JPH0920610A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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- JPH0920610A JPH0920610A JP18812995A JP18812995A JPH0920610A JP H0920610 A JPH0920610 A JP H0920610A JP 18812995 A JP18812995 A JP 18812995A JP 18812995 A JP18812995 A JP 18812995A JP H0920610 A JPH0920610 A JP H0920610A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 下記一般式で表されるハイドロキノンの配糖
体と、ノルジヒドログアイアレチン酸とを含有すること
を特徴とする皮膚外用剤である。 ［式中、Ｒは五炭糖残基、六炭糖残基、アミノ糖残基、
ウロン酸残基又はそれらのメチル化物を示す］ 【効果】 皮膚に対する美白効果に優れ、また肌荒れ防
止、改善効果にも優れる安全性の高い皮膚外用剤であ
る。
体と、ノルジヒドログアイアレチン酸とを含有すること
を特徴とする皮膚外用剤である。 ［式中、Ｒは五炭糖残基、六炭糖残基、アミノ糖残基、
ウロン酸残基又はそれらのメチル化物を示す］ 【効果】 皮膚に対する美白効果に優れ、また肌荒れ防
止、改善効果にも優れる安全性の高い皮膚外用剤であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は皮膚外用剤に関する。さ
らに詳しくは、皮膚に対する美白効果に優れ、また、肌
荒れを防止、改善し、安全性の高い皮膚外用剤に関す
る。
らに詳しくは、皮膚に対する美白効果に優れ、また、肌
荒れを防止、改善し、安全性の高い皮膚外用剤に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】皮膚外用剤には種々の薬効成分が配合さ
れている。その中で、美白作用も皮膚外用剤に要求され
る薬効の一つであり、これを目的とする化粧品等の皮膚
外用剤が要求されていた。皮膚のしみなどの発生機序に
ついては不明な点もあるが、一般的には、ホルモンの異
常や日光からの紫外線の刺激が原因となってメラニン色
素が形成され、これが皮膚内に異常沈着するするものと
考えられている。このようなしみやあざの治療法には、
メラニンの生成を抑制する物質、例えばビタミンＣを大
量に投与する方法、グルタチオン等を注射する方法、あ
るいはＬ−アルコルビン酸、システインなどを軟膏、ク
リーム、ローションなどの形態にして、局所に塗布する
などの方法がとられている。
れている。その中で、美白作用も皮膚外用剤に要求され
る薬効の一つであり、これを目的とする化粧品等の皮膚
外用剤が要求されていた。皮膚のしみなどの発生機序に
ついては不明な点もあるが、一般的には、ホルモンの異
常や日光からの紫外線の刺激が原因となってメラニン色
素が形成され、これが皮膚内に異常沈着するするものと
考えられている。このようなしみやあざの治療法には、
メラニンの生成を抑制する物質、例えばビタミンＣを大
量に投与する方法、グルタチオン等を注射する方法、あ
るいはＬ−アルコルビン酸、システインなどを軟膏、ク
リーム、ローションなどの形態にして、局所に塗布する
などの方法がとられている。
【０００３】また、肌荒れ防止、肌荒れ改善効果も皮膚
外用剤に要求される薬効の一つであり、これらを目的と
する化粧品等の皮膚外用剤が要求されていた。こうした
中で従来は、天然物から抽出した各種原料、例えばタン
パク質、多糖、抽出エキス、天然高分子等がその使用効
果が特徴的であるため皮膚外用剤に配合されてきた。
外用剤に要求される薬効の一つであり、これらを目的と
する化粧品等の皮膚外用剤が要求されていた。こうした
中で従来は、天然物から抽出した各種原料、例えばタン
パク質、多糖、抽出エキス、天然高分子等がその使用効
果が特徴的であるため皮膚外用剤に配合されてきた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
を目的とする従来の皮膚外用剤の多くは、安定性、安全
性、匂い等の面において問題があり、また期待できる効
果は十分でなく、より優れた効果のある皮膚外用剤の開
発が待望されていた。
を目的とする従来の皮膚外用剤の多くは、安定性、安全
性、匂い等の面において問題があり、また期待できる効
果は十分でなく、より優れた効果のある皮膚外用剤の開
発が待望されていた。
【０００５】本発明者等は、このような事情に鑑み、真
に優れた美白効果及び肌荒れ防止、改善効果を有する皮
膚外用剤を得るべく鋭意研究を重ねた結果、安全性に優
れた物質の中から、下記一般式で表されるハイドロキノ
ンの配糖体と、
に優れた美白効果及び肌荒れ防止、改善効果を有する皮
膚外用剤を得るべく鋭意研究を重ねた結果、安全性に優
れた物質の中から、下記一般式で表されるハイドロキノ
ンの配糖体と、
【化２】 ［式中、Ｒは五炭糖残基、六炭糖残基、アミノ糖残基、
ウロン酸残基又はそれらのメチル化物を示す］ ノルジヒドログアイアレチン酸とを皮膚外用剤に配合す
ることにより、しみ、そばかす、色黒などが著しく改善
され美白効果が相乗的に増大し、同時に、増殖性の表皮
肥厚、紅斑を伴う乾燥、落屑性の変化に対しても極めて
有効であり、かつ優れた肌荒れ防止、改善効果を有する
皮膚外用剤が得られることを見いだし、本発明を完成す
るに至った。
ウロン酸残基又はそれらのメチル化物を示す］ ノルジヒドログアイアレチン酸とを皮膚外用剤に配合す
ることにより、しみ、そばかす、色黒などが著しく改善
され美白効果が相乗的に増大し、同時に、増殖性の表皮
肥厚、紅斑を伴う乾燥、落屑性の変化に対しても極めて
有効であり、かつ優れた肌荒れ防止、改善効果を有する
皮膚外用剤が得られることを見いだし、本発明を完成す
るに至った。
【０００６】本発明の目的は美白効果により優れ、さら
に肌荒れ防止、肌荒れ改善効果をも併せ持った皮膚外用
剤を提供することにある。
に肌荒れ防止、肌荒れ改善効果をも併せ持った皮膚外用
剤を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記一般式で表されるハイドロキノンの配糖体と、ノルジ
ヒドログアイアレチン酸とを含有することを特徴とする
皮膚外用剤を提供するものである。
記一般式で表されるハイドロキノンの配糖体と、ノルジ
ヒドログアイアレチン酸とを含有することを特徴とする
皮膚外用剤を提供するものである。
【化３】 ［式中、Ｒは五炭糖残基、六炭糖残基、アミノ糖残基、
ウロン酸残基又はそれらのメチル化物を示す］
ウロン酸残基又はそれらのメチル化物を示す］
【０００８】また、本発明は、上記ハイドロキノンの配
糖体を0.5〜20.0重量％含有し、かつ前記ノルジヒドロ
グアイアレチン酸を0.01〜5.0重量％含有することを特
徴とする上記皮膚外用剤を提供するものである。
糖体を0.5〜20.0重量％含有し、かつ前記ノルジヒドロ
グアイアレチン酸を0.01〜5.0重量％含有することを特
徴とする上記皮膚外用剤を提供するものである。
【０００９】さらに、本発明は、上記ハイドロキノンの
配糖体がハイドロキノン-Ｄ-グルコース（一般名：アル
ブチン）であることを特徴とする上記皮膚外用剤を提供
するものである。
配糖体がハイドロキノン-Ｄ-グルコース（一般名：アル
ブチン）であることを特徴とする上記皮膚外用剤を提供
するものである。
【００１０】以下、本発明の構成を詳述する。本発明に
用いられるハイドロキノンの配糖体は、下記一般式で表
される。
用いられるハイドロキノンの配糖体は、下記一般式で表
される。
【化４】 ［式中、Ｒは五炭糖残基、六炭糖残基、アミノ糖残基、
ウロン酸残基又はそれらのメチル化物を示す］。
ウロン酸残基又はそれらのメチル化物を示す］。
【００１１】式中、Ｒは、例えば、Ｌ-アラビノース、
Ｄ-アラビノース、Ｄ-キシロース、Ｄ-リボース、Ｌ-キ
シルロース、Ｌ-リキソース、Ｄ-リブロース等の五炭糖
の残基、Ｄ-グルコース、Ｄ-ガラクトース、Ｌ-ガラク
トース、Ｄ-マンノース、Ｄ-タロース、Ｄ-プシコース
等の六炭糖の残基、Ｄ-グルコサミン、Ｄ-ガラクトサミ
ン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等のアミノ
糖の残基、Ｄ-グルクロン酸、Ｄ-ガラクツロン酸、Ｄ-
マンヌロン酸、Ｌ-イズロン酸、Ｌ-グルロン酸等のウロ
ン酸の残基、又はそれらのメチル化物を示すが、美白効
果、入手のしやすさ、安定性、安全性の両面から、Ｒが
Ｄ-グルコースがβ-結合した、即ち、ハイドロキノン-
Ｄ-グルコース（一般名：アルブチン、以後アルブチン
という）が最も好ましい。
Ｄ-アラビノース、Ｄ-キシロース、Ｄ-リボース、Ｌ-キ
シルロース、Ｌ-リキソース、Ｄ-リブロース等の五炭糖
の残基、Ｄ-グルコース、Ｄ-ガラクトース、Ｌ-ガラク
トース、Ｄ-マンノース、Ｄ-タロース、Ｄ-プシコース
等の六炭糖の残基、Ｄ-グルコサミン、Ｄ-ガラクトサミ
ン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等のアミノ
糖の残基、Ｄ-グルクロン酸、Ｄ-ガラクツロン酸、Ｄ-
マンヌロン酸、Ｌ-イズロン酸、Ｌ-グルロン酸等のウロ
ン酸の残基、又はそれらのメチル化物を示すが、美白効
果、入手のしやすさ、安定性、安全性の両面から、Ｒが
Ｄ-グルコースがβ-結合した、即ち、ハイドロキノン-
Ｄ-グルコース（一般名：アルブチン、以後アルブチン
という）が最も好ましい。
【００１２】本発明においては、上記ハイドロキノンの
配糖体の配合量は、皮膚外用剤全量中、0.1〜30.0重量
％が好ましく、0.5〜20.0重量％が更に好ましい。0.1重
量％未満では本発明の十分な美白効果が得られず、30.0
重量％を越えて加えてもそれ以上の効果は得られない。
配糖体の配合量は、皮膚外用剤全量中、0.1〜30.0重量
％が好ましく、0.5〜20.0重量％が更に好ましい。0.1重
量％未満では本発明の十分な美白効果が得られず、30.0
重量％を越えて加えてもそれ以上の効果は得られない。
【００１３】本発明に使用するノルジヒドログアイアレ
チン酸は下記式で表される物質である。
チン酸は下記式で表される物質である。
【化５】
【００１４】上記のノルジヒドログアイアレチン酸は、
一般には、抗酸化剤やリポキシゲナーゼ阻害剤として知
られている物質である。これまでにも、不飽和脂肪酸の
酸化防止剤や薬剤の安定化剤として、また酸化防止や薬
剤安定化を目的として、化粧品、育毛料、歯磨剤、医薬
品などに応用されている物質である（特開平４−２１７
６２６号公報、特開平３−２０２０５号公報、特開昭６
１−２３８７１８号公報、特開昭６１−２３８７１５号
公報）。
一般には、抗酸化剤やリポキシゲナーゼ阻害剤として知
られている物質である。これまでにも、不飽和脂肪酸の
酸化防止剤や薬剤の安定化剤として、また酸化防止や薬
剤安定化を目的として、化粧品、育毛料、歯磨剤、医薬
品などに応用されている物質である（特開平４−２１７
６２６号公報、特開平３−２０２０５号公報、特開昭６
１−２３８７１８号公報、特開昭６１−２３８７１５号
公報）。
【００１５】本発明において、ノルジヒドログアイアレ
チン酸の皮膚外用剤への配合量は、組成物全量中0.01〜
10.0重量％が好ましく、0.01〜5.0重量％がより好まし
い。0.01重量％未満では本発明の効果が十分でなく、1
0.0重量%を越えると製剤上好ましくなく、かつ不経済で
ある。
チン酸の皮膚外用剤への配合量は、組成物全量中0.01〜
10.0重量％が好ましく、0.01〜5.0重量％がより好まし
い。0.01重量％未満では本発明の効果が十分でなく、1
0.0重量%を越えると製剤上好ましくなく、かつ不経済で
ある。
【００１６】本発明においては、上記ハイドロキノンの
配糖体と、ノルジヒドログアイアレチン酸とを併用して
用いることで、美白効果及び肌荒れ防止、改善効果をよ
り向上させることができる。
配糖体と、ノルジヒドログアイアレチン酸とを併用して
用いることで、美白効果及び肌荒れ防止、改善効果をよ
り向上させることができる。
【００１７】本発明の皮膚外用剤は上記の必須成分に加
えて、必要に応じ、本発明の効果を損なわない範囲内
で、化粧料、医薬部外品、医薬品等に一般的に用いられ
る各種成分、水性成分、保湿剤、増粘剤、紫外線吸収
剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、色剤、薬剤、生薬等を
配合することができる。
えて、必要に応じ、本発明の効果を損なわない範囲内
で、化粧料、医薬部外品、医薬品等に一般的に用いられ
る各種成分、水性成分、保湿剤、増粘剤、紫外線吸収
剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、色剤、薬剤、生薬等を
配合することができる。
【００１８】また、本発明の皮膚外用剤の剤型は任意で
あり、例えば、化粧水等の可溶化系、乳液、クリーム等
の乳化系、あるいは軟膏、粉末分散系、水−油ニ層系、
水−油−粉末三層系等、どのような剤型でもかまわな
い。
あり、例えば、化粧水等の可溶化系、乳液、クリーム等
の乳化系、あるいは軟膏、粉末分散系、水−油ニ層系、
水−油−粉末三層系等、どのような剤型でもかまわな
い。
【００１９】また、本発明の皮膚外用剤の用途も任意で
あり、化粧水、乳液、クリーム、パック等のフェーシャ
ル用又はボデイー用皮膚外用剤や、ヘアトニック、ヘア
クリーム、シャンプー、ヘアリンス等の頭髪用皮膚外用
剤に用いることができる。
あり、化粧水、乳液、クリーム、パック等のフェーシャ
ル用又はボデイー用皮膚外用剤や、ヘアトニック、ヘア
クリーム、シャンプー、ヘアリンス等の頭髪用皮膚外用
剤に用いることができる。
【００２０】
【実施例】次に、実施例をあげて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の技術範囲がこれらの実施例に限定される
ものではないことはいうまでもない。実施例中の配合量
は重量％である。
るが、本発明の技術範囲がこれらの実施例に限定される
ものではないことはいうまでもない。実施例中の配合量
は重量％である。
【００２１】尚、実施例において、美白効果は、累積塗
布による皮膚に対する色白効果、シミ、ソバカスの解消
などの使用テストから判定した。
布による皮膚に対する色白効果、シミ、ソバカスの解消
などの使用テストから判定した。
【００２２】〔累積塗布による美白効果試験〕色黒、シ
ミ、ソバカス等に悩む被験者を、１群２０名として、１
つの試料ローションを朝夕、３カ月間、毎日顔面に塗布
し、３カ月目にその美白効果を調べた。
ミ、ソバカス等に悩む被験者を、１群２０名として、１
つの試料ローションを朝夕、３カ月間、毎日顔面に塗布
し、３カ月目にその美白効果を調べた。
【００２３】（判定基準） 著効：色素沈着がほとんど目立たなくなった。 有効：非常にうすくなった。 やや有効：やや薄くなった。 無効：変化なし
【００２４】（判定） ◎：被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合（有効
率）が80％以上 ○：被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合（有効
率）が50％以上〜80％未満 △：被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合（有効
率）が30％以上〜50％未満 ×：被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合（有効
率）が30％未満
率）が80％以上 ○：被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合（有効
率）が50％以上〜80％未満 △：被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合（有効
率）が30％以上〜50％未満 ×：被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合（有効
率）が30％未満
【００２５】「表１」に示す処方で、実施例１、比較例
１〜３に記載のローションを調製し、その累積塗布によ
る美白効果について調べた。その結果を「表２」に示し
た。
１〜３に記載のローションを調製し、その累積塗布によ
る美白効果について調べた。その結果を「表２」に示し
た。
【００２６】
【表１】
【００２７】
【表２】
【００２８】「表２」より明らかなように、本発明の皮
膚外用剤はアルブチンとノルジヒドログアイアレチン酸
を併用することにより、その美白効果が相乗的に優れて
いることが示唆された。
膚外用剤はアルブチンとノルジヒドログアイアレチン酸
を併用することにより、その美白効果が相乗的に優れて
いることが示唆された。
【００２９】次に、本発明の皮膚外用剤の肌荒れ防止、
改善効果を、肌荒れ改善試験及びカミソリ負け改善効果
試験から評価した。その結果を「表３」に示した。
改善効果を、肌荒れ改善試験及びカミソリ負け改善効果
試験から評価した。その結果を「表３」に示した。
【００３０】〔肌荒れ改善効果試験〕肌荒れあるいは日
焼け後の肌のほてりの病状で悩む被験者各６０名で実施
し、「表１」に示す実施例１及び比較例１〜３の組成の
ローションを顔面に塗布し、２週間後肌状態を目視で判
定した。
焼け後の肌のほてりの病状で悩む被験者各６０名で実施
し、「表１」に示す実施例１及び比較例１〜３の組成の
ローションを顔面に塗布し、２週間後肌状態を目視で判
定した。
【００３１】〔カミソリ負け改善試験〕カミソリ負けす
る男性被験者60名を対象に、「表１」に示す実施例１及
び比較例１〜３の組成のロ−ションをひげ剃り直後に塗
布し、カミソリ負けに対する効果を判定した。
る男性被験者60名を対象に、「表１」に示す実施例１及
び比較例１〜３の組成のロ−ションをひげ剃り直後に塗
布し、カミソリ負けに対する効果を判定した。
【００３２】各判定基準は以下の通りとした。「肌荒れ
に対する改善効果」 著効：症状の消失したもの 有効：症状の弱くなったもの やや有効：症状がやや弱くなったもの 無効：症状に変化を認めないもの
に対する改善効果」 著効：症状の消失したもの 有効：症状の弱くなったもの やや有効：症状がやや弱くなったもの 無効：症状に変化を認めないもの
【００３３】「カミソリ負けに対する改善効果」 著効：カミソリ負けの消失したもの 有効：カミソリ負けの弱くなったもの やや有効：カミソリ負けがやや弱くなったもの 無効：カミソリ負けに変化を認めないもの
【００３４】（判定） ◎：被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合（有効
率）が80％以上 ○：被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合（有効
率）が50％以上〜80％未満 △：被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合（有効
率）が30％以上〜50％未満 ×：被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合（有効
率）が30％未満
率）が80％以上 ○：被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合（有効
率）が50％以上〜80％未満 △：被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合（有効
率）が30％以上〜50％未満 ×：被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合（有効
率）が30％未満
【００３５】
【表３】
【００３６】「表３」から明らかなように、アルブチン
とノルジヒドログアイアレチン酸とを配合する本発明の
実施例１のローションは、ブランクの比較例１、比較例
２、比較例３のローションより、肌荒れ、カミソリ負け
に対して優れた改善効果を示した。
とノルジヒドログアイアレチン酸とを配合する本発明の
実施例１のローションは、ブランクの比較例１、比較例
２、比較例３のローションより、肌荒れ、カミソリ負け
に対して優れた改善効果を示した。
【００３７】以下の実施例２〜６の組成で常法により各
皮膚外用剤を製造したところ、いずれも良好な肌荒れ防
止・改善効果及び美白効果を得た。
皮膚外用剤を製造したところ、いずれも良好な肌荒れ防
止・改善効果及び美白効果を得た。
【００３８】 実施例２ 化粧水 重量％ アルブチン 30.0 ノルジヒドログアイアレチン酸 0.01 グリセリン 1.0 エタノール 7.0 ポリオキシエチレン（20モル）オレイルアルコールエーテル 0.5 メチルパラベン 0.05 クエン酸 0.01 クエン酸ナトリウム 0.1 香料 0.01 精製水 残部
【００３９】 実施例３ クリーム 重量％ セトステアリルアルコール 3.5 スクワラン 30.0 ミツロウ 3.0 還元ラノリン 5.0 エチルパラベン 0.3 ポリオキシエチレン（20モル）オレイルアルコールエーテル 2.0 ステアリン酸モノグリセリド 2.0 アルブチン 20.0 ノルジヒドログアイアレチン酸 3.0 グリセリン 15.0 香料 0.03 精製水 残部
【００４０】 実施例４ 乳液 重量％ POE(20)POP(2)セチルアルコールエーテル 1.0 シリコーンＫＦ96（20ｃｓ） 2.0 流動パラフィン 3.0 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2-アミノメチルプロパノール 0.1 アルブチン 7.0 ノルジヒドログアイアレチン酸 2.0 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 残部
【００４１】 実施例５ 乳液 重量％ POE(20)POP(2)セチルアルコールエーテル 1.0 シリコーンＫＦ96（20ｃｓ） 2.0 流動パラフィン 3.0 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2-アミノメチルプロパノール 0.1 アルブチン 0.1 ノルジヒドログアイアレチン酸 10.0 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 残部
【００４２】 実施例６ パック 重量％ アルブチン 10.0 ノルジヒドログアイアレチン酸 5.0 ポリビニルアルコール 10.9 プロピレングリコール 7.0 エタノール 10.0 メチルパラベン 0.05 香料 0.05 精製水 残部
【００４３】 実施例７ 口紅 重量％ マイクロクリスタリンワックス 1.0 ミツロウ 2.0 ラノリン 2.0 流動パラフィン 20.0 スクワラン 10.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン（20モル）ソルビタンモノオレイン酸エステル 4.0 アルブチン 1.0 ノルジヒドログアイアレチン酸 0.1 防腐剤・酸化防止剤 適量 香料 適量 精製水 残部
【００４４】 実施例８ 化粧水 重量％ 95％エタノール 25.0 ポリオキシエチレン（40モル）硬化ひまし油 4.0 防腐剤・酸化防止剤 適量 香料 適量 ジプロピレングリコール 12.0 グリセリン 5.0 アラビトール 7.0 アルブチン 0.5 ノルジヒドログアイアレチン酸 7.0 イオン交換水 残部
【００４５】
【発明の効果】本発明の皮膚外用剤は、皮膚に対する美
白効果に優れ、また肌荒れ防止、改善効果にも優れる安
全性の高いものであった。
白効果に優れ、また肌荒れ防止、改善効果にも優れる安
全性の高いものであった。
Claims (3)
- 【請求項１】 下記一般式で表されるハイドロキノンの
配糖体と、ノルジヒドログアイアレチン酸とを含有する
ことを特徴とする皮膚外用剤。 【化１】 ［式中、Ｒは五炭糖残基、六炭糖残基、アミノ糖残基、
ウロン酸残基又はそれらのメチル化物を示す］ - 【請求項２】 前記ハイドロキノンの配糖体を0.5〜20.
0重量％含有し、かつ前記ノルジヒドログアイアレチン
酸を0.01〜5.0重量％含有することを特徴とする請求項
１記載の皮膚外用剤。 - 【請求項３】 前記ハイドロキノンの配糖体がハイドロ
キノン-Ｄ-グルコース（一般名：アルブチン）であるこ
とを特徴とする請求項１または２記載の皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18812995A JPH0920610A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18812995A JPH0920610A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0920610A true JPH0920610A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=16218240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18812995A Withdrawn JPH0920610A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0920610A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2795321A1 (fr) * | 1999-06-28 | 2000-12-29 | Clarins Lab | Composition cosmetique pour le soin des peaux grasses a base d'extraits de plante |
| KR20200043406A (ko) | 2017-08-23 | 2020-04-27 | 이치마루 화루코스 가부시키가이샤 | 미백제, 미백용 피부 외용제 및 피부의 미백 방법 |
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1995
- 1995-06-30 JP JP18812995A patent/JPH0920610A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2795321A1 (fr) * | 1999-06-28 | 2000-12-29 | Clarins Lab | Composition cosmetique pour le soin des peaux grasses a base d'extraits de plante |
| KR20200043406A (ko) | 2017-08-23 | 2020-04-27 | 이치마루 화루코스 가부시키가이샤 | 미백제, 미백용 피부 외용제 및 피부의 미백 방법 |
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