JPH09210835A - 施栓状態の漏れ検査方法 - Google Patents

施栓状態の漏れ検査方法

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JPH09210835A
JPH09210835A JP1874296A JP1874296A JPH09210835A JP H09210835 A JPH09210835 A JP H09210835A JP 1874296 A JP1874296 A JP 1874296A JP 1874296 A JP1874296 A JP 1874296A JP H09210835 A JPH09210835 A JP H09210835A
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JP
Japan
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stopper
height
top surface
function
ceiling face
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Pending
Application number
JP1874296A
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English (en)
Inventor
Hisao Atsumi
久生 渥美
Yasunori Ito
康典 伊藤
Susumu Shionoya
勧 塩野谷
Yukihide Hosokawa
幸秀 細川
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Kagome Co Ltd
Original Assignee
Kagome Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送用コンベアの振動による密封容器の揺れ
に影響されることなく、精度の高い密封容器の漏れ検査
方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 密封容器を連続的に搬送しつつ、搬送路
上方に設置された光学式距離センサにより、密封容器の
栓の天面を容器搬送方向の上流縁部から下流縁部まで高
さ測定し、該測定値をプログラム演算により関数近似
し、得られた関数が描く曲線から栓の天面の凹凸を検知
することを特徴とする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施栓状態の漏れ検
査方法に係り、詳しくは、ケチャップ,各種ソース等を
密封するための密封容器であって、ガラス瓶のように内
圧の変化によって変形しない容器について、その口部に
覆い被された栓の漏れを検査する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ケチャップ等の食品類を容器に収容して
密栓を施すには、ケチャップ等の被収容物を40℃〜9
0℃の加熱状態にして容器に収容し、その口部をキャッ
プ状の栓で覆って密封する。密栓が正常に施されている
場合即ち密封状態が確保されている場合(以下、「良
品」という。)には、加熱状態にある被収容物の熱で膨
張していた容器内空気が放熱によって収縮して容器内に
負圧が発生し、容器内外の圧力差により栓の天面に凹み
が生じる。一方、施栓不良の場合即ち密封状態が不完全
な場合(以下、「不良品」という。)には、外部空気が
容器内に漏れ入るため、容器内外の圧力差が生じないか
極小さいものとなり、栓の天面に凹みは生じない。
【0003】従来、この種の検査は、図1,図2に概略
を示すように、コンベヤ等でなる搬送手段1により連続
搬送される密封容器2…2の軌道上に配置されたレーザ
光式距離センサ3によって、密封容器2に施された栓4
の天面中央部4a及び辺縁部4bの2箇所に、これら密
封容器2の移動を利用して同じ位置からレーザ光LS
1,LS2を照射して、反射光の受光までの時間から照
射箇所までの距離を測定し、得られた2つの測定データ
をデータ処理装置5に送り、ここで両測定データの値の
差を演算し、中央部が縁部より低ければ良品、縁部より
高いか同じ高さであれば不良品とする方法が一般的に知
られている。
【0004】不良品と判別した時には、データ処理装置
5が、シーケンスコントローラ6に信号を発して、この
シーケンサ6がピストン等の不良品排出手段を駆動させ
て不良品を除外する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記レ
ーザー光式距離センサの精度は数μmであり、栓の凹み
は良品と不良品との差が一般に数百μm程度であるにも
拘わらず、従来の検査方法では約1%程度もの検査誤差
が生じ、本来不良品として判別されるべきものが良品と
して判別されることがあったため、さらに目視検査等を
併用しなければならないという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明者等は、この検査誤差が生じる原因につ
いて鋭意研究を重ねた結果、上記の検査誤差は主として
被検査容器を搬送するコンベヤベルトに発生する微振動
によるものであることを解明した。
【0007】即ち、従来においては、栓の縁部と中央部
との2点の高さを測定していたため、コンベヤベルトの
微振動により密封容器に僅かな傾き(図2の左右方向)
が生じると、実際には栓天面に凹みが生じていなくとも
前記2点の高さに差が生じ、縁部が中央部より高くなっ
た場合に、本来不良品と判別されるべきものが良品とし
て判別されていた。
【0008】そこで、本発明は、連続的に搬送される密
封容器に施された栓の天面の高さを、容器搬送方向の上
流側から下流側にかけて連続的または断続的に測定し、
得られたデータをプログラム演算によって関数で近似
し、この関数が描く曲線から栓天面の凹凸をプログラム
上で判別することにより、コンベヤベルトの微振動の影
響を受けずに正確に栓の凹みを検査することとした。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき、以下
に添付図面を参照しつつ説明する。本発明を実施するた
めの装置構成の内、図1に示した従来装置と同様の部分
には同符号を用いてその説明を省略する。
【0010】レーザ光式距離センサ3は、搬送されてく
る密封容器2に施された栓4の天面に、パルス状にレー
ザス光Lを照射し、該天面の高さを測定する。レーザ光
式距離センサ3は、パルス照射の時間間隔は、例えば、
200〜500μ秒とすることができる。
【0011】レーザ光式距離センサ3を用いて、密封容
器2を検知することによって、栓4の天面だけを測定す
ることが好ましい。
【0012】前記距離センサ3により測定されたデータ
は、データ処理装置5に送られる。データ処理装置5で
は、栓4の天面に相当する部分の高さ測定データから、
測定値を包絡する曲線の関数を算出する。栓4の天面に
相当する部分の測定データを得るには、密封容器2の搬
送路付近に配置したセンサにより、栓4の天面の上流側
縁部及び下流側縁部がレーザ光式距離センサ3の光照射
位置を通過するタイミングを知り、これに同期して栓4
の天面の高さ測定の開始及び終了をすること、又は継続
して前記高さ測定をしつつ上記通過に同期して測定デー
タ取り込みの開始及び終了を行なうことができる。或い
は、搬送される密封容器2の他の部分の上流側端部及び
下流側端部を検出し、密封容器2の形状データに基づい
て栓4天面の上流側縁部及び下流側縁部がレーザ式距離
センサ3の光照射位置を通過するタイミングを知り、上
記のようにすることもできる。さらには、高さ測定を継
続的に行ない、得られたデータの変化(栓の表面の高さ
は天面の端縁を超えると急激に変化する)から栓4の天
面に相当する部分のデータを識別することもできる。
【0013】こうして得られた測定データ及び包絡曲線
のグラフを図3〜図7に示す。図3〜7において、縦軸
は、天面の高さに対応する電圧値、横軸は、パルスの番
号を示している。
【0014】これらのグラフにおいて、高さ測定データ
を●でプロットしている。それらを包絡する曲線(グラ
フ中実線)を得るのに、ここでは修正コレスキー分解法
を用い、プログラム演算により2次関数に近似してい
る。このようなデータ処理装置5には、公知のプログラ
マブルウェーブチェッカー(例えば、株式会社オーテッ
クエレクトロニクス製プログラマブルウェーブチェッカ
ーOP−01)を使用することができる。各グラフ中に
表示された関数は、その方程式である。同図において、
距離センサの測定値との関係上、実際の栓の状態とは凹
凸が逆になっている栓4の状態が凹か凸かの判別は、近
似された関数が描く曲線が凸か凹か、即ちX2 の項の符
号が正か負かによってなされる。図において、X2 の項
の符号が負である場合には、曲線は凸であり、天面が凹
であることを示し、良品と判別される。一方、正又は零
(凹凸なし)の場合は不良品として判別される。不良品
と判別されると、データ処理装置5は、図外の排除用シ
リンダを駆動させるための信号をシーケンスコントロー
ラ6に送る。
【0015】図3〜6は良品の場合のCRT画面であっ
て、図3は密封容器が正立している状態、図4は該振動
により密封容器上部が進行方向後ろ側に傾いた状態、図
5は密封容器上部が進行方向前側に傾いた状態、図6は
密封容器が正立した状態であって容器内の負圧が図3〜
図5のものより少ない状態を、それぞれ示している。図
7は曲線が凹であり、栓の天面が凸であることを示して
おり、負圧が不十分な不良品の場合を示している。
【0016】このように、搬送コンベヤの微振動によっ
て密封容器が前後に傾いても、確実に栓4天面の凹凸を
検知することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、密封容器を連続的
に搬送しつつ、密封容器の栓の天面における容器搬送方
向の上流側から下流側にかけて高さを測定し、該測定値
をプログラム演算により関数近似し、得られた関数から
栓の凹凸度合いを判別することとしたので、搬送用コン
ベアの振動によって密封容器に揺れが生じても、これに
影響されることなく栓の凹みの有無を判別することがで
きるため、漏れ検査の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の密封容器の漏れ検査方法を概略的に説明
するためのブロック図である。
【図2】従来の検査方法の説明図である。
【図3】本発明に係る検査方法の一実施例による良品の
栓天面の高さ測定による測定値及び包絡曲線を示すグラ
フである。
【図4】微振動により傾いて測定された良品の図3に対
応する図である。
【図5】図6と反対の側に傾いた状態に対応する図であ
る。
【図6】良品であって、容器内のやや負圧が少ない場合
の図3に対応する図である。
【図7】不良品の場合の図3に対応する図である。
【符号の説明】
2 密封容器 3 レーザ光式距離センサ 4 栓 5 データ処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 幸秀 愛知県宝飯郡小坂井町大字伊奈慶応23番地 カゴメ株式会社小坂井工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封容器を連続的に搬送しつつ、搬送路
    上方に設置された光学式距離センサにより、密封容器の
    栓の天面を容器搬送方向の上流縁部から下流縁部まで高
    さ測定し、該測定値をプログラム演算により関数近似
    し、得られた関数が描く曲線から栓の天面の凹凸を検知
    することを特徴とする施栓状態の漏れ検査方法。
  2. 【請求項2】 前記関数が描く曲線から検知される栓天
    面の凹凸に関し、凹のときに施栓良、凸のときに施栓不
    良と判定することを特徴とする請求項1に記載の施栓状
    態の漏れ検査方法。
JP1874296A 1996-02-05 1996-02-05 施栓状態の漏れ検査方法 Pending JPH09210835A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192646A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Toyo Seikan Kaisha Ltd 容器検査装置及び容器検査方法
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