JPH09212497A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH09212497A
JPH09212497A JP8018611A JP1861196A JPH09212497A JP H09212497 A JPH09212497 A JP H09212497A JP 8018611 A JP8018611 A JP 8018611A JP 1861196 A JP1861196 A JP 1861196A JP H09212497 A JPH09212497 A JP H09212497A
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JP
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JP8018611A
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English (en)
Inventor
Shiyou Imasato
詔 今郷
Tomoyuki Tanaka
智之 田中
Masajirou Iwasaki
雅二郎 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の文書データをリンクで連結したネット
ワークを複数の利用者が共用する場合に、各々の利用者
が各種作業を適正な文書データから開始できるようにす
る。 【解決手段】 ホーム管理手段26により複数の利用者
の各々に一つの文書データをユーザホームとして管理し
ておき、ユーザ管理手段23により利用者が認識される
と、対応するユーザホームの文書データを最初に表示す
るので、利用者は自身専用のユーザホームから作業を開
始できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の利用者に利
用されるデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データベースシステム等のデータ処理装
置は、多数の文書データを資料として格納しておき、例
えば、キーワードに対応して所定の文書データを検索す
る。このようなデータ処理装置でも、利用者がキーワー
ドを適切に入力すれば、適切な文書データを利用者に提
供することができるが、関連する複数の文書データを順
次探索するような作業は困難である。
【0003】このような課題を解決するため、ハイパー
テキストシステムと呼称されるデータ処理装置では、多
数の文書データをリンクにより連結してネットワークを
形成しており、入力操作に対応してリンクにより文書デ
ータに順次アクセスできる。このようなデータ処理装置
では、関連する複数の文書データをリンクに従って順次
探索することができるので、適切なキーワードの入力が
困難でも所望の文書データに到達することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように文書デー
タをリンクにより連結してネットワークを形成したデー
タ処理装置では、関連する複数の文書データを順次探索
するようなことができる。
【0005】しかし、このようなデータ処理装置を複数
の利用者が共用する場合、各種の不具合が発生する。ま
ず、ある利用者が所望により文書データの記録内容やリ
ンクの設定を変更すると、これが他の利用者には不都合
な場合がある。また、機密の文書データを登録しても、
これを部外者が閲覧することができる。同様に、個人的
な文書データを登録すると、これが他の利用者にはノイ
ズとなる。
【0006】また、上述のようなデータ処理装置の利用
者が一人の場合でも、以下に示すような不具合がある。
まず、文書データを新規に登録する場合、リンクも設定
する必要があるが、このリンクを適切に設定することが
困難である。ネットワークから文書データを削除する
と、この文書データのみにリンクで連結されていた文書
データを検索できなくなる。
【0007】他の文書データにリンクで連結されていな
い無用な文書データが存在しても、この文書データを検
索できないので削除することができない。他の文書デー
タにリンクで連結されていない有用な文書データが存在
しても、この文書データを検索できないのでリンクを連
結することができない。
【0008】また、リンクにより文書データに順次アク
セスすることができるが、最初の入口となる文書データ
が固定されているので、最初は所望の記録内容とは関連
しない文書データから出発することになり、この文書デ
ータから所望の文書データまで移行する作業が煩雑であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
多数の文書データを管理する文書管理手段と、文書デー
タを関連させるリンクを管理するリンク管理手段と、各
種データの入力操作を受け付けるデータ入力手段と、各
種データを表示するデータ表示手段とを有し、多数の文
書データをリンクにより連結してネットワークを形成
し、入力操作に対応してリンクにより文書データに順次
アクセスし、アクセスされた文書データをアクセスでき
るリンクと共に表示するデータ処理装置において、複数
の利用者を個々に認識するユーザ管理手段を設け、複数
の利用者の各々に一つの文書データをユーザホームとし
て管理するホーム管理手段を設け、利用者が認識される
と最初に表示される文書データを対応するユーザホーム
の文書データとする文書出力手段を設けた。従って、ユ
ーザ管理手段により利用者が認識されると、ホーム管理
手段により管理されているユーザホームの文書データ
が、文書出力手段によりデータ表示手段に最初の文書デ
ータとして表示されるので、利用者に適切な文書データ
が自動的に表示される。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、ユーザ管理手段は、利用者が所属する複
数のグループも管理し、ホーム管理手段は、複数のグル
ープの各々に一つの文書データをグループホームとして
管理し、文書出力手段は、ユーザホームの文書データと
共にグループホームの文書データにアクセスできるリン
クを表示させる。従って、利用者にユーザホームの文書
データが表示される際、ホーム管理手段により管理され
ているグループホームの文書データにアクセスできるリ
ンクが、文書出力手段により共に表示されるので、ユー
ザホームの文書データが表示された状態からグループホ
ームの文書データにアクセスできる。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明において、全部のユーザホームとグループホームと
の文書データからアクセスされない文書データを検出す
る文書検出手段を設け、検出された文書データを文書管
理手段から削除する文書削除手段を設けた。従って、全
部のユーザホームとグループホームとの文書データから
アクセスされない文書データが文書検出手段により検出
され、この検出された文書データが文書削除手段により
文書管理手段から削除されるので、どの利用者もアクセ
スできない文書データが削除される。
【0012】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
発明において、全部のユーザホームとグループホームと
の文書データからアクセスされない文書データを検出す
る文書検出手段を設け、検出された文書データと所定の
文書データとを連結するリンクをリンク管理手段に設定
する文書回収手段を設けた。従って、全部のユーザホー
ムとグループホームとの文書データからアクセスされな
い文書データが文書検出手段により検出され、この検出
された文書データと所定の文書データとを連結するリン
クが文書回収手段によりリンク管理手段に設定されるの
で、どの利用者もアクセスできない文書データが所定の
文書データからアクセスできるようになる。
【0013】請求項5記載の発明は、多数の文書データ
を管理する文書管理手段と、文書データを関連させるリ
ンクを管理するリンク管理手段と、各種データの入力操
作を受け付けるデータ入力手段と、各種データを表示す
るデータ表示手段とを有し、多数の文書データをリンク
により連結してネットワークを形成し、入力操作に対応
してリンクにより文書データに順次アクセスし、アクセ
スされた文書データをアクセスできるリンクと共に表示
するデータ処理装置において、複数の利用者を個々に認
識するユーザ管理手段を設け、前記文書管理手段は、認
識された利用者に対応してアクセスできる文書データを
規制する。従って、ユーザ管理手段により利用者が認識
されると、アクセスできる文書データが文書管理手段に
より規制されるので、例えば、利用者の個人的な文書デ
ータは他の利用者がアクセスできないよう設定される。
【0014】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
発明において、複数の利用者の各々に一つの文書データ
をユーザホームとして管理すると共に、利用者が所属す
る複数のグループの各々に一つの文書データをグループ
ホームとして管理するホーム管理手段を設け、ユーザ管
理手段は、利用者が所属する複数のグループも管理し、
前記ホーム管理手段は、複数の利用者の各々に一つの文
書データをユーザホームとして管理すると共に、利用者
が所属する複数のグループの各々に一つの文書データを
グループホームとして管理し、文書管理手段は、利用者
がアクセスできる文書データをグループに対応して規制
する。従って、ユーザ管理手段により利用者が認識され
ると、アクセスできる文書データが文書管理手段により
グループの文書データに規制されるので、例えば、グル
ープで機密の文書データは部外者がアクセスできないよ
う設定される。
【0015】請求項7記載の発明では、請求項5記載の
発明において、文書管理手段に管理されている文書デー
タの表示中に他の文書データが指定されると、指定され
た文書データと表示中の文書データとを連結するリンク
をリンク管理手段に設定し、表示中の文書データにアク
セスできる利用者を指定された文書データと同一に前記
文書管理手段に設定する文書送付手段を設けた。従っ
て、文書管理手段に管理されている文書データの表示中
に、他の文書データが文書送付手段に指定されると、指
定された文書データと登録する文書データとを連結する
リンクがリンク管理手段に設定され、登録する文書デー
タにアクセスできる利用者が指定された文書データと同
一に文書管理手段に設定される。このため、所望の文書
データの表示中に他の利用者の文書データを指定すれ
ば、この指定した利用者が表示中の文書データにアクセ
スできるよう設定される。
【0016】請求項8記載の発明では、請求項6記載の
発明において、文書管理手段に管理されている文書デー
タの表示中に既存のグループホームの文書データが指定
されると、指定されたグループホームの文書データと表
示中の文書データとを連結するリンクをリンク管理手段
に設定し、表示中の文書データにアクセスできる利用者
を指定されたグループホームの文書データと同一に前記
文書管理手段に設定する文書提示手段を設けた。従っ
て、文書管理手段に管理されている文書データの表示中
に、既存のグループホームの文書データが文書提示手段
に指定されると、指定されたグループホームの文書デー
タと表示中の文書データとを連結するリンクがリンク管
理手段に設定され、表示中の文書データにアクセスでき
る利用者は指定されたグループホームの文書データと同
一に文書管理手段に設定される。このため、所望の文書
データの表示中に他のグループの文書データを指定すれ
ば、このグループの利用者が表示中の文書データにアク
セスできるよう設定される。
【0017】請求項9記載の発明では、請求項5記載の
発明において、新規の文書データを文書管理手段に登録
する文書登録手段を設け、文書管理手段に管理されてい
る文書データの表示中に新規の文書データが登録される
場合、登録される文書データと表示中の文書データとを
連結するリンクをリンク管理手段に設定し、登録する文
書データにアクセスできる利用者を表示中の文書データ
と同一に前記文書管理手段に設定する文書設定手段を設
けた。従って、既存の文書データの表示中に文書登録手
段により新規の文書データが登録されると、これらの文
書データを連結するリンクがリンク管理手段に設定さ
れ、登録する文書データにアクセスできる利用者が表示
中の文書データと同一に文書管理手段に設定される。こ
のため、既存の文書データの表示中に新規の文書データ
を登録すれば、この新規の文書データは表示中の文書デ
ータからアクセスできるよう設定される。
【0018】請求項10記載の発明は、多数の文書デー
タを管理する文書管理手段と、文書データを関連させる
リンクを管理するリンク管理手段と、各種データの入力
操作を受け付けるデータ入力手段と、各種データを表示
するデータ表示手段とを有し、多数の文書データをリン
クにより連結してネットワークを形成し、入力操作に対
応してリンクにより文書データに順次アクセスし、アク
セスされた文書データをアクセスできるリンクと共に表
示するデータ処理装置において、複数の利用者を個々に
認識するユーザ管理手段を設け、前記リンク管理手段
は、アクセスできる利用者を規制する個人リンクと規制
しない公開リンクとを区別して管理する。従って、公開
リンクにはユーザ管理手段により認識される利用者の全
員がアクセスすることができるが、個人リンクには特定
の利用者しかアクセスできないので、例えば、利用者の
個人的な文書データに他の利用者がアクセスすることを
防止できる。
【0019】請求項11記載の発明では、請求項10記
載の発明において、文書管理手段に管理されている文書
データの表示中に新規の文書データを前記文書管理手段
に登録する文書登録手段を設け、この文書登録手段は、
登録する文書データと表示中の文書データとを連結する
個人リンクをリンク管理手段に設定する。従って、既存
の文書データの表示中に新規の文書データを文書登録手
段により文書管理手段に登録することができ、この登録
される文書データと表示中の文書データとを連結する個
人リンクがリンク管理手段に設定される。このため、例
えば、利用者が個人的な文書データを登録する場合、そ
の利用者が容易にアクセスできるリンクが自動的に設定
され、この文書データに他の利用者がアクセスすること
も防止できる。
【0020】請求項12記載の発明は、多数の文書デー
タを管理する文書管理手段と、文書データを関連させる
リンクを管理するリンク管理手段と、各種データの入力
操作を受け付けるデータ入力手段と、各種データを表示
するデータ表示手段とを有し、多数の文書データをリン
クにより連結してネットワークを形成し、入力操作に対
応してリンクにより文書データに順次アクセスし、アク
セスされた文書データをアクセスできるリンクと共に表
示するデータ処理装置において、文書データの表示中に
他の文書データが指定されると、指定された文書データ
の記録内容を表示中の文書データの記録内容に置換する
と共に、この置換される記録内容の文書データを前記文
書管理手段に新規に登録し、この新規に登録される文書
データと指定された文書データとを連結するリンクを前
記リンク管理手段に設定する文書改訂手段を設けた。従
って、文書データの表示中に他の文書データが指定され
ると、文書改訂手段により、指定された文書データの記
録内容が表示中の文書データの記録内容に置換される。
しかし、この置換される記録内容の文書データが文書管
理手段に新規に登録され、この新規に登録される文書デ
ータと指定された文書データとを連結するリンクがリン
ク管理手段に設定される。このため、利用者が既存の文
書データの記録内容を所望の記録内容に置換すると、置
換される記録内容の文書データが新規に登録され、この
文書データに利用者がアクセスできるリンクも設定され
る。
【0021】請求項13記載の発明は、多数の文書デー
タを管理する文書管理手段と、文書データを関連させる
リンクを管理するリンク管理手段と、各種データの入力
操作を受け付けるデータ入力手段と、各種データを表示
するデータ表示手段とを有し、多数の文書データをリン
クにより連結してネットワークを形成し、入力操作に対
応してリンクにより文書データに順次アクセスし、アク
セスされた文書データをアクセスできるリンクと共に表
示するデータ処理装置において、指定された文書データ
を前記文書管理手段から削除する文書削除手段を設け、
この文書削除手段は、削除する文書データに連結された
リンクの有無を判定し、リンクが連結されていると削除
を中止して記録内容を消去する。従って、文書削除手段
は、指定された文書データを文書管理手段から削除する
が、その文書データにリンクが連結されていると削除を
中止して記録内容を消去するので、ネットワークを分断
することなく無用なデータが排除される。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて以下に説明する。まず、本実施の形態のデータ処
理装置1は、図2に示すように、一個のファイルサーバ
2と複数のワークステーション3とを有しており、これ
らがネットワークケーブル4により接続されている。
【0023】前記ワークステーション3は、図3に示す
ように、CPU(Central Processing Unit)11を有し
ており、このCPU11にはバスライン12が接続され
ている。このバスライン12には、ROM(Read Only M
emory)13、RAM(RandomAccess Memory)14、キー
ボード15、ディスプレイ16、I/F(Interface)1
7、が接続されており、このI/F17に前記ネットワ
ークケーブル4が接続されている。前記キーボード15
にはマウス18が接続されており、これらがデータ入力
手段21に相当する。
【0024】前記ファイルサーバ2も、前記ワークステ
ーション3と略同一のハードウェアからなり、大容量の
データ記憶装置として光ディスク装置(図示せず)が付
加されている。
【0025】上述のようなハードウェアからなるデータ
処理装置1は、図1に示すように、前記データ入力手段
21、データ表示手段22、ユーザ管理手段23、文書
管理手段24、リンク管理手段25、ホーム管理手段2
6、文書出力手段27、文書検出手段28、文書登録手
段29、文書送付手段30、文書提示手段31、文書設
定手段32、文書改訂手段33、文書削除手段34、文
書回収手段35、を有している。
【0026】前記データ入力手段21は、前記キーボー
ド15や前記マウス18に相当し、各種データの入力操
作を受け付ける。前記データ表示手段22は、前記ディ
スプレイ16に相当し、図4に示すように、各種データ
を表示出力する。
【0027】前記ユーザ管理手段23は、例えば、前記
ROM13の設定プログラムに対応した前記CPU11
のデータ処理により、前記キーボード15により入力操
作されるパスワードと前記RAM14に予め設定された
パスワードとを比較し、複数の利用者を個々に認識す
る。つまり、ここではデータ処理装置1の利用者が多数
なので、この利用者にパスワードが個々に設定されてお
り、前記ワークステーション3は、パスワードが入力さ
れないと動作しないよう設定されている。さらに、この
データ処理装置1の多数の利用者は複数のグループを形
成しており、前記RAM14に格納されたパスワードに
はグループの分類コードも付加されているので、前記ユ
ーザ管理手段23は、利用者が所属する複数のグループ
も管理する。
【0028】前記文書管理手段24は、例えば、前記R
AM14や光ディスク装置によるデータ記憶により多数
の文書データ41を文書ID(Identification)で管理
し、同様に、前記リンク管理手段25はリンク42をリ
ンクIDで管理する。図5に示すように、ここでは多数
の文書データ41がリンク42により連結されており、
ハイパーテキストのネットワーク43が形成されてい
る。
【0029】なお、前記文書データ41の文書IDに
は、アクセスできる利用者のパスワードとグループの分
類コードとが設定される領域が形成されており、前記文
書管理手段24は、前記ユーザ管理手段23により認識
された利用者がアクセスできる文書データ41を、その
利用者のパスワードが設定された文書データ41と、そ
の利用者が所属するグループの分類コードが設定された
文書データ41とに規制する。
【0030】前記リンク42のリンクIDには、利用者
のパスワードが設定される領域が形成されており、前記
リンク管理手段25は、パスワードの設定の有無によ
り、アクセスできる利用者を規制する個人リンク42と
規制しない公開リンク42とを区別して管理している。
【0031】前記ホーム管理手段26は、所定の文書デ
ータ41に個人のパスワードやグループの分類コードを
付加することにより、複数の利用者の各々に一つの文書
データ41をユーザホームとして管理すると共に、複数
のグループの各々に一つの文書データ41をグループホ
ームとして管理する。
【0032】前記文書出力手段27は、前記ユーザ管理
手段23により利用者が認識されると、この利用者のユ
ーザホームの文書データ41を前記文書管理手段24か
ら読み出し、この文書データ41を前記データ表示手段
22により前記ディスプレイ16に最初に表示させる。
図4に示すように、このように表示されるユーザホーム
の文書データ41の記録内容51には、前記リンク管理
手段25により管理されているリンク42のメニュー5
2が表示されるが、これと共にグループホームの文書デ
ータ41にアクセスできるリンク42のメニュー53も
表示される。
【0033】前記文書検出手段28は、例えば、前記フ
ァイルサーバ2に予め設定されたメンテナンス時間が到
来すると、全部のユーザホームとグループホームとの文
書データ41からアクセスされない文書データ41を検
出する。すると、前記文書削除手段34は、このように
検出された文書データ41を文書管理手段24から削除
し、前記文書回収手段35は、検出された文書データ4
1と所定の文書データ41とを連結するリンク42を前
記リンク管理手段25に設定する。つまり、これらの手
段33,34は同時に機能することはなく、例えば、前
記ファイルサーバ2のモード切換に対応して一方のみが
機能する。
【0034】なお、前記文書削除手段34は、上述した
前記文書検出手段28の検出動作の他、前記データ入力
手段21の手動操作にも対応して機能する。より詳細に
は、図4に示すように、前記ディスプレイ16には、処
理動作を指定する多用なメニュー54が表示され、前記
文書削除手段34は、“削除”のメニュー54に対応し
ている。このメニュー54がポインティングされると、
前記文書削除手段34は、前記データ入力手段21の手
動操作により指定された文書データ41を文書管理手段
24から削除する。この時、この削除する文書データ4
1に連結されたリンク42の有無を判定し、リンク42
が連結されていると削除は中止して記録内容を消去す
る。
【0035】前記文書登録手段29は、“登録”のメニ
ュー54に対応しており、このメニュー54がポインテ
ィングされると、新規の文書データ41を文書管理手段
24に登録する。このように新規の文書データ41を登
録する場合に前記データ表示手段22により既存の文書
データ41が表示されていると、これらの文書データ4
1を連結するリンク42を前記リンク管理手段25に設
定する。より詳細には、前記ユーザ管理手段23により
認識されている利用者のパスワードを文書IDとリンク
IDとに設定するので、登録される文書データ41は登
録した利用者のみアクセスできるよう管理され、設定さ
れるリンク42は個人リンク42として管理される。
【0036】前記文書送付手段30は、“送付”のメニ
ュー54に対応しており、前記文書管理手段24に管理
されている文書データ41の表示中に、“送付”のメニ
ュー54がポインティングされてから前記データ入力手
段21の手動操作により他の文書データ41が指定され
ると、この指定された文書データ41と表示中の文書デ
ータ41とを連結する公開リンク42をリンク管理手段
25に設定し、表示中の文書データ41にアクセスでき
る利用者を指定された文書データ41と同一に前記文書
管理手段24に設定する。より詳細には、指定された文
書データ41の文書IDに設定されている利用者のパス
ワードを表示中の文書データ41の文書IDに設定し、
これらの文書データ41を連結するリンク42のリンク
IDを生成する。
【0037】前記文書提示手段31は、“提示”のメニ
ュー54に対応しており、前記文書管理手段24に管理
されている文書データ41の表示中に、“提示”のメニ
ュー54がポインティングされてから前記データ入力手
段21の手動操作によりグループホームの文書データ4
1が指定されると、この指定されたグループホームの文
書データ41と表示中の文書データ41とを連結する公
開リンク42をリンク管理手段25に設定し、表示中の
文書データにアクセスできる利用者を指定されたグルー
プホームの文書データ41と同一に前記文書管理手段2
4に設定する。より詳細には、指定された文書データ4
1の文書IDに設定されているグループの分類コードを
表示中の文書データ41の文書IDに設定し、これらの
文書データ41を連結するリンク42のリンクIDを生
成する。
【0038】前記文書設定手段32は、前記文書登録手
段29と共に“フォロー”のメニュー54に対応してお
り、前記文書管理手段24に管理されている文書データ
41の表示中に、“フォロー”のメニュー54がポイン
ティングされると、前記文書登録手段29が前記文書管
理手段24に登録する新規の文書データ41と表示中の
文書データ41とを連結するリンク42をリンク管理手
段25に設定し、登録する文書データ41にアクセスで
きる利用者を表示中の文書データ41と同一に文書管理
手段24に設定する。より詳細には、登録する新規の文
書データ41の文書IDを生成し、この文書IDに表示
中の文書データ41の文書IDに設定されているパスワ
ードや分類コードを設定し、これらの文書データ41を
連結するリンク42のリンクIDを生成する。
【0039】前記文書改訂手段33は、前記文書登録手
段29と共に“改訂”のメニュー54に対応しており、
文書データ41の表示中に“改訂”のメニュー54がポ
インティングされると、指定された文書データ41の記
録内容を表示中の文書データ41の記録内容に置換す
る。さらに、この置換される記録内容の文書データ41
を前記文書登録手段29により前記文書管理手段24に
新規に登録させ、この新規に登録される文書データ41
と指定された文書データ41とを連結するリンク42を
リンク管理手段25に設定する。より詳細には、指定さ
れた文書データ41の記録内容に新規の文書IDを付与
し、この文書IDと指定された文書データ41の文書I
Dとを連結するリンク42のリンクIDを生成し、これ
らが完了すると指定された文書データ41の記録内容を
表示中の文書データ41の記録内容に置換する。
【0040】このような構成において、本実施の形態の
データ処理装置1は、多数の利用者が多数のワークステ
ーション3を個々に操作し、一個のファイルサーバ2に
保持したネットワーク43を共用する。このネットワー
ク43は多数の文書データ41をリンク42により連結
した構造からなるので、リンク42により文書データ4
1に順次アクセスすることができる。
【0041】より詳細には、本実施の形態のデータ処理
装置1のデータ処理方法では、図6に示すように、ワー
クステーション3の起動時に利用者がパスワードを入力
するよう設定されており、このパスワードが照合しない
とワークステーション3は動作しない。このパスワード
の照合によりユーザ管理手段23が利用者を認識する
と、ホーム管理手段26により管理されているユーザホ
ームの文書データ41が、文書出力手段27によりデー
タ表示手段22に最初の文書データ41として自動的に
表示される。つまり、利用者が認識されると対応したユ
ーザホームの文書データ41が自動的に表示されるの
で、利用者はネットワーク43を利用した各種作業を自
身に最適な位置から開始することができる。
【0042】このように利用者にユーザホームの文書デ
ータ41が表示される際、図4に示すように、記録内容
51にリンク42のメニュー52が表示されるので、こ
のメニュー52がデータ入力手段21の手動操作により
ポインティングされると、そのリンク42により連結さ
れた文書データ41がデータ表示手段22に表示され
る。
【0043】この時、アクセスできるリンク42と文書
データ41とは、ユーザ管理手段23により認識された
利用者に対応して規制される。例えば、同一の文書デー
タ41を二人の利用者が閲覧した場合、そこに表示され
るリンク42のメニュー52は利用者により相違するこ
ともある。つまり、利用者は各々に許可されたリンク4
2や文書データ41しかアクセスできないので、例え
ば、個人的な文書データ41が他の利用者に閲覧される
ことや改訂されることを防止でき、リンク42の不当な
編集も防止できる。特に、個人リンク42は設定した利
用者しかアクセスできないので、多数の利用者が共用す
る文書データ41にメモ等の個人的な文書データ41を
連結するようなことができる。
【0044】また、ユーザ管理手段23は利用者が所属
するグループも認識するので、アクセスできる文書デー
タ41が文書管理手段24によりグループの文書データ
41に規制され、例えば、グループで機密の文書データ
41に部外者がアクセスすることを防止できる。利用者
は所属するグループの文書データ41は自由に閲覧する
ことができるが、そこでも個人的に禁止された文書デー
タ41は閲覧することができず、他のグループの文書デ
ータ41でも個人的に許可された文書データ41は閲覧
することができる。
【0045】また、ユーザホームの文書データ41が表
示された場合、そのグループホームの文書データ41に
アクセスできるリンク42のメニュー53も記録内容5
1の下方に表示される。このメニュー53がポインティ
ングされるとグループホームの文書データ41が表示さ
れるので、利用者はグループホームの文書データ41に
は簡易に移行することができる。このようなリンク42
は、予め設定しておくことも可能であるが、その場で生
成することも容易である。
【0046】さらに、各種の特殊処理のメニュー54も
表示されるので、そのメニュー54がポインティングさ
れると対応する特殊処理が実行される。例えば、“登
録”のメニュー54がポインティングされると文書登録
手段29が作動し、新規の文書データ41が文書管理手
段24に登録される。このように新規の文書データ41
が登録される場合に既存の文書データ41が表示されて
いると、これらの文書データ41が個人リンク42によ
り自動的に連結される。このため、他の利用者がアクセ
スできない個人的な文書データ41を容易に登録するこ
とができ、この新規の文書データ41には表示中の文書
データ41から容易にアクセスすることができる。
【0047】また、既存の文書データ41の表示中に
“送付”のメニュー54がポインティングされると文書
送付手段30が作動し、この状態でデータ入力手段21
の手動操作により他の文書データ41が指定されると、
この指定された文書データ41と表示中の文書データ4
1とが公開リンク42により連結され、指定された文書
データ41の利用者が表示中の文書データ41にアクセ
スできるよう設定される。つまり、文書データ41の表
示中に他の利用者の文書データ41を指定すれば、この
文書データ41の利用者が表示中の文書データ41にア
クセスできるようになるので、表示中の文書データ41
を所望の利用者に送付することができる。
【0048】また、既存の文書データ41の表示中に
“提示”のメニュー54がポインティングされると文書
提示手段31が作動し、この状態でデータ入力手段21
の手動操作により既存のグループホームの文書データ4
1が指定されると、この指定されたグループホームの文
書データ41と表示中の文書データ41とが公開リンク
42により連結され、指定されたグループホームの文書
データ41の利用者が表示中の文書データ41にアクセ
スできるよう設定される。つまり、文書データ41の表
示中に他のグループホームの文書データ41を指定すれ
ば、そのグループの利用者が表示中の文書データ41に
もアクセスできるようになるので、表示中の文書データ
41を所望のグループに提示することができる。
【0049】また、既存の文書データ41の表示中に
“フォロー”のメニュー54がポインティングされると
文書設定手段32が作動し、新規に登録される文書デー
タ41と表示中の文書データ41とが公開リンク42に
より連結され、利用者を表示中の文書データ41の利用
者が登録する文書データ41にアクセスできるよう設定
される。つまり、文書データ41の表示中に新規の文書
データ41を登録すると、表示中の文書データ41から
登録する文書データ41にアクセスできるようになるの
で、この作業を実行する利用者は磁気の文書データ41
に容易にアクセスすることができる。
【0050】また、既存の文書データ41の表示中に
“改訂”のメニュー54がポインティングされると文書
改訂手段33が作動し、この状態でデータ入力手段21
の手動操作により他の文書データ41が指定されると、
この指定された文書データ41の記録内容で新規の文書
データ41が生成され、これらの文書データ41がリン
ク42により連結され、指定された文書データ41の記
録内容が表示中の文書データ41の記録内容に置換され
る。このため、既存の文書データ41の記録内容を所望
により改訂することができ、改訂以前の記録内容は容易
にアクセスできる状態で保存されるので、文書データ4
1を復元できる状態で改訂することができる。
【0051】また、“削除”のメニュー54がポインテ
ィングされると文書削除手段34が作動し、この状態で
データ入力手段21の手動操作により指定された文書デ
ータ41が文書管理手段24から削除される。しかし、
この削除する文書データ41に連結されたリンク42の
有無が判定され、リンク42が連結されていると削除は
中止されて記録内容が消去される。このため、ネットワ
ーク43を分断することなく文書データ41の少なくと
も記録内容を消去することができ、ファイルサーバ2の
記憶領域を節約することができる。
【0052】さらに、本実施の形態のデータ処理装置1
は、上述のようなメニュー54の操作に対応した特殊処
理の他、動作モードに対応して自動的なメンテナンス処
理を定期的に実行する。つまり、予め設定されたメンテ
ナンス時間が到来すると文書検出手段28が作動し、全
部のユーザホームとグループホームとの文書データ41
からアクセスされない文書データ41が検出される。こ
の時、文書削除がメンテナンスの動作モードとして設定
されていると文書削除手段34が作動し、検出された文
書データ41が文書管理手段24から削除される。この
ため、どの利用者もアクセスできない無用な文書データ
41を自動的に削除することができ、ファイルサーバ2
の記憶領域を節約することができる。
【0053】しかし、文書回収がメンテナンスの動作モ
ードとして設定されていると文書回収手段35が作動
し、検出された文書データ41と所定の文書データ41
とがリンク42により連結される。このため、どの利用
者もアクセスできない文書データ41がアクセスできる
状態に設定されるので、必要な文書データ41の喪失を
防止することができ、無用な場合は確認してから削除す
ることができる。このように文書データ41を連結する
所定の文書データ41としては、メンテナンス作業を実
行する利用者のユーザホームや、多数の利用者がアクセ
スするグループホームが適している。
【0054】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、各種の変形を許容する。例えば、ここではデ
ータ処理装置1として一個のファイルサーバ2と複数の
ワークステーション3とを接続した形態を想定したが、
本案は多数の利用者がネットワーク43を共用するもの
であれば良く、例えば、多数の利用者が共用する一個の
マイクロコンピュータ等にも適用される。また、ここで
は文書データ41がテキストを基本とすることを想定し
たが、これを音声や画像のみで形成することも可能であ
る。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、複数の利用者を
個々に認識するユーザ管理手段を設け、複数の利用者の
各々に一つの文書データをユーザホームとして管理する
ホーム管理手段を設け、利用者が認識されると最初に表
示される文書データを対応するユーザホームの文書デー
タとする文書出力手段を設けたことにより、利用者が認
識されると対応するユーザホームの文書データが最初に
表示されるので、利用者は各種作業を適正な文書データ
から開始することができる。
【0056】請求項2記載の発明では、ユーザ管理手段
は、利用者が所属する複数のグループも管理し、ホーム
管理手段は、複数のグループの各々に一つの文書データ
をグループホームとして管理し、文書出力手段は、ユー
ザホームの文書データと共にグループホームの文書デー
タにアクセスできるリンクを表示させることにより、利
用者はユーザホームの文書データからグループホームの
文書データに簡易にアクセスすることができ、グループ
の利用者に所定の記録内容を提示するようなことを簡易
に実現できる。
【0057】請求項3記載の発明では、全部のユーザホ
ームとグループホームとの文書データからアクセスされ
ない文書データを検出する文書検出手段を設け、検出さ
れた文書データを文書管理手段から削除する文書削除手
段を設けたことにより、どの利用者もアクセスできない
無用な文書データを削除することができるので、文書管
理手段の負担を軽減することができる。
【0058】請求項4記載の発明では、全部のユーザホ
ームとグループホームとの文書データからアクセスされ
ない文書データを検出する文書検出手段を設け、検出さ
れた文書データと所定の文書データとを連結するリンク
をリンク管理手段に設定する文書回収手段を設けたこと
により、どの利用者もアクセスできない文書データがア
クセスできるようになるので、必要な文書データの喪失
を防止することができ、無用な文書データは確認してか
ら削除することができる。
【0059】請求項5記載の発明は、複数の利用者を個
々に認識するユーザ管理手段を設け、文書管理手段は、
認識された利用者に対応してアクセスできる文書データ
を規制することにより、複数の利用者がネットワークを
共用する場合でも、アクセスできる文書データを個人単
位で規制することができ、例えば、個人的な文書データ
を秘密に保存するようなことができる。
【0060】請求項6記載の発明では、複数の利用者の
各々に一つの文書データをユーザホームとして管理する
と共に、利用者が所属する複数のグループの各々に一つ
の文書データをグループホームとして管理するホーム管
理手段を設け、ユーザ管理手段は、利用者が所属する複
数のグループも管理し、ホーム管理手段は、複数の利用
者の各々に一つの文書データをユーザホームとして管理
すると共に、利用者が所属する複数のグループの各々に
一つの文書データをグループホームとして管理し、文書
管理手段は、利用者がアクセスできる文書データをグル
ープに対応して規制することにより、複数のグループが
ネットワークを共用する場合でも、アクセスできる文書
データをグループ単位で規制することができ、例えば、
あるグループの文書データを部外秘に保存するようなこ
とができる。
【0061】請求項7記載の発明では、文書管理手段に
管理されている文書データの表示中に他の文書データが
指定されると、指定された文書データと表示中の文書デ
ータとを連結するリンクをリンク管理手段に設定し、表
示中の文書データにアクセスできる利用者を指定された
文書データと同一に文書管理手段に設定する文書送付手
段を設けたことにより、表示中の文書データを他の利用
者がアクセスできるよう設定できるので、所望の文書デ
ータを他の利用者に送付することができる。
【0062】請求項8記載の発明では、文書管理手段に
管理されている文書データの表示中に既存のグループホ
ームの文書データが指定されると、指定されたグループ
ホームの文書データと表示中の文書データとを連結する
リンクをリンク管理手段に設定し、表示中の文書データ
にアクセスできる利用者を指定されたグループホームの
文書データと同一に文書管理手段に設定する文書提示手
段を設けたことにより、表示中の文書データを他のグル
ープがアクセスできるよう設定できるので、所望の文書
データを他のグループに提示することができる。
【0063】請求項9記載の発明では、新規の文書デー
タを文書管理手段に登録する文書登録手段を設け、文書
管理手段に管理されている文書データの表示中に新規の
文書データが登録される場合、登録される文書データと
表示中の文書データとを連結するリンクをリンク管理手
段に設定し、登録する文書データにアクセスできる利用
者を表示中の文書データと同一に文書管理手段に設定す
る文書設定手段を設けたことにより、新規に登録する文
書データが表示中の文書データからアクセスできるよう
設定されるので、文書データを表示させている利用者が
簡易にアクセスできる状態に新規の文書データを登録で
きる。
【0064】請求項10記載の発明は、複数の利用者を
個々に認識するユーザ管理手段を設け、リンク管理手段
は、アクセスできる利用者を規制する個人リンクと規制
しない公開リンクとを区別して管理することにより、複
数の利用者がネットワークを共用する場合でも、アクセ
スできるリンクを個人単位で規制することができ、例え
ば、個人的な文書データを秘密に保存するようなことが
できる。
【0065】請求項11記載の発明では、文書管理手段
に管理されている文書データの表示中に新規の文書デー
タを文書管理手段に登録する文書登録手段を設け、この
文書登録手段は、登録する文書データと表示中の文書デ
ータとを連結する個人リンクをリンク管理手段に設定す
ることにより、新規に登録する文書データが表示中の文
書データに利用者のみアクセスできる個人リンクで連結
されるので、文書データを表示させている利用者のみ簡
易にアクセスできる状態に新規の文書データを登録でき
る。
【0066】請求項12記載の発明は、文書データの表
示中に他の文書データが指定されると、指定された文書
データの記録内容を表示中の文書データの記録内容に置
換すると共に、この置換される記録内容の文書データを
文書管理手段に新規に登録し、この新規に登録される文
書データと指定された文書データとを連結するリンクを
リンク管理手段に設定する文書改訂手段を設けたことに
より、既存の文書データの記録内容を所望により改訂す
ることができ、改訂される記録内容は新規の文書データ
として改訂された文書データにリンクで連結されるの
で、所望の文書データの記録内容を復元できる状態で改
訂できる。
【0067】請求項13記載の発明は、指定された文書
データを文書管理手段から削除する文書削除手段を設
け、この文書削除手段は、削除する文書データに連結さ
れたリンクの有無を判定し、ネットワークを分断するこ
となく無用なデータを排除することができ、ネットワー
クのアクセスを阻害することなくデータ容量を削減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のデータ処理装置を示す
模式図である。
【図2】データ処理装置の具体的構造を示すブロック図
である。
【図3】データ処理装置の一部であるワークステーショ
ンのハードウェアを示すブロック図である。
【図4】ディスプレイの表示画面を示す正面図である。
【図5】文書データをリンクで連結したネットワークを
示す模式図である。
【図6】データ処理装置のデータ処理方法を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 データ処理装置 21 データ入力手段 22 データ表示手段 23 ユーザ管理手段 24 文書管理手段 25 リンク管理手段 26 ホーム管理手段 27 文書出力手段 28 文書登録手段 30 文書送付手段 31 文書提示手段 32 文書設定手段 33 文書改訂手段 34 文書削除手段 35 文書回収手段 41 文書データ 42 リンク 43 ネットワーク 51 記録内容

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の文書データを管理する文書管理手
    段と、文書データを関連させるリンクを管理するリンク
    管理手段と、各種データの入力操作を受け付けるデータ
    入力手段と、各種データを表示するデータ表示手段とを
    有し、多数の文書データをリンクにより連結してネット
    ワークを形成し、入力操作に対応してリンクにより文書
    データに順次アクセスし、アクセスされた文書データを
    アクセスできるリンクと共に表示するデータ処理装置に
    おいて、複数の利用者を個々に認識するユーザ管理手段
    を設け、複数の利用者の各々に一つの文書データをユー
    ザホームとして管理するホーム管理手段を設け、利用者
    が認識されると最初に表示される文書データを対応する
    ユーザホームの文書データとする文書出力手段を設けた
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 ユーザ管理手段は、利用者が所属する複
    数のグループも管理し、ホーム管理手段は、複数のグル
    ープの各々に一つの文書データをグループホームとして
    管理し、文書出力手段は、ユーザホームの文書データと
    共にグループホームの文書データにアクセスできるリン
    クを表示させることを特徴とする請求項1記載のデータ
    処理装置。
  3. 【請求項3】 全部のユーザホームとグループホームと
    の文書データからアクセスされない文書データを検出す
    る文書検出手段を設け、検出された文書データを文書管
    理手段から削除する文書削除手段を設けたことを特徴と
    する請求項2記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 全部のユーザホームとグループホームと
    の文書データからアクセスされない文書データを検出す
    る文書検出手段を設け、検出された文書データと所定の
    文書データとを連結するリンクをリンク管理手段に設定
    する文書回収手段を設けたことを特徴とする請求項2記
    載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 多数の文書データを管理する文書管理手
    段と、文書データを関連させるリンクを管理するリンク
    管理手段と、各種データの入力操作を受け付けるデータ
    入力手段と、各種データを表示するデータ表示手段とを
    有し、多数の文書データをリンクにより連結してネット
    ワークを形成し、入力操作に対応してリンクにより文書
    データに順次アクセスし、アクセスされた文書データを
    アクセスできるリンクと共に表示するデータ処理装置に
    おいて、複数の利用者を個々に認識するユーザ管理手段
    を設け、前記文書管理手段は、認識された利用者に対応
    してアクセスできる文書データを規制することを特徴と
    するデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 複数の利用者の各々に一つの文書データ
    をユーザホームとして管理すると共に、利用者が所属す
    る複数のグループの各々に一つの文書データをグループ
    ホームとして管理するホーム管理手段を設け、ユーザ管
    理手段は、利用者が所属する複数のグループも管理し、
    前記ホーム管理手段は、複数の利用者の各々に一つの文
    書データをユーザホームとして管理すると共に、利用者
    が所属する複数のグループの各々に一つの文書データを
    グループホームとして管理し、文書管理手段は、利用者
    がアクセスできる文書データをグループに対応して規制
    することを特徴とする請求項5記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 文書管理手段に管理されている文書デー
    タの表示中に他の文書データが指定されると、指定され
    た文書データと表示中の文書データとを連結するリンク
    をリンク管理手段に設定し、表示中の文書データにアク
    セスできる利用者を指定された文書データと同一に前記
    文書管理手段に設定する文書送付手段を設けたことを特
    徴とする請求項5記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 文書管理手段に管理されている文書デー
    タの表示中に既存のグループホームの文書データが指定
    されると、指定されたグループホームの文書データと表
    示中の文書データとを連結するリンクをリンク管理手段
    に設定し、表示中の文書データにアクセスできる利用者
    を指定されたグループホームの文書データと同一に前記
    文書管理手段に設定する文書提示手段を設けたことを特
    徴とする請求項6記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 新規の文書データを文書管理手段に登録
    する文書登録手段を設け、文書管理手段に管理されてい
    る文書データの表示中に新規の文書データが登録される
    場合、登録される文書データと表示中の文書データとを
    連結するリンクをリンク管理手段に設定し、登録する文
    書データにアクセスできる利用者を表示中の文書データ
    と同一に前記文書管理手段に設定する文書設定手段を設
    けたことを特徴とする請求項5記載のデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 多数の文書データを管理する文書管理
    手段と、文書データを関連させるリンクを管理するリン
    ク管理手段と、各種データの入力操作を受け付けるデー
    タ入力手段と、各種データを表示するデータ表示手段と
    を有し、多数の文書データをリンクにより連結してネッ
    トワークを形成し、入力操作に対応してリンクにより文
    書データに順次アクセスし、アクセスされた文書データ
    をアクセスできるリンクと共に表示するデータ処理装置
    において、複数の利用者を個々に認識するユーザ管理手
    段を設け、前記リンク管理手段は、アクセスできる利用
    者を規制する個人リンクと規制しない公開リンクとを区
    別して管理することを特徴とするデータ処理装置。
  11. 【請求項11】 文書管理手段に管理されている文書デ
    ータの表示中に新規の文書データを前記文書管理手段に
    登録する文書登録手段を設け、この文書登録手段は、登
    録する文書データと表示中の文書データとを連結する個
    人リンクをリンク管理手段に設定することを特徴とする
    請求項10記載のデータ処理装置。
  12. 【請求項12】 多数の文書データを管理する文書管理
    手段と、文書データを関連させるリンクを管理するリン
    ク管理手段と、各種データの入力操作を受け付けるデー
    タ入力手段と、各種データを表示するデータ表示手段と
    を有し、多数の文書データをリンクにより連結してネッ
    トワークを形成し、入力操作に対応してリンクにより文
    書データに順次アクセスし、アクセスされた文書データ
    をアクセスできるリンクと共に表示するデータ処理装置
    において、文書データの表示中に他の文書データが指定
    されると、指定された文書データの記録内容を表示中の
    文書データの記録内容に置換すると共に、この置換され
    る記録内容の文書データを前記文書管理手段に新規に登
    録し、この新規に登録される文書データと指定された文
    書データとを連結するリンクを前記リンク管理手段に設
    定する文書改訂手段を設けたことを特徴とするデータ処
    理装置。
  13. 【請求項13】 多数の文書データを管理する文書管理
    手段と、文書データを関連させるリンクを管理するリン
    ク管理手段と、各種データの入力操作を受け付けるデー
    タ入力手段と、各種データを表示するデータ表示手段と
    を有し、多数の文書データをリンクにより連結してネッ
    トワークを形成し、入力操作に対応してリンクにより文
    書データに順次アクセスし、アクセスされた文書データ
    をアクセスできるリンクと共に表示するデータ処理装置
    において、指定された文書データを前記文書管理手段か
    ら削除する文書削除手段を設け、この文書削除手段は、
    削除する文書データに連結されたリンクの有無を判定
    し、リンクが連結されていると削除を中止して記録内容
    を消去することを特徴とするデータ処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7398750B2 (en) 2003-08-22 2008-07-15 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Valve mechanism for internal combustion engine

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WO1994029803A1 (en) * 1993-06-03 1994-12-22 Taligent, Inc. Place object system

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