JPH09205071A - ダイシング方法および装置 - Google Patents

ダイシング方法および装置

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JPH09205071A
JPH09205071A JP2996196A JP2996196A JPH09205071A JP H09205071 A JPH09205071 A JP H09205071A JP 2996196 A JP2996196 A JP 2996196A JP 2996196 A JP2996196 A JP 2996196A JP H09205071 A JPH09205071 A JP H09205071A
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JP
Japan
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blade
cutting
wafer
dicing
semiconductor wafer
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JP2996196A
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English (en)
Inventor
Koji Ishigaki
孝司 石垣
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 往復ともダウンカットする。 【解決手段】 ブレード19の回転軸18が水平面内で
180度反転し得る。往路切削時、ブレード19は切削
進行方向が下側になるように回転される。復路切削時、
ブレード19は回転軸18が180度反転された後に復
路方向に送られてウエハ1を切削する。180度反転後
に切削するため、復路切削時もブレード19は進行方向
が下側になるように回転される状態になる。次いで、ブ
レードが再び往路で切削する時ブレード19は回転軸が
再び180度反転された後に往路方向に送られてウエハ
1を切削する。この時も180度反転後に切削を開始す
るため、ブレード19は進行方向が下側になるように回
転される状態になる。 【効果】 ブレードは往路復路のいずれもダウンカット
するため、ダイシング状態は良好になる。しかも、ブレ
ードの回転は逆回転されないため、作業効率の低下は抑
制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイシング技術、
特に、ダイヤモンドブレードによってダイシングするホ
イールダイシング技術に関し、例えば、半導体装置の製
造工場において、半導体ウエハ(以下、ウエハとい
う。)をダイシングするのに利用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工場において、ウエハ
をペレットに分断する際には、ダイヤモンドブレード
(以下、ブレードという。)によってウエハをスクライ
ブラインに沿って切削するダイシング装置が広く使用さ
れている。すなわち、ダイシング装置は垂直面内で一方
向に回転されるように軸支されたブレードを備えてお
り、ブレードが回転されながら一のスクライブラインに
沿って往路移動されてウエハが一直線に切削され、次い
で、ブレードがウエハの切削面から離間された状態で早
送りにて復帰移動されるとともに、ウエハが所定ピッチ
だけ横に相対移動され、その後、この作動が繰り返され
ることにより、複数本のスクライブラインがブレードに
よって切削されるように構成されている。
【0003】ところで、ブレードによる切削方法には、
ブレードが切削して行く進行方向側が下側になるように
回転されるダウンカット法と、ブレードが切削して行く
進行方向側が上側になるように回転されるアッパカット
法とがある。ダウンカット法はアッパカット法に比べて
切削面の状態が良好になるとともに、ウエハ表面へのチ
ッピング等の影響が出にくいため、現在ではダウンカッ
ト法が主流になっている。ダイシング装置においてダウ
ンカット法によってウエハをダイシングするためには、
ブレードは進行方向側が下側になるように常に回転させ
る必要がある。そこで、従来のダイシング装置において
は、ブレードは往路だけで切削を実行し、復路では切削
を実行せずに単に復帰移動だけするように構成されてい
る。
【0004】なお、ダイシング技術を述べてある例とし
ては、株式会社工業調査会1986年11月20日発行
「電子材料1986年11月号別冊」P40〜P45、
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のダイシング装置
においては、ブレードは往路だけでしか切削を実行しな
いため、復路の戻り時間は無駄になってしまい、作業能
率が低下するという問題点がある。今後、ウエハの大径
化やペレットサイズの小形化が進展すると、切削が実行
されないブレードの戻り時間のロスはきわめて重大な問
題になる。
【0006】本発明の目的は、良好な切削状態を維持し
つつブレードの戻り時間のロスを解消することができる
ダイシング技術を提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0009】すなわち、ブレードが回転されながら回転
面内を半導体ウエハに対して相対的に往復移動されて半
導体ウエハがダイシングされるダイシング装置におい
て、ブレードの回転軸が半導体ウエハと平行な平面内で
180度反転するように構成されていることを特徴とす
る。
【0010】前記ブレードが往路において半導体ウエハ
を切削するに際しては、前記ブレードは切削して行く進
行方向が下側になるように回転される。次いで、前記ブ
レードが復路において半導体ウエハを切削するに際して
は、前記ブレードは回転軸が半導体ウエハの平行面内で
180度反転された後に、復路方向に相対的に送られて
半導体ウエハを切削する。ブレードの回転軸が180度
反転された後にブレードが切削を開始するため、この復
路の切削に際しても、ブレードは進行方向が下側になる
ように回転される状態になっている。次いで、前記ブレ
ードが再び往路において半導体ウエハを切削するに際し
ては、前記ブレードは回転軸が半導体ウエハの平行面内
で再び180度反転された後に、往路方向に相対的に送
られて半導体ウエハを切削する。そして、この時もブレ
ードの回転軸が180度反転された後にブレードが切削
を開始するため、この往路の切削に際しても、ブレード
は進行方向が下側になるように回転される状態になって
いる。
【0011】つまり、ブレードは往路復路のいずれにつ
いても切削して行く進行方向が下側になるように回転さ
れて、半導体ウエハをダイシングすることになる。そし
て、ダウンカット法はアッパカット法に比べて切削面の
状態が良好になるとともに、ウエハ表面へのチッピング
等の影響が出にくいため、往路復路のいずれについても
半導体ウエハのダイシング状態はきわめて良好になる。
しかも、ブレードの回転は逆回転される訳ではないた
め、作業効率の低下は抑制される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態である
ダイシング装置の主要部を示しており、(a)は往路の
切削中の一部切断正面図、(b)は復路の切削中の一部
切断正面図である。図2はそのダイシング装置の一部省
略斜視図である。
【0013】本実施形態において、本発明に係るダイシ
ング装置は、ブレードがダイシングする移動の往路復路
のいずれについても切削して行く進行方向が下側になる
ように回転された状態(ダウンカットの状態)で、ウエ
ハをダイシングするように構成されている。ダイシング
装置は被ダイシング物としてのウエハ1を保持するチャ
ックテーブル10を備えており、チャックテーブル10
は一方向(以下、Y方向とする。)にY方向移動装置1
1によって往復移動されるように構成されている。すな
わち、Y方向移動装置11は往路においてチャックテー
ブル10をウエハ1に設定されたスクライブラインのピ
ッチに対応してピッチ送り作動し、復路において早送り
作動するように構成されている。
【0014】チャックテーブル10の上方にはY方向に
直交する方向であるX方向にX方向移動装置13が水平
に敷設されており、X方向移動装置13はスタンド(図
示せず)に垂直方向(以下、Z方向ということがあ
る。)下向きに設備されたZ方向移動装置12によって
Z方向に往復移動されるように吊持されている。このX
方向移動装置13の間にはXテーブル14が水平に架橋
された状態で支持されており、X方向移動装置13はX
テーブル14を往路および復路のいずれについても安定
した速度をもって直線に連続移動させるようになってい
る。Xテーブル14の中央部における下面にはθテーブ
ル15が水平に設備されており、θテーブル15はロー
タリーアクチュエータ16によって水平面内で180度
回転されるように構成されている。すなわち、ロータリ
ーアクチュエータ16はθテーブル15を精密に180
度ずつ往復反転させるように構成されている。
【0015】θテーブル15の下面には断面コ字形状の
ブラケット17が垂直方向に垂下されて据え付けられて
おり、ブラケット17には回転駆動装置(図示せず)に
よって回転駆動される回転軸18がY方向に水平に軸架
されている。回転軸18の一端部にはブレード19が直
交するように交換可能に取り付けられており、ブレード
19はX方向の垂直面内に含まれるようになっている。
【0016】ロータリーアクチュエータ16の機枠外周
には反転精度検出センサ(以下、センサという。)が一
対、ブレード19が含まれた垂直面内においてブレード
19のY方向の両脇に位置するように配されて、垂直方
向下向きにそれぞれ据え付けられている。他方、ブラケ
ット17には反射板21が一対、ブレード19が含まれ
た垂直面内においてブレード19のY方向の両脇に位置
するように配されて、垂直方向上向きにそれぞれ据え付
けられている。センサ20は反射形フォトセンサによっ
て構成されており、反射板21からの反射光を検出する
ことによりブレード19が含まれた垂直面の基準位置に
対するずれ量を検出するようになっている。センサ20
はロータリーアクチュエータ16のコントローラ(図示
せず)に検出結果を送信するようになっており、ロータ
リーアクチュエータ16のコントローラは検出結果に基
づいてロータリーアクチュエータ16をフィードバック
制御するようになっている。
【0017】次に、前記構成に係るダイシング装置の作
用を説明することにより、本発明の一実施形態であるダ
イシング方法を説明する。
【0018】これからダイシングすべきウエハ1はチャ
ックテーブル10に他の場所で精密に位置決めされて保
持される。このウエハ1は半導体装置の製造工程におけ
る所謂前工程において半導体集積回路装置(IC)を碁
盤の目状に作り込まれることにより、スクライブライン
3をオリエンテーションフラット(以下、オリフラとい
う。)2に平行および直角に仮想的に形成されている。
【0019】これからダイシングすべきウエハ1を精密
に位置決めした状態で保持したチャックテーブル10が
Y方向移動装置11によって所定の位置に停止される
と、X方向移動装置13によってX方向テーブル14が
X方向の先頭位置に移動されるとともに、Y方向移動装
置11によってチャックテーブル10が移動されて最初
にダイシングすべき仮想上のスクライブライン3がブレ
ード19に位置合わせされる。
【0020】ブレード19がスクライブライン3に相対
的に位置合わせされると、Z方向移動装置12によって
ブレード19を支持した機体が全体的に下降されるとと
もに、X方向移動装置13によってXテーブル14がX
方向に所定の速度で送られる。この送り動作に伴って、
ブレード19が回転駆動装置によって所定の回転速度で
図1(a)の矢印Aに示されているように回転される
と、ウエハ1のスクライブライン3はブレード19によ
って切削されるため、ウエハ1には切削線4がスクライ
ブライン3に沿って形成されることになる。すなわち、
この往路の切削に際して、ブレード19は切削して行く
進行方向側が下側になるように回転されて、ウエハ1を
ダウンカットすることになる。
【0021】このようにブレード19が進行方向側が下
側になるように回転されてウエハ1がダウンカットされ
ると、切削面の状態が良好になるとともに、ウエハ1の
表面へのチッピング等の影響が出にくいため、ダイシン
グ後の切削状態はきわめて良好になる。
【0022】以上のようにしてウエハ1における最初の
スクライブライン3をダウンカットしたブレード19が
ウエハ1のX方向における反対側終端に達すると、Z方
向移動装置12によってブレード19を支持した機体全
体が上昇される。ブレード19がウエハ1から完全に離
れると、ロータリーアクチュエータ16によってθテー
ブル15が180度回転されることにより、ブレード1
9の回転軸18が水平面内で180度回転される。すな
わち、ブレード19が垂直軸を中心にして180度反転
されて、ブレード19の首尾が入れ換えられる。
【0023】ブレード19が180度反転されると、セ
ンサ20から反射板21に投光されてその反射光に基づ
いて反転精度が検出される。すなわち、センサ20は反
射光のずれ量から理想の180度反転後の目標位置と現
実の反転後の制御位置との誤差を求め、その誤差を解消
する補正値を演算する。検出結果に基づいて、ロータリ
ーアクチュエータ16のコントローラはθテーブル15
を微小回転させて目標位置に精密に位置させる。ちなみ
に、補正値の演算はセンサ20側で実行してもよいし、
ロータリーアクチュエータ16のコントローラ側で実行
してもよい。
【0024】次いで、Y方向移動装置11によってチャ
ックテーブル10が1ピッチ移動されて、次に切削すべ
き2本目のスクライブライン3がブレード19の回転面
に位置合わせされる。
【0025】以上のようにしてブレード19が精密に1
80度反転されるとともに、次のスクライブライン3が
ブレード19に位置合わせされると、Z方向移動装置1
2によってブレード19を支持した機体が全体的に下降
されるとともに、X方向移動装置13によってXテーブ
ル14が往路とは逆向きのX方向に所定の速度で送られ
る。この復路の送り動作に伴って、ブレード19が回転
駆動装置によって所定の回転速度で図1(b)の矢印B
に示されているように回転されると、ウエハ1のスクラ
イブライン3はブレード19によって切削されるため、
ウエハ1には切削線4がスクライブライン3に沿って形
成されることになる。すなわち、この復路の切削に際し
ても、ブレード19は切削して行く進行方向側が下側に
なるように回転されて、ウエハをダウンカットすること
になる。
【0026】このようにブレード19が復路においても
進行方向側が下側になるように回転されてウエハ1がダ
ウンカットされると、往路と同様に切削面の状態が良好
になるとともに、ウエハ1の表面へのチッピング等の影
響が出にくいため、ダイシング後の切削状態はきわめて
良好になる。
【0027】以上のようにしてウエハ1における2本目
のスクライブライン3をダウンカットしたブレード19
がウエハ1のX方向における先頭側端に達すると、Z方
向移動装置12によってブレード19を支持した機体全
体が上昇される。ブレード19がウエハ1から完全に離
反すると、ロータリーアクチュエータ16によってθテ
ーブル15が再び180度回転されることにより、ブレ
ード19の回転軸18が水平面内で180度回転され
る。すなわち、ブレード19が垂直軸を中心にして18
0度反転されて、ブレード19の首尾が元の状態に入れ
換えられる。
【0028】ブレード19が再び180度反転される
と、センサ20およびロータリーアクチュエータ16の
コントローラによる前述したフィードバック制御が再び
実施される。次いで、Y方向移動装置11によってチャ
ックテーブル10が1ピッチ移動されて、次に切削すべ
き3本目のスクライブライン3がブレード19に位置合
わせされる。
【0029】以降、前記作動が繰り返されて全てのスク
ライブライン3に沿って切削線4が順次形成されて行
く。そして、オリフラ2に直交するスクライブライン3
の全てについて切削線4が形成されると、チャックテー
ブル10が90度回転される。次いで、前記作動が繰り
返されてオリフラ2に平行なスクライブライン3の全て
について切削線4が形成されて行く。
【0030】前記実施形態によれば次の効果が得られ
る。 (1) ブレードを往路復路のいずれについても切削し
て行く進行方向が下側になるように回転させてウエハを
ダウンカットの状態で切削することにより、切削に際し
てウエハ表面にチッピング等の悪影響が発生するのを抑
制することができるため、往路復路のいずれについても
ウエハの切削後の状態を良好に維持することができる。
【0031】(2) ブレードの回転軸を水平面内で1
80度反転させることにより、往路復路のいずれについ
てもダウンカットするに際してブレードの回転を正逆回
転させなくて済むため、作業効率が低下するのを防止す
ることができる。
【0032】図3は本発明の実施形態2であるダイシン
グ装置を示す一部省略斜視図である。
【0033】本実施形態2が前記実施形態1と異なる点
は、1枚のブレードを180度反転させる代わりに、正
回転ブレード19Aおよび逆回転ブレード19Bが一直
線上に直列に並べられてそれぞれ設備されているととも
に、一対のZ方向移動装置12A、12Bによって各別
に昇降されるように構成されている点にある。
【0034】往路の切削に際して、正回転ブレード19
Aによってウエハ1がスクライブライン3に沿ってダウ
ンカットされる。次いで、復路の切削に際して、正回転
ブレード19Aが往路用Z方向移動装置12Aによって
上昇されてウエハ1から離反された後に、復路用Z方向
移動装置12Bによって逆回転ブレード19Bが下降さ
れ、ウエハ1の次のスクライブラインが逆回転ブレード
19Bによってダウンカットされる。本実施形態2にお
いても、ウエハ1は往路復路のいずれにおいてもダウン
カットされるため、前記実施形態1と同様の効果が得ら
れる。
【0035】図4は本発明の実施形態3であるダイシン
グ装置を示す一部省略斜視図である。
【0036】本実施形態3が前記実施形態1と異なる点
は、1枚のブレードを180度反転させる代わりに、正
回転ブレード19Aおよび逆回転ブレード19Bが互い
に平行に並べられてそれぞれ設備されているとともに、
一対のZ方向移動装置12A、12Bによって各別に昇
降されるように構成されている点にある。
【0037】往路の切削に際して、正回転ブレード19
Aによってウエハ1がスクライブライン3に沿ってダウ
ンカットされる。次いで、復路の切削に際して、正回転
ブレード19Aが往路用Z方向移動装置12Aによって
上昇されてウエハ1から離反された後に、復路用Z方向
移動装置12Bによって逆回転ブレード19Bが下降さ
れ、ウエハ1の次のスクライブライン3が逆回転ブレー
ド19Bによってダウンカットされる。本実施形態3に
おいても、ウエハ1は往路復路のいずれにおいてもダウ
ンカットされるため、前記実施形態1と同様の効果が得
られる。
【0038】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0039】例えば、ブレードとウエハとを相対的に移
動させる構成としては、前記実施形態の構造を使用する
に限らず、ダイシング条件等に対応して適宜設定するこ
とが望ましい。
【0040】ブレードを精密に180度反転させるため
の構成としては、前記構造を使用するに限らず、ブレー
ドとスクライブラインまたは切削線との平行度を測定す
る構造や、ブレードを予め想定した基準線に位置合わせ
する構造等を使用することができる。
【0041】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0042】ブレードを往路復路のいずれについても切
削して行く進行方向が下側になるように回転させてウエ
ハをダウンカットの状態で切削することにより、切削に
際してウエハ表面にチッピング等の悪影響が発生するの
を抑制することができるため、往路復路のいずれについ
てもウエハの切削後の状態を良好に維持することができ
る。
【0043】往路復路のいずれについてもダウンカット
するに際して、ブレードの回転を正逆回転させなくて済
むため、作業効率が低下するのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるダイシング装置の主
要部を示しており、(a)は往路の切削中の一部切断正
面図、(b)は復路の切削中の一部切断正面図である。
【図2】そのダイシング装置の一部省略斜視図である。
【図3】本発明の実施形態2であるダイシング装置を示
す一部省略斜視図である。
【図4】本発明の実施形態3であるダイシング装置を示
す一部省略斜視図である。
【符合の説明】
1…ウエハ、2…オリフラ、3…スクライブライン、4
…切削線、10…チャックテーブル、11…Y方向移動
装置、12…Z方向移動装置、13…X方向移動装置、
14…Xテーブル、15…θテーブル、16…ロータリ
ーアクチュエータ、17…ブラケット、18…回転軸、
19…ブレード、20…反転精度検出センサ、21…反
射板、12A…往路用Z方向移動装置、12B…復路用
Z方向移動装置、19A…正回転ブレード、19B…逆
回転ブレード。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレードが回転されながら回転面内を半
    導体ウエハに対して相対的に往復移動されて半導体ウエ
    ハがダイシングされるダイシング方法において、 前記ブレードは前記相対移動の往路復路のいずれについ
    てもダイシングする進行方向が下側になるように回転さ
    れた状態で、半導体ウエハをダイシングすることを特徴
    とするダイシング方法。
  2. 【請求項2】 ブレードが回転されながら回転面内を半
    導体ウエハに対して相対的に往復移動されて半導体ウエ
    ハがダイシングされるダイシング装置において、 前記ブレードは前記相対移動の往路復路のいずれについ
    てもダイシングする進行方向が下側になるように回転さ
    れた状態で、半導体ウエハをダイシングするように構成
    されていることを特徴とするダイシング装置。
  3. 【請求項3】 ブレードの回転軸が半導体ウエハと平行
    な平面内で180度反転するように構成されていること
    を特徴とする請求項2に記載のダイシング装置。
  4. 【請求項4】 回転面が少なくとも互いに平行な一対の
    ブレードを備えており、両ブレードが互いに正逆方向に
    回転するようにそれぞれ構成されていることを特徴とす
    る請求項2に記載のダイシング装置。
JP2996196A 1996-01-24 1996-01-24 ダイシング方法および装置 Pending JPH09205071A (ja)

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