JPH09210413A - 地域熱供給システム - Google Patents

地域熱供給システム

Info

Publication number
JPH09210413A
JPH09210413A JP8040595A JP4059596A JPH09210413A JP H09210413 A JPH09210413 A JP H09210413A JP 8040595 A JP8040595 A JP 8040595A JP 4059596 A JP4059596 A JP 4059596A JP H09210413 A JPH09210413 A JP H09210413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
return
heat source
pipe
water
consumer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8040595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3388564B2 (ja
Inventor
Toshio Hayashi
利雄 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Original Assignee
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Thermal Engineering Co Ltd filed Critical Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority to JP04059596A priority Critical patent/JP3388564B2/ja
Publication of JPH09210413A publication Critical patent/JPH09210413A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3388564B2 publication Critical patent/JP3388564B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/17District heating

Landscapes

  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱搬送能力の拡大を図れる地域熱供給システ
ムを提供する。 【解決手段】 本システムは、中央熱源システム(10
2)と需要家設備(104)とを1系統の往路配管(1
06)と1系統の還路配管(108)とで結び、熱源水
を各需要家設備に供給している。需要家設備は、複数の
需要家設備群(104A、104B、…、および104
a、104b、…、)に分割され、各需要家設備群は少
なくとも1系統の往還路配管(112)によりカスケー
ド接続される。カスケード接続下流側の需要家設備群に
はカスケード接続上流側の需要家設備群から往還路配管
に返水された熱源水が供給される。かかる構成により、
熱搬送能力が大幅に向上され、また中央熱源システムの
エネルギー利用効率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地域熱供給システ
ムに係り、特に熱源設備運転の効率化、地域熱供給配管
の熱供給能力の向上、需要家側設備の選択性の拡大を図
ることができる地域熱供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市機能の集約化に伴い、都市対
応型の新しい冷暖房設備が模索されている。その中で、
エネルギーの平準化、大規模化を図ることにより省エネ
ルギー性に優れた冷暖房設備として、地域熱供給システ
ムが注目されている。典型的な地域熱供給システムは、
冷凍機などの冷水発生装置とボイラなどの温水発生装置
を備えた中央熱源プラントから、それぞれ需要家設備が
設置された各建物に対して、長い地域熱供給配管により
冷水または温水を供給するものである。
【0003】このように、従来の地域熱供給システムで
は、比較的長い地域熱供給配管が必要であるため、イニ
シャルコストを押し上げる要因となっていた。また、各
需要家設備に冷水または温水を供給するための搬送動力
も大きいため、ランニングコストも高くならざるを得
ず、問題となっていた。かかる問題に鑑み、従来より、
地域熱供給配管の低コスト化、省エネルギー化を図る各
種対策が提言されている。例えば、特願平4−4533
2号公報では、中央熱源プラントと需要家設備とを2本
の配管で結ぶことにより、イニシャルコストの低減を図
るシステムが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の地域熱
供給配管の低コスト化または省エネルギー対策は、冷水
往還の温度差を拡大するのみであり、そのため、次のよ
うな問題点が生じていた。
【0005】まず第1に、中央熱源プラントの性能は、
送水温度によりほぼ決定され、冷水の供給の場合、送水
温度を低温側にシフトさせるとエネルギーの利用効率の
指標である成績係数が低下するという問題があった。
【0006】第2に、単なる温度差の拡大は、需要家設
備側の熱交換設備の増大に帰結するという問題があっ
た。すなわち、大温度差を達成するために、需要家設備
の熱交換器の伝熱面積が増大せざるを得なかった。ま
た、需要家側の空調機器を負荷特性ごとに系統を細分化
し、それぞれについて制御を行う必要があった。
【0007】さらにまた、従来の地域熱供給システムで
は、熱源の種類や温度レベルが地域熱供給システムごと
に定まっているので、需要家側の設備の選択性(または
設計性)は限定されたものにならざるを得なかった。
【0008】本発明は、従来の地域熱供給システムが有
する上記問題点に鑑みてなされたものであり、従って、
中央プラントの熱源システムのエネルギー利用効率の向
上と低コスト化を図るとともに、地域熱供給配管設備の
熱搬送動力を拡大することにより設備のイニシャルコス
トおよびランニングコストを低減するとともに、さらに
需要家側設備の選択範囲を拡大することが可能な新規か
つ改良された地域熱供給システムを提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の観点によれば、中央熱源システム
(102)と需要家設備(104)とを1系統の往路配
管(106)と1系統の還路配管(108)とで結び、
前記中央熱源システム(102)で製造された熱源水を
前記需要家設備(104)に供給する地域熱供給システ
ムにおいて、前記需要家設備(104)を複数の需要家
設備群(104A、104B、…、および104a、1
04b、…、)に分割し、前記各需要家設備群を少なく
とも1系統の往還路配管(112)を介してカスケード
接続し、カスケード接続下流側の需要家設備群(104
a、104b、…、)にはカスケード接続上流側の需要
家設備群(104A、104B、…、)から前記往還路
配管(112)に返水された熱源水が供給されることを
特徴とする地域熱供給システムが提供される。なお、本
明細書において、カスケード接続とは、ある需要家設備
群からの還路配管が、往還路配管を介して、別の需要家
設備群への往路配管に接続されるような配管接続をいう
ものとする。
【0010】さらに、本発明の第2の観点によれば、中
央熱源システム(202)と需要家設備(204)とを
1系統の往路配管(206)と1系統の還路配管(20
8)とで結び、前記中央熱源システム(202)で製造
された熱源水を前記需要家設備(204)に供給する地
域熱供給システムにおいて、制御弁手段(210)によ
り前記往路配管(206)または前記還路配管(20
8)と選択的に連通可能な少なくとも1系統の往還路配
管(212)を設け、第1の需要家設備群(204A、
204B、…、)は、前記往路配管(206)から熱源
水が供給され還水を前記往還路配管(212)に返水
し、第2の需要家設備群(204a、204b、…、)
は、前記往還路配管(212)から熱源水が供給され還
水を前記還路配管(208)に返水するように構成した
ことを特徴とする、地域熱供給システムが提供される。
【0011】さらにまた、本発明の第3の観点によれ
ば、中央熱源システム(302)と需要家設備(30
4)とを1系統の往路配管(306)と1系統の還路配
管(308)とで結び、前記中央熱源システム(30
2)で製造された熱源水を前記需要家設備(304)に
供給する地域熱供給システムにおいて、制御弁手段(3
10)により前記往路配管(306)または前記還路配
管(308)と選択的に連通可能なn−1(ただし、n
は2以上の任意の正の整数)系統の往還路配管(312
(1)、312(2)、…、312(n−1))を設
け、第n−1の需要家設備群(304(n)α、304
(n)β、…、)は、第n−2の往還路配管(312
(n−2))から熱源水を供給され還水を第n−1の往
還路配管(312(n−1))に返水し、ただし、第1
の需要家設備群(304(1)A、304(1)B、
…、)は、前記往路配管(306)から熱源水が供給さ
れ還水を前記第1の往還路配管(312(1))に返水
し、第nの需要家設備群(304(n)α、304
(n)β、…、)は、前記第n−1の往還路配管(31
2(n−1))から熱源水を供給され還水を前記還路配
管(308)に返水するように構成したことを特徴とす
る、地域熱供給システムが提供される。
【0012】なお、上記第1〜第3の観点により構成さ
れた地域熱供給システムに、前記往路配管(106、2
06、306(406))と前記第1の往還路配管(1
12、212、312(1)(412))との差圧を検
出する第1圧力センサ(P1)と、前記第n−1往還路
配管(112、212、312(n−1)(412))
と前記還路配管(108、208、308(408))
との差圧を検出する第2圧力センサ(P2)と、前記第
1圧力センサ(P1)と前記第2圧力センサ(P2)と
の検出値に応じて、前記中央熱源システム(102、2
02、302(402))の運転能力および/または前
記各需要家設備群に供給される熱源水の流量を制御する
制御手段(150、250、350、450)とを設け
たることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら、
本発明に基づいて構成された地域熱供給システムのいく
つかの好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1および図2には、本発明の第1の実施
の形態にかかる地域熱供給システム100(200)が
示されている。なお、以下の説明において、本発明に基
づいて構成された地域熱供給システムの各構成部材は3
桁の番号により参照されるが、各実施の形態において、
特に断らない限り、実質的に同一の構成および機能を有
する構成部材については、下二桁に同一の参照番号を使
用して、重複説明を省略することにする。
【0015】図1に示すように、第1の実施の形態にに
かかる地域熱供給システム100は、中央熱源システム
102と需要家設備104とを1系統の往路配管106
と1系統の還路配管108とで結んだものである。中央
熱源システム102は、冷凍機などの冷水発生装置10
2aとボイラなどの温水発生装置102bとを備えてお
り、送水ポンプ102cにより所望量の温水または冷水
(熱源水)を接続された各需要家設備104に供給する
ことが可能である。
【0016】本実施の形態によれば、図1に模式的に示
すように、需要家設備104は、複数(図示の例では、
2グループ)の需要家設備群(104A、104B、
…、および104a、104b、…、)に分割され、各
需要家設備群は少なくとも1系統の往還路配管112を
介してカスケード接続される。なお、各需要家設備群を
カスケード接続する往還路配管112は、以下に説明す
るように、各需要家設備群が属するグループに応じて、
ある需要家設備群にとっては熱源水の往路配管として機
能し、別の需要家設備群にとっては還路配管として機能
するものである。そして、本実施の形態によれば、カス
ケード接続下流側の需要家設備群(104a、104
b、…、)にはカスケード接続上流側の需要家設備群
(104A、104B、…、)から往還路配管112に
返水された熱源水(従って、比較的高温の冷水または比
較的低温の温水)が供給される。このように、往還路配
管112は、カスケード接続上流側の需要家設備群(1
04A、104B、…、)にとっては還路配管として機
能し、カスケード接続下流側の需要家設備群(104
a、104b、…、)にとっては往路配管として機能す
る。このように、本明細書においては、需要家設備群に
応じて往路配管と還路配管との機能を切り換えることが
可能な配管を往還路配管と称することにする。
【0017】図2には、図1に示した第1の実施の形態
にかかる地域熱供給システム100(200)における
需要家設備側204の往復路配管206によるカスケー
ド接続の詳細が示されている。図示の例では、需要家設
備204は、2つのグループに分割される。すなわち、
全需要家設備204は、往路配管206から直接熱源水
が供給され、熱交換後の還水を往還路配管212に返水
する第1の需要家設備群204A、204B、…、と、
第1の需要家設備群204A、204B、…、からの還
水を往還路配管212から供給されて熱源水として使用
し、熱交換後の還水を還水配管208に返水する第2の
需要家設備群204a、204b、…、とから構成され
る。なお、各需要家設備204は、熱交換器220(2
20A、220B、…、および220a、220b、
…、)と制御弁222(222A、222B、…、およ
び222a、222b、…、)とを備えている。
【0018】以上のように、本実施の形態によれば、複
数群の需要家設備がカスケード接続されるので、地域熱
供給配管の熱搬送能力が大幅(単純計算で約2倍)に上
昇し、イニシャルコスト(配管敷設費など)とランニン
グコスト(搬送動力費など)が低減される。たとえば、
第1の需要家設備群204A、204B、…、に往路配
管206から約6℃の往水を供給し、そこで熱交換器2
20A、220B、…、により熱交換後、約12℃の還
水を往還路配管212に戻し、この往還路配管212か
ら、第2の需要家設備群204a、204b、…、に対
して約12℃の往水を供給し、そこで熱交換後、還路配
管208に約18℃の還水を戻すように構成すれば、熱
搬送能力は、従来システムのように、単に約6℃の往水
を供給し、約12℃の還水を戻した場合の約2倍にな
る。
【0019】なお、本実施の形態によれば、上記のよう
に中央熱源システム202の出入口温度差が大きいの
で、たとえば冷水製造の場合、冷凍装置を直列に複数列
配置し、冷水を段階的に冷却することが可能となる。そ
の結果、中央熱源システム202の上流側の冷凍装置の
成績係数が向上し、全体として中央熱源システム202
のエネルギー利用効率を向上させることができる。
【0020】また同じ熱量を搬送する場合、従来方式に
比較して、本実施の形態によれば、往還路配管の分だけ
配管数は増えるが、小口径配管の敷設が可能となる。配
管系は、第1の需要家群204A、204B、…、と第
2の需要家群204a、204b、…、の配置とこれら
の熱負荷パターンにより決定されるが、本実施の形態に
よれば、往路配管206の管径の数十%の断面積を有す
る配管を往還路配管212として使用すればよい。
【0021】また往路配管206から熱源水を直接受け
て往還路配管212に還水を戻す第1の需要家群204
A、204B、…、については、従来の空調システムを
そのまま利用することが可能である。また、往還路配管
212から熱源水(従って、比較的高温の冷水または比
較的低温の温水)を受けて還路配管208に還水を戻す
第2の需要家群204a、204b、…、としては、例
えば、同一出願人に係る特願平7−286654号に開
示されているような、顕熱負荷と潜熱負荷とを別の空調
機により処理するような省エネルギー型の空調システム
を利用することができる。往還路配管212からの熱源
水(比較的高温の冷水または比較的低温の温水)は、室
内負荷や外気負荷の大部分を占める顕熱負荷を処理する
には十分なので、上記空調システムでは、この熱源水を
顕熱負荷処理用空調機において利用する。そして、残余
の負荷(潜熱負荷)については、別途設けた潜熱負荷処
理用空調機により処理している。
【0022】なお、需要家設備を第1の需要家設備群2
04A、204B、…、にするか、あるいは第2の需要
家設備群204a、204b、…、にするかは、需要家
の熱負荷特性に基づいて決定することが好ましい。たと
えば、集会所施設など高い潜熱負荷を有している場合に
は、第1の需要家設備群204A、204B、…、に所
属させることが好ましい。これに対して、顕熱負荷の高
い事務所施設の場合には、第2の需要家設備群204
a、204b、…、に所属させることが好ましい。この
ように本実施の形態によれば、熱源水の温度レベルの質
の選択を需要家側で行うことが可能となり、設備計画の
幅が広がるとともに、需要家側で効率的にエネルギー利
用を行える設備を選択することが可能となる。なお、シ
ステムの実際の運転にあたっては、第1の需要家設備群
204A、204B、…、と第2の需要家設備群204
a、204b、…、との熱利用が時間、量的にほぼ一致
するようにシステム設計を行うことが好ましい。
【0023】さらにまた、中央熱源システム202とし
て、夜間の廉価な電力を利用して蓄熱槽に氷蓄熱や冷水
(または温水)蓄熱を行う蓄熱方式のものを利用する場
合には、本実施の形態によれば、同じ蓄熱槽容積で単純
計算で約2倍の蓄熱量の増大となる。従って、需要家側
において同じ熱負荷を要求されるシステムでは、熱源機
容量の削減または蓄熱槽容積の削減などを行うことによ
り、より経済的なシステムを構築することができる。
【0024】図3には、本発明にかかる地域熱供給シス
テムのさらに別の実施の形態が示されている。図1およ
び図2に示す地域熱供給システム100(200)にお
いては、1系統ずつの往路配管106(206)と還路
配管108(208)に対して1系統の往還路配管11
2(212)が設置されていたが、図3に示す地域熱供
給システム300では、2系統の往還路配管312(3
12(1)、312(2))が配置されている。さら
に、この地域熱供給システム300では、需要家設備3
04は、往路配管306から直接熱源水を受けて熱交換
後に第1の往還路配管312(1)に還水を戻す第1の
需要家設備群(304(1)A、304(1)B、
…、)と、第1の往還路配管312の熱源水を受けて熱
交換後に第2の往還路配管312(2)に戻す第2の需
要家設備群(304(2)α、304(2)β、…、)
と、第2の往還路配管312(2)の熱源水を受けて熱
交換後に還路配管308に戻す第3の需要家設備群(3
04(3)a、304(3)b、…、)とから構成され
ている。
【0025】なお、この実施の形態は、原理的には、n
−1(ただし、nは任意の正の整数)の往還路配管31
2を用いて、nに分割された需要家設備群304に対し
て適用可能であり、従って、図3では、任意の正の整数
nを用いて、各需要家設備304および各往還路配管3
12の構成を示している。しかし、実際には図示のシス
テムでは、n=3であり、2本の往還路配管312
(1)、312(2)を用いて、3つに分割された需要
家設備群304、すなわち第1の需要家設備群304
(1)A、304(1)B、…、第2の需要家設備群3
04(2)α、304(2)β、…、および第3の需要
家設備群304(3)a、304(3)b、…、に対し
て熱源水を供給する形態が示されている。
【0026】このように、図3に示す地域熱供給システ
ムでは、3つの需要家設備群がカスケード接続され、熱
エネルギーの効率的な利用、すなわち、配管系の熱搬送
能力の拡大および中央熱源システムのエネルギー利用効
率の向上などが図られている。なお、本実施の形態によ
れば、中央熱源システムより任意の数にグループ分けさ
れた需要家設備に熱供給を行うことが可能であるが、し
かし、実際には、分割可能なグループ数は、中央熱源シ
ステムおよび各需要家設備に設置される空調システムの
運転能力に応じて限定される。
【0027】次に、図4および図5を参照しながら、本
発明にかかる地域熱供給システムの運転制御方法の実施
の一形態について説明する。図4には、本実施の形態に
かかる地域熱供給システム400が示されている。この
地域熱供給システム400の基本的構成は、図2に関連
して示した地域熱供給システム200、すなわち、2グ
ループの需要家設備群と1系統の往還路配管を備えた構
成と実質的に同一なのでその詳細な説明は省略する。た
だし、本地域熱供給システム400では、システムの制
御系として、往路配管406と往還路配管412との差
圧を検出する第1圧力センサP1、往還路配管412と
還路配管408との差圧を検出する第2圧力センサP
2、およびこれらの第1および第2圧力センサP1、P
2により検出された差圧に応じて、中央熱源設備402
の送水ポンプ402cの運転能力、および往還路配管4
12の入口付近および出口付近にそれぞれ介挿される制
御弁410a、410bの開度を制御する制御装置45
0を備えている。
【0028】図5には、図4に示す地域熱供給システム
400の運転制御のフローが示されている。なお、この
運転制御においては、往還路配管412の入口付近に設
置される制御弁410aが全閉である状態をシステムの
最適運転条件として、往路配管406と往還路配管41
2との差圧DP1および往還路配管412と還路配管4
08との差圧DP2が、それぞれ設定値P1S、P2S
になるように、制御装置450により、中央熱源システ
ム402の送水ポンプの運転能力制御および各制御弁4
10a、410bの開度制御を行うものとする。なお、
設定値P1S、P2Sには、所定の許容範囲を持たせる
ことが好ましい。
【0029】制御シーケンスが開始すると、まず、ステ
ップS510において、往路配管406と往還路配管4
12との差圧DP1の制御が制御弁412aの操作によ
って行われる。差圧DP1の調整後に、ステップS51
2以下において、往還路配管412と還路配管408と
の差圧DP2の制御に入る。
【0030】まず、ステップS512において、差圧D
P2が設定値P1S内にあると判断された場合には、ス
テップS514に入る。まず制御弁410aおよび制御
弁410bが供に開である場合には、上述のシステムの
最適運転条件に近づけるべく、制御装置450により、
制御弁410aを一段階分だけ閉めるように運転制御が
行われる。それ以外の場合、すなわち、制御弁410a
と制御弁410bの少なくとも一方が全閉状態にある場
合は、現在の運転状態が保持される。
【0031】これに対して、ステップS512におい
て、差圧DP2が設定値P1Sよりも高いと判断された
場合には、ステップS516に入る。ステップS516
において、制御弁410a、410bが共に開状態にあ
る場合には、制御装置450により、送水ポンプ402
cの送水能力を1段階分だけ下げるように制御される。
制御弁410aが閉状態かつ410bが開状態の場合、
制御弁410aが開状態かつ410bが閉状態の場合、
および制御弁410aと制御弁410bが共に閉状態に
ある場合には、制御装置450により、410bの制御
弁の開度を操作し制御する。
【0032】また、ステップS512において、差圧D
P2が設定値P1Sよりも低いと判断された場合には、
ステップS518に入る。ステップS518において、
制御弁410a、410bが共に開状態にある場合、お
よび制御弁410aが閉状態かつ410bが開状態の場
合には、制御装置450により、制御弁410bの制御
弁の開度を操作し制御する。制御弁410aが開状態か
つ410bが閉状態の場合、および制御弁410aと制
御弁410bが共に閉状態にある場合には制御装置45
0により送水ポンプ402cの送水能力を1段階分だけ
あげるように制御される。
【0033】以上のように、本実施の形態によれば、往
路配管406と往還路配管412との差圧DP1、往還
路配管412と還路配管408との差圧DP2を最適化
することにより、各需要家設備404に対して、必要十
分な熱供給を効率的に行うことが可能となり、システム
の省エネルギー運転を行うことができる。
【0034】以上、本発明のいくつかの好適な実施の形
態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発
明は、上記実施の形態に限定されないことは、言うまで
もない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された
技術的思想の範疇内において、多くの修正変更例に想到
することは明らかであり、これらについても、当然に、
本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中央熱源システム(102)より往還路配管(112)
によりカスケード接続された複数の需要家設備群(10
4)に対して熱源水を供給するので、熱搬送能力を大幅
に向上させ、配管系のイニシャルコストおよびランニン
グコストを軽減することができる。また、中央熱源シス
テム(102)の出入口に温度に大きな幅を持たせるこ
とが可能となり、中央熱源システム(102)のエネル
ギーの有効利用を図ることができる。さらにまた、各需
要家設備群(104)のエネルギーニーズに応じた熱供
給を行うことができるので、需要家側にとって設備選択
の幅が拡大するとともに、各需要家のエネルギーニーズ
に対応した省エネルギーの地域熱供給システムを提供す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる地域熱供給
システムの概略構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかる地域熱供給
システムの、特に需要家設備のカスケード接続の状態を
詳細に示すシステム構成図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態にかかる地域熱供給
システムの概略構成を示すシステム構成図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態にかかる地域熱供給
システムの概略構成を示すシステム構成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態にかかる地域熱供給
システムの運転制御のシーケンスを示す流れ図である。
【符号の説明】
100 地域熱供給システム 102 中央熱源システム 104 需要家設備 104A、104B、…、 第1の需要家設備群 104a、104b、…、 第2の需要家設備群 106 往路配管 108 還路配管 110 制御弁 112 往還路配管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央熱源システム(102)と需要家設
    備(104)とを1系統の往路配管(106)と1系統
    の還路配管(108)とで結び、前記中央熱源システム
    (102)で製造された熱源水を前記需要家設備(10
    4)に供給する地域熱供給システムにおいて、 前記需要家設備(104)を複数の需要家設備群(10
    4A、104B、…、および104a、104b、
    …、)に分割し、前記各需要家設備群を少なくとも1系
    統の往還路配管(112)を介してカスケード接続し、
    カスケード接続下流側の需要家設備群(104a、10
    4b、…、)にはカスケード接続上流側の需要家設備群
    (104A、104B、…、)から前記往還路配管(1
    12)に返水された熱源水が供給されることを特徴とす
    る、地域熱供給システム。
  2. 【請求項2】 さらに、前記往路配管(106(40
    6))と前記往還路配管(112(412))との差圧
    を検出する第1圧力センサ(P1)と、 前記往還路配管(112(412))と前記還路配管
    (108(408))との差圧を検出する第2圧力セン
    サ(P2)と、 前記第1圧力センサ(P1)と前記第2圧力センサ(P
    2)との検出値に応じて、前記中央熱源システム(10
    2(402))の運転能力および/または前記各需要家
    設備群に供給される熱源水の流量を制御する制御手段
    (150(450))とを設けたことを特徴とする、請
    求項1に記載の地域熱供給システム。
  3. 【請求項3】 中央熱源システム(202)と需要家設
    備(204)とを1系統の往路配管(206)と1系統
    の還路配管(208)とで結び、前記中央熱源システム
    (202)で製造された熱源水を前記需要家設備(20
    4)に供給する地域熱供給システムにおいて、 制御弁手段(210)により前記往路配管(206)ま
    たは前記還路配管(208)と選択的に連通可能な少な
    くとも1系統の往還路配管(212)を設け、 第1の需要家設備群(204A、204B、…、)は、
    前記往路配管(206)から熱源水が供給され還水を前
    記往還路配管(212)に返水し、 第2の需要家設備群(204a、204b、…、)は、
    前記往還路配管(212)から熱源水が供給され還水を
    前記還路配管(208)に返水するように構成したこと
    を特徴とする、地域熱供給システム。
  4. 【請求項4】 さらに、前記往路配管(206(40
    6))と前記往還路配管(212(412))との差圧
    を検出する第1圧力センサ(P1)と、 前記往還路配管(212(412))と前記還路配管
    (208(408))との差圧を検出する第2圧力セン
    サ(P2)と、 前記第1圧力センサ(P1)と前記第2圧力センサ(P
    2)との検出値に応じて、前記中央熱源システム(20
    2(402))の運転能力および/または前記制御弁手
    段(210(410))の開度を制御する制御手段(2
    50(450))とを設けたことを特徴とする、請求項
    3に記載の地域熱供給システム。
  5. 【請求項5】 中央熱源システム(302)と需要家設
    備(304)とを1系統の往路配管(306)と1系統
    の還路配管(308)とで結び、前記中央熱源システム
    (302)で製造された熱源水を前記需要家設備(30
    4)に供給する地域熱供給システムにおいて、 制御弁手段(310)により前記往路配管(306)ま
    たは前記還路配管(308)と選択的に連通可能なn−
    1(ただし、nは2以上の任意の正の整数)系統の往還
    路配管(312(1)、312(2)、…、312(n
    −1))を設け、 第n−1の需要家設備群(304(n)α、304
    (n)β、…、)は、第n−2の往還路配管(312
    (n−2))から熱源水を供給され還水を第n−1の往
    還路配管(312(n−1))に返水し、 ただし、 第1の需要家設備群(304(1)A、30
    4(1)B、…、)は、前記往路配管(306)から熱
    源水が供給され還水を前記第1の往還路配管(312
    (1))に返水し、 第nの需要家設備群(304(n)α、304(n)
    β、…、)は、前記第n−1の往還路配管(312(n
    −1))から熱源水を供給され還水を前記還路配管(3
    08)に返水するように構成したことを特徴とする、地
    域熱供給システム。
  6. 【請求項6】 さらに、前記往路配管(306(40
    6))と前記第1の往還路配管(312(1)(41
    2))との差圧を検出する第1圧力センサ(P1)と、 前記第n−2往還路配管(312(n−2)(41
    2))と前記n−1往還路配管(312(n−1)(4
    12))との差圧を検出する第n−1圧力センサ(P
    (n−1))と、 前記第n−1往還路配管(312(n−1)(41
    2))と前記還路配管(308(408))との差圧を
    検出する第n圧力センサ(Pn)と、 前記各第n圧力センサ(Pn)の検出値に応じて、前記
    中央熱源システム(302(402))の運転能力およ
    び/または前記制御弁手段(310(410))の開度
    を制御する制御手段(350(450))とを設けたこ
    とを特徴とする、請求項5に記載の地域熱供給システ
    ム。
JP04059596A 1996-02-02 1996-02-02 地域熱供給システム Expired - Fee Related JP3388564B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04059596A JP3388564B2 (ja) 1996-02-02 1996-02-02 地域熱供給システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04059596A JP3388564B2 (ja) 1996-02-02 1996-02-02 地域熱供給システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09210413A true JPH09210413A (ja) 1997-08-12
JP3388564B2 JP3388564B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=12584870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04059596A Expired - Fee Related JP3388564B2 (ja) 1996-02-02 1996-02-02 地域熱供給システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3388564B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002228177A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Hitachi Ltd 熱供給システム
JP2007132659A (ja) * 2007-02-08 2007-05-31 Ohbayashi Corp 高温冷水適用の熱源システム
JP2011047595A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Toyo Netsu Kogyo Kk 熱リサイクルシステム
JP2018533715A (ja) * 2015-11-04 2018-11-15 エー.オン、スベリゲ、アクチボラグE.ON Sverige Aktiebolag 地域熱エネルギー配給システム
JP2018536829A (ja) * 2015-11-04 2018-12-13 エー.オン、スベリゲ、アクチボラグE.ON Sverige Aktiebolag 地域熱エネルギー配給システムのための局所熱エネルギー消費器アセンブリおよび局所熱エネルギー発生器アセンブリ
JP2018537650A (ja) * 2015-12-21 2018-12-20 エー.オン、スベリゲ、アクチボラグE.ON Sverige Aktiebolag 熱サーバープラント及びその制御方法
JP2020509326A (ja) * 2017-03-07 2020-03-26 エー.オン、スベリゲ、アクチボラグE.ON Sverige Aktiebolag 地域熱エネルギー分配システムのための局所熱エネルギー消費アセンブリ及び局所熱エネルギー生成アセンブリ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002228177A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Hitachi Ltd 熱供給システム
JP2007132659A (ja) * 2007-02-08 2007-05-31 Ohbayashi Corp 高温冷水適用の熱源システム
JP2011047595A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Toyo Netsu Kogyo Kk 熱リサイクルシステム
JP2018533715A (ja) * 2015-11-04 2018-11-15 エー.オン、スベリゲ、アクチボラグE.ON Sverige Aktiebolag 地域熱エネルギー配給システム
JP2018536829A (ja) * 2015-11-04 2018-12-13 エー.オン、スベリゲ、アクチボラグE.ON Sverige Aktiebolag 地域熱エネルギー配給システムのための局所熱エネルギー消費器アセンブリおよび局所熱エネルギー発生器アセンブリ
JP2018537650A (ja) * 2015-12-21 2018-12-20 エー.オン、スベリゲ、アクチボラグE.ON Sverige Aktiebolag 熱サーバープラント及びその制御方法
JP2020509326A (ja) * 2017-03-07 2020-03-26 エー.オン、スベリゲ、アクチボラグE.ON Sverige Aktiebolag 地域熱エネルギー分配システムのための局所熱エネルギー消費アセンブリ及び局所熱エネルギー生成アセンブリ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3388564B2 (ja) 2003-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN210197600U (zh) 带储能装置的二次泵变流量冷冻水系统
CN115451455B (zh) 阶梯式冷热水机组
WO2006054804A1 (en) Hot water supply and air conditioning system using co2 heat pump
JPS61128042A (ja) 冷水製造回路を有する空気調和装置
JP3388564B2 (ja) 地域熱供給システム
JP5096803B2 (ja) 空調システム
CN103062846B (zh) 空调室外机及其空调集成控制系统和启动方法
CN100541053C (zh) 制冷/制热系统及其控制方法
JP3439004B2 (ja) 空調システム,空調機及び空調方法
JP3667767B2 (ja) ヒートポンプエネルギー管理システム
JP5584052B2 (ja) 空調システムにおける高効率熱搬送装置
JPH07116641A (ja) 下水熱を利用した恒温水の供給及び利用システム
JP2543776B2 (ja) ヒ―トポンプを用いた暖房・給湯システム
KR101458021B1 (ko) 스케일 부착 방지기능을 가지는 고효율 히트펌프 시스템
JPS6146347Y2 (ja)
JP2005003251A (ja) 空気調和装置
JPS61165532A (ja) 空気調和装置
WO2020171778A1 (en) Improved chiller and method of use
JPH11230630A (ja) 蓄熱式空気調和機及びその制御方法
JPH06101934A (ja) 空気調和システム
JPH0257835A (ja) 冷暖房装置
JPH09113006A (ja) 空気調和システム
JPH0123089Y2 (ja)
JPH0735446A (ja) 冷凍装置
CN116045555A (zh) 用于空调器的气液分离装置、方法及空调器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021217

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140117

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees