JPH09212461A - データ転送制御方法 - Google Patents

データ転送制御方法

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JPH09212461A
JPH09212461A JP8012790A JP1279096A JPH09212461A JP H09212461 A JPH09212461 A JP H09212461A JP 8012790 A JP8012790 A JP 8012790A JP 1279096 A JP1279096 A JP 1279096A JP H09212461 A JPH09212461 A JP H09212461A
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JP
Japan
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data
processing device
storage capacity
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data transfer
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Application number
JP8012790A
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English (en)
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Nobuyuki Tsukagoshi
越 信 幸 塚
Takashi Oshiyama
山 隆 押
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International Business Machines Corp
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/16Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4004Coupling between buses
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶容量が比較的大きな第1の装置から記憶
容量が比較的小さな第2の装置にデータを転送するため
のデータ転送制御方法を提供する。 【解決手段】 記憶容量が比較的大きな第1の記憶装置
を持つ第1の処理装置から記憶容量が比較的小さな第2
の記憶装置を持つ処理装置にデータを転送するためのデ
ータ転送制御方法において、(a)前記第1の記憶装置
に保管されたデータ(但し、データ中の各レコードは日
付情報を含んでいるものとする)を読み出す段階と、
(b)読み出したデータのうち現在の日付から所定期間
内のレコードのみをテンポラリ・ファイルに格納する段
階と、(c)テンポラリ・ファイルのサイズが前記第2
の記憶装置の許容範囲内か否かを判断する段階と、
(d)段階(c)における判断結果が肯定的であればテ
ンポラリ・ファイルを前記第2の処理装置に転送し、否
定的であればテンポラリ・ファイルを前記第2の処理装
置に転送しない段階と、を含むことを特徴とするデータ
転送制御方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの装置間でデ
ータを転送するためのデータ転送制御方法に係り、特
に、記憶容量が比較的大きな第1の処理装置から記憶容
量が比較的小さな第2の処理装置にデータを転送するた
めのデータ転送制御方法に関する。更に詳しくは、本発
明は、記憶容量が比較的大きな第1の処理装置から記憶
容量が比較的小さな第2の処理装置にデータを転送する
際に、両者間の記憶容量のギャップを考慮に入れてデー
タ転送するデータ転送制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の技術革新に伴い、デスクトップ
型、ノートブック型など各種パーソナル・コンピュータ
(以下、「PC」という)が開発され市販されている。
【0003】既に周知なように、これらPCはアプリケ
ーション・プログラムを実行することにより、様々な用
途に適用される。文章を作成するためのワープロ・ソフ
トや、集計計算のためのデータベース・ソフトは、アプ
リケーション・プログラムの最たる例である。アプリケ
ーション・プログラムの形態は多様化を極めている。最
近では、スケジュールや電話帳/住所録、備忘録など、
ユーザの個人情報の管理を支援するための機能を持つア
プリケーションもある。いわゆるPIM(personal Inf
ormation manager)は、データを総合的に管理する個人
情報管理ソフトである。PIMによれば、会う人の所属
企業をスケジューラに書き込み、一方でその所属企業の
名称が変わったことを住所録の方に入力すると、スケジ
ューラの記述も連動して変わる。"Lotus_オーガ
ナイザー"はPIMソフトの一例である。
【0004】一方、PCのハードウェアの形態も多様化
を極めている。例えば日本アイ・ビー・エム(株)が市
販するPCカード"ChipCard"(図7参照)は、
PCMCIA/JEIDA/*/が策定した標準仕様に準
拠したPCカードであるが、CPUを内蔵するなどPC
アーキテクチャで設計されており、単独(スタンド・ア
ロン)でも使うことができる点に大きな特徴がある。C
hipCardは、PC(ホスト・マシン)内のカード
・スロットに装着している間はメモリ・カードとして機
能する。ChipCardを装着したホスト・マシン側
では、PIMソフトによって編集した個人情報(例えば
カレンダ、スケジュール管理、時計、電話帳、名刺管理
など)をChipCardにダウンロードする他、カー
ド内に蓄積されたデータを参照したり編集したりするこ
とも可能である。一方、ChipCardをカード・ス
ロットから取り外したスタンド・アロンの状態では、内
蔵CPUが独自に稼働し、ダウンロード済みの個人情報
を参照可能な電子手帳として利用される。当然、カード
上に備わったユーザ・インターフェース(すなわち液晶
表示パネルとキー・パッド)を介して、データの更新を
行うことも可能である。
【0005】略言すれば、ChipCardはメモリ・
カードと電子手帳という両側面を持っている訳である。
このようなカードを開発した理由は、通常のPC(以
下、「ホスト・マシン」ともいう)で管理しているデー
タをモービル環境でそのまま利用するためでもある。ユ
ーザは、フル・サイズのキーボードと大画面ディスプレ
イを持ったホスト・マシン上でデータベースを作成する
ことができる。作成されたデータベースは、例えばホス
ト・マシン内のハード・ディスク等に一旦セーブされる
が、ダウンロード用のユーティリティ・プログラムなど
を用いることによって、PCカード・スロットに装着し
たChipCardにデータを転送することもできる。
斯かして、ユーザは、ChipCardを携行すること
によって、モービル環境下でも、PC上で作成されたデ
ータを参照したり一部更正したりすることができる訳で
ある。
【0006】*PCMCIA/JEIDA:PCMCI
Aは"Personal Computer Memory Card International A
ssociation(PCメモリ・カード国際協会)"の略であ
り、JEIDAは"Japan ElectronicIndustry Developm
ent Association(日本電子工業振興協会)"の略であ
る。PCMCIAとJEIDAは共同でPCカードの標
準化に取り組んでいる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ChipCardは、
小型軽量な"PC"であることを大きな特徴とするが、こ
の特徴は種々のトレード・オフを伴っている。
【0008】トレード・オフの1つは記憶容量が限られ
ている点である。例えば、デスクトップPCやノートブ
ックPCであれば、ハード・ディスクを装着することに
より、数百MBから数GB程度の記憶容量を比較的容易
に確保することができよう。これに対してChipCa
rdの場合、サイズや重量などの厳しい制約条件のた
め、利用可能な記憶手段はSRAMのような小容量(数
百KB)の記憶素子に限定されてしまう。すなわち、ホ
スト・マシンとChipCardとの記憶容量のギャッ
プは著しいのである。
【0009】ユーザは、ホスト・マシン上では、記憶容
量の制約がないため、データベース・ソフトを用いて巨
大サイズのデータベースを作成することができる。例え
ばLotus_オーガナイザーなどのPIMによって数
か月分、あるいは1年以上のスケジュール管理データベ
ース(例えばダイヤリーやTODOなど)を編集すると
ともに、HDDに蓄積しておくことが可能である。一
方、ChipCardは小容量であり、1つのアプリケ
ーション(例えば「データ・ビューワー」などのスケジ
ュール管理ソフト)のために割くことができる容量は百
KB程度に過ぎない。もし、ホスト・マシン側のデータ
転送用ユーティリティ・プログラムが、このような両者
間の記憶容量のギャップを考慮せずに、巨大サイズのま
まデータ転送を敢行したならば、他の記憶領域に上書き
されて正常なデータを破壊してしまうなど、不測の事態
を招来しかねない。
【0010】本発明はこのような問題点に勘案してなさ
れたものであり、その主な目的は、2つの装置間でデー
タを転送するための、優れたデータ転送制御方法を提供
することにある。
【0011】本発明の更なる目的は、記憶容量が比較的
大きな第1の処理装置から記憶容量が比較的小さな第2
の処理装置にデータを転送するための、優れたデータ転
送制御方法を提供することにある。
【0012】本発明の更なる目的は、記憶容量が比較的
大きな第1の処理装置から記憶容量が比較的小さな第2
の処理装置にデータを転送する際に、両者間の記憶容量
のギャップを考慮に入れてデータ転送することができる
データ転送制御方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、記憶容量が比較的大きな第1の処理装置から記憶容
量が比較的小さな第2の処理装置にデータを転送するた
めのデータ転送制御方法において、転送データに含まれ
る属性情報に基づいて、転送データのうち第2の処理装
置の記憶容量に見合った量だけを取捨選択して第2の装
置に転送する、ことを特徴とするデータ転送制御方法で
ある。
【0014】また、本発明の第2の側面は、記憶容量が
比較的大きな第1の処理装置から記憶容量が比較的小さ
な第2の処理装置に日付情報を含んだデータを転送する
ためのデータ転送制御方法において、転送データのうち
現在の日付を含んだ所定期間内のレコードのみを第2の
処理装置に転送する、ことを特徴とするデータ転送制御
方法である。
【0015】また、本発明の第3の側面は、記憶容量が
比較的大きな第1の記憶装置を持つ第1の処理装置から
記憶容量が比較的小さな第2の記憶装置を持つ処理装置
にデータを転送するためのデータ転送制御方法におい
て、(a)前記第1の記憶装置に保管されたデータ(但
し、データ中の各レコードは日付情報を含んでいるもの
とする)を読み出す段階と、(b)読み出したデータの
うち現在の日付から所定期間内のレコードのみをテンポ
ラリ・ファイルに格納する段階と、(c)テンポラリ・
ファイルのサイズが前記第2の記憶装置の許容範囲内か
否かを判断する段階と、(d)段階(c)における判断
結果が肯定的であればテンポラリ・ファイルを前記第2
の処理装置に転送し、否定的であればテンポラリ・ファ
イルを前記第2の処理装置に転送しない段階と、を含む
ことを特徴とするデータ転送制御方法である。
【0016】また、本発明の第4の側面は、記憶容量が
比較的大きな第1の処理装置から記憶容量が比較的小さ
な第2の処理装置にデータを転送するためのデータ転送
制御方法において、転送データのうち所定の抽出条件に
合致したレコードのみを選択的に第2の処理装置に転送
する、ことを特徴とするデータ転送制御方法である。
【0017】しかして、本発明に係るによれば、転送デ
ータに含まれる属性情報に基づいて、転送データのうち
第2の装置の記憶容量に見合った量だけを取捨選択して
第2の装置に転送するようになっている。あるいは、日
付情報を含んだデータを転送する際には、転送データ全
体ではなく、そのうち現在の日付から所定期間内のレコ
ードのみを第2の処理装置に転送するようになってい
る。例えばダイヤリーやTODOに関連するファイルの
場合、日付を所定期間内(例えば転送を行う現在日時か
ら向こう1ヶ月以内)に限定することによって、転送デ
ータのサイズをある範囲内に抑制することができる。ま
た、取捨選択された転送データが既に第2の記憶装置の
許容範囲を越えている場合には転送は行わないようにも
なっている。換言すれば、第2の処理装置側が受け入れ
難い厖大量のデータを無理に転送することはない訳であ
る。したがって、第2の記憶装置中の他の記憶領域に上
書きされて正常なデータを破壊してしまうなど、不測の
事態を招来する心配は全くない。
【0018】なお、後述する本発明の実施例では、第1
の処理装置はパーソナル・コンピュータ(PC)に、第
1の記憶装置はPCに内蔵されたハード・ディスク装置
に、第2の処理装置はCPUを内蔵し独立駆動可能なP
Cカード(例えば日本アイ・ビー・エム(株)製の"C
hipCard")に、第2の記憶装置はPCカードに
内蔵されたSRAMチップに、それぞれ相当している。
また、両処理装置間で転送されるデータは、Lotus
_オーガナイザー等のPIMソフトによって編集された
ダイヤリーやTODOリストであってもよい。
【0019】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0021】A.ハードウェア構成:まず、本発明を実
現するためのハードウェア構成について説明する。図1
には、本発明の実施に供される情報処理装置のハードウ
ェア構成を概略的に示している。該情報処理装置は、P
Cカード100と、PCカード100を装着可能なホス
ト・マシン200とで構成される。
【0022】ホスト・マシン200は、通常のパーソナ
ル・コンピュータでよい。メイン・コントローラである
CPU21は、オペレーティング・システム(OS)の
制御下で、各種プログラムを実行するようになってい
る。ここで、CPU21は、例えば米Intel社が市
販するCPUチップ"Pentium/1xxMHz"で
よい。CPU21は、バス22を介して各部と連絡して
いる。
【0023】ホスト・マシン200は、メモリとしてR
AM23とROM24を備えている。RAM23は、C
PU21が実行する各プログラム(OSやアプリケーシ
ョン・プログラムなど)をロードしたり、CPU21の
作業データを格納したりするための書き込み可能な揮発
性メモリである。一般には、比較的低コストで大容量を
入手可能なDRAM(ダイナミックRAM)がRAM2
3に用いられる。RAM23の容量は、数MB〜数十M
B程度である。ROM24は、製造時に書き込みデータ
が決められてしまう不揮発性メモリであり、所定のコー
ド(例えばBIOSやPOSTなど)を恒久的に格納す
るために用いられる。また、ホスト・マシン200は、
外部記憶装置としてハード・ディスク装置(HDD)2
5を備えている。HDD25は、数百MBから1GBに
及ぶ厖大に記憶容量を有しており、CPU21が実行す
る多数のプログラム(OSやアプリケーション・プログ
ラムなど)を格納したり、アプリケーションによって編
集されたテキストやデータベースを保管したりするため
に用いられる。データベースの一例は、Lotus_オ
ーガナイザーによって編集されたDIARYファイルや
TODOファイル(後述)等である。
【0024】グラフィック・コントローラ26は、CP
U21からの描画命令を実際に処理するための周辺コン
トローラであり、処理した描画情報を画面バッファ(V
RAM)27に一旦書き込むとともに、VRAM27か
ら描画情報を読み出して表示手段としての液晶表示ディ
スプレイ(LCD)ユニット28に出力するようになっ
ている。
【0025】キーボード/マウス・コントローラ29
は、キーボード30からのスキャン・データや、マウス
27による指示座標値を処理するためのコントローラで
あり、30や31からの入力信号をOSの定義に合致し
た形式に変換してバス22上に送り出すようになってい
る。
【0026】PCMCIAコントローラは、ホスト・マ
シン200とPCカード100との間でシグナル交換を
可能にするためのコントローラ・チップである。
【0027】ホスト・マシン200上では、PIMソフ
ト(例えばLotus_オーガナイザー)を起動するこ
とによって、ダイヤリー、TODO(後述)などの個人
情報に関連するデータベースを編集し、且つディスプレ
イ28上で参照することが可能である。
【0028】一方、PCカード100は、PCMCIA
/JEIDAが策定した標準仕様に準拠した、Type
2又はType3カードである。PCカード100の内
部バス12は、ホスト・マシン200側に備えられたP
Cカード用スロット(図示しない)を介してPCMCI
Aコントローラ32と相互接続されている。
【0029】PCカード100内では、内部バス12を
介して各部が連絡し合っている。
【0030】CPU11は、カード100のメイン・コ
ントローラである。例えばセイコーエプソン製の8ビッ
ト・プロセッサ"SMC−88112"がCPU11に用
いられる。また、CPU11は、カード100がスタン
ド・アロン状態では32KHz又は1MHz程度のクロ
ック速度で稼働し、ホスト・マシンに装着されるとサス
ペンドするように設計されている。
【0031】SRAM13は、CPU11が実行するプ
ログラム(例えばPCカード100を携帯時に個人管理
情報を参照するための「データ・ビューワー・ユーティ
リティ」)をロードしたり、その作業データを格納する
ために用いられる。また、カード100がホスト・マシ
ン200に装着され、CPU11がサスペンドしている
間は、SRAM13はホスト・マシン200の記憶領域
の一部として機能しており、例えばHDD25中の格納
データをダウンロードすることも可能である(ダウンロ
ードには、通常、データ転送用のユーティリティ・プロ
グラムが用いられる:後述)。なお、SRAMは、リフ
レッシュ動作を必要としないスタティック構成の記憶素
子である(周知)。
【0032】ROM14は、不揮発性メモリであり、カ
ード100内の各部をハードウェア操作するためのコー
ドや、製造番号、カード属性情報(CIS)等を恒久的
に格納している。
【0033】I/Oコントローラ15は、PCカード1
00の入出力を制御するためのものであり、より具体的
には、カード100の筐体表面に配されたキーパッドか
らの入力や同表面に配されたLCDパネルへの表示を処
理するようになっている。
【0034】PCカード100は、ホスト・マシン20
0側のスロットに装着している間はCPU11はサスペ
ンド状態に入り、通常のSRAMカードとして利用に供
される。当然、HDD25に格納された個人情報などの
データをダウンロードすることもできる。一方、ホスト
・マシン200から取り外されスタンド・アロンとなっ
たときには、CPU11が稼働して、携行タイプのPC
として機能する。このとき、ダウンロードしておいた個
人情報などをLCDパネル16上で参照することも可能
である。
【0035】なお、PCカード100及びホスト・マシ
ン200を構成するためには、図1に示した以外にも、
インターフェース回路その他多くのハードウェア(例え
ば実時間を計測するためのシステム・クロックなど)が
必要であるが、これらは当業者には周知であり、且つ本
発明の要旨とは関連がないので、本明細書中では省略し
ている。
【0036】B.オペレーション:次に、本発明の作用
について説明する。B−1.個人情報データベース 本発明は、ある側面から略言すれば、ホスト・マシン2
00で編集した転送データのうち、所定の抽出条件に適
ったレコードのみを選択的に抽出して、PCカード10
0側にダウンロードする、というものである。本実施例
では、Lotus_オーガナイザーのようなPIMソフ
トによって編集した個人情報(とりわけダイヤリーやT
ODOなどの日付情報を含んだデータ)をPCカード1
00側に転送する場合に特化して議論することにする。
そこで、この項では、Lotus_オーガナイザーの機
能や、編集した個人情報の性質等の、本実施例の前提と
なる事柄について説明しておく。
【0037】Lotus_オーガナイザーは、既に述べ
たように、個人情報を管理するためのPIMソフトの1
つであり、スケジュール、住所録、備忘録など各種機能
を備えている。
【0038】GUI(グラフィカル・ユーザ・インター
フェース)環境下では、Lotus_オーガナイザーを
始めとする各種アプリケーション・プログラムはアイコ
ン登録され、ディスプレイ28のウインドウ画面上に表
示されている。例えばLotus_オーガナイザー・ア
イコンをダブル・クリックすることによって、Lotu
s_オーガナイザーが起動する。図2、図8及び図9に
は、Lotus_オーガナイザー R2Jによって生成
されたカレンダー画面を示している。該画面は、バイン
ダで閉じられたシステム手帳を模してデザインされてお
り、1日、1週間、1ヶ月、1年等の単位でスケジュー
ルを表示し、入力作業を行えるようになっている(同図
は1ヶ月単位で表示した例)。カレンダの各日付欄に
は、イベントやジョブが表示されている(例えば1月1
2日の欄に14時に記述された『予防接種』など)。
【0039】Lotus_オーガナイザーのカレンダー
は、他のPIMソフトと共用される個人情報データベー
スの中から各日付に該当するレコードを読み出して、カ
レンダー画面上の日付に対応する欄に表示する。個人情
報データベースは、通常、HDD25などに格納されて
いる。日付情報を含んだ個人情報データベースとして、
イベント等が催される日時を管理するための「ダイヤリ
ー」や、各ジョブの進捗状況や締め切り(due da
te)を管理するための「TODO」などが挙げられ
る。ダイヤリーやTODOのデータをカレンダー画面上
で入力することもできる。
【0040】Lotus_オーガナイザーは、自身で入
力・編集した個人情報データベースを、通常はバイナリ
ー形式のファイルにして保管するようになっている。例
えば、96年度のダイヤリーに関するデータはファイル
名"96DIAR.ORG"というバイナリー・ファイル
に保管され、同年度のTODOに関するデータはファイ
ル名"96TODO.ORG"というバイナリー・ファイ
ルの保管される。但し、バイナリー・ファイルは標準的
な手続きでは読み出せない(周知)。このため、Lot
us_オーガナイザーは、他のPIMソフトとのデータ
交換を考慮して、CSV形式(Comma Separ
ated Value Format:レコード内の各
フィールド間がカンマで区切られた形式)に変換する機
能も備えている。バイナリー・ファイル"96DIA
R.ORG"及び"96TODO.ORG"に対応するC
SVファイルは、例えば"96DIAR.CSV"、"9
6TODO.CSV"のように拡張子を変えてセーブさ
れる。
【0041】下表1及び2には、図2、図8及び図9に
カレンダー表示されたダイヤリー・ファイル及びTOD
Oファイルの内容(すなわち"96DIAR.CSV"
と"96TODO.CSV")を表計算ソフト(例えば"
Microsoft_Excel")によって表形式に
再編集したものを示している。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】[表1]は"96DIAR.CSV"の内容
を示しているが、各1行が1つのレコードに該当する。
すなわち、ダイヤリーに関するデータベース上では、各
イベント毎に1レコードが用意されている。各レコード
は、イベントの内容を記述するための"Descrip
tion"フィールドと、イベントの開始・終了それぞ
れの日時を記述するための"StartDateTim
e"フィールド及び"EndDateTime"フィール
ドなどで構成される。"96DIAR.CSV"ファイル
上ではこれら各フィールド間はカンマで区切られてい
る。
【0045】また、[表2]は"96TODO.CSV"
を示しているが、各1行が1つのレコードに該当する。
すなわち、TODOに関するデータベース上では、各ジ
ョブごとに1レコードが用意されている。各レコード
は、ジョブの内容を記述するための"Descript
ion"フィールドと、ジョブの発生日時を記述するた
めの"StartDate"フィールドと、ジョブの締め
切り日時を記述するための"DueDate"フィールド
と、ジョブの優先順位を記述するための"Priori
ty"フィールドと、ジョブが完了した日時を記述する
ための"CompletionDate"フィールドと、
ジョブの現在の進捗状況を記述するための"Statu
s"フィールドなどで構成される。"96TODO.CS
V"ファイル上ではこれら各フィールド間はカンマで区
切られている。
【0046】次項を参照する上で、CSV形式ファイル
の各レコードから所定フィールドの内容を読み出すこと
は容易である、という点に留意されたい。
【0047】B−2.データ転送オペレーション 本発明は、例えば、PIMソフトにより編集されたCS
V形式のデータを、ホスト・マシン200からPCカー
ド100に転送するためのデータ転送ユーティリティ・
プログラム、という形態で実現される。記憶容量に制限
のないホスト・マシン200で編集された各個人情報
(例えば"96DIAR.CSV"と"96TODO.C
SV")は比較的厖大なサイズである。これに対して、
PCカード100内の記憶領域は、SRAM13が与え
る百数十KB程度(例えば128KB)に過ぎない。本
発明に係るデータ転送ユーティリティ・プログラムは、
日付情報などの所定の抽出条件を基に、データベースの
うち必要とされる一部分のレコードのみをPCカード1
00に転送する、というものである。以下、図3〜図6
を参照しながら、詳細に説明する。
【0048】図3は、データ転送ユーティリティ・プロ
グラムのグローバル・ルーチンをフローチャート化した
ものである。
【0049】GUI環境下では、データ転送ユーティリ
ティ・プログラムはアイコン登録され、ディスプレイ2
8のウインドウ画面上に表示されている(図示しな
い)。例えばこのユーティリティ・アイコンをダブル・
クリックすることによってデータ転送ユーティリティ・
プログラムが起動され、一連の処理が開始される(ステ
ップS100)。
【0050】起動したユーティリティ・プログラムは、
まず、転送制御ファイルを読み出してくる(ステップS
200)。ここで、転送制御ファイルとは、ダイヤリー
やTODOに関連する各データベースのフォーマット・
タイプや抽出条件、格納ファイル名などを記述したファ
イルである。抽出条件とは、例えばPCカード200に
転送すべき期間(すなわち起点年月日と終点年月日)で
ある。自動設定(デフォルト)時の抽出条件は、転送を
行う現在日時を起点とした向こう1ヶ月間(例えば現在
が1996年1月8日であれば、今日から2月7日まで
のもの)である。下表3には、転送制御ファイルの内容
を表形式にして示している。抽出条件(すなわち起点年
月日と終点年月日)が自動設定時の場合には、当該フィ
ールドは"*"で埋め尽くされている。なお、データ転送
ユーティリティ・プログラムは、図4に示すように、転
送制御ファイルの内容を画面表示して、適宜修正できる
ようにしてもよい。
【0051】
【表3】
【0052】[表3]に示した転送制御ファイルから
は、例えば、 1:ダイヤリーに関連するデータベースが、OR2とい
うフォーマット・タイプ(すなわちオーガナイザー R
2J)にて、"96DIAR.CSV"というファイル名
でドライブAに保管されていること、 2:TODOに関連するデータベースが、OR2という
フォーマット・タイプにて、"96TODO.CSV"で
ドライブAに保管されていること、 3:これらデータベースの抽出条件は自動設定であるこ
と、などが判る。
【0053】次いで、ステップS300では、フォーマ
ット・ファイルを読み出し、転送制御ファイルに示され
たフォーマット・タイプに関連した情報を取得する。こ
こでいうフォーマット・タイプに関連した情報とは、各
フォーマット・タイプでは、"StartDateTi
me"、"DUeDate"、"Description"
といった転送制御に必要な情報を格納するフィールドが
レコードの何番目にあるか、などの情報を指す。CSV
形式のファイルはレコード中の各フィールドがカンマで
区切られているので、順番が特定されたフィールドを取
り出すことは容易である。
【0054】次いで、ステップS400では、"96D
IAR.CSV"や"96TODO.CSV"といった転
送対象となる元のデータ・ファイルを読み出して、一旦
自身の作業エリアに書き込んでおく。
【0055】次いで、ステップS500では、"96D
IAR.CSV"や"96TODO.CSV"のファイル
全体のうちから、所定の抽出条件に適ったレコードのみ
を選択的にテンポラリ・ファイルに書き込む。所定の抽
出条件とは、例えば自動設定時における、転送を行う現
在日時を起点とした向こう1ヶ月間である(前述)。但
し、現在日時から1ヶ月という期間は、 1:1ヶ月間のダイヤリーやTODOに関するデータ・
サイズがPCカード100にダウンロードするには適量
である(すなわち転送データのサイズを抑制できる)こ
と、 2:PCカード100を携帯したときにシステム手帳と
して参照したい期間として適量であること、などの経験
則に基づいて定められた設計値に過ぎない。ステップS
500は本発明の中核的な処理ルーチンであるが、その
詳細は後に詳解する。
【0056】次いで、ステップS600では、前ステッ
プS500で作成されたテンポラリ・ファイルが、PC
カード100内のSRAM13の許容範囲内(すなわち
128KB以下)かどうかを判断する。判断結果が否定
的であれば、次ステップS700をスキップして、テン
ポラリ・ファイルの転送を行わずに処理を終了する。無
理にデータ転送したならば、許容範囲を越えたデータ部
分がSRAM13上の他の記憶領域に上書きされるな
ど、不測の事態が発生しかねないからである。
【0057】一方、ステップS600の判断結果が肯定
的であれば、次ステップS700に進んで、テンポラリ
・ファイルをPCカード100に転送し、一連の処理を
終了する。PCカード100にダウンロードされたテン
ポラリ・ファイルは、データ・ビューワー・ユーティリ
ティ・プログラムによってLCDパネル15に表示し、
且つ、キーパッド17を介して編集処理することが可能
である(但し、PCカード100をスタンド・アロン状
態で使用している間)。
【0058】B−3.転送データの処理 この項では、図3のステップS500における処理内容
をさらに詳解する。図5には、ステップS500を細分
化したフローチャートを示している。以下、これについ
て詳解する。
【0059】まず、最初のサブ・ステップS510で
は、転送対象となったデータ・ファイル(例えば"96
DIAR.CSV"や"96TODO.CSV")から、
1レコードだけを読み出してくる。
【0060】次いで、サブ・ステップS520では、読
み出したレコードの中から所定フィールドの内容を取り
出してくる。ここでいう所定フィールドとは、抽出条件
を満たすか否かを判断するために必要なデータを格納し
たフィールドを指す。本実施例では、抽出条件はカレン
ダーの日付情報である。したがって、データ・ファイル
が"96DIAR.CSV"の場合、カレンダーの日付欄
を特定するための日付情報を格納した"StartDa
teTime"フィールドが取り出される。また、デー
タ・ファイルが"96TODO.CSV"の場合、カレン
ダーの日付欄を特定するための日付情報を格納した"D
ueDate"フィールドが取り出される。なお、CS
V形式のファイルはレコード中の各フィールドがカンマ
で区切られているので、順番が特定されたフィールドを
取り出すことは容易である。
【0061】次いで、サブ・ステップS530では、前
ステップS520で取り出されたデータが所定の抽出条
件を満たすかどうかを判断する。本実施例では、抽出条
件はカレンダーの日付情報であり、自動設定時では「転
送を行う現在日時を起点とした向こう1ヶ月間」であ
る。したがって、"96DIAR.CSV"ファイルの場
合には各レコードの"StartDateTime"フィ
ールドが、"96TODO.CSV"ファイルの場合"D
ueDate"フィールドが、それぞれ試行される。
【0062】サブ・ステップS530における判断結果
が肯定的であれば(すなわち該レコードが向こう1ヶ月
以内の予定に関するものであれば)、サブ・ステップS
540では、該レコードをテンポラリ・ファイルに書き
込む。ここでいうテンポラリ・ファイルとは、PCカー
ド100側にダウンロードすべきデータを一時的に蓄積
しておくためのファイルを意味する。
【0063】一方、サブ・ステップS530の判断結果
が否定的であれば(すなわち該レコードが向こう1ヶ月
以外の予定に関するものであれば)、次ステップS54
0はスキップされ、該レコードはテンポラリ・ファイル
には書き込まれず廃棄されたことになる。この結果、該
レコードは、ステップS700(図3参照)でPCカー
ド100に転送されない。
【0064】次いで、サブ・ステップS550では、デ
ータ・ファイル(例えば"96DIAR.CSV"や"9
6TODO.CSV")に未だレコードが残っているか
どうかを判断する。未処理レコードがなければ、分岐Y
esに進んで、ステップS500を完了する。一方、デ
ータ・ファイル中に未だレコードが残っていれば、サブ
・ステップS510にリターンして、次のレコードを読
み出し、同様の処理を繰り返す。
【0065】下表4及び表5には、上表1及び表2に示
したデータ・ファイル"96DIAR.CSV"及び"9
6TODO.CSV"のうち、本データ転送ユーティリ
ティによって抽出されたものをリスト・アップしている
(但し、現在が1996年1月8日で、抽出条件が自動
設定時の場合)。PCカード100側にはこの部分のみ
がダウンロードされることになる訳である。
【0066】
【表4】 ---------------------------------------------------------------------- 年月日 時刻 内容 ====================================================================== 96/01/08 09:30 '96 New Year Kick Off Meeting (社長スヒ゜ーチ:冒頭15分) 96/01/09 12:45 Line Meeting 96/01/12 10:30 打ち合せ 96/01/12 14:00 予防接種 96/01/16 12:45 Line Meeting 96/01/17 09:30 経過観察検診 健康管理室 96/01/21 13:00 法事 96/01/23 12:45 Line Meeting 96/01/24 09:45 技術研修 96/01/25 09:45 技術研修 96/01/26 09:45 技術研修 96/01/30 12:45 Line Meeting 96/01/31 08:50 1才6ヶ月検診 96/02/06 13:00 Line Meeting ----------------------------------------------------------------------
【0067】
【表5】 ---------------------------------------------------------------------- 年月日 優先順位 内容 ====================================================================== 96/01/12 1 週間活動報告 96/01/15 3 週間予定表 96/01/19 1 週間活動報告 96/01/22 3 週間予定表 96/01/26 1 週間活動報告 96/01/29 3 週間予定表 96/02/02 1 週間活動報告 96/02/02 なし OCR & 勤務記録表 96/02/05 3 週間予定表 ----------------------------------------------------------------------
【0068】また、図6には、データ・フローに着目し
て、データ転送ユーティリティ・プログラムの機能をブ
ロック化して示している。以下、これについて説明す
る。
【0069】データ転送ユーティリティ・プログラムが
起動すると、まず、転送制御ファイルを読み出して転送
ファイルのフォーマット・タイプや抽出条件などを獲得
する(図3のステップS200)。また、システム・ク
ロックより現在に日時を取得して、転送すべきレコード
の期間(例えば現在が1996年1月8日であれば1月
8日から2月7まで)を自動設定する。
【0070】また、HDD25にアクセスして、実デー
タ・ファイル(例えば"96DIAR.CSV"や"96
TODO.CSV")を読み出してくる。このとき、処
理の便宜上、これらCSVファイルを書式変更してもよ
い。
【0071】次いで、データ転送ユーティリティは、実
データ・ファイル中のレコードのうち自動設定された期
間内のレコードのみを抽出して、テンポラリ・ファイル
に書き込む(図3のステップS500)。
【0072】次いで、データ転送ユーティリティは、テ
ンポラリ・ファイルをPCカード100側に転送する
(図3のステップS700)。このときテンポラリ・フ
ァイルのサイズがPCカード100の許容範囲内(すな
わち128KB以下)かどうかを判断してもよい(図3
のステップS600)。
【0073】PCカード100は、その後ホスト・マシ
ン100から抜き取られてスタンド・アロン状態になる
と、内蔵CPU11が起動し始めて、各種プログラムを
実行可能となる。プログラムの一例は、システム手帳機
能を備えた「データ・ビューワー」である。データ・ビ
ューワーは、ホスト・マシン200から取得した個人情
報を、LCDパネル16に表示したり編集したりする機
能を提供する。
【0074】なお、特定のデータベース(例えば個人情
報ファイル)をダウンロードする際に、ユーザがその都
度マニュアルでファイルを加工することによっても、
[発明が解決しようとする課題]の項で記載した「記憶
容量のギャップ」の問題を解消することができよう。し
かしながら、このようなマニュアル処理は、ユーザにと
っては往々にして煩わしいものである。本発明を具現し
たデータ転送ユーティリティ・プログラムは、必要なデ
ータ抽出に伴う操作手順の軽減を主眼としたものである
ことを充分理解されたい。
【0075】C.追補 以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳
解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは
自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示
してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。
本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許
請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0076】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
記憶容量が比較的大きな第1の処理装置から記憶容量が
比較的小さな第2の処理装置にデータを転送する際に、
両者間の記憶容量のギャップを考慮に入れてデータ転送
することができるデータ転送制御方法を提供することが
できる。
【0077】本発明を具現したデータ転送ユーティリテ
ィ・プログラムを用いれば、転送対象となったデータベ
ースのうち「現在の日時から1ヶ月先まで」などの所定
の抽出条件に適ったレコードしか実際には転送しないよ
うになっている。このような抽出条件でデータベースを
フィルタリングすることによって、データ・サイズを自
動的に抑制する効果が期待される。サイズを抑制してP
Cカード側にダウンロードすれば、データの破壊など不
測の事態を回避することができる訳である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施に供される装置のハード
ウェア構成を概略的に示した図である。
【図2】図2は、Lotus_オーガナイザー・リリー
ス2によって生成されたカレンダー画面を示した画面で
あり、より具体的には、1996年1月のカレンダー画
面を示した図である。
【図3】図3は、データ転送ユーティリティ・プログラ
ムのグローバル・ルーチンをフローチャート化したもの
である。
【図4】図4は、転送制御ファイルの画面表示の内容を
示した図である。
【図5】図5は、ステップS500を細分化したフロー
チャートを示したズである。
【図6】図6は、データ・フローに着目して、データ転
送ユーティリティ・プログラムの機能を示したブロック
図である。
【図7】図7は、日本アイ・ビー・エム(株)が市販す
るPCカード"ChipCard"の外観を示した図であ
る。
【図8】図8は、Lotus_オーガナイザー・リリー
ス2によって生成されたカレンダー画面を示した画面で
あり、より具体的には、1996年2月のカレンダー画
面を示した図である。
【図9】図9は、Lotus_オーガナイザー・リリー
ス2によって生成されたカレンダー画面を示した画面で
あり、より具体的には、1996年3月のカレンダー画
面を示した図である。
【符号の説明】
11…CPU、12…内部バス、13…SRAM、14
…ROM、15…I/Oコントローラ、16…LCDパ
ネル、17…キーパッド、21…CPU、22…バス、
23…RAM、24…ROM、25…HDD、26…グ
ラフィック・コントローラ、27…VRAM、28…L
CDユニット、29…KMC、30…キーボード、31
…マウス、32…PCMCIAコントローラ、100…
PCカード、200…ホスト・マシン(PC)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 押 山 隆 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶容量が比較的大きな第1の処理装置か
    ら記憶容量が比較的小さな第2の処理装置にデータを転
    送するためのデータ転送制御方法において、転送データ
    に含まれる属性情報に基づいて、転送データのうち第2
    の処理装置の記憶容量に見合った量だけを取捨選択して
    第2の装置に転送する、ことを特徴とするデータ転送制
    御方法
  2. 【請求項2】記憶容量が比較的大きな第1の処理装置か
    ら記憶容量が比較的小さな第2の処理装置に日付情報を
    含んだデータを転送するためのデータ転送制御方法にお
    いて、転送データのうち現在の日付を含んだ所定期間内
    のレコードのみを第2の処理装置に転送する、ことを特
    徴とするデータ転送制御方法
  3. 【請求項3】記憶容量が比較的大きな第1の記憶装置を
    持つ第1の処理装置から記憶容量が比較的小さな第2の
    記憶装置を持つ処理装置にデータを転送するためのデー
    タ転送制御方法において、(a)前記第1の記憶装置に
    保管されたデータ(但し、データ中の各レコードは日付
    情報を含んでいるものとする)を読み出す段階と、
    (b)読み出したデータのうち現在の日付から所定期間
    内のレコードのみをテンポラリ・ファイルに格納する段
    階と、(c)テンポラリ・ファイルのサイズが前記第2
    の記憶装置の許容範囲内か否かを判断する段階と、
    (d)段階(c)における判断結果が肯定的であればテ
    ンポラリ・ファイルを前記第2の処理装置に転送し、否
    定的であればテンポラリ・ファイルを前記第2の処理装
    置に転送しない段階と、を含むことを特徴とするデータ
    転送制御方法
  4. 【請求項4】前記段階(b)では、1レコードずつ取り
    出して、その日付情報に応じてテンポラリ・ファイルに
    一旦格納する、ことを特徴とする請求項3に記載のデー
    タ転送方法
  5. 【請求項5】記憶容量が比較的大きな第1の処理装置か
    ら記憶容量が比較的小さな第2の処理装置にデータを転
    送するためのデータ転送制御方法において、転送データ
    のうち所定の抽出条件に合致したレコードのみを選択的
    に第2の処理装置に転送する、ことを特徴とするデータ
    転送制御方法
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