JPH0920891A - 土壌微生物入多孔質土壌改良材およびその製造方法 - Google Patents

土壌微生物入多孔質土壌改良材およびその製造方法

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JPH0920891A
JPH0920891A JP7194312A JP19431295A JPH0920891A JP H0920891 A JPH0920891 A JP H0920891A JP 7194312 A JP7194312 A JP 7194312A JP 19431295 A JP19431295 A JP 19431295A JP H0920891 A JPH0920891 A JP H0920891A
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JP
Japan
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soil
porous
granular ceramic
microorganism
microorganisms
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JP7194312A
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Yoichi Nakagawa
中川洋一
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TAKII SHIYUBIYOU KK
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05DINORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C; FERTILISERS PRODUCING CARBON DIOXIDE
    • C05D9/00Other inorganic fertilisers

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  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】土壌に対して土壌微生物を安定した状態で投与
すべく、土壌微生物を多孔質の粒状セラミック素材を媒
体として固定する。 【解決手段】内部に微細な気孔3を有する多孔質の粒状
セラミックを素材とするものであり、多孔質の粒状セラ
ミック素材2における内部の気孔3内に土壌微生物群6
を固定させ、この土壌微生物群を多孔質の粒状セラミッ
クの気孔内において長期間の生存並びに繁殖を可能にな
したものであり、その製法過程において、多孔質の粒状
セラミックを素材2と土壌微生物群混合液5とを準備
し、これらを常温(例えば、約5℃〜40℃程度)の温
度条件下において混合して土壌微生物群を多孔質の粒状
セラミックの気孔内に固定させ、増殖させるようになし
た土壌微生物入多孔質土壌改良材1を供するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内部に微細な気
孔を有する多孔質の粒状セラミックを素材とする土壌改
良材に関するものであり、特に、当該多孔質の粒状セラ
ミック素材の微細な気孔内部に土壌微生物群を固定して
なる土壌微生物入多孔質土壌改良材並びに当該土壌微生
物入多孔質土壌改良材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、最近、意図的に微生物を
利用することによって、土壌の改善をしようとする動向
が盛んに推し進められている。微生物を土壌に対して利
用するという現在の利用方法としては、土壌に微生物を
直接的に投与する直接投与方法と、何らかの媒体に微生
物を住まわせた後、これを土壌に対して間接的に投与す
る間接投与方法とが知られている。これらいずれの方法
を採択するにしても、微生物の能力を十分に発揮させる
ためには、微生物自体を如何に効率よく土壌に定着させ
るかが重要なポイントであった。
【0003】土壌に対する微生物の投与方法のうち、前
記直接投与方法では、意図的に添加された微生物には住
かとエサが少ない場合もあり、本来の微生物の能力を発
揮することなく、土壌中にもともと存在していた他の有
害微生物などとの競争に負けてしまい、当初の土壌改善
の目的を達し得ないものであった。これに対して、前記
間接投与方法では、エサを同時に投入して、微生物の固
定化によって微生物の集落(コロニー)を形成するので
微生物の安定化が図れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
土壌の改善に関して、土壌に対する微生物の投与方法の
うち、何らかの媒体に微生物を住まわせておき、これを
土壌に対して間接的に投与するという間接投与方法の特
徴に鑑み、その特徴に着目しこれを利用しようとするも
のであって、特に、微生物を固定するための媒体とし
て、約800℃〜1000℃の高温焼成により、内部に
多数の細孔をもった雑菌のない無機物質、すなわち、多
孔質粒状セラミックを素材とし、この多孔質粒状セラミ
ックにおける細孔内に微生物を固定させるものであり、
特に有用微生物の定住環境を改善し、目的とする微生物
の繁殖並びに固定化に寄与して、有用物質の効率的な生
産を促進させる土壌微生物入多孔質土壌改良材並びに当
該土壌微生物入多孔質土壌改良材の製造方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記する目
的を達成するにあたって、具体的には、内部に微細な気
孔を有する多孔質の粒状セラミックを素材とするもので
あり、前記多孔質の粒状セラミックにおける内部の気孔
部分に土壌微生物群を固定させ、前記土壌微生物群を前
記多孔質の粒状セラミックの気孔内において長期間の生
存並びに繁殖を可能になした土壌微生物入多孔質土壌改
良材を構成するものである。
【0006】この発明になる土壌微生物入多孔質土壌改
良材において、多孔質の粒状セラミックは、好ましく
は、植物の生育に必要な空気、水分、養分などの通気、
吸収、保持および排出に適合するべく、孔径10ミクロ
ン以上を有し、孔奥に0.1ミクロン〜数ミクロンの微
細な気孔を有し、気孔率が約30〜40%程度のものか
らなっている。
【0007】さらに、この発明になる土壌微生物入多孔
質土壌改良材において、多孔質の粒状セラミックは、好
ましくは、無数の微細な気孔によって保水性を有するも
のであること、また、粒子の調合による孔隙により透水
性並びに通気性を有するものであることを特徴とする。
【0008】さらに、この発明になる土壌微生物入多孔
質土壌改良材において、多孔質の粒状セラミックは、好
ましくは、約800℃〜1000℃の高温焼成による硬
質粒状物であり、且つ完全に殺菌された無菌質資材であ
り、長期間の使用に耐え崩壊並びに劣化しないものから
なっている。
【0009】また、この発明になる土壌微生物入多孔質
土壌改良材において、多孔質の粒状セラミックは、中心
部分において酸素が不足するため、完全燃焼せず可燃部
分が残り土壌微生物の生息機能を有するものからなって
いる。
【0010】さらに、この発明になる土壌微生物入多孔
質土壌改良材において、多孔質の粒状セラミックは、好
ましくは、pH6〜7に調整されてており、微生物の繁
殖及び植物の育成に適合するものからなっている。
【0011】一方、この発明になる土壌微生物入多孔質
土壌改良材において、土壌微生物群が、好ましくは、土
壌菌群、数種の酵素群および共生菌群などを混合したも
のからなっている。
【0012】この発明になる土壌微生物入多孔質土壌改
良材において、土壌微生物群は、好ましくは、大きさが
約3ミクロン前後、長さが約5〜8ミクロンの種々の形
状を有するものからなり、前記多孔質の粒状セラミック
の微細な気孔に対して容易に固定されるものからなって
いる。
【0013】さらに、この発明になる土壌微生物入多孔
質土壌改良材は、好ましくは、多孔質の粒状セラミック
の気孔内に、前記土壌微生物群とともに土壌微生物の培
養液を吸着したものからなっている。
【0014】一方、この発明は、土壌微生物入多孔質土
壌改良材の製造方法を含むものであり、当該土壌微生物
入多孔質土壌改良材の製造方法によれば、内部に微細な
気孔を有する多孔質の粒状セラミック素材を準備する工
程と、水に対して、土壌微生物群を含んだ培養液を加え
た土壌微生物群混合液を準備する工程と、前記土壌微生
物群混入液中に前記多孔質の粒状セラミック素材を、常
温(例えば、約5℃〜40℃程度)の温度条件下におい
て混入し、前記多孔質の粒状セラミックにおける内部の
気孔部分に前記土壌微生物群を固定させるようになした
ものである。
【0015】さらに、この発明になる土壌微生物入多孔
質土壌改良材の製造方法において、土壌微生物群混合液
は、好ましくは、土壌微生物の密度が培養液1cc中、1
8〜1010個である。
【実施例の説明】以下、この発明になる土壌微生物入多
孔質土壌改良材およびその製造方法について、図面に示
す具体的な実施例にもとづいて詳細に説明する。図1
は、この発明になる土壌微生物入多孔質土壌改良材の具
体的な一実施例を示すものであって、その概略を拡大し
て示す概略的な側断面図である。
【0016】まず、図1にもとづいて、この発明になる
土壌微生物入多孔質土壌改良材1の具体的な構成例につ
いて説明する。この土壌微生物入多孔質土壌改良材1
は、内部に多数の微細な気孔3を有する多孔質の粒状セ
ラミック2を素材とするものからなっている。前記粒状
セラミック2における気孔3は、外部に通じる複数の孔
4によって粒状素子の外部に連通している。
【0017】この発明において、前記粒状セラミック2
における前記孔4は、孔径が10ミクロン以上であり、
孔奥に0.1ミクロン〜数ミクロンの微細な気孔3を有
するものであり、その気孔率が約30〜40%程度のも
のである。このような粒状セラミック2は、植物の生育
に必要な空気、水分、養分などの通気、吸収、保持およ
び排出に対して極めて効果的に適合する。この無数の微
細な気孔3は、保水性を有するものであり、粒子の調合
による孔隙により透水性並びに通気性を有するものであ
る。
【0018】この発明において、前記多孔質の粒状セラ
ミック2は、約800℃〜1000℃の高温で焼成され
た硬質粒状物を構成するものであって、その結果、完全
に殺菌された無菌質資材を供するものであり、長期間の
使用に耐え崩壊並びに劣化しない。また、この発明にな
る土壌微生物入多孔質土壌改良材1において、多孔質の
粒状セラミック2は、中心部分において酸素が不足する
ため、完全燃焼せず可燃部分が残り土壌微生物の生息機
能に貢献する。
【0019】さらに、この発明において、前記多孔質の
粒状セラミック2は、pH6〜7に調整されていて、中
性資材として供されるものであって、微生物の繁殖並び
に植物の生育に適合する。
【0020】一方、この発明になる土壌微生物入多孔質
土壌改良材1は、前記多孔質の粒状セラミック2におけ
る内部の気孔3部分に、土壌菌群、数種の酵素群および
共生菌群などを混合してなる土壌微生物群6が固定さ
れ、増殖される。前記多孔質の粒状セラミック2におけ
る内部の気孔3部分に固定された土壌微生物群6は、前
記多孔質の粒状セラミック2の気孔3内において長期間
の生存並びに繁殖が可能である。前記多孔質の粒状セラ
ミック2は、その気孔3内に、前記土壌微生物群6とと
もに土壌微生物の培養液7を吸着する。
【0021】前記土壌微生物群6は、好ましくは、大き
さが約3ミクロン前後のものからなり、その長さが約5
〜8ミクロンを有するものからなっていて、種々の形状
のものを含んでいて、前記多孔質の粒状セラミック2の
微細な気孔3に対して容易に固定されるものからなって
いる。
【0022】前記多孔質の粒状セラミック2における気
孔3の土壌微生物群6は、培養液7の養分をエサとして
分裂・増殖する。また、エサが不足したり不良環境下で
は芽胞を形成し休眠状態となる。しかし、環境が改善さ
れた場合(セラミックの周辺に微生物のエサとなる有機
物や植物の根毛などがあった場合)、微生物は芽胞を破
り活動を開始する。芽胞の大きさは通常約2ミクロン程
度である。
【0023】前記多孔質の粒状セラミック2は、土壌微
生物群構成物との混合・攪拌性を重視した形状のため、
土や砂と混合した場合、偏析が少なく均一性に優れてい
る。このため、土壌微生物も均一に土壌中に分散する。
【0024】次いで、この発明になる土壌微生物入多孔
質土壌改良材の製造方法について説明する。この発明の
製造方法は、基本的には、内部に微細な気孔3を有する
多孔質の粒状セラミック素材を準備する工程と、水に対
して、土壌微生物群6を含んだ培養液7を加えた土壌微
生物群混合液5を準備する工程とを含む。これらは、常
温(例えば、約5℃〜40℃程度)の温度条件下におい
て混合され、それによって、前記多孔質の粒状セラミッ
ク2における内部の気孔3部分に前記土壌微生物群6を
固定させるようになしたものである。
【0025】一例において、75ccの水に土壌微生物群
6を含んだ培養液7を25cc加え、1Kgの多孔質の粒状
セラミック素材2を混合処理した場合、土壌微生物の密
度が培養液1cc中、108 〜1010個とすることができ
た。この場合、計算上では、1Kgの多孔質の粒状セラミ
ック素材2中に生存する微生物は、25×108 〜25
×1010個となる。
【0026】次いで、この発明になる土壌微生物入多孔
質土壌改良材1を、土壌に対して実際に使用した試験例
を表1〜表3に示す。表1は、草種:ノシバに対するも
のであって、3号ポットを用い、この3号ポット内に自
然土壌および添加量を変えた土壌微生物入多孔質土壌改
良材1を添加して試験した。
【0027】
【表1】
【0028】表2は、草種:KBG(ケンタッキーブル
ーグラス)およびノシバに対するものであって、3号ポ
ットを用い、この3号ポット内に自然土壌および添加量
を変えた土壌微生物入多孔質土壌改良材1を添加して試
験した。
【0029】
【表2】
【0030】表3は、草種:TF(トールフェスク)、
CF(チューイングフェスク)およびPRG(ペレニア
ルライグラス)に対するものであって、自然土壌中に添
加量を変えた土壌微生物入多孔質土壌改良材1を添加し
て試験した。
【0031】
【表3】
【0032】次いで、この発明になる土壌微生物入多孔
質土壌改良材1を、自然土壌に対して実際に使用した試
験例にあって、スイートコーン(とうもろこし)の栽培
例について、土壌微生物入多孔質土壌改良材1を使用し
た場合(10アール当たり60Kgの土壌微生物入多孔質
土壌改良材を使用)と、使用しない普通栽培とを比較試
験した。
【0033】
【表4】
【0034】表4に示す試験例によれば、全体的に土壌
微生物入多孔質土壌改良材を使用した土壌改良材使用区
の生育が早く、子実の登熟もすすんでいた。このため、
普通栽培区は適期収穫のためBrixも高かったが、土壌改
良材使用区はすでに糖がデンプンに移行しつつあり、Br
ixもやや低かった。しかし、食味(舌ざわり)は、土壌
改良材使用区が優れていた。この土壌微生物入多孔質土
壌改良材を使用することにより、4〜5日程度の収穫を
早めることができる。
【0035】
【発明の効果】以上の構成になるこの発明の土壌微生物
入多孔質土壌改良材およびその製造方法は、土壌微生物
が高密度で固定されたセラミックを土壌中に施した場
合、有害センチュウの密度も低下し、従来、指摘されて
いる問題(施設園芸地帯や大規模な野菜の指定産地など
では、作物の専作化が進められた結果、その土地は過度
に使用された。それらの土中では、土壌微生物間のバラ
ンスが崩れたり有害センチュウの増殖による種々の病気
が多発している。さらに、有害センチュウを駆除する目
的で使用される土壌消毒剤の投与は、土壌微生物の密度
をさらに低下させ病気の発生に拍車をかけている)も解
消される。しかも、セラミック中の土壌微生物は、不良
環境下では芽胞を形成して条件が整うのを待つことがで
き、長期間の効果が期待できる。
【0036】一方また、最近のゴルフコースのグリーン
に採用されているピュアサンド(殆どが粒子が細かい砂
を使用)やスポーツ競技場の床土には排水性をよくする
目的で大量の砂が使用されている。このような条件にも
土壌微生物入多孔質土壌改良材の使用は威力を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明になる土壌微生物入多孔質土
壌改良材の具体的な一実施例を示すものであって、多孔
質の粒状セラミック素材2と、土壌微生物群混合液5と
を混ぜ合わせることによって、土壌微生物入多孔質土壌
改良材1を得る状況を略図的に部分拡大して示す概略的
な側断面図である。
【符号の説明】
1 土壌微生物入多孔質土壌改良材 2 多孔質の粒状セラミック素材 3 粒状セラミック素材の内部気孔 4 外部に連通する孔 5 土壌微生物群混合液 6 土壌微生物群 7 培養液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 17/42 C09K 17/42 H // C09K 101:00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に微細な気孔を有する多孔質の粒状
    セラミックを素材とするものであり、前記多孔質の粒状
    セラミックにおける内部の気孔部分に土壌微生物群を固
    定させ、前記土壌微生物群を前記多孔質の粒状セラミッ
    クの気孔内において長期間の生存並びに繁殖を可能にな
    したことを特徴とする土壌微生物入多孔質土壌改良材。
  2. 【請求項2】 前記多孔質の粒状セラミックは、植物の
    生育に必要な空気、水分、養分などの通気、吸収、保持
    および排出に適合するべく、孔径10ミクロン以上を有
    し、孔奥に0.1ミクロン〜数ミクロンの微細な気孔を
    有し、気孔率が約30〜40%程度のものからなること
    を特徴とする請求項1に記載の土壌微生物入多孔質土壌
    改良材。
  3. 【請求項3】 前記多孔質の粒状セラミックは、無数の
    微細な気孔によって保水性を有するとともに、粒子の調
    合による孔隙により透水性並びに通気性を有するものか
    らなることを特徴とする請求項1に記載の土壌微生物入
    多孔質土壌改良材。
  4. 【請求項4】 前記多孔質の粒状セラミックは、約80
    0℃〜1000℃の高温焼成による硬質粒状物であり、
    且つ完全に殺菌された無菌質資材であり、長期間の使用
    に耐え崩壊並びに劣化しないものからなることを特徴と
    する請求項1に記載の土壌微生物入多孔質土壌改良材。
  5. 【請求項5】 前記多孔質の粒状セラミックは、中心部
    分において酸素が不足するため、完全燃焼せず可燃部分
    が残り土壌微生物の生息機能を有するものからなること
    を特徴とする請求項1に記載の土壌微生物入多孔質土壌
    改良材。
  6. 【請求項6】 前記多孔質の粒状セラミックは、pH6
    〜7に調整されてており、微生物の繁殖及び植物の育成
    に適合するものからなることを特徴とする請求項1に記
    載の土壌微生物入多孔質土壌改良材。
  7. 【請求項7】 前記土壌微生物群が、土壌菌群、数種の
    酵素群および共生菌群などを混合したものからなること
    を特徴とする請求項1に記載の土壌微生物入多孔質土壌
    改良材。
  8. 【請求項8】 前記土壌微生物群は、大きさが約3ミク
    ロン前後、長さが約5〜8ミクロンの種々の形状を有す
    るものからなり、前記多孔質の粒状セラミックの微細な
    気孔に対して容易に固定されるものからなることを特徴
    とする請求項1に記載の土壌微生物入多孔質土壌改良
    材。
  9. 【請求項9】 前記多孔質の粒状セラミックの気孔内
    に、前記土壌微生物群とともに土壌微生物の培養液を吸
    着してなることを特徴とする請求項1に記載の土壌微生
    物入多孔質土壌改良材。
  10. 【請求項10】 内部に微細な気孔を有する多孔質の粒
    状セラミック素材を準備する工程と、 水に対して、土壌微生物群を含んだ培養液を加えた土壌
    微生物群混合液を準備する工程と、 前記土壌微生物群混入液中に前記多孔質の粒状セラミッ
    ク素材を、常温(例えば、約5℃〜40℃程度)の温度
    条件下において混入し、前記多孔質の粒状セラミックに
    おける内部の気孔部分に前記土壌微生物群を固定させる
    ようになしたことを特徴とする土壌微生物入多孔質土壌
    改良材の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記土壌微生物群混合液は、土壌微生
    物の密度が培養液1cc中、108 〜1010個であること
    を特徴とする請求項10に記載の土壌微生物入多孔質土
    壌改良材の製造方法。
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