JPH09211990A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09211990A
JPH09211990A JP8015679A JP1567996A JPH09211990A JP H09211990 A JPH09211990 A JP H09211990A JP 8015679 A JP8015679 A JP 8015679A JP 1567996 A JP1567996 A JP 1567996A JP H09211990 A JPH09211990 A JP H09211990A
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JP
Japan
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developing
developing device
carrier
image forming
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Application number
JP8015679A
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English (en)
Inventor
Teruaki Koizumi
輝昭 小泉
Hiroo Soga
洋雄 曽我
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造でしかも小型の現像装置を備えた
画像形成装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 カラー電子複写機1の現像器ユニット4
を回転移動可能なロータリー式とし、この現像器ユニッ
ト4に備えた現像器11K、11Y、11M、11C
に、現像剤またはキャリアの通過口20K、20Y、2
0M、20Cを設け、現像器11K、11Y、11M、
11Cを回転させて現像剤の上面位置を変化させること
によって、通過口20K、20Y、20M、20Cを、
現像剤またはキャリアの供給口と現像剤の排出口として
共用する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンター等の画像形成装置に係り、特に、トナ
ーとキャリアとを混合させた二成分現像剤を現像剤とす
る乾式の現像装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、乾式の複写機またはプリ
ンター等の画像形成装置においては、トナーとキャリア
とを撹拌・混合させた二成分現像剤で感光体の表面に形
成した静電潜像の可視化すなわち現像を行う現像装置が
多用されている。このような現像装置において、現像剤
は撹拌され、現像動作の際にはトナーが消費されていく
一方、キャリアは消費されずに現像装置内に残る。ここ
で、残ったキャリアの撹拌頻度が多くなるにつれ、その
古いキャリアの表面へのトナーの粘着が進行して現像剤
としての性能が劣化し、その結果、現像剤の帯電性能が
徐々に低下し、ひいては画質が低下する不具合が発生す
る。
【0003】そこで、従来より、現像装置への現像剤の
補給を行うことにより帯電性能の劣化を抑制できるよう
にした装置が提案されている。その種の装置として、例
えば特公平2−21591号公報には、現像装置内に新
しい現像剤またはキャリアの補給装置を設け、この補給
装置による新しい現像剤またはキャリアの補給によって
過剰になった現像装置内の現像剤を廃棄現像剤容器に排
出して回収する構成の、いわゆるトリックル現像方式の
ものが提案されている。この装置では、新しい現像剤ま
たはキャリアの補給と、現像剤の排出とが逐次繰り返さ
れることによって、現像装置内の劣化現像剤は、新たに
供給されるトナー及びキャリアに置換されていくように
なっている。これにより現像装置内の現像剤の現像特性
が一定に維持され、現像剤の帯電性能を維持して、複写
画質の低下を押さえることが可能となっている。
【0004】一方、近年、複写機およびプリンター等の
画像形成装置に対してカラー化の要求が強まってきてい
る。画像形成装置においてカラー画像を得るためには、
複数色のトナーを現像させるために複数の現像装置を設
置し、複数色のトナーを記録媒体上に重ね合わせる方法
が一般的である。これらの実現のために、感光体周囲に
複数の現像装置を配置し、現像する現像装置のみを感光
体に接触させ、他を離間させるいわゆるリトラクト方
式、回転体上に現像装置を保持し、回転動作により必要
色の現像装置を感光体に対向させるいわゆるロータリー
方式、少なくとも感光体および現像装置からなる現像主
要部を複数並列に並べるいわゆるタンデム方式等、様々
な方法が提案、実用化されている。
【0005】上記のようなカラー画像形成装置に前記ト
リックル現像方式を採用する場合、各現像装置にさらに
キャリアもしくは現像剤を補給および回収する装置が必
要となり、現像装置自体が非常に大型化してしまう問題
点があった。これを解決するために、特開平7−175
286号公報には、現像剤の排出手段を複数の現像装置
で共有する構成のものが提示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のロータリー方式の画像形成装置には、以
下のような問題が存在する。ロータリー方式の画像形成
装置では、ロータリーが一回転すると現像装置も一回転
するため、供給口や排出口から現像剤がこぼれないよう
に、それぞれの供給口および排出口のすべてにシャッタ
ー等の現像剤こぼれ防止手段が必要となり、この結果、
装置が複雑化してしまうという問題がある。さらに言え
ば、このようなカラー画像形成装置では、感光体周辺の
スペース、あるいは機械の大きさ上の制限により、1個
あたりの現像装置の大きさが制限されているため、上記
のような供給口および排出口の2か所にシャッターのよ
うな機構を設けることは好ましくない。
【0007】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、簡易な構造でしかも小型の現像装置を備え
た画像形成装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、上記の課題を解決するために、現像装置に、前記現
像剤またはキャリアの通過口と、現像装置内に収容され
ている現像剤の上面位置を変化させる現像剤上面位置変
化手段とを設け、現像装置内での現像剤の上面位置を変
化させることで、通過口を現像剤またはキャリアの供給
口と現像剤の排出口として共用する構成とした。さら
に、現像材上面位置変化手段として、現像装置を回転体
に保持し、回転体を回転させることで現像材の上面位置
を変化させる構成とした。このような構成により、回転
体の回転によって、現像装置内の現像剤の上面位置が変
化することを利用して現像剤上面位置を変化させ、現像
剤の上面が通過口に達しない位置で現像剤またはキャリ
アを供給し、現像剤の上面が通過口に達する位置で現像
剤を排出させることによって、現像剤またはキャリアの
供給口と現像剤の排出口を共用する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の第1ないし第4の実施形態の一例を、図1ないし図7
を参照して説明する。
【0010】(1)第1の実施形態 図1に示すものは、本発明の画像形成装置の第1の実施
形態における、移動式の二成分現像装置を複数搭載した
電子写真方式のフルカラー電子複写機を示す概略構成図
である。この図に示すように、カラー電子複写機1は、
複写すべき原稿の画像を読み取る図示しない画像入力部
と、読み取った画像をレーザ光に変換して照射するスキ
ャナ2と、スキャナ2からのレーザ光によって原稿に応
じた潜像を形成する感光体ドラム3と、この潜像に応じ
てトナー像を感光体ドラム3の表面に形成する現像器ユ
ニット(現像装置)4と、感光体ドラム3に形成された
トナー像を転写材5に転写する転写ドラム6と、この転
写ドラム6に転写材5を供給する給紙部7と、転写ドラ
ム6で転写されたトナー像を定着させる定着器8とから
概略構成されている。
【0011】図1および図2に示すように、現像器ユニ
ット4は、回転軸10aを中心として回転移動する回転
体(現像剤上面位置変化手段)10に、その周方向に、
BLACK、YELLOW、MAGENTA、CYAN
の各色用の現像器(現像装置)11K、11Y、11
M、11Cが備えられた構成となっている。
【0012】図2および図3に示すように、これらの現
像器11K、11Y、11M、11Cは、いずれも同じ
構造を有しており、それぞれには、現像槽12と、現像
ローラ13と、トナーボックス14とが備えられてい
る。
【0013】図3に示したように、現像槽12は、感光
体ドラム3の軸線と平行に位置する薄い直方体形状をな
しており、その内部にはトナーと鉄粉等の磁性体からな
るキャリアとが一定の割合で混合された現像剤が貯えら
れている。この現像槽12内には、二本一対の現像剤攪
拌搬送スクリュー15、16が備えられている。これら
現像剤攪拌搬送部材15、16は、互いに逆方向に回転
することによって、その推力で現像剤を搬送循環させ、
トナーとキャリアとを充分攪拌混合した上で、現像剤と
して現像ローラ13に送り出すものである。撹拌混合さ
れたトナーとキャリアは、摩擦帯電の静電力でトナーが
キャリアの表面に付着した状態となっている。
【0014】現像ローラ13は、感光体ドラム3に対向
して平行に配置され、感光体ドラム3と接触あるいは所
定間隔を保って回転駆動されるようになっている。この
現像ローラ13は、その内部にマグネットローラ17を
備えている。マグネットローラ17は、N極およびS極
を交互にもって等間隔に配置した等磁力の8極の磁石か
ら構成されるものであるが、スクレーパに接する部分に
おいて反発磁界を形成し、現像剤の剥離を容易にするた
めに1極欠落させて7極とし、前記現像ローラ13内で
固定した状態で内包されたものでも良い。この現像ロー
ラ13の表面には、撹拌混合されたトナーとキャリアと
からなる現像剤が、キャリアとマグネットローラ17と
の間の磁気力によって付着する。そして、キャリアが磁
気ブラシとして機能してトナーのみが感光体ドラム3の
表面の静電潜像に転移され、これによって静電潜像が可
視像化すなわち現像されるようになっている。
【0015】この現像ローラ13に沿って、プレート状
の規制部材18が配設されている。この規制部材18
は、マグネットローラ17の磁極に対向して設けた非磁
性材と磁性材からなる二重構造とされている。なお、こ
の規制部材18は、現像ローラ13に対し現像剤が介在
しない状態で所定の荷重をもって圧接されるものや、現
像ローラ13との間に所定の間隔を保って配されるもの
など、さまざまなものがある。
【0016】図2および図3に示したように、このよう
な現像器11K、11Y、11M、11Cには、それぞ
れ内外を貫通する通過口20K、20Y、20M、20
Cが形成されている。これらの通過口20K、20Y、
20M、20Cは、現像器11K、11Y、11M、1
1Cが現像器ユニット4の回転移動により上側(図2に
おいて現像器11Yの位置)に位置したときには、内部
の現像剤の上面よりも高くなり、かつ下側(図2におい
て現像器11Cの位置)に位置したときには現像剤の上
面よりも低くなる位置に形成されている。さらに、図4
に示すように、これら通過口20K、20Y、20M、
20Cは、現像器ユニット4の軸線方向における位置が
それぞれ異なるよう、前記軸線方向において等間隔毎に
形成されている。
【0017】図2に示したように、現像器ユニット4の
上方位置には、新しい現像剤またはキャリアの供給装置
(現像剤供給手段、キャリア供給手段)21が設けられ
ている。図4に示したように、この供給装置21は、B
LACK、YELLOW、MAGENTA、CYANの
各色用に分かれており、それぞれの色用のキャリアの供
給口22K、22Y、22M、22Cは、現像器ユニッ
ト4の軸線方向において、前記それぞれの色の通過口2
0K、20Y、20M、20Cに対応した位置に形成さ
れている。
【0018】また、図2に示したように、現像器ユニッ
ト4の下方位置には、劣化現像剤を回収するための回収
槽(現像剤排出手段)23が配設されている。図4に示
したように、この回収槽23も、前記供給装置21と同
様に、BLACK、YELLOW、MAGENTA、C
YANの各色用に分かれており、それぞれの色用のキャ
リアの回収口24K、24Y、24M、24Cが、現像
器ユニット4の軸線方向において各色の通過口20K、
20Y、20M、20Cに対応した位置に形成されてい
る。
【0019】次に、このような概略構成からなるカラー
電子複写機1における画像形成の過程を説明する。図1
に示したカラー電子複写機1では、まず図示しない画像
入力部で、複写すべきカラー原稿の画像が光の3原色で
ある青、緑、赤毎に読み取られ、この読み取り信号がト
ナーの原色であるK(BLACK)、Y(YELLO
W)、M(MAGENTA)、C(CYAN)の4種類
の階調トナー信号(デジタル信号)に変換され、スキャ
ナ2に出力される。
【0020】一方、感光体ドラム3では、現像用コロト
ロン30によりその表面が負極性に一様に帯電される。
【0021】次に、スキャナ2により、一色目、例えば
BLACK画像の前記トナー信号がレーザ光に変換され
て感光体ドラム3に像露光がなされ、感光体ドラム3の
表面にはBLACK画像に対応する静電潜像が形成され
る。
【0022】また、現像器ユニット4では、感光体ドラ
ム3の前記BLACK画像に対応する静電潜像の先端が
現像位置に到達する以前に、BLACK用の現像器11
Kが感光体ドラム3に対向して位置するよう回転移動さ
せておく。そして、図3に示した現像器11K内では、
トナーボックス14から補給されるトナーが、現像剤撹
拌搬送スクリュー15、16によって磁性を有したキャ
リアと混合されて摩擦帯電による均質な二成分の現像剤
とされる。そして、これが現像剤撹拌搬送スクリュー1
5、16の推力によって搬送され、現像ローラ13の表
面に層状に付着する。この現像剤は、マグネットローラ
17に対向して設けられた規制部材18により均され、
均一な層が形成される。
【0023】図1に示した感光体ドラム3の静電潜像の
先端が現像位置に到達した後には、現像器11Kの現像
ローラ13上の現像剤と感光体ドラム3表面の静電潜像
とが摺擦され、現像剤中のキャリアが磁気ブラシとして
作用してトナーが転移して、感光体ドラム3上にBLA
CKトナー像が形成される。
【0024】一方、用紙あるいは透明シート等の転写材
5は、給紙部7に設けられた給紙トレイ31または32
から、送り出しロール33または34により搬送され、
レジストレーションロール35でその先端が一度せき止
められた後、所定のタイミングで転写ドラム6へと送り
出される。送り出された転写材5は、転写ドラム6の内
外で対向するよう設けられた吸着用コロトロン36と対
向ロール37とにより転写ドラム6へ静電的に保持さ
れ、転写ドラム6と感光体ドラム3が対向する転写領域
へと搬送される。
【0025】そこで前記転写材5は感光体ドラム3上に
形成されたBLACKトナー像と密着し、転写ドラム6
の内側に感光体ドラム3と対向するよう設けられた転写
用コロトロン38の作用で前記BLACKトナー像が転
写材5上に転写される。このようにしてBLACKの画
像形成工程が完了した後、転写ドラム6はBLACKト
ナー像が転写された転写材5を保持したまま、次の工
程、すなわちYELLOWの画像形成工程にそなえる。
【0026】ところで、BLACKトナーの転写を終え
た前記感光体ドラム3は、その後、回転しつつ、必要に
応じてクリーニング前処理を施された後、クリーニング
装置39により表面に残ったBLACKトナーをかき取
られ、さらに除電装置40で表面に残った電荷を除電さ
れる。
【0027】次に、二色目、例えばYELLOWの画像
形成工程の為、前記感光体ドラム3は、現像用コロトロ
ン30によりその表面を負極性に一様に帯電され、スキ
ャナ2によりYELLOW画像に対応する像露光がなさ
れ、感光体ドラム3の表面にはYELLOW画像の静電
潜像が形成される。また、現像器ユニット4はBLAC
Kトナー像の形成を終了した後で、YELLOW用の現
像器11Yが感光体ドラム3に対向するように切換えら
れており、前記YELLOW画像に対応する静電潜像は
YELLOW用の磁気ブラシで現像される。そして、転
写ドラム6上に保持されていた転写材5が再び転写領域
へと搬送され、転写用コロトロン38の作用で、今度は
BLACKトナーの上にYELLOWトナーが多重転写
される。YELLOWトナーの転写を終えた前記感光体
ドラム3は、その後、BLACK画像形成工程と同様に
して、クリーニング装置39による表面の残留トナーの
クリーニングと、除電装置40による残留電荷の除電と
が行われる。一方で、YELLOWトナーの転写を終え
た転写材5は転写ドラム6に保持されたまま次の工程に
備える。
【0028】その後、YELLOWの画像形成工程同
様、三色目、例えばMAGENTAの画像形成工程が行
われ、最後に四色目、例えばCYANの画像形成工程が
行われるわけだが、最後のCYANの画像形成工程では
転写材5の搬送が前記三色目までの工程と異なる。すな
わち、四色目の転写を終えた転写材5は、剥離除電器4
1および搬送ガイド部材42の先端の図示しない剥離フ
ィンガーにより、転写ドラム6から分離され、定着器8
で多重トナー像が転写材に転写された後、カラー電子複
写機1の外へと搬出される。また、転写材5の分離を終
えた転写ドラム6は、その表面を除電装置43、44で
除電された後、クリーニング装置45で表面のクリーニ
ングが行われ、次の転写材5の供給を待つことになる。
【0029】このようにして、レーザー光照射、潜像の
形成、トナー像の形成、転写の工程を、BLACK、Y
ELLOW、MAGENTA、CYANの順で順次繰り
返して行った後、転写材5に転写された4色のトナー像
を定着器8で定着させることによって、フルカラーの複
写が行われるようになっている。
【0030】さて、上記のような複写動作が繰り返され
ると、図2に示した現像器11K、11Y、11M、1
1Cの各現像槽12内に収納されている現像剤中のトナ
ーは徐々に消費され、キャリアに対するトナーの比率、
すなわちトナー濃度が低下していく。このトナー濃度の
変化は、現像槽12に設けられた図示しないトナー濃度
センサによりトナー濃度が現像に必要な適正範囲内に常
に入るようにフィードバック制御されており、必要に応
じてトナーがトナーボックス14から各現像槽12に供
給されるようになっている。
【0031】一方、各色の現像槽12内の現像剤中のキ
ャリアは、現像により消費されることはなく、現像槽1
2内でのトナーといっしょに攪拌されたり、マグネット
ローラ17の磁力、および感光体ドラム3との接触など
の影響により、徐々に表面等が汚染されて、劣化してい
く。このようにキャリアが劣化していくと、トナーに所
定の帯電量を付与し得なくなり、画質の低下を生じるこ
ととなる。
【0032】そこで、以下のようにして、現像槽12内
の消費されない劣化したキャリアと新しいキャリアとの
置換が行われる。例えばBLACKの現像器11Kのキ
ャリアの置換を行うには、まず現像器11K、11Y、
11M、11Cを現像器ユニット4の内部で回転移動さ
せ、現像器11Kを現像器ユニット4の下側(図2にお
いて現像器11Cの位置)に位置させる。このときに、
現像器11Kに形成されている通過口20Kは、内部の
現像剤の上面よりも低い位置に位置した状態となってい
るので、この通過口20KからBLACK用の劣化した
現像剤を回収槽23の回収口24Kに排出する。この
後、現像器11K、11Y、11M、11Cを現像器ユ
ニット4の内部で回転移動させ、現像器11Kを現像器
ユニット4の上側(図2において現像器11Yの位置)
に位置させる。このときに、現像器11Kに形成されて
いる通過口20Kは、内部の現像剤の上面よりも高い位
置に位置した状態となっているので、供給装置21の供
給口22から通過口20Kを通して現像器11K内にB
LACK用の新しい現像剤またはキャリアを補給する。
【0033】BLACK以外の、YELLOW、MAG
ENTA、CYANについても、上記と同様にして、そ
れぞれの現像器11Y、11M、11Cを下側に移動さ
せて劣化した現像剤を通過口20Y、20M、20Cか
ら排出した後、現像器11Y、11M、11Cを上側に
移動させて新しい現像剤またはキャリアを通過口20
Y、20M、20Cから補給することによって、キャリ
アの置換が行われる。
【0034】上述したカラー電子複写機1では、現像器
ユニット4が回転移動可能なロータリー式とされ、この
現像器ユニット4に備えられた現像器11K、11Y、
11M、11Cに、現像剤またはキャリアの通過口20
K、20Y、20M、20Cが設けられた構成となって
いる。そして、現像器11K、11Y、11M、11C
を回転させることによって現像剤の上面位置を変化さ
せ、現像剤の上面が通過口20K、20Y、20M、2
0Cに達しない位置、すなわち現像器ユニット4の上側
で、現像剤またはキャリアを供給し、現像剤の上面が通
過口20K、20Y、20M、20Cに達する位置、す
なわち現像器ユニット4の下側で、現像剤を排出させる
ことによって、通過口20K、20Y、20M、20C
を、現像剤またはキャリアの供給口と現像剤の排出口と
して共用するようになっている。これにより、現像器の
供給口および排出口の全てにシャッターなどの現像剤こ
ぼれ防止手段が必要な従来の装置に比較して、簡単な構
成で安価で小型の現像器11K、11Y、11M、11
Cを提供でき、さらには長期間安定した高画質の多色画
像を得ることのできるカラー電子複写機1を提供するこ
とができる。
【0035】(2)第2の実施形態 次に、本発明に係る画像形成装置の第2の実施形態につ
いて説明する。ここで説明する画像形成装置は本発明の
請求項3に係るもので、現像装置の通過口を回転体の回
転軸方向において同じ位置に形成する場合の例である。
これらの図において、前記第1の実施形態と共通する構
成については同符号を付し、その説明を省略する。
【0036】図5に示すように、カラー電子複写機(画
像形成装置)50に備えられた現像器ユニット(現像装
置)51には、BLACK、YELLOW、MAGEN
TA、CYAN用の現像器(現像装置)52K、52
Y、52M、52Cが回転移動可能に備えられている。
これら現像器52K、52Y、52M、52Cには、現
像器ユニット51の軸線方向において同じ位置に、通過
口53K、53Y、53M、53Cが設けられている。
【0037】そして、現像器ユニット51の上方位置に
は、各色の現像剤またはキャリアの供給装置(現像剤供
給手段、キャリア供給手段)54が設けられている。こ
の供給装置54は、回転移動可能なロータリー式で、シ
ャッターを備えた供給口55が、前記現像器ユニット5
1の軸線方向において通過口53K、53Y、53M、
53Cに対応した位置に形成されている。この供給装置
54では、供給すべき色の現像剤またはキャリアが収納
されている容器を供給口55に臨むよう回転移動させ、
図示しないシャッターを開くことによって現像剤または
キャリアを供給口55から供給するようになっている。
【0038】現像器ユニット51の下方には、各色毎に
仕切られていない単槽構造の回収槽(現像剤排出手段)
56が配設されている。この回収槽56には、一つのみ
の回収口57が、前記現像器ユニット51の軸線方向に
おいて通過口53K、53Y、53M、53Cに対応す
る位置に形成されている。
【0039】上述したカラー電子複写機50では、現像
器52K、52Y、52M、52Cを回転させて現像剤
の上面位置を変化させることによって、通過口53K、
53Y、53M、53Cを、現像剤またはキャリアの供
給口と現像剤の排出口として共用するようになってい
る。これにより、前記第1の実施形態におけるカラー電
子複写機1と同様の効果を奏することができる。さらに
は、現像器52K、52Y、52M、52Cの通過口5
3K、53Y、53M、53Cが、現像器ユニット51
の軸線方向において同じ位置に設けられた構成となって
いる。これにより、排出した現像剤の回収槽56を、各
色で共用することができ、各色毎に区切られていない単
槽構造のものとして、より一層の低コスト化を図ること
ができる。
【0040】(3)第3の実施形態 次に、本発明に係る画像形成装置の第3の実施形態につ
いて説明する。ここで説明する画像形成装置は、前記第
2の実施形態で示したカラー電子複写機50に対して、
現像剤またはキャリアの供給装置の構成が異なるのみ
で、他の構成については同様であるため、相違する構成
についてのみ説明し、共通する構成については同一符号
を付してその説明を省略する。
【0041】図6に示すように、カラー電子複写機(画
像形成装置)50’の現像器ユニット51には、BLA
CK、YELLOW、MAGENTA、CYAN用の現
像器52K、52Y、52M、52Cが回転移動可能に
備えられ、これら現像器52K、52Y、52M、52
Cには、現像器ユニット51の軸線方向において同じ位
置に、通過口53K、53Y、53M、53Cが設けら
れている。
【0042】そして、現像器ユニット51の上方位置に
は、各色の現像剤またはキャリアの供給装置(現像剤供
給手段、キャリア供給手段)58が設けられている。こ
の供給装置58は、各色用の供給口59K、59Y、5
9M、59Cが、前記現像器ユニット51の軸線方向に
おいて通過口53K、53Y、53M、53Cに対応す
る同じ範囲内で、四つに区分されて形成されている。
【0043】上述したカラー電子複写機50’では、供
給装置58の各色用の供給口59K、59Y、59M、
59Cが、通過口53K、53Y、53M、53Cに対
応する同じ範囲内で、四分割されて形成された構成とな
っている。このような構成により、前記第2の実施形態
におけるカラー電子複写機50と同様の効果を奏するこ
とができる上に、現像剤やキャリアの供給に際しては、
前記第2の実施形態の供給装置54のごとく回転移動さ
せる必要がないので、構造をさらに簡易化することがで
きる。
【0044】(4)第4の実施形態 次に、本発明に係る画像形成装置の第4の実施形態につ
いて説明する。ここでは、現像装置にキャリアのみを供
給する場合の例を示す。これらの図において、前記第1
ないし第3の実施形態と共通する構成については同符号
を付し、その説明を省略する。
【0045】図7に示すように、カラー電子複写機(画
像形成装置)60に備えられた現像器ユニット51に
は、BLACK、YELLOW、MAGENTA、CY
AN用の現像器52K、52Y、52M、52Cが回転
移動可能に備えられている。これら現像器52K、52
Y、52M、52Cには、現像器ユニット51の軸線方
向において同じ位置に、通過口53K、53Y、53
M、53Cが設けられている。
【0046】そして、現像器ユニット51の上方位置に
は、キャリアのみを供給するキャリア供給装置(キャリ
ア供給手段)61が設けられている。このキャリア供給
装置61の下面には、前記現像器ユニット51の軸線方
向において通過口53K、53Y、53M、53Cに対
応する位置に供給口62が形成されている。
【0047】上述したカラー電子複写機60では、キャ
リアのみを供給するキャリア供給装置61が、その供給
口62を現像器ユニット51の通過口53K、53Y、
53M、53Cに対応した位置に位置させて備えられて
いる。このようにしてキャリアのみを供給することによ
って、各色用の現像剤を供給する場合に発生する恐れの
ある、通過口53K、53Y、53M、53Cから、他
の色用の現像剤が現像器52K、52Y、52M、52
Cに入り込むという問題を防止することができる。
【0048】なお、上記第1ないし第4の実施形態にお
いて、現像剤またはキャリアを供給するための供給装置
21、54、58、キャリア供給装置61、および現像
剤を回収するための回収槽23、56を、現像器ユニッ
ト4、51の外周側に配置する構成としたが、これらを
現像器ユニット4の内周側に配置する構成としてもよ
い。この場合、現像器ユニット4、51の下側(図2、
図5、図7において現像器11C、52Cの位置)で現
像剤またはキャリアの供給を行い、現像器ユニット4、
51の上側(図2、図5、図7において現像器11Y、
52Yの位置)で現像剤の排出を行うようにする。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、現像装置に、前記現像剤またはキャリアの通過口
と、現像装置内に収容されている現像剤の上面位置を変
化させる現像剤上面位置変化手段とを設け、現像装置内
での現像剤の上面位置を変化させることで、通過口を現
像剤またはキャリアの供給口と現像剤の排出口として共
用する構成とした。さらに、現像材上面位置変化手段と
して、現像装置を回転体に保持し、回転体を回転させる
ことで現像材の上面位置を変化させる構成とした。この
ような構成により、回転体の回転によって、現像装置内
の現像剤の上面位置が変化することを利用して現像剤上
面位置を変化させ、現像剤の上面が通過口に達しない位
置で現像剤またはキャリアを供給し、現像剤の上面が通
過口に達する位置で現像剤を排出させることによって、
現像剤またはキャリアの供給口と現像剤の排出口を共用
する。これにより、現像器の供給口および排出口の全て
にシャッターなどの現像剤こぼれ防止手段が必要な従来
の装置に比較して、簡単な構成で安価で小型の現像装置
を提供でき、さらには長期間安定した高画質の多色画像
を得ることのできる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の第1の実施形態
であって、現像方式としてロータリー回転方式を採用し
たフルカラーの画像形成装置の概略構成図である。
【図2】 前記画像形成装置に備えた現像装置を示す立
断面図である。
【図3】 前記現像装置の単体での構造を示す立断面図
である。
【図4】 同現像装置の側断面図であって、(a)の図
に対して(b)は現像装置を90度回転移動させた状態
を示すものである。
【図5】 本発明に係る画像形成装置の第2の実施形態
を示す図であって、該画像形成装置に備えた現像装置の
立断面図である。
【図6】 本発明に係る画像形成装置の第3の実施形態
を示す図であって、該画像形成装置に備えた現像装置の
側断面図である。
【図7】 本発明に係る画像形成装置の第4の実施形態
を示す図であって、該画像形成装置に備えた現像装置の
立断面図である。
【符号の説明】
1、50、50’、60 カラー電子複写機(画像形成
装置) 4、51 現像器ユニット(現像装置) 10 回転体(現像剤上面位置変化手段) 11K,11Y,11M,11C、52K,52Y,5
2M,52C 現像器(現像装置) 20K,20Y,20M,20C、53K,53Y,5
3M,53C 通過口 21、54、58 供給装置(現像剤供給手段、キャリ
ア供給手段) 23、56 回収槽(現像剤排出手段) 61 キャリア供給装置(キャリア供給手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーとキャリアからなる二成分現像剤
    を現像装置内に収容し、現像剤またはキャリアを現像剤
    供給手段またはキャリア供給手段により供給口から前記
    現像装置内に徐々に供給する一方、前記現像装置内の現
    像剤を現像剤排出手段により排出口から徐々に排出する
    構成とされた現像装置を備えた画像形成装置において、 前記現像装置に、前記現像剤またはキャリアの通過口
    と、該現像装置内に収容されている前記現像剤の上面位
    置を変化させる現像剤上面位置変化手段とが設けられて
    なり、該現像剤上面位置変化手段により前記現像装置内
    での現像剤の上面位置を変化させることで、前記通過口
    を前記供給口および排出口として共用する構成とされて
    いることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像材上面位置変化手段を、前記現
    像装置を回転体に保持し、該回転体を回転させることで
    前記現像装置内での前記現像材の上面位置を変化させる
    構成としたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体に複数の前記現像装置が保持
    された構成とされ、前記現像装置のうち少なくとも2つ
    以上の前記現像装置の通過口が、前記回転体の回転軸方
    向において同じ位置に形成されて、これらの現像装置に
    おいては前記現像剤排出手段を共用する構成とされてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006098889A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006098889A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP4549147B2 (ja) * 2004-09-30 2010-09-22 京セラミタ株式会社 画像形成装置

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