JPH09207479A - カード型メモリ用カード基板の製造方法およびカード基板 - Google Patents

カード型メモリ用カード基板の製造方法およびカード基板

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JPH09207479A
JPH09207479A JP8045388A JP4538896A JPH09207479A JP H09207479 A JPH09207479 A JP H09207479A JP 8045388 A JP8045388 A JP 8045388A JP 4538896 A JP4538896 A JP 4538896A JP H09207479 A JPH09207479 A JP H09207479A
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JP8045388A
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English (en)
Inventor
Kiyuutarou Watada
久太朗 和多田
Haruo Hatanaka
晴男 畑中
Fujio Motoyaji
冨士夫 元屋地
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SENSHU MEIHAN KK
WATADA INSATSU KK
WORLD KOGEI KK
Original Assignee
SENSHU MEIHAN KK
WATADA INSATSU KK
WORLD KOGEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層シートにプレス刃物で切り込みを入れる
ことによって、ICチップ用の装填部を形成するカード
基板において、下層シートがプレス刃物で傷付けられ
て、カード基板の強度が低下するのを防止し、十分な強
度を備えたカード基板を安価に量産できるようにする。 【解決手段】 上層シート1と下層シート3とには、装
填部5の形成位置に剥離層6・7を形成する。上層シー
ト1の下面の剥離層6には空所8を設けておく。中層シ
ート2にプレス刃物15で切り込みを入れて、第2凹部
5bを形成する。中層シート2には分断されたパンチ屑
11を残存したままで、中層シート2を上層シート1と
下層シート3との間に積層固定し、同時にパンチ屑11
を空所8を介して上層シート1に接合する。上層シート
1にプレス刃物16で切り込みを入れて、第1凹部5a
を形成する。上層シート1のパンチ屑14と中層シート
2のパンチ屑11を除去して、逆段丘状の装填部5を形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ICカードに代
表されるカード型メモリ用のカード基板の製造方法と、
この方法によって得られるカード型メモリ用のカード基
板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のICカード用のカード基板の多く
は、プレス機で打ち抜いたカードブランクの片面に精密
切削加工を施して、ICチップを収容するための装填部
を形成している。装填部は断面が逆凸字状の角形穴から
なり、切削刃物を角形状に周回移動させて形成する必要
がある。そのため、この種のカード基板は、加工が面倒
で製造コストが高く付く。
【0003】カード基板の製造コストの減少を目的にし
て、装填部をプレス加工によって切り抜き形成する加工
法が、特開昭63−99198号公報に提案されてい
る。そこでは、数枚のプラスチックシートを積層固定し
て所定厚みのカードブランクを形成し、その片面側に最
下層シートを残す状態で切り込みを入れ、切り込み線で
囲まれた角形のパンチ屑をカードブランクから取り除い
て、装填部を形成している。パンチ屑を除去する必要
上、装填部が形成される最下層シートの表面部位には、
素材シートの積層に先立って離型層が形成される。
【0004】同様の加工法に特開平6−72084号公
報があり、剥離層を設ける代わりに、装填部に対応する
矩形部位を残して素材シートに接着層を形成し、接着剤
が塗布されていない矩形部位に切り込みを入れて、矩形
片を除去できるようにしている。最上層シートの切り込
みと中間シートとの切り込みを分けて行うことにより、
装填部は断面逆凸字状に形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術のう
ち、前者は装填部を逆凸字状に形成できない。プレス刃
物の切り込み深さの僅かなばらつきによって、パンチ屑
の除去が困難になったり、最下層シートに切り込み線が
形成され、カード基板の曲げ強度が低下するなどの不利
を避けられない。
【0006】後者は、素材シートを積層して接着する際
に、接着層が押し潰されて切り込み部位内へ入り込む。
そのため、接着剤が塗布されていない無塗布部分の形状
精度にばらつきを生じやすく、切り込まれたパンチ屑の
除去に手間取ることがある。無塗布部分を大きめに形成
すると、パンチ屑を容易に除去できる反面、装填部の周
囲に非接着面を生じるので、カード基板の曲げ強度が低
下することを免れない。素材シートの積層後にプレス刃
物で切り込みを入れて装填部を形成するので、プレス刃
物の切り込み深さのばらつきに伴う弊害も前者と同様に
生じやすい。
【0007】本発明の目的は、片面で開口する装填部を
備えたカード型メモリ用カード基板を安価に量産できる
製造方法を提供するにある。本発明の目的は、プレス刃
物で切り込みを入れて装填部を形成するカード基板であ
りながら、プレス刃物の切り込み深さのばらつきによる
弊害を解消でき、とくに最下層シートがプレス刃物で傷
付けられて、カード基板の曲げ強度が低下するのを防止
できる、カード型メモリカード基板の製造方法を提供す
るにある。本発明の目的は、高精度に形成された装填部
を備えており、装填部の周辺における曲げ強度を十分に
備えているカード型メモリ用のカード基板を提供するに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、図3に示す
ごとく上下に積層固定される上層シート1と、1以上の
シートを含む中層シート2と、下層シート3とを有し、
上層シート1および中層シート2にそれぞれ切り込みを
入れて装填部5が切り抜き形成されているカード基板の
製造方法において、積層前に中層シート2の装填部5の
形成位置に切り込みを入れて第2凹部5bを区分し、区
分されたパンチ屑11がシート面に残存する状態のまま
で中層シート2を上層シート1と下層シート3の間に配
置する工程と(図1(b))、パンチ屑11の上面およ
び下面と、上層シート1および下層シート3との間に、
剥離層6・7を介在させて、各層シート1・2・3を積
層固定する工程と(図1(c))を経る。但し、上層シ
ート1と中層シート2との間の剥離層6には、各層シー
ト1・2・3の積層固定時に、パンチ屑11と上層シー
ト1との接合を許す空所8を予め設けてある。次に、上
層シート1の装填部5の形成位置に切り込みを入れて第
1凹部5aを区分する工程と(図1(d))、第1凹部
5aのパンチ屑14と、これに接合する第2凹部5bの
パンチ屑11とを同時に除去して装填部5を形成する工
程(図1(e))とを経てカード基板を製造する。
【0009】具体的には、上層シート1の下面と下層シ
ート3とには、上面の装填部5の形成位置にそれぞれ剥
離層6・7を形成し、中層シート2の上面および下面に
熱硬化性の接着剤9をそれぞれ塗布して、各シート1・
2・3を積層固定する。剥離層6・7は、第1凹部5a
および第2凹部5bの外形形状より僅かに大きくそれぞ
れ形成し、空所8を剥離層6のほぼ中央に形成する。
【0010】本発明のカード型メモリ用のカード基板
は、上下に積層固定される上層シート1と、1以上のシ
ートを含む中層シート2と、下層シート3とを有し、上
層シート1および中層シート2にそれぞれに切り込みを
入れて装填部5の第1凹部5aと第2凹部5bとが切り
抜き形成してあるカード基板において、中層シート2に
形成される第2凹部5bが、積層前に装填部5の形成位
置に切り込みを入れて形成されており、第2凹部5bの
パンチ屑11がシート面に残存する状態で中層シート2
を上層シート1および下層シート3に積層固定してある
こと、前記のパンチ屑11の上面および下面と、上層シ
ート1および下層シート3との間には、それぞれ剥離層
6・7が設けてあること、上層シート1と中層シート2
との間の剥離層6には、積層時にパンチ屑11と上層シ
ート1との接合を許す空所8が設けてあること、上層シ
ート1の装填部5の形成位置に切り込みを入れて第1凹
部5aを区分し、第1凹部5aのパンチ屑14と、これ
に接合する第2凹部5bのパンチ屑11とを除去して装
填部5が形成してあることを特徴とする。
【0011】
【作用】上層シート1と中層シート2と下層シート3と
を積層するのに先行して、予め中層シート2に切り込み
を入れて第2凹部5bを形成するので、プレス刃物によ
る下層シート3の傷付きを解消できる。各シート1・2
・3は例えば熱硬化性の接着剤9を介して加熱固定す
る。このとき、第2凹部5bが加熱変形してその形状精
度が低下するのを防ぐために、パンチ屑11をシート面
に残した状態のままで積層を行う。パンチ屑11の上下
の剥離層6・7は、第1・第2凹部5a・5bのパンチ
屑11・14を積層シートから確実に除去するために設
ける。上方の剥離層6の空所8は、シート積層過程にお
いて、第2凹部5bのパンチ屑11を上層シート1に融
着させるために設けてあり、これにより第1凹部5aの
パンチ屑14を除去する際に、第2凹部5bのパンチ屑
11を同時に除去して、装填部5を形成するための工数
を減らすことに貢献する。
【0012】
【実施例】図1ないし図5は本発明に係るカード基板の
製造方法の実施例を示す。カード基板は、上層シート1
と中層シート2と下層シート3の三者を積層固定したう
えで、所定形状に打ち抜いて形成する。図2および図3
においてカード基板には、ICチップ4を埋設状に装填
するための装填部5が、上層シート1の上面側で開口す
るよう形成されている。これら各シート1・2・3は、
それぞれ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、A
BS樹脂、酢酸ビニルなどの各種の不透明ないしは透明
のプラスチックシートを適用できるが、装填部5の断面
形状に応じて各シート1・2・3の厚み寸法を設定す
る。この実施例では、装填部5を逆段丘状に形成するた
めに、各シート厚みは上層シート1を0.2mm、中層シー
ト2を0.4mm、下層シート3を0.15mmにそれぞれ設定
した。
【0013】図1(a)に示すように、各シート1・2
・3の積層に先行して、上層シート1の上面側にカード
発行元の会社名やカード名等の印刷を施し、同様に下層
シート3の下面側に使用上の注意書きなどの印刷を施し
ておく。次に、上層シート1の下面と下層シート3の上
面とには、装填部5の各形成位置に剥離層6・7をそれ
ぞれ形成する。詳しくは、シリコーンオイルやペースト
状のシリコーンあるいは溶剤で希釈したワニス等の離型
剤をオフセット印刷法やシルク印刷法で各シート1・3
に塗工し乾燥させて剥離層6・7を形成する。
【0014】図4において上層シート1側の剥離層6
は、装填部5の第1凹部5aの縦横寸法(10.920mm
×12.140mm)を基準にして、これよりもそれぞれ5
00μm大きな縦横寸法となるよう形成する。つまり、
縦寸法は11.420mm、横寸法は12.640mmとした。
さらに、剥離層6の中央に剥離剤が塗布されていない空
所8を、縦横寸法が5mm×5mmの四角形状に形成する。
この空所8を設ける理由は後述する。下層シート3の剥
離層7は、装填部5の第2凹部5bの縦横寸法(7.62
0mm×7.875mm)を基準にして、これよりも縦横寸法
のそれぞれが750μm大きな寸法(8.370mm×8.6
25mm)となるよう形成した。
【0015】中層シート2は、図1(b)に示すごとく
例えばロールコータによって、上面および下面のそれぞ
れに熱硬化性の接着剤9を塗布したのち乾燥して固化し
ておく。この後にプレス刃物15を用いて装填部5の形
成位置に切り込みを入れ、装填部5の第2凹部5bを貫
通状に形成する。但し、プレス刃物15で分断されたパ
ンチ屑11は、シート面から除去せずに第2凹部5b内
に残存させておく。この切り込みおよびパンチ屑11の
抜き戻し処理は、コンパウンド金型を用いることによっ
て容易に行える。第2凹部5bは4連ないしは8連のプ
レス刃物によって同時に加工し、この加工と同時にシー
ト面に貫通形成されるパイロット穴で正確に位置決めで
きるようになっている。
【0016】上記のように前段加工された各シート1・
2・3を図1(c)に示すように位置決めして仮り積層
した後、この仮り積層シートを約100℃まで加熱した
状態で重合ローラ12・13に通して挟圧し、各シート
1・2・3を積層固定する。このとき、重合ローラ12
・13によって上層シート1の上面と下層シート3の下
面とをそれぞれ鏡面化、あるいはつや消し面化でき、同
時に各シート1・2・3を熱硬化性の接着剤9で強固に
結着させて積層シートの曲げ強度を向上できる。因み
に、感圧性の接着剤を用いて各シート1・2・3を積層
すると、積層シートを硬板化できず十分な剛性が得られ
ない。各シート1・2・3の加熱積層に伴って、上層シ
ート1の下面とパンチ屑11の上面とは、図5に示すよ
うに空所8を介して接合し、接合面どうしが溶融する。
このとき、パンチ屑11は第2凹部5bの内周面を受け
止めて第2凹部5bが熱変形するのを阻止する。この後
に積層シートを冷却することにより、溶融面は固化して
パンチ屑11は上層シート1と一体化する。
【0017】上記の積層シートは、図1(d)に示すよ
うに4連ないし8連のプレス刃物を備えたコンパウンド
金型を用いて所定のカード形状に打ち抜き、同時にプレ
ス刃物16で上層シート1に切り込みを入れて装填部5
の第1凹部5aを形成する。この加工によって、第1凹
部5aのパンチ屑14と、第2凹部5bのパンチ屑11
とは、一体化した状態で積層シートから分断される。し
かも、前者パンチ屑14の下面周縁と中層シート2とは
剥離層6を介して隣接しており、後者パンチ屑11の下
面周縁と下層シート3とは剥離層7を介して隣接してい
る。そのため、カード基板を反転して上層シート1側を
外凸状に湾曲して軽い衝撃や振動を与えることにより、
図1(e)示すように一体化したパンチ屑11・14を
容易に除去して逆段丘状の装填部5を形成できる。
【0018】図3においてICチップ4は、表面に接続
端子板17を備えたベース部4bと、モジュール部4a
とを備えており、ベース部4bを接着剤を介して第1凹
部5aの内底壁に接着固定する。必要に応じてカード基
板の厚み仕様寸法を越えない範囲内で、保護フィルムを
カード基板の表あるいは裏にラミネートすることができ
る。
【0019】本発明では上記の実施例の一部を次のよう
に変更することができる。中層シート2に熱硬化性の接
着剤9を塗布して乾燥した後、その上下面に剥離剤を塗
布して剥離層6・7を形成できる。必要があれば、中層
シート2に剥離層6・7を形成したのち接着剤9を塗布
してもよい。中層シート2は複数のプラスチックシート
を積層して形成することができる。カード基板はICカ
ード以外の各種のプリペイドカード等のカード型メモリ
用のカード基板の全てに適用でき、その大きさや基板に
埋設されるICチップ4の個数は一切限定されない。
【0020】装填部5の形状は円形やだ円形、あるいは
四角形以外の多角形などの任意形状に変更できる。空所
8は複数個設けることができ、その形状も任意形状に設
定できる。第2凹部5bのパンチ屑11は、接着剤9の
接着力によって上層シート1と接合することができ、必
ずしも熱溶着させる必要はない。上方の剥離層6を設け
る代わりに、接着剤層に剥離層6と同形で同大の接着剤
が塗布されていない空所を設け、この空所内に切り込み
を入れてパンチ屑11・14を除去することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明では、中層シート2に装填部5の
第2凹部5bを形成するための切り込みを予め形成して
おき、そのパンチ屑11をシート面に残存した状態のま
まで上・中・下層の各シート1・2・3を積層した後、
上層シート1に第1凹部5aを形成するための切り込み
を入れて、上記のパンチ屑11を第1凹部5aのパンチ
屑14と共に除去して装填部5を形成した。従って、プ
レス刃物で積層シートに切り込みを入れて装填部を形成
する加工法を採るにも拘らず、プス刃物の切り込み深さ
のばらつきに伴う、切断不良や下層シート3の傷付きを
確実に防止でき、装填部5の周辺における曲げ強度を十
分に備えたカード基板を容易に量産して、その製造コス
トを十分に減少することができる。シート厚みが厳密に
管理された各シート1・2・3を積層し、その上層およ
び中層シート1・2をプレス刃物で切り抜いて装填部5
を形成するので、装填部5を高精度に形成できるうえ、
下層シート3の傷付きを一掃して基板の強度を向上し、
その耐久性を増強できる。熱硬化性の接着剤9を用いて
各シート1・2・3を積層固定する場合には、第2凹部
5bが熱変形してその形状精度が低下することを確実に
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カード基板の製造過程を示す説明図である。
【図2】カード基板の平面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】剥離層の平面図である。
【図5】パンチ屑の融着構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 上層シート 2 中層シート 3 下層シート 5 装填部 5a 第1凹部 5b 第2凹部 6・7 剥離層 8 空所 11・14 パンチ屑
フロントページの続き (72)発明者 畑中 晴男 大阪府堺市三宝町3丁176−6 泉州銘鈑 株式会社内 (72)発明者 元屋地 冨士夫 大阪府松原市天美我堂3丁目15番地 株式 会社ワールドコウゲイ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に積層固定される上層シート1と、
    1以上のシートを含む中層シート2と、下層シート3と
    を有し、 上層シート1および中層シート2にそれぞれ切り込みを
    入れて装填部5が切り抜き形成されているカード基板の
    製造方法であって、 積層前に中層シート2の装填部5の形成位置に切り込み
    を入れて第2凹部5bを区分し、区分されたパンチ屑1
    1がシート面に残存する状態のままで中層シート2を上
    層シート1と下層シート3との間に配置し、 パンチ屑11の上面および下面と、上層シート1および
    下層シート3との間に、剥離層6・7を介在させて、各
    層シート1・2・3を積層固定し(但し上層シート1と
    中層シート2との間の剥離層6には、各層シート1・2
    ・3の積層固定時に、パンチ屑11と上層シート1との
    接合を許す空所8を予め設けてある)、 上層シート1の装填部5の形成位置に、切り込みを入れ
    て第1凹部5aを区分し、 第1凹部5aのパンチ屑14と、該パンチ屑14に接合
    する第2凹部5bのパンチ屑11とを同時に除去して装
    填部5を形成するカード型メモリ用カード基板の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 上層シート1の下面と下層シート3の上
    面とには、装填部5の形成位置にそれぞれ剥離層6・7
    を形成し、中層シート2の上面および下面に熱硬化性の
    接着剤9をそれぞれ塗布して、各シート1・2・3を積
    層固定した請求項1記載のカード型メモリ用カード基板
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 剥離層6・7が、第1凹部5aおよび第
    2凹部5bの外形形状より僅かに大きくそれぞれ形成さ
    れており、 空所8が剥離層6のほぼ中央に形成してある請求項1又
    は2記載のカード型メモリ用カード基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 上下に積層固定される上層シート1と、
    1以上のシートを含む中層シート2と、下層シート3と
    を有し、 上層シート1と中層シート2とにそれぞれ切り込みを入
    れて装填部5の第1凹部5aと第2凹部5bとが切り抜
    き形成してあるカード基板であって、 中層シート2に形成されるべき第2凹部5bは、積層前
    に装填部5の形成位置に切り込みを入れて形成されてお
    り、第2凹部5bのパンチ屑11がシート面に残存する
    状態で中層シート2を上層シート1および下層シート3
    に積層固定してあり、 前記パンチ屑11の上面および下面と、上層シート1お
    よび下層シート3との間には、それぞれ剥離層6・7が
    設けられており、 上層シート1と中層シート2との間の剥離層6には、積
    層時にパンチ屑11と上層シート1との接合を許す空所
    8が設けられており、 上層シート1の装填部5の形成位置に切り込みを入れて
    第1凹部5aを区分し、第1凹部5aのパンチ屑14と
    これに接合する第2凹部5bのパンチ屑11とを除去し
    て装填部5が形成してあることを特徴とするカード型メ
    モリ用カード基板。
JP8045388A 1996-02-06 1996-02-06 カード型メモリ用カード基板の製造方法およびカード基板 Pending JPH09207479A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030039447A (ko) * 2001-11-13 2003-05-22 (주)제이티 흡입을 통한 ic 카드 시트의 연속적인 일 방향 천공방법및 그 천공기구
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