的に微伸縮す
るものであれば、回転刃が石やコンクリートに当たった
場合に、その衝撃を緩らげることができる。また、本発
明の草刈機を本発明者によってすでに発明されている草
刈機用台車(特願平5−131120)に載設して使用
しても良い。本発明の草刈機は回転刃と操作桿との角度
を変え得るため、草刈機用台車に載設して行う草刈り作
業が容易になる。
【0041】その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲内で、当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変
形を加えた形態で実施し得るものである。
【0042】
【発明の効果】本発明の草刈機によれば、例えば斜面や
崖等の草刈りを行う場合には、操作桿と本体との角度を
斜面の草刈りを行いやすいような角度に変えることがで
き、斜面等の上方の平地から草刈りを行うことができ
る。このため、従来のように斜面等の下方から、又は斜
面に立ちながら草刈り行う必要がなくなるため、草刈り
作業の安全性を向上させることができる。また、操作桿
と本体との角度を斜面の草刈りを行いやすいような角度
に変えることができるため、作業者がバランスを崩して
転倒等するのを防止できる。
【0043】また、操作桿を伸縮し得ることを特徴とす
る草刈機によれば、草刈りを行う場合には、操作桿を伸
縮させて、最も容易に草刈作業を行える長さに調節する
ことができる。このため、広い斜面の下端付近や河川敷
等、従来の草刈機では届かなかった場所の草刈りを行う
ことが可能となる。また、最も容易に草刈作業を行える
長さに調節することができるため、草刈り作業を容易に
して作業効率を向上させることができるだけでなく、作
業者がバランスを崩して転倒等するのを防止することが
でき、作業の安全性を向上させることができる。
【0044】また、回転刃と操作桿との角度を変換し得
るとともに操作桿を伸縮し得ることを特徴とする草刈機
によれば、これら二つの特徴による相乗的効果により、
草刈り作業をさらに容易にして作業効率を向上させるこ
とができるとともに、草刈機の汎用性を高めることがで
きるようになる。例えば、回転刃と操作桿との角度を変
換し得るのみで、操作桿を伸縮できない場合は、広い斜
面の下付近の草刈りを斜面上方の平地からできないこと
があるが、これら二つの特徴を兼ね備えることにより、
広い斜面の下付近の草刈りを斜面上方の平地から行うこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る草刈機の実施の形態を示す側面断
面図である。
【図2】図1に示す草刈機の使用状態を示す側面図であ
る。
【図3】図1に示す草刈機を示す平面図である。
【図4】図1に示す草刈機の他の使用状態を示す側面図
である。
【図5】本発明に係る草刈機の他の実施の形態を示す図
であり、同図(a)は要部拡大側面図、同図(b)は要
部拡大平面図である。
【図6】本発明に係る草刈機の更に他の実施の形態を示
す要部側面図である。
【図7】本発明に係る草刈機の更に他の実施の形態を示
す要部側面図である。
【図8】本発明に係る草刈機の更に他の実施の形態を示
す要部拡大側面図である。
【図9】本発明に係る草刈機の更に他の実施の形態を示
す要部拡大側面図である。
【図10】本発明に係る草刈機の更に他の実施の形態を
示す要部拡大側面図である。
【図11】本発明に係る草刈機の操作桿を伸縮させる機
構を示す図であり、同図(a)は側面断面図、同図
(b)はA−A線切断部断面図、同図(c)は斜視図で
ある。
【図12】図10に示す操作桿を伸縮させる機構の他の
実施の形態を示す図であり、同図(a)は伝達軸延長部
材の側面断面図、同図(b)は延長桿の側面断面図であ
る。
【図13】本発明に係る草刈機の操作桿を伸縮させる機
構の更に他の実施の形態を示す図であり、同図(a)は
側面図、同図(b)は平面図である。
【図14】本発明に係る草刈機の操作桿を伸縮させる機
構の更に他の実施の形態を示す図であり、同図(a)は
拡大側面断面図、同図(b)はA−A線切断部拡大断面
図である。
【図15】従来の草刈機を示す斜視図である。
【符号の説明】
10;草刈機 12;回転刃 14;操作桿 18,42,46,50;伝達手段 20;伝達軸 26;回転軸 28;斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転することにより草を刈る回転刃と、
    該回転刃を先端に備えた操作桿と、該回転刃を回転駆動
    させる駆動手段と、該駆動手段の駆動力を回転刃へ伝達
    する伝達手段とから構成された草刈機において、 前記回転刃と前記操作桿との角度を変換し得ることを特
    徴とする草刈機。
  2. 【請求項2】 前記操作桿を伸縮し得ることを特徴とす
    る請求項1に記載する草刈機。
  3. 【請求項3】 回転することにより草を刈る回転刃と、
    該回転刃を先端に備えた操作桿と、該回転刃を回転駆動
    させる駆動手段と、該駆動手段の駆動力を回転刃へ伝達
    する伝達手段とから構成された草刈機において、 前記操作桿を伸縮し得ることを特徴とする草刈機。
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