JPH09210517A - 冷凍装置の簡易能力診断方法 - Google Patents

冷凍装置の簡易能力診断方法

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JPH09210517A
JPH09210517A JP4416696A JP4416696A JPH09210517A JP H09210517 A JPH09210517 A JP H09210517A JP 4416696 A JP4416696 A JP 4416696A JP 4416696 A JP4416696 A JP 4416696A JP H09210517 A JPH09210517 A JP H09210517A
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JP
Japan
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temperature
temperature difference
detected
refrigerator
pull
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Withdrawn
Application number
JP4416696A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutoshi Sudo
光敏 須藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍装置の冷凍能力を短時間で診断する。 【解決手段】 冷凍装置の能力計算式と冷凍装置の冷凍
負荷を考慮して予め設定されたプルダウン時間計算式と
から所定時間のプルダウン運転で到達すべき庫内温度差
を算出し、算出された温度差よりも上記所定時間のプル
ダウン運転により検出された庫内温度差が大きいとき、
能力不足と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンテナ用冷凍装置
の簡易能力診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンテナはその内部に貨物を収容し、冷
凍装置を運転することによって庫内温度を設定温度に維
持しながら船舶、トラック、鉄道車両等に積載して運搬
される。
【0003】この冷凍装置の略示的構成が図4に示され
ている。コンテナC内に形成された庫内空気の循環流路
9中には蒸発器4及びフアン5並びにこれを駆動するモ
ータ6が設置されている。
【0004】冷凍装置を運転すると、圧縮機1から吐出
されたガス冷媒は凝縮器2に入り、ここで凝縮液化す
る。この液冷媒は膨張弁3に入り、ここで絞られること
により断熱膨張して気液二相の冷媒となる。この冷媒は
蒸発器4に入り、ここでフアン5によって送風される庫
内空気を冷却することによって蒸発気化した後、再び圧
縮機1に吸入される。
【0005】圧縮機1の出口と蒸発器4の入口とを繋ぐ
ホットガスバイパス回路7に介装されたモジュレーティ
ングバルブ8を開閉することによって冷凍能力を制御し
うるようになっている。
【0006】コンテナC内に生鮮果物等の冷蔵貨物を収
容したときには、冷凍装置はチルモードで運転され、こ
のチルモード運転ではフアン5は高速運転され、圧縮機
1の運転を継続しながらモジュレーティングバルブ8を
開閉して冷凍装置の能力を調整する。
【0007】コンテナC内に冷凍まぐろ等の冷凍貨物を
収容したときには、冷凍装置はフローズンモードで運転
され、このフローズンモード運転ではフアン5は低速運
転される。そして、庫内温度が下降して設定温度に達し
たとき圧縮機1の運転・停止を繰り返す。
【0008】上記コンテナCの運搬開始前に冷凍装置の
能力が診断され、その際図3に示すように、冷凍装置を
チルモードで運転して庫内温度が常温から0℃に低下す
る迄のプルダウン時間Pcを計測し、かつ、冷凍装置をフ
ローズンモードで運転して庫内温度が0℃から−18℃に
低下する迄のプルダウン時間Pfを計測し、上記プルダウ
ン時間Pc及びPfがそれぞれ所定時間以内であれば、冷凍
装置の能力は十分と判定していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の診断方法に
おいては、診断に最大3時間を要するという問題があっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、庫内を冷却する冷凍装置の能力計算式と上記冷
凍装置の冷凍負荷を考慮して予め設定されたプルダウン
時間計算式とから所定時間のプルダウン運転で到達すべ
き庫内温度差を算出し、算出された庫内温度差よりも上
記所定時間のプルダウン運転により検出された庫内温度
差が大きいとき能力不足と判定することを特徴とする冷
凍装置の簡易能力診断方法にある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図1及び図2
に示され、図1は制御ブロック図、図2は制御フローチ
ャートである。なお、冷凍装置の構成は図4に示す従来
のものと同様である。
【0012】冷凍装置をチルモードでプルダウン運転す
ると、圧縮機1は運転、膨張弁3は全開、モジュレーテ
ィングバルブ8は閉、フアン5は高速で運転される。
【0013】このプルダウン運転が安定したとき、診断
指令が出力されると、庫内温度センサ10によって庫内温
度が検出され、この検出温度は温度記憶手段11に記憶さ
れる。
【0014】所定時間例えば5分経過後、再び庫内温度
センサ10によって庫内温度が検出され、この検出温度は
温度差検出手段12に入力されてここで温度記憶手段11に
記憶されている先の検出温度との温度差が検出される。
【0015】この温度差は判定手段13に出力され、ここ
で温度差記憶手段14から入力された温度差に比較され
る。なお、温度差記憶手段14には冷凍装置の能力計算式
と冷凍装置の冷凍負荷を考慮して予め設定されたプルダ
ウン時間計算式とから上記所定時間のプルダウン運転で
到達すべき庫内温度差が算出されて記憶されている。
【0016】判定手段13は検出された温度差が記憶され
ている温度差より大きいときには能力不足と判定し、こ
の判定結果を表示手段15に出力してここに表示させる。
【0017】冷凍装置の冷凍能力Qは一般に式1で表さ
れる。
【0018】
【式1】
【0019】また、プルダウン時間Hは式2で表され
る。
【0020】
【式2】
【0021】しかして、冷凍装置の冷凍能力が十分な場
合には、図3に示すように、冷凍装置を所定時間プルダ
ウン運転することによって到達すべき庫内温度差がΔT
のとき、検出された庫内温度差がΔT より小さいΔT'の
ときは能力不足と判定される。
【0022】なお、冷凍装置をフローズンモードで運転
中に能力を診断することができ、この場合にはフアン5
が低速運転されるので、冷凍能力Qf は式3で表わされ
る。
【0023】
【式3】
【0024】また、プルダウン時間Hf は式4で表され
る。
【0025】
【式4】
【0026】
【発明の効果】本発明においては、庫内を冷却する冷凍
装置の能力計算式と上記冷凍装置の冷凍負荷を考慮して
予め設定されたプルダウン時間計算式とから所定時間の
プルダウン運転で到達すべき庫内温度差を算出し、算出
された庫内温度差よりも上記所定時間のプルダウン運転
により検出された庫内温度差が大きいとき能力不足と判
定するため、冷凍装置の冷凍能力を従来のものに比し短
時間で診断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す制御ブロック図であ
る。
【図2】上記実施形態の制御フローチャートである。
【図3】庫内温度の時間的変化を示す線図である。
【図4】従来の冷凍装置の略示的構成図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内を冷却する冷凍装置の能力計算式と
    上記冷凍装置の冷凍負荷を考慮して予め設定されたプル
    ダウン時間計算式とから所定時間のプルダウン運転で到
    達すべき庫内温度差を算出し、算出された庫内温度差よ
    りも上記所定時間のプルダウン運転により検出された庫
    内温度差が大きいとき能力不足と判定することを特徴と
    する冷凍装置の簡易能力診断方法。
JP4416696A 1996-02-06 1996-02-06 冷凍装置の簡易能力診断方法 Withdrawn JPH09210517A (ja)

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