JPH09206433A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

Info

Publication number
JPH09206433A
JPH09206433A JP1791896A JP1791896A JPH09206433A JP H09206433 A JPH09206433 A JP H09206433A JP 1791896 A JP1791896 A JP 1791896A JP 1791896 A JP1791896 A JP 1791896A JP H09206433 A JPH09206433 A JP H09206433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
movable pieces
pair
open state
display means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1791896A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ace Denken KK filed Critical Ace Denken KK
Priority to JP1791896A priority Critical patent/JPH09206433A/ja
Publication of JPH09206433A publication Critical patent/JPH09206433A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】可変表示手段における表示結果の多様な組合せ
により、球入賞装置における入賞の可能性が多様に変化
し、視覚的にも興趣に富み遊技者は飽きることなく、長
時間にわたってゲームを楽しむことができるパチンコ機
を提供する。 【解決手段】始動入賞口15に球が入ると可変表示手段
30における各種絵柄が変化し、その表示結果に応じて
球入賞装置20の一対の可動片22,22が異なる開き
度合に揺動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面上に打ち
出された球の始動入賞口への入賞により、前記遊技盤面
上に設けられた各種絵柄を表示可能な可変表示手段にお
ける表示内容を変化させ、変化後の表示結果が所定条件
を満たすと遊技者に有利な権利を発生させるパチンコ機
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のパチンコ機では、可変表示手段と
しての液晶画面や回転ドラムが、これらに表示される各
種絵柄の視覚的面白さや、絵柄の変化後の表示結果から
生じ得る権利発生への期待感から役物として特に脚光を
浴びている。
【0003】かかる可変表示手段を備えたパチンコ機で
は、遊技盤面にある始動入賞口へ球が入ると、液晶画面
に各種絵柄がスクロール表示されたり、あるいは回転ド
ラムが回転して各種絵柄が連続的に変化し、その変化後
の表示結果が特定の組合せ(例えば、『7,7,7』
等)になると、大口の可変入賞口を通常閉じているアタ
ッカーが繰り返し開くという権利が遊技者に付与される
ようになっている。
【0004】また、大抵のパチンコ機の遊技盤面には、
「チューリップ」と称される左右開閉式の一対の可動片
を有する代表的な役物である球入賞装置が設けられてい
る。このようなチューリップは通常は一対の可動片が球
を受入れ難い閉鎖状態にあるが、球が入ると一対の可動
片が球を受入れ易い開放状態に所定時間だけ一時的に揺
動するようになっている。
【0005】ここで所定時間とは、例えばタイマーで制
御された特定の時間のみならず、開放状態にあるチュー
リップに一定数の球が入るまで、あるいはその他の役物
における特定の状態が生じるまで等の時間を指す。かか
る時間内にチューリップに球が入ると、各パチンコ機の
機種毎に予め定められている所定数の賞球が遊技者に払
い出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のパチンコ機では、始動入賞口にうまく球が入っ
て見た目に面白い液晶画面等での各種絵柄変化が実行さ
れたとしても、その表示結果が低確率に設定された大当
りの組合せにならなければ権利は全く生じない。このこ
とは、特に始動入賞口を狙って遊技を行う遊技者の持ち
球の早急な消費につながり、単に長時間ゲームを楽しみ
たいという遊技者の欲求さえ十分に満たすことができな
い虞れがあった。
【0007】また、表示結果が大当りの組合せになった
場合に付与される権利は、単に定形的なアタッカーが一
定の開閉パターンを規則的に繰り返すだけであり、動作
として新鮮味に乏しく興趣があまり感じられなかった。
ところで従来、前記液晶画面等の表示結果の如何が、ア
タッカーの開閉とは別にチユーリップの開放状態におけ
る継続時間の長短に影響を及ぼすようなパチンコ機はあ
ったが、かかる時間の長短だけでは遊技が単純となりが
ちであり、もう少し見た目の変化にも富んだ面白味が求
められていた。
【0008】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、可変表示手段におけ
る表示結果の多様な組合せにより、球入賞装置における
入賞の可能性が多様に変化し、視覚的にも十分に興趣に
富み遊技者は飽きることなく、長時間にわたってゲーム
を楽しむことができるパチンコ機を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項に存す
る。
【0010】1 遊技盤面(12)上に打ち出された球
の始動入賞口(15)への入賞により、前記遊技盤面
(12)上に設けられた各種絵柄を表示可能な可変表示
手段(30)における表示内容を変化させ、変化後の表
示結果が所定条件を満たすと遊技者に有利な権利を発生
させるパチンコ機(10)において、遊技盤面(12)
における入賞口(21)の両側に一対の可動片(22,
22)を揺動可能に設け、前記可変表示手段(30)に
おける表示結果が確定すると、一対の可動片(22,2
2)が球を受入れ難い通常の閉鎖状態から球を受入れ易
い開放状態に開くように揺動し得る球入賞装置(20)
を備え、前記可変表示手段(30)の表示結果である各
種絵柄の所定の組合せ毎に、前記球入賞装置(20)の
一対の可動片(22,22)が開放状態に揺動した際の
開き度合が複数段階に異なるように制御すべく構成した
ことを特徴とするパチンコ機(10)。
【0011】2 前記球入賞装置(20)は、可変表示
手段(30)で確定した各種絵柄の組合せに応じて、一
対の可動片(22,22)が同期して開放状態に揺動し
た際の開き度合としての揺動角度が、少なくとも大、
中、小の3段階に異なるように制御されることを特徴と
する項1記載のパチンコ機(10)。
【0012】3 前記球入賞装置(20)は、可変表示
手段(30)で確定した各種絵柄の組合せに応じて、一
対の可動片(22,22)が開放状態に揺動した際の開
き度合としての形態変化が、左側の可動片(22)のみ
開放状態に揺動する形態と、右側の可動片(22)のみ
開放状態に揺動する形態と、両側の可動片(22,2
2)が開放状態に揺動する形態とに異なるように制御さ
れることを特徴とする項1記載のパチンコ機(10)。
【0013】次に前述した解決手段に基づく作用につい
て説明する。項1記載のパチンコ機(10)によれば、
遊技盤面(12)上に打ち出された球が始動入賞口(1
5)にうまく入ると、それに基づき可変表示手段(3
0)には各種絵柄が変化するように表示される。可変表
示手段(30)における表示結果が所定条件を満たすと
遊技者に有利な権利が発生する。
【0014】すなわち、可変表示手段(30)における
表示結果が確定した際に、その表示結果が予め定めたあ
る特定の組合せに該当すれば、球入賞装置(20)の一
対の可動片(22,22)が球を受入れ難い通常の閉鎖
状態から球を受入れ易い開放状態に開くように揺動する
ので、遊技者はより確実な入賞の機会を得ることができ
る。
【0015】球入賞装置(20)が開放状態になった際
の一対の可動片(22,22)の開き度合は、可変表示
手段(30)の表示結果である各種絵柄の所定の組合せ
毎に数段階に異なるように制御される。例えば、各種絵
柄が総て同一に揃えば一対の可動片(22,22)が大
きく開き、各種絵柄が揃わなくてもある絵柄が一つでも
現われれば、一対の可動片(22,22)が小さく開く
ように変化する等のように設定するとよい。
【0016】このように、球入賞装置(20)の一対の
可動片(22,22)の開き度合いを可変表示手段(3
0)の表示結果とリンクさせることで、視覚的にも十分
楽しむことができると共に、可変表示手段(30)にお
ける表示結果の多様な組合せにより、球入賞装置(2
0)における入賞の可能性も多様に変化するからゲーム
が興趣に富むものとなり、また遊技者は入賞の機会にも
恵まれ長時間にわたってゲームを楽しむことができる。
【0017】項2記載のパチンコ機(10)のように、
前記可変表示手段(30)で確定した各種絵柄の組合せ
に応じて、一対の可動片(22,22)が同期して開放
状態に揺動した際の開き度合としての揺動角度が少なく
とも大、中、小の3段階に変化するようにすると面白
く、遊技者の射幸心を煽ることができる。
【0018】また、項3記載のパチンコ機(10)のよ
うに、前記可変表示手段(30)で確定した各種絵柄の
組合せに応じた一対の可動片(22,22)の開き度合
いとしての形態変化を、左側の可動片(22)のみ開放
状態に揺動する形態と、右側の可動片(22)のみ開放
状態に揺動する形態と、両側の可動片(22,22)が
開放状態に揺動する形態としても面白く、遊技者は様々
な開き形態の変化を楽しむことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する各種の実施形態を説明する。図1〜図9は本発明の
第1の実施形態を示している。本実施形態に係るパチン
コ機10は、図1に示すように遊技者がハンドル11を
回転操作することにより遊技盤面12上に球を打ち出
し、かかる打球の入賞を競い楽しむものである。かかる
パチンコ機10は、球が始動入賞口15へ入賞すると可
変表示手段30に各種絵柄が様々に変化するように表示
され、その表示結果が予め定められた所定条件を満たす
と、大きなチューリップ型の球入賞装置20が開放状態
となって遊技者に有利な権利が発生するように設定され
ている。
【0020】可変表示手段30は遊技盤面12の中央部
に配設されており、その直下に始動入賞口15が設けら
れ、更にその真下位置に球入賞装置20が設けられてい
る。また、遊技盤面12の適所にはチューリップと称さ
れる小型球入賞装置20a,20a…が複数配設されて
いる。
【0021】遊技盤面12には前記役物の他にも、図示
省略したが球を弾く数多の釘や各種役物、それにアウト
口等が配置されており、遊技盤面12全体はガラス扉で
覆われている。また、遊技盤面12下側には、球を入れ
る前皿13や、前皿13から溢れる球を貯留する下皿1
4が設けられている。パチンコ機10の正面部の右下側
には、球を遊技盤面12上に打ち出す発射機構のハンド
ル11が設けられている。
【0022】図4に示すように始動入賞口15は、球の
入賞を検知する入賞検知スイッチ15aを備えている。
かかる入賞検知スイッチ15aは入賞球を検知してON
になると、入賞信号を制御手段50に出力すべく制御手
段50に接続されている。入賞検知スイッチ15aは、
例えば光センサ、近接センサ、或は磁気センサ等の各種
センサにより構成すればよい。
【0023】可変表示手段30は、始動入賞口15への
入賞に起因して、遊技者に有利な権利の発生を導く「絵
柄合せ」が展開されるものであり、具体的には本実施形
態では液晶ディスプレイからなるが、その他、蛍光表示
管やブラウン管(CRT)、あるいは機械式の回転ドラ
ム等を用いて構成してもよい。可変表示手段30の画面
には、数字・記号等の各種絵柄が3個並列に表示される
ようになっている。
【0024】ここで絵柄合せとは、後述する制御手段5
0からの信号に基づき各種絵柄がスクロール変化し、制
御手段50での乱数抽選により停止選択された表示結果
が、例えば『7,7,7』、『☆,☆,☆』の如く複数
並んだ絵柄が総て一致する等の予め当り態様と設定した
特定の組合せを含めて、様々な組合せに確定するまでの
表示内容の変化過程である。
【0025】球入賞装置20は、遊技盤面12における
入賞口21の両側に一対の可動片22,22を揺動可能
に設けてなり、前記可変表示手段30における表示結果
が幾つかの当り態様の組合せに相当すると、一対の可動
片22,22が球を受入れ難い通常の閉鎖状態から球を
受入れ易い開放状態に一時的に開くように揺動するもの
である。特に球入賞装置20は、後述する可変表示手段
30の表示結果である各種絵柄の当り態様中の所定の組
合せ毎に、一対の可動片22,22の開放状態における
開き度合が数段階に異なるように設定されている。
【0026】更に詳しく言えば球入賞装置20は、図2
及び図3に示すように、遊技盤面12における入賞口2
1を囲うように取付けられたベース板23と、ベース板
23の両側に枢軸22aを介して揺動可能に軸支された
一対の可動片22,22と、各可動片22の正面側下半
部を覆う受け具24と、各可動片22をそれぞれ別々に
揺動させる一対のロータリーソレノイド25,25を具
備して成る。
【0027】ベース板23の裏面側には入賞口21に連
通する球通路26が一体的に設けられている。球通路2
6上には、球の入賞を検知する入賞検知スイッチ27が
設けられている。入賞検知スイッチ27は、入賞球を検
知してONになると入賞信号を後述する制御手段50に
出力するように設定されている。入賞検知スイッチ27
は、具体的には例えば光センサ、近接センサ、或は磁気
センサ等の各種センサにより構成すればよい。また、ベ
ース板23の正面側には受け具24が一体的に取付けら
れている。この受け具24は、前記入賞口21とその両
側の可動片22,22の正面側下半部を覆う形状に成形
されたものである。
【0028】一対の可動片22,22は、前記入賞口2
1を間にしてベース板23に枢軸22aを介して軸支さ
れている。各可動片22は、通常は前記入賞口21の横
幅に合致するように離隔し互いに平行な球を受入れ難い
閉鎖状態に維持されるが、可変表示手段30における表
示結果が当り態様の組合せに相当すると、ある角度だけ
同期して揺動した開放状態(図7〜図9参照)に所定時
間に亘り一時的に維持されるように制御される。
【0029】ここで所定時間とは、本実施形態では開放
状態になった球入賞装置20に10個の球が入るまでの
時間に設定されている。あるいはタイマーで制御された
特定の時間に設定したり、また、他の役物における特定
の状態が生じるまでの時間等として設定してもよい。更
に、従来のパチンコ機のアタッカーと同様に、1回の権
利として前記球入賞装置20が所定時間開く動作を、複
数ラウンド(例えば16回等)まで繰り返すようにして
もよい。
【0030】前記所定時間内に球入賞装置20に球が入
ると、予め定められている所定数の賞球が、機内部の球
計数機で計数されて遊技者に払い出されるようになって
いる。なお、前述した権利発生における開閉動作とは無
関係に、例えば一対の可動片22,22が通常の閉鎖状
態にある際に入賞口21に球が入ると、一対の可動片2
2,22が所定時間に亘り一時的に揺動して開放状態と
なるように設定してもよい。
【0031】各可動片22の開閉機構としては、それぞ
れの枢軸22aにロータリーソレノイド25の出力軸を
連結するように構成するとよい。ロータリーソレノイド
25に出力するパルス信号を適宜異ならせることによ
り、一対の可動片22,22の揺動角度は自由に調整で
きるようになっている。本実施形態では、可変表示手段
30での各種絵柄の表示結果により、一対の可動片2
2,22が同期して閉鎖状態から開放状態に揺動した際
の開き度合としての揺動角度が、大、中、小の3段階に
変化するようになっている。これについては後述する。
【0032】また、小型球入賞装置20aは、構造的に
は前記球入賞装置20の一対の可動片22,22を小型
化したものであり、他の構成はほぼ共通している。ただ
し、小型球入賞装置20aでは、一対の可動片22,2
2が球を受入れ難い通常の閉鎖状態にある際に入賞口2
1に球が入ると、一対の可動片22,22が球を受入れ
易い開放状態に所定時間に亘り一時的に揺動するように
設定されている。
【0033】ここで所定期間とは、例えば開放状態にな
った小型球入賞装置20aに3個の球が入るまでの時間
等と設定するとよい。かかる期間内に小型球入賞装置2
0aに球が入ると、前記球入賞装置20と同様に所定数
の賞球が遊技者に払い出される。なお、小型球入賞装置
20aでも、一対の可動片22,22の開放状態におけ
る開き度合が数段階に異なるように設定してもかまわな
い。
【0034】また、遊技盤面12上には保留表示手段4
0も設けられている。この保留表示手段40は、前記可
変表示手段30に各種絵柄が変化表示される絵柄合せ中
に、新たに始動入賞口15に球が入賞した際、未実行と
なる絵柄合せの保留回数を表示するものである。この保
留表示手段40は、制御手段50からの信号に基づき、
該制御手段50に記憶された前記保留回数を表示するよ
う設定されている。
【0035】保留表示手段40は、図1に示すように4
個の表示ランプを有し、未実行の絵柄合せは最高4つま
で保留可能となっている。すなわち、保留回数に相当す
る数の表示ランプが点灯すべく制御される。保留されて
いた絵柄合せが実行された場合、その実行回数が前記保
留回数から減算されて制御手段50に更新記憶され、そ
の回数が保留表示手段40に新たに表示されるようにな
っている。また、絵柄合せが最高値の4つまで保留され
ている状態では、再度、始動入賞口15に球が入って
も、この入賞により発生すべき絵柄合せは破棄されるよ
うに設定されている。
【0036】図4に示すように、始動入賞口15や球入
賞装置20、それに可変表示手段30はそれぞれ信号線
を介して制御手段50に接続されている。制御手段50
は、始動入賞口15の入賞検知スイッチ15aからの信
号に基づき、可変表示手段30に各種絵柄を変化表示さ
せ、その表示結果に応じて球入賞装置20の一対のロー
タリーソレノイド25,25を作動させて可動片22,
22の開閉動作を制御するものである。
【0037】制御手段50は、球入賞装置20の開閉動
作等を主に制御する遊技制御部50aと、可変表示手段
30の表示内容を主に制御する表示制御部50bとから
成る。遊技制御部50aは、CPU51,ROM52,
RAM53を少なくとも含むマイクロコンピューターか
ら成り、同様に表示制御部50bも、CPU54,RO
M55,RAM56を少なくとも含むマイクロコンピュ
ーターから構成されている。遊技制御部50aと表示制
御部50bとは、データ・バス等を介して互いに連結さ
れている。
【0038】遊技制御部50aのCPU51は、ROM
52に格納された遊技制御プログラムデータに従って、
球入賞装置20を含む各種役物の動作制御を行なうもの
である。かかるCPU51は、始動入賞口15の入賞
検知スイッチ15aから信号に基づき乱数を生成し、そ
の乱数による無作為抽選を実行し、その抽選結果に対応
した各種信号を次述する表示制御部50bに出力する機
能、前記抽選結果に基づき球入賞装置20のソレノイ
ド25,25に駆動信号を出力する機能を備えている。
【0039】また、CPU51は、入賞検知スイッチ1
5aから信号を入力した際に、既に可変表示手段30で
絵柄合せ中であるか否かを判断し、絵柄合せ中であれば
その実行を一時保留して保留表示手段40に信号を出力
する機能等も備えている。ROM52には、球入賞装置
20等を制御する遊技制御プログラムデータや、各種役
物への入賞を演出する装飾ランプの点灯パターン、スピ
ーカーからの音声の発生パターン等の固定データが格納
されている。RAM53は、入賞検知スイッチ15aか
らの信号を含む遊技に関する各種データを一時的に記憶
するものである。
【0040】一方、表示制御部50bのCPU54は、
ROM55に格納された表示制御プログラムデータに従
って、可変表示手段30おける表示内容の制御を行なう
ものである。かかるCPU54は、遊技制御部50aの
CPU54からの信号に応じて可変表示手段30に対
し、各種絵柄をスクロール変化するよう表示させたり、
その変化後の表示結果が、例えば『777』の如くぞろ
目等と様々な組合せに確定させるための表示制御信号を
出力する機能を有している。
【0041】ROM55は、可変表示手段30の表示内
容である予め設定された絵柄に関する表示制御プログラ
ムデータ等を格納するものである。RAM56は、前記
CPU54で生成される絵柄合せ遊技等に関する各種の
絵柄データを一時的に記憶するものである。なお、RA
M56の各種絵柄データは、前述したCPU51からの
信号に応じて出力される前記CPU54からの信号に基
づき読み出され、可変表示手段30に出力されるように
設定されている。
【0042】このような制御手段50は、可変表示手段
30における表示結果が当り態様の組合せにのうち例え
ば表示結果がぞろ目(例えば『7,7,7』)だと、図
9の如く一対の可動片22,22を大きな開き度合いに
揺動させ、また最後に確定した真ん中の絵柄が特定の数
字(例えば『0』または『2』)だと、図8の如く一対
の可動片22,22を中位の開き度合いに揺動させ、更
にまた真ん中の絵柄が奇数だと、図7の如く一対の可動
片22,22を小さな開き度合いに揺動させるようにプ
ログラムされている。
【0043】例えば3列に並ぶ絵柄を、各列それぞれ0
〜9、☆印の全11種類とすると、何れかの種類でぞろ
目となる確率は1/121であり、真ん中の絵柄が
『0』または『2』となる確率は2/11であり、真ん
中の絵柄が奇数となる確率は5/11である。これらの
当り態様以外の各種絵柄の組合せは外れに相当し、この
場合には一対の可動片22,22は揺動せずに閉鎖状態
に維持される。もちろん前記当り態様の組合せは適宜自
由に設定することができ、各組合せに毎に一対の可動片
22,22の開き度合いを異なるように設定すればよ
い。なお、制御手段50は遊技盤面12の裏側に内設さ
れた基板に取り付けられている。
【0044】次に作用を説明する。図1において、遊技
者はハンドル11を回転操作することにより遊技盤面1
2上に球を打ち出し、かかる打球の各種役物への入賞を
競い楽しむ。かかる遊技を、図5及び図6に示すフロー
チャートに沿って説明すれば、遊技の進行中に打球が始
動入賞口15にうまく入ると(S1でY)、入賞検知ス
イッチ15aがONとなり入賞信号が出力される。
【0045】遊技制御部50aのCPU51が入賞信号
を入力すると、乱数を用いた無作為抽選が実行される
(S2)。このとき、後述する絵柄合せの実行中でなけ
れば(S3でN)、表示制御部50bのCPU61から
の表示制御信号に基づき、可変表示手段21の画面上に
て絵柄合せが実行される(S9)。
【0046】また、球が始動入賞口15に入賞しなくて
も(S1でN)、未実行の絵柄合せが保留されていれば
(S4でY)、CPU51にて絵柄合せの起因となる無
作為抽選が行なわれる(S2)。このとき実行された絵
柄合せは、図1に示す保留表示手段40中の表示ランプ
の消灯により減算表示される。一方、権利が保留されて
いなければ(S4でN)、無作為抽選は行われず絵柄合
せは始まらない(S5)。
【0047】絵柄合せの実行中に無作為抽選が行なわれ
た場合(S3でY)、遊技制御部50aのRAM53に
保存されている絵柄合せの実行指令が保留表示手段40
に表示し得る最高値4未満であれば(S6でY)、最高
4回まで絵柄合せが保留される(S7)。このときの保
留回数は、保留表示手段40の表示ランプの点灯により
加算表示される。なお、権利が最高値の4つまで保留さ
れている状態で無作為抽選が行なわれても(S6で
N)、その分の絵柄合せの保留は破棄される(S8)。
【0048】前記絵柄合せが開始されると(S9)、可
変表示手段21の画面上に3個並列に表示された各種絵
柄がスクロールする。そして、所定時間スクロール表示
された後、その表示結果として各絵柄の特定の組合わせ
が確定する。かかる表示結果が、予め表示制御部50b
のROM62に記憶された例えば『5,5,5』等のぞ
ろ目の当り態様になった場合には(S10でY)、遊技
制御部50aのCPU51は球入賞装置20の一対のロ
ータリーソレノイド25,25に大駆動信号を出力す
る。
【0049】すると、図9に示す如く一対の可動片2
2,22は大きな開き度合いの開放状態となるように大
きな角度(約80度)まで揺動する(S11)。一対の
可動片22,22は、そのまま大きな開き度合いの開放
状態に所定時間(球が10個入るまでの間)だけ維持さ
れるが、その入賞口21に球が入る度に制御手段50か
らの信号に基づき球計数機が作動し、所定数の賞球が遊
技者に払い出される。かかる開放状態の維持と賞球の払
い出しについては、以下同様である。
【0050】前記可変表示手段30における表示結果が
ぞろ目とはならなかったが(S10でN)、3列のうち
最後に確定した真ん中の絵柄が特定の数字、すなわち
『0』または『2』となった場合(S12でY)、前記
CPU51は、一対のロータリーソレノイド25,25
に今度は中駆動信号を出力し、図8に示す如く一対の可
動片22,22を中位の開き度合いの開放状態となるよ
うに中位の角度(約50度)だけ揺動させる(S1
3)。
【0051】また、真ん中の絵柄が『0』または『2』
に該当しなかったが(S12でN)、何れかの奇数とな
った場合(S14でY)、前記CPU51は、一対のロ
ータリーソレノイド25,25に小駆動信号を出力し、
図7に示す如く一対の可動片22,22を小さい開き度
合いの開放状態となるように小さな角度(約30度)だ
け揺動させる(S15)。
【0052】このように、球入賞装置20の一対の可動
片22,22の開き度合いを可変表示手段30の表示結
果に応じて3段階にも変化させることで、視覚的にも十
分楽しむことができると共に、可変表示手段30におけ
る表示結果の多様な組合せにより、球入賞装置20にお
ける入賞の可能性も多様に変化するからゲームが興趣に
富むものとなる。また、遊技者は入賞の機会にも恵ま
れ、長時間にわたってゲームを楽しむことができる。
【0053】図10〜図12は本発明の第2の実施形態
を示している。なお、図1〜図4に示す構成は本実施形
態においても前述した第1の実施形態と共通する。
【0054】本実施形態に係るパチンコ機10では、可
変表示手段30の表示結果がぞろ目の当り態様になる
と、図12に示す如く両側の可動片22,22が開放状
態に揺動し、真ん中の絵柄が例えば偶数となれば、図1
0に示す如く左側の可動片22のみ開放状態に揺動し、
奇数が表示されると、図11に示す如く右側の可動片2
2のみ開放状態に揺動するように設定されている。この
ような一対の可動片22,22が開放状態に揺動した際
の開き度合の変化は、制御手段50のプログラムを一部
変更することにより比較的容易に実現することができ
る。
【0055】すなわち、可変表示手段30の真ん中に偶
数が表示されるとCPU51は、左側のロータリーソレ
ノイド25に駆動信号を出力して、左側の可動片22の
みを所定時間だけ開放状態に約50度揺動させる。ある
いは偶数が表示されるとCPU51は、右側のロータリ
ーソレノイド25に駆動信号を出力して、右側の可動片
22のみを所定時間だけ開放状態に約50度揺動させ
る。
【0056】このように左右どちらか一方の可動片22
のみが開放状態となる場合には、一対の可動片22,2
2が双方共に閉鎖状態にある通常時と、双方共に開放状
態にある時の略中間的な入賞確率となる。また、可変表
示手段30にぞろ目が表示された場合、CPU51は今
度は両方のロータリーソレノイド25,25に対して同
時に駆動信号を出力し、一対の可動片22,22の双方
を所定時間だけ開放状態に約50度揺動させる。このよ
うな状態下では、より広い範囲の球を一対の可動片50
が受止めるので、より一層と入賞口21への入賞可能性
が高まり、遊技者は多数の賞球を獲得する機会を得られ
ることになる。
【0057】本実施形態のように、可変表示手段30の
表示結果に応じた一対の可動片22,22の開き度合と
しての形態変化を、図10〜図12の3つの形態に異な
らせるように制御しても面白く、遊技者は様々な形態及
び入賞可能性の変化を楽しむことができる。
【0058】図13は本発明の第3の実施形態を示して
いる。本実施形態に係るパチンコ機10aでは、球入賞
装置20が遊技盤面12上で可変表示手段30の真下位
置ではなく、左端側に位置するように配設されている。
すなわち、球入賞装置20の開く位置が前記各実施形態
とは異なる。
【0059】このように遊技盤面12上における球入賞
装置20の配設位置は、盤面のデザインや入賞し易さ等
を考慮して自由にレイアウトすることができる。球入賞
装置20自体の構成及び動作態様は前記各種実施形態と
共通する。
【0060】なお、本発明に係る球入賞装置は、図示し
た前述のものに限定されるわけではない。例えば球入賞
装置を可変表示手段の表示結果の組合せに応じて、もっ
と多様に一対の可動片の開き度合が変化するように構成
してもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明に係るパチンコ機によれば、始動
入賞口に球が入ると可変表示手段における各種絵柄が変
化し、その表示結果に応じて球入賞装置の一対の可動片
が異なる開き度合に揺動するから、視覚的にも十分楽し
むことができ、また可変表示手段における表示結果の所
定の組合せにより、球入賞装置における入賞の可能性が
多様に変化してゲームが興趣に富むものとなり、また遊
技者は入賞の機会に多く恵まれて、長時間にわたってゲ
ームを楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機を示
す正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機の球
入賞装置を拡大して示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機の球
入賞装置を拡大して示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機の機
能ブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機にお
ける遊技過程を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機にお
ける遊技過程を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機の球
入賞装置の開放状態の一例を示す作用説明図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機の球
入賞装置の開放状態の一例を示す作用説明図である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機の球
入賞装置の開放状態の一例を示す作用説明図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係るパチンコ機の
球入賞装置の開放状態の一例を示す作用説明図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係るパチンコ機の
球入賞装置の開放状態の一例を示す作用説明図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るパチンコ機の
球入賞装置の開放状態の一例を示す作用説明図である。
【図13】本発明の第3の実施形態に係るパチンコ機を
示す正面図である。
【符号の説明】
10…パチンコ機 12…遊技盤面 15…始動入賞口 20…球入賞装置 21…入賞口 22…可動片 27…検知センサ 30…可変表示手段 50…制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤面上に打ち出された球の始動入賞口
    への入賞により、前記遊技盤面上に設けられた各種絵柄
    を表示可能な可変表示手段における表示内容を変化さ
    せ、変化後の表示結果が所定条件を満たすと遊技者に有
    利な権利を発生させるパチンコ機において、 遊技盤面における入賞口の両側に一対の可動片を揺動可
    能に設け、前記可変表示手段における表示結果が確定す
    ると、一対の可動片が球を受入れ難い通常の閉鎖状態か
    ら球を受入れ易い開放状態に開くように揺動し得る球入
    賞装置を備え、 前記可変表示手段の表示結果である各種絵柄の所定の組
    合せ毎に、前記球入賞装置の一対の可動片が開放状態に
    揺動した際の開き度合が複数段階に異なるように制御す
    べく構成したことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】前記球入賞装置は、可変表示手段で確定し
    た各種絵柄の組合せに応じて、一対の可動片が同期して
    開放状態に揺動した際の開き度合としての揺動角度が、
    少なくとも大、中、小の3段階に異なるように制御され
    ることを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】前記球入賞装置は、可変表示手段で確定し
    た各種絵柄の組合せに応じて、一対の可動片が開放状態
    に揺動した際の開き度合としての形態変化が、左側の可
    動片のみ開放状態に揺動する形態と、右側の可動片のみ
    開放状態に揺動する形態と、両側の可動片が開放状態に
    揺動する形態とに異なるように制御されることを特徴と
    する請求項1記載のパチンコ機。
JP1791896A 1996-02-02 1996-02-02 パチンコ機 Pending JPH09206433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1791896A JPH09206433A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 パチンコ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1791896A JPH09206433A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 パチンコ機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09206433A true JPH09206433A (ja) 1997-08-12

Family

ID=11957149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1791896A Pending JPH09206433A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 パチンコ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09206433A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006263191A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Samii Kk 弾球遊技機
JP2007097735A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Samii Kk 弾球遊技機
JP2009233405A (ja) * 2009-07-21 2009-10-15 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2010004900A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Fujito Sueko 可変入賞装置
JP2015142651A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 株式会社三洋物産 遊技機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006263191A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Samii Kk 弾球遊技機
JP2007097735A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Samii Kk 弾球遊技機
JP2010004900A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Fujito Sueko 可変入賞装置
JP2009233405A (ja) * 2009-07-21 2009-10-15 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2015142651A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 株式会社三洋物産 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6088812B2 (ja) 遊技機
JP2003310843A (ja) スロットマシン
JP2022024747A (ja) 遊技機
JP2003205067A (ja) スロットマシン
JPH09206433A (ja) パチンコ機
JP2000061077A (ja) 遊技機
JP4114961B2 (ja) 遊技機
JP7303570B2 (ja) 遊技機
JP6084125B2 (ja) パチンコ機
JP2002291977A (ja) 遊技機
JP6951195B2 (ja) 遊技機
JPH09215826A (ja) パチンコ機
JPH09182852A (ja) パチンコ機
JP4014666B2 (ja) 遊技機
JP2021159343A (ja) 遊技機
JP2023020401A (ja) 遊技機
JP2021159342A (ja) 遊技機
JP2023094382A (ja) 遊技機
JP2023020394A (ja) 遊技機
JP2023034950A (ja) 遊技機
JP2023020373A (ja) 遊技機
JP2021078585A (ja) 遊技機
JP2002291975A (ja) 遊技機
JP3894989B2 (ja) パチンコ機
JP2002291976A (ja) 遊技機