JPH09213565A - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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Publication number
JPH09213565A
JPH09213565A JP2077296A JP2077296A JPH09213565A JP H09213565 A JPH09213565 A JP H09213565A JP 2077296 A JP2077296 A JP 2077296A JP 2077296 A JP2077296 A JP 2077296A JP H09213565 A JPH09213565 A JP H09213565A
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JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
metal foil
insulating
insulating paper
metal foils
Prior art date
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Pending
Application number
JP2077296A
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English (en)
Inventor
Toshiro Sugimoto
俊郎 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より高い電圧で使用できるコンパクトなコン
デンサを提供する。 【解決手段】 2枚の電極用の金属箔1と2の間とその
巻回間に、複数枚の絶縁紙3で構成したコンデンサ間絶
縁紙4を配置し、この絶縁紙3の間に電界緩和用の金属
箔5を挿入して巻回してコンデンサを形成する。電界緩
和用の金属箔5の枚数は、1枚、ないし、絶縁紙3の枚
数から1枚少ない枚数のうちから、適切な枚数を選択す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンデンサに係
り、特に、高電圧用の円筒型コンデンサの絶縁構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高電圧用のコンデンサは、2枚
の電極用の金属箔の間とその巻回間にコンデンサ間絶縁
紙を配置して巻回し、金属箔から端子を引き出して構成
されている。図5は従来のコンデンサの金属箔と絶縁紙
の配置構成を示す断面図、図6はその形状を示す要部斜
視図で、これらの図に示すように、2枚の電極用の金属
箔21と22の間とその巻回間にコンデンサ間絶縁紙
(紙またはプラスチックフィルム等)23を配置して電
極用の金属箔21と22を絶縁して巻回し、前記金属箔
21と金属箔22からそれぞれコンデンサの端子24お
よび端子25を引き出して構成されている。電圧が高く
なると、このコンデンサ間絶縁紙を厚くするか枚数を増
やして、コンデンサを製作している。また、コンデンサ
には、金属箔と絶縁紙が別になっているものや、絶縁紙
に金属箔を蒸着させた金属箔蒸着絶縁紙や、この金属箔
蒸着絶縁紙と絶縁紙とを組み合わせたものが用いられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】より高い高電圧に耐え
るコンデンサを形成するためには、金属箔の間の絶縁紙
の厚さを増やせばよいが、この場合、図7の従来のコン
デンサの絶縁紙の厚さと絶縁破壊電圧の関係を示す絶縁
特性図の絶縁特性のように、絶縁寸法を2倍にしても、
絶縁強度は2倍とはならず、2倍よりかなり低くなる。
これはコンデンサ用の電極が、一般にアルミ箔のような
非常に薄い金属箔が用いられることから、金属箔の端部
に電界が集中し、その部分で絶縁強度が決まってしまう
ためである。このように絶縁寸法を伸ばしても大幅な絶
縁強度の向上が望めず、従って大形となるという課題が
あった。
【0004】また、金属箔と絶縁紙を組み合わせて構成
する場合、および金属箔を絶縁紙に蒸着させたものと絶
縁紙とを組み合わせて構成する場合は、金属箔の端部が
直接に絶縁媒体に接するとその絶縁媒体の絶縁強度が低
下する(特に絶縁油の場合に著しい)。したがって、こ
の様な構成ではコンデンサの高電圧化、コンパクト化に
は限界がある、という課題があった。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたもので、より高い電圧で使用で
きるコンパクトなコンデンサを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記の
課題を解決するための手段は、まず請求項1の発明にお
いては、コンデンサ間絶縁紙を複数枚の絶縁紙で構成
し、この絶縁紙の間に電界緩和用の金属箔を配置して巻
回することにより電界集中の影響をなくして、絶縁強度
を高め、よりコンパクトで高電圧のコンデンサを製作す
ることができるようにするものである。
【0007】次に、請求項2の発明においては、金属箔
の周囲を絶縁紙でパックして一体成形したシートを形成
しこのシートを巻回することにより、金属箔が直接に絶
縁媒体に接しないようにして、コンデンサの絶縁強度を
向上させ、コンデンサの高電圧化とコンパクト化を図る
ようにしたものである。
【0008】また、請求項3の発明においては、金属箔
の周囲を絶縁紙でパックして一体成形したシートの間お
よびその巻回間にコンデンサ間絶縁紙を配置して、前記
シートを電極として巻回することにより、金属箔が直接
に絶縁媒体に接しないことから、コンデンサの絶縁強度
を向上させ、コンデンサの高電圧化とコンパクト化を図
るようにしたものである。
【0009】さらに、請求項4の発明においては、金属
箔の周囲を絶縁紙でパックして一体成形したシートの間
およびその巻回間に、コンデンサ間絶縁紙の間に電界緩
和用の電極を配置して前記シートを電極として巻回する
ことにより、金属箔が直接に絶縁媒体に接しないように
して、コンデンサの絶縁強度を向上させ、コンデンサの
高電圧化とコンパクト化を図るようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施の形態を示すコ
ンデンサの要部断面図で、2枚の電極用の金属箔1と2
の間とその巻回間に、複数枚の絶縁紙3で構成したコン
デンサ間絶縁紙4を配置し、この絶縁紙3の間に電界緩
和用の金属箔5を配置し、これを巻回してコンデンサを
形成する。電界緩和用の金属箔5の枚数は、1枚、ない
し、絶縁紙の枚数より1枚少ない枚数のうちから、適切
な枚数を選択する。すなわち、1≦電界緩和用の金属箔
の数≦(絶縁紙枚数の−1)である。
【0012】このように、電界緩和用の金属箔5を配置
することによって、例えば、絶縁寸法を2倍にした場
合、各絶縁紙3の間のすべてに(=絶縁紙枚数−1枚)
電界緩和用の金属箔5を配置すれば各金属箔1と2間の
絶縁強度は電界集中の影響がないので、元のコンデンサ
の絶縁強度を得ることができる。電極用の金属箔1と2
からそれぞれコンデンサの端子6と7を引き出すことは
従来と同じである。
【0013】なお、電界緩和用の金属箔5を追加した
分、大形になると考えられるが、金属箔5は絶縁紙3よ
り非常に薄いため絶縁寸法の縮小で厚さの増大は充分に
吸収できる。
【0014】また、図2は本発明の第2の実施の形態を
示すコンデンサの要部断面斜視図で、図2に示すよう
に、金属箔8Aおよび9Aの周囲をそれぞれ一体成形用
絶縁紙10によりパックして一体成形し、このパックし
たシート8および9を巻回してコンデナを形成する。こ
のようにシート8および9は一体成形されているので、
電極用の金属箔8Aおよび9Aが直接に絶縁媒体に接触
することがないので、コンデンサの絶縁強度を向上させ
ることができ、より高い電圧用のコンデンサがコンパク
トに製作できる。
【0015】また、図3は本発明の第3の実施の形態を
示すコンデンサの要部断面斜視図で、図3に示すよう
に、一体成形したシート8および9の間およびその巻回
間にコンデンサ間絶縁紙11を配置して巻回してコンデ
ンサを形成し、より絶縁強度を増大させるものである。
【0016】また、図4は本発明の第4の実施の形態を
示すコンデンサの要部断面斜視図で、図4に示すよう
に、一体成形したシート8および9の間およびその巻回
間にコンデンサ間絶縁紙11を配置し、このコンデンサ
間絶縁紙11を2枚以上の絶縁紙で構成し、コンデンサ
間絶縁紙11の絶縁紙の間に電界緩和用の金属箔12を
配置して巻回してコンデンサを形成したもので、さらに
絶縁強度が高くなる。
【0017】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明のコンデンサ
は、2枚の電極用の金属箔1と2の間とその巻回間に、
複数枚の絶縁紙3で構成したコンデンサ間絶縁紙4を配
置し、この絶縁紙3の間に電界緩和用の金属箔5を配置
して巻回してコンデンサを形成しているので、次に記載
する効果を奏する。
【0018】(1)電界集中の影響がなくなり、絶縁強
度が増大する。
【0019】(2)より高い電圧で使用できるコンデン
サを製作することができ、絶縁寸法の縮小化ができ、絶
縁寸法を縮小することができ、コンパクト化なコンデン
サが得られる。
【0020】また、請求項2,3および4の発明のコン
デンサは、金属箔8Aおよび9Aの周囲を絶縁紙10で
パックして一体成形したシート8および9を巻回したの
で、 (1)金属箔が直接、絶縁媒体に接しないことから、コ
ンデンサの絶縁強度を向上させることができる。
【0021】(2)コンデンサの高電圧化とコンパクト
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すコンデンサの
要部断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示すコンデンサの
要部断面斜視図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示すコンデンサの
要部断面斜視図。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示すコンデンサの
要部断面斜視図。
【図5】従来のコンデンサの金属箔と絶縁紙の配置構成
を示す断面図。
【図6】図4の従来のコンデンサの金属箔と絶縁紙の形
状を示す要部断面斜視図。
【図7】従来のコンデンサの絶縁紙の厚さと絶縁破壊電
圧の関係を示す絶縁特性図。
【符号の説明】
1,2…電極用の金属箔 3…絶縁紙 4…コンデンサ間絶縁紙 5…電界緩和用の金属箔 6,7…端子 8,9…シート 8A,9A…電極用の金属箔 10…一体成形用絶縁紙 11…コンデンサ間絶縁紙 12…電界緩和用の金属箔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の電極用の金属箔の間およびその巻
    回間にコンデンサ間絶縁紙を配置して金属箔とともに巻
    回し、この2枚の金属箔から端子を引き出して形成した
    コンデンサにおいて、前記コンデンサ間絶縁紙を複数の
    絶縁紙で構成し、この絶縁紙の間に電界緩和用の金属箔
    を挿入して巻回したことを特徴とするコンデンサ。
  2. 【請求項2】 2枚の電極用の金属箔を絶縁紙で絶縁し
    て巻回し、この2枚の金属箔から端子を引き出して形成
    したコンデンサにおいて、前記2枚の各金属箔の周囲を
    絶縁紙でパックしてシートを形成し、この両シートを巻
    回して電極としたことを特徴とするコンデンサ。
  3. 【請求項3】 シートの間およびその巻回間にコンデン
    サ間絶縁紙を配置して前記シートを電極として巻回した
    ことを特徴とする請求項2記載のコンデンサ。
  4. 【請求項4】 コンデンサ間絶縁紙を複数枚の絶縁紙で
    構成し、この絶縁紙の間に電界緩和用の金属箔を配置し
    て巻回してなることを特徴とする請求項3に記載のコン
    デンサ。
JP2077296A 1996-02-07 1996-02-07 コンデンサ Pending JPH09213565A (ja)

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