JPH09212110A - 表示装置 - Google Patents
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- JPH09212110A JPH09212110A JP8014589A JP1458996A JPH09212110A JP H09212110 A JPH09212110 A JP H09212110A JP 8014589 A JP8014589 A JP 8014589A JP 1458996 A JP1458996 A JP 1458996A JP H09212110 A JPH09212110 A JP H09212110A
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/09—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect
- G02F1/094—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect based on magnetophoretic effect
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- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 セル内のチクソトロピー性液体の粘性を振動
によって低下させることにより、表側からの部分的な消
去操作を可能にした表示装置を提供する。 【構成】 磁気泳動表示パネル1と書込器2と振動器3
と永久磁石4とを備えている。そして、直流源21を電
磁石20に通電させて、書込器2を作動させることによ
り、所望のセル12内の磁性粒子15を表板10側に移
動させることで、書込を行う。また、交流源30を電磁
石20に通電させて、振動器3を作動させると、交流磁
界によって、磁性粒子15が振動し、液体14が振動し
てその粘性が低下する。この結果、磁性粒子15が裏板
11側に移動して、消去が行われる。
によって低下させることにより、表側からの部分的な消
去操作を可能にした表示装置を提供する。 【構成】 磁気泳動表示パネル1と書込器2と振動器3
と永久磁石4とを備えている。そして、直流源21を電
磁石20に通電させて、書込器2を作動させることによ
り、所望のセル12内の磁性粒子15を表板10側に移
動させることで、書込を行う。また、交流源30を電磁
石20に通電させて、振動器3を作動させると、交流磁
界によって、磁性粒子15が振動し、液体14が振動し
てその粘性が低下する。この結果、磁性粒子15が裏板
11側に移動して、消去が行われる。
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、電磁石等の磁石
を手で動して磁気泳動表示パネルに文字や絵を書込及び
消去することができる表示装置に関するものである。
を手で動して磁気泳動表示パネルに文字や絵を書込及び
消去することができる表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表示装置としては、例え
ば、図8に示すような技術がある。図8において、符号
100が磁気泳動表示パネルであり、この磁気泳動表示
パネル100の透明な表板101側に書込用の電磁石1
10が設けられ、裏板102側に消去用の電磁石111
が設けられている。磁気泳動表示パネル100は、表板
101と裏板102との間の空間を隔壁103で区切っ
て複数のセルを形成し、各セル内に、適当な降伏値を有
した粘性液体104を充填すると共に、粘性液体104
内に磁性粒子105を分散させた構造となっている。か
かる構造により、表側の電磁石110を目的の位置まで
移動させ、目的のセル内の磁性粒子105をその磁力で
表板101側に引き寄せることで、文字や絵を磁気泳動
表示パネル100に書き込んで表示することができる。
また、裏側の電磁石111を目的の位置まで移動させ、
電磁石111を駆動させて、磁性粒子105を裏板10
2側に引き寄せることで、磁気泳動表示パネル100に
書き込まれた文字や絵を消去することができる。
ば、図8に示すような技術がある。図8において、符号
100が磁気泳動表示パネルであり、この磁気泳動表示
パネル100の透明な表板101側に書込用の電磁石1
10が設けられ、裏板102側に消去用の電磁石111
が設けられている。磁気泳動表示パネル100は、表板
101と裏板102との間の空間を隔壁103で区切っ
て複数のセルを形成し、各セル内に、適当な降伏値を有
した粘性液体104を充填すると共に、粘性液体104
内に磁性粒子105を分散させた構造となっている。か
かる構造により、表側の電磁石110を目的の位置まで
移動させ、目的のセル内の磁性粒子105をその磁力で
表板101側に引き寄せることで、文字や絵を磁気泳動
表示パネル100に書き込んで表示することができる。
また、裏側の電磁石111を目的の位置まで移動させ、
電磁石111を駆動させて、磁性粒子105を裏板10
2側に引き寄せることで、磁気泳動表示パネル100に
書き込まれた文字や絵を消去することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の表示装置では、次のような問題がある。この表示装置
は、オペレータが磁気泳動表示パネル100の表側にい
て、電磁石110,111を操作するようになってい
る。したがって、消去操作の場合には、オペレータが手
を磁気泳動表示パネル100の裏側に回して、電磁石1
11を消去したい位置に移動させなければならず、消去
操作が非常に面倒である。これに対して、電磁石111
を列状に並べ、これらの電磁石111を表側で掃引し
て、文字などを消去する仕掛けを有した表示装置があ
る。しかしながら、この表示装置では、磁気泳動表示パ
ネル100の文字などを部分的に消去することができな
いという問題がある。
の表示装置では、次のような問題がある。この表示装置
は、オペレータが磁気泳動表示パネル100の表側にい
て、電磁石110,111を操作するようになってい
る。したがって、消去操作の場合には、オペレータが手
を磁気泳動表示パネル100の裏側に回して、電磁石1
11を消去したい位置に移動させなければならず、消去
操作が非常に面倒である。これに対して、電磁石111
を列状に並べ、これらの電磁石111を表側で掃引し
て、文字などを消去する仕掛けを有した表示装置があ
る。しかしながら、この表示装置では、磁気泳動表示パ
ネル100の文字などを部分的に消去することができな
いという問題がある。
【0004】本発明は、上記した課題を解決するために
なされたもので、セル内のチクソトロピー性液体の粘性
を振動によって低下させることにより、表側からの部分
的な消去操作を可能にした表示装置を提供することを目
的としている。
なされたもので、セル内のチクソトロピー性液体の粘性
を振動によって低下させることにより、表側からの部分
的な消去操作を可能にした表示装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、透明な表板,この表板に対抗す
る裏板,及びこれら表板と裏板の間に画成され且つ各内
部に所定の液体とこの液体内に分散された磁性粒子とが
封入された複数のセルを有する磁気泳動表示パネル部
と、上記表板側に設けられ、上記セル内の磁性粒子を上
記表板側に磁力で引き寄せる書込部と、上記裏板側に設
けられ、上記液体の粘性低下時に、上記セル内の磁性粒
子を上記裏板側に磁力で引き寄せる消去部とを具備する
表示装置において、上記液体を、振動によって粘性が低
下するチクソトロピー性の液体とし、上記表板側に、上
記各セル内の液体を振動させる振動部を設けた構成とし
てある。
に、請求項1の発明は、透明な表板,この表板に対抗す
る裏板,及びこれら表板と裏板の間に画成され且つ各内
部に所定の液体とこの液体内に分散された磁性粒子とが
封入された複数のセルを有する磁気泳動表示パネル部
と、上記表板側に設けられ、上記セル内の磁性粒子を上
記表板側に磁力で引き寄せる書込部と、上記裏板側に設
けられ、上記液体の粘性低下時に、上記セル内の磁性粒
子を上記裏板側に磁力で引き寄せる消去部とを具備する
表示装置において、上記液体を、振動によって粘性が低
下するチクソトロピー性の液体とし、上記表板側に、上
記各セル内の液体を振動させる振動部を設けた構成とし
てある。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載の表示
装置において、上記振動部は、上記セル内の磁性粒子を
振動させる交流磁界を発生する構成とした。
装置において、上記振動部は、上記セル内の磁性粒子を
振動させる交流磁界を発生する構成とした。
【0007】請求項3の発明は、請求項1に記載の表示
装置において、上記振動部は、上記セル内の液体を機械
的に振動させるこうせいとした。
装置において、上記振動部は、上記セル内の液体を機械
的に振動させるこうせいとした。
【0008】請求項4の発明は、請求項3に記載の表示
装置において、上記振動部は、上記表板に当接可能な圧
電振動子と、この圧電振動子を振動させる交流電源とを
有してなる構成とした。
装置において、上記振動部は、上記表板に当接可能な圧
電振動子と、この圧電振動子を振動させる交流電源とを
有してなる構成とした。
【0009】上記請求項1の発明によれば、磁気泳動表
示パネル部の表板側の書込部によって、セル内の磁性粒
子を透明な表板側に磁力で引き寄せることで、文字や絵
などを磁気泳動表示パネル部に書き込み、表示すること
ができる。また、これらの文字などを磁気泳動表示パネ
ル部から消去する場合には、表板側に設けられた振動部
によって、各セル内の液体を振動させる。すると、セル
内の液体の粘性が低下し、磁気泳動表示パネル部の裏板
側に設けられた消去部によって、セル内の磁性粒子が表
板側から裏板側に引き寄せられ、磁気泳動表示パネル部
の表面から消える。
示パネル部の表板側の書込部によって、セル内の磁性粒
子を透明な表板側に磁力で引き寄せることで、文字や絵
などを磁気泳動表示パネル部に書き込み、表示すること
ができる。また、これらの文字などを磁気泳動表示パネ
ル部から消去する場合には、表板側に設けられた振動部
によって、各セル内の液体を振動させる。すると、セル
内の液体の粘性が低下し、磁気泳動表示パネル部の裏板
側に設けられた消去部によって、セル内の磁性粒子が表
板側から裏板側に引き寄せられ、磁気泳動表示パネル部
の表面から消える。
【0010】上記請求項2の発明によれば、振動部が発
生する交流磁界によって、セル内の磁性粒子が振動し、
これと同時に、チクソトロピー性の液体が振動して、そ
の粘性が低下する。
生する交流磁界によって、セル内の磁性粒子が振動し、
これと同時に、チクソトロピー性の液体が振動して、そ
の粘性が低下する。
【0011】上記請求項3の発明よれば、振動部によっ
て、セル内の液体を機械的に振動させることで、液体の
粘性を低下させることができる。
て、セル内の液体を機械的に振動させることで、液体の
粘性を低下させることができる。
【0012】上記請求項4の発明によれば、交流電源で
表板に当接した圧電振動子を振動させることで、その振
動がセル内の液体に伝わり、液体の粘性が低下する。
表板に当接した圧電振動子を振動させることで、その振
動がセル内の液体に伝わり、液体の粘性が低下する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る表示装置を示す概略図である。図1に示すように、
本実施形態の表示装置は、磁気泳動表示パネル部として
の磁気泳動表示パネル1と、書込部としての書込器2
と、振動部としての振動器3と、消去部としての永久磁
石4とを備えている。
て図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る表示装置を示す概略図である。図1に示すように、
本実施形態の表示装置は、磁気泳動表示パネル部として
の磁気泳動表示パネル1と、書込部としての書込器2
と、振動部としての振動器3と、消去部としての永久磁
石4とを備えている。
【0014】磁気泳動表示パネル1は、文字や絵などを
表示するためのパネルであり、透明な表板10と、この
表板10に対抗するするように配設された裏板11とを
有している。そして、これら表板10,裏板11との間
に、画素となる複数のセル12が設けられている。具体
的には、表板10と裏板11との間の空間に、隔壁13
が格子状に組み付けられ、各格子がセル12を画成して
いる。そして、このようなセル12内には、液体14と
多数の磁性粒子15と着色材16とが封入されている。
表示するためのパネルであり、透明な表板10と、この
表板10に対抗するするように配設された裏板11とを
有している。そして、これら表板10,裏板11との間
に、画素となる複数のセル12が設けられている。具体
的には、表板10と裏板11との間の空間に、隔壁13
が格子状に組み付けられ、各格子がセル12を画成して
いる。そして、このようなセル12内には、液体14と
多数の磁性粒子15と着色材16とが封入されている。
【0015】液体14は、チクソトロピー性の液体であ
り、振動するとその粘性が低下する性質を有している。
図2は、その性質を示す液体14の特性図であり、横軸
が液体14に働くせん断応力であり、縦軸が液体14の
せん断速度である。図2に示すように、液体14が静止
状態の場合には、液体14の特性直線が実線で示す位置
にあり、液体14が振動すると、特性直線が二点鎖線で
示す位置に移動する。すなわち、静止状態では、実線で
示すように、小さなせん断応力bでは、せん断速度が生
じないが、振動状態では、二点鎖線で示すように、小さ
なせん断応力bでもせん断速度cが生じることとなり、
液体14の粘性が低下することを意味している。図1に
示す磁性粒子15と着色材16とは、このようなチクソ
トロピー性の液体14内に分散されている。
り、振動するとその粘性が低下する性質を有している。
図2は、その性質を示す液体14の特性図であり、横軸
が液体14に働くせん断応力であり、縦軸が液体14の
せん断速度である。図2に示すように、液体14が静止
状態の場合には、液体14の特性直線が実線で示す位置
にあり、液体14が振動すると、特性直線が二点鎖線で
示す位置に移動する。すなわち、静止状態では、実線で
示すように、小さなせん断応力bでは、せん断速度が生
じないが、振動状態では、二点鎖線で示すように、小さ
なせん断応力bでもせん断速度cが生じることとなり、
液体14の粘性が低下することを意味している。図1に
示す磁性粒子15と着色材16とは、このようなチクソ
トロピー性の液体14内に分散されている。
【0016】書込器2は、セル12内の磁性粒子15を
表板10側に磁力で引き寄せるための機器であり、表板
10側に設けられた電磁石20と、この電磁石20に直
流電流を供給する直流源21とで構成されている。
表板10側に磁力で引き寄せるための機器であり、表板
10側に設けられた電磁石20と、この電磁石20に直
流電流を供給する直流源21とで構成されている。
【0017】振動器3は、セル12内の磁性粒子15に
交流磁界を与えて振動させるための機器であり、上記電
磁石20と、この電磁石20に交流電流を供給する交流
源30とで構成されている。
交流磁界を与えて振動させるための機器であり、上記電
磁石20と、この電磁石20に交流電流を供給する交流
源30とで構成されている。
【0018】このような書込器2と振動器3とは、切換
器23で切り換えることができるようになっている。具
体的には、図3に示すように、切換器23は、連動する
可動端子23a,23bと、固定端子24a,24b,
24c,25a,25b,25cとを有している。そし
て、可動端子23a,23bは、電磁石20の磁性コア
20bに巻回されたコイル20aの両端にそれぞれ接続
されている。一方、固定端子24a,25aは、直流源
21の両極に接続されており、固定端子24b,25b
は、交流源30の両極に接続されている。これにより、
切換器23の可動端子23a,23bを実線で示す位置
にすると、直流源21と電磁石20のコイル20aとが
電気的に接続され、一様な磁界がセル12内に形成され
る。この結果、磁性粒子15は、この一様磁界によっ
て、力F1 の力を上方に受ける。したがって、永久磁石
4自体の磁性粒子15に作用する力をF2 とすると、磁
性粒子15はF1 −F2 の大きさの力で上方に引っ張ら
れることとなる。また、可動端子23a,23bを波線
で示す位置に切り換えると、交流源30とコイル20a
とが電気的に接続され、正逆方向に変動する交流磁界が
セル12内に形成される。これにより、磁性粒子15が
液体14内で図の上下方向に振動することとなる。さら
に、可動端子23a,23bを固定接点24c,25c
に接続するように切り換えると、直流源21,交流源3
0からの電流が遮断状態となる。これにより、磁性粒子
15は永久磁石4のみの力F2 を受けることとなる。
器23で切り換えることができるようになっている。具
体的には、図3に示すように、切換器23は、連動する
可動端子23a,23bと、固定端子24a,24b,
24c,25a,25b,25cとを有している。そし
て、可動端子23a,23bは、電磁石20の磁性コア
20bに巻回されたコイル20aの両端にそれぞれ接続
されている。一方、固定端子24a,25aは、直流源
21の両極に接続されており、固定端子24b,25b
は、交流源30の両極に接続されている。これにより、
切換器23の可動端子23a,23bを実線で示す位置
にすると、直流源21と電磁石20のコイル20aとが
電気的に接続され、一様な磁界がセル12内に形成され
る。この結果、磁性粒子15は、この一様磁界によっ
て、力F1 の力を上方に受ける。したがって、永久磁石
4自体の磁性粒子15に作用する力をF2 とすると、磁
性粒子15はF1 −F2 の大きさの力で上方に引っ張ら
れることとなる。また、可動端子23a,23bを波線
で示す位置に切り換えると、交流源30とコイル20a
とが電気的に接続され、正逆方向に変動する交流磁界が
セル12内に形成される。これにより、磁性粒子15が
液体14内で図の上下方向に振動することとなる。さら
に、可動端子23a,23bを固定接点24c,25c
に接続するように切り換えると、直流源21,交流源3
0からの電流が遮断状態となる。これにより、磁性粒子
15は永久磁石4のみの力F2 を受けることとなる。
【0019】図1において、永久磁石4は、セル12内
の液体14の粘性低下時に、磁性粒子15を裏板11に
引き寄せるための磁石で、裏板11と対応したシート状
の形状としており、裏板11と一致するように裏板11
の裏側に固設されている。この永久磁石4の磁性粒子1
5への力は上記のごとくF2 に設定されているが、この
力F2 は、「F1 −F2 >F2 」の関係を有している。
の液体14の粘性低下時に、磁性粒子15を裏板11に
引き寄せるための磁石で、裏板11と対応したシート状
の形状としており、裏板11と一致するように裏板11
の裏側に固設されている。この永久磁石4の磁性粒子1
5への力は上記のごとくF2 に設定されているが、この
力F2 は、「F1 −F2 >F2 」の関係を有している。
【0020】次に、本実施形態の表示装置が示す動作に
ついて説明する。図1において、磁気泳動表示パネル1
の一部又は全部に文字や絵などを書き込む場合には、電
磁石20を書込位置のセル12まで移動させ、図3に示
す切換器23の可動端子23a,23bを実線で示す位
置にして、書込器2を作動させる。すると、図4に示す
ように、当該セル12の磁性粒子15が、電磁石20に
よる一様磁界と永久磁石4との差力F1 −F2 で上方に
引っ張られることとなる。このとき、液体14は静止状
態にあるので、その特性は、図2の実線状態にあり、差
力F1 −F2 に対応した大きなせん断応力aが液体14
に生じる。この結果、液体14にせん断速度cが発生
し、磁性粒子15が、上方に移動して、透明な表板10
の裏面側に集まり、文字などの一部を構成する。以後、
同様に、電磁石20を所望の書込位置に移動させ、書込
器2を作動させることで、所望の文字などを磁気泳動表
示パネル1に書込,表示させることができる。
ついて説明する。図1において、磁気泳動表示パネル1
の一部又は全部に文字や絵などを書き込む場合には、電
磁石20を書込位置のセル12まで移動させ、図3に示
す切換器23の可動端子23a,23bを実線で示す位
置にして、書込器2を作動させる。すると、図4に示す
ように、当該セル12の磁性粒子15が、電磁石20に
よる一様磁界と永久磁石4との差力F1 −F2 で上方に
引っ張られることとなる。このとき、液体14は静止状
態にあるので、その特性は、図2の実線状態にあり、差
力F1 −F2 に対応した大きなせん断応力aが液体14
に生じる。この結果、液体14にせん断速度cが発生
し、磁性粒子15が、上方に移動して、透明な表板10
の裏面側に集まり、文字などの一部を構成する。以後、
同様に、電磁石20を所望の書込位置に移動させ、書込
器2を作動させることで、所望の文字などを磁気泳動表
示パネル1に書込,表示させることができる。
【0021】このように磁気泳動表示パネル1に書き込
まれた文字などの一部又は全部を消去する場合には、図
1において、電磁石20を消去位置のセル12まで移動
させ、図3に示す切換器23の可動端子23a,23b
を波線で示す位置に切り換えて、振動器3を作動させ
る。すると、当該セル12の磁性粒子15が、電磁石2
0による交流磁界によって、図5に示すように、液体1
4内で上下方向に振動し、この振動によって液体14も
振動することとなる。この振動により、液体14の特性
が、図2の二点鎖線状態になり、その粘性が低下する。
このため、小さなせん断応力bによっても、せん断速度
cが液体14に発生し、磁性粒子15が裏板11側に移
動する状態になっている。
まれた文字などの一部又は全部を消去する場合には、図
1において、電磁石20を消去位置のセル12まで移動
させ、図3に示す切換器23の可動端子23a,23b
を波線で示す位置に切り換えて、振動器3を作動させ
る。すると、当該セル12の磁性粒子15が、電磁石2
0による交流磁界によって、図5に示すように、液体1
4内で上下方向に振動し、この振動によって液体14も
振動することとなる。この振動により、液体14の特性
が、図2の二点鎖線状態になり、その粘性が低下する。
このため、小さなせん断応力bによっても、せん断速度
cが液体14に発生し、磁性粒子15が裏板11側に移
動する状態になっている。
【0022】この状態で、図3に示す切換器23の可動
端子23a,23bを固定接点24c,25cに接続す
るように切り換えると、振動器3がオフ状態になり、磁
性粒子15が永久磁石4のみの力F2 を受ける。する
と、F2 に対応した小さなせん断応力bが液体14に生
じ、せん断速度cが液体14に発生して、磁性粒子15
が裏板11側に移動する。この結果、図6に示すよう
に、磁性粒子15が裏板11側に集まり、当該セル12
の文字部分が消去される。以後、同様に、電磁石20を
所望の消去位置に移動させ、振動器3を作動させること
で、所望の文字などの一部又は全部を消去することがで
きる。
端子23a,23bを固定接点24c,25cに接続す
るように切り換えると、振動器3がオフ状態になり、磁
性粒子15が永久磁石4のみの力F2 を受ける。する
と、F2 に対応した小さなせん断応力bが液体14に生
じ、せん断速度cが液体14に発生して、磁性粒子15
が裏板11側に移動する。この結果、図6に示すよう
に、磁性粒子15が裏板11側に集まり、当該セル12
の文字部分が消去される。以後、同様に、電磁石20を
所望の消去位置に移動させ、振動器3を作動させること
で、所望の文字などの一部又は全部を消去することがで
きる。
【0023】このように、本実施形態の表示装置によれ
ば、磁気泳動表示パネル1の表側から振動器3を操作し
て、磁気泳動表示パネル1上の文字や絵などを消去する
ことができるので、消去操作が非常に容易になった。し
かも、振動器3を消去したいセル12の位置に移動させ
て、画素単位で消去することができるので、部分的な消
去が可能となり、非常に便利である。また、消去部とし
て、薄いシート状の永久磁石4を用いたので、装置全体
の薄型化と小型化とを図ることができる。
ば、磁気泳動表示パネル1の表側から振動器3を操作し
て、磁気泳動表示パネル1上の文字や絵などを消去する
ことができるので、消去操作が非常に容易になった。し
かも、振動器3を消去したいセル12の位置に移動させ
て、画素単位で消去することができるので、部分的な消
去が可能となり、非常に便利である。また、消去部とし
て、薄いシート状の永久磁石4を用いたので、装置全体
の薄型化と小型化とを図ることができる。
【0024】(第2の実施形態)図7は、本発明の第2
の実施形態に係る表示装置を示す概略図である。なお、
図1ないし図6に示した要素と同一要素については、同
一符号を伏して説明する。本実施形態の表示装置は、セ
ル12内の液体14を機械的に振動させる点が上記第1
の実施形態と異なる。すなわち、電磁石20の磁性コア
20bに巻回されたコイル20aの両端に、直流源21
の両極をスイッチ22を介して接続することで、書込器
5を構成している。また、振動部として、機械的振動を
発生させる振動器6を適用している。具体的には、磁気
泳動表示パネル1の表板10に当接可能な圧電振動子3
1と、この圧電振動子31にスイッチ32を介して接続
された交流源30とで、振動器6を形成している。
の実施形態に係る表示装置を示す概略図である。なお、
図1ないし図6に示した要素と同一要素については、同
一符号を伏して説明する。本実施形態の表示装置は、セ
ル12内の液体14を機械的に振動させる点が上記第1
の実施形態と異なる。すなわち、電磁石20の磁性コア
20bに巻回されたコイル20aの両端に、直流源21
の両極をスイッチ22を介して接続することで、書込器
5を構成している。また、振動部として、機械的振動を
発生させる振動器6を適用している。具体的には、磁気
泳動表示パネル1の表板10に当接可能な圧電振動子3
1と、この圧電振動子31にスイッチ32を介して接続
された交流源30とで、振動器6を形成している。
【0025】かかる構成により、書込器5を書込位置の
セル12まで移動させ、スイッチ22をオン状態にする
ことで、当該セル12への書込が可能となる。また、書
込器5のスイッチ22をオフした後、振動器6を当該セ
ル12の位置に移動させ、圧電振動子31を当該セル1
2上の表板10部分に当接した状態で、スイッチ32を
オン状態にすると、圧電振動子31が振動する。これに
より、圧電振動子31が当接した当該セル12に対応す
る表板10部分が振動し、セル12内の液体14が振動
して、その粘性が低下する。しかる後、スイッチ32を
オフすることで、磁性粒子15が裏板11側に移動し、
当該セル12の書込状態が消去される。
セル12まで移動させ、スイッチ22をオン状態にする
ことで、当該セル12への書込が可能となる。また、書
込器5のスイッチ22をオフした後、振動器6を当該セ
ル12の位置に移動させ、圧電振動子31を当該セル1
2上の表板10部分に当接した状態で、スイッチ32を
オン状態にすると、圧電振動子31が振動する。これに
より、圧電振動子31が当接した当該セル12に対応す
る表板10部分が振動し、セル12内の液体14が振動
して、その粘性が低下する。しかる後、スイッチ32を
オフすることで、磁性粒子15が裏板11側に移動し、
当該セル12の書込状態が消去される。
【0026】このように、本実施形態の表示装置によれ
ば、液体14自体を直接振動させる構造であるので、磁
性粒子15の振動を介して液体14を振動させる第1の
実施形態よりも消去速度を速くすることができる。しか
も、振動器3の交流磁界を磁性粒子15に作用させない
ので、消去時における磁性粒子15への作用力を大きく
することができ、さらなる消去速度の高速化を図ること
ができる。その他の構成,作用効果は上記第1実施形態
の表示装置と同様であるのでその記載は省略する。
ば、液体14自体を直接振動させる構造であるので、磁
性粒子15の振動を介して液体14を振動させる第1の
実施形態よりも消去速度を速くすることができる。しか
も、振動器3の交流磁界を磁性粒子15に作用させない
ので、消去時における磁性粒子15への作用力を大きく
することができ、さらなる消去速度の高速化を図ること
ができる。その他の構成,作用効果は上記第1実施形態
の表示装置と同様であるのでその記載は省略する。
【0027】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変
形や変更が可能である。例えば、上記実施形態では、消
去部として、1枚のシート状の永久磁石4を適用した
が、各セル12に対応した大きさのシート状永久磁石片
を磁気泳動表示パネル1の裏側に複数配設しても良い。
着色剤は必須でない。
るものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変
形や変更が可能である。例えば、上記実施形態では、消
去部として、1枚のシート状の永久磁石4を適用した
が、各セル12に対応した大きさのシート状永久磁石片
を磁気泳動表示パネル1の裏側に複数配設しても良い。
着色剤は必須でない。
【0028】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明の表
示装置によれば、磁気泳動表示パネル部の表側から振動
部を操作して、磁気泳動表示パネル部上の文字や絵など
を消去することができるので、消去操作を非常に容易に
行うことができるという優れた効果がある。しかも、振
動部を消去したいセルの位置に移動させて、画素単位で
消去することができるので、部分的な消去が可能とな
り、利便性を向上させることができる。
示装置によれば、磁気泳動表示パネル部の表側から振動
部を操作して、磁気泳動表示パネル部上の文字や絵など
を消去することができるので、消去操作を非常に容易に
行うことができるという優れた効果がある。しかも、振
動部を消去したいセルの位置に移動させて、画素単位で
消去することができるので、部分的な消去が可能とな
り、利便性を向上させることができる。
【0029】特に、請求項3及び請求項4の発明によれ
ば、液体自体を直接振動させる構造であるので、磁性粒
子の振動を介して液体を振動させるよりも消去速度を速
くすることができるという効果がある。しかも、振動部
の交流磁界を磁性粒子に作用させないので、消去時にお
ける磁性粒子への作用力を大きくすることができ、さら
なる消去速度の高速化を図ることができる。
ば、液体自体を直接振動させる構造であるので、磁性粒
子の振動を介して液体を振動させるよりも消去速度を速
くすることができるという効果がある。しかも、振動部
の交流磁界を磁性粒子に作用させないので、消去時にお
ける磁性粒子への作用力を大きくすることができ、さら
なる消去速度の高速化を図ることができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る表示装置を示す
概略図である。
概略図である。
【図2】チクソトロピー性液体の特性を示す線図であ
る。
る。
【図3】書込器2と振動器3との切換構造を示す回路図
である。
である。
【図4】書込状態を示す断面図である。
【図5】磁性粒子の振動状態を示す断面図である。
【図6】消去状態を示す断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る表示装置を示す
概略図である。
概略図である。
【図8】従来例に係る表示装置を示す概略図である。
1 磁気泳動表示パネル、 2 書込器、 3 振動
器、 4 永久磁石、10 表板、 11 裏板、 1
2 セル、 14 液体、 15 磁性粒子、20 電
磁石、 21 直流源、 30 交流源。
器、 4 永久磁石、10 表板、 11 裏板、 1
2 セル、 14 液体、 15 磁性粒子、20 電
磁石、 21 直流源、 30 交流源。
Claims (4)
- 【請求項1】 透明な表板,この表板に対抗する裏板,
及びこれら表板と裏板の間に画成され且つ各内部に所定
の液体とこの液体内に分散された磁性粒子とが封入され
た複数のセルを有する磁気泳動表示パネル部と、 上記表板側に設けられ、上記セル内の磁性粒子を上記表
板側に磁力で引き寄せる書込部と、 上記裏板側に設けられ、上記液体の粘性低下時に、上記
セル内の磁性粒子を上記裏板側に磁力で引き寄せる消去
部と、 を具備する表示装置において、 上記液体を、振動によって粘性が低下するチクソトロピ
ー性の液体とし、 上記表板側に、上記各セル内の液体を振動させる振動部
を設けた、 ことを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の表示装置において、 上記振動部は、上記セル内の磁性粒子を振動させる交流
磁界を発生する、 ことを特徴とする表示装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の表示装置において、 上記振動部は、上記セル内の液体を機械的に振動させ
る、 ことを特徴とする表示装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の表示装置において、 上記振動部は、上記表板に当接可能な圧電振動子と、こ
の圧電振動子を振動させる交流電源とを有してなる、 ことを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8014589A JPH09212110A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8014589A JPH09212110A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09212110A true JPH09212110A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11865365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8014589A Pending JPH09212110A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09212110A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU759565B2 (en) * | 1998-10-16 | 2003-04-17 | Takara Corporation Limited | Magnetophoresis type display device and process of production of same |
CN114333581A (zh) * | 2021-12-23 | 2022-04-12 | 湖北长江新型显示产业创新中心有限公司 | 悬浮拉伸显示装置 |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP8014589A patent/JPH09212110A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU759565B2 (en) * | 1998-10-16 | 2003-04-17 | Takara Corporation Limited | Magnetophoresis type display device and process of production of same |
CN114333581A (zh) * | 2021-12-23 | 2022-04-12 | 湖北长江新型显示产业创新中心有限公司 | 悬浮拉伸显示装置 |
CN114333581B (zh) * | 2021-12-23 | 2023-08-25 | 湖北长江新型显示产业创新中心有限公司 | 悬浮拉伸显示装置 |
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