JP3861184B2 - 草刈機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は回転刃を回転させることにより田畑の土手等の草を刈る草刈機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、田畑の土手等に生える草を刈り取るために、図12に示すような草刈機1が用いられている。この草刈機1はガソリンエンジン(駆動手段)2により回転刃4を回転駆動させて草を刈ることができるように構成されている。この草刈機1はガソリンエンジン2が始動させられ、バンド5が作業者の肩に掛けられ、グリップ6と把持部7がそれぞれ手で握持されて空中に保持される。次いで、ガソリンエンジン2の回転数を上げることによって回転刃4が高速で回転させられ、その高速回転する回転刃4を地面とほぼ平行に揺動させることによって草が刈り取られる。ここで、この草刈機1は、主として平地で使用されるため、操作桿3と回転刃4との角度は、平地の草を刈りやすいようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、田畑等において草刈りを行う必要のある場所は平地とは限らず、例えば土手の急斜面や崖等においても草刈りを行う必要があった。このため、通常、この草刈機1を使用して急斜面等の草刈りを行うこととなるが、その草刈り作業は大変困難なものであった。
【0004】
例えば、急斜面の草刈りを行う場合には、操作桿3と回転刃4との角度が限定されている等の理由から、急斜面の上方の平地からではなく急斜面の下方の平地から、操作桿3を持ち上げつつ草刈機1を操作する必要があった。また、急斜面上に立って歩きながら草刈機1を操作する必要があった。このため、急斜面が滑りやすい粘土質である場合や作業者がバランスを崩した場合等は、作業者が回転刃4の回転している草刈機1を持った状態で転倒してしまうため、大変危険であった。
【0005】
そこで、本発明者はこのような課題を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る草刈機の要旨とするところは、回転することにより草を刈る回転刃と、該回転刃を先端に備えた操作桿と、該回転刃を回転駆動させる駆動手段と、該駆動手段の駆動力を回転刃へ伝達する伝達手段とから構成された草刈機において、前記回転刃と前記操作桿との角度を変換し得ることにある。
【0007】
このような草刈機は、例えば斜面の草刈りを行う場合には、操作桿と本体との角度が斜面の草刈りを行いやすいような角度に変えられて調節され、ボルトが締められること等によって操作桿が本体に固定される。ここで、操作桿と本体との角度の変換は、操作桿が本体に対して回動軸のまわりに回動させられること等により行われるが、その角度は、回転力が駆動手段から回転刃へ伝達され得る範囲内で変えることができる。
【0008】
このようにして操作桿と本体との角度が所望の角度に調節されると、駆動手段が回転駆動させられ、回転が伝達手段を介して回転刃に伝達される。回転が伝達手段を介して回転刃に伝達されると、回転刃が回転させられ、草刈りが可能となる。
【0009】
このようにして回転刃が回転させられた状態で、操作桿が作業者によって保持され、例えば斜面の草刈りが行われる。なお、斜面の草刈りが行われる場合には、作業者が斜面の上方の土手等の平地に立って行うこととなる。
【0010】
また、本発明の草刈機において、前記操作桿を伸縮し得ることにある。
【0011】
このような草刈機は、回転刃と操作桿との角度を変換し得るとともに操作桿の長さを伸縮し得るため、草刈りを行う場合には、操作桿が最も容易に草刈作業を行える長さに調節される。操作桿が最も容易に草刈作業を行える長さに調節されるため、草刈り作業を容易にして作業効率を向上させることが可能となる。また、作業者がバランスを崩して転倒等するのを防止することができ、作業の安全性を向上させることも可能となる。また、回転刃と操作桿との角度を変換し得るとともに操作桿の長さを伸縮し得るという二つの作用を奏するため、両者の相乗的作用により、草刈り作業をさらに容易にできるとともに、草刈機の汎用性を高めることができるようになる。
【0012】
また、本発明に係る草刈機の要旨とするところは、回転することにより草を刈る回転刃と、該回転刃を先端に備えた操作桿と、該回転刃を回転駆動させる駆動手段と、該駆動手段の駆動力を回転刃へ伝達する伝達手段とから構成された草刈機において、前記操作桿を伸縮し得ることにある。
【0013】
このような草刈機は、操作桿の長さを伸縮し得るため、草刈りを行う場合には、草刈りを行う場所に届くように操作桿の長さが調節される。草刈りを行う場所に届くように操作桿の長さが調節されるため、斜面の下付近や河川敷等、従来では草刈機の届かなかった場所の草刈りが可能となる。また、操作桿の長さを伸縮し得るため、操作桿が最も容易に草刈作業を行える長さに調節される。操作桿が最も容易に草刈作業を行える長さに調節されるため、例えば斜面の草刈りを斜面の上方の平地から行うことが可能となる。斜面の草刈りを斜面の上方の平地から行うことが可能となるため、従来のように斜面の下から草刈機を持ち上げながら草刈りを行ったり、斜面上に立って草刈りを行う必要がなくなり、草刈り作業を容易にして作業効率を向上させることが可能となる。また、作業者が草刈り作業中にバランスを崩して転倒等するのを防止することができ、作業の安全性を向上させることも可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る草刈機の実施の形態について、図面に基づき詳しく説明する。
【0015】
図1乃至図3において符号10は本発明に係る草刈機である。この草刈機10は、回転することにより草を刈る回転刃12と、回転刃12を先端に備えた操作桿14と、回転刃12を回転駆動させる図示しないエンジン(駆動手段)と、エンジンの駆動力を回転刃12へ伝達する伝達手段18とから構成された草刈機であり、回転刃12と操作桿14との角度を変換し得ることを特徴とする草刈機である。
【0016】
この草刈機10において、操作桿14は、回動軸17にボルト15を締めつけることにより、本体19に固定されている。すなわち、ボルト15を緩めることにより、操作桿14を本体19に対して回動軸17のまわりに回動させ、操作桿14と本体19との角度を替え得るように構成されている。
【0017】
伝達手段18は、操作桿14内に内蔵されエンジンによって回転する伝達軸20と、この伝達軸20と一体的に回転する傘歯車22と、傘歯車22に噛み合わされた傘歯車24と、この傘歯車24と一体的に回転させられ回転刃12に固定された回転軸26とを備えて構成され、伝達軸20の回転が傘歯車22及び24を介して回転軸26に伝達されるように構成されている。
【0018】
ここで、傘歯車22は操作桿14とともに回動軸17のまわりに回動させられるのであるが、傘歯車22のは、回動軸17を中心とした円状に構成されており、操作桿14と本体19との角度を変えても、傘歯車22と24との噛み合わせ状態が保持されるように構成されている。なお、図示はしないが、操作桿14が本体19に対して回動することを規制するメカストッパーを備えておくことにより、傘歯車22が傘歯車24から外れて回転力を伝達できなくなるのを防止するようにするのが望ましい。
【0019】
このような草刈機10は、例えば斜面28の草刈りを行う場合には、ボルト15が緩められた後、操作桿14と本体19との角度が斜面28の草刈りを行いやすいような角度に変えられて調節され、ボルト15が締められる。ここで、操作桿14と本体19との角度の変換は、操作桿14が本体19に対して回動軸17のまわりに回動させられることにより行われるが、その角度は、傘歯車22と24との噛み合わせ状態が保持され、かつ回転力が傘歯車22から24へ伝達され得る範囲内で変えることができる。また、斜面28の角度bが45度程度である場合、操作桿14と本体19との角度aは、113度程度であることが経験上好ましい。なお、従来の草刈機において、操作桿14と本体19との角度aは、120度程度に固定されていたため、斜面28の草刈りを斜面28の上の土手から行うためには、操作桿14の保持部の位置が作業者の保持可能な程度の高さよりも高くなるため、斜面28の上の土手から草刈りを行うのは実質的に不可能であった。
【0020】
ここで、図2に示すような斜面12の草刈りを行う場合には、斜面12の草刈りを行いやすいような角度は、図2に示すように、回転刃12が斜面28と平行になるような角度であることが望ましい。回転刃12が斜面28と平行になるような角度にした場合には、図2に示すように、主として回転刃12の先端付近又は側部付近によって草刈りが行われることとなる。
【0021】
このようにして操作桿14と本体19との角度が調節されると、エンジンが駆動させられ、伝達軸20が回転させられる。伝達軸20が回転させられると傘歯車22及びこれに噛み合う傘歯車24が回転させられ、回転軸26が回転させられる。回転軸26が回転させられると、回転刃12が回転させられ、草刈りが可能となる。
【0022】
このようにして回転刃12が回転させられた状態で、操作桿14が作業者によって保持され、例えば図2に示すような斜面28の草刈りが行われる。なお、斜面28の草刈りが行われる場合には、作業者が斜面28の上方の土手等の平地に立って行うこととなる。
【0023】
このような草刈機10によれば、例えば斜面28や崖等の草刈りを行う場合には、ボルト15を緩めて、操作桿14と本体19との角度を斜面28の草刈りを行いやすいような角度に変えることができ、斜面28等の上方の平地から草刈りを行うことができる。このため、作業者は安定して立ちながら草刈りを行うことができ、従来のように斜面28の下方から、又は斜面28に立ちながら草刈り行う必要がなくなるため、作業者がバランスを崩したり、滑って転倒したりすることがなくなり、草刈り作業の安全性を向上させることができる。
【0024】
以上、本発明の草刈機の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に係る草刈機に限定されるものではない。例えば、本発明の草刈機10を使用して草刈りを行う方法は、図2に示す方法に限定されず、図4に示す方法であっても良い。この方法は、回転刃12を略水平にして草刈りを行う方法である。回転刃12を略水平にした場合には、図4に示すように、主として回転刃12の根元付近によって草刈りが行われることとなるため、その根元付近を通常覆っているカバーは取り外されることとなる。
【0025】
また、草刈機10において、図5に示すように、ボルト15の代替としてダイヤル30を使用しても良い。このダイヤル30を使用すれば、手動でダイヤル30を緩めて容易に操作桿14と本体19との角度を変えることができる。このため、草刈作業中に容易に操作桿14と本体19との角度を変えることができ、作業の効率を向上させることができる。
【0026】
また、草刈機10において、図6に示すように、レバー32を緩めて操作桿14と本体19との角度を変えることができるとともに、目盛り34によって操作桿14と本体19との角度を認識できるようにしても良い。このようなレバー32及び目盛り34を備えておくことにより、手動で容易に操作桿14と本体19との角度を変えることができるとともに、操作桿14と本体19との角度を所定の角度に設定することができる。
【0027】
また、草刈機10において、図7に示すように、本体19に、円形状の外周に係合凹部を備えた係合部材36が固定され、操作桿14側には、係合部材36の係合凹部に係合し得る止め金具38が取り付けられても良い。草刈機10をこのような構成にした場合には、止め金具38を時計方向へ回動させて係合凹部から外した後、操作桿14と本体19との角度を変え、再び止め金具38を係合凹部へ係合することにより、手動で容易に操作桿14と本体19との角度を変えることができるとともに、バネの付勢力によって操作桿14を本体19へ容易に固定することができる。
【0028】
次に、本発明の草刈機において、操作桿14を伸縮可能なように構成しても良い。例えば、図8に示すように、操作桿14の中間部付近に筒状部材56と、この筒状部材56に摺動可能に嵌合された嵌合部材58とを備え、嵌合部材58を筒状部材56に対して摺動させることにより操作桿14の長さを変えることができるように構成されている。なお、筒状部材56には嵌合部材58まで貫通する螺子60が備えられており、操作桿14を所定長さにしておいて嵌合部材58を筒状部材56に固定できるようにされている。
【0029】
また、操作桿14内の伝達軸20は、筒状部材56及び嵌合部材58内において、筒状部材62と、この筒状部材62に摺動可能に嵌合された嵌合部材64とを備え、操作桿14が伸縮するのに伴って伝達軸20も伸縮するように構成されている。なお、筒状部材56及び嵌合部材58、又は筒状部材62及び嵌合部材64は、4角形断面のものが示されているが、4角形以外の断面であっても、嵌合部材58から筒状部材56へ、又は嵌合部材64から筒状部材62へ回転を伝達できれば良い。
【0030】
このような操作桿14を備えた草刈機によれば、草刈りを行う場合には、螺子60を緩めて、嵌合部材58を筒状部材56内で摺動させ、操作桿14を最も容易に草刈作業を行える長さに調節することができる。このため、広い斜面の下端付近や河川敷等、従来の草刈機では届かなかった場所の草刈りを行うことが可能となる。また、草刈り作業を容易にして作業効率を向上させることができるだけでなく、作業者がバランスを崩して転倒等するのを防止することができ、作業の安全性を向上させることができる。
【0031】
また、このような操作桿14を備えた草刈機において、図9に示すような延長桿66を使用しても良い。この延長桿66は、嵌合部68を筒状部材56に嵌合し、筒状部70に嵌合部材58を挿入することにより、図8に示す操作桿14に継ぎ足して延長することができるようにされている。なお、この延長桿66を継ぎ足す場合には、伝達軸20も同時に延長できる伝達軸延長部材72が使用される。この伝達軸延長部材72は、嵌合部74を筒状部材62に嵌合し、筒状部76に嵌合部材64を挿入することにより、図8に示す伝達軸20に継ぎ足して延長することができるようにされている。
【0032】
このような延長桿66及び伝達軸延長部材72を使用すれば、図8に示す機構によっては延ばせない程度にまで操作桿14を延ばすことができる。このため、崖や土手の上からの草刈りを容易に行うことができる。また、種々の長さの延長桿66を用意しておくことにより、操作桿14の長さを広範囲に変えて、草刈機の汎用性を高めることができる。
【0033】
また、操作桿14を伸縮可能にする機構は、図10に示すようなものであっても良い。図10に示す操作桿14は、中間部付近端部に円形断面の筒状部材78を備え、他の中間部付近端部に備えられたスプライン80を筒状部材78の溝82に沿って摺動させることにより操作桿14を伸縮できるようにしても良い。なお、他の中間部付近端部の筒状部材78への固定は、ピン84が溝82からスプライン80まで貫通させられることにより行われる。このような機構の操作桿14を備えた草刈機によっても、操作桿14を最も容易に草刈作業を行える長さに調節して、草刈り作業を容易にして作業効率を向上させることができるだけでなく、作業者がバランスを崩して転倒等するのを防止することができ、作業の安全性を向上させることができる。
【0034】
また、伝達軸20を伸縮させる機構は、図11に示すようなものであっても良い。この機構は、伝達軸20の中間部付近に固定された摺動部材86と、この摺動部材86を挿入可能な筒状部材88と、筒状部材88の中空部に固定され摺動部材86が摺動可能なスペーサー90とを備えて構成されている。摺動部材86の外周及びスペーサー90の内周には、凹凸部が備えられており、互いに接触して回転力を伝達できるようにされている。なお、摺動部材86側又は筒状部材88側のいずれが駆動手段側であるかは限定されず、いずれが駆動手段側であっても良い。また、伝達軸20、摺動部材86又は筒状部材88は1又は2以上のベアリング92を介して操作桿14内に回転可能に支持されるが、伝達軸20等が操作桿14の中空部に摺動可能に嵌合し得る程度の太さに構成されることにより、操作桿14内に回転可能に支持されても良い。
【0035】
以上、本発明に係る草刈機の実施例について、図面に基づいて種々説明したが、本発明に係る草刈機は図示した草刈機に限定されるものではない。例えば、本発明に係る草刈機は、上述のように土手や崖等の斜面の草刈りに使用されることに限定されず、平地や緩やかな斜面等の草刈りに使用しても良い。平地等の草刈りに使用しても、回転刃と本体との角度を変え得ること、又は操作桿を伸縮できることにより、従来の草刈機よりも容易かつ安全に草刈りを行うことができるようになる。
【0036】
次に、駆動手段はエンジンに限定されず電動モーター等であっても良い。駆動手段の駆動力を回転刃へ伝達する伝達手段は、上述の形態に限定されず、油の粘性力を利用して回転を伝達するもの、又は磁力を利用して回転を伝達するもの等であっても良い。また、回転刃と操作桿との角度を変換し得る手段としては、上述のものに限定されず、他の形態であっても良い。例えば、上述のものは、本体と操作桿との付け根において角度を変換させるもののみを示しているが、操作桿の中間部付近や駆動手段付近に上述のような角度を変換し得る手段を取り付けて使用しても良い。また、操作桿の中間部付近や駆動手段付近に上述以外の角度を変換し得る手段を取り付けて使用しても良い。
【0037】
また、操作桿を伸縮させる機構は、上述においては、操作桿の中間部付近に伸縮させる機構を備えたもののみを示すが、本体付近又は駆動手段付近に伸縮させる機構を備えたものであっても良い。また、操作桿を伸縮させる機構は上述のように1箇所で伸縮させるものに限定されず、2段階又は3段階以上で伸縮できるもの等、他の形態であっても良い。また、操作桿を伸縮させる機構において、バネやゴムの弾性力により操作桿がその伸縮方向に弾性的に微伸縮するようにしたものであっても良い。操作桿がその伸縮方向に弾性的に微伸縮するものであれば、回転刃が石やコンクリートに当たった場合に、その衝撃を緩らげることができる。また、本発明の草刈機を本発明者によってすでに発明されている草刈機用台車(特願平5−131120)に載設して使用しても良い。本発明の草刈機は回転刃と操作桿との角度を変え得るため、草刈機用台車に載設して行う草刈り作業が容易になる。
【0038】
その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた形態で実施し得るものである。
【0039】
【発明の効果】
本発明の草刈機によれば、例えば斜面や崖等の草刈りを行う場合には、操作桿と本体との角度を斜面の草刈りを行いやすいような角度に変えることができ、斜面等の上方の平地から草刈りを行うことができる。このため、従来のように斜面等の下方から、又は斜面に立ちながら草刈り行う必要がなくなるため、草刈り作業の安全性を向上させることができる。また、操作桿と本体との角度を斜面の草刈りを行いやすいような角度に変えることができるため、作業者がバランスを崩して転倒等するのを防止できる。
【0040】
また、操作桿を伸縮し得ることを特徴とする草刈機によれば、草刈りを行う場合には、操作桿を伸縮させて、最も容易に草刈作業を行える長さに調節することができる。このため、広い斜面の下端付近や河川敷等、従来の草刈機では届かなかった場所の草刈りを行うことが可能となる。また、最も容易に草刈作業を行える長さに調節することができるため、草刈り作業を容易にして作業効率を向上させることができるだけでなく、作業者がバランスを崩して転倒等するのを防止することができ、作業の安全性を向上させることができる。
【0041】
また、回転刃と操作桿との角度を変換し得るとともに操作桿を伸縮し得ることを特徴とする草刈機によれば、これら二つの特徴による相乗的効果により、草刈り作業をさらに容易にして作業効率を向上させることができるとともに、草刈機の汎用性を高めることができるようになる。例えば、回転刃と操作桿との角度を変換し得るのみで、操作桿を伸縮できない場合は、広い斜面の下付近の草刈りを斜面上方の平地からできないことがあるが、これら二つの特徴を兼ね備えることにより、広い斜面の下付近の草刈りを斜面上方の平地から行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る草刈機の実施の形態を示す側面断面図である。
【図2】 図1に示す草刈機の使用状態を示す側面図である。
【図3】 図1に示す草刈機を示す平面図である。
【図4】 図1に示す草刈機の他の使用状態を示す側面図である。
【図5】 本発明に係る草刈機の他の実施の形態を示す図であり、同図(a)は要部拡大側面図、同図(b)は要部拡大平面図である。
【図6】 本発明に係る草刈機の更に他の実施の形態を示す要部側面図である。
【図7】 本発明に係る草刈機の更に他の実施の形態を示す要部側面図である。
【図8】 本発明に係る草刈機の操作桿を伸縮させる機構を示す図であり、同図(a)は側面断面図、同図(b)はA−A線切断部断面図、同図(c)は斜視図である。
【図9】 図10に示す操作桿を伸縮させる機構の他の実施の形態を示す図であり、同図(a)は伝達軸延長部材の側面断面図、同図(b)は延長桿の側面断面図である。
【図10】 本発明に係る草刈機の操作桿を伸縮させる機構の更に他の実施の形態を示す図であり、同図(a)は側面図、同図(b)は平面図である。
【図11】 本発明に係る草刈機の操作桿を伸縮させる機構の更に他の実施の形態を示す図であり、同図(a)は拡大側面断面図、同図(b)はA−A線切断部拡大断面図である。
【図12】 従来の草刈機を示す斜視図である。
【符号の説明】
10;草刈機
12;回転刃
14;操作桿
18;伝達手段
20;伝達軸
26;回転軸
28;斜面

Claims (3)

  1. 回転することにより草を刈る回転刃を、操作桿の先端に取付けた草刈機において、
    前記操作桿内に設けられ、駆動手段にて回転駆動される伝達軸と、
    前記操作桿の先端を回動軸によって接続した本体と、
    前記回動軸を中心とした円状に構成されたを有し、前記伝達軸と一体的に回転できる駆動傘歯車と、
    前記本体に回転自在に支持された状態で前記駆動傘歯車に噛み合わされ、前記回転刃と一体的に回転できる従動傘歯車とを備え、
    前記駆動傘歯車を、前記操作桿とともに前記回動軸のまわりに回動させることにより、前記操作桿と前記回転刃との角度を変えられることを特徴とする草刈機。
  2. 前記操作桿と前記回転刃との角度を変えることが、前記回動軸に締め付けられたナットを緩めることによって可能となる請求項1に記載する草刈機。
  3. 前記操作桿と前記回転刃との角度を規制するメカストッパーを備えた請求項1又は請求項2に記載する草刈機。
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