JPH09207077A - 連続ねじ締付け機のねじ送り装置 - Google Patents
連続ねじ締付け機のねじ送り装置Info
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- JPH09207077A JPH09207077A JP1666896A JP1666896A JPH09207077A JP H09207077 A JPH09207077 A JP H09207077A JP 1666896 A JP1666896 A JP 1666896A JP 1666896 A JP1666896 A JP 1666896A JP H09207077 A JPH09207077 A JP H09207077A
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- Japan
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- feed
- screw
- feeder box
- casing
- arm
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一回のねじ締付け動作に連動して、ねじ連結
帯を1ピッチづつ送るねじ送り装置において、従来ケー
シングの側部に、ラチェットホイールを回転係合させる
ためのカム溝を切欠き形成していたので、ケーシングの
剛性が低下し、安定したねじ締めの支障となっていた。
また、ラチェットホイール方式では構造が複雑化する問
題があった。 【解決手段】 送りアーム15の揺動によりねじ連結帯
Sを1ピッチづつ送る送りアーム方式とし、かつこの送
りアーム15をフィーダボックス12の移動に連動して
揺動させるためのカム部18をケーシング11の内面に
設けた構成とする。
帯を1ピッチづつ送るねじ送り装置において、従来ケー
シングの側部に、ラチェットホイールを回転係合させる
ためのカム溝を切欠き形成していたので、ケーシングの
剛性が低下し、安定したねじ締めの支障となっていた。
また、ラチェットホイール方式では構造が複雑化する問
題があった。 【解決手段】 送りアーム15の揺動によりねじ連結帯
Sを1ピッチづつ送る送りアーム方式とし、かつこの送
りアーム15をフィーダボックス12の移動に連動して
揺動させるためのカム部18をケーシング11の内面に
設けた構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ねじ締付け機の
一回のねじ締付け動作に連動して、ねじ連結帯を1ピッ
チづつ送って連続したねじの締付けを可能とする連続ね
じ締付け機のねじ送り装置に関する。
一回のねじ締付け動作に連動して、ねじ連結帯を1ピッ
チづつ送って連続したねじの締付けを可能とする連続ね
じ締付け機のねじ送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のねじ送り装置は、例えば
特開平4−111781号公報あるいは実開平5−86
475号公報等に開示されているように、ねじ締付け機
本体に取り付けたケーシング内にフィーダボックスを移
動可能に設け、このフィーダボックスに、ねじ連結帯に
係合される爪を周方向一定の間隔で複数備えたラチェッ
トホイールを設け、ねじ締付け機の押付け動作に伴うフ
ィーダボックスのケーシングに対する相対な上動に連動
して、このラチェットホイールを一定角度だけ送り方向
に回転させてねじ連結帯を1ピッチづつ送る構成とした
ラチェットホイール方式が主流となっていた。
特開平4−111781号公報あるいは実開平5−86
475号公報等に開示されているように、ねじ締付け機
本体に取り付けたケーシング内にフィーダボックスを移
動可能に設け、このフィーダボックスに、ねじ連結帯に
係合される爪を周方向一定の間隔で複数備えたラチェッ
トホイールを設け、ねじ締付け機の押付け動作に伴うフ
ィーダボックスのケーシングに対する相対な上動に連動
して、このラチェットホイールを一定角度だけ送り方向
に回転させてねじ連結帯を1ピッチづつ送る構成とした
ラチェットホイール方式が主流となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ラ
チェットホイール方式によれば、ねじ締付け完了後、ね
じ締付け機本体の押付けを解除して、フィーダボックス
がケーシング内を相対的に下動する際における、ラチェ
ットホイールの逆転を阻止するための機構が複雑化する
という問題があった。
チェットホイール方式によれば、ねじ締付け完了後、ね
じ締付け機本体の押付けを解除して、フィーダボックス
がケーシング内を相対的に下動する際における、ラチェ
ットホイールの逆転を阻止するための機構が複雑化する
という問題があった。
【0004】また、従来のねじ送り装置にあっては、フ
ィーダボックスの相対移動に連動してラチェットホイー
ルをケーシングに係合させることによりラチェットホイ
ールを一定角度回転させる構成とする必要上、ケーシン
グの側面に長溝孔形状のカム溝を切欠き形成し、このカ
ム溝に、中間アームの一端側に取り付けた係合ローラー
を係合させる一方、他端側に取り付けた係合ローラーを
ラチェットホイールに係合させて、この中間アームの揺
動動作を通じて間接的にラチェットホイールを一定角度
回転させる構成となっていた。なお、上記中間アームを
介在させず、ラチェットホイールの側面に設けた係合ロ
ーラーを直接カム溝に係合させる構成のものもあった。
ィーダボックスの相対移動に連動してラチェットホイー
ルをケーシングに係合させることによりラチェットホイ
ールを一定角度回転させる構成とする必要上、ケーシン
グの側面に長溝孔形状のカム溝を切欠き形成し、このカ
ム溝に、中間アームの一端側に取り付けた係合ローラー
を係合させる一方、他端側に取り付けた係合ローラーを
ラチェットホイールに係合させて、この中間アームの揺
動動作を通じて間接的にラチェットホイールを一定角度
回転させる構成となっていた。なお、上記中間アームを
介在させず、ラチェットホイールの側面に設けた係合ロ
ーラーを直接カム溝に係合させる構成のものもあった。
【0005】このように、従来は、ケーシングの側面に
カム溝を切欠き形成していたためその剛性低下を招き、
このためにねじ締付け作業にあたってねじ締付け機を材
料に押し付けるとケーシングがわずかではあるが変形し
てしまい、このため、ねじの先端位置がばらついたり、
ねじが材料に対して直角に(真っ直ぐに)締め付けられ
ないといったように安定したねじの締め付け作業が困難
になるという問題があった。
カム溝を切欠き形成していたためその剛性低下を招き、
このためにねじ締付け作業にあたってねじ締付け機を材
料に押し付けるとケーシングがわずかではあるが変形し
てしまい、このため、ねじの先端位置がばらついたり、
ねじが材料に対して直角に(真っ直ぐに)締め付けられ
ないといったように安定したねじの締め付け作業が困難
になるという問題があった。
【0006】また、係合ローラーがカム溝を経てケーシ
ングの側面からわずかに突き出されていたため、例えば
角隅部のねじ締め作業を行う場合であって、ケーシング
の側面を壁面(ねじ締付け面に対して直交する面)にほ
ぼ接触させた状態でねじ締め作業を行う場合等には、ね
じ締め動作に伴うこの係合ローラーの移動により壁面が
傷付けられる問題もあった。
ングの側面からわずかに突き出されていたため、例えば
角隅部のねじ締め作業を行う場合であって、ケーシング
の側面を壁面(ねじ締付け面に対して直交する面)にほ
ぼ接触させた状態でねじ締め作業を行う場合等には、ね
じ締め動作に伴うこの係合ローラーの移動により壁面が
傷付けられる問題もあった。
【0007】本発明は、かかる従来の問題に鑑みなされ
たもので、構造の簡素化を図るとともに、ケーシングの
十分な剛性を確保でき、またケーシングの側面に壁面等
を傷付ける原因となる係合ローラー等が存在しない連続
ねじ締付け機のねじ送り装置を提供することを目的とす
る。
たもので、構造の簡素化を図るとともに、ケーシングの
十分な剛性を確保でき、またケーシングの側面に壁面等
を傷付ける原因となる係合ローラー等が存在しない連続
ねじ締付け機のねじ送り装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、ねじ締付け機に装設されたケーシング内にフ
ィーダボックスを移動可能に設け、該フィーダボックス
に、送りアームをねじ連結帯の送り方向に揺動可能に設
け、該送りアームに前記ねじ連結帯に係脱される送り爪
を設ける一方、該送りアームを、前記ケーシングの内面
に設けたカム部に係合させて、前記フィーダボックスの
前記ケーシングに対する相対移動に伴い、前記送りアー
ムが前記送り爪を前記ねじ連結帯に係合させつつ前記送
り方向に揺動して前記ねじ連結帯を1ピッチ送る一方、
前記送りアームが反送り方向に揺動する時には前記送り
爪の前記ねじ連結帯に対する係合が解除される構成とし
たことを特徴とする。
の発明は、ねじ締付け機に装設されたケーシング内にフ
ィーダボックスを移動可能に設け、該フィーダボックス
に、送りアームをねじ連結帯の送り方向に揺動可能に設
け、該送りアームに前記ねじ連結帯に係脱される送り爪
を設ける一方、該送りアームを、前記ケーシングの内面
に設けたカム部に係合させて、前記フィーダボックスの
前記ケーシングに対する相対移動に伴い、前記送りアー
ムが前記送り爪を前記ねじ連結帯に係合させつつ前記送
り方向に揺動して前記ねじ連結帯を1ピッチ送る一方、
前記送りアームが反送り方向に揺動する時には前記送り
爪の前記ねじ連結帯に対する係合が解除される構成とし
たことを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、送りアームの揺動によ
りねじ連結帯が1ピッチづつ送られる送りアーム方式で
あり、送りアームが反送り方向に戻される時点では送り
爪のねじ連結帯に対する係合が解除されるので、従来の
ラチェットホイール方式のようにラチェットホイールの
逆転を防止する機構を設ける必要がなく、この点で従来
よりも構造が簡素化される。
りねじ連結帯が1ピッチづつ送られる送りアーム方式で
あり、送りアームが反送り方向に戻される時点では送り
爪のねじ連結帯に対する係合が解除されるので、従来の
ラチェットホイール方式のようにラチェットホイールの
逆転を防止する機構を設ける必要がなく、この点で従来
よりも構造が簡素化される。
【0010】また、フィーダボックスの移動に連動して
送りアームを揺動させるためのカム部がケーシングの内
面に設けられているので、従来のケーシングの側面にカ
ム溝を切欠き形成した場合のようなケーシングの剛性の
低下を招くことがなく、従って常に安定したねじ締めを
行うことができるとともに、従来のように係合ローラー
がケーシングの側面から突き出されることもないので壁
面等を傷つけることもない。
送りアームを揺動させるためのカム部がケーシングの内
面に設けられているので、従来のケーシングの側面にカ
ム溝を切欠き形成した場合のようなケーシングの剛性の
低下を招くことがなく、従って常に安定したねじ締めを
行うことができるとともに、従来のように係合ローラー
がケーシングの側面から突き出されることもないので壁
面等を傷つけることもない。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図1
〜図11に基づいて説明する。図1〜図3に、ねじ締付
け機1の先端(図示下端)に装備された本実施形態にか
かるねじ送り装置10の詳細が示されている。図1中、
ねじ締付け機1はその下端部のみが図示されている。こ
のねじ締付け機1は特に変更を要するものではないので
詳述はしないが、図中2はねじ締付け機1の下端から突
き出し状に装着されたドライバビットであり、このドラ
イバビットはねじ締付け機1に内蔵された駆動モータ
(図示省略)により回転する。
〜図11に基づいて説明する。図1〜図3に、ねじ締付
け機1の先端(図示下端)に装備された本実施形態にか
かるねじ送り装置10の詳細が示されている。図1中、
ねじ締付け機1はその下端部のみが図示されている。こ
のねじ締付け機1は特に変更を要するものではないので
詳述はしないが、図中2はねじ締付け機1の下端から突
き出し状に装着されたドライバビットであり、このドラ
イバビットはねじ締付け機1に内蔵された駆動モータ
(図示省略)により回転する。
【0012】さて、図中11は、本実施形態に係るねじ
送り装置10のケーシングであり、このケーシング11
は略角形の筒体をなし、その上部に設けた取付け孔11
fに、ドライバビット2が装着されたスピンドルを回転
支持するスリーブ形状の支持部材3を挿入させ、この挿
入状態でねじ孔11aに固定ねじを締込むことにより、
このケーシング11ひいては当該ねじ送り装置10がね
じ締付け機1の下面に取付けられている。このように取
付けられたケーシング11の内部に上記ドライバビット
2が挿通されている。
送り装置10のケーシングであり、このケーシング11
は略角形の筒体をなし、その上部に設けた取付け孔11
fに、ドライバビット2が装着されたスピンドルを回転
支持するスリーブ形状の支持部材3を挿入させ、この挿
入状態でねじ孔11aに固定ねじを締込むことにより、
このケーシング11ひいては当該ねじ送り装置10がね
じ締付け機1の下面に取付けられている。このように取
付けられたケーシング11の内部に上記ドライバビット
2が挿通されている。
【0013】次に、上記ケーシング11の内部にはフィ
ーダボックス12が上下方向に移動可能に支持されてい
る。このフィーダボックス12は圧縮ばね13により常
時下方に付勢されている。また、このフィーダボックス
12にも上記ドライバビット2が挿通されてその下端面
から突き出されるようになっている。図2によく示され
ているように、フィーダボックス12の背面(図1に示
す反対面)にはボルト14が取付けられており、図示す
るようにこのボルト14の頭部がケーシング11の側壁
内面に形成した案内溝11bの下端に当接することでフ
ィーダボックス12の下側のストローク端が規制されて
いる。なお、この案内溝11bの下端には貫通孔11c
が形成されており、この貫通孔11cを経てねじ回し工
具等を用いることによりボルト14を締付けあるいは緩
めることができようになっている。このボルト14を緩
めて外せば、フィーダボックス12をケーシング11か
ら外すことができる。なお、上側のストローク端につい
ては後述する。
ーダボックス12が上下方向に移動可能に支持されてい
る。このフィーダボックス12は圧縮ばね13により常
時下方に付勢されている。また、このフィーダボックス
12にも上記ドライバビット2が挿通されてその下端面
から突き出されるようになっている。図2によく示され
ているように、フィーダボックス12の背面(図1に示
す反対面)にはボルト14が取付けられており、図示す
るようにこのボルト14の頭部がケーシング11の側壁
内面に形成した案内溝11bの下端に当接することでフ
ィーダボックス12の下側のストローク端が規制されて
いる。なお、この案内溝11bの下端には貫通孔11c
が形成されており、この貫通孔11cを経てねじ回し工
具等を用いることによりボルト14を締付けあるいは緩
めることができようになっている。このボルト14を緩
めて外せば、フィーダボックス12をケーシング11か
ら外すことができる。なお、上側のストローク端につい
ては後述する。
【0014】図1に示すようにフィーダボックス12の
正面(図1において手前側の面)には、送りアーム15
が支持ピン15aを介して図示左右方向に揺動可能に支
持されている。この送りアーム15はフィーダボックス
12との間に介装された捩りばね16により常時図1に
おいて反時計回り方向(図3において時計回り方向、以
下ねじ連結帯Sの「反送り方向」ともいう)に付勢され
ている。
正面(図1において手前側の面)には、送りアーム15
が支持ピン15aを介して図示左右方向に揺動可能に支
持されている。この送りアーム15はフィーダボックス
12との間に介装された捩りばね16により常時図1に
おいて反時計回り方向(図3において時計回り方向、以
下ねじ連結帯Sの「反送り方向」ともいう)に付勢され
ている。
【0015】この送りアーム15の長手方向中程にはガ
イドローラ17が支持ピン17aを介して回転可能に取
付けられている。これに対して、ケーシング11の内面
にはフィーダボックス12の移動方向に沿って突条のカ
ム部18が形成されており、図3に示すようにフィーダ
ボックス12が下端位置に位置している時には、このカ
ム部18に対して上記ガイドローラ17は外れている
が、フィーダボックス12がケーシング11に対して相
対的にこの下端位置から上方へ移動すると、ガイドロー
ラ17がこのカム部18に当接して乗り上げ、これによ
り送りアーム15が捩りばね16に抗して図3において
反時計回り方向(図1において時計回り方向、以下この
方向をねじ連結帯Sの「送り方向」ともいう)にねじ連
結帯Sの1ピッチに相当する角度だけ揺動される。な
お、この送りアーム15が送り方向に揺動された状態が
図5および図6に示されている。
イドローラ17が支持ピン17aを介して回転可能に取
付けられている。これに対して、ケーシング11の内面
にはフィーダボックス12の移動方向に沿って突条のカ
ム部18が形成されており、図3に示すようにフィーダ
ボックス12が下端位置に位置している時には、このカ
ム部18に対して上記ガイドローラ17は外れている
が、フィーダボックス12がケーシング11に対して相
対的にこの下端位置から上方へ移動すると、ガイドロー
ラ17がこのカム部18に当接して乗り上げ、これによ
り送りアーム15が捩りばね16に抗して図3において
反時計回り方向(図1において時計回り方向、以下この
方向をねじ連結帯Sの「送り方向」ともいう)にねじ連
結帯Sの1ピッチに相当する角度だけ揺動される。な
お、この送りアーム15が送り方向に揺動された状態が
図5および図6に示されている。
【0016】ガイドローラ17は、フィーダボックス1
2が下端位置に位置する時にのみカム部18から外れ、
下端位置から上方へ相対移動している間はカム部18に
乗り上げた状態となるよう、従って送りアーム15が捩
りばね16に抗して送り方向へ揺動された状態に保持さ
れるようカム部18の長さが設定されている。フィーダ
ボックス12が下端位置に至ると、ガイドローラ17が
カム部18の下端から外れるので、送りアーム15が捩
りばね16により反送り方向に戻される。
2が下端位置に位置する時にのみカム部18から外れ、
下端位置から上方へ相対移動している間はカム部18に
乗り上げた状態となるよう、従って送りアーム15が捩
りばね16に抗して送り方向へ揺動された状態に保持さ
れるようカム部18の長さが設定されている。フィーダ
ボックス12が下端位置に至ると、ガイドローラ17が
カム部18の下端から外れるので、送りアーム15が捩
りばね16により反送り方向に戻される。
【0017】このように設けられた送りアーム15の先
端には、送り爪20が支持ピン20aを介して回動可能
に取付けられている。この送り爪20は、捩りばね21
により支持ピン20aを中心にして図示反時計回り方向
に付勢されている。但し、この送り爪20の端部には係
止片20bが形成されており、この係止片20bが図1
において送りアーム15の右端部に当接されることによ
り、その反時計回り方向の回動が規制されるようになっ
ている。
端には、送り爪20が支持ピン20aを介して回動可能
に取付けられている。この送り爪20は、捩りばね21
により支持ピン20aを中心にして図示反時計回り方向
に付勢されている。但し、この送り爪20の端部には係
止片20bが形成されており、この係止片20bが図1
において送りアーム15の右端部に当接されることによ
り、その反時計回り方向の回動が規制されるようになっ
ている。
【0018】送り爪20の下部には爪部20dが設けら
れており、送り爪20が捩りばね21により反時計回り
方向に戻された状態では、この爪部20dがねじ連結帯
Sの移動経路中に進入してねじ連結帯Sの送り孔に引掛
け状に係合される。逆に、送り爪20が捩りばね21に
抗して時計回り方向に回動されると、その爪部20dが
ねじ連結帯Sの移動経路から退出して、ねじ連結帯Sの
送り孔(図示省略)から外れる。上記引掛け係合状態で
送りアーム15が送り方向に揺動されることにより、ね
じ連結帯Sが1ピッチ送られる。
れており、送り爪20が捩りばね21により反時計回り
方向に戻された状態では、この爪部20dがねじ連結帯
Sの移動経路中に進入してねじ連結帯Sの送り孔に引掛
け状に係合される。逆に、送り爪20が捩りばね21に
抗して時計回り方向に回動されると、その爪部20dが
ねじ連結帯Sの移動経路から退出して、ねじ連結帯Sの
送り孔(図示省略)から外れる。上記引掛け係合状態で
送りアーム15が送り方向に揺動されることにより、ね
じ連結帯Sが1ピッチ送られる。
【0019】ねじ連結帯Sは、フィーダボックス12に
設けた送り溝12b,12bにその両側部を保持されつ
つ図1において右から左(図3において左から右)に向
けて送られる。
設けた送り溝12b,12bにその両側部を保持されつ
つ図1において右から左(図3において左から右)に向
けて送られる。
【0020】フィーダボックス12の図1において左側
面にはリーフスプリング27がビス27aにより取付け
られており、このリーフスプリング27の先端部は上記
送り溝12b内に至っている。このリーフスプリング2
7により、ねじ連結帯Sの反送り方向への移動が適度な
弾性力により阻止される。
面にはリーフスプリング27がビス27aにより取付け
られており、このリーフスプリング27の先端部は上記
送り溝12b内に至っている。このリーフスプリング2
7により、ねじ連結帯Sの反送り方向への移動が適度な
弾性力により阻止される。
【0021】以上の構成によれば、一回のねじ締付け動
作に連動してねじ連結帯Sが1ピッチづつ送られるので
あり、この送り動作を図4〜図7に基づいて説明する。
図4はねじ締付け動作前の待機状態を示している。この
状態ではフィーダボックス12はケーシング11の下端
位置に位置しているため、ガイドローラ17はカム部1
8の下端から外れており、従って送りアーム15は捩り
ばね16により図示右端の待機位置に位置している。ま
た、送り爪20は、捩りばね21によりその爪部20d
をねじ連結帯Sの送り孔に引掛け係合させた位置に保持
されている。従って、図では送り爪20の係止片20b
が送りアーム15の右端部に当接された状態が示されて
いる。
作に連動してねじ連結帯Sが1ピッチづつ送られるので
あり、この送り動作を図4〜図7に基づいて説明する。
図4はねじ締付け動作前の待機状態を示している。この
状態ではフィーダボックス12はケーシング11の下端
位置に位置しているため、ガイドローラ17はカム部1
8の下端から外れており、従って送りアーム15は捩り
ばね16により図示右端の待機位置に位置している。ま
た、送り爪20は、捩りばね21によりその爪部20d
をねじ連結帯Sの送り孔に引掛け係合させた位置に保持
されている。従って、図では送り爪20の係止片20b
が送りアーム15の右端部に当接された状態が示されて
いる。
【0022】次に、この待機状態から、ねじ締めを開始
すべくねじ締付け機1を下方すなわち被ねじ締付け材M
に押し付けると、ケーシング11に対してフィーダボッ
クス12が相対的に上動する。図5に示すようにこの上
動直後において、ガイドローラー17がカム部18に乗
り上げることにより送りアーム15が支持ピン15aを
中心にして送り方向に揺動する。送り爪20は、捩りば
ね21によりその爪部20dをねじ連結帯Sの送り孔に
引掛け係合させた状態に保持されているので、送りアー
ム15が送り方向に揺動することにより、ねじ連結体S
が送り方向に送られる。
すべくねじ締付け機1を下方すなわち被ねじ締付け材M
に押し付けると、ケーシング11に対してフィーダボッ
クス12が相対的に上動する。図5に示すようにこの上
動直後において、ガイドローラー17がカム部18に乗
り上げることにより送りアーム15が支持ピン15aを
中心にして送り方向に揺動する。送り爪20は、捩りば
ね21によりその爪部20dをねじ連結帯Sの送り孔に
引掛け係合させた状態に保持されているので、送りアー
ム15が送り方向に揺動することにより、ねじ連結体S
が送り方向に送られる。
【0023】ガイドローラ17がカム部18に完全に乗
り上げた時点で、送りアーム15は送り方向の揺動端す
なわち送り位置に至り、これによりドライバビット2の
直下に一本のねじがセットされる。
り上げた時点で、送りアーム15は送り方向の揺動端す
なわち送り位置に至り、これによりドライバビット2の
直下に一本のねじがセットされる。
【0024】こうして一本のねじがセットされた状態の
まま、さらにねじ締付け機1を押し下げていくと、フィ
ーダボックス12がケーシング11内をさらに上動す
る。この上動過程において、ドライバビット2の先端が
上記セットされたねじの頭部にあてがわれ、この状態で
ドライバビット2が回転することによりこのねじが被ね
じ締付け材Mに締め付けられていく。
まま、さらにねじ締付け機1を押し下げていくと、フィ
ーダボックス12がケーシング11内をさらに上動す
る。この上動過程において、ドライバビット2の先端が
上記セットされたねじの頭部にあてがわれ、この状態で
ドライバビット2が回転することによりこのねじが被ね
じ締付け材Mに締め付けられていく。
【0025】ねじの締付けがなされる間、ガイドローラ
17はカム部18に乗り上げたまま上動し、従って送り
アーム15は送り位置に保持され、これによりねじ連結
帯Sの位置ずれが防止され、スムーズなねじ締めがなさ
れる。
17はカム部18に乗り上げたまま上動し、従って送り
アーム15は送り位置に保持され、これによりねじ連結
帯Sの位置ずれが防止され、スムーズなねじ締めがなさ
れる。
【0026】ねじ締付け機1がさらに押し下げられて、
フィーダボックス12が後述する所定のストロークだけ
ケーシング11に対して上動した時点で、ねじの締付け
が完了する。この時点の様子が図6に示されている。
フィーダボックス12が後述する所定のストロークだけ
ケーシング11に対して上動した時点で、ねじの締付け
が完了する。この時点の様子が図6に示されている。
【0027】こうして一本のねじの締付けが完了した
後、ねじ締付け機1の押し下げを解除すると、圧縮ばね
13によりフィーダボックス12がケーシング11に対
して下動する。この下動過程においてもガイドローラ1
7がカム部18に乗り上げた状態に維持されるので、送
りアーム15は送り位置に保持され、また送り爪20は
捩りばね21によりその爪部20dをねじ連結帯Sの送
り孔に引掛け係合させた状態に保持されている。
後、ねじ締付け機1の押し下げを解除すると、圧縮ばね
13によりフィーダボックス12がケーシング11に対
して下動する。この下動過程においてもガイドローラ1
7がカム部18に乗り上げた状態に維持されるので、送
りアーム15は送り位置に保持され、また送り爪20は
捩りばね21によりその爪部20dをねじ連結帯Sの送
り孔に引掛け係合させた状態に保持されている。
【0028】こうしてフィーダボックス12が下動して
その下動端位置に接近すると、図7に示すようにガイド
ローラ17がカム部18の下端から外れ始める。このた
め、送りアーム15が捩りばね16により反送り方向に
回動される。図7はその途中の過程を示している。送り
アーム15が反送り方向に回動されると、ねじ連結帯S
は前記したようにリーフスプリング27によりその反送
り方向への移動が阻止されているため、その抵抗により
送り爪20が捩りばね21に抗して解除方向(図7にお
いて時計回り方向)に回動され、これによりその爪部2
0dのねじ連結帯Sに対する引掛け係合が解除される。
図7では、送り爪20が捩りばね21に抗して解除方向
に回動され、このためその係止縁20bが送りアーム1
5の右端部から離れている状態が示されている。
その下動端位置に接近すると、図7に示すようにガイド
ローラ17がカム部18の下端から外れ始める。このた
め、送りアーム15が捩りばね16により反送り方向に
回動される。図7はその途中の過程を示している。送り
アーム15が反送り方向に回動されると、ねじ連結帯S
は前記したようにリーフスプリング27によりその反送
り方向への移動が阻止されているため、その抵抗により
送り爪20が捩りばね21に抗して解除方向(図7にお
いて時計回り方向)に回動され、これによりその爪部2
0dのねじ連結帯Sに対する引掛け係合が解除される。
図7では、送り爪20が捩りばね21に抗して解除方向
に回動され、このためその係止縁20bが送りアーム1
5の右端部から離れている状態が示されている。
【0029】こうして爪部20dの引掛け係合が解除さ
れつつ、送りアーム15が反送り方向にさらに回動さ
れ、従って送り爪20もねじ連結帯Sに対して反送り方
向に後退する。フィーダボックス12がケーシング11
の下端位置に至った時点で、ガイドローラ17がカム部
18から完全に外れるので、送りアーム15が待機位置
に戻され、この時点で送り爪20の爪部20dが後ろ隣
りの次の送り孔に至り、また、送り爪20が捩りばね2
1により係合方向に回動されることにより、爪部20d
はこの次の送り孔に引掛け係合される。以上で、一回の
ねじ締め付け動作が完了し、これに連動してねじ送り装
置10はねじ連結帯Sを1ピッチだけ送った後、図4に
示す待機状態に復帰する。
れつつ、送りアーム15が反送り方向にさらに回動さ
れ、従って送り爪20もねじ連結帯Sに対して反送り方
向に後退する。フィーダボックス12がケーシング11
の下端位置に至った時点で、ガイドローラ17がカム部
18から完全に外れるので、送りアーム15が待機位置
に戻され、この時点で送り爪20の爪部20dが後ろ隣
りの次の送り孔に至り、また、送り爪20が捩りばね2
1により係合方向に回動されることにより、爪部20d
はこの次の送り孔に引掛け係合される。以上で、一回の
ねじ締め付け動作が完了し、これに連動してねじ送り装
置10はねじ連結帯Sを1ピッチだけ送った後、図4に
示す待機状態に復帰する。
【0030】次に、上記説明した一連のねじ締付け動作
とは別に、ねじ連結帯Sを別のサイズのものに交換する
場合等には、このねじ連結帯Sを反送り方向(図1にお
いて右方)に引き抜く必要も生じ、このために本ねじ送
り装置10には、送り爪20のねじ連結帯Sに対する係
合状態を解除するための送り解除レバー25が設けられ
ている。すなわち、フィーダボックス12には正面視略
S字状をなす送り解除レバー25が、その長手方向中程
の両側部に突き出し形成された支持突部25a,25a
を介して回動操作可能に支持され、かつこの送り解除レ
バー25はリーフスプリング26によって図1において
時計回り方向に付勢されている。
とは別に、ねじ連結帯Sを別のサイズのものに交換する
場合等には、このねじ連結帯Sを反送り方向(図1にお
いて右方)に引き抜く必要も生じ、このために本ねじ送
り装置10には、送り爪20のねじ連結帯Sに対する係
合状態を解除するための送り解除レバー25が設けられ
ている。すなわち、フィーダボックス12には正面視略
S字状をなす送り解除レバー25が、その長手方向中程
の両側部に突き出し形成された支持突部25a,25a
を介して回動操作可能に支持され、かつこの送り解除レ
バー25はリーフスプリング26によって図1において
時計回り方向に付勢されている。
【0031】これに対して、送り爪20の背面には係止
ピン20cが突き出し状に設けられており、上記送り解
除レバー25の下端25bはこの係止ピン20cの下方
に至っている。一方、送り解除レバー25の上端25c
は、フィーダボックス12の、図1において左側部に設
けられた操作凹部12aに至っており、この操作凹部1
2aに突き出された上端25cを押し操作して、この送
り解除レバー25をリーフスプリング26に抗して図1
において反時計回り方向に回動させると、その下端25
bにより係止ピン20cが上方へ押され、これにより当
該送り爪20が捩りばね21に抗して時計回り方向に回
動されて爪部20dのねじ連結帯Sに対する引掛け係合
が解除され、従ってねじ連結帯Sを前記リーフスプリン
グ27に抗して反送り方向に引き抜くことができる。
ピン20cが突き出し状に設けられており、上記送り解
除レバー25の下端25bはこの係止ピン20cの下方
に至っている。一方、送り解除レバー25の上端25c
は、フィーダボックス12の、図1において左側部に設
けられた操作凹部12aに至っており、この操作凹部1
2aに突き出された上端25cを押し操作して、この送
り解除レバー25をリーフスプリング26に抗して図1
において反時計回り方向に回動させると、その下端25
bにより係止ピン20cが上方へ押され、これにより当
該送り爪20が捩りばね21に抗して時計回り方向に回
動されて爪部20dのねじ連結帯Sに対する引掛け係合
が解除され、従ってねじ連結帯Sを前記リーフスプリン
グ27に抗して反送り方向に引き抜くことができる。
【0032】次に、フィーダボックス12の下部には、
種々長さのねじを締付け可能とするためのねじ長さ調整
装置30が取付けられている。このねじ長さ調整装置3
0は、図8および図9に示すように対向する二つの側壁
31a,31dを有する断面略コ字型の枠体をなすスト
ッパベース31と、このストッパベース31の下面に取
付けられたアダプタ38と、このアダプタ38の下面に
取付けられたキャップ39を主体として構成されてい
る。なお、図8はフィーダボックス12を図1と同じ側
から見た図であり、図9は図3と同じ側から見た図であ
る。
種々長さのねじを締付け可能とするためのねじ長さ調整
装置30が取付けられている。このねじ長さ調整装置3
0は、図8および図9に示すように対向する二つの側壁
31a,31dを有する断面略コ字型の枠体をなすスト
ッパベース31と、このストッパベース31の下面に取
付けられたアダプタ38と、このアダプタ38の下面に
取付けられたキャップ39を主体として構成されてい
る。なお、図8はフィーダボックス12を図1と同じ側
から見た図であり、図9は図3と同じ側から見た図であ
る。
【0033】図8に示すように、ストッパベース31の
一方の側壁31aの内面には一つの係合突起31bが内
方に向けて突き出し状に設けられている。これに対して
図9に示すように、他方の側壁31dの内面には二つの
係合突起31e,31fが同じく内方に向けて突き出し
状に設けられている。また、一方の側壁31aにはスリ
ット31cが図示右端部から切込み形成され、このスリ
ット31cにより形成される板状片31gの先端内面に
は係合凸部31hが形成されている。スリット31cに
より板状片31gには板厚方向に適度な弾性が付与され
ている。
一方の側壁31aの内面には一つの係合突起31bが内
方に向けて突き出し状に設けられている。これに対して
図9に示すように、他方の側壁31dの内面には二つの
係合突起31e,31fが同じく内方に向けて突き出し
状に設けられている。また、一方の側壁31aにはスリ
ット31cが図示右端部から切込み形成され、このスリ
ット31cにより形成される板状片31gの先端内面に
は係合凸部31hが形成されている。スリット31cに
より板状片31gには板厚方向に適度な弾性が付与され
ている。
【0034】さらに、図8に示すようにフィーダボック
ス12の一方の側面には、ストッパベース31の係合突
起31bを挿通可能な幅のガイド溝33が形成されてい
る。このガイド溝33は、フィーダボックス12の下端
から切込み形成されたガイド部33aと、ガイド部33
aから直角に切込み形成された上下三段のロック部33
b〜33dから構成されている。
ス12の一方の側面には、ストッパベース31の係合突
起31bを挿通可能な幅のガイド溝33が形成されてい
る。このガイド溝33は、フィーダボックス12の下端
から切込み形成されたガイド部33aと、ガイド部33
aから直角に切込み形成された上下三段のロック部33
b〜33dから構成されている。
【0035】また、フィーダボックス12の同じく一方
の側面であって、ガイド溝33の図示右側には、ストッ
パベース31の係合凸部31hが嵌め込まれる係合凹部
33e〜33eが上下に一定の間隔をおいて三個形成さ
れている。後述するようにこのストッパベース31のフ
ィーダボックス12に対する装着状態において、この三
個の係合凹部33e〜33eのいずれかに、ストッパベ
ース31の係合凸部31hが嵌め込まれ、この嵌め込み
状態が板状片31gの弾性力により保持されることによ
り装着されたストッパベース31の図示左方への位置ず
れが防止されるようになっている。
の側面であって、ガイド溝33の図示右側には、ストッ
パベース31の係合凸部31hが嵌め込まれる係合凹部
33e〜33eが上下に一定の間隔をおいて三個形成さ
れている。後述するようにこのストッパベース31のフ
ィーダボックス12に対する装着状態において、この三
個の係合凹部33e〜33eのいずれかに、ストッパベ
ース31の係合凸部31hが嵌め込まれ、この嵌め込み
状態が板状片31gの弾性力により保持されることによ
り装着されたストッパベース31の図示左方への位置ず
れが防止されるようになっている。
【0036】一方、図9に示すように、フィーダボック
ス12の他方の側面には、二つのガイド溝34,35が
並設されている。両ガイド溝34,35は上記反対側の
ガイド溝33と同じ形状に形成されている。
ス12の他方の側面には、二つのガイド溝34,35が
並設されている。両ガイド溝34,35は上記反対側の
ガイド溝33と同じ形状に形成されている。
【0037】このようなガイド溝33〜35を有するフ
ィーダボックス12に対してストッパベース31は、そ
の内側にフィーダボックス12の下部を嵌め込むように
して上下方向に位置調整可能かつ着脱可能に装着され
る。すなわち、係合突起31bをガイド溝33のガイド
部33aに挿入し、係合突起31eをガイド溝34のガ
イド部34aに挿入し、係合突起31fをガイド溝35
のガイド部35aにそれぞれ挿入しつつ、当該ストッパ
ベース31の内側にフィーダボックス12の下部を嵌め
込み、所定寸法嵌め込んだ後、当該ストッパベース31
を図8において右方に移動させて三つの係合突起31
b,31e,31fをそれぞれ各ガイド溝33,34,
35のロック部33b〜33d,34b〜34d,35
b〜35dに挿入させる。上段のロック部33d,34
d,35dまたは中断のロック部33c,34c,35
cまたは下段のロック部33b,34b,35bを任意
に選択して係合突起31b,31e,31fを挿入する
ことにより、フィーダボックス12に対するストッパベ
ース31の装着位置を上中下の3段階に変更することが
できる。
ィーダボックス12に対してストッパベース31は、そ
の内側にフィーダボックス12の下部を嵌め込むように
して上下方向に位置調整可能かつ着脱可能に装着され
る。すなわち、係合突起31bをガイド溝33のガイド
部33aに挿入し、係合突起31eをガイド溝34のガ
イド部34aに挿入し、係合突起31fをガイド溝35
のガイド部35aにそれぞれ挿入しつつ、当該ストッパ
ベース31の内側にフィーダボックス12の下部を嵌め
込み、所定寸法嵌め込んだ後、当該ストッパベース31
を図8において右方に移動させて三つの係合突起31
b,31e,31fをそれぞれ各ガイド溝33,34,
35のロック部33b〜33d,34b〜34d,35
b〜35dに挿入させる。上段のロック部33d,34
d,35dまたは中断のロック部33c,34c,35
cまたは下段のロック部33b,34b,35bを任意
に選択して係合突起31b,31e,31fを挿入する
ことにより、フィーダボックス12に対するストッパベ
ース31の装着位置を上中下の3段階に変更することが
できる。
【0038】こうしてストッパベース31をフィーダボ
ックス12に装着すると、ストッパベース31の係合凸
部31hが対応する係合凹部33eに嵌め込まれ、かつ
この嵌込み状態が板状片31gの弾性力により保持され
ることによりストッパベース31のアンロック方向(図
8において左方)への位置ずれが防止される。
ックス12に装着すると、ストッパベース31の係合凸
部31hが対応する係合凹部33eに嵌め込まれ、かつ
この嵌込み状態が板状片31gの弾性力により保持され
ることによりストッパベース31のアンロック方向(図
8において左方)への位置ずれが防止される。
【0039】また、図9に示すようにガイド溝35のガ
イド部35aの切込み始端部近傍にはロックねじ36が
ねじ込まれてその先端が突き出されるようになってい
る。このロックねじ36をガイド部35aに突き出した
状態にしておくことにより、上下位置調整時におけるオ
ーバーランあるいは使用時における振動、衝撃等による
ストッパベース31の不用意な脱落を確実に防止でき、
これにより当該ねじ長さ調整装置30の使い勝手の向上
が図られている。ストッパベース31をフィーダボック
ス12から外す場合には、このロックねじ36を緩めて
その先端部をロック部35aから退避させればよい。
イド部35aの切込み始端部近傍にはロックねじ36が
ねじ込まれてその先端が突き出されるようになってい
る。このロックねじ36をガイド部35aに突き出した
状態にしておくことにより、上下位置調整時におけるオ
ーバーランあるいは使用時における振動、衝撃等による
ストッパベース31の不用意な脱落を確実に防止でき、
これにより当該ねじ長さ調整装置30の使い勝手の向上
が図られている。ストッパベース31をフィーダボック
ス12から外す場合には、このロックねじ36を緩めて
その先端部をロック部35aから退避させればよい。
【0040】なお、図1に示すようにストッパベース3
1の下面ほぼ中央には、ねじ締め動作時においてドライ
バビット2を通過させるための孔31iが形成され、ま
たねじ連結帯Sの各ねじをこの孔31i内に進入させる
ためのスリット31jが同下面の図示右端部から孔31
iに至って切込み形成されている。
1の下面ほぼ中央には、ねじ締め動作時においてドライ
バビット2を通過させるための孔31iが形成され、ま
たねじ連結帯Sの各ねじをこの孔31i内に進入させる
ためのスリット31jが同下面の図示右端部から孔31
iに至って切込み形成されている。
【0041】このように構成されたストッパベース31
によれば、なんら工具を用いることなくその上下位置を
3段階に変更できるので、従来のように工具を必要とし
たり、かつ交換する必要なくねじ長さの調整を行うこと
ができる。この点、従来例えば実公昭60−26922
号公報に開示されているように、取付け用ねじを緩める
ためにねじ回し等の工具を必要としていたが本実施形態
にかかるストッパベース31によればこのような手間を
掛ける必要がなく、従っていつどこでも簡単にねじ長さ
の調整を行うことができる。また、例えば特開平6−1
14751号公報に開示されているように工具を必要と
はしないが交換する必要があり、この場合には使用しな
いねじ調整装置を紛失するおそれがあったが、本実施形
態にかかるストッパベース31によれば、位置を変更す
る構成であるので外す必要がなく、従って紛失するおそ
れもない。
によれば、なんら工具を用いることなくその上下位置を
3段階に変更できるので、従来のように工具を必要とし
たり、かつ交換する必要なくねじ長さの調整を行うこと
ができる。この点、従来例えば実公昭60−26922
号公報に開示されているように、取付け用ねじを緩める
ためにねじ回し等の工具を必要としていたが本実施形態
にかかるストッパベース31によればこのような手間を
掛ける必要がなく、従っていつどこでも簡単にねじ長さ
の調整を行うことができる。また、例えば特開平6−1
14751号公報に開示されているように工具を必要と
はしないが交換する必要があり、この場合には使用しな
いねじ調整装置を紛失するおそれがあったが、本実施形
態にかかるストッパベース31によれば、位置を変更す
る構成であるので外す必要がなく、従って紛失するおそ
れもない。
【0042】次に、アダプタ38は略角柱体をなし、図
8に示すようにビス38a,38aによりストッパベー
ス31の下面に取付けられている。また、図9に示すよ
うにこのアダプタ38の上面には位置決め突起38b,
38bが突き出し形成されており、この位置決め突起3
8b,38bをストッパベース31の下面に予め形成し
た位置決め孔にそれぞれはめ込んだ状態で当該アダプタ
38がストッパベース31の下面に固定されている。こ
のため、このアダプタ38はストッパベース31に対し
て常時一定の位置に固定され、使用時における衝撃等に
よっても容易に位置ずれせず、これにより当該アダプタ
38のほぼ中心に沿って形成したドライバビット通過用
の孔38cおよびねじ進入用のスリット38dがストッ
パベース31の孔31iおよびスリット31jに対して
位置ずれしないようになっている。また、この位置決め
突起38b,38bを設けることにより、後述するよう
にこのアダプタ38の交換時において、ストッパベース
31に対する向きを間違えることなく、だれでも簡単に
アダプタ38をストッパベース31に対して正しい向き
に取付けることができる。
8に示すようにビス38a,38aによりストッパベー
ス31の下面に取付けられている。また、図9に示すよ
うにこのアダプタ38の上面には位置決め突起38b,
38bが突き出し形成されており、この位置決め突起3
8b,38bをストッパベース31の下面に予め形成し
た位置決め孔にそれぞれはめ込んだ状態で当該アダプタ
38がストッパベース31の下面に固定されている。こ
のため、このアダプタ38はストッパベース31に対し
て常時一定の位置に固定され、使用時における衝撃等に
よっても容易に位置ずれせず、これにより当該アダプタ
38のほぼ中心に沿って形成したドライバビット通過用
の孔38cおよびねじ進入用のスリット38dがストッ
パベース31の孔31iおよびスリット31jに対して
位置ずれしないようになっている。また、この位置決め
突起38b,38bを設けることにより、後述するよう
にこのアダプタ38の交換時において、ストッパベース
31に対する向きを間違えることなく、だれでも簡単に
アダプタ38をストッパベース31に対して正しい向き
に取付けることができる。
【0043】このように構成されたアダプタ38は、ス
トッパベース31をフィーダボックス12から外した状
態で、ビス38a,38aを緩めることにより簡単にこ
のストッパベース31から外すことができ、かつ一定の
位置および向きに簡単に取付けることができる。本実施
形態ではこのアダプタ38には、上下方向の長さについ
て長短2種類のものが用意されており、さらに多くのね
じ長さに対応できるようになっている。例えばショート
タイプのアダプタ38Sを用いることにより長さが25
mm〜40mmのねじに対してストッパベース31の位
置を調整することにより3段階で調整でき、ロングタイ
プのアダプタ38Lを用いることにより例えば51m
m,57mmのねじに対して同じくストッパベース31
の位置を調整することにより3段階で調整できるように
なっている。
トッパベース31をフィーダボックス12から外した状
態で、ビス38a,38aを緩めることにより簡単にこ
のストッパベース31から外すことができ、かつ一定の
位置および向きに簡単に取付けることができる。本実施
形態ではこのアダプタ38には、上下方向の長さについ
て長短2種類のものが用意されており、さらに多くのね
じ長さに対応できるようになっている。例えばショート
タイプのアダプタ38Sを用いることにより長さが25
mm〜40mmのねじに対してストッパベース31の位
置を調整することにより3段階で調整でき、ロングタイ
プのアダプタ38Lを用いることにより例えば51m
m,57mmのねじに対して同じくストッパベース31
の位置を調整することにより3段階で調整できるように
なっている。
【0044】しかも、本実施形態では使用しないアダプ
タ38は後述する収納ケース50に収納しておくことが
できるようになっている。これについては後述する。
タ38は後述する収納ケース50に収納しておくことが
できるようになっている。これについては後述する。
【0045】次に、キャップ39はねじ締め動作時にお
いて直接被ねじ締付け材Mに押し当てられるもので、押
し当て時被ねじ締付け材Mを汚さず、ねじ締め位置がば
らつかないよう一定の硬度を有し、かつ被ねじ締付け材
Mに対する滑り止めおよび傷付け防止を図ることのでき
る材料により製作されている。
いて直接被ねじ締付け材Mに押し当てられるもので、押
し当て時被ねじ締付け材Mを汚さず、ねじ締め位置がば
らつかないよう一定の硬度を有し、かつ被ねじ締付け材
Mに対する滑り止めおよび傷付け防止を図ることのでき
る材料により製作されている。
【0046】このキャップ39は消耗等により交換する
場合には容易にアダプタ38から取り外すことができる
ようになっている。すなわち、図9、図1および図2に
示すようにアダプタ38の下面にはドライバビット通過
用の孔38cを兼ねたより大径の装着孔38eが形成さ
れており、この装着孔38eに当該キャップ39の上面
に形成した嵌込み部39aをその弾性を利用して嵌込む
ことにより装着でき、逆に嵌込み部39aを押し潰すよ
うにしてこの装着孔38eから抜き出すことにより当該
キャップ39をアダプタ38から簡単に外すことができ
るようになっている。
場合には容易にアダプタ38から取り外すことができる
ようになっている。すなわち、図9、図1および図2に
示すようにアダプタ38の下面にはドライバビット通過
用の孔38cを兼ねたより大径の装着孔38eが形成さ
れており、この装着孔38eに当該キャップ39の上面
に形成した嵌込み部39aをその弾性を利用して嵌込む
ことにより装着でき、逆に嵌込み部39aを押し潰すよ
うにしてこの装着孔38eから抜き出すことにより当該
キャップ39をアダプタ38から簡単に外すことができ
るようになっている。
【0047】なお、このキャップ39の中心にもドライ
バビット2通過用の孔39bおよびねじ進入用のスリッ
ト39cが形成されている。また、図9に示すようにこ
のキャップ39の上面には、アダプタ38に対する位置
決めをなすための位置決め孔39dが形成されている。
この位置決め孔39dに、アダプタ38の下面に形成し
た位置決め突起38fを差し込んだ状態で当該キャップ
39がアダプタ38の下面に取付けられる。これにより
孔39bおよびスリット39cが使用時の衝撃等により
位置ずれしないようになっており、またその交換時にお
いてアダプタ38に対する向きを間違えることなくだれ
でも簡単に正しい向きに取付けることができるようにな
っている。
バビット2通過用の孔39bおよびねじ進入用のスリッ
ト39cが形成されている。また、図9に示すようにこ
のキャップ39の上面には、アダプタ38に対する位置
決めをなすための位置決め孔39dが形成されている。
この位置決め孔39dに、アダプタ38の下面に形成し
た位置決め突起38fを差し込んだ状態で当該キャップ
39がアダプタ38の下面に取付けられる。これにより
孔39bおよびスリット39cが使用時の衝撃等により
位置ずれしないようになっており、またその交換時にお
いてアダプタ38に対する向きを間違えることなくだれ
でも簡単に正しい向きに取付けることができるようにな
っている。
【0048】さらに、上記長短2種類のアダプタ38
S,38Lについてそれぞれ同じキャップ39が装着さ
れており、ねじ長さの調整にあたってこのキャップ39
を交換する必要はないが、繰り返しの使用によりこのキ
ャップ39が摩耗等して交換する必要がある場合にはこ
のキャップ39のみをアダプタ38から外して簡単に交
換できる。
S,38Lについてそれぞれ同じキャップ39が装着さ
れており、ねじ長さの調整にあたってこのキャップ39
を交換する必要はないが、繰り返しの使用によりこのキ
ャップ39が摩耗等して交換する必要がある場合にはこ
のキャップ39のみをアダプタ38から外して簡単に交
換できる。
【0049】次に、上記説明したねじ長さ調整装置30
によるねじ長さの調整に伴って行う必要が生ずるフィー
ダボックス12のストローク調整機構について簡単に説
明する。このストローク調整機構は従来公知のものであ
り、本実施形態において特に変更を要するものではな
い。
によるねじ長さの調整に伴って行う必要が生ずるフィー
ダボックス12のストローク調整機構について簡単に説
明する。このストローク調整機構は従来公知のものであ
り、本実施形態において特に変更を要するものではな
い。
【0050】図2に示すようにフィーダボックス12の
図示右側部にはケーシング11との間に挟まれた状態で
ストローク調整プレート40が、フィーダボックス12
およびケーシング11とは独立して上下方向にスライド
可能に配置されている。このストローク調整プレート4
0の下端部は図示するようにストッパベース31の上端
部に当接されており、これにより当該ストローク調整プ
レート40の下限位置が規制されている。従って、スト
ッパベース31の位置を前記したよう上下方向3段階に
調整するとこれに伴って当該ストローク調整プレート4
0の下限位置も自動的に変更される。
図示右側部にはケーシング11との間に挟まれた状態で
ストローク調整プレート40が、フィーダボックス12
およびケーシング11とは独立して上下方向にスライド
可能に配置されている。このストローク調整プレート4
0の下端部は図示するようにストッパベース31の上端
部に当接されており、これにより当該ストローク調整プ
レート40の下限位置が規制されている。従って、スト
ッパベース31の位置を前記したよう上下方向3段階に
調整するとこれに伴って当該ストローク調整プレート4
0の下限位置も自動的に変更される。
【0051】しかも、ねじ締め動作に伴い、フィーダボ
ックス12がケーシング11に対して相対的に上動する
と、このストローク調整プレート40はストッパベース
31従ってフィーダボックス12と一体となって上動す
る。このストローク調整プレート40の上面は、低部4
0aと高部40bの上下方向2段階に設定されている。
ックス12がケーシング11に対して相対的に上動する
と、このストローク調整プレート40はストッパベース
31従ってフィーダボックス12と一体となって上動す
る。このストローク調整プレート40の上面は、低部4
0aと高部40bの上下方向2段階に設定されている。
【0052】これに対して、図1に示すようにケーシン
グ11の上部であって、上記ストローク調整プレート4
0の上方には、フィーダボックス12の上動に伴うスト
ローク調整プレート40の上限を規制するためのストッ
パ41が配置されている。このストッパ41は回転式に
なっており、かつ軸方向(図示左右方向)の2位置に移
動可能に設けられている。このストッパ41の周面には
径が徐々に変化するカム面が形成されており、ストロー
ク調整ダイヤル42を回転することによりこのストッパ
41を回転させてその周面の高さ位置を、図中二点鎖線
で示したように連続的に変化させることができ、これに
よりストローク調整プレート41ひいてはフィーダボッ
クス12の上限位置、従ってそのストロークを微調整で
きるようになっている。
グ11の上部であって、上記ストローク調整プレート4
0の上方には、フィーダボックス12の上動に伴うスト
ローク調整プレート40の上限を規制するためのストッ
パ41が配置されている。このストッパ41は回転式に
なっており、かつ軸方向(図示左右方向)の2位置に移
動可能に設けられている。このストッパ41の周面には
径が徐々に変化するカム面が形成されており、ストロー
ク調整ダイヤル42を回転することによりこのストッパ
41を回転させてその周面の高さ位置を、図中二点鎖線
で示したように連続的に変化させることができ、これに
よりストローク調整プレート41ひいてはフィーダボッ
クス12の上限位置、従ってそのストロークを微調整で
きるようになっている。
【0053】また、ストローク調整ダイヤル42の中心
に設けたストローク切換えボタン42aを押し操作し
て、ストッパ41の軸方向の位置を2段階に変化させる
ことができるようになっており、図では右側位置に設定
された状態が示されている。この右側の位置では、スト
ローク調整プレート40の低部40aがストッパ41に
当接し、これによりフィーダボックス12の上限ひいて
はそのストロークが規制される。これに対して、ストッ
パ41を図示左側に移動させて、位置保持プレート43
をさらに中心寄り(図示下側)に進入させることによ
り、ストッパ41はこの左側位置に保持され、この場合
にはストローク調整プレート40の高部40bがストッ
パ40の周面に当接し、これにより上記低部40aの場
合よりもフィーダボックス12のストロークが小さく設
定される。
に設けたストローク切換えボタン42aを押し操作し
て、ストッパ41の軸方向の位置を2段階に変化させる
ことができるようになっており、図では右側位置に設定
された状態が示されている。この右側の位置では、スト
ローク調整プレート40の低部40aがストッパ41に
当接し、これによりフィーダボックス12の上限ひいて
はそのストロークが規制される。これに対して、ストッ
パ41を図示左側に移動させて、位置保持プレート43
をさらに中心寄り(図示下側)に進入させることによ
り、ストッパ41はこの左側位置に保持され、この場合
にはストローク調整プレート40の高部40bがストッ
パ40の周面に当接し、これにより上記低部40aの場
合よりもフィーダボックス12のストロークが小さく設
定される。
【0054】このように構成されたストローク調整機構
によれば、ショートタイプのアダプタ38Sを用いた場
合には、ストッパ41を図示左側位置に移動させて、ス
トローク調整プレート40の高部40bをフィーダボッ
クス12の上限規制面として機能させることができる一
方、ロングタイプのアダプタ38Lを用いた場合には、
位置保持プレート43を中心から遠ざけてストッパ41
を図示右側位置に戻すことにより、ストローク調整プレ
ート40の低部40aをフィーダボックス12の上限規
制面として機能させることができる。なお、ストローク
調整ダイヤル42を回転させることによりそれぞれの場
合におけるストロークを微調整することもできる。
によれば、ショートタイプのアダプタ38Sを用いた場
合には、ストッパ41を図示左側位置に移動させて、ス
トローク調整プレート40の高部40bをフィーダボッ
クス12の上限規制面として機能させることができる一
方、ロングタイプのアダプタ38Lを用いた場合には、
位置保持プレート43を中心から遠ざけてストッパ41
を図示右側位置に戻すことにより、ストローク調整プレ
ート40の低部40aをフィーダボックス12の上限規
制面として機能させることができる。なお、ストローク
調整ダイヤル42を回転させることによりそれぞれの場
合におけるストロークを微調整することもできる。
【0055】また、ストッパベース31を上中下の3段
階に調整すれば、ストローク調整プレート40のフィー
ダボックス12に対する位置もこれに伴って自動的に変
化するので、これによってもねじ長さの調整に伴うフィ
ーダボックス12のストロークの調整が自動的に行われ
る。
階に調整すれば、ストローク調整プレート40のフィー
ダボックス12に対する位置もこれに伴って自動的に変
化するので、これによってもねじ長さの調整に伴うフィ
ーダボックス12のストロークの調整が自動的に行われ
る。
【0056】次に、前記したアダプタ38S,38Lの
収納ケース50について説明すると、この収納ケース5
0は、図1に示すように連続ねじ締付け機1と、ケーシ
ング11の側部に設けた支持アーム11dとの間であっ
て、ねじ締付け作業に障害とならない位置に掛け渡し状
に取付けられている。
収納ケース50について説明すると、この収納ケース5
0は、図1に示すように連続ねじ締付け機1と、ケーシ
ング11の側部に設けた支持アーム11dとの間であっ
て、ねじ締付け作業に障害とならない位置に掛け渡し状
に取付けられている。
【0057】すなわち、この収納ケース50は、ねじ締
付け機1のハウジングと同様に二つ割りハウジング50
a,50bを重ね合わせてなるもので、ケーシング11
に対しては支持アーム11dの凹部11eに一方のピン
部51を嵌め込み状に引き掛けて、かつ両二つ割りハウ
ジング50a,50b間に挟み込んで固定されている。
また、ねじ締付け機1に対しては、もう一箇所のピン部
52をその二つ割りハウジング1a,1b間に挟み込ま
せて固定されるとともに、二つ割りハウジング1aに設
けた支持縁1cを両二つ割りハウジング50a,50b
間に挟み込んでビス53により固定されている。
付け機1のハウジングと同様に二つ割りハウジング50
a,50bを重ね合わせてなるもので、ケーシング11
に対しては支持アーム11dの凹部11eに一方のピン
部51を嵌め込み状に引き掛けて、かつ両二つ割りハウ
ジング50a,50b間に挟み込んで固定されている。
また、ねじ締付け機1に対しては、もう一箇所のピン部
52をその二つ割りハウジング1a,1b間に挟み込ま
せて固定されるとともに、二つ割りハウジング1aに設
けた支持縁1cを両二つ割りハウジング50a,50b
間に挟み込んでビス53により固定されている。
【0058】この収納ケース50の詳細が図10および
図11に示されている。図10は他方の二つ割りハウジ
ング50bのみを示している。この他方の二つ割りハウ
ジング50bのほぼ中央には、前記長短2種類のアダプ
タ38のいずれをも収納可能な収納室54が区画形成さ
れている。一方、この収納室54に対応して一方の二つ
割りハウジング50aのほぼ中央には押出し窓55(図
1参照)が形成されている。
図11に示されている。図10は他方の二つ割りハウジ
ング50bのみを示している。この他方の二つ割りハウ
ジング50bのほぼ中央には、前記長短2種類のアダプ
タ38のいずれをも収納可能な収納室54が区画形成さ
れている。一方、この収納室54に対応して一方の二つ
割りハウジング50aのほぼ中央には押出し窓55(図
1参照)が形成されている。
【0059】また、図11によく示されているように図
示左側の一方の二つ割りハウジング50aの押出し窓5
5の両側部には爪部56,57が対向して形成されてお
り、両爪部56,57は他方の二つ割りハウジング50
bの収納室54の側部を経て、それぞれ同収納室54の
開口部54aにまで延在されている。
示左側の一方の二つ割りハウジング50aの押出し窓5
5の両側部には爪部56,57が対向して形成されてお
り、両爪部56,57は他方の二つ割りハウジング50
bの収納室54の側部を経て、それぞれ同収納室54の
開口部54aにまで延在されている。
【0060】さらに、両二つ割りハウジング50a,5
0bの下部には、ねじ連結帯Sの側部を案内するための
ガイド溝58,59が対向して形成されており、これに
よりねじ連結帯Sがこの収納ケース50の下縁に沿って
保持されるようになっている。このねじ連結帯Sの保持
部については従来公知であるが、本実施形態ではこの保
持部に、使用しないアダプタ38の収納機能を兼ね備え
た構成とした点に特徴を有する。
0bの下部には、ねじ連結帯Sの側部を案内するための
ガイド溝58,59が対向して形成されており、これに
よりねじ連結帯Sがこの収納ケース50の下縁に沿って
保持されるようになっている。このねじ連結帯Sの保持
部については従来公知であるが、本実施形態ではこの保
持部に、使用しないアダプタ38の収納機能を兼ね備え
た構成とした点に特徴を有する。
【0061】このように設けられた収納ケース50によ
れば、使用しないアダプタ38は図11において右側の
開口部54aを経て収納部54内に収納しておくことが
できる。収納されたアダプタ38は両爪部56,57の
弾性保持力により保持されて、衝撃等に対しても不用意
には飛び出さないようになっている。しかしながら、図
示左側の押出し窓55を経て指でアダプタ38を押して
やれば、両爪部56,57を押し広げつつ、このアダプ
タ38を簡単に取り出すことができる。
れば、使用しないアダプタ38は図11において右側の
開口部54aを経て収納部54内に収納しておくことが
できる。収納されたアダプタ38は両爪部56,57の
弾性保持力により保持されて、衝撃等に対しても不用意
には飛び出さないようになっている。しかしながら、図
示左側の押出し窓55を経て指でアダプタ38を押して
やれば、両爪部56,57を押し広げつつ、このアダプ
タ38を簡単に取り出すことができる。
【0062】このような収納ケース50を用いれば、使
用しないアダプタ38を紛失する心配がなく、しかもね
じ締付け機1に常時備え付けられているので必要な時に
いつどこでもすぐに取り出して交換することができ、迅
速なねじ締付け作業に寄与でき、またこの種のねじ締付
け機1の付加価値を高めることができる。
用しないアダプタ38を紛失する心配がなく、しかもね
じ締付け機1に常時備え付けられているので必要な時に
いつどこでもすぐに取り出して交換することができ、迅
速なねじ締付け作業に寄与でき、またこの種のねじ締付
け機1の付加価値を高めることができる。
【0063】この点、従来のアダプタ交換式のものにあ
っては、このような収納手段が設けられていなかったの
で、紛失するおそれがあり、また交換作業を迅速に行う
ことが困難であったが、本実施形態にかかる収納ケース
50によればこのような従来の問題が一掃される。
っては、このような収納手段が設けられていなかったの
で、紛失するおそれがあり、また交換作業を迅速に行う
ことが困難であったが、本実施形態にかかる収納ケース
50によればこのような従来の問題が一掃される。
【0064】なお、以上説明した実施形態には種々変更
を加えることが可能であり、例えば、例示した実施形態
では、送りアーム15が支持ピン15aを介して捩りば
ね16により常時図1において反時計回り方向(反送り
方向)に付勢されているが、捩りばねを設けることな
く、送りアーム15の送り爪20側と反対側をケーシン
グ11に向かってL字状に折曲げ、この折曲げ端部をケ
ーシング11の内面側に設けた突起対して、フィーダボ
ックス12の下動端位置において係合させることによっ
て、送りアーム15を反時計回り方向に強制的に揺動さ
せて戻す構成としてもよい。
を加えることが可能であり、例えば、例示した実施形態
では、送りアーム15が支持ピン15aを介して捩りば
ね16により常時図1において反時計回り方向(反送り
方向)に付勢されているが、捩りばねを設けることな
く、送りアーム15の送り爪20側と反対側をケーシン
グ11に向かってL字状に折曲げ、この折曲げ端部をケ
ーシング11の内面側に設けた突起対して、フィーダボ
ックス12の下動端位置において係合させることによっ
て、送りアーム15を反時計回り方向に強制的に揺動さ
せて戻す構成としてもよい。
【図1】本発明の一実施形態を示し、待機状態における
ねじ送り装置およびねじ長さ調整装置を正面から見た縦
断面図である。
ねじ送り装置およびねじ長さ調整装置を正面から見た縦
断面図である。
【図2】ねじ送り装置およびねじ長さ調整装置を図1の
A方向から見た縦断面図である。
A方向から見た縦断面図である。
【図3】ねじ送り装置およびねじ長さ調整装置を図2の
B方向、従って図1の反対側から見た一部縦断面図であ
る。
B方向、従って図1の反対側から見た一部縦断面図であ
る。
【図4】ねじ送り装置の動作を示す図であり、ねじ送り
待機状態におけるねじ送り装置の正面視縦断面図であ
る。
待機状態におけるねじ送り装置の正面視縦断面図であ
る。
【図5】ねじ送り装置の動作を示す図であり、ねじ連結
帯を1ピッチ送った時点におけるねじ送り装置の正面視
縦断面図である。
帯を1ピッチ送った時点におけるねじ送り装置の正面視
縦断面図である。
【図6】ねじ送り装置の動作を示す図であり、ねじ締付
け完了時点におけるねじ送り装置の正面視縦断面図であ
る。
け完了時点におけるねじ送り装置の正面視縦断面図であ
る。
【図7】ねじ送り装置の動作を示す図であり、送りアー
ムおよび送り爪が待機位置に復帰する過程におけるねじ
送り装置の正面視縦断面図である。
ムおよび送り爪が待機位置に復帰する過程におけるねじ
送り装置の正面視縦断面図である。
【図8】ねじ長さ調整装置の正面図であり、フィーダボ
ックスから外した状態を示す図である。
ックスから外した状態を示す図である。
【図9】ねじ長さ調整装置の背面図であり、同じくフィ
ーダボックスから外した状態、かつアダプタおよびキャ
ップをそれぞれ外した状態を示す図である。
ーダボックスから外した状態、かつアダプタおよびキャ
ップをそれぞれ外した状態を示す図である。
【図10】アダプタの収納ケースを示す図であり、一方
の二つ割りハウジングの正面図である。
の二つ割りハウジングの正面図である。
【図11】アダプタの収納ケースの横断面図であり、図
1のC−C断面図である。
1のC−C断面図である。
1…ねじ締付け機、2…ドライバビット 10…ねじ送り装置 11…ケーシング 12…フィーダボックス 15…送りアーム、17…ガイドローラ 18…カム部 20…送り爪 25…送り解除レバー 30…ねじ長さ調整装置 31…ストッパベース 38…アダプタ 39…キャップ 50…収納ケース 55…押出し窓 56,57…爪部 S…ねじ連結帯 M…被ねじ締付け材
Claims (1)
- 【請求項1】 ねじ締付け機に装設されたケーシング内
にフィーダボックスを移動可能に設け、該フィーダボッ
クスに、送りアームをねじ連結帯の送り方向に揺動可能
に設け、該送りアームに前記ねじ連結帯に係脱される送
り爪を設ける一方、該送りアームを、前記ケーシングの
内面に設けたカム部に係合させて、前記フィーダボック
スの前記ケーシングに対する相対移動に伴い、前記送り
アームが前記送り爪を前記ねじ連結帯に係合させつつ前
記送り方向に揺動して前記ねじ連結帯を1ピッチ送る一
方、前記送りアームが反送り方向に揺動する時には前記
送り爪の前記ねじ連結帯に対する係合が解除される構成
としたことを特徴とする連続ねじ締付け機のねじ送り装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1666896A JPH09207077A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 連続ねじ締付け機のねじ送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1666896A JPH09207077A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 連続ねじ締付け機のねじ送り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09207077A true JPH09207077A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11922710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1666896A Pending JPH09207077A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 連続ねじ締付け機のねじ送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09207077A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008114355A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-22 | Makita Corp | 連続ねじ締付け機 |
JP2008119789A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Makita Corp | 連続ねじ締付け機のねじ送り装置 |
-
1996
- 1996-02-01 JP JP1666896A patent/JPH09207077A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008114355A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-22 | Makita Corp | 連続ねじ締付け機 |
JP2008119789A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Makita Corp | 連続ねじ締付け機のねじ送り装置 |
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