JPH09213379A - ナトリウム−硫黄電池の開口装置およびそれを用いたNa回収方法 - Google Patents

ナトリウム−硫黄電池の開口装置およびそれを用いたNa回収方法

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JPH09213379A
JPH09213379A JP1866796A JP1866796A JPH09213379A JP H09213379 A JPH09213379 A JP H09213379A JP 1866796 A JP1866796 A JP 1866796A JP 1866796 A JP1866796 A JP 1866796A JP H09213379 A JPH09213379 A JP H09213379A
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sodium
battery
sulfur
cartridge
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JP1866796A
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Tomonori Tsuchimoto
知紀 土本
Katsuichi Iwata
克一 岩田
Yoshihiko Kurashima
吉彦 蔵島
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Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
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NGK Insulators Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/84Recycling of batteries or fuel cells

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 Naのみを回収することにより設備を簡易・
小型化するとともに、Naを安全・確実、且つ効率的に
回収できるNaS電池の開口装置とそれを用いたNa回
収方法を提供する。 【解決手段】 内部が不活性ガス雰囲気に保持されてい
るボックス15と、ボックス15内に配置され底部が開
口している使用済みのNaS電池21を複数個収容する
ワークセット容器20と、ボックス15内に配置され且
つワークセット容器20の上方に配置され、ワークセッ
ト容器20に収容されたNaS電池を上方から押えて固
定するワーククランプ29bと、先端部にNaS電池の
陰極蓋9及びカートリッジ6に孔を穿設するための孔開
け工具(ホールソー)14を有するヘッド部29aを備
えた開口機構(多軸ヘッドボール盤)29とを有するN
aS電池の開口装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、使用済みのナト
リウム−硫黄電池(以下、NaS電池と称する。)から
ナトリウム(Na)のみを回収するためのNaS電池の
開口装置およびそれを用いたNa回収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 NaS電池は、一方に陰極活物質であ
る溶融金属ナトリウム、他方には陽極活物質である溶融
硫黄を配し、両者をナトリウムイオンに対して選択的な
透過性を有するβ−アルミナ固体電解質で隔離し、30
0〜350℃で作動させる充放電可能な二次電池であ
る。
【0003】 このようなNaS電池の構造は、例えば
図8に示すように、溶融硫黄Sを収容する円筒状の陽極
容器1と、溶融金属ナトリウムNaを収容するカートリ
ッジ(内筒)6と、このカートリッジ6を内部に収容
し、ナトリウムイオンNa+ を選択的に透過させる機能
を有する有底円筒状の固体電解質管5とからなり、陽極
容器1と固体電解質管5とは、絶縁リング4及び陽極金
具3を介して結合されている。また、絶縁リング4の上
端面には陰極金具8が熱圧接合され、この陰極金具8に
陰極蓋9が溶接固定されている。陽極容器1の外周上部
と陰極蓋9の上面には、それぞれ陽極側端子2と陰極側
端子10が設けられている。そして、上記した構造のN
aS電池(単電池)はサヤ管11に収納されている。
【0004】 このような構造を有するNaS電池は大
量の電力を貯蔵できる能力を有するために、電力貯蔵用
の電池として注目を浴びている。従って、NaS電池は
将来的に大量に生産され、使用されていく傾向にある
が、このNaS電池の寿命は約10年と想定されてお
り、それに伴って廃棄すべき使用済みのNaS電池が大
量に発生することが予想される。この使用済みNaS電
池をそのまま廃棄することは、公害の発生など環境上か
ら問題があるほか、地球資源上の見地からも資源の無駄
であることから、使用済みNaS電池をリサイクルする
ことが必要である。
【0005】 そこで、本出願人は、先に、NaS電池
よりナトリウムの回収と内筒の抜き取りを自動的に行な
うことができるNaS電池の処理方法及び装置を提案し
た(特開平6−333606号公報)。このNaS電池
の処理方法及び装置においては、口部を開口した複数本
のNaS電池をワークセット管ユニットに1セットとし
て収納し、これを加熱油槽の内部に保持してナトリウム
を流下させた後、筒抜き機のチャック爪を挿入してNa
S電池を内側からチャックすることによりNaS電池の
内筒を抜き取るものであり、ナトリウムと空気との接触
が防止され、ナトリウムの酸化によるナトリウムの排出
不良を解消でき、好ましいものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、本発
明者らがさらに検討した結果、NaS電池のリサイクル
を経済的な観点から見ると、ナトリウムのみを回収する
ことが有利であることが判明した。上記したNaS電池
の処理方法及び装置では、NaS電池の内筒を抜き取っ
ているため、内筒の外側に存在するNaまで回収でき、
回収率が向上し安全性も向上するが、設備が大掛かりに
なっていた。従って、本発明は上記した従来の課題に鑑
みてなされたものであり、ナトリウムのみを回収すると
ともに、Naを安全・確実に回収することができるNa
S電池の開口装置とそれを用いたNa回収方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本発明によ
れば、内部が不活性ガス雰囲気に保持されているボック
スと、該ボックス内に配置され、底部が開口している、
使用済みのナトリウム−硫黄電池を複数個収容するワー
クセット容器と、該ボックス内に配置されるとともに、
該ワークセット容器の上方に配置され、該ワークセット
容器に収容されたナトリウム−硫黄電池を上方から押え
て固定するワーククランプと、先端部に該ナトリウム−
硫黄電池の陰極蓋およびカートリッジに孔を穿設するた
めの孔開け工具を有するヘッド部を備えた開口機構と、
を有することを特徴とするNaS電池の開口装置、が提
供される。
【0008】 また本発明によれば、油槽内に配置さ
れ、底部が開口している、使用済みのナトリウム−硫黄
電池を複数個収容するワークセット容器と、該油槽内に
配置されるとともに、該ワークセット容器の下方に配設
され、油は通過するが切削粉を捕捉するフィルターカゴ
と、該油槽より上方に配置されるとともに、該ワークセ
ット容器の上方に配置され、該ワークセット容器に収容
されたナトリウム−硫黄電池を上方から押えて固定する
ワーククランプと、先端部に該ナトリウム−硫黄電池の
陰極蓋およびカートリッジに孔を穿設するための孔開け
工具を有するヘッド部を備えた開口機構と有することを
特徴とするNaS電池の開口装置、が提供される。
【0009】 本発明の開口装置では、ワークセット容
器と開口機構のいずれかがXY軸方向に移動可能に形成
されていることが好ましい。また、本発明の開口装置に
おいては、開口機構が、複数のナトリウム−硫黄電池を
上方から押えて固定するワーククランプと、複数のナト
リウム−硫黄電池の陰極蓋およびカートリッジに孔を穿
設するための複数の孔開け工具を有する多軸ヘッド部を
備えたものであることが、多数のNaS電池における孔
の穿設を迅速、効率的に行なうことができるため、好ま
しい。
【0010】 さらに本発明によれば、使用済みのナト
リウム−硫黄電池を、複数個ワークセット容器に収容
し、このワークセット容器を不活性ガス雰囲気下または
油中に配置して各使用済ナトリウム−硫黄電池の陰極蓋
およびカートリッジに孔を穿設し、次いで加熱して内部
のナトリウムを溶融した後、ナトリウムを前記穿設孔を
介して回収することを特徴とするナトリウム−硫黄電池
からのNa回収方法、が提供される。
【0011】 本発明のNa回収方法を不活性ガス雰囲
気下で行なう場合においては、不活性ガス雰囲気に保持
されたグローブボックス内に、開口装置と加熱室を配設
し、グローブボックス内において、開口装置によりナト
リウム−硫黄電池の陰極蓋およびカートリッジに孔を穿
設し、次いで、加熱室にてナトリウム−硫黄電池を加熱
することにより、NaS電池内のナトリウムを溶融する
ことが好ましい。
【0012】 また、本発明のNa回収方法を油中で行
なう場合においては、油槽内において開口装置によりナ
トリウム−硫黄電池の陰極蓋およびカートリッジに孔を
穿設し、次いで、孔が穿設されたナトリウム−硫黄電池
を加熱油槽に移送して加熱することにより、ナトリウム
−硫黄電池内のナトリウムを溶融することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】 本発明では、使用済みのナトリ
ウム−硫黄電池(NaS電池)について、そのままの状
態で、複数個ワークセット容器に収容してに保持する。
なお、NaS電池を各個別に保持することが好ましい。
しかる後、このワークセット容器を不活性ガス雰囲気下
または油中に配置して、各使用済NaS電池の陰極蓋お
よびカートリッジに孔を穿設する。そして、陰極蓋およ
びカートリッジに孔が穿設されたNaS電池を加熱する
ことにより、内部のナトリウムを溶融した後、ナトリウ
ムを陰極蓋とカートリッジの穿設孔を介して回収するも
のである。
【0014】 このように、使用済みのNaS電池に対
して、その陰極蓋およびカートリッジに孔を穿設するこ
とによりNaのみを回収するようにしたので、回収設備
が極めて簡易で小型になり、また、孔の穿設と加熱を不
活性ガス中あるいは油中において行なうため、ナトリウ
ムと空気との接触が防止され、ナトリウムの酸化による
ナトリウムの排出不良が防止できる。
【0015】 以下、本発明のNa回収方法とそれに用
いるための開口装置について、詳細に説明する。図1
は、本発明に係るNa回収方法を具体化した装置の一例
を示す説明図であり、15は内部が不活性ガス雰囲気に
保持されているグローブボックス(密閉空間)で、グロ
ーブボックス15内には、NaS電池の陰極蓋9および
カートリッジ6に孔を穿設するための開口装置16と、
加熱装置17を内蔵した加熱室18が収容されている。
また、12は加熱室18の入口扉、19はグローブボッ
クス15の入口扉である。
【0016】 先ず、老朽化した廃棄すべき使用済みの
多数のNaS電池からなるバッテリー(モジュール)を
解体して、個々のNaS電池に分解する。次いで、得ら
れた個々のNaS電池(ワーク)21について、そのま
まの状態で、複数個ワークセット容器20に収容して保
持する。そして、NaS電池21を複数個収容したワー
クセット容器20を、不活性ガス雰囲気下に保持されて
いるグローブボックス15内の開口装置16の下方に移
動させ、開口装置16により、NaS電池21の陰極蓋
9およびカートリッジ6に孔を穿設する。
【0017】 開口装置16としては、特にその構造、
種類に限定はなく、NaS電池21の陰極蓋9およびカ
ートリッジ6に孔を穿設することができるホールソーな
どの孔開け工具14を備えた装置を用いることができ
る。ホールソーのような孔開け工具14によれば、切削
粉を減少させることができる。この開口装置16の好ま
しい実施例については、後述する。なお、ワークセット
容器20は、図5に示すように、個々のNaS電池(サ
ヤ管も含む構造)21を保持する保持枠28を備えた構
成となっており、また、孔開け工具により生成する切削
粉が落下しやすいように、その底部はできるだけ大きな
開口27を有している。
【0018】 開口装置16により、ワークセット容器
20に収容された状態で陰極蓋9、カートリッジ6に孔
を穿設されたNaS電池21は、次いで、加熱室18内
にコンベア等の移動手段34により入口扉12を経て移
動される。加熱室18内に、複数のNaS電池21を収
容したワークセット容器20を移動した後、加熱装置1
7により約115℃以上に加熱してNaS電池21内の
ナトリウムを溶融させる。
【0019】 次に、ワークセット容器20を移動し、
図2に示すように、加熱室18の上部から吸引装置22
のノズル23を、NaS電池21に穿設された孔25に
挿入し、NaS電池内部のナトリウムを吸引することに
より穿設孔25を介して回収する。尚、36はNaS電
池に穿設した別孔である。なお、ナトリウムの回収は、
図3に示すように、ワークセット容器20を反転させる
か、反転させて孔25に挿入したノズル33からN2
ス等の不活性ガスを高い圧力で噴射すること(図3の
(a) )により、あるいは傾斜させること(図3の(b) )
により、容器37で受けて回収することもできる。
【0020】 上記のようにしてナトリウム回収済のN
aS電池21を複数個収容したワークセット容器20
は、グローブボックス15から排出された後、ワークセ
ット容器20よりNaS電池21を取り出し、これを破
砕処理して、廃棄あるいは再利用する。一方、NaS電
池が取り出されたワークセット容器20は、再度使用済
みNaS電池の収容に用いられる。
【0021】 本発明のNa回収方法に好適に適用でき
る開口装置16としては、例えば、図4〜5に示すごと
く、グローブボックス15内の不活性ガス雰囲気中にお
いて、先端部に孔開け工具たるホールソー14を複数有
し、かつXY軸方向に移動することができる多軸ヘッド
ボール盤29を用いることができる。この場合、多軸ヘ
ッドボール盤29のヘッド29aの両側には、NaS電
池21を上方から押えて固定するためのシリンダー作動
によるワーククランプ29bが設けられている。なお、
ワーククランプ29bはバネによりNaS電池21を上
方から押えて固定することもできる。そして、多軸ヘッ
ドボール盤29はNaS電池21の上方に配置され、ホ
ールソーが下方向に降下してNaS電池21の陰極蓋9
およびカートリッジ6に孔を穿設するようになってい
る。
【0022】 この多軸ヘッドボール盤29は多軸でX
Y軸方向に移動できるため、ワークセット容器20に収
容された複数のNaS電池21への孔の穿設を効率的か
つ短時間に行なうことができる。なお、上記の場合は、
ホールソー14をXY軸方向に移動できるようにした例
であるが、その逆に、多軸ヘッドボール盤29は移動さ
せず、ワークセット容器20をXY軸方向に移動できる
ようにすることもできる。
【0023】 図1に示すNa回収装置は、不活性ガス
雰囲気下での例であるが、図6に示すNa回収装置は、
油中においてNaS電池に孔を穿設しNaを回収する例
である。使用済みの多数のNaS電池からなるモジュー
ルを解体して、個々のNaS電池に分解する。次いで、
得られた個々のNaS電池(ワーク)21について、そ
のままの状態で、図7のように、油槽30中に配置した
ワークセット容器20に複数のNaS電池21を収容
し、NaS電池21の陰極蓋9およびカートリッジ6に
孔を穿設する。
【0024】 この場合、油槽30内に網体38を備え
たフィルターカゴ31を配設し、この上にワークセット
容器20を設置する。この状態で、図4〜5に示す多軸
ヘッドボール盤と同一構成の開口装置29をワークセッ
ト容器20に収容されたNaS電池21の上方に設置
し、ワーク押え29bにより個々のNaS電池21を上
方より押えてホールソー14により陰極蓋およびカート
リッジに穿孔する。穿孔の際、切削粉(切削くず)が生
じるが、この切削粉はワークセット容器20の底部の開
口27から落下し、フィルターカゴ31の網体38によ
り切削粉を捕捉する。なお、フィルターカゴ31の網体
38に捕捉された切削粉は、定期的にフィルターカゴ3
1を取り出して排除する。
【0025】 油槽30内でワークセット容器20に収
容された状態で陰極蓋9、カートリッジ6に孔を穿設さ
れたNaS電池21は、切削粉を除去後、人手により又
はロボットなどで反転して、加熱油槽35内に投入され
る。加熱油槽35内に収容された加熱油は約115℃以
上に保持されており、NaS電池21内のナトリウムは
溶融されて、穿設孔より流出し、加熱油槽35の底部に
おいてNaが回収される。
【0026】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、従来方法と相違して、ナトリウムのみを回収してい
るため、設備が簡易・小型化するとともに、ナトリウム
の回収を効率的を行なうことができる。また、ナトリウ
ムを安全・確実に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るNa回収方法を具体化した装置
の一例を示す説明図である。
【図2】 NaS電池からNaを吸引する例を示す断面
説明図である。
【図3】 NaS電池を反転(a) または傾斜(b) させて
Naを回収する例を示す断面説明図である。
【図4】 開口装置の一例を示す平面図である。
【図5】 図4の側面説明図である。
【図6】 本発明に係るNa回収方法を具体化した装置
の他の例を示す説明図である。
【図7】 開口装置の他の例を示す断面説明図である。
【図8】 ナトリウム−硫黄電池の構成の一例を示す断
面図である。
【符合の説明】
15…グローブボックス(密閉空間)、16…開口装
置、17…加熱装置、18…加熱室、20…ワークセッ
ト容器、21…NaS電池(ワーク)、22…吸引装
置、23…ノズル、25…穿設孔、27…開口、28…
保持枠、29…多軸ヘッドボール盤、30…油槽、31
…フィルターカゴ、34…移動手段、35…加熱油槽、
36…別孔、37…容器、38…網体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蔵島 吉彦 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が不活性ガス雰囲気に保持されてい
    るボックスと、 該ボックス内に配置され、底部が開口している、使用済
    みのナトリウム−硫黄電池を複数個収容するワークセッ
    ト容器と、 該ボックス内に配置されるとともに、該ワークセット容
    器の上方に配置され、該ワークセット容器に収容された
    ナトリウム−硫黄電池を上方から押えて固定するワーク
    クランプと、先端部に該ナトリウム−硫黄電池の陰極蓋
    およびカートリッジに孔を穿設するための孔開け工具を
    有するヘッド部を備えた開口機構と、を有することを特
    徴とするNaS電池の開口装置。
  2. 【請求項2】 ワークセット容器と開口機構のいずれか
    がXY軸方向に移動可能に形成されている請求項1記載
    のNaS電池の開口装置。
  3. 【請求項3】 開口機構が、複数のナトリウム−硫黄電
    池を上方から押えて固定するワーククランプと、該複数
    のナトリウム−硫黄電池の陰極蓋およびカートリッジに
    孔を穿設するための複数の孔開け工具を有する多軸ヘッ
    ド部を備えた請求項1又は2記載のNaS電池の開口装
    置。
  4. 【請求項4】 油槽内に配置され、底部が開口してい
    る、使用済みのナトリウム−硫黄電池を複数個収容する
    ワークセット容器と、 該油槽内に配置されるとともに、該ワークセット容器の
    下方に配設され、油は通過するが切削粉を捕捉するフィ
    ルターカゴと、 該油槽より上方に配置されるとともに、該ワークセット
    容器の上方に配置され、該ワークセット容器に収容され
    たナトリウム−硫黄電池を上方から押えて固定するワー
    ククランプと、先端部に該ナトリウム−硫黄電池の陰極
    蓋およびカートリッジに孔を穿設するための孔開け工具
    を有するヘッド部を備えた開口機構と有することを特徴
    とするNaS電池の開口装置。
  5. 【請求項5】 ワークセット容器と開口機構のいずれか
    がXY軸方向に移動可能に形成されている請求項4記載
    のNaS電池の開口装置。
  6. 【請求項6】 開口機構が、ワークセット容器に収容さ
    れた複数のナトリウム−硫黄電池の1個又は数個を上方
    から押えて固定するワーククランプと、該複数のナトリ
    ウム−硫黄電池の陰極蓋およびカートリッジに孔を穿設
    するための複数の孔開け工具を有する多軸ヘッド部を備
    えた請求項4又は5記載のNaS電池の開口装置。
  7. 【請求項7】 使用済みのナトリウム−硫黄電池を、複
    数個ワークセット容器に収容し、このワークセット容器
    を不活性ガス雰囲気下または油中に配置して各使用済ナ
    トリウム−硫黄電池の陰極蓋およびカートリッジに孔を
    穿設し、次いで加熱して内部のナトリウムを溶融した
    後、ナトリウムを前記穿設孔を介して回収することを特
    徴とするナトリウム−硫黄電池からのNa回収方法。
  8. 【請求項8】 不活性ガス雰囲気に保持されたグローブ
    ボックス内に、開口装置と加熱室を配設し、該グローブ
    ボックス内において、該開口装置によりナトリウム−硫
    黄電池の陰極蓋およびカートリッジに孔を穿設し、次い
    で、加熱室にてナトリウム−硫黄電池を加熱することに
    より、ナトリウム−硫黄電池内のナトリウムを溶融する
    ことを特徴とする請求項7記載のNa回収方法。
  9. 【請求項9】 油槽内において開口装置によりナトリウ
    ム−硫黄電池の陰極蓋およびカートリッジに孔を穿設
    し、次いで、孔が穿設されたナトリウム−硫黄電池を加
    熱油槽に移送して加熱することにより、ナトリウム−硫
    黄電池内のナトリウムを溶融することを特徴とする請求
    項7記載のNa回収方法。
JP1866796A 1996-02-05 1996-02-05 ナトリウム−硫黄電池の開口装置およびそれを用いたNa回収方法 Pending JPH09213379A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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