JPH09207764A - 水中ゴンドラii - Google Patents
水中ゴンドラiiInfo
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- JPH09207764A JPH09207764A JP5221696A JP5221696A JPH09207764A JP H09207764 A JPH09207764 A JP H09207764A JP 5221696 A JP5221696 A JP 5221696A JP 5221696 A JP5221696 A JP 5221696A JP H09207764 A JPH09207764 A JP H09207764A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 海,湖等の水中の比較的広い範囲を観察でき
る装置を提供する。 【構成】 水中に張ったロープの上部にゴンドラを浮力
を与えた状態で取付け下部の重りの作用でゴンドラは水
中に潜水しロープと共に移動し水中を観察できる。ゴン
ドラはバラストタンクにより浮力の調節ができる。又,
重りを前後に動かし傾きの調節ができる。コンピュータ
ー制御により,ゴンドラの移動深さを自由に設定,制御
できる。ゴンドラは,人の乗り降り時に重りと共に浮上
し,非常時は,ロープを離れ浮上する。又,ロープ破断
時は自動的に浮上する。人の乗り降り時,ロープでゴン
ドラを吊り上げ気味にすることによりゴンドラを支え,
動きを制限する。ロープは2対で,各々の間隔を離し,
X字状に張ってある為,ゴンドラの受ける横方向の力を
支えることができ,ある程度の潮流等に耐える。
る装置を提供する。 【構成】 水中に張ったロープの上部にゴンドラを浮力
を与えた状態で取付け下部の重りの作用でゴンドラは水
中に潜水しロープと共に移動し水中を観察できる。ゴン
ドラはバラストタンクにより浮力の調節ができる。又,
重りを前後に動かし傾きの調節ができる。コンピュータ
ー制御により,ゴンドラの移動深さを自由に設定,制御
できる。ゴンドラは,人の乗り降り時に重りと共に浮上
し,非常時は,ロープを離れ浮上する。又,ロープ破断
時は自動的に浮上する。人の乗り降り時,ロープでゴン
ドラを吊り上げ気味にすることによりゴンドラを支え,
動きを制限する。ロープは2対で,各々の間隔を離し,
X字状に張ってある為,ゴンドラの受ける横方向の力を
支えることができ,ある程度の潮流等に耐える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,特に水中観光用に使用
される装置に関するものである。
される装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,水中観光用として,水中展望タワ
ー,船底に観察窓を設けた観光船,自力潜行式潜水艇,
海底に敷設されたレール等に沿って走行するものが知ら
れている他.本発明と類似した,特願平−120892
「水中ロープウェイ」が提案されている。
ー,船底に観察窓を設けた観光船,自力潜行式潜水艇,
海底に敷設されたレール等に沿って走行するものが知ら
れている他.本発明と類似した,特願平−120892
「水中ロープウェイ」が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の水中展望タワ
ー,水中観光船等は,見ることができる範囲が限られた
り,設置時の環境破壊問題等があり,特に上記「水中ロ
ープウェイ」の実施例では次の様な問題点があった。 (イ) ロープが1本のため,潮流がある場合,水中ゴ
ンドラが流され易く,又揺れが大きくなるため,姿勢制
御が困難となり,設置場所が制限される。 (ロ) 水中ゴンドラが揺れやすい。 本発明は,これらの欠点を除くためになされたものであ
る。
ー,水中観光船等は,見ることができる範囲が限られた
り,設置時の環境破壊問題等があり,特に上記「水中ロ
ープウェイ」の実施例では次の様な問題点があった。 (イ) ロープが1本のため,潮流がある場合,水中ゴ
ンドラが流され易く,又揺れが大きくなるため,姿勢制
御が困難となり,設置場所が制限される。 (ロ) 水中ゴンドラが揺れやすい。 本発明は,これらの欠点を除くためになされたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,図に示すタワ
ー52又は図示しない水上構築物等を介して,海又は湖
沼等2を挟んで対向する2対のロープ車1を設置し,ロ
ープ車1間に張られて水底3に沿って水中を移動可能な
2対のロープ6を設け,ロープ6に組み込んだ連結金具
5にゴンドラ台9を介してゴンドラ4を切り離し可能に
連結し,かつ,ゴンドラ台9の下部に油圧シリンダー1
2を動かすことにより前後に可動な構造で重錘7を取付
け,重錘7を動かすことによりゴンドラ4の傾きを制御
すると共に,ゴンドラ4を安定させる様になっている。
又,連結金具5と重錘7の間にはダンパー19が取付
けられており,連結金具5の縦揺れを制限するようにな
っている。又,連結金具5とロープ6の間に張力検出装
置21を取付け,ロープ6の破断時等ロープ6の張力が
急減した場合にゴンドラ4を即時に切離し浮上する様に
なっている。ゴンドラ4にはバラストタンク10,専用
バラストタンク11及びバラスト水給排装置を設けてお
り浮力の調節ができる。特に,ロープ6を2対とし又,
2対のロープ車1相互の間隔を離し,ロープ6をX字状
に張ることにより,ロープ6に横方向の支持力を与え,
重錘7の下向きの力との相互作用によりゴンドラ4の潮
流に対する抵抗力を増大させることができる。以上によ
り上記課題を解決することができる。
ー52又は図示しない水上構築物等を介して,海又は湖
沼等2を挟んで対向する2対のロープ車1を設置し,ロ
ープ車1間に張られて水底3に沿って水中を移動可能な
2対のロープ6を設け,ロープ6に組み込んだ連結金具
5にゴンドラ台9を介してゴンドラ4を切り離し可能に
連結し,かつ,ゴンドラ台9の下部に油圧シリンダー1
2を動かすことにより前後に可動な構造で重錘7を取付
け,重錘7を動かすことによりゴンドラ4の傾きを制御
すると共に,ゴンドラ4を安定させる様になっている。
又,連結金具5と重錘7の間にはダンパー19が取付
けられており,連結金具5の縦揺れを制限するようにな
っている。又,連結金具5とロープ6の間に張力検出装
置21を取付け,ロープ6の破断時等ロープ6の張力が
急減した場合にゴンドラ4を即時に切離し浮上する様に
なっている。ゴンドラ4にはバラストタンク10,専用
バラストタンク11及びバラスト水給排装置を設けてお
り浮力の調節ができる。特に,ロープ6を2対とし又,
2対のロープ車1相互の間隔を離し,ロープ6をX字状
に張ることにより,ロープ6に横方向の支持力を与え,
重錘7の下向きの力との相互作用によりゴンドラ4の潮
流に対する抵抗力を増大させることができる。以上によ
り上記課題を解決することができる。
【0005】
【作用】ロープ6に接続した連結金具5の上部にピン
17を介してゴンドラ台9が取付けられており,ゴンド
ラ台9の下部にはリンク20を介して重錘7が取付けら
れている。又,重錘7は油圧シリンダー12を動かすこ
とにより前後に動く様になっている。それによりゴンド
ラ4の前後方向の傾きを制御できる。又,重錘7と連結
金具5の間にはダンパー19が取付けられており,これ
により連結金具5の縦揺れを減少させる様になってい
る。水中移動時は,重錘7の下向きの力がゴンドラ4の
浮力に打ち勝つようにゴンドラ4の浮力を設定してお
り,又重錘7の作用でゴンドラ4はほぼ水平の状態で安
定する。更に油圧シリンダー12を動かすことにより重
錘7を前後に動かし,ゴンドラ4の傾きを制御すること
ができる。尚,油圧シリンダー12が梁の作用をする為
重錘が前後に揺れることはない。以上により,ゴンドラ
4が安定した状態で潜水できる。
17を介してゴンドラ台9が取付けられており,ゴンド
ラ台9の下部にはリンク20を介して重錘7が取付けら
れている。又,重錘7は油圧シリンダー12を動かすこ
とにより前後に動く様になっている。それによりゴンド
ラ4の前後方向の傾きを制御できる。又,重錘7と連結
金具5の間にはダンパー19が取付けられており,これ
により連結金具5の縦揺れを減少させる様になってい
る。水中移動時は,重錘7の下向きの力がゴンドラ4の
浮力に打ち勝つようにゴンドラ4の浮力を設定してお
り,又重錘7の作用でゴンドラ4はほぼ水平の状態で安
定する。更に油圧シリンダー12を動かすことにより重
錘7を前後に動かし,ゴンドラ4の傾きを制御すること
ができる。尚,油圧シリンダー12が梁の作用をする為
重錘が前後に揺れることはない。以上により,ゴンドラ
4が安定した状態で潜水できる。
【0006】ロープ6は2対になっており,ロープ6の
間隔は連結金具5との接続部分よりロープ車1の部分で
の間隔を大きくし,ロープ6をX字状に張ることによ
り,ロープ6の張力と重錘7の下向きの力との相互作用
によりゴンドラ4の横方向の動きを制限する効果を与
え,ゴンドラ4が潮流等で横向の力を受けても,横方向
の動きを制限し,揺れも抑えることができる。尚,ロー
プ6を2対にすることでゴンドラ4の動きを制限できる
理由は,図に示す様に,ひも38で重り39を吊るし横
向きの力40を加えた場合,ひも38が1本では重り3
9が動くが,ひも38を2本にすると横向きの力40が
一定の大きさになる迄動かない。簡単に説明すると,そ
ういうことである。
間隔は連結金具5との接続部分よりロープ車1の部分で
の間隔を大きくし,ロープ6をX字状に張ることによ
り,ロープ6の張力と重錘7の下向きの力との相互作用
によりゴンドラ4の横方向の動きを制限する効果を与
え,ゴンドラ4が潮流等で横向の力を受けても,横方向
の動きを制限し,揺れも抑えることができる。尚,ロー
プ6を2対にすることでゴンドラ4の動きを制限できる
理由は,図に示す様に,ひも38で重り39を吊るし横
向きの力40を加えた場合,ひも38が1本では重り3
9が動くが,ひも38を2本にすると横向きの力40が
一定の大きさになる迄動かない。簡単に説明すると,そ
ういうことである。
【0007】ゴンドラ4は,バラストタンク10及専用
バラストタンク11に注排水して乗員数(重量)等に応
じた浮力に調整し,水中移動中は重錘7の下向きの力よ
りゴンドラ4の浮力を小さくし,乗員の乗り降り時はゴ
ンドラ4の浮力を大きくしてゴンドラ4の突起部26が
水面上に出るようにする。乗員の乗り降り時に重錘7の
下向きの力よりゴンドラ4の浮力を大きくするためゴン
ドラ4が不安定にならない様,ロープ6でゴンドラ4を
吊り上げ気味にしてロープ6に下向きの荷重をかけるこ
とにより,ゴンドラ4を安定させる。又,同時に,図示
しない係留装置を設ける。バラストタンク10,専用バ
ラストタンク11は水中ゴンドラ4が安定するよう最適
の配置になっている。非常時には,連結金具5を切離す
ことにより,ゴンドラ4が浮上し乗員が脱出できる。
又,ロープ6に張力検出装置21を取付け,ロープ6の
破断時等でロープ6の張力が急減すると連結金具5を切
離す様になっている。
バラストタンク11に注排水して乗員数(重量)等に応
じた浮力に調整し,水中移動中は重錘7の下向きの力よ
りゴンドラ4の浮力を小さくし,乗員の乗り降り時はゴ
ンドラ4の浮力を大きくしてゴンドラ4の突起部26が
水面上に出るようにする。乗員の乗り降り時に重錘7の
下向きの力よりゴンドラ4の浮力を大きくするためゴン
ドラ4が不安定にならない様,ロープ6でゴンドラ4を
吊り上げ気味にしてロープ6に下向きの荷重をかけるこ
とにより,ゴンドラ4を安定させる。又,同時に,図示
しない係留装置を設ける。バラストタンク10,専用バ
ラストタンク11は水中ゴンドラ4が安定するよう最適
の配置になっている。非常時には,連結金具5を切離す
ことにより,ゴンドラ4が浮上し乗員が脱出できる。
又,ロープ6に張力検出装置21を取付け,ロープ6の
破断時等でロープ6の張力が急減すると連結金具5を切
離す様になっている。
【0008】
【実施例】以下,本発明の一実施例について説明する。
図中1は海又は湖沼等を挟んで対向する2対,4組のロ
ープ車で.タワー52又は図示しない陸上又は水上構築
物等に設置されている。ロープ6は図示しない駆動装置
によりロープ車1を介して駆動される。5は連結金具
で,両端部には2対,4本のロープ6が連結されてい
る。9はゴンドラ台で.連結金具5の上にピン17を
介して取り付けられ,下部にはリンク20を介して重錘
7が取付けられている。リンク20とゴンドラ台9及重
錘7とは各々ピン18を介して取付けられており可動
になっている。ゴンドラ4が水中を移動中ゴンドラ4が
ロープ車1に近づくにつれ,連結金具5の傾きが大きく
なるが,ゴンドラ4は重錘7の作用で重錘7が基準の位
置の場合ほぼ水平を保つが,重錘7とゴンドラ台9の間
に取付けられた油圧シリンダー12を動かすことにより
重錘7が前後に動き,これによりゴンドラ4の傾きを制
御できる。連結金具5と重錘7との間にはダンパー19
が取付けられており,連結金具5の縦揺れを減少させる
様になっている。ダンパー19は図に示す様な一般的な
構造の物で,説明は省略する。尚,ダンパー19は連結
金具5の縦揺れ防止が目的の為,実際にはヨットのスタ
ビライザー同様に水の抵抗を利用したもの,あるいはピ
ン17部に図示しない回転形のダンパーを取付けても
よい。13は取付ロッドで,ゴンドラ台9に固定されて
おり.ゴンドラ4に取付けられた着脱装置14に通常は
固定されており,非常時や修理時等に切離すようになっ
ている。又,2本の位置決めピン15はゴンドラ台9に
固定してあり先端を尖らせているのでゴンドラ4の位置
決め穴16と容易に着脱できるようになっているので,
非常時に浮上する場合は容易に外れるが通常はゴンドラ
4とゴンドラ台9の間に動きが生じない様,組合わさっ
ている。
図中1は海又は湖沼等を挟んで対向する2対,4組のロ
ープ車で.タワー52又は図示しない陸上又は水上構築
物等に設置されている。ロープ6は図示しない駆動装置
によりロープ車1を介して駆動される。5は連結金具
で,両端部には2対,4本のロープ6が連結されてい
る。9はゴンドラ台で.連結金具5の上にピン17を
介して取り付けられ,下部にはリンク20を介して重錘
7が取付けられている。リンク20とゴンドラ台9及重
錘7とは各々ピン18を介して取付けられており可動
になっている。ゴンドラ4が水中を移動中ゴンドラ4が
ロープ車1に近づくにつれ,連結金具5の傾きが大きく
なるが,ゴンドラ4は重錘7の作用で重錘7が基準の位
置の場合ほぼ水平を保つが,重錘7とゴンドラ台9の間
に取付けられた油圧シリンダー12を動かすことにより
重錘7が前後に動き,これによりゴンドラ4の傾きを制
御できる。連結金具5と重錘7との間にはダンパー19
が取付けられており,連結金具5の縦揺れを減少させる
様になっている。ダンパー19は図に示す様な一般的な
構造の物で,説明は省略する。尚,ダンパー19は連結
金具5の縦揺れ防止が目的の為,実際にはヨットのスタ
ビライザー同様に水の抵抗を利用したもの,あるいはピ
ン17部に図示しない回転形のダンパーを取付けても
よい。13は取付ロッドで,ゴンドラ台9に固定されて
おり.ゴンドラ4に取付けられた着脱装置14に通常は
固定されており,非常時や修理時等に切離すようになっ
ている。又,2本の位置決めピン15はゴンドラ台9に
固定してあり先端を尖らせているのでゴンドラ4の位置
決め穴16と容易に着脱できるようになっているので,
非常時に浮上する場合は容易に外れるが通常はゴンドラ
4とゴンドラ台9の間に動きが生じない様,組合わさっ
ている。
【0009】着脱装置14は油圧により作動し,図示し
ない非常信号又は手動信号により作用する油圧装置より
の油圧又は張力検出装置21よりの油圧によりゴンドラ
4を切離す様になっている。着脱装置14は一例を図に
示す様に,取付ロッド13の先端がラックになってお
り,ピニオン46と噛み合っている,ピニオン46は軸
47を介してブレーキ48と連結されており,ブレーキ
48は油圧が作用するとピニオン46が自由に回転する
構造になっている。これにより,通常は取付ロッド13
とピニオン46が固定された状態になっているが,切離
し時ピニオン46が自由に回転する為取付ロッド13が
ピニオン46から離脱する。張力検出装置21は.ロー
プ6と連結金具5の間に取付けられており,通常はロー
プ6の張力によりバネ41は圧縮されているが,ロープ
6が破断等で張力が急減するとバネ41が伸び,その力
によりバネ受44及ロッド43と一体になったプランジ
ャー42が押され,油圧を発生する。油圧は油圧ホース
45により着脱装置14に伝えられる。 張力検出装置
21はロープ6各々2対に取付けられており,チェック
バルブ49の作用で,ロープ6のいずれか一方あるいは
両方が破断等で張力が急減した場合に着脱装置14を作
動させる。尚,張力検出装置21の代わりに,張力を検
出し電気信号に変える装置を取付け電気信号を制御回路
に接続してもよい。又,非常信号又は手動による油圧は
パイプ50より伝えられる。以上により,非常信号又は
手動による油圧又は,ロープ6が破断時等の張力検出装
置21よりの油圧によりゴンドラ4が切離され浮上す
る。
ない非常信号又は手動信号により作用する油圧装置より
の油圧又は張力検出装置21よりの油圧によりゴンドラ
4を切離す様になっている。着脱装置14は一例を図に
示す様に,取付ロッド13の先端がラックになってお
り,ピニオン46と噛み合っている,ピニオン46は軸
47を介してブレーキ48と連結されており,ブレーキ
48は油圧が作用するとピニオン46が自由に回転する
構造になっている。これにより,通常は取付ロッド13
とピニオン46が固定された状態になっているが,切離
し時ピニオン46が自由に回転する為取付ロッド13が
ピニオン46から離脱する。張力検出装置21は.ロー
プ6と連結金具5の間に取付けられており,通常はロー
プ6の張力によりバネ41は圧縮されているが,ロープ
6が破断等で張力が急減するとバネ41が伸び,その力
によりバネ受44及ロッド43と一体になったプランジ
ャー42が押され,油圧を発生する。油圧は油圧ホース
45により着脱装置14に伝えられる。 張力検出装置
21はロープ6各々2対に取付けられており,チェック
バルブ49の作用で,ロープ6のいずれか一方あるいは
両方が破断等で張力が急減した場合に着脱装置14を作
動させる。尚,張力検出装置21の代わりに,張力を検
出し電気信号に変える装置を取付け電気信号を制御回路
に接続してもよい。又,非常信号又は手動による油圧は
パイプ50より伝えられる。以上により,非常信号又は
手動による油圧又は,ロープ6が破断時等の張力検出装
置21よりの油圧によりゴンドラ4が切離され浮上す
る。
【00010】乗員の乗り降り時は,専用バラストタン
ク11内の水を排出することにより浮上し,突起部26
を水面上に出し,同時に,ロープ6でゴンドラ4を吊り
上げ気味にしてゴンドラ4を安定させ,同時に図示しな
い係留装置でゴンドラ4を係留し,水密構造になってい
るカバー8を開閉することにより行なう。浮上の状態か
ら潜水する時は,バラストタンク10に給排水し乗員数
(重量)に応じた浮力に調節すると共に,専用バラスト
タンク11に給水することにより行なう。非常時等に,
上記着脱装置14を取付ロッド13より切離すことによ
り,ゴンドラを浮上させるが,その場合急激に浮上せ
ず,乗員が安全な様に,ゴンドラ4の両側面には水の抵
抗を増す為,制動板25を付けてある。
ク11内の水を排出することにより浮上し,突起部26
を水面上に出し,同時に,ロープ6でゴンドラ4を吊り
上げ気味にしてゴンドラ4を安定させ,同時に図示しな
い係留装置でゴンドラ4を係留し,水密構造になってい
るカバー8を開閉することにより行なう。浮上の状態か
ら潜水する時は,バラストタンク10に給排水し乗員数
(重量)に応じた浮力に調節すると共に,専用バラスト
タンク11に給水することにより行なう。非常時等に,
上記着脱装置14を取付ロッド13より切離すことによ
り,ゴンドラを浮上させるが,その場合急激に浮上せ
ず,乗員が安全な様に,ゴンドラ4の両側面には水の抵
抗を増す為,制動板25を付けてある。
【00011】バラストタンク10及び専用バラストタ
ンク11の給排水の方法は,説明図に示すようにゴンド
ラ4が浮上する時は,給気管29が水面に突出した状態
でバルブ34とバルブ36を開にし,給気管29よ
り圧縮空気を吹き込むことにより給排水管31より内部
の水が排出され,潜水する時はバルブ33とバルブ
36を開にすると,給排水管31より自然に水が流入す
ると共に排気管30より空気が排出される。又,水面監
視用にレベル検出器32を設置している。尚,吸気管2
9と排気管30はゴンドラ4が浮上する前に,水面上に
出る様にゴンドラ4の上部に突出する様に取付けてあ
る。非常時に浮上する場合,通常の場合は着脱装置14
を切離すだけでよいが,もしも浮力を増加させる必要が
生じた場合はゴンドラ4内に設置してある高圧エアータ
ンク37の圧縮空気を使用する様になっており,バルブ
35を開にし給気管29と接続することで,前記同様
にバラストタンク10及び専用バラストタンク11の排
水をすることができる。
ンク11の給排水の方法は,説明図に示すようにゴンド
ラ4が浮上する時は,給気管29が水面に突出した状態
でバルブ34とバルブ36を開にし,給気管29よ
り圧縮空気を吹き込むことにより給排水管31より内部
の水が排出され,潜水する時はバルブ33とバルブ
36を開にすると,給排水管31より自然に水が流入す
ると共に排気管30より空気が排出される。又,水面監
視用にレベル検出器32を設置している。尚,吸気管2
9と排気管30はゴンドラ4が浮上する前に,水面上に
出る様にゴンドラ4の上部に突出する様に取付けてあ
る。非常時に浮上する場合,通常の場合は着脱装置14
を切離すだけでよいが,もしも浮力を増加させる必要が
生じた場合はゴンドラ4内に設置してある高圧エアータ
ンク37の圧縮空気を使用する様になっており,バルブ
35を開にし給気管29と接続することで,前記同様
にバラストタンク10及び専用バラストタンク11の排
水をすることができる。
【0012】ゴンドラ4への乗員の乗り降りの設備とし
て,例えば図の桟橋54及び乗船設備55を設置する。
尚,図示しないゴンドラ係留装置も設ける。ロープ6の
駆動装置2対の内一方は図の機械建屋53内に設置し,
2基のタワー52に取付けたロープ車1迄,図示しない
複数のロープ車を介し,タワー52内及地上部を経て接
続されている。又,他方も同様に陸上又は水上構築物に
設置されている。2対4台の駆動装置は各々1対単位で
別々に動き,コンピューター等であらかじめ水底3の状
況に応じてゴンドラ4の移動コース56の深度変化を設
定しておき,それによりゴンドラ4が水中を上下しなが
ら移動する様,ロープ6の送り出し量を制御する様にな
っている。その為,水底3の形状による設置場所の制限
が少なくなり又,ゴンドラ4の移動コース56の深度変
化設定の変更が簡単にでき,更にゴンドラ4の移動中に
ゴンドラ4等よりの信号により駆動装置を制御すること
もできる。その為,別途信号送受信装置を設ける。これ
により,ゴンドラ4の移動中に一定範囲内で自由に移動
コース56を変更したり,非常信号による,ロープ6の
停止,非常巻上げ等ができる。尚,ゴンドラ4には図示
しない水底接触検出装置,水底3との距離検出用ソナー
等各種センサーを設置する。
て,例えば図の桟橋54及び乗船設備55を設置する。
尚,図示しないゴンドラ係留装置も設ける。ロープ6の
駆動装置2対の内一方は図の機械建屋53内に設置し,
2基のタワー52に取付けたロープ車1迄,図示しない
複数のロープ車を介し,タワー52内及地上部を経て接
続されている。又,他方も同様に陸上又は水上構築物に
設置されている。2対4台の駆動装置は各々1対単位で
別々に動き,コンピューター等であらかじめ水底3の状
況に応じてゴンドラ4の移動コース56の深度変化を設
定しておき,それによりゴンドラ4が水中を上下しなが
ら移動する様,ロープ6の送り出し量を制御する様にな
っている。その為,水底3の形状による設置場所の制限
が少なくなり又,ゴンドラ4の移動コース56の深度変
化設定の変更が簡単にでき,更にゴンドラ4の移動中に
ゴンドラ4等よりの信号により駆動装置を制御すること
もできる。その為,別途信号送受信装置を設ける。これ
により,ゴンドラ4の移動中に一定範囲内で自由に移動
コース56を変更したり,非常信号による,ロープ6の
停止,非常巻上げ等ができる。尚,ゴンドラ4には図示
しない水底接触検出装置,水底3との距離検出用ソナー
等各種センサーを設置する。
【0013】本発明では,ゴンドラ4の深度はあまり深
く想定していないため,ゴンドラ4内部の給排気用に図
の様な両端取付部及び中央部に屈曲及び回転可能な自在
継手28を設けた給排気管22等をゴンドラ4に接続
し,水上には吸排気のための給排気用浮体23を設置し
接続してもよい。尚,給排気用浮体23には安全のため
警戒灯24を付け,又,必要に応じ各種機器類を積載し
てもよい。更に,給排気用浮体23に送受信装置を積
み,ゴンドラ4との間を信号ケーブルで接続し又,ロー
プ6の駆動装置部にも送受信装置を設置してもよい。
く想定していないため,ゴンドラ4内部の給排気用に図
の様な両端取付部及び中央部に屈曲及び回転可能な自在
継手28を設けた給排気管22等をゴンドラ4に接続
し,水上には吸排気のための給排気用浮体23を設置し
接続してもよい。尚,給排気用浮体23には安全のため
警戒灯24を付け,又,必要に応じ各種機器類を積載し
てもよい。更に,給排気用浮体23に送受信装置を積
み,ゴンドラ4との間を信号ケーブルで接続し又,ロー
プ6の駆動装置部にも送受信装置を設置してもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は,下記の様な効果がある。 (イ)水中をロープに沿って,広範囲に観察できる。 (ロ)設置時の水中工事が不要ないし少なく,環境破壊
の問題が少なくて済む。 (ハ)水中部分の設備が無いか少ないため,メンテナン
スが容易である。 (ニ)ロープを2対とし,ゴンドラの横方向の動き及び
揺れを制限できる構造とした為,潮流のある場所等にも
設置可能となる。 (ホ)ゴンドラの移動コースを自由に設定できる為,設
置場所の水底の形状の制限が少ない。 (ヘ)ゴンドラの移動中に一定範囲内で自由に移動コー
スを変更できる。 (ト)ロープが破断した場合にも即時にゴンドラを切離
し脱出できる。
の問題が少なくて済む。 (ハ)水中部分の設備が無いか少ないため,メンテナン
スが容易である。 (ニ)ロープを2対とし,ゴンドラの横方向の動き及び
揺れを制限できる構造とした為,潮流のある場所等にも
設置可能となる。 (ホ)ゴンドラの移動コースを自由に設定できる為,設
置場所の水底の形状の制限が少ない。 (ヘ)ゴンドラの移動中に一定範囲内で自由に移動コー
スを変更できる。 (ト)ロープが破断した場合にも即時にゴンドラを切離
し脱出できる。
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】本発明のゴンドラ部の側面図である。
【図3】本発明のゴンドラ部の断面図である。
【図4】本発明の一実施例の断面図である。
【図5】本発明の一実施例の平面図である。
【図6】本発明のバラストタンクの給排水方法の説明図
である。
である。
【図7】本発明のゴンドラ4の動きの説明図である。
【図8】本発明のダンパー19の図である。
【図9】本発明の張力検出装置21の図である。
【図10】本発明の着脱装置14の作動説明図である。
1 ロープ車 2 海又は湖沼等 3 水
底 4 ゴンドラ 5 連結金具 6,6
A,6B ロープ 7 重錘 8 カバー 9 ゴ
ンドラ台 10 バラストタンク 11 専用バラストタンク 12 油圧シリンダー 13 取付ロッド 14
着脱装置 15 位置決めピン 16 位置決め穴 17
ピン1 18 ピン 19 ダンパー 20
リンク 21 張力検出装置 22 給排気管 23
給排気用浮体 24 警戒灯 25 制動板 26
突起部 27 観察窓 28 自在継手 29
給気管 30 排気管 31 給排水管 32
レベル検出器 33 バルブ 34 バルブ 35
バルブ 36 バルブ 37 高圧エアータンク 38 ひも 39 重り 40
横向きの力 41 バネ 42 プランジャー 43
ロッド 44 バネ受 45 油圧ホース 46
ピニオン 47 軸 48 ブレーキ 49
チェックバルブ 50 パイプ 51 油 52
タワー 53 機械建屋 54 桟橋 55
乗船設備 56 移動コース
底 4 ゴンドラ 5 連結金具 6,6
A,6B ロープ 7 重錘 8 カバー 9 ゴ
ンドラ台 10 バラストタンク 11 専用バラストタンク 12 油圧シリンダー 13 取付ロッド 14
着脱装置 15 位置決めピン 16 位置決め穴 17
ピン1 18 ピン 19 ダンパー 20
リンク 21 張力検出装置 22 給排気管 23
給排気用浮体 24 警戒灯 25 制動板 26
突起部 27 観察窓 28 自在継手 29
給気管 30 排気管 31 給排水管 32
レベル検出器 33 バルブ 34 バルブ 35
バルブ 36 バルブ 37 高圧エアータンク 38 ひも 39 重り 40
横向きの力 41 バネ 42 プランジャー 43
ロッド 44 バネ受 45 油圧ホース 46
ピニオン 47 軸 48 ブレーキ 49
チェックバルブ 50 パイプ 51 油 52
タワー 53 機械建屋 54 桟橋 55
乗船設備 56 移動コース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,図に示すタワ
ー52又は図示しない水上構築物等を介して,海又は湖
沼等2を挟んで対向する2対のロープ車1を設置し,ロ
ープ車1間に張られて水底3に沿って水中を移動可能な
2対のロープ6を設け,ロープ6に組み込んだ連結金具
5にゴンドラ台9を介してゴンドラ4を切り離し可能に
連結し,かつ,ゴンドラ台9の下部に油圧シリンダー1
2を動かすことにより前後に可動な構造で重錘7を取付
け,重錘7を動かすことによりゴンドラ4の傾きを制御
すると共に,ゴンドラ4を安定させる様になっている。
又,連結金具5とゴンドラ台9の間にはダンパー19
が取付けられており,連結金具5の縦揺れを制限するよ
うになっている。又,連結金具5とロープ6の間に張力
検出装置21を取付け,ロープ6の破断時等ロープ6の
張力が急減した場合にゴンドラ4を即時に切離し浮上す
る様になっている。ゴンドラ4にはバラストタンク1
0,専用バラストタンク11及びバラスト水給排装置を
設けており浮力の調節ができる。特に,ロープ6を2対
とし又,2対のロープ車1相互の間隔を離し,ロープ6
をX字状に張ることにより,ロープ6に横方向の支持力
を与え,重錘7の下向きの力との相互作用によりゴンド
ラ4の潮流に対する抵抗力を増大させることができる。
以上により上記課題を解決することができる。
ー52又は図示しない水上構築物等を介して,海又は湖
沼等2を挟んで対向する2対のロープ車1を設置し,ロ
ープ車1間に張られて水底3に沿って水中を移動可能な
2対のロープ6を設け,ロープ6に組み込んだ連結金具
5にゴンドラ台9を介してゴンドラ4を切り離し可能に
連結し,かつ,ゴンドラ台9の下部に油圧シリンダー1
2を動かすことにより前後に可動な構造で重錘7を取付
け,重錘7を動かすことによりゴンドラ4の傾きを制御
すると共に,ゴンドラ4を安定させる様になっている。
又,連結金具5とゴンドラ台9の間にはダンパー19
が取付けられており,連結金具5の縦揺れを制限するよ
うになっている。又,連結金具5とロープ6の間に張力
検出装置21を取付け,ロープ6の破断時等ロープ6の
張力が急減した場合にゴンドラ4を即時に切離し浮上す
る様になっている。ゴンドラ4にはバラストタンク1
0,専用バラストタンク11及びバラスト水給排装置を
設けており浮力の調節ができる。特に,ロープ6を2対
とし又,2対のロープ車1相互の間隔を離し,ロープ6
をX字状に張ることにより,ロープ6に横方向の支持力
を与え,重錘7の下向きの力との相互作用によりゴンド
ラ4の潮流に対する抵抗力を増大させることができる。
以上により上記課題を解決することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【作用】ロープ6に接続した連結金具5の上部にピン
17を介してゴンドラ台9が取付けられており.ゴンド
ラ台9の下部にはリンク20を介して重錘7が取付けら
れている。又,重錘7は油圧シリンダー12を動かすこ
とにより前後に動く様になっている。それによりゴンド
ラ4の前後方向の傾きを制御できる。又,ゴンドラ台9
と連結金具5の間にはダンパー19が取付けられてお
り,これにより連結金具5の縦揺れを減少させる様にな
っている。水中移動時は,重錘7の下向きの力がゴンド
ラ4の浮力に打ち勝つようにゴンドラ4の浮力を設定し
ており,又重錘7の作用でゴンドラ4はほぼ水平の状態
で安定する。更に油圧シリンダー12を動かすことによ
り重錘7を前後に動かし,ゴンドラ4の傾きを制御する
ことができる。尚,油圧シリンダー12が梁の作用をす
る為重錘が前後に揺れることはない。以上により,ゴン
ドラ4が安定した状態で潜水できる。
17を介してゴンドラ台9が取付けられており.ゴンド
ラ台9の下部にはリンク20を介して重錘7が取付けら
れている。又,重錘7は油圧シリンダー12を動かすこ
とにより前後に動く様になっている。それによりゴンド
ラ4の前後方向の傾きを制御できる。又,ゴンドラ台9
と連結金具5の間にはダンパー19が取付けられてお
り,これにより連結金具5の縦揺れを減少させる様にな
っている。水中移動時は,重錘7の下向きの力がゴンド
ラ4の浮力に打ち勝つようにゴンドラ4の浮力を設定し
ており,又重錘7の作用でゴンドラ4はほぼ水平の状態
で安定する。更に油圧シリンダー12を動かすことによ
り重錘7を前後に動かし,ゴンドラ4の傾きを制御する
ことができる。尚,油圧シリンダー12が梁の作用をす
る為重錘が前後に揺れることはない。以上により,ゴン
ドラ4が安定した状態で潜水できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【実施例】以下,本発明の一実施例について説明する。
図中1は海又は湖沼等を挟んで対向する2対,4組のロ
ープ車で,タワー52又は図示しない陸上又は水上構築
物等に設置されている。ロープ6は図示しない駆動装置
によりロープ車1を介して駆動される。5は連結金具
で,両端部には2対,4本のロープ6が連結されてい
る。9はゴンドラ台で,連結金具5の上にピン17を
介して取り付けられ,下部にはリンク20を介して重錘
7が取付けられている。リンク20とゴンドラ台9及重
錘7とは各々ピン18を介して取付けられており可動
になっている。ゴンドラ4が水中を移動中ゴンドラ4が
ロープ車1に近づくにつれ,連結金具5の傾きが大きく
なるが,ゴンドラ4は重錘7の作用で重錘7が基準の位
置の場合ほぼ水平を保つが,重錘7とゴンドラ台9の間
に取付けられた油圧シリンダー12を動かすことにより
重錘7が前後に動き,これによりゴンドラ4の傾きを制
御できる。尚,油圧シリンダー12への油圧の伝達はゴ
ンドラ4内の図示しない油圧装置よりゴンドラ台9を介
して油圧ホース等で行なう。連結金具5とゴンドラ台9
との間にはダンパー19が取付けられており,連結金具
5の縦揺れを減少させる様になっている。ダンパー19
は図に示す様な一般的な構造の物で,説明は省略する。
尚,ダンパー19は連結金具5の縦揺れ防止が目的の
為,実際にはヨットのスタビライザー同様に水の抵抗を
利用したもの,あるいはピン17部に図示しない回転
形のダンパーを取付けてもよい。13は取付ロッドで,
ゴンドラ台9に固定されており,ゴンドラ4に取付けら
れた着脱装置14に通常は固定されており,非常時や修
理時等に切離すようになっている。又,2本の位置決め
ピン15はゴンドラ台9に固定してあり先端を尖らせて
いるのでゴンドラ4の位置決め穴16と容易に着脱でき
るようになっているので,非常時に浮上する場合は容易
に外れるが通常はゴンドラ4とゴンドラ台9の間に動き
が生じない様,組合わさっている。
図中1は海又は湖沼等を挟んで対向する2対,4組のロ
ープ車で,タワー52又は図示しない陸上又は水上構築
物等に設置されている。ロープ6は図示しない駆動装置
によりロープ車1を介して駆動される。5は連結金具
で,両端部には2対,4本のロープ6が連結されてい
る。9はゴンドラ台で,連結金具5の上にピン17を
介して取り付けられ,下部にはリンク20を介して重錘
7が取付けられている。リンク20とゴンドラ台9及重
錘7とは各々ピン18を介して取付けられており可動
になっている。ゴンドラ4が水中を移動中ゴンドラ4が
ロープ車1に近づくにつれ,連結金具5の傾きが大きく
なるが,ゴンドラ4は重錘7の作用で重錘7が基準の位
置の場合ほぼ水平を保つが,重錘7とゴンドラ台9の間
に取付けられた油圧シリンダー12を動かすことにより
重錘7が前後に動き,これによりゴンドラ4の傾きを制
御できる。尚,油圧シリンダー12への油圧の伝達はゴ
ンドラ4内の図示しない油圧装置よりゴンドラ台9を介
して油圧ホース等で行なう。連結金具5とゴンドラ台9
との間にはダンパー19が取付けられており,連結金具
5の縦揺れを減少させる様になっている。ダンパー19
は図に示す様な一般的な構造の物で,説明は省略する。
尚,ダンパー19は連結金具5の縦揺れ防止が目的の
為,実際にはヨットのスタビライザー同様に水の抵抗を
利用したもの,あるいはピン17部に図示しない回転
形のダンパーを取付けてもよい。13は取付ロッドで,
ゴンドラ台9に固定されており,ゴンドラ4に取付けら
れた着脱装置14に通常は固定されており,非常時や修
理時等に切離すようになっている。又,2本の位置決め
ピン15はゴンドラ台9に固定してあり先端を尖らせて
いるのでゴンドラ4の位置決め穴16と容易に着脱でき
るようになっているので,非常時に浮上する場合は容易
に外れるが通常はゴンドラ4とゴンドラ台9の間に動き
が生じない様,組合わさっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】着脱装置14は油圧により作動し,図示し
ない非常信号又は手動信号により作用する油圧装置より
の油圧又は張力検出装置21よりの油圧によりゴンドラ
4を切離す様になっている。着脱装置14は一例を図に
示す様に,取付ロッド13の先端がラックになってお
り,ピニオン46と噛み合っている。ピニオン46は軸
47を介してブレーキ48と連結されており,ブレーキ
48は油圧が作用するとピニオン46が自由に回転する
構造になっている。これにより,通常は取付ロッド13
とピニオン46が固定された状態になっているが,切離
し時ピニオン46が自由に回転する為取付ロッド13が
ピニオン46から離脱する。張力検出装置21は,ロー
プ6と連結金具5の間に取付けられており,通常はロー
プ6の張力によりバネ41は圧縮されているが,ロープ
6が破断等で張力が急減するとバネ41が伸び,その力
によりバネ受44及ロッド43と一体になったプランジ
ャー42が押され,油圧を発生する。油圧は油圧ホース
45によりゴンドラ台9を介して着脱装置14に伝えら
れる。張力検出装置21はロープ6各々2対に取付けら
れており,チェックバルブ49の作用で,ロープ6のい
ずれか一方あるいは両方が破断等で張力が急減した場合
に着脱装置14を作動させる。尚,張力検出装置21の
代わりに,張力を検出し電気信号に変える装置を取付け
電気信号を制御回路に接続してもよい。又,非常信号又
は手動による油圧はパイプ50より伝えられる。尚,前
記油圧シリンダー12及張力検出装置21とゴンドラ4
の間の油圧の伝達は,ゴンドラ4とゴンドラ台9の間の
図示しない着脱式の油圧継手を介して行い,油圧継手は
ゴンドラ4をゴンドラ台9より切離し時簡単に外れる様
になっている。以上により,非常信号又は手動による油
圧又は,ロープ6が破断時等の張力検出装置21よりの
油圧によりゴンドラ4が切離され浮上する。
ない非常信号又は手動信号により作用する油圧装置より
の油圧又は張力検出装置21よりの油圧によりゴンドラ
4を切離す様になっている。着脱装置14は一例を図に
示す様に,取付ロッド13の先端がラックになってお
り,ピニオン46と噛み合っている。ピニオン46は軸
47を介してブレーキ48と連結されており,ブレーキ
48は油圧が作用するとピニオン46が自由に回転する
構造になっている。これにより,通常は取付ロッド13
とピニオン46が固定された状態になっているが,切離
し時ピニオン46が自由に回転する為取付ロッド13が
ピニオン46から離脱する。張力検出装置21は,ロー
プ6と連結金具5の間に取付けられており,通常はロー
プ6の張力によりバネ41は圧縮されているが,ロープ
6が破断等で張力が急減するとバネ41が伸び,その力
によりバネ受44及ロッド43と一体になったプランジ
ャー42が押され,油圧を発生する。油圧は油圧ホース
45によりゴンドラ台9を介して着脱装置14に伝えら
れる。張力検出装置21はロープ6各々2対に取付けら
れており,チェックバルブ49の作用で,ロープ6のい
ずれか一方あるいは両方が破断等で張力が急減した場合
に着脱装置14を作動させる。尚,張力検出装置21の
代わりに,張力を検出し電気信号に変える装置を取付け
電気信号を制御回路に接続してもよい。又,非常信号又
は手動による油圧はパイプ50より伝えられる。尚,前
記油圧シリンダー12及張力検出装置21とゴンドラ4
の間の油圧の伝達は,ゴンドラ4とゴンドラ台9の間の
図示しない着脱式の油圧継手を介して行い,油圧継手は
ゴンドラ4をゴンドラ台9より切離し時簡単に外れる様
になっている。以上により,非常信号又は手動による油
圧又は,ロープ6が破断時等の張力検出装置21よりの
油圧によりゴンドラ4が切離され浮上する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
Claims (1)
- 【請求項1】 海又は湖沼等を挟んで対抗する2対,4
組のロープ車を陸上又は水上構築物等を介して設置し,
該ロープ車間に張られて,水中を移動可能なロープ2対
に金具を連結し,金具の上部にはピンを介しゴンドラ台
を取付け,ゴンドラ台の下部に重錘を前後に動く様に取
付け,金具には縦揺れ防止ダンパーを,金具とロープの
間には張力検出装置を取付け,ゴンドラはゴンドラ台に
切り離し可能に取付けると共に,ゴンドラにはバラスト
タンク及びバラスト水給排装置を設けたことを特徴とす
る水中ゴンドラII。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5221696A JPH09207764A (ja) | 1996-02-03 | 1996-02-03 | 水中ゴンドラii |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5221696A JPH09207764A (ja) | 1996-02-03 | 1996-02-03 | 水中ゴンドラii |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09207764A true JPH09207764A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12908570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5221696A Pending JPH09207764A (ja) | 1996-02-03 | 1996-02-03 | 水中ゴンドラii |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09207764A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109050833A (zh) * | 2018-08-06 | 2018-12-21 | 河海大学常州校区 | 一种绳索式水下探测装置结构 |
JP7344617B1 (ja) * | 2023-07-14 | 2023-09-14 | 祐次 廣田 | ドローンシステム |
-
1996
- 1996-02-03 JP JP5221696A patent/JPH09207764A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109050833A (zh) * | 2018-08-06 | 2018-12-21 | 河海大学常州校区 | 一种绳索式水下探测装置结构 |
JP7344617B1 (ja) * | 2023-07-14 | 2023-09-14 | 祐次 廣田 | ドローンシステム |
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