JPH09214447A - 多重放送受信装置 - Google Patents

多重放送受信装置

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JPH09214447A
JPH09214447A JP8021501A JP2150196A JPH09214447A JP H09214447 A JPH09214447 A JP H09214447A JP 8021501 A JP8021501 A JP 8021501A JP 2150196 A JP2150196 A JP 2150196A JP H09214447 A JPH09214447 A JP H09214447A
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Toshihiro Waguri
利弘 和栗
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義数 富田
Masahiro Seto
昌宏 瀬戸
隆二 ▲吉▼原
Ryuji Yoshihara
Hiromichi Suzuki
博道 鈴木
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FM多重放送において、プログラムデータを
伝送する場合、プログラムの開始日時、締切日時および
消去日時を指定することが可能なFM多重放送受信装置
を提供する。 【解決手段】 FM多重放送受信装置100中のCPU
40は、FM多重信号デコード部15から与えられたデ
ータ中の番組管理データに含まれる動作モードデータに
基づいて、受信した番組データ中にプログラムデータが
含まれるか否かを判断する。同時に、番組管理データ中
の番組制御コマンドに続くパラメータデータに基づい
て、プログラムの開始日時、締切日時および消去日時の
データの抽出を行ない、メモリ30に格納する。CPU
40は、メモリ30中に記憶されたこれらのデータに基
づいて、指定された期間内のみプログラムの実行を行な
い、消去日時が到達するとメモリ30中のプログラムの
消去動作を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の単位データ
に分割されて送信される複数の情報データを受信して、
対応する処理を実行するデジタル多重信号受信装置に関
し、より特定的には、上記受信データがFM多重放送に
より転送され、上記情報データはプログラムデータ(演
算処理装置の動作プログラム)を含む多重放送受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、新しいサービスを提供する放送の
1つとして、FMステレオ放送のベースバンド信号の空
いたスペクトル領域に、デジタル信号を多重して送信す
るFM多重放送の開発・実用化が進められている。
【0003】FM多重放送は、現行FMステレオ放送の
音声信号よりも高い周波数帯に新たにデジタル信号を多
重し、交通情報、文字・図形情報などを放送する新しい
メディアである。周波数を有効に利用できること、放送
設備が簡易に実現できること、移動体でデータが受信で
きることから自動車等の移動体へ交通情報等を容易に伝
送できることなどが特徴として挙げられる。
【0004】したがって、FM多重放送は、受信機を搭
載した自動車等に対してリアルタイムでの渋滞情報等を
伝送する手段として、あるいは、ハンディタイプの受信
機を持つユーザに対して必要な情報をいつでもどこでも
アクセスできる低廉な伝送路を提供する手段として、一
部実用化が開始されている。
【0005】以下、従来のFM多重放送受信装置の構成
について説明する前に、まずFM多重放送におけるデー
タ構造の概略を説明する。
【0006】[FM多重放送の方式]FM多重放送にお
いては、受信状態を劣化させる要因として、マルチパス
妨害やフェージング妨害がある。特に、移動体受信の場
合においては、一般にその伝送路特性は非常に劣悪であ
る。その場合でも、できるだけ一度で完全に受信できる
システムが望ましい。しかし、実際には、一度の受信で
送信されたデータを完全に受信できない場合があり、そ
の際には再送信されるデータを受信して、受信できなか
ったデータを補完することが前提となる。FM多重放送
のサービスエリアは、FMステレオ放送のサービスエリ
アと同等であることが望ましいが、このサービスエリア
内においても平均ビット誤り率が10-2を超えるような
場所がある。したがって、送信されるデータの構造は、
このような劣悪な伝送路特性を考慮して、その誤り訂正
方式およびフレーム構成が決定されている。
【0007】特に、フェージング妨害による極端な電圧
低下によって生ずる誤りは致命的であり、誤り訂正が不
可能な場合がある。そこで、フェージングによって生ず
る誤りの平均的なバースト長に送信されるデータの単位
データ長を合せることにより、誤り訂正が不可能な誤り
が生じた場合には、上記単位データごと再送信された単
位データと置換えることで補完することが可能となる。
【0008】さらに、誤り訂正効果が高いことから、誤
り訂正方式としては2つのブロック符号を直交して配置
した積符号が用いられる。したがって、データは、縦方
向および横方向ともに誤り訂正符号を含む2次元的なフ
レーム構造をとることになる。
【0009】そして、送信データは上記1フレーム中の
データを基本単位とする階層構造を有するデータ構造と
なる。
【0010】以上に述べたことの具体例として、さら
に、文献(Proc. of Vehicle Navigation & Informatio
n Systems Conference(1994)A4-2 pp.111 〜116 )に
開示されている、FM多重放送方式について説明する。
【0011】図21に、上記データの階層構造の仕様を
示す。階層1においては、伝送路特性が指定されてい
る。通常のFMステレオ放送信号であるL+R信号およ
びL−R信号に加えて、L−R信号より高周波側に、多
重信号が重畳される。
【0012】この重畳方式は、多重信号から音声信号へ
の妨害が音声変調度が小さいときに顕著となることを考
慮して、L−R信号の変調度により多重信号のレベルを
コントロールするLMSK(Level controlled Minimum
Shift Keying )方式が採用されている。
【0013】階層2は、誤り訂正方式を含む、データの
フレーム構成が規定されている。各フレームは、列方向
に272ブロックからなり、先頭には16ビットのBI
C(Block Identification Code )が付加され、このB
ICに基づいてフレーム同期およびブロック同期が行な
われる。列方向の272ブロックのうち、190ブロッ
クはデータを伝送するパケットであり、82ブロックは
列方向のパリティを伝送するパリティパケットである。
各パケットは、行方向に176ビットの情報部、誤り訂
正符号である14ビットのCRC(Cyclic Redundancy
Code)および82ビットのパリティ部より構成される。
【0014】つまり、送信データはこの1フレームを基
本単位として、この段階でまず誤り訂正が行なわれる。
【0015】階層3は、データパケットの構成を規定す
る。データパケットは、フレーム内の各行のうち、BI
C、CRCおよびパリティを除いた176ビットからな
る。
【0016】さらに、このデータパケットは、プリフィ
ックスとデータブロックで構成される。プリフィックス
には、データの内容を識別するための情報が含まれ、た
とえば後に述べるどの番組内容にそのデータパケットが
属するかを指定している。
【0017】階層4は、データグループの構成を規定し
ている。データグループは1つまたは複数データブロッ
クで構成されている。すなわち、データパケットにおけ
るプリフィックス内の情報をもとに、データパケット番
号の順に、データパケット番号が「0」から、プリフィ
ックス内の情報出力フラグの立っているデータブロック
まで並べることにより構成される。このデータグループ
にも、誤り訂正符号であるCRCが含まれ、送信データ
はこの階層においても誤り訂正が行なわれる。
【0018】1つのデータグループは、1表示単位、す
なわち1ページのデータに対応している。
【0019】階層5は、FM多重放送により伝送される
一まとまりの情報データ、すなわち番組データの構成を
規定する。図22は、この番組データの構成を示してい
る。文字、図形情報の番組は複数のデータグループから
構成され、先頭のデータグループは番組管理データとし
て、番組番号、ページ総数など番組全体にかかわる符号
化された情報からなる。また番組管理データに引続い
て、ページデータが複数個あり、1ページごとのデータ
が符号化されている。
【0020】番組データおよびページデータは、データ
ヘッダ部とデータユニット群から構成される。データユ
ニット群は、文字データ部やフォトグラフィック図形デ
ータ部など、各符号化ごとに分割された複数のデータユ
ニットにより構成されている。
【0021】つまり、以上のようなデータ構造において
は、受信側において番組データが一まとまりの情報を示
す一群のデータをなしている。たとえば、交通情報であ
れば、番組情報は特定の路線(高速道路等)の各ジャン
クションでの混雑状況等を示し、天気予報であれば、特
定の地域における天気予報情報等を示すことになる。
【0022】[従来のFM多重放送受信装置の構成]図
23は、従来のFM多重放送受信機10の構成を示す概
略ブロック図である。
【0023】アンテナ12およびチューナ14によって
受信されたFM多重放送信号が、検波回路16で検波さ
れ、さらにバンドパスフィルタ18を経て、LMSK復
調回路20に与えられる。LMSK復調回路20は、L
MSK変調されているFM多重放送信号のデータ復調を
行ない、FM多重信号を取出す。復調されたデータ信号
は、同期再生回路22において、図8における階層2に
おいて説明したとおりBICに基づいてフレーム同期お
よびブロック同期が行なわれる。同期されたデータ信号
は、誤り訂正回路24において、パリティ符号およびC
RCに基づいて誤り訂正される。
【0024】したがって、この誤り訂正回路24から
は、正常に受信され、または誤り訂正が施されたFM多
重放送のパケットデータ(図8における階層3において
示した構成を有する。)が出力される。
【0025】中央演算処理装置40(以下、CPUと呼
ぶ。)は、入力されたパケットデータに対して、データ
ブロックの抽出、データグループの再構成およびデータ
グループ段階での誤り訂正ならびに番組データへの再構
成を行なった後、番組データを表示装置42に出力す
る。表示装置42は、入力された番組データを図形ある
いは文字として出力する。
【0026】ここで、表示装置42としては、1ページ
分の表示領域、すなわち248×60ドット(日本語表
示で15.5文字×2.5行に相当)を有する液晶画面
等が用いられる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】従来のFM多重放送受
信装置10は、上記のような構成であったので、以下の
ような問題点があった。
【0028】すなわち、FM多重放送により送信される
情報データは、たとえば上述のとおり交通情報や天気予
報情報等の文字・図形情報に限られ、プログラムデータ
等の伝送を行なった場合、それに対応した処理を行なう
受信機が存在しなかったことである。
【0029】つまり、FM多重放送においては、各情報
データは単位データに分割され、データパケットとして
伝送される。このデータパケットは、複数の情報データ
に対して時分割して送信されるため、受信機の側で、そ
の情報データの種類の判別、およびそれに対応した処理
動作を行なう必要がある。
【0030】上記のような場合に、伝送されたプログラ
ムデータによって放送される番組としては、いわゆる聴
取者参加型の番組、たとえば、テレビ放送等の進行と連
動して、質問が数問出題され、締切時刻までに聴取者側
が回答を行ない、締切時刻後に、正解が送られ聴取者が
チェックをするという放送形態が考えられる。
【0031】この場合、数時間、あるいは、1日などの
回答締切時間を設けて、聴取者が正解不正解を楽しむ、
あるいはその正解不正解の結果に応じて、聴取者に景品
が送られるといった放送形式を取る必要がある。
【0032】したがって、受信機側では、受信したプロ
グラムデータに対して、所定の時刻を経過後に対応する
処理を開始し、締切時刻経過後は処理を停止するという
機能が必要である。
【0033】また、受信機側に記憶されている不要とな
ったプログラムデータについては、送信側からそのプロ
グラムデータを強制的に消去してやる必要がある。
【0034】さらに、FM多重放送等により為替情報や
株式情報等の送信を行なう場合、伝送されるデータは上
記のプログラムデータと異なり、文字・図形情報である
が、この場合でも、所定の放送時間経過後は、送信側か
ら受信機中に記憶されている情報データを強制的に消去
してやる必要がある。従来は、既に放送され受信機側に
記憶されている文字・図形情報を消去するためには、新
たなページデータを送信することによりその内容を交信
する必要があった。しかしながら、この方法では時間帯
による放送される情報量の変動に対応すること等には、
困難がある。
【0035】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであって、その目的は、FM多重放送
において、プログラムデータを送信する場合に、受信機
側でのプログラムデータの開始時刻、処理の締切時刻お
よび対応するプログラムデータの消去時刻等を送信側か
ら制御することが可能な多重放送受信装置を提供するこ
とである。
【0036】この発明の他の目的は、文字・図形情報等
を送信した場合においても、送信側から文字・図形情報
等の消去を強制的に行なうことが可能な多重放送受信装
置を提供することである。
【0037】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の多重放送
受信装置は、伝送される複数の情報データの各々が、複
数の単位データに分割されて送信される多重通信系にお
いて、各単位データは、所属する情報データおよび情報
データ中の位置を示す識別データを含む送信データを受
信する多重信号受信装置であって、多重送信により、単
位データを伝送する搬送波を受信して復調する復調手段
と、復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応
するデジタル信号として出力する多重信号デコード手段
と、現在日時を示す計時データを出力する計時手段と、
多重信号デコード手段の出力を受けて、識別データに応
じて情報データを合成する演算処理手段とを備え、演算
処理手段は、情報データ中に含まれる動作開始日時デー
タおよび動作締切日時データを抽出し、計時データとの
比較結果に応じて、情報データに対応する処理を開始お
よび停止する。
【0038】請求項2記載の多重放送受信装置は、請求
項1記載の多重放送受信装置の構成に加えて、演算処理
手段は、記憶手段を含み、複数の情報データは、演算処
理手段の処理動作を指示するプログラムデータを含み、
各情報データは、単位データの少なくとも1つにデータ
種を示すパラメータデータを含み、演算処理手段は、 i)パラメータデータに応じて、情報データがプログラ
ムデータを含む場合、所定の単位データに含まれる動作
開始時刻データ、動作締切時刻データおよびプログラム
データを抽出して記憶手段に格納し、ii)計時データと
動作開始時刻データとに応じて、プログラムデータに基
づく処理を開始し、iii )動作締切日時データに応じ
て、対応する時刻以後のプログラムデータに基づく処理
を停止する。
【0039】請求項3記載の多重放送受信装置は、請求
項2記載の多重放送受信装置の構成に加えて、プログラ
ムデータを含む情報データは、さらに、プログラム消去
日時データを含み、演算処理手段は、計時データとプロ
グラム消去日時データとの比較結果に応じて、記憶手段
中に格納された対応するプログラムデータの消去を行な
う。
【0040】請求項4記載の多重放送受信装置は、請求
項3記載の多重放送受信装置の構成に加えて、複数の情
報データは、さらに、文字・図形情報を含み、演算処理
手段は、i)種別データに応じて、合成した前記文字・
図形情報を含む情報データを記憶手段に格納し、ii)文
字・図形情報を含む情報データと同一の識別データを有
する単位データ中に含まれる消去指示データに応じて、
記憶手段中の対応する情報データを消去し、記憶手段中
に格納された情報データに応じて、演算処理手段から出
力される表示データに対応した画像を出力する表示手段
をさらに備える。
【0041】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態のF
M多重放送受信装置100の構成を示す概略ブロック図
である。
【0042】FM多重放送受信装置100は、FM電波
を受けるアンテナ12と、アンテナ12の出力を受けて
FM復調するFMチューナ部14と、FMチューナ部1
4の出力を受けてFM多重信号の抽出と誤り訂正を行な
い、対応するデジタル信号を出力するFM多重信号デコ
ード部15と、デジタル信号を受けるバッファ回路32
と、バッファ回路32の出力を受けて、単位データから
情報データの抽出、合成、処理の実行等を行なうCPU
40と、CPU40により抽出された情報データの記憶
を行なうメモリ30と、時刻データを出力する内部タイ
マ31と、CPU40との間でデータの入出力を行なう
バッファ回路34と、バッファ回路34から出力される
情報データを受けて、対応する映像を出力するデータ表
示部36と、ユーザからの入力データをCPU40へ出
力するデータ入力部38とを含む。
【0043】以後、バッファ回路32、CPU40、メ
モリ30、内部タイマ31およびバッファ回路34を総
称して演算処理部120と呼ぶ。
【0044】データ表示部36としては、たとえばLE
D表示ディスプレイ等を用いることが可能であり、デー
タ入力部38としては、たとえばキーボード等を用いる
ことが可能である。
【0045】FM多重放送受信装置100は、さらに、
FMチューナ部14からの復調信号を受けて、通常のF
M音声放送の音声合成を行なう音声合成部50と、音声
合成部50の出力を受けて音声を出力するスピーカ52
と、CPU40により制御され、効果音を発生する効果
音発生部54とを含む。
【0046】したがって、FM多重放送受信装置100
は、従来のFM多重放送受信装置10と異なり、文字・
図形情報の出力ばかりでなく、通常のFM放送による音
声情報や、送信されたプログラムデータに基づいて、C
PU40からの出力に基づいて、文字情報等に対応する
効果音を同時に発生することが可能な構成となってい
る。
【0047】FM多重放送受信装置100は、さらに、
所定の登録データを記録したカードからのデータを読込
み、CPU40に対して出力し、また、CPU40から
の出力に応じて、カードに文字情報等の書込を行なうバ
ーコードリーダ/プリンタ装置44をさらに含む。
【0048】バーコードリーダ/プリンタ装置44から
の入力に基づいて、CPU40が動作する構成とするこ
とで、所定の登録データが記録されたカードを有するユ
ーザのみが特定の情報データ(放送番組)を受取ること
が可能な構成とすることもできる。
【0049】以下に、FM多重放送受信装置100の各
部の動作についてさらに詳しく説明する。
【0050】アンテナ12によって受信されたFM多重
放送信号は、FMチューナ部14におけるFM復調回路
において、フェーズロックドループ回路から出力される
局部発振波により同期検波され、FM多重信号デコード
部15に出力される。
【0051】FM多重信号デコード部15は、バッファ
回路を介して、FM復調された信号を受け、バンドパス
フィルタにより所定の周波数領域の信号成分を取出した
後、復調LSIにおいてLMSK復調を行なってFM多
重信号を抽出する。
【0052】CPU40は、復調LSIの出力を受け
て、受信データのブロック同期、誤り訂正等を行なって
パケットデータとして出力する。このとき、誤り訂正不
能なパケットデータが存在する場合は、そのデータは削
除される。
【0053】CPU40において合成された情報データ
は、必要に応じて、メモリ30に記憶される。
【0054】CPU40では、受信した情報データの種
類に応じて、文字・図形情報等をディスプレイ36に出
力する動作を行なう場合や、受信した後メモリ30に格
納されているプログラムデータに基づいて、所定の処理
を実行する場合に処理が分岐する。
【0055】以下、図1のFM多重放送受信装置100
の動作、特に、CPU40の動作について説明する。
【0056】FM多重放送受信装置100中のCPU4
0の動作を説明する前に、その前提となるFM多重放送
信号のデータ構造について、予めより詳しく説明してお
く。
【0057】図2は、図22に示した番組管理データを
含むデータグループの構成を示す模式図である。
【0058】図2に示したデータグループの構成のう
ち、データグループデータ中に番組管理データが含まれ
ている。データグループは、その先頭にデータグループ
の開始を示すヘッディング開始符号(SOH)を含み、
それに続いて、データグループの連結の有無を示すフラ
グであるデータグループリンク符号と、データグループ
データのバイト数を示すデータグループサイズデータを
含む。
【0059】さらにそれに引続いて、伝送されるデータ
の本体であるデータグループデータが存在する。その後
には、データブロックの整数倍の長さにデータグループ
長を調整するための長さ調整用のNULL領域、データ
グループの終了を示す終了符号、データグループの誤り
検出を行なうためのCRC符号が存在する。
【0060】図3は、図22に示した番組データのうち
先頭の番組管理データに相当するデータグループの構造
の一例をさらに詳しく示した模式図である。
【0061】図2において説明したとおり、先頭のデー
タブロックDB1にヘッディング開始符号(SOH)が
存在し、それに続くデータブロックDB2およびDB3
にデータグループリンク符号(DGL)およびデータグ
ループサイズのデータが存在する。データグループリン
ク符号およびデータグループサイズはデータグループヘ
ッダと呼ばれる。
【0062】データグループヘッダに続いて、番組デー
タヘッダが存在する。図4は、番組データヘッダの構成
を示す模式図である。
【0063】データグループヘッダの後、情報分離符号
(RS)およびデータヘッダパラメータが続き、データ
ブロックDB(n+2)(図3に示した場合は、n=
6)から番組管理データ中の番組データヘッダの実質的
な内容が開始する。番組データヘッダには、番組番号
や、番組内容の更新が行なわれたことを示す更新デー
タ、その番組中に含まれるページ総数、番組に含まれる
符号の種類および情報の提示の方法を示す提示機能デー
タ、その番組の情報の種別を示す情報種別データ、その
番組の表示フォーマット等を指定する表示フォーマット
データが含まれている。
【0064】上記各データ中、データブロックDB(n
+4)に含まれる提示機能データは、たとえば、受信し
た情報データについて、順次表示を行なったり、処理を
行なう動作モード(随時動作モード)とするか、番組デ
ータのすべての受信が完了した後に一括してその表示ま
たは処理の実行を行なう動作モード(一括動作モード)
とするかを指定する。後に説明するように、情報データ
がプログラムデータである場合に、この提示機能データ
は、CPU40がいかなる実行形式で動作するかを示す
動作モードデータの1つとなる。
【0065】図5は、番組データヘッダに続く番組管理
データユニットの構成を示す模式図である。
【0066】番組データヘッダと番組管理データユニッ
トの境界を示すデータユニット分離符号に続いて、デー
タユニットパラメータ、データユニットの大きさを示す
データユニットサイズデータが存在し、その後にデータ
ユニットの本体であるデータユニットデータが存在す
る。通常の文字・図形情報の番組では、番組管理データ
中の番組データヘッダの後には、文字や図形データを含
むデータユニット群が続いている。
【0067】しかしながら、情報データとして、プログ
ラムデータ(バイナリコード等)を送信する場合は、受
信機側で、受信したデータに基づく動作モードの決定の
ために、さらに以下に述べるようなデータ構造を有して
いる。
【0068】すなわち、まず図5におけるデータユニッ
トパラメータ中にそれがプログラムデータ、たとえば放
送されたプログラムデータに基づいて、ユーザがゲーム
を行なうデータであることを示すパラメータが含まれ
る。
【0069】このデータにより、当該番組データが、ゲ
ーム情報を含むデータであることの識別が行なわれる。
【0070】以下では、データユニットパラメータ中の
パラメータにより、以後のユニットの内容がゲームを行
なうためのプログラムデータである場合の例について説
明する。
【0071】図6は、上記のように、データユニットパ
ラメータ中にゲーム管理データが含まれ、それに続くデ
ータユニットデータがゲーム管理データユニットである
場合のデータユニットデータの構成を示す模式図であ
る。
【0072】データユニットデータは、放送チャンネル
中のどの番組であるかを示すための種別コードを先頭に
有し、それに続くいくつかのセグメントで構成されてい
る。
【0073】各セグメントは、そのセグメントの大きさ
を表わすセグメント長と、その後に続くプログラムデー
タの動作を制御するための制御番号と、当該番組データ
によって送られるプログラムデータ等の動作モードを指
定したり、その他制御番号によって与えられるコマンド
の条件を与えるパラメータデータとを有する。
【0074】すなわち、以上のデータ構造においては、
番組管理データヘッダ中の提示機能データに基づいて、
受信したデータを順次実行していく随時動作モードであ
るか、すべての番組データの受信が完了した後に処理を
実行する一括動作モードであるかの指定が行なわれる。
【0075】さらに、番組制御番号中の動作モードを指
定するコマンドに基づいて、それに続くパラメータによ
り指定される動作モードで、CPU40の動作モードが
決定される。
【0076】図7は、図6に示したセグメントデータ中
の番組制御番号により示される制御コマンドの一例を示
す図である。
【0077】たとえば、制御番号が01Hである場合、
以下に続くパラメータデータにより動作モードの指定が
行なわれる。
【0078】制御番号が02Hである場合は、以下に続
くパラメータデータによりプログラムの実行開始日時が
指定される。したがって、FM多重放送受信装置100
は、プログラムデータを受信後、演算処理部120中に
含まれるタイマに基づいて、指定された開始日時となっ
た後にプログラムの実行を開始する。
【0079】制御番号が03Hである場合は、以下に続
くパラメータデータによりプログラムの締切り日時が指
定される。このコマンドにより、締切り日時が指定され
ると、この締切り日時経過後は、CPU40の当該プロ
グラムの実行は禁止される。
【0080】制御番号が04Hである場合は、以下に続
くパラメータデータによりプログラムの消去日時が指定
される。CPU40は、メモリ30中に記憶されたプロ
グラムデータを随時監視し、指定された消去日時におい
て、当該プログラムの消去を行なう。したがって、たと
えば、日中にプログラムデータの放送を行ない、夜間の
うちに、そのプログラムデータの消去を行なうというこ
とが、放送局側からの指示により行なうことが可能とな
る。
【0081】制御番号が05Hである場合は、別番組番
号へのジャンプが指定される。このコマンドは、たとえ
ば複数の番組で、同一のプログラムを実行するような場
合に使用される。すなわち、プログラムデータを送る番
組を1つにして、当該プログラムを送らない番組では、
この制御コマンドによりプログラムが送られている番組
を指定することが可能となる。
【0082】受信機側において、番組を切換えて動作す
ることで、複数の番組のそれぞれで同一のプログラムデ
ータを送信するという無駄を省くことが可能となる。
【0083】制御番号が、06Hである場合は、それに
続くパラメータデータにより比較情報が与えられる。す
なわち、パラメータデータ中には、比較演算子(たとえ
ば=,>,<等)と定数が含まれ、図1に示したバーコ
ードリーダ/プリンタ装置44から入力される登録デー
タとの比較により、以下のような制御を行なうことが可
能である。つまり、送信側において、送信データに当該
情報の受け手として期待されるユーザの属性のデータを
制御番号06Hの後に含まれるパラメータデータ中で指
定しておく。具体的には、たとえば当該情報が男性向き
の情報であるかあるいは女性向きの情報であるかに応じ
て、比較演算子および定数の値を所定の値としておく。
受け手の側では、カード中に登録されたデータに基づい
て、CPU40が、受取ったデータが、情報の受け手の
属性に一致するか否かを判断して、メモリ30に格納す
るか否か選別するという制御を行なうことが可能とな
る。
【0084】制御番号が07Hである場合は、モジュー
ル消去を指定するコマンドであり、それに続くパラメー
タデータにより指定したモジュール番号のデータがメモ
リ30から消去される。つまり、送信側から、受信側に
おいてメモリに格納しているデータの消去を強制的に行
なうことが可能となる。
【0085】制御番号が08Hである場合は、以下に続
くパラメータデータにより情報型番組のスポンサーの指
定が行なわれる。この場合も、たとえば、カードから読
取られた登録データに基づいて、指定したスポンサーか
らのコマーシャルデータのみをメモリ30に格納すると
いうような制御を行なうことが可能となる。
【0086】制御番号が09Hである場合は、以下に続
くパラメータデータによりCMデータの有効時間が指定
される。これにより、情報データとしてコマーシャルデ
ータを送信した場合、そのコマーシャルの有効時間を指
定するというような制御が可能となる。
【0087】図8は、制御番号が02Hである場合、す
なわちプログラム開始日時の指定が行なわれている場合
の、番組管理データユニットにおけるデータユニットデ
ータのセグメントの構成を示す模式図である。
【0088】セグメントの先頭にはセグメントの大きさ
を示すセグメント長データが存在し、続いて、番組制御
番号として02Hが指定され、その後のパラメータデー
タとして日付データおよび時間データが格納されてい
る。
【0089】この場合、日付は、たとえば修正ユリウス
日で指定され、時間としては0時00分からの24時間
表示で格納されているものとする。
【0090】図9は、制御番号が03Hである場合、す
なわちプログラム締切日時の指定が行なわれる場合の、
番組管理データユニット中のデータユニットデータにお
けるセグメントの構成を示す模式図である。
【0091】図8に示したプログラム開始日時の場合と
同様、セグメントの先頭にはセグメントの大きさを示す
セグメント長データが存在し、続いて、番組制御番号と
して03Hが指定され、それに続いて日付および時間デ
ータが格納されている。
【0092】受信機側のCPU40は、番組管理データ
ユニット中にこれらのデータが存在することを番組制御
番号をもとに検知し、対応するプログラム開始日時デー
タおよびプログラム締切日時データを、プログラムデー
タと対応させてメモリ30中に記憶保持させる。
【0093】図10は、プログラム開始日時およびプロ
グラム締切日時が指定されている場合のCPU40の動
作を説明するフローチャートである。
【0094】以下では、たとえば、受信側において、登
録データとして所定のデータの記憶されたカードを有す
るユーザが、バーコードリーダ/プリンタ装置44にそ
のカードを入力することで、CPU40が、受信したク
イズを実行するためのプログラムの処理を開始するとい
う構成になっているものとする。つまり、特定のカード
を有するユーザのみが、テレビ放送等に連動したクイズ
番組に参加することが可能となる放送形態であるものと
する。
【0095】この場合、CPU40は、まず、バーコー
ドリーダ/プリンタ装置44にカードが挿入されている
か否かの判断を行なう(ステップS12)。
【0096】カードが挿入されていないと判断すると、
そのまま処理は終了する(ステップS19)。
【0097】CPU40は、カードが挿入されていると
判断すると(ステップS12)、カード中に記憶されて
いる登録データに対応するプログラムデータの受信が完
了しているか否かの判断を行なう(ステップS13)。
【0098】プログラムの受信がされていないと判断す
ると(ステップS13)、カードの排出が指示され(ス
テップS19)、動作が終了する(ステップS20)。
【0099】一方、CPU40は、プログラムの受信が
完了していると判断すると(ステップS13)、当該プ
ログラムデータに対応して、プログラム開始日時データ
が格納されているか否かの判断を行なう(ステップS1
4)。開始日時データが存在する場合、CPU40は、
内部タイマ31からの時刻データとプログラム開始日時
データとを比較し(ステップS15)、開始日時に到達
していないと判断するとカードの排出を指示し(ステッ
プS19)、動作が終了する(ステップS20)。
【0100】一方、開始日時に到達しているものと判断
すると(ステップS15)、次にプログラムデータに対
応してプログラム締切日時データがメモリ30中に記憶
されているか否かの判断を行なう(ステップS16)。
【0101】i) 締切日時が指定されていない場合。
CPU40は、締切日時データが存在しないことを確認
すると(ステップS16)、メモリ30中に記憶されて
いるプログラムデータの実行を開始する(ステップS1
8)。
【0102】プログラムの実行が終了すると、CPU4
0は、カードの排出を指示し(ステップS19)、動作
を終了させる(ステップS20)。
【0103】ii) 締切日時が指定されている場合。C
PU40は、プログラムデータに対応して、締切日時が
指定されていると判断すると(ステップS16)、内部
タイマ31からのデータに基づいて、現在時刻が締切日
時以前であるか否かの判断を行なう(ステップS1
7)。
【0104】締切日時以前であると判断すると、CPU
40は、プログラムデータに対応する処理を実行する
(ステップS18)。プログラムの実行が終了すると、
CPU40は、カードの排出を指示し(ステップS1
9)、動作を終了させる(ステップS20)。
【0105】一方、締切日時を経過していると判断した
場合(ステップS17)、CPU40は、プログラムの
実行を行なうことなく、カードの排出を指示し(ステッ
プS19)、動作を終了させる(ステップS20)。
【0106】以上の動作により、たとえば、テレビ放送
等に連動してFM多重放送により、当日に放送されるス
ポーツ番組等に対するクイズを朝出題し、所定の時刻ま
でに回答の締切を行なうという放送形態が可能となる。
この場合、たとえば、聴取者の回答をその都度バーコー
ドリーダ/プリンタ装置44に受入れられているカード
に書込む構成とし、回答の締切が行なわれる時点で、正
解不正解の結果を当該カードに書込む構成とすることが
可能である。つまり、送信側から出題されたクイズに対
し、締切時刻までに回答を行なったユーザに対してのみ
カード交換に賞品を提供するというような懸賞クイズを
放送することも可能となる。
【0107】図12は、制御番号が04Hである場合、
すなわちプログラム消去日時の指定が行なわれている場
合の、番組管理データユニット中のデータユニットデー
タにおけるセグメントの1つの構成を示す模式図であ
る。
【0108】この場合も、セグメントの先頭にはその大
きさを示すセグメント長データが含まれ、続いて番組制
御番号が存在し、その後のパラメ−タデータとして日付
および時間の指定が行なわれる。
【0109】受信側のCPU40は、番組データを受信
し、当該番組データがプログラムデータである場合、そ
の番組管理データユニット中に制御番号04Hのセグメ
ントが含まれているか否かを検出し、プログラム消去日
時データが含まれている場合は、プログラムデータと対
応させてこのプログラム消去日時データをメモリ30中
に記憶保持させる。
【0110】図12は、プログラム消去日時データが指
定されている場合のCPU40の動作を示すフローチャ
ートである。
【0111】CPU40は、随時受信済みのプログラム
データが存在するか否かの検出を行なう(ステップS2
2)。
【0112】たとえば、この処理の開始はタイマ31等
からのトリガに基づいて、割込処理により行なう構成と
することが可能である。
【0113】プログラムデータが存在しないと判断する
と(ステップS22)、処理はそのまま終了する(ステ
ップS27)。
【0114】一方、プログラムデータが存在していると
判断すると(ステップS22)、そのプログラムデータ
に対応して消去日時データがメモリ30中に記録されて
いるかどうかの判断が行なわれる(ステップS23)。
消去日時の指定がないと判断した場合は、CPU40
は、次のプログラムに対する処理へ進む(ステップS2
6)。
【0115】次のプログラムが存在しなければ(ステッ
プS22)、処理は終了する(ステップS27)。
【0116】プログラムが存在している場合は(ステッ
プS22)、再び消去日時の指定があるか否かの判断が
行なわれる(ステップS23)、消去日時の指定がある
と判断すると、CPU40は、内部タイマ31からの時
刻データをもとに、現在日時が消去日時以降であるか否
かの判断を行なう(ステップS24)。消去日時以前で
あれば、次のプログラムへの処理へ進む(ステップS2
6)。
【0117】消去日時以降であると判断すると(ステッ
プS24)、対応するプログラムの消去が行なわれる
(ステップS25)。
【0118】その後は、現在メモリ30中に記憶されて
いるすべてのプログラムについて消去日時が指定されて
いるか否か(ステップS23)、現時点が消去日時以降
であるか否か(ステップS24)の判断が行なわれる。
【0119】以上の動作により、既に放送を行なったプ
ログラムデータに対し、受信側でメモリ30に記憶され
ているプログラムデータを、不要となった時刻以後送信
側から強制的に消去させることが可能である。
【0120】これにより、受信機側のメモリを有効に活
用させることが可能となる。なお、上述のように、指定
した日時に処理を開始し、指定日時に処理を停止して、
さらに情報データの消去を行なうことは、プログラムデ
ータの場合に限定されることなく、文字・図形情報の表
示にも適用することができる。
【0121】[実施の形態2]実施の形態1では、送信
側からプログラムデータを送信した場合に、不要となっ
たプログラムデータを強制的に消去させる場合の構成に
ついて述べた。しかしながら、送信側から放送済みのデ
ータを強制的に消去させることは、プログラムデータの
場合に限らず、たとえば文字・図形情報の場合にも必要
となる。
【0122】図13は、制御番号が07Hである場合、
すなわちモジュール消去の指定が行なわれている場合
の、番組管理データ中のデータユニットデータにおける
セグメントの1つの構成を示す模式図である。
【0123】このセグメントデータについても、その先
頭にはセグメントの大きさを示すセグメント長データが
含まれ、番組制御番号としてモジュール消去を指定する
07Hが含まれる。それに続いて、消去を指示するモジ
ュール番号がパラメータデータとして存在している。
【0124】受信機側では、CPU40は、受信した番
組管理データ中のデータユニットデータに制御番号07
Hを有するセグメントが存在することを検知すると、同
一の番組番号に属する情報データが、メモリ30中に記
憶されているか否かを確認する。
【0125】メモリ30中に、同一の番組番号で指定さ
れる番組データが格納されている場合は、上記セグメン
ト中に含まれるモジュール番号で指定されるモジュール
をメモリ30から消去する。
【0126】この場合、たとえばモジュール番号が00
Hである場合は、全モジュールの消去を行なうという構
成とすることも可能である。
【0127】ここで、モジュールとは、たとえば1回の
送信において送出される送出単位を示す。
【0128】したがって、たとえば為替情報番組である
場合は、1回の送出により送信されたある時刻の為替デ
ータの全体を示している。
【0129】したがって、受信機側において、メモリ3
0に記憶されている所定の時刻の為替データを送信側か
ら強制的に消去することが可能となる。
【0130】なお、以上のような消去動作は、為替情報
番組等に限定されるものではなく、たとえばコマーシャ
ル情報等その他の文字・図形情報に対しても適用するこ
とは可能である。
【0131】
【発明の効果】以上のような構成とすることで、FM多
重放送等によりプログラムデータを送信する場合、受信
機側で、当該プログラムデータに対応した処理を開始す
る日時、動作の締切を行なう日時およびプログラムデー
タの消去を行なう日時を送信側から設定することが可能
となる。
【0132】したがって、たとえば、回答時間を限った
聴取者参加型のクイズ番組等の放送を行なうことが可能
となる。
【0133】さらに、通常の文字・図形情報を含む番組
データに対しても、送信機側から強制的に放送済みのデ
ータの消去を行なうことが可能となる。
【0134】送信側から、以上のように送信済みのデー
タを強制的に消去することを可能とすることで、受信側
のメモリの有効利用を図ることも可能となり、メモリの
オーバフロー等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るFM多重放送受信装置100の構
成を示す概略ブロック図である。
【図2】FM多重放送信号におけるデータグループの構
成を示す模式図である。
【図3】ページデータにおけるページデータヘッダの構
成を示す模式図である。
【図4】番組管理データヘッダの構成をより詳細に示す
模式図である。
【図5】番組管理データユニットの構成を示す模式図で
ある。
【図6】番組管理データユニット中のデータユニットデ
ータの構成の一例を示す模式図である。
【図7】番組管理データユニット中の番組制御番号と機
能との対応を示す仕様図である。
【図8】番組管理データユニット中のセグメントデータ
の第1の構成を示す模式図である。
【図9】番組管理データユニット中のセグメントデータ
の第2の構成を示す模式図である。
【図10】プログラム開始日時および締切日時が指定さ
れている場合のCPU40の動作を示すフローチャート
である。
【図11】番組管理データユニット中のセグメントデー
タの第3の構成を示す模式図である。
【図12】プログラム消去日時が指定されている場合の
CPU40の動作を示すフローチャートである。
【図13】番組管理データユニット中のセグメントデー
タの構成を示す第4の模式図である。
【図14】FM多重放送の仕様を示す仕様図である。
【図15】番組データの構成を示す模式図である。
【図16】従来のFM多重放送受信装置10の構成を示
す概略ブロック図である。
【符号の説明】
10 従来のFM多重放送受信装置 12 アンテナ 14 チューナ 15 FM多重信号デコード部 16 検波回路 18 バンドパスフィルタ 20 LMSK復調回路 22 同期再生回路 24 誤り訂正回路 26 CPU 30 メモリ 31 内部タイマ 32、34 バッファ回路 36 ディスプレイ 38 データ入力端末 40 CPU 44 バーコードリーダ/プリンタ装置 50 音声合成回路 52 スピーカ 54 効果音発生回路 100 FM多重放送受信装置 120 演算処理装置 200 FM多重放送送信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和栗 利弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 富田 義数 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 瀬戸 昌宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機ソフトウェア株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼原 隆二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機ソフトウェア株式会社内 (72)発明者 鈴木 博道 東京都港区白金6丁目14番15号 株式会社 メディア・マーケティング・ネットワーク 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送される複数の情報データの各々が、
    複数の単位データに分割されて送信される多重通信系に
    おいて、前記各単位データは、所属する情報データおよ
    び情報データ中の位置を示す識別データを含む送信デー
    タを受信する多重信号受信装置であって、 多重送信により前記単位データを伝送する搬送波を受信
    して復調する復調手段と、 前記復調手段の出力を受けて、多重信号を抽出し、対応
    するデジタル信号として出力する多重信号デコード手段
    と、 現在日時を示す計時データを出力する計時手段と、 前記多重信号デコード手段の出力を受けて、前記識別デ
    ータに応じて前記情報データを合成する演算処理手段と
    を備え、 前記演算処理手段は、 前記情報データ中に含まれる動作開始日時データおよび
    動作締切日時データを抽出し、前記計時データとの比較
    結果に応じて、前記情報データに対応する処理を開始お
    よび停止する、多重放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記演算処理手段は、記憶手段を含み、 前記複数の情報データは、 前記演算処理手段の処理動作を指示するプログラムデー
    タを含み、 前記各情報データは、 前記単位データの少なくとも1つにデータ種を示すパラ
    メータデータを含み、 前記演算処理手段は、 i) 前記パラメータデータに応じて、前記情報データ
    がプログラムデータを含む場合、所定の単位データに含
    まれる前記動作開始時刻データ、前記動作締切時刻デー
    タおよび前記プログラムデータを抽出して前記記憶手段
    に格納し、 ii) 前記計時データと前記動作開始時刻データとに応
    じて、前記プログラムデータに基づく処理を開始し、 iii ) 前記動作締切日時データに応じて、対応する時
    刻以後の前記プログラムデータに基づく処理を停止す
    る、請求項1記載の多重放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記プログラムデータを含む情報データ
    は、さらに、プログラム消去日時データを含み、 前記演算処理手段は、 前記計時データと前記プログラム消去日時データとの比
    較結果に応じて、前記記憶手段中に格納された対応する
    前記プログラムデータの消去を行なう、請求項2記載の
    多重放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の情報データは、さらに、文字
    ・図形情報を含み、 前記演算処理手段は、 i) 前記種別データに応じて、合成した前記文字・図
    形情報を含む情報データを前記記憶手段に格納し、 ii) 前記文字・図形情報を含む情報データと同一の前
    記識別データを有する前記単位データ中に含まれる消去
    指示データに応じて、前記記憶手段中の対応する情報デ
    ータを消去し、 前記記憶手段中に格納された情報データに応じて、前記
    演算処理手段から出力される表示データに対応した画像
    を出力する表示手段をさらに備える、請求項3記載の多
    重放送受信装置。
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