JPH09204791A - 半導体記憶装置およびそのアドレス登録方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびそのアドレス登録方法

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JPH09204791A
JPH09204791A JP1000196A JP1000196A JPH09204791A JP H09204791 A JPH09204791 A JP H09204791A JP 1000196 A JP1000196 A JP 1000196A JP 1000196 A JP1000196 A JP 1000196A JP H09204791 A JPH09204791 A JP H09204791A
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JP
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electrode
address
capacitor
defective
terminal
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JP1000196A
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Tomoya Kawagoe
知也 河越
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/70Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring
    • G11C29/78Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices
    • G11C29/785Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices with redundancy programming schemes
    • G11C29/789Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices with redundancy programming schemes using non-volatile cells or latches

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  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 不揮発性メモリにおいてレイアウト面積を低
減し工程数の増加なしに不良アドレスを登録し欠陥メモ
リセルの置換が可能な半導体記憶装置およびその不良ア
ドレス登録方法を提供する。 【解決手段】 メモリセル111のキャパシタCsと、
不良アドレス検知部分回路101のキャパシタC1,C
2とが同一工程で形成され、電源端子103によりVc
c×2が、1/2Vcc端子105によりVcc×2+
δが与えられると、キャパシタC1,C2に電荷がチャ
ージされ、キャパシタC2に紫外光が照射されると電極
CPC1,CPC2に電荷−Qが取残され、フローティ
ング状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置お
よびそのアドレス登録方法に関し、特に、メモリセルの
欠陥を置換するための冗長構成を有する半導体記憶装置
およびそのアドレス登録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、DRAMなどの半導体記憶装置
は、複数のワード線と、複数のビット線と、それらの各
交点に設けられた複数のメモリセルとを備えている。そ
して、外部アドレスにより選択されたワード線およびビ
ット線の交点にあるメモリセルにおいて、データが読み
書きされる。
【0003】冗長構成を有する半導体記憶装置では、メ
モリセルに欠陥がある場合、その欠陥メモリセルのアド
レスをアドレス回路に登録し、そのアドレスが選択され
ると、冗長構成内の欠陥メモリセル救済用の予備のメモ
リセルによって欠陥メモリセルが置換されるようになっ
ている。
【0004】図7は、特公平5−78187号公報に開
示されている従来の半導体記憶装置(DRAM)の不良
アドレス登録回路500およびその周辺回路を示す回路
図である。
【0005】図7を参照して、DRAM内のビット線B
Lに接続されたメモリセルに欠陥があるものとする。予
備のビット線SBLは、図示しない予備のメモリセルに
接続されている。
【0006】ビット線BLは絶縁ゲート電界効果トラン
ジスタ(以下、FETと称す)Q1のソース電極に接続
され、予備のビット線SBLはFETQ2 のソース電極
に接続されている(図7中のFETはすべてNチャネル
エンハンスメント型とする)。FETQ1 ,Q2 のドレ
イン電極はともに入出力線I/Oに接続されている。F
ETQ1 のゲート電極はノードN2 に接続され、ノード
2 はヒューズFNBの一方電極に接続され、ヒューズF
NBの他方電極はFETQ3 のソース電極に接続されてい
る。FETQ2 のゲート電極はノードS2 に接続され、
ノードS2 はFETQ4 のソース電極に接続されてい
る。FETQ3 のゲート電極はFETQ5のドレイン電
極に接続され、FETQ5 ,Q6 のゲート電極は電源電
圧Vccが与えられている。
【0007】FETQ3 ,Q4 のドレイン電極には信号
φ2 が入力されている。FETQ5のソース電極はノー
ドN1 に接続され、ノードN1 にはFETQ7 のソース
電極およびFETQN0〜QNnのドレイン電極が接続され
ている。FETQ6 のソース電極はノードS1 に接続さ
れ、ノードS1 にはFETQ2 のソース電極およびヒュ
ーズFS0〜FS2n の一方電極が接続されている。ヒュー
ズFS0〜FS2n の他方電極はそれぞれFETQS0〜Q
S2n のうち対応するFETのドレイン電極に接続され、
FETQS0〜QS2n のゲート電極にはそれぞれ図示しな
いアドレスバッファの出力信号の1ビット(以下、アド
レスと称す)A0 ,/A0 (/は相補であることを示す
バーを表わす),…,An ,/An が入力され、ソース
電極は共通に接地電位Vssに接続されている。FET
N0〜QNnのゲート電極にはアドレスAx (X=0,
1,…,n)またはアドレスAx と相補的なアドレス/
x のうちのいずれか一方が入力される。
【0008】不良アドレス登録回路500は、アドレス
信号Ax およびそれと相補なアドレス信号/Ax に対応
する2n個の不良アドレス部分回路501とVcc電源
に接続されたFETQ8とを備えている。図7では、ア
ドレス信号AO に対応する不良アドレス検知回路501
が代表として示されている。
【0009】図5中には、アドレスA0 ,A1 ,…,A
n が入力された場合を示している。FETQN0〜QNn
ソース電極は共通に接地電位Vssに接続されている。
FETQ7 ,Q8 のゲート電極には信号φ1 が入力さ
れ、ドレイン電極は電源電圧Vccが与えられている。
【0010】図8は、図7の不良アドレス登録回路50
0およびその周辺回路の動作を説明するための電圧波形
図である。
【0011】図7の回路の動作を図8の電圧波形図を用
いて説明する。図8は、欠陥メモリセルを予備のメモリ
セルで置換する前の電圧波形を示している。
【0012】図8において、時刻t0 ,t1 では信号φ
1 は“論理ハイレベル(以下、Hと略す)”であり、ノ
ードN1 は“H”にプリチャージされている。時刻t2
でアドレス/A0 ,/A1 ,…,/An が“H”にな
る。このとき、アドレスA0 ,A1 ,…,An は“論理
ローレベル(以下、Lと略す)”のままであり、ノード
1 は“H”に保持される。したがって、FETQ5
オンする。
【0013】時刻t3 で信号φ2 が“H”になると、セ
ルフプートストラップ効果により信号φ2 の電位がその
ままノードN2 に伝わりFETQ1 がオンして、ビット
線BLが選択され入出力線I/Oと接続される。一方、
時刻t2 でアドレス/A0 ,/A1 ,…,/An
“H”になったとき、FETQS1,QS3,…,QS2n-1
がオンしてノードS1 は放電され、予備のビット線SB
Lは選択されない。
【0014】ビット線BLに接続されたメモリセルに欠
陥がある場合には、ビット線BLが予備のビット線SB
Lで置換される。このためには、FETQS1〜QS2n
ゲート電極の接続がFETQN1〜QNnのゲート電極の接
続と同一になるように、ヒューズが切断される。
【0015】第7図の場合には、ヒューズFS1,FS3
…,FS2n が切断され、さらに、ヒューズFNBが切断さ
れる。切断後は、時刻t2 においてノードN1 ,S1
ともに“H”であれば、時刻t3 で信号φ2 が“H”に
なると、ノードS2 は“H”になって予備のビット線S
BLが選択される。ヒューズFNBが切断されているため
ノードN2 は“H”にならず、ビット線BLは選択され
ない。
【0016】従来の不良アドレス登録回路に含まれてい
るヒューズは、ポリシリコン(p−Si)などの材質で
形成されている。これらのヒューズがレーザ光を用いて
溶断されることによって、不良アドレスが登録される。
【0017】揮発性メモリであるDRAMとは異なり、
電気的な書込が可能な不揮発性メモリ(以下、EPRO
Mと称す)においては、ヒューズの代わりにフローティ
ングゲートを有する不揮発性メモリセルが不良アドレス
の登録に用いられている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7お
よび8に示したように、ヒューズを用いて不良アドレス
の登録が行なわれる場合、ヒューズが溶断されたとき、
溶断されたヒューズ上部にすり鉢状の穴があき、ヒュー
ズ上部近傍における配線に損傷が及ぶことがある。これ
を防ぐために、ヒューズ周辺部にはトランジスタ等の回
路素子や配線を避けて配置する必要があり、ヒューズを
構成するのに広いレイアウト面積を占有してしまうとい
う問題点があった。
【0019】一方、EPROMなどのように、ヒューズ
を用いずフローティングゲートを有する不揮発性メモリ
セルを不良アドレスの登録に用いる方法をDRAMなど
の不揮発性メモリで使用するには、不揮発性メモリセル
(フローティングゲート)を形成するための工程が必要
となり、製造工程数が増加するという問題点があった。
【0020】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、DRAMなどの揮発性メモリに
おいて、レイアウト面積が低減され、かつ製造工程数の
増加のない不良アドレスを登録し欠陥メモリセルを予備
のメモリセルと置換することが可能な半導体記憶装置お
よびその不良アドレス登録方法を提供する。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体記憶装
置は、各々が、セルプレート電極と、ストレージノード
電極と、セルプレート電極とストレージノード電極との
間に形成された誘電層とを有するキャパシタを含む複数
のメモリセルと、各々が、外部アドレスの1つのビット
またはそれと相補的なビットに対応して設けられ、複数
のメモリセルのうちの欠陥のメモリセルを示す不良アド
レスが登録可能であって、外部アドレスが不良アドレス
と一致するか否かを検知する複数のアドレス検知手段
と、を設けたものであり、複数のアドレス検知手段の各
々は、セルプレート電極と同一層で形成されたフローテ
ィング電極と、ストレージノード電極と同一層で形成さ
れた固定電極と、複数のメモリセルのキャパシタの誘電
層と同一層で形成されフローティング電極と固定電極と
の間に形成された誘電層とを有するキャパシタを含む。
【0022】請求項2の半導体記憶装置は、各々が、セ
ルプレート電極と、ストレージノード電極と、セルプレ
ート電極とストレージノード電極との間に形成された誘
電層とを有するキャパシタを含む複数のメモリセルと、
各々が、外部アドレスの1つのビットまたはそれと相補
的なビットに対応して設けられ、複数のメモリセルのう
ちの欠陥のメモリセルを示す不良アドレスが登録可能で
あって、外部アドレスが不良アドレスと一致するか否か
を検知する複数のアドレス検知手段と、中間電位発生手
段と、第1の端子と、第2の端子とを設けたものであ
り、第1の端子に接続された一方電極を有する第1のキ
ャパシタと、第1のキャパシタの他方電極に接続された
一方電極を有する第2のキャパシタと、第2のキャパシ
タの他方電極に接続された第1のセンスノードと第2の
センスノードとを有するセンスアンプと、センスアンプ
の第2のセンスノードに接続された一方電極と第1の端
子に接続された他方電極とを有する第3のキャパシタ
と、接地されたソース/ドレイン電極とアドレスの対応
する1ビットを受けるゲート電極とを有する第1のMO
Sトランジスタと、第1のMOSトランジスタのもう1
つのソース/ドレイン電極に接続されたソース/ドレイ
ン電極とセンスアンプの第2のセンスノードに接続され
たゲート電極とを有する第2のMOSトランジスタとを
含み、複数のアドレス検知手段の第2のMOSトランジ
スタのもう1つのソース/ドレイン電極は共通に接続さ
れている。
【0023】請求項3に係る半導体記憶装置は、各々
が、セルプレート電極と、ストレージノード電極と、セ
ルプレート電極とストレージノード電極との間に形成さ
れた誘電層とを有するキャパシタを含む複数のメモリセ
ルと、各々が、外部アドレスの1つのビットまたはそれ
と相補的なビットに対応して設けられ、複数のメモリセ
ルのうちの欠陥のメモリセルを示す不良アドレスが登録
可能であって、外部アドレスが不良アドレスと一致する
か否かを検知する複数のアドレス検知手段と、登録用端
子とを設けたものであり、複数のアドレス検知手段の各
々は、セルプレート電極と同一層で形成されたフローテ
ィング電極と、ストレージノード電極と同一層で形成さ
れた固定電極と、複数のメモリセルのキャパシタの誘電
層と同一層で形成されフローティング電極と固定電極と
の間に形成された誘電層とを有するキャパシタと、フロ
ーティング電極に接続されたゲート電極を有する第1の
MOSトランジスタと、接地されたソース/ドレイン電
極と第1のMOSトランジスタのソース/ドレイン電極
に接続されたドレイン電極と外部アドレスの対応する1
ビットを受けるゲート電極とを有する第2のMOSトラ
ンジスタとを含み、複数の不良アドレス検知手段のキャ
パシタの固定電極の各々は、対応する登録用端子に接続
されており、複数の不良アドレス検知手段の第1のMO
Sトランジスタのもう1つのソース/ドレイン電極は共
通に接続されている。
【0024】請求項4に係る半導体記憶装置の不良アド
レス登録方法は、各々が、セルプレート電極と、ストレ
ージノード電極と、セルプレート電極とストレージノー
ド電極との間に形成された誘電層とを有するキャパシタ
を含む複数のメモリセルと、各々が、外部アドレスの1
つのビットまたはそれと相補的なビットに対応して設け
られ、複数のメモリセルのうちの欠陥のメモリセルを示
す不良アドレスが登録可能であって、外部アドレスが不
良アドレスと一致するか否かを検知する複数の不良アド
レス検知手段と、第1の端子、第2の端子とを設け、複
数の不良アドレス検知手段の各々は、外部電源に接続さ
れた一方電極を有する第1のキャパシタと、第1のキャ
パシタの他方電極に接続された一方電極を有する第2の
キャパシタと、第2のキャパシタの他方電極に接続され
た第1のセンスノードと第2のセンスノードとを有する
センスアンプと、センスアンプの第2のセンスノードに
接続された一方電極と第1の端子に接続された他方電極
とを有する第3のキャパシタと、接地されたソース/ド
レイン電極とアドレスの対応する1ビットを受けるゲー
ト電極とを有する第1のMOSトランジスタと、第1の
MOSトランジスタのもう1つのソース/ドレイン電極
に接続されたソース/ドレイン電極とセンスアンプの第
2のセンスノードに接続されたゲート電極とを有する第
2のMOSトランジスタとを含み、複数の不良アドレス
検知手段の第2のMOSトランジスタのもう1つのソー
ス/ドレイン電極は共通に接続されている半導体記憶装
置の不良アドレス登録方法であって、第1のキャパシタ
の固定電極に所定の電圧を印加するステップと、第2の
キャパシタの固定電極に所定の電圧より高い電圧を印加
するステップと、紫外光を第2のキャパシタに照射する
ステップとを設けたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0026】(1) 実施の形態1 図1は、本発明の半導体記憶装置の実施形態1の不良ア
ドレス登録回路100の構成を示すブロック図である。
【0027】図1を参照して、不良アドレス登録回路1
00は、外部アドレスの1ビットA X (X=0,1,
…,n)、または、それと相補なアドレスのビット/A
X (X=0,1,…,n)に対応して設けられた2(n
+1)個の不良アドレス検知回路101と、電源(Vc
c)端子103と、(1/2)Vcc端子105とを備
えている。
【0028】電源(Vcc)端子103および(1/
2)Vcc端子105は、2(n+1)個の不良アドレ
ス検知回路101に共通に接続されている。
【0029】また、不良アドレス検知回路101の各々
は、ノードNd1で共通に接続されている。
【0030】不良アドレス検知回路101と電源(Vc
c)端子103とにより構成された回路を基本構成回路
102とし、図1には、代表として、外部アドレスAX
に対応する基本構成回路102を番号で示す。
【0031】図1の不良アドレス登録回路100は、図
7に示した従来の不良アドレス登録回路500に相当
し、図1の不良アドレス検知回路101は、図7に示し
た従来の不良アドレス検知回路501に相当する。
【0032】図2は、図1の基本構成回路102と、D
RAMのメモリセル111と、それらの周辺回路とを示
す回路図である。
【0033】図2を参照して、DRAMに設けられた基
本構成回路102は、不良アドレスの1ビットが登録さ
れ、入力された外部アドレスの対応する1ビットと一致
するか否かを検知する不良アドレス検知回路101と、
電源電圧Vccが供給される電源(Vcc)端子103
とを含む。周辺回路には、(1/2)Vcc端子105
と、(1/2)Vcc電位発生回路107と、センスア
ンプ109と、センスアンプ109を駆動するセンスア
ンプ駆動回路113と、メモリセル111に接続された
ワード線WLと、センスアンプ109に接続されたビッ
ト線対の一方のビット線BLと、他方のビット線/BL
とが含まれている。
【0034】不良アドレス検知回路101は、キャパシ
タC1,C2,C3と、センスアンプ121と、Pチャ
ネルMOSトランジスタ(以下、PMOSトランジスタ
と略す)Qx1と、NチャネルMOSトランジスタ(以
下、NMOSトランジスタと略す)Qx6とを含む。セ
ンスアンプ121は、PMOSトランジスタQx2,Q
x3と、NMOSトランジスタQx4,Qx5とを含
む。
【0035】メモリセル111は、キャパシタCsと、
NMOSトランジスタQsとを含む。
【0036】不良アドレス検知回路101において、キ
ャパシタC1のフローティング電極CPC1はキャパシ
タC2のフローティング電極CPC2に接続されてい
る。キャパシタC2の固定電極SNC2は、センスアン
プ121のセンスノードNsnに接続されている。キャ
パシタC3の一方電極はセンスアンプ121のセンスノ
ードNgに接続され、他方電極は(1/2)Vcc電位
発生回路107に接続されている。PMOSトランジス
タQx6のゲート電極はセンスノードNgに接続され、
ドレイン電極はNMOSトランジスタQx1のドレイン
電極に接続されている。NMOSトランジスタのゲート
電極は外部アドレスの1ビットAX または/AX を受
け、ソース電極は接地されている。
【0037】外部アドレスの各ビットに対応する不良ア
ドレス検知回路101の各々のPMOSトランジスタの
ソース電極はノードNd1で共通に接続され、不良アド
レス登録回路100を構成している。
【0038】センスアンプ121において、PMOSト
ランジスタQx2およびPMOSトランジスタQx3の
ソース電極は電源電位入力やノードN1に接続されてい
る。PMOSトランジスタQx2のドレイン電極はNM
OSトランジスタQx4のドレイン電極に接続されてい
る。PMOSトランジスタQx2およびNMOSトラン
ジスタQx4のゲート電極とPMOSトランジスタQx
3およびNMOSトランジスタQx5のドレイン電極と
はセンスノードNgに接続されている。PMOSトラン
ジスタQx3およびNMOSトランジスタQx5のゲー
ト電極とPMOSトランジスタQx2およびNMOSト
ランジスタQx4のドレイン電極とはセンスノードNs
nに接続されている。NMOSトランジスタQx4,Q
s5のソース電極は接地されている。
【0039】電源(Vcc)端子103は、不良アドレ
ス検知回路101のキャパシタC1の固定電極SNC1
と、センスアンプ121の電源電位入力ノードNd2と
に接続されている。
【0040】メモリセル111において、キャパシタC
sのストレージノード電極SNCsはNMOSトランジ
スタQsのソース電極に接続されている。NMOSトラ
ンジスタQsのゲート電極はワード線WLに接続され、
ドレイン電極はビット線/BLに接続されている。
【0041】(1/2)Vcc電位発生回路107は、
不良アドレス検知回路101のキャパシタC3の他方端
子と、メモリセル111のキャパシタCsのセルプレー
ト電極CPsと、(1/2)Vcc端子105と、DR
AM内のその他の回路115とに接続されている。セン
スアンプ109の駆動ノードNd3および駆動ノードN
d4はセンスアンプ駆動回路113に接続され、センス
ノードNd5はビット線BLに、センスノードNd6は
ビット線/BLに接続されている。
【0042】電源(Vcc)端子103は、一般的なD
RAMに備わっているもので、外部から不良アドレス検
知回路101、(1/2)Vcc電位発生回路107、
およびDRAM内のその他の回路115に電源電位(V
cc)を供給する。
【0043】(1/2)Vcc電位発生回路107は、
電源電位(Vcc)の1/2電位を発生するための回路
であって、DRAM内のその他の回路115に接続さ
れ、(1/2)Vcc電位を供給するとともに、メモリ
セル111を構成するコンデンサCsのセルプレート電
極CPCsを(1/2)Vcc電位にするために主に用
いられ、一般的なDRAMに備わっているものである。
【0044】図3は、図2のメモリセル111に含まれ
ているキャパシタCsと不良アドレス検知回路101に
含まれているキャパシタC1,C2との構造を示す断面
図であり、(a)はメモリセル111の断面図であり、
(b)は不良アドレス検知回路101のキャパシタC
1,C2の部分の断面図である。
【0045】図3(a)を参照して、メモリセル111
において、半導体基板201上にNMOSトランジスタ
Qsのソース/ドレイン電極であるnウェル203,2
05が形成されている。半導体基板201とnウェル2
03,205との上に絶縁層207が形成される。絶縁
層207上に導電層209が形成され、これがビット線
/BLとなる。また、絶縁層207内部において、nウ
ェル203とnウェル205との間の上部にNMOSト
ランジスタQsのゲート電極211(ワード線WLを構
成する)が形成されている。導電層209上には絶縁層
207と同じ絶縁体からなる絶縁層207′が形成され
ている。ここで、エッチングにより絶縁層207′,2
07にnウェル205に達するコンタクトホールが形成
され、コンタクトホール上に導電層213が形成され
る。導電層213は、エッチングによりコンタクトホー
ルとその近傍を残して削られ、これがキャパシタCsの
ストレージノード電極SNCsとなっている。導電層2
07′と導電層213(ストレージノード電極SNC
s)との上には、100Å程度の厚さを有する誘電層2
15が形成され、エッチングによりストレージノード電
極SNCsを被覆する部分を残して削られている。導電
層207′と誘電層215との上には導電層217が形
成され、これがキャパシタCsのセルプレート電極CP
Csとなっている。
【0046】次に、図3(b)を参照して、半導体基板
201上にnウェル219,221が形成されている。
半導体基板201とnウェル219,221との上にメ
モリセル111と同一の工程で絶縁層207が形成され
ている。エッチングにより絶縁層207にnウェル21
9,221に達するコンタクトホールがそれぞれ形成さ
れ、その上にメモリセル111のストレージノード電極
SNCsと同一の工程で導電層213が形成される。エ
ッチングによりnウェル219上に形成されたコンタク
トホールとその近傍およびnウェル221上に形成され
たコンタクトホールとその近傍を残して導電層213は
削られ、それぞれキャパシタC1の固定電極SNC1お
よびキャパシタC2の固定電極SNC2となっている。
メモリセル111のキャパシタCsの誘電層215と同
じ厚さを有することを利用して、絶縁層207と導電層
213(固定電極SNC1,SNC2)との上に、メモ
リセル111のキャパシタCsの導電層215と同一の
工程で誘電層215が形成され、エッチングにより固定
電極SNC1,SNC2を被覆する部分を残して削られ
ている。そして、絶縁層207と誘電層215との上
に、メモリセル111のセルプレート電極CPCsと同
一の工程で導電層217が形成され、エッチングにより
誘電層215を被覆する部分を残して削られる。これ
が、キャパシタC1,C2のフローティング電極CPC
1,CPC2となっている。
【0047】このようにして、メモリセル111のキャ
パシタCsのストレージノード電極SNCsと不良アド
レス検知回路101のキャパシタC1,C2の固定電極
SNC1,SNC2とが同一工程で形成され、メモリセ
ル111のキャパシタCsのセルプレート電極CPCs
と、不良アドレス検知回路101のキャパシタC1,C
2のフローティング電極CPC1,CPC2とが同一工
程で形成され、キャパシタCsのストレージノード電極
SNCsとセルプレート電極CPCsとの間の誘電層
と、キャパシタC1,C2の電極間の誘電層とが同一工
程で形成されるので、メモリセル111を形成する過程
で、必要な回路を形成することができ、製造工程の追加
が不要である。
【0048】次に、この不良アドレス検知回路101に
おける従来のヒューズ切断に相当する工程と通常動作時
の動作について説明する。
【0049】 従来のヒューズ切断に相当する工程 不良アドレス検知回路101を、従来の不良アドレス検
知回路においてヒューズが切断された状態と同じ状態に
する場合、下記の工程を行なう。
【0050】工程1:電源(Vcc)端子103から電
源電位Vccが供給されていない状態で、デバイス(D
RAM)に紫外光が照射される。これにより、デバイス
の製造工程で、キャパシタC1のフローティング電極C
PC1およびキャパシタC2のフローティング電極CP
C2に蓄積されていた電子は放電される(初期化)。
【0051】工程2:電源(Vcc)端子103から与
えられる電位がVcc×2に上げらる。
【0052】工程3:かつ、(1/2)Vcc端子10
5から電源(Vcc)端子103の電位よりも8高い電
位Vcc×2+δが与えられる。
【0053】これにより、PMOSトランジスタQx3
とNMOSトランジスタQx4とがオンし、PMOSト
ランジスタQx2とNMOSトランジスタQx5とがオ
フする。そして、キャパシタC1の固定電極SNC1お
よびキャパシタC2のフローティング電極CPC2には
+Qの電荷がチャージされ、キャパシタC1のフローテ
ィング電極CPC1およびキャパシタC2の固定電極S
NC2には−Qの電荷がチャージされる。ここで、電荷
Qは、Q=Vcc×(キャパシタC1の容量)である。
【0054】工程4:NMOSトランジスタQx4がオ
ンしているこの状態で、キャパシタC2だけに紫外光が
照射される。すると、キャパシタC2のフローティング
電極CPC2の電荷+Qおよび固定電極SNC2の電荷
−Qがディスチャージされる。紫外光の照射が停止され
ると、キャパシタC1のフローティング電極CPC1お
よびキャパシタC2のフローティング電極CPC2に電
荷−Qが取残される。これがフローティングノードとし
て働く。
【0055】ヒューズ切断が行なわれていないのに相当
する状態にする場合は、工程1〜3のみが行なわれ、工
程4は行なわれない。
【0056】たとえば、図1の不良アドレス登録回路1
00において、不良アドレスA0 ,A1 ,…,AX
…,Anが登録される場合には、/A0 ,/A1 ,…,
/AX,…,/Anを受ける不良アドレス検知回路10
1のキャパシタC2にのみ、選択的に紫外光が照射され
る。
【0057】 デバイスの通常動作時の回路動作 デバイスが通常動作を行なっているとき、電源(Vc
c)端子103からは電源電位Vccが与えられる。ま
た、(1/2)Vcc端子105は開放されている。
【0058】キャパシタC1のフローティング電極CP
C1およびキャパシタC2のフローティング電極CPC
2にチャージされている電荷がゼロのとき(ヒューズ切
断が行なわれていない場合に相当する)、(1/2)V
cc電位発生回路107の電源が立上がる過程におい
て、キャパシタC3を介して(1/2)Vcc電位発生
回路107に接続されているセンスノードNgの電位
は、カップリングにより(1/2)Vccとなる。ま
た、電源(Vcc)端子103の電源が立上がる過程に
おいて、直列に接続されたキャパシタC1,C2を介し
て電源(Vcc)端子103に接続されているセンスノ
ードNsnの電位は、カップリングによりVccとな
る。
【0059】これにより、PMOSトランジスタQx2
とNMOSトランジスタQx5とがオンし、PMOSト
ランジスタQx3とNMOSトランジスタQx4とがオ
フする。よって、電源(Vcc)端子103の電位が完
全に立上がりVccになると、センスノードNgの電位
は接地電位になり、PMOSトランジスタQx6はオン
して、従来におけるヒューズ切断が行なわれていない場
合に相当する状態となる。
【0060】一方、キャパシタC1のフローティング電
極CPC1およびキャパシタC2のフローティング電極
CPC2に電荷−Qがチャージされているとき(従来の
不良アドレス検知回路におけるヒューズ切断が行なわれ
ている場合に相当する)、センスノードNsnは電源
(Vcc)端子103から与えられる電源電位よりVc
c低い電位に保持される。そのため、電源(Vcc)端
子103の電源が立上がる過程において、PMOSトラ
ンジスタQx3とNMOSトランジスタQx4とがオン
し、PMOSトランジスタQx2とNMOSトランジス
タQx5とがオフする。よって、センスノードNgの電
位はVccとなり、PMOSトランジスタQx6はオフ
して、従来におけるヒューズ切断が行なわれている場合
に相当する状態となる。
【0061】以上のように、本発明の実施の形態1の半
導体記憶装置の不良アドレス検知回路は、紫外光照射を
利用することによって、ヒューズの切断なしに、不良ア
ドレスが登録されるため、ヒューズの溶断により、配線
や回路素子などが損傷を受けることがなく、ヒューズ部
分に必要であった広いレイアウト面積が不要となる。
【0062】また、DRAMのメモリセルに含まれてい
るキャパシタと同一の層で不良アドレス検知回路に含ま
れているキャパシタが形成され、製造工程の追加なしに
フローティングなノードを有する不揮発性メモリを構成
することが可能となる。
【0063】したがって、DRAMなどの揮発性メモリ
において、レイアウト面積が低減され、かつ、製造工程
数の増加のない不良アドレスを登録し欠陥メモリセルを
予備のメモリセルとの置換することが可能な半導体記憶
装置およびその不良アドレス登録方法を提供することが
可能となる。
【0064】(2) 実施の形態2 図4は、本発明の半導体記憶装置の実施の形態2の不良
アドレス登録回路300の構成を示すブロック図であ
る。
【0065】図4を参照して、不良アドレス登録回路3
00は、外部アドレスの1ビットA X (X=0,1,
…,n)、または、それと相補なアドレスのビット/A
X (X=0,1,…,n)に対応して設けられた2(n
+1)個の不良アドレス検知回路301と、登録用端子
303とを備えている。
【0066】登録用端子303は、2(n+1)個の不
良アドレス検知回路301に共通に接続されている。
【0067】また、不良アドレス検知回路の各々は、ノ
ードNd1で共通に接続されている。
【0068】不良アドレス検知回路301と登録用端子
303とにより構成された回路を基本構成回路302と
し、図4には、代表として、外部アドレスAX に対応す
る基本構成回路302を番号で示す。
【0069】図4の不良アドレス登録回路300は、図
7に示した従来の不良アドレス登録回路500に相当
し、図4の不良アドレス検知回路301は、図7に示し
た従来の不良アドレス検知回路501に相当する。
【0070】図5は、図4の基本構成回路302を示す
回路図である。基本構成回路302は、不良アドレス検
知回路301と、登録用端子303とを備えている。
【0071】不良アドレス検知回路301は、キャパシ
タC4と、PMOSトランジスタQx7と、NMOSト
ランジスタQx1とを備えている。
【0072】不良アドレス検知回路301において、キ
ャパシタC4のフローティング電極CPC4は、PMO
SトランジスタQx7のゲート電極に接続されている。
PMOSトランジスタQx7のドレイン電極はNMOS
トランジスタQx1のドレイン電極に接続されている。
NMOSトランジスタQx1のソース電極は接地され、
ゲート電極は外部アドレスの1ビットAX を受ける。
【0073】登録用端子303は、不良アドレス検知回
路301に含まれているキャパシタC4の固定電極SN
C4に接続されている。
【0074】外部アドレスの各ビットに対応して設けら
れた不良アドレス検知回路301の各々のPMOSトラ
ンジスタのソース電極は、ノードNd1で共通に接続さ
れている。
【0075】図4のNMOSトランジスタQx1、外部
アドレスの1ビットAX 、およびノードNd1は、それ
ぞれ図7のNMOSトランジスタQS0〜QS2n 、アドレ
スの1ビットAX ,AX (X=0,1,…,n)、およ
びノードS1 、図1のNMOSトランジスタQx1、ア
ドレスの1ビットAX 、ノードNd1と同等なものであ
る。
【0076】登録用端子303は、通常動作時には接地
電位が、アドレス登録時には高電位が印加される。
【0077】図6は、図5の不良アドレス検知回路30
1に含まれているキャパシタC4とPMOSトランジス
タQx7との構造を示す断面図である。
【0078】不良アドレス検知回路301とともにDR
AMに含まれているメモリセルは、図2,図3(a)に
示したメモリセル111と同様のものであるので、図
2,図3(a)を用いて説明する。図6を参照して、半
導体基板201上にnウェル401,403,405が
形成されている。その上にメモリセル111と同一の工
程で絶縁層207が形成されている。絶縁層207にお
いて、エッチングによりnウェル405に達するコンタ
クトホールが形成され、また、nウェル401とnウェ
ル403との間の上部の絶縁層207にゲート電極40
7が形成されている。絶縁層207上とコンタクトホー
ルとにメモリセル111と同一の工程で導電層213が
形成され、エッチングによりコンタクトホールとその近
傍を残して削られる。これがキャパシタC4の固定電極
SNC4となっている。絶縁層207と固定電極SNC
4との上にメモリセル111と同一の工程で誘電層21
5が形成され、エッチングにより固定電極SNC4を被
覆する部分を残して削られる。これが、キャパシタC4
の電極間の誘電体となる。絶縁層207と誘電層215
との上にメモリセル111と同一の工程で導電層223
が形成され、エッチングにより誘電層215を被覆する
部分とその近傍を残して削られる。これが、キャパシタ
C4のフローティング電極CPC4となっている。絶縁
層207とフローティング電極CPC4との上に絶縁層
409が形成され、エッチングによりゲート電極407
に達するコンタクトホールとフローティング電極CPC
4とに達するコンタクトホールとが形成され、アルミ配
線1Alによりゲート電極407とフローティング電極
CPC4とが接続される。
【0079】不良アドレス検知回路301に含まれてい
るPMOSトランジスタQx7は、nウェル401,4
03をソース/ドレイン電極とし、これらnウェル40
1,403とゲート電極407とにより構成されてい
る。
【0080】このようにして、メモリセル111のキャ
パシタCsのストレージノード電極SNCsと、不良ア
ドレス検知回路301のキャパシタC4の固定電極SN
C4とが同一工程で形成され、メモリセル111のキャ
パシタCsのセルプレート電極CPCsと不良アドレス
検知回路301のフローティング電極CPC4とが別工
程で形成され、メモリセル111のキャパシタCsの電
極間の誘電体215と、不良アドレス検知回路301の
キャパシタC4の電極間の誘電体215とが同一の工程
で形成されるので、メモリセル111を形成する過程で
必要な回路を形成することができ、製造工程の追加が不
要である。
【0081】次に、この不良アドレス検知回路301の
従来のヒューズ切断に相当する工程と通常動作時の回路
の動作について説明する。
【0082】 従来のヒューズ切断に相当する工程 はじめに、キャパシタC4の初期化が行なわれる。すな
わち、電源電位Vccが供給されていない状態で、デバ
イス(DRAM)に紫外光が照射される。これにより、
デバイスの製造工程で、キャパシタC4のフローティン
グ電極CPC4にチャージされていた電子は放電され
る。
【0083】不良アドレス検知回路301を切断された
状態にする場合には、外部アドレスのうちの対応する1
ビットAX に“H”が印加される。すると、NMOSト
ランジスタQx1がオンする。
【0084】不良アドレス検知回路301を切断されて
いない状態にする場合には、外部アドレスのうちの対応
する1ビットAX に“L”が印加される。すると、NM
OSトランジスタQx1がオフする。
【0085】ここで、外部アドレスのうちの1ビットA
X に“H”または“L”を印加するには、外部アドレス
を入力することにより、そのアドレスを指定すればよ
い。
【0086】この状態で、登録用端子303に15〜2
0V程度の高電位が印加される。NMOSトランジスタ
Qx1がオンしている場合、PMOSトランジスタQx
7のドレイン電極は接地電位になり、キャパシタC4の
電極間に高電圧が印加される。そのため、キャパシタC
4の電極間にトンネル電流が流れ、PMOSトランジス
タQx7のゲート電極に正電荷がチャージされる。
【0087】一方、NMOSトランジスタQx1がオフ
している場合、PMOSトランジスタQx7のドレイン
電極はフローティング状態になり、キャパシタC4の電
極間に低い電圧しか印加されない。そのため、キャパシ
タC4の電極間にはトンネル電流が流れず、PMOSト
ランジスタQx7のゲート電極の電荷はゼロのままであ
る。
【0088】 通常動作時の回路動作 デバイスが通常動作を行なっているとき、登録用端子3
03は接地される。
【0089】PMOSトランジスタQx7のゲート電極
に正電荷がチャージされている場合、PMOSトランジ
スタQx7のゲート電極は接地電位よりも高電位になる
ため、PMOSトランジスタQx7をオフし、不良アド
レス検知回路303は、従来のヒューズ切断が行なわれ
た場合に相当する状態になる。
【0090】PMOSトランジスタQx7のゲート電極
にチャージされている電荷がゼロの場合、PMOSトラ
ンジスタQx7のゲート電極は接地電位よりも高電位に
なるため、PMOSトランジスタQx7はオンし、不良
アドレス検知回路303は従来のヒューズ切断が行なわ
れていない場合に相当する状態になる。
【0091】以上のように、本発明の実施の形態2の半
導体記憶装置の不良アドレス検知回路は、メモリセルに
含まれているキャパシタと同一の層で不良アドレス検知
回路に含まれているキャパシタを形成して、製造工程の
追加なしにフローティングなノードを有する不揮発性メ
モリを構成することが可能となる。また、ヒューズを用
いないため、従来のヒューズを溶断して不良アドレスの
登録を行なう方法に比べ、ヒューズ部分に必要であった
広いレイアウト面積が不要となる。さらに、外部アドレ
スを入力するだけで、電気的に、容易に不良アドレスを
登録することが可能となる。
【0092】したがって、DRAMなどの揮発性メモリ
において、レイアウト面積が低減され、かつ、製造工程
数の増加のない不良アドレスを登録し欠陥メモリセルを
予備のメモリセルとの置換することが可能な半導体記憶
装置およびその不良アドレス登録方法を提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の半導体記憶装置の実施の形態1の不
良アドレス登録回路とメモリセルとそれらの周辺回路と
の基本構成回路を示す回路図である。
【図2】 図1の基本構成回路と、DRAM内のメモリ
セルと、それらの周辺回路とを示す回路図である。
【図3】 図2のアドレス検知回路に含まれているキャ
パシタとメモリセルに含まれているキャパシタの構造を
示す断面図である。
【図4】 本発明の半導体記憶装置の実施の形態2の不
良アドレス登録回路の構成を示すブロック図である。
【図5】 図4の基本構成回路を示す回路図である。
【図6】 図6の不良アドレス検知回路に含まれている
キャパシタとPMOSトランジスタとの構造を示す断面
図である。
【図7】 従来の半導体記憶装置の不良アドレス登録回
路とその周辺回路を示す回路図である。
【図8】 図7の不良アドレス検知回路の動作を説明す
るための電圧波形図である。
【符号の説明】
100,300 不良アドレス登録回路、101,30
1 不良アドレス検知回路、102,302 基本構成
回路、103 電源(Vcc)端子、105(1/2)
Vcc端子、121 センスアンプ、303 登録用端
子、C1,C2,C3,C4,Cs キャパシタ、Qx
2,Qx3,Qx6,Qx7 PMOSトランジスタ、
Qx1,Qx4,Qs NMOSトランジスタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が、セルプレート電極と、ストレー
    ジノード電極と、前記セルプレート電極と前記ストレー
    ジノード電極との間に形成された誘電層とを有するキャ
    パシタを含む複数のメモリセルと、 各々が、外部アドレスの1つのビットまたはそれと相補
    的なビットに対応して設けられ、前記複数のメモリセル
    のうちの欠陥のメモリセルを示す不良アドレスが登録可
    能であって、前記外部アドレスが前記不良アドレスと一
    致するか否かを検知する複数のアドレス検知手段と、を
    備え、前記複数のアドレス検知手段の各々は、 前記セルプレート電極と同一層で形成されたフローティ
    ング電極と、前記ストレージノード電極と同一層で形成
    された固定電極と、前記複数のメモリセルのキャパシタ
    の誘電層と同一層で形成され前記フローティング電極と
    前記固定電極との間に形成された誘電層とを有するキャ
    パシタを含む、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 各々が、セルプレート電極と、ストレー
    ジノード電極と、前記セルプレート電極と前記ストレー
    ジノード電極との間に形成された誘電層とを有するキャ
    パシタを含む複数のメモリセルと、 各々が、外部アドレスの1つのビットまたはそれと相補
    的なビットに対応して設けられ、前記複数のメモリセル
    のうちの欠陥のメモリセルを示す不良アドレスが登録可
    能であって、前記外部アドレスが前記不良アドレスと一
    致するか否かを検知する複数のアドレス検知手段と、 第1の端子と、 第2の端子と、を備え、前記複数のアドレス検知手段の
    各々は、 前記第1の端子に接続された一方電極を有する第1のキ
    ャパシタと、 前記第1のキャパシタの他方電極に接続された一方電極
    を有する第2のキャパシタと、 前記第2のキャパシタの他方電極に接続された第1のセ
    ンスノードと、第2のセンスノードとを有するセンスア
    ンプと、 前記センスアンプの第2のセンスノードに接続された一
    方電極と、前記第2の端子に接続された他方電極とを有
    する第3のキャパシタと、 接地されたソース/ドレイン電極と、前記アドレスの対
    応する1ビットを受けるゲート電極とを有する第1のM
    OSトランジスタと、 前記第1のMOSトランジスタのもう1つのソース/ド
    レイン電極に接続されたソース/ドレイン電極と、前記
    センスアンプの第2のセンスノードに接続されたゲート
    電極とを有する第2のMOSトランジスタと、を含み、
    前記複数のアドレス検知手段の第2のMOSトランジス
    タのもう1つのソース/ドレイン電極は共通に接続され
    ている、半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 各々が、セルプレート電極と、ストレー
    ジノード電極と、前記セルプレート電極と前記ストレー
    ジノード電極との間に形成された誘電層とを有するキャ
    パシタを含む複数のメモリセルと、 各々が、外部アドレスの1つのビットまたはそれと相補
    的なビットに対応して設けられ、前記複数のメモリセル
    のうちの欠陥のメモリセルを示す不良アドレスが登録可
    能であって、前記外部アドレスが前記不良アドレスと一
    致するか否かを検知する複数のアドレス検知手段と、 登録用端子と、を備え、前記複数のアドレス検知手段の
    各々は、 前記セルプレート電極と同一層で形成されたフローティ
    ング電極と、前記ストレージノード電極と同一層で形成
    された固定電極と、前記複数のメモリセルのキャパシタ
    の誘電層と同一層で形成され前記フローティング電極と
    前記固定電極との間に形成された誘電層とを有するキャ
    パシタと、 前記フローティング電極に接続されたゲート電極を有す
    る第1のMOSトランジスタと、 接地されたソース/ドレイン電極と、前記第1のMOS
    トランジスタのソース/ドレイン電極に接続されたもう
    1つのソース/ドレイン電極と、前記外部アドレスの対
    応する1ビットを受けるゲート電極とを有する第2のM
    OSトランジスタと、を含み、前記複数のアドレス検知
    手段のキャパシタの固定電極は前記登録用端子に接続さ
    れており、前記複数のアドレス検知手段の第1のMOS
    トランジスタのもう1つのソース/ドレイン電極は共通
    に接続されている半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 各々が、セルプレート電極と、ストレー
    ジノード電極と、前記セルプレート電極と前記ストレー
    ジノード電極との間に形成された誘電層とを有するキャ
    パシタを含む複数のメモリセルと、 各々が、外部アドレスの1つのビットまたはそれと相補
    的なビットに対応して設けられ、前記複数のメモリセル
    のうちの欠陥のメモリセルを示す不良アドレスがプログ
    ラム可能であって、前記外部アドレスが前記不良アドレ
    スと一致するか否かを検知する複数のアドレス検知手段
    と、 第1の端子と、 第2の端子と、を備え、前記複数のアドレス検知手段の
    各々は、 外部電源に接続された一方電極を有する第1のキャパシ
    タと、 前記第1のキャパシタの他方電極に接続された一方電極
    を有する第2のキャパシタと、 前記第2のキャパシタの他方電極に接続された第1のセ
    ンスノードと、第2のセンスノードとを有するセンスア
    ンプと、 前記センスアンプの第2のセンスノードに接続された一
    方電極と、前記第2の端子に接続された他方電極とを有
    する第3のキャパシタと、 接地されたソース/ドレイン電極と、前記アドレスの対
    応する1ビットを受けるゲート電極とを有する第1のM
    OSトランジスタと、 前記第1のMOSトランジスタのもう1つのソース/ド
    レイン電極に接続されたソース/ドレイン電極と、前記
    センスアンプの第2のセンスノードに接続されたゲート
    電極とを有する第2のMOSトランジスタと、を含み、
    前記複数のアドレス検知手段の第2のMOSトランジス
    タのもう1つのソース/ドレイン電極は共通に接続され
    ている半導体記憶装置のアドレス登録方法であって、 前記第1の端子に所定の電圧を印加するステップと、 前記第2の端子に前記所定の電圧より高い電圧を印加す
    るステップと、 紫外光を前記複数のアドレス検知手段の第2のキャパシ
    タに選択的に照射するステップと、を含む半導体記憶装
    置のアドレス登録方法。
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