JPH09213197A - ピン形端子ヒューズ - Google Patents

ピン形端子ヒューズ

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Publication number
JPH09213197A
JPH09213197A JP5663396A JP5663396A JPH09213197A JP H09213197 A JPH09213197 A JP H09213197A JP 5663396 A JP5663396 A JP 5663396A JP 5663396 A JP5663396 A JP 5663396A JP H09213197 A JPH09213197 A JP H09213197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuse
pin
cap
type terminal
fiber cloth
Prior art date
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Pending
Application number
JP5663396A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Ueda
渉 植田
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HAMAI DENSHI KOGYO KK
Original Assignee
HAMAI DENSHI KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by HAMAI DENSHI KOGYO KK filed Critical HAMAI DENSHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ピン形端子を用いたヒューズに関
し、特に交流での遮断特性を改善向上させたものであ
る。 【解決手段】合成樹脂で成形されているヒューズベース
2に圧入されている一対のピン形端子1、1の上端に可
溶体3を接合し、遮断性能を向上させるためにキャップ
5の上部内面に紙状の無機繊維布6を貼設し、ヒューズ
ベース2とキャップ5を接合した構成のピン形端子ヒュ
ーズ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピン形端子を用いた
ヒューズに関し、特に交流での遮断特性を改善したもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来ピン形端子ヒューズは、遮断性能を
向上させるため特開平4−57056号に開示されてい
るように消弧剤を使用しているが、この方法は消弧剤を
形成している珪素やセラミック、アルミナ等の粉粒体の
充填密度の管理が難しく作業場の適所に排気装置を取付
けないと作業者が粉塵を吸収して健康を損うなどの問題
があり、またヒューズの過負荷溶断特性の変動が大きく
なり不安定であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来から知られて
いるピン形端子ヒューズの遮断性能は特に交流では定格
125Vで定格電流位が5Aで10倍の遮断能力にすぎ
なかった。
【0004】その他にもピン形端子構造のヒューズにつ
いて国際規格IEC127−3では個別仕様書において
遮断電流を50Aとしており定格電流値も5Aまでとし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、定格電圧交流
(AC)125Vで定格電流値が10Aの場合でも定格
電流の10倍の遮断性能を有するピン形端子を用いたヒ
ューズを提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のピン形端子ヒューズは合
成樹脂で形成されているヒューズベース(2)に一対の
ピン端子(1),(1)を挿入し、ピン端子上部間に可
溶体(3)を常温圧接法によりプレス接合し、ピン端子
を規定の位置に合せて接合部をエポキシ系の樹脂でモー
ルドして埋込み固定する。
【0007】また合成樹脂で形成されたキャップ(5)
の上部内面に規定の長さの無機繊維布(6)を挿入して
設置する。ヒューズベース(5)とキャップ(2)は接
着剤で接合されている。なお遮断性能を一層向上させる
ための無機繊維布(6)はアルミナ、シリカ系の繊維を
紙状に成形した非導電性材料である。
【0008】
【実施例】添付図面により本発明を説明すると、図は本
発明のピン形端子ヒューズの断面図で、ヒューズベース
(2)に一対のピン形端子(1),(1)を挿入しピン
形端子(1),(1)間の上端に可溶体(3)を常温圧
接法によりプレス接合しモールド(4)のエポキシ系樹
脂で埋込み固定する。キャップ(5)の内面上部にアル
ミナ、シリカ系の無機繊維布(6)を挿入設置してヒュ
ーズベース(2)とキャップ(5)を接着剤(7)で接
合させたものである。
【0009】本発明のピン形端子ヒューズは短絡遮断試
験で、定格電圧AC125Vで定格電流値が10Aの場
合においても遮断電流100Aの能力を持つヒューズで
あることが実証できた。
【0010】図において本発明のピン形端子ヒューズの
構成を説明すると、導電材として表面化しているのは可
溶体(3)の一部分だけであり、その他は非導電性材料
の無機繊維布(6)であり、それをヒューズベース
(2)とキャップ(5)が接着剤(7)で完全密閉され
ている。
【0011】無機繊維布(6)はアルミナ、シリカ系の
繊維を紙状の薄形に成形した非導電性材料を用いてお
り、またヒューズベース(2)、キャップ(5)は耐熱
性と耐衝撃性に強い合成樹脂で成形されている。また接
着剤(7)はエポキシ系接着剤を使用している。
【0012】以上の構成の本発明のピン形端子ヒューズ
は、定格電流10Aの従来のピン形端子ヒューズとの遮
断性能の比較は次の如くである。 遮断性能比較
【0013】上記の結果により、本発明のピン形端子ヒ
ューズは紙状の無機繊維布(6)を設けることによって
遮断性能が大きく改善することができた。
【0014】
【発明の効果】本発明のピン形端子ヒューズは紙状の無
機繊維布(6)を設けることによって、可溶体(3)に
接触することなく過負荷溶断特性が安定し、しかも遮断
試験においても可溶体(3)が溶融し蒸発気化すること
で可溶体(3)の端子間にアークで発生した熱を紙状の
無機繊維布(6)がアークの熱街撃を吸収して自己消化
させて絶縁不良や破損をなくし、機器の火災を防ぎ完全
に保護することができるというもので、従来の同型のヒ
ューズに比較して卓越した作用効果を奏する。
【0015】そして、本発明に使用される無機繊維布は
加工がし易く取扱いが容易であって粉塵の発生もなく作
業者に対しても健康面において一層の安全性を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のピン形端子ヒューズの断面図
【符号の説明】 (1)…ピン形端子 (2)…ヒューズベース (3)…可溶体 (4)…モールド (5)…キャップ (6)…無機繊維布 (7)…接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂で成形されているヒューズベース
    に圧入されている一対のピン形端子の上端に可溶体を常
    温圧接法によりプレス接合し、ピン形端子ヒューズの遮
    断性能を上げるため筒体キャップ上部内面に紙状の無機
    繊維布を貼設し、上記ヒューズベースと筒体キャップを
    接合することを特徴としたピン形端子ヒューズ。
JP5663396A 1996-02-06 1996-02-06 ピン形端子ヒューズ Pending JPH09213197A (ja)

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JP5663396A JPH09213197A (ja) 1996-02-06 1996-02-06 ピン形端子ヒューズ

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JPH09213197A true JPH09213197A (ja) 1997-08-15

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4327873Y1 (ja) * 1966-04-01 1968-11-18
JPS57187829A (en) * 1981-05-13 1982-11-18 Bitsukumannbueruke Gmbh Electric fuse

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4327873Y1 (ja) * 1966-04-01 1968-11-18
JPS57187829A (en) * 1981-05-13 1982-11-18 Bitsukumannbueruke Gmbh Electric fuse

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