JPH09212757A - 盗難忘れ物警報装置 - Google Patents

盗難忘れ物警報装置

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JPH09212757A
JPH09212757A JP1380296A JP1380296A JPH09212757A JP H09212757 A JPH09212757 A JP H09212757A JP 1380296 A JP1380296 A JP 1380296A JP 1380296 A JP1380296 A JP 1380296A JP H09212757 A JPH09212757 A JP H09212757A
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JP
Japan
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unit
forgotten
alarm device
code
theft
Prior art date
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Pending
Application number
JP1380296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Matsushita
幸生 松下
Shinji Tomomatsu
真次 友松
Akiyoshi Nozue
明義 野末
Toshiyuki Akamatsu
資幸 赤松
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を低減し且つ使い勝手を良くする。 【解決手段】 認識コードを予め登録するコード記憶部
13と、登録された認識コードを電波にして送信する送信
回路部11と、電源14とを有する第1のユニット1と、電
波を受信する受信回路部21と、受信回路部からの出力信
号を復調する復調部23と、認識コードを予め登録するコ
ード記憶部25と、復調された認識コードとコード記憶部
に登録されている認識コードとを照合して不一致であれ
ば警報報知を指示するコード照合部24と、コード照合部
からの指示に基づいて動作する警報報知部26と、電源27
とを有する第2のユニット2 と、を含んで構成される盗
難忘れ物警報装置であって、第1のユニットと第2のユ
ニットとに、相互の離隔距離が所定以下になると電源を
オフする離隔検出スイッチ手段15,29 を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯品の盗難や忘
れ物を防止する、盗難忘れ物警報装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯品の忘れ物の発生を未然に防ぎ、ま
た、置き引きなどの荷物の盗難に対処可能で、個人が日
常携帯可能な盗難忘れ物警報装置は、既に考案されてお
り、例えば特開平6−215281号公報などに示され
ている。
【0003】上述のような従来の盗難忘れ物警報装置
は、一方のユニットは少なくとも送信回路を有するとと
もに他方のユニットは少なくとも受信回路を有してお
り、両ユニットの距離が遠く離れれば離れるほど受信回
路に受信される電波の強度が低下することを利用して、
所定以上に距離が離れると、すなわち、受信される電波
の強度が所定値以下になると、盗難や忘れ物を生じたと
して警報を報知するようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような盗難忘れ物警報装置にあっては、運用する場合に
発信回路と受信回路とを必ず作動させておく必要があ
る。従って、従来の盗難忘れ物警報装置は、電力消費が
大きく、通常の電池では数十時間しか使用することがで
きず、例えば実際の盗難発生時に電池が消耗していて用
をなさない可能性があった。また、従来の盗難忘れ物警
報装置の携帯方法はキーホルダー式であり、警報の報知
方法は音量調整機構の無い警報音鳴動によるのみであ
り、実際の使用方法や状況を考えると、必ずしも使い易
いものであるとは言えないという問題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決するために
成されたもので、その目的とするところは、消費電力を
極力低減させて使用可能時間を延長させるとともに、使
い勝手の良い盗難忘れ物警報装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、認識コ
ードを予め登録するコード記憶部と、該登録された認識
コードを電波にして送信する送信回路部と、電源とを有
する第1のユニットと、前記電波を受信する受信回路部
と、受信回路部からの出力信号を復調する復調部と、認
識コードを予め登録するコード記憶部と、該復調された
認識コードとコード記憶部に登録されている認識コード
とを照合して不一致であれば警報報知を指示するコード
照合部と、該コード照合部からの指示に基づいて動作す
る警報報知部と、電源とを有する第2のユニットと、を
含んで構成される盗難忘れ物警報装置であって、前記第
1のユニットと前記第2のユニットとに、相互の離隔距
離が所定以下になると電源をオフする離隔検出スイッチ
手段を、それぞれ設けたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明にあっては、前記離隔
検出スイッチ手段は、相手ユニットの永久磁石と、自己
ユニットのリードスイッチとを含んで構成したことを特
徴とする。
【0008】請求項3記載の発明にあっては、前記離隔
検出スイッチ手段は、相手ユニットの永久磁石と、自己
ユニットの磁気センサ回路とを含んで構成したことを特
徴とする。
【0009】請求項4記載の発明にあっては、前記第1
のユニットに、送信回路部の出力を変える出力調整部を
付加したことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明にあっては、前記第2
のユニットに、受信回路部の感度を変える感度調整部を
付加したことを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明にあっては、前記警報
報知部は低周波振動発生器であることを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明にあっては、前記第2
のユニットに、携帯するための腕巻き機構を付加したこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る盗難忘れ物警
報装置の第1の実施の形態を図1に基づいて、第2の実
施の形態を図2に基づいて、それぞれ詳細に説明する。
【0014】〔第1の実施の形態〕図1は盗難忘れ物警
報装置を示すブロック図であり、図1(a)は第1のユ
ニットを示し、図1(b)は第2のユニットを示してい
る。
【0015】図1に示すように、盗難忘れ物警報装置
は、第1のユニットに相当する装備ユニット1と、第2
のユニットに相当する携帯ユニット2とから構成され
る。装備ユニット1は盗難忘れ物警報装置の運用人が警
戒対象携帯品(例えば財布やハンドバッグなど)に装備
するものであり、携帯ユニット2は盗難忘れ物警報装置
の運用人が所持するものである。
【0016】装備ユニット1は、図1(a)に示すよう
に、アンテナ10と、送信回路部11と、変調部12
と、コード記憶部に相当するディップスイッチ13と、
電池電源14と、離隔検出スイッチ手段を構成するリー
ドスイッチ15および永久磁石16と、を備える。
【0017】電池電源14は装備ユニット1全体を駆動
するための電源である。電池電源14の出力は、リード
スイッチ15を介した上で装備ユニット1全体に供給さ
れるように成っている。リードスイッチ15は、周囲に
磁界の無い場合はオンしているものの、磁界内に置かれ
るとオフ動作するものが用いられる。また、永久磁石1
6は、装備ユニット2の外郭ケース内面で、リードスイ
ッチ15に影響を与えない程度に隔たった位置に取着さ
れる。
【0018】ディップスイッチ13は、スイッチのオン
オフの組み合わせを以て、認識コードの設定登録がなさ
れる。変調部12は、ディップスイッチ13に設定され
ている認識コードに基づいた変調信号を送信回路部11
に出力する。変調信号を受けた送信回路部11は、該変
調信号を電力増幅してアンテナ10に出力する。アンテ
ナ10は、電力増幅された変調信号を空間に放射する。
【0019】携帯ユニット2は、図1(b)に示すよう
に、アンテナ20と、受信回路部21と、感度調整部に
相当する減衰器22と、復調部23と、コード照合部2
4と、コード記憶部に相当するディップスイッチ25
と、警報報知部26と、電池電源27と、離隔検出スイ
ッチ手段を構成するリードスイッチ28および永久磁石
29と、を備える。
【0020】アンテナ20は、装備ユニット1から送信
される電波やその他の電波を受信して、受信回路部21
へ出力する。受信回路部21は、アンテナ20から入力
される電波信号の中の特定周波数のみを同調を以て弁別
し、減衰器22へ出力する。減衰器22は、用途に応じ
て警戒範囲の大きさを切り換え設定するための、減衰量
設定ツマミ(図示せず)を備え、該減衰量設定ツマミの
位置に応じた分、受信回路部21からの信号を減衰して
復調部23へ出力する。
【0021】復調部23は、受信回路部21からの信号
を復調して、復調信号をコード照合部24へ出力する。
すると、コード照合部24は、この復調部23から受け
取った復調信号の意味する認識コードと、予めディップ
スイッチ25に設定されている認識コードとを比較照合
する。なお、ディップスイッチ25は、スイッチのオン
オフの組み合わせを以て、認識コードの設定登録がなさ
れる。そして、コード照合部24は、受信した認識コー
ドとディップスイッチ25の認識コードとが一致すると
警報報知部26に対して不鳴動指示を出力するものの、
受信した認識コードとディップスイッチ25の認識コー
ドとの不一致があると、警報報知部26に対して鳴動指
示を出力する。警報報知部26は、コード照合部24の
指示に基づいて鳴動する。
【0022】電池電源27は携帯ユニット2全体を駆動
するための電源である。電池電源27の出力はリードス
イッチ28を介した上で携帯ユニット2全体に供給され
るように成っている。リードスイッチ28は、前述のリ
ードスイッチ15と同じものであり、周囲に磁界の無い
場合はオンしているものの、磁界内に置かれるとオフ動
作するものが用いられる。また、永久磁石29は、前述
の永久磁石16と同じものであり、携帯ユニット2の外
郭ケース内面で、リードスイッチ28に影響を与えない
程度に隔たった位置に取着される。
【0023】上述のように構成される盗難忘れ物警報装
置は、次のように運用されるとともに動作する。すなわ
ち、例えば運用者は、外出時に財布をすりなどに盗まれ
る恐れがあると思った場合、装備ユニット1を財布に装
着するとともに電源スイッチS1 をオンした後、この財
布をスーツの内ポケットにしまい込む。その後、運用者
は、携帯ユニット2の減衰器22の減衰量を例えば最も
高い状態(警戒解除領域を最少の状態)に設定して、装
備ユニット1と携帯ユニット2との離隔距離が例えば1
メートルを超えると警報報知するよう設定するととも
に、携帯ユニット2の電源スイッチS2 をオンした後、
さきほど財布を入れた同じ内ポケットに入れるか、ある
いは、近傍のポケットに入れるかする。
【0024】なお、勿論、ディップスイッチ13とディ
ップスイッチ25との、スイッチのオンオフの組み合わ
せは、お互いに一致するように設定がなされ、認識コー
ドは同一にされている。また、警戒対象携帯品がある程
度離れた位置に置くことのある手荷物のようなもので、
2〜3メートル程度の離隔距離までは警報報知しないよ
う警戒解除領域を広くしたいような場合、携帯ユニット
2の減衰器22の減衰量を減衰量設定ツマミ(図示せ
ず)を操作して、減衰量を少なく設定する。
【0025】さて、装備ユニット1の近傍には携帯ユニ
ット2が存在しているため、永久磁石29の磁力線はリ
ードスイッチ15に影響を与えリードスイッチ15をオ
フ状態に保つとともに、永久磁石16の磁力線はリード
スイッチ28に影響を与えリードスイッチ28をオフ状
態に保つ。従って、電源スイッチS1,2 はそれぞれ投
入されているにもかかわらず、電池電源14,27のそ
れぞれの電力消費はない。つまり、盗難忘れ物警報装置
は本来機能を発揮しているにもかかわらず、盗難忘れ物
警報装置の電池電源14,27の電力を全く消費しない
状態にすることができる。
【0026】ところで、永久磁石16がリードスイッチ
28に対して、また、永久磁石29がリードスイッチ1
5に対して接点をオフするように磁気的影響を与え得る
距離は、せいぜい5センチメートル程度のものである。
そこで、運用者が、何らかの代金の支払いのためにスー
ツの内ポケットから財布を取り出した場合、装備ユニッ
ト1と携帯ユニット2との離隔距離は、5センチメート
ル以上ではあるが1メートルを超えない状態になる。
【0027】つまり、リードスイッチ15,28はそれ
ぞれオンし、装備ユニット1は認識コードに基づいた変
調信号をアンテナ10から送信するし、携帯ユニット2
はアンテナ10から送信される変調信号をアンテナ20
にて受信する。そして、携帯ユニット2は、前述したよ
うに、装備ユニット1と携帯ユニット2との離隔距離が
1メートルを超えると警報報知するよう減衰器22の減
衰量を調節設定しているので、この場合、復調部23は
装備ユニット1の出力する変調信号を完全に復調可能で
あり、該完全に復調された復調信号をコード照合部24
に出力する。
【0028】すると、コード照合部24は、この復調部
23から受け取った復調信号の意味する認識コードと、
ディップスイッチ25のスイッチのオンオフの組み合わ
せを以て設定されている認識コードとを比較照合して、
この場合は一致するので、警報報知部26に対して不鳴
動指示を出力する。従って、運用者が代金支払いのため
に財布を内ポケットから取り出したにしても、警報音が
鳴動するなどの何らの支障も生じない。
【0029】そしてその後、運用者が財布をスーツの内
ポケットに戻せば、盗難忘れ物警報装置の装備ユニット
1と携帯ユニット2とのリードスイッチ15,28は、
再びオフ状態に戻る。つまり、盗難忘れ物警報装置は本
来機能を発揮しているにもかかわらず、再び、盗難忘れ
物警報装置の電池電源14,27の電力を全く消費しな
い状態にすることができる。
【0030】次に、運用者が財布をすられて盗まれる場
合を想定すると、財布に装備される装備ユニット1と、
運用者がスーツの内ポケットに所持している携帯ユニッ
ト2との離隔距離は、1メートルを超える。そこで、リ
ードスイッチ15,28は、それぞれオンし、装備ユニ
ット1は認識コードに基づいた変調信号をアンテナ10
から送信するし、携帯ユニット2はアンテナ10から送
信される変調信号をアンテナ20にて受信する。
【0031】ところで、前述したように、装備ユニット
1と携帯ユニット2との離隔距離が1メートルを超える
と警報報知するよう減衰器22の減衰量を調節設定して
いるので、この場合離隔距離が1メートルを超え、減衰
器22からの出力信号は非常に弱いものとなり、復調部
23における装備ユニット1の出力する変調信号の復調
信号は、不完全なもの(ビット誤りなどの生じた信号な
ど)となったり、あるいは、全く信号を成さなかったり
し、このような不完全な復調信号が復調部23からコー
ド照合部24に対して出力されることになる。
【0032】そこで、コード照合部24は、復調部23
からの前述のような不完全な復調信号の意味する認識コ
ードと、ディップスイッチ25のスイッチのオンオフの
組み合わせを以て設定されている認識コードとを比較照
合することになり、この場合は不一致となるので、コー
ド照合部24は警報報知部26に対して鳴動指示を出力
することになる。従って、運用者がすりに財布を盗まれ
ると、運用者の所持している携帯ユニット2の警報報知
部26は鳴動する。つまり、運用者の所持している携帯
ユニット2は、運用者に対して財布が盗まれたことを警
告することができる。
【0033】〔第2の実施の形態〕図2は盗難忘れ物警
報装置を示すブロック図であり、図2(a)は第1のユ
ニットを示し、図2(b)は第2のユニットを示してい
る。なお、図2において図1と同じ箇所には同じ符号を
付してあるので、同じ符号の箇所の詳細な説明は省略す
る。
【0034】図2に示すように、この盗難忘れ物警報装
置が、前述した第1の実施の形態の盗難忘れ物警報装置
と異なり特徴となるのは次の構成である。すなわち、第
1の実施の形態の盗難忘れ物警報装置にあっては、離隔
検出スイッチ手段を、リードスイッチと永久磁石とで構
成していた。しかしながら、第2の実施の形態の盗難忘
れ物警報装置にあっては、離隔検出スイッチ手段を、ホ
ール素子を用いた磁気検出部と、スイッチングトランジ
スタと、永久磁石とを含んで構成している。
【0035】第1のユニットに相当する装備ユニット1
は、図2(a)に示すように、離隔検出スイッチ手段と
して、磁気検出部H1 とスイッチングトランジスタQ1
と永久磁石16とを備える。磁気検出部H1 は、ホール
素子を利用した磁気センサーであり、磁気検出には僅か
ながら電流(電力)を消費するものの、リードスイッチ
などよりは高感度の磁気検出が可能である。また、磁気
検出部H1 は、磁気を検出できないときは検出電圧とし
てLow を出力し、磁気を検出できるときは検出電圧とし
てHighを出力し、応答性にも優れている。スイッチング
トランジスタQ 1 は、ベースにオン信号(Low )を与え
ているとき、エミッタとコレクタとの間をオンする。
【0036】磁気検出部H1 とスイッチングトランジス
タQ1 とは、他の内部回路と次のように接続される。す
なわち、電池電源14のマイナス側はアースに接続し、
電池電源14のプラス側は、電源スイッチS1 を介し
て、スイッチングトランジスタQ1 のエミッタと磁気検
出部H1 の電源入力部とに接続する。磁気検出部H1
出力の一方はスイッチングトランジスタQ1 のベースに
接続し、磁気検出部H1の出力の他方はアースに接続す
る。スイッチングトランジスタQ1 のコレクタは、装備
ユニット1内の各回路部の電源入力部(図示せず)に接
続する。
【0037】第2のユニットに相当する携帯ユニット2
は、図2(b)に示すように、離隔検出スイッチ手段と
して、磁気検出部H2 とスイッチングトランジスタQ2
と永久磁石29とを備える。磁気検出部H2 は磁気検出
部H1 と同様のものであり、スイッチングトランジスタ
2 もスイッチングトランジスタQ1 と同様のものであ
るので、それぞれの説明は省略する。
【0038】磁気検出部H2 とスイッチングトランジス
タQ2 とは、他の内部回路と次のように接続する。すな
わち、電池電源27のマイナス側はアースに接続し、電
池電源27のプラス側は、電源スイッチS2 を介して、
スイッチングトランジスタQ 2 のエミッタと磁気検出部
2 の電源入力部とに接続する。磁気検出部H2 の出力
の一方はスイッチングトランジスタQ2 のベースに接続
し、磁気検出部H2 の出力の他方はアースに接続する。
スイッチングトランジスタQ2 のコレクタは、携帯ユニ
ット2内の各回路部の電源入力部(図示せず)に接続す
る。
【0039】上述のように構成される盗難忘れ物警報装
置は、次のように運用されるとともに動作する。なお、
以下の動作説明においても、第2図に示す盗難忘れ物警
報装置が、前述の第1の実施の形態の盗難忘れ物警報装
置と異なるのは、離隔検出スイッチ手段のみであるの
で、該離隔検出スイッチ手段に纏わる動作を中心に説明
する。
【0040】例えば運用者は、外出時に財布をすりなど
に盗まれる恐れがあると思った場合、装備ユニット1を
財布に装着するとともに電源スイッチS1 をオンした
後、この財布をスーツの内ポケットにしまい込む。その
後、運用者は、携帯ユニット2の減衰器22の減衰量を
例えば最も高い状態(警戒解除領域を最少の状態)に設
定して、装備ユニット1と携帯ユニット2との離隔距離
が例えば1メートルを超えると警報報知するよう設定す
るとともに、携帯ユニット2の電源スイッチS2をオン
した後、さきほど財布を入れた同じ内ポケットに入れる
か、あるいは、近傍のポケットに入れるかする。
【0041】すると、装備ユニット1の近傍には携帯ユ
ニット2が存在しているため、磁気検出部H1 は、永久
磁石29からの磁力線を検出することができ、検出電圧
としてスイッチングトランジスタQ1 のベースにHighを
印加してスイッチングトランジスタQ1 をオフ状態に保
つとともに、磁気検出部H2 は、永久磁石16からの磁
力線を検出することができ、検出電圧としてスイッチン
グトランジスタQ2 のベースにHighを印加してスイッチ
ングトランジスタQ2 をオフ状態に保つ。従って、電源
スイッチS1,2 はそれぞれ投入され、盗難忘れ物警報
装置は本来機能を発揮しているにもかかわらず、装備ユ
ニット1は磁気検出部H1 における磁気検出のための電
力消費のみの低電力消費状態になり、携帯ユニット2は
磁気検出部H2 における磁気検出のための電力消費のみ
の低電力消費状態になる。
【0042】しかも、磁気検出部H1,2 の磁気検出に
はホール素子を利用しいてるので、微弱な磁気でも高感
度に検出することができ、装備ユニット1と携帯ユニッ
ト2との離隔距離を20センチメートル程度にするまで
スイッチングトランジスタQ 1,2 をオフさせておくこ
とができ、電池電源14,27の電力消費を磁気検出部
1,2 の動作電力のみの低電力消費状態に保つことの
できる領域を、リードスイッチを用いる場合よりも遙か
に広くすることができる。但し、リードスイッチを用い
る場合の方が、磁気検出のための電力を全く消費しない
で済む点で優れている。
【0043】ところで、永久磁石16が磁気検出部H2
の出力電圧をHighにしてスイッチングトランジスタQ2
をオフにするように、また、永久磁石29が磁気検出部
1の出力電圧をHighにしてスイッチングトランジスタ
1 をオフにするように磁気的影響を与え得る距離は、
広いといってもせいぜい20センチメートル程度のもの
である。そこで、運用者が、何らかの代金の支払いのた
めにスーツの内ポケットから財布を取り出した場合、装
備ユニット1と携帯ユニット2との離隔距離は、20セ
ンチメートル以上ではあるが1メートルを超えない状態
になる。
【0044】つまり、スイッチングトランジスタQ1,
2 はそれぞれオンし、装備ユニット1は認識コードに基
づいた変調信号をアンテナ10から送信するし、携帯ユ
ニット2はアンテナ10から送信される変調信号をアン
テナ20にて受信する。そして、携帯ユニット2は、第
1の実施の形態の場合と同様に、装備ユニット1と携帯
ユニット2との離隔距離が1メートルを超えると警報報
知するよう減衰器22の減衰量を調節設定しているもの
とすると、この場合、復調部23は装備ユニット1の出
力する変調信号を完全に復調可能であり、該完全に復調
された復調信号をコード照合部24に出力する。
【0045】すると、コード照合部24は、この復調部
23から受け取った復調信号の意味する認識コードと、
ディップスイッチ25のスイッチのオンオフの組み合わ
せを以て設定されている認識コードとを比較照合して、
この場合は一致するので、警報報知部26に対して不鳴
動指示を出力する。従って、運用者が代金支払いのため
に財布を内ポケットから取り出したにしても、警報音が
鳴動するなどの何らの支障も生じない。
【0046】そしてその後、運用者が財布をスーツの内
ポケットに戻せば、盗難忘れ物警報装置の装備ユニット
1と携帯ユニット2とのリードスイッチ15,28は、
再びオフ状態に戻る。つまり、盗難忘れ物警報装置は本
来機能を発揮しているにもかかわらず、再び、盗難忘れ
物警報装置の電池電源14,27の電力消費を、電池電
源14にあっては磁気検出部H1 における電力消費のみ
の、また、電池電源27にあっては磁気検出部H2 にお
ける電力消費のみの、少ない電力消費状態にすることが
できる。
【0047】次に、運用者が財布をすられて盗まれる場
合を想定すると、財布に装備される装備ユニット1と、
運用者がスーツの内ポケットに所持している携帯ユニッ
ト2との離隔距離は、1メートルを超える。すると、磁
気検出部H1,2 のそれぞれは出力電圧をLow にし、ス
イッチングトランジスタQ1,2 をそれぞれオンし、装
備ユニット1は認識コードに基づいた変調信号をアンテ
ナ10から送信するし、携帯ユニット2はアンテナ10
から送信される変調信号をアンテナ20にて受信する。
【0048】ところで、前述したように、装備ユニット
1と携帯ユニット2との離隔距離が1メートルを超える
と警報報知するよう減衰器22の減衰量を調節設定して
いるので、この場合離隔距離が1メートルを超え、減衰
器22からの出力信号は非常に弱いものとなり、復調部
23における装備ユニット1の出力する変調信号の復調
信号は、不完全なもの(ビット誤りなどの生じた信号な
ど)となったり、あるいは、全く信号を成さなかったり
し、このような不完全な復調信号が復調部23からコー
ド照合部24に対して出力されることになる。
【0049】そこで、コード照合部24は、復調部23
からの前述のような不完全な復調信号の意味する認識コ
ードと、ディップスイッチ25のスイッチのオンオフの
組み合わせを以て設定されている認識コードとを比較照
合することになり、この場合は不一致となるので、コー
ド照合部24は警報報知部26に対して鳴動指示を出力
することになる。従って、運用者がすりに財布を盗まれ
ると、運用者の所持している携帯ユニット2の警報報知
部26は鳴動する。つまり、運用者の所持している携帯
ユニット2は、運用者に対して財布が盗まれたことを警
告することができる。
【0050】なお、前述の盗難忘れ物警報装置にあって
は、警報報知部26は鳴動音を以て報知するものである
が、鳴動音は周囲の人々にも聞こえて迷惑になることも
あり、迷惑を避けるためには警報報知部26を低周波振
動発生器にすることが好ましい。また、前述の盗難忘れ
物警報装置にあっては、盗難や忘れ物が発生したとはみ
なさない領域すなわち警戒解除領域の設定は携帯ユニッ
ト2の減衰器22の減衰量の設定により行っているが、
装備ユニット1の送信回路部11の出力増幅率を加減す
ることによっても同等の効果を得ることができることは
言うまでもない。また、洋服にポケットのないような場
合でも携帯ユニット2を簡単に携帯できるようにするた
めに、腕に取着するための腕巻き機構などを携帯ユニッ
ト2に備えれば、更に使い勝手の良い盗難忘れ物警報装
置にすることができる。
【0051】更に、前述の盗難忘れ物警報装置にあって
は、コード記憶部をディップスイッチにて構成している
が、コード記憶部をROMやRAMなどのメモリーにて
構成し、電子的に認識コードを記憶するようにしても良
いことは勿論である。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、従来のも
ののように運用時であるからといって常に電波を送信し
たり受信したりすることは行わずに、盗難や忘れ物の生
じていないことが明らかな第1のユニットと第2のユニ
ットとの相互の離隔距離が極めて僅かな状態にあって
は、電力消費の殆どない離隔検出スイッチ手段により電
源をオフしておき、ある程度の離隔距離が生じてから自
動的に離隔検出スイッチ手段により電源をオンし、盗難
や忘れ物の生じていないことを電力消費の生ずる電波の
送受信に基づいて検出するよう動作するので、電力消費
が従来のものよりかなり少なく、電池電源であっても使
用可能時間を長くすることができ、実際の盗難や忘れ物
時に用をなさないようなことの少ない、優れた盗難忘れ
物警報装置を提供できるという効果を奏する。
【0053】請求項2記載の発明によれば、離隔検出ス
イッチ手段を、永久磁石とリードスイッチとを含んで構
成するので、盗難や忘れ物の生じていないことの明らか
な、第1のユニットと第2のユニットとの相互の離隔距
離が極めて僅かな状態にあるときは、運用時であっても
電波の送受信も無く電源消費の全く無い状態にしておく
ことができ、電池電源であっても使用可能時間を長くす
ることができ、実際の盗難や忘れ物時に用をなさないよ
うなことの少ない優れた盗難忘れ物警報装置を提供でき
るという効果を奏する。
【0054】請求項3記載の発明によれば、離隔検出ス
イッチ手段を、永久磁石と磁気センサ回路とを含んで構
成するので、運用時であれば必ず電力消費は僅かながら
あるものの、盗難や忘れ物の生じていないことの明らか
な第1のユニットと第2のユニットとの相互の離隔距離
を、請求項2記載の発明のものに比べて大きくすること
ができるので、運用時でありながら電波の送受信の行わ
れている状態頻度は少なく、電池電源であっても使用可
能時間を長くすることができ、実際の盗難や忘れ物時に
用をなさないようなことの少ない優れた盗難忘れ物警報
装置を提供できるという効果を奏する。
【0055】請求項4記載の発明によれば、送信回路部
の出力を変える出力調整部を付加したので、前記請求項
1乃至3記載の発明の効果に加えて、警戒対象携帯品の
性質に応じて、電波強度すなわち電波到達距離を調節す
ることで警戒解除領域を可変することの可能な、使い勝
手の良い優れた盗難忘れ物警報装置を提供できるという
効果を奏する。
【0056】請求項5記載の発明によれば、受信回路部
の感度を変える感度調整部を付加したので、前記請求項
1乃至3記載の発明の効果に加えて、警戒対象携帯品の
性質に応じて、受信感度すなわち受信可能距離を調節す
ることで警戒解除領域を可変することの可能な、使い勝
手の良い優れた盗難忘れ物警報装置を提供できるという
効果を奏する。
【0057】請求項6記載の発明によれば、警報報知部
を低周波振動発生器としたので、前記請求項1乃至5記
載の発明の効果に加えて、警報報知動作が行われても周
囲の人々に気付かれること無く運用者のみが警報報知を
認識できる、優れた盗難忘れ物警報装置を提供できると
いう効果を奏する。
【0058】請求項7記載の発明によれば、第2のユニ
ットに、携帯するための腕巻き機構を付加したので、前
記請求項1乃至6記載の発明の効果に加えて、洋服にポ
ケットが無いような場合であっても第2のユニットを腕
に付けて携帯できる、優れた盗難忘れ物警報装置を提供
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る盗難忘れ物警報装置の第1の実施
の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る盗難忘れ物警報装置の第2の実施
の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 第1のユニット 11 送信回路部 13 コード記憶部 14 電源 15 リードスイッチ(離隔検出スイッチ手段) 16 永久磁石(離隔検出スイッチ手段) 2 第2のユニット 21 受信回路部 22 感度調整部 23 復調部 24 コード照合部 25 コード記憶部 26 警報報知部 27 電源 28 リードスイッチ(離隔検出スイッチ手段) 29 永久磁石(離隔検出スイッチ手段) H1 磁気センサ回路(離隔検出スイッチ手段) H2 磁気センサ回路(離隔検出スイッチ手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤松 資幸 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 認識コードを予め登録するコード記憶部
    と、該登録された認識コードを電波にして送信する送信
    回路部と、電源とを有する第1のユニットと、 前記電波を受信する受信回路部と、受信回路部からの出
    力信号を復調する復調部と、認識コードを予め登録する
    コード記憶部と、該復調された認識コードとコード記憶
    部に登録されている認識コードとを照合して不一致であ
    れば警報報知を指示するコード照合部と、該コード照合
    部からの指示に基づいて動作する警報報知部と、電源と
    を有する第2のユニットと、 を含んで構成される盗難忘れ物警報装置であって、 前記第1のユニットと前記第2のユニットとに、相互の
    離隔距離が所定以下になると電源をオフする離隔検出ス
    イッチ手段を、それぞれ設けたことを特徴とする盗難忘
    れ物警報装置。
  2. 【請求項2】 前記離隔検出スイッチ手段は、相手ユニ
    ットの永久磁石と、自己ユニットのリードスイッチとを
    含んで構成したことを特徴とする請求項1記載の盗難忘
    れ物警報装置。
  3. 【請求項3】 前記離隔検出スイッチ手段は、相手ユニ
    ットの永久磁石と、自己ユニットの磁気センサ回路とを
    含んで構成したことを特徴とする請求項1記載の盗難忘
    れ物警報装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のユニットに、送信回路部の出
    力を変える出力調整部を付加したことを特徴とする請求
    項1乃至3記載の盗難忘れ物警報装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のユニットに、受信回路部の感
    度を変える感度調整部を付加したことを特徴とする請求
    項1乃至3記載の盗難忘れ物警報装置。
  6. 【請求項6】 前記警報報知部は低周波振動発生器であ
    ることを特徴とする請求項1乃至5記載の盗難忘れ物警
    報装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のユニットに、携帯するための
    腕巻き機構を付加したことを特徴とする請求項1乃至6
    記載の盗難忘れ物警報装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100526361B1 (ko) * 2002-08-09 2005-11-08 김호진 분실방지시스템 및 그 방법
US6972651B2 (en) 2001-03-13 2005-12-06 Takamisawa Electric Co., Ltd Switch operable under a predetermined condition, external magnetic field generating unit, combination of such a switch and an external magnetic field generating unit and electronic apparatus incorporating the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6972651B2 (en) 2001-03-13 2005-12-06 Takamisawa Electric Co., Ltd Switch operable under a predetermined condition, external magnetic field generating unit, combination of such a switch and an external magnetic field generating unit and electronic apparatus incorporating the same
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