JP2006147651A - 半導体集積回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】フューズブローの際にフューズ付近の回路や素子がダメージを受けた場合でも、フューズブローが適正に行われた場合と同様に適正に機能し得る回路構成を有する半導体集積回路を提供する。
【解決手段】一端部にVDDが与えられるとともにレーザービーム2により導通を断たれるフューズ金属3を半導体基板14の上方に設ける。フューズ金属3の他端部を、基板14上に設けられており、バックバイアスとしてVSSが与えられるプログラミング用Nchトランジスタ4のドレイン4dに電気的に接続する。トランジスタ4のソース4sを、ソース6sにVSSが与えられるとともにバックバイアスとしてVSSが与えられるプリチャージ用Nchトランジスタ6のドレイン6dに電気的に接続する。ラッチ回路12をトランジスタ6のドレイン6dおよびトランジスタ4のソース4sに電気的に接続して、フューズ金属3およびトランジスタ4を介してVDDを与える。
【選択図】 図1
【解決手段】一端部にVDDが与えられるとともにレーザービーム2により導通を断たれるフューズ金属3を半導体基板14の上方に設ける。フューズ金属3の他端部を、基板14上に設けられており、バックバイアスとしてVSSが与えられるプログラミング用Nchトランジスタ4のドレイン4dに電気的に接続する。トランジスタ4のソース4sを、ソース6sにVSSが与えられるとともにバックバイアスとしてVSSが与えられるプリチャージ用Nchトランジスタ6のドレイン6dに電気的に接続する。ラッチ回路12をトランジスタ6のドレイン6dおよびトランジスタ4のソース4sに電気的に接続して、フューズ金属3およびトランジスタ4を介してVDDを与える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、フューズを備えた半導体集積回路に係り、特にフューズが切断される際にフューズ付近の回路や素子がダメージを受けた場合においてもフューズの切断が適正に行われた場合と同様に適正に機能し得る半導体集積回路に関する。
近年の半導体集積回路においては、フューズ等を有する不揮発性メモリ素子をプログラミングして、冗長メモリの置き換えデータや動作モードの設定に使用している。また最近では、金属等から形成されているフューズに対してレーザービームを照射して気化させることにより、フューズ部における導通を無くすプログラミング方式が主流となっている。すなわち、フューズブローすることによりプログラミングする、いわゆるレーザーフューズ方式が主流となっている(例えば特許文献1〜3参照)。
近年、半導体集積回路の高集積化や微細化が著しい。このような状況下では、一般的なレーザービームを用いるレーザーフューズ方式によりプログラミングする必要を有する回路を構成すると、フューズブローにより回路が適正に作動しなくなるおそれが高くなる。具体的に述べると、例えばフューズの下層に近接して設けられるトランジスタのゲート等がシュリンク(縮小化、微細化)されるとする。すると、フューズブロー時のレーザービームのエネルギーにより、トランジスタの酸化膜や拡散層などが破壊され易くなる。トランジスタの酸化膜や拡散層が破壊されると、当然そのトランジスタは適性に作動しなくなる。ひいては、半導体集積回路全体が適性に作動しなくなるおそれがある。
特開平7−211779号公報
特開平11−90659号公報
特開2001−57388号公報
本発明は、以上説明したような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、フューズ付近の回路や素子のサイズに拘らず、フューズブローの際にフューズ付近の回路や素子がダメージを受けた場合でも、フューズブローが適正に行われた場合と同様に適正に機能し得る回路構成を有する半導体集積回路を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の一態様に係る半導体集積回路は、基板の上方に設けられているとともに一端部に第1の電位が与えられており、かつ、レーザービームが照射されることにより導通を断たれるレーザービーム被照射体と、前記基板上に設けられているとともに前記レーザービーム被照射体の他端部がソースおよびドレインのうちのいずれか一方に電気的に接続されており、かつ、バックバイアスとして前記第1の電位とは異なる第2の電位が与えられているとともに第1の導電型からなるチャンネルを有する第1のトランジスタと、この第1のトランジスタの前記ソースおよび前記ドレインのうち前記レーザービーム被照射体の前記他端部が電気的に接続されていない方がソースおよびドレインのうちのいずれか一方に電気的に接続されているとともに、他方には前記第2の電位が与えられており、かつ、バックバイアスとして前記第2の電位が与えられているとともに前記第1の導電型からなるチャンネルを有する第2のトランジスタと、この第2のトランジスタの前記ソースおよび前記ドレインのうちの前記第1のトランジスタが電気的に接続されている方に電気的に接続されているとともに、前記第1のトランジスタの前記ソースおよび前記ドレインのうちの前記レーザービーム被照射体の前記他端部が電気的に接続されていない方にも電気的に接続されている記憶回路と、を具備することを特徴とするものである。
本発明の一態様に係る半導体集積回路によれば、フューズ付近の回路や素子のサイズに拘らず、フューズブローの際にフューズ付近の回路や素子がダメージを受けた場合でも、フューズブローが適正に行われた場合と同様に適正に機能し得る。
以下、本発明に係る各実施形態を図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
先ず、本実施形態を説明するのに先立って、本実施形態に対する比較例としての背景技術について、図7および図8を参照しつつ具体例を挙げて説明する。図7は、本実施形態に対する比較例としての背景技術に係る半導体集積回路を簡略して示す図である。図8は、図7に示す半導体集積回路の動作波形を示す図である。
先ず、本実施形態を説明するのに先立って、本実施形態に対する比較例としての背景技術について、図7および図8を参照しつつ具体例を挙げて説明する。図7は、本実施形態に対する比較例としての背景技術に係る半導体集積回路を簡略して示す図である。図8は、図7に示す半導体集積回路の動作波形を示す図である。
先ず、図7に示す半導体集積回路101の回路構成について説明する。この半導体集積回路101は、レーザーフューズ方式のプログラミングによりROM機能を実現する回路構成となっている。以下、具体的に説明する。
図7に示すように、レーザービーム102が照射されるレーザービーム照射金属としてのフューズ金属103は、その一端部がセット用Nchトランジスタ104のソース104sに電気的に接続されている。それとともに、フューズ金属103は、その他端部がVSSに電気的に接続(接地)されている。このフューズ金属103にレーザービーム102を照射してフューズ金属103を気化させることにより、フューズ金属103における導通を無くす。すなわち、半導体集積回路(ROM)101は、フューズ金属103がフューズブローされることによりプログラミングされて、所定のROM機能を実現する。プログラミングされたフューズ金属103の状態を示すノードを、SNODE105とする。SNODE105は、セット用Nchトランジスタ104のドレイン104dに電気的に接続されている。また、セット用Nchトランジスタ104のゲート104gには、セット信号SETが入力されている。これにより、SETが活性化して“H”になった際に、SNODE105は“L”に引き抜かれる(設定される)。
SNODE105は、プリチャージ用Pchトランジスタ106のドレイン106dにも電気的に接続されている。すなわち、セット用Nchトランジスタ104のドレイン104dは、プリチャージ用Pchトランジスタ106のドレイン106dにも電気的に接続されている。プリチャージ用Pchトランジスタ106のソース106sは、VDD(電源電位)に電気的に接続されており、VDD電源ノードとなっている。また、プリチャージ用Pchトランジスタ106のゲート106gには、プリチャージ信号PRCが入力されている。プリチャージ用Pchトランジスタ106は、SNODE105をプリチャージするために設けられている。このプリチャージ用Pchトランジスタ106により、PRCが活性化して“L”になると、SNODE105はプリチャージ状態である“H”に設定される。
また、SNODE105は、インバータ107の入力107iにも電気的に接続されている。このインバータ107の出力107oは、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ108およびラッチフィードバック用Nchトランジスタ109のそれぞれのゲート108g,109gに入力されている。そして、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ108のドレイン108dとラッチフィードバック用Nchトランジスタ109のドレイン109dとは、互いに電気的に接続されている。すなわち、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ108およびラッチフィードバック用Nchトランジスタ109は、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタとを接続してなる、いわゆるCMOSインバータ110を構成している。
また、これらラッチフィードバック用Pchトランジスタ108およびラッチフィードバック用Nchトランジスタ109のそれぞれのドレイン108d,109dは、セット用Nchトランジスタ104およびプリチャージ用Pchトランジスタ106のそれぞれのドレイン104d,106dと同様に、SNODE105に電気的に接続されている。すなわち、インバータ107、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ108、およびラッチフィードバック用Nchトランジスタ109は、SNODE105を介してラッチ回路111を形成している。これにより、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ108およびラッチフィードバック用Nchトランジスタ109は、SETおよびPRCがともに非活性状態でも、SNODE105をプリチャージ状態に固定(保持)する役割を果たすことができる。すなわち、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ108およびラッチフィードバック用Nchトランジスタ109は、SETが“L”でPRCが“H”でも、SNODE105を“H”に固定することができる。
ラッチフィードバック用Pchトランジスタ108のソース108sは、VDD(電源電位)に電気的に接続されている。また、ラッチフィードバック用Nchトランジスタ109のソース109sは、セット用Nchトランジスタ104とは異なる他のNchトランジスタ112のドレイン112dに電気的に接続されている。このNchトランジスタ112のゲート106gには、プリチャージ信号PRCが入力されている。それとともに、Nchトランジスタ112のソース112sはVSSに電気的に接続(接地)されている。このNchトランジスタ112は、PRCが活性化してSNODE105をプリチャージ状態にしている間、ラッチフィードバック用Nchトランジスタ109を無効にして、SNODE105に流れるリーク電流を抑制するために設けられている。すなわち、Nchトランジスタ112は、PRCが“L”でSNODE105が“H”となっている間は、ラッチフィードバック用Nchトランジスタ109を無効にしてSNODE105に流れるリーク電流を低減する。
さらに、インバータ107の出力107oは、ラッチ回路111の外部に設けられている他のインバータ113の入力113iに電気的に接続されている。このインバータ113の出力113o側の電位は、フューズ金属103がフューズブローされてプログラミングされた半導体集積回路(ROM)101の出力値を示すFノードとなっている。Fノードは、SNODE105と同様に、フューズ金属103が切られていると“H”になり、フューズ金属103が切られていないと“L”になる。なお、図示は省略するが、この半導体集積回路101においては、各Nchトランジスタ104,109,112のそれぞれのバックバイアスにはVSSが供給されているとともに、各Pchトランジスタ106,108のそれぞれのバックバイアスにはVDDが供給されている。
次に、半導体集積回路(ROM)101の動作について図8を参照しつつ説明する。図8には、半導体集積回路101のPRC、SET、SNODE105、およびFのそれぞれにおける動作波形を示す。図8に示すように、初期状態においては、PRCが活性状態“L”で、SETが非活性状態“L”になっている。また、この初期状態では、プリチャージ用Pchトランジスタ106が活性化しているので、SNODE105はプリチャージ状態“H”になっている。同様に、Fノードも“H”になっている。続けて、PRCを活性状態“L”から非活性状態“H”にする。この状態においては、SNODE105およびFノードには変化が無く、ともに“H”のままである。この後、SETを一時的に活性化させて非活性状態“L”から活性状態“H”にする。
SETを一時的に“H”にした際に、セット用Nchトランジスタ104は活性化する。ただし、フューズ金属103が予めブローされていれば、SNODE105からVSSに繋がるパス(導電経路)が無いので、SNODE105は図示しない絶縁膜などを介して高抵抗でVSSに電気的に接続される。また、この状態においては、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ108も活性化している。この結果、図8に示すように、SETが“H”になっている間も、また“H”から“L”に戻った後も、SNODE105は“H”のまま保持される。ひいては、Fノードも、PRCやSETの動作状態に拘らず、初期状態から終始“H”のまま保持される。
また、SETを一時的に“H”にした際に、フューズ金属103が予めブローされていなければ、SNODE105はセット用Nchトランジスタ104およびフューズ金属103を介してVSSに電気的に接続される。このSNODE105からセット用Nchトランジスタ104およびフューズ金属103を介してVSSに至るパスの抵抗を、SNODE105からラッチフィードバック用Pchトランジスタ108のドレイン108dに至るパスの抵抗よりも予め低く設定しておく。すると、SNODE105からVSSに至るパスの通電状態が、SNODE105からラッチフィードバック用Pchトランジスタ108に至るパスの通電状態に打ち勝つ(優先される)。この結果、図8中破線で示すように、SETが“L”から“H”になると、これに応じてSNODE105が“H”から“L”に引き抜かれる(変更される)。そして、SETが“H”から“L”に戻った後も、SNODE105は“L”のまま保持される。ひいては、Fノードも、図8中破線で示すように、SNODE105が“L”に引き抜かれた後、これに応じて“H”から“L”に引き抜かれる(変更される)。そして、SNODE105と同様に、SETが“H”から“L”に戻った後も、Fノードは“L”のまま保持される。
このように、フューズ金属103がブローされた状態では、SNODE105/Fノードはともに“H”となる。また、フューズ金属103がブローされていない状態では、SNODE105/Fノードはともに“L”となる。すなわち、図7に示す半導体集積回路101は、ROM(不揮発性メモリ素子)としての機能を実現することができる。
ところが、図7に示す回路構成からなる半導体集積回路101では、フューズブローの際にセット用Nchトランジスタ104がレーザービーム102によりダメージを受けたり、あるいは破壊されたりすると、予め設定されたROM機能を発揮することができなくなる。例えば、フューズブローの際にセット用Nchトランジスタ104がダメージを受けると、半導体集積回路101は所定の入力値に対して予め設定された出力値とは異なる値を出力してしまう。すなわち、フューズブローの際にセット用Nchトランジスタ104がダメージを受けると、フューズをプログラミングした場合のSNODE105における値(電位、ノード)とFノードから出力される値(電位、ノード)とが、等しくなくなってしまう。
このような問題は、フューズ金属103や、通常はフューズ金属103付近に設けられるセット用Nchトランジスタ104を微細化するに連れて起こり易くなる。また、フューズブローの際にセット用Nchトランジスタ104がダメージを受けるおそれを無くすために、例えばレーザービーム102の出力(エネルギー)を低減したり、あるいはレーザービーム102のビーム径を小さくしたりすると、フューズ金属103を断線すること自体が困難になる。すなわち、フューズブローを適正に行うことが困難になる。したがって、図7に示す回路構成からなる半導体集積回路101では、セット用Nchトランジスタ104にダメージを殆ど与えることなく、かつ、フューズブローを適正に行おうとすると、フューズ金属103やセット用Nchトランジスタ104をはじめとする各種の内部素子や内部回路のさらなる微細化が困難になる。ひいては、半導体集積回路101全体のコンパクト化(ダウンサイジング化)および高集積化が困難になる。
本実施形態は、このような問題を解決するためになされたものである。すなわち、本実施形態に係る半導体集積回路は、フューズ付近の回路や素子のサイズに拘らず、フューズブローの際にフューズ付近の回路や素子がダメージを受けた場合でも、フューズブローが適正に行われた場合と同様に適正に機能し得る回路構成を有している。具体的には、本実施形態の半導体集積回路は、フューズブローの際にフューズ付近のトランジスタが壊された場合でも、フューズブローが適正に行われてトランジスタが正常に機能している場合と同様に予め設定された通りの値を出力することができる不揮発性メモリ素子として設計されている。
以下、本実施形態に係る半導体集積回路を図1〜図4を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る半導体集積回路を簡略して示す図である。図2は、図1に示す半導体集積回路の動作波形を示す図である。図3は、図1に示す半導体集積回路のフューズ付近を簡略して示す断面図である。図4は、図3中円Aで囲んだ部分を拡大して示す断面図である。
本実施形態においては、レーザービーム照射金属(フューズ)の一端部を電源電位(VDD)に接続するとともに、他端部をNchトランジスタのドレインに接続する。そして、レーザービーム照射金属がプログラミング(フューズブロー)されていない記憶回路に対して、Nchトランジスタを通じてVDD電位を供給することでROM(Reed Only Memory)機能を実現する。このような構成によれば、プログラミングによりNchトランジスタが破壊された場合にも、プログラミングによりレーザー照射金属を気化させて導通を無くした場合と同様のROM機能を実現することができる。それとともに、今まで以上にシュリンク(微細化、コンパクト化)された半導体素子を備える半導体集積回路(ROM)に対しても、現在用いられている一般的なレーザーリペア装置を使用して、従来のROMと同様の機能を実現することができる。以下、詳しく説明する。
先ず、図1を参照しつつ本実施形態の半導体集積回路1の回路構成について説明する。この半導体集積回路1も、前述した背景技術に係る半導体集積回路101と同様に、レーザーフューズ方式のプログラミングによりROM機能を実現する回路構成を備えている。
図1に示すように、レーザービーム2が照射されるレーザービーム被照射体としてのフューズ金属3は、その一端部に第1の電位としてのVDDが与えられており、VDDノードとなっている。本実施形態においては、この第1の電位としてのVDDが電源電位として設定されており、フューズ金属3の一端部はVDD電源ノードとなっている。それとともに、フューズ金属3は、その他端部が第1の導電型からなるチャンネルを有する第1のトランジスタ4のドレイン4dに電気的に接続されている。本実施形態においては、第1の導電型をN型とする。したがって、本実施形態の第1のトランジスタ4はNchトランジスタである。また、第1のトランジスタ4のドレイン4dにはプログラミング用のフューズ金属3が電気的に接続されているので、第1のトランジスタ4はプログラミング用Nchトランジスタとも称される。以下の説明においては、第1のトランジスタをプログラミング用Nchトランジスタ4と称することとする。フューズ金属3にレーザービーム2を照射してフューズ金属3を気化させることにより、フューズ金属3における導通を断つ。このフューズブローにより、半導体集積回路1は適正な回路構成にプログラミングされて、不揮発性メモリ素子の一種であるROM(Reed Only Memory)としての所定の機能を発揮する。
フューズ金属3は、その厚さが厚くなるに連れてレーザービーム2から与えられるエネルギーを蓄え易くなる。すなわち、フューズ金属3は、その厚さが厚くなる程、より高いエネルギーを蓄えることが可能になりフューズブローされ易くなる。図示は省略するが、一般的な多層配線構造からなる半導体集積回路においては、内部回路の微細化および高集積化などの観点から、通常は最上層の金属層が他の層の金属層よりも厚く形成されている。したがって、例えば半導体集積回路1が多層配線構造を有している場合には、フューズブロー容易性という観点からは、最上層の金属層(配線層)をフューズ金属(フューズ配線)3として使用することが好ましい。また、半導体集積回路1が多層配線構造を有している場合、半導体集積回路1の内部回路の微細化および高集積化などの観点から、フューズ金属3とプログラミング用Nchトランジスタ4とをできる限り短い通電経路で電気的に接続することが好ましい。したがって、図示は省略するが、半導体集積回路1が多層配線構造を有している場合、プログラミング用Nchトランジスタ4の略真上に位置している最上層の金属層をフューズ金属3として使用するとともに、このフューズ金属3とプログラミング用Nchトランジスタ4とをできる限り短い通電経路で電気的に接続することがより好ましい。
ここで、図1に示すように、フューズ金属3とプログラミング用Nchトランジスタ4との間の通電経路(ノード)をGとする。このノードGは、その長さが短くなるに連れてレーザービーム2から与えられるエネルギーをプログラミング用Nchトランジスタ4に伝え易くなる。すなわち、ノードGの長さが短くなる程、プログラミング用Nchトランジスタ4はレーザービーム2によりダメージを受け易くなったり、あるいは破壊され易くなったりする。また、前述したようにフューズ金属3の厚さが厚くなってフューズ金属3がフューズブローされ易くなると、これに伴ってプログラミング用Nchトランジスタ4もレーザービーム2によりダメージを受け易くなったり、あるいは破壊され易くなったりする。したがって、前述したようにプログラミング用Nchトランジスタ4とその略真上に位置している最上層のフューズ金属3とをできる限り短いノードGで電気的に接続すると、フューズブローを行う際にプログラミング用Nchトランジスタ4が極めて破壊され易くなってしまう。
ところが、後に詳述するように、前述した背景技術に係る半導体集積回路101と異なり、本実施形態の半導体集積回路1においては、フューズ金属3をフューズブローする際に、併せてプログラミング用Nchトランジスタ4にダメージが与えられても構わない。すなわち、半導体集積回路1では、フューズブローの際にレーザービーム2によりプログラミング用Nchトランジスタ4がダメージを受けて、その機能に不具合が生じたり、あるいは適正に作動しなくなったりしても構わない。さらには、フューズブローの際にレーザービーム2によってプログラミング用Nchトランジスタ4の一部が破壊されても構わない。このような観点から、プログラミング用Nchトランジスタ4は、破壊用Nchトランジスタとも称される。
前述したように、フューズ金属3を厚くするに連れて、また、ノードGを短くするに連れて、フューズブローの際にプログラミング用Nchトランジスタ(セット用Nchトランジスタ)4が壊れる可能性が高くなる。しかし、本実施形態の半導体集積回路1においては、プログラミング用Nchトランジスタ4の一部が破壊されてもデータが化けるおそれが無いので、ノードGをできる限り短くすることができる。したがって、本実施形態の半導体集積回路1においては、半導体集積回路1が多層配線構造を有している場合、プログラミング用Nchトランジスタ4の略真上に位置している最上層の金属層をフューズ金属3として使用するとともに、このフューズ金属3とプログラミング用Nchトランジスタ4とをできる限り短いノードGで電気的に接続することができる。
図1に示すように、フューズブローが適正に行われ、フューズ金属3が適正に断線された場合のフューズ金属3の状態を示すノードを、SNODE5とする。すなわち、プログラミングが適正に行われた場合の半導体集積回路1の回路状態を示すノードを、SNODE5とする。SNODE5は、プログラミング用Nchトランジスタ4のソース4sに電気的に接続されている。また、プログラミング用Nchトランジスタ4のゲート4gには、第1の信号としてのセット信号SETが入力されている。これにより、SETが活性化して“H”になった際に、SNODE5が“H”に引き上げられる(設定される)。また、プログラミング用Nchトランジスタ4は、セット(SET)または破壊用Nchトランジスタとも称される。
図1に示すように、SNODE5は、第1のトランジスタであるプログラミング用Nchトランジスタ4のチャンネルと同じN型(第1の導電型)からなるチャンネルを有する第2のトランジスタ6のドレイン6dにも電気的に接続されている。したがって、SNODE5は、プログラミング用Nchトランジスタ4およびプリチャージ用Nchトランジスタ6と後述する記憶回路としてのラッチ回路12との接続部となっている。第2のトランジスタ6は、SNODE5をプリチャージするために設けられている。このため、第2のトランジスタはプリチャージ用Nchトランジスタ6とも称される。以下の説明においては、第2のトランジスタをプリチャージ用Nchトランジスタ6と称することとする。このプリチャージ用Nchトランジスタ6のドレイン6dには、プログラミング用Nchトランジスタ4のソース4sも電気的に接続されている。また、プリチャージ用Nchトランジスタ6のソース6sには、第1の電位であるVDD(電源電位)とは異なる第2の電位としてのVSSが与えられている。本実施形態においては、この第2の電位としてのVSSは、第1の電位であるVDDよりも電位が低く設定されている。具体的には、VSSは接地電位(Ground:GND)として設定されており、プリチャージ用Nchトランジスタ6のソース6sは接地されている。また、プリチャージ用Nchトランジスタ6のゲート6gには、第1の信号であるSETとは異なる第2の信号としてのプリチャージ信号PRCが入力されている。プリチャージ用Nchトランジスタ6により、PRCが活性化して“H”になると、SNODE5はプリチャージ状態である“L”に設定される。
このように、本実施形態の半導体集積回路1においては、フューズ金属3、プログラミング用Nchトランジスタ4、およびプリチャージ用Nchトランジスタ6などにより、冗長回路7が構成されている。
また、SNODE5は、第1のインバータ8の入力8iにも電気的に接続されている。この第1のインバータ8の出力8oは、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ9およびラッチフィードバック用Nchトランジスタ10のそれぞれのゲート9g,10gに入力されている。そして、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ9のドレイン9dとラッチフィードバック用Nchトランジスタ10のドレイン10dとは、互いに電気的に接続されている。すなわち、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ9およびラッチフィードバック用Nchトランジスタ10は、PMOSとNMOSとを接続してなる、いわゆるCMOSインバータ11を構成している。このCMOSインバータ11を第2のインバータとする。また、この第2のインバータ11は、第1のインバータ8と区別するために、フィードバック用インバータとも称される。前述したように、第2のインバータ11の入力11iには、第1のインバータ8の出力8oが電気的に接続されている。
ラッチフィードバック用Pchトランジスタ9およびラッチフィードバック用Nchトランジスタ10のそれぞれのドレイン9d,10dは、プログラミング用Nchトランジスタ4およびプリチャージ用Nchトランジスタ6のそれぞれのドレイン4d,6dと同様に、SNODE5に電気的に接続されている。すなわち、第2のインバータ11の出力11oは、SNODE5に電気的に接続されている。それとともに、第2のインバータ11の出力11oは、SNODE5を介して第1のインバータ8の入力8iに電気的に接続されている。このように、第1のインバータ8、ならびにラッチフィードバック用Pchトランジスタ9およびラッチフィードバック用Nchトランジスタ10からなる第2のインバータ11は、SNODE5を介して記憶回路としてのラッチ回路12を形成している。このラッチ回路12は、プログラミング用Nchトランジスタ4のソース4sおよびドレイン4dのうち、フューズ金属3の他端部が接続されていない方であるソース4sにSNODE5を介して電気的に接続されている。
このような回路構成によれば、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ9およびラッチフィードバック用Nchトランジスタ10は、SETおよびPRCがともに非活性状態でもSNODE5をプリチャージ状態に固定(保持)する役割を果たすことができる。すなわち、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ9およびラッチフィードバック用Nchトランジスタ10は、SETおよびPRCがともに“L”でも、SNODE5を“L”に固定することができる。
ラッチフィードバック用Nchトランジスタ10のソース10sは、VSSに電気的に接続(接地)されている。また、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ9のソース9sは、他のPchトランジスタ13のドレイン13dに電気的に接続されている。このPchトランジスタ13のゲート13gには、プリチャージ信号PRCが入力されている。それとともに、このPchトランジスタ13のゲート13gは、SNODE5に電気的に接続されている。さらに、このPchトランジスタ13のソース13sはVDD(電源電位)に電気的に接続されている。このPchトランジスタ13は、PRCが活性化してSNODE5をプリチャージ状態にしている間、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ9を無効にして、SNODE5に流れるリーク電流を抑制するために設けられている。すなわち、Pchトランジスタ13は、PRCが“H”でSNODE5が“L”となっている間は、ラッチフィードバック用Pchトランジスタ9を無効にしてSNODE5に流れるリーク電流を低減する。
そして、第1のインバータ8の出力8o側の電位は、フューズ金属3がフューズブローされてプログラミングされた半導体集積回路(ROM)1の出力値を示すFノードとなっている。Fノードは、フューズ金属3が切られていると“H”になり、フューズ金属3が切られていないと“L”になる。また、前述した回路構成からなる半導体集積回路1においては、フューズ金属3をフューズブローする際にプログラミング用トランジスタ4が破壊されても、Fノードは、フューズ金属3が適正に切断された場合と同様に“H”となる。なお、図示は省略するが、この半導体集積回路1においては、各Nchトランジスタ4,6,10のそれぞれのバックバイアスにはVSSが供給されているとともに、各Pchトランジスタ9,13のそれぞれのバックバイアスにはVDDが供給されている。
次に、図3および図4を参照しつつ、半導体集積回路1のフューズ金属3およびプログラミング用Nchトランジスタ4の付近の構造について説明する。なお、図4は、図3中円Aで囲んだ部分を拡大して示す断面図である。
図3および図4に示すように、プログラミング用Nchトランジスタ4は、フューズ金属3よりも下側である半導体基板14の表層部に設けられている。より詳しくは、プログラミング用Nchトランジスタ4は、そのソース4sおよびドレイン4dがウェル15内に形成されている。本実施形態においては、半導体基板としてP型半導体基板14を用いる。したがって、ウェル15の導電型はNとなる。また、ソース4sおよびドレイン4dは、n+ の導電型からなる拡散層として形成することとする。ソース4s、ドレイン4d、およびNウェル15とゲート(ゲート導電体)4gとの間には、ゲート酸化膜16が設けられている。それとともに、ゲート4gの側部には、ゲート側壁膜17が設けられている。
また、図3に示すように、プログラミング用Nchトランジスタ4のドレイン4dは、複数層わたって設けられているコンタクトプラグやヴィアプラグ等の複数本のプラグ18、および同じく複数層わたって設けられている複数本の配線層(金属層)19などを介して、フューズ金属3に電気的に接続されている。具体的には、フューズ金属3は、コンタクトプラグ18等を介して下層メタル19aに接続されている。そして、下層メタル19aは、第1ヴィアコンタクト18aを介して第1メタル配線層19bに接続されている。さらに、第1メタル配線層19bは、最下層コンタクト18bを介して、プログラミング用Nchトランジスタ4のドレインとなるn+ 拡散層4dに接続されている。したがって、前述したフューズ金属3とプログラミング用Nchトランジスタ4のドレイン4dとを電気的に接続するノードGは、複数本のプラグ18および複数本の配線層19などにより構成されている。前述したように、半導体集積回路1が多層配線構造を有している場合、図3に示すようにフューズ金属3をプログラミング用Nchトランジスタ4の略真上に設けることが好ましい。
同様に、全ての図示は省略するが、プログラミング用Nchトランジスタ4のソース4sにも、最下層コンタクト18bおよび第1メタル配線層19bを含む複数本のプラグ18および複数本の配線層19などが電気的に接続されている。ソース4sは、それら各プラグ18および各配線層19などを介して、プリチャージ用Pchトランジスタ6のドレイン6dやSNODE5などに電気的に接続されている。また、図示は省略するが、プログラミング用Nchトランジスタ4のゲート4gも、複数本のプラグおよび複数本の配線層などを介してVSSに電気的に接続されている。同様に、図示は省略するが、P型半導体基板14も、Nウェル15や複数本のプラグおよび複数本の配線層などを介してVSSに電気的に接続されている。
前述したように、本実施形態の半導体集積回路1においては、フューズ金属3に接続されているプログラミング用Nchトランジスタ4は、その一部にフューズブロー用レーザービーム2からダメージを受けることにより正常に作動しなくなっても構わない。具体的には、プログラミング用Nchトランジスタ4は、そのソース4sおよびドレイン4dのうちフューズ金属3が接続されていない方が、レーザービーム2によって破壊されても構わない。図3に示すように、半導体集積回路1においては、プログラミング用Nchトランジスタ4のドレイン4dにフューズ金属3が電気的に接続されている。したがって、半導体集積回路1においては、プログラミング用Nchトランジスタ4のソース4sがレーザービーム2によって破壊されることにより、ソース4sと、ゲート4gまたはP型半導体基板14の少なくとも一方との間が破壊されても構わない。以下、図4を参照しつつ詳しく説明する。
プログラミング用Nchトランジスタ4のソース(n+ 拡散層)4sが破壊される場合、その破壊のされ方は主に2種類に大別される。一方は、図4中白抜き矢印Bで示すように、プログラミング用Nchトランジスタ4のゲート(ゲート導電体)4gとソース4sとの間の部分が破壊される場合である。そして、他方は、図4中白抜き矢印Cで示すように、プログラミング用Nchトランジスタ4のソース4sとNウェル15(P型半導体基板14)との間の部分が破壊される場合である。
プログラミング用Nchトランジスタ4のゲート4gとソース4sとの間の部分が破壊される場合には、フューズブローの際にフューズ金属3に蓄えられるレーザービーム2のエネルギーがゲート導電体4gに伝えられる。これにより、ゲート導電体4gとソース4sとの間に設けられているゲート酸化膜16が破壊され、いわゆるゲート−拡散層破壊が起きる。この結果、ゲート4gとソース4s(SNODE5)とが短絡されて導通される。また、プログラミング用Nchトランジスタ4のソース4sとNウェル15との間の部分が破壊される場合には、フューズ金属3を介して伝えられるレーザービーム2のエネルギーにより、ソース4sとNウェル15との間のジャンクションが破壊される。すなわち、いわゆる拡散層−ウェル破壊が起きる。この結果、ソース4s(SNODE5)とNウェル15(バックバイアス)とが短絡されて導通される。これらの結果、SNODE5はゲート4gと同電位であるVSSに固定される。
このように、ゲート−ソース(拡散層)破壊およびソース(拡散層)−ウェル破壊のいずれの場合においても、n+ 拡散層からなるソース4sのノードはVSSに設定される。すなわち、ソース4sは、フューズブロー(プログラミング)が適正に行われた場合と同様に“L”に固定される。この場合のノードは、図1に示すSNODE5である。ソース4sのノードがSNODE5の場合、ソース4sは、最下層コンタクト18bや第1メタル配線層19bなどを介して図示しない他のトランジスタなどに電気的に接続される。そして、このSNODE5が固定されることにより、半導体集積回路1は予め定められた所定のROM機能を実現する。なお、前述したゲート−ソース(拡散層)破壊とソース(拡散層)−ウェル破壊とが併せて起きたとしても、半導体集積回路1は予め定められた所定のROM機能を実現することができるのはもちろんである。
次に、半導体集積回路(ROM)1の動作について図2を参照しつつ説明する。図2には、半導体集積回路1のPRC、SET、SNODE5、およびFのそれぞれの動作波形を示す。図2に示すように、初期状態においては、PRCが活性状態“H”で、SETが非活性状態“L”になっている。また、この初期状態では、プリチャージ用Nchトランジスタ6が活性化して“L”になっているので、SNODE5はプリチャージ状態“L”になっている。これに対して、Fノードは“H”になっている。続けて、PRCを活性状態“H”から非活性状態“L”にする。この状態においては、SNODE5およびFノードにはともに変化が無く、SNODE5は“L”で、Fノードは“H”のままである。この後、SETを一時的に活性化させて非活性状態“L”から活性状態“H”にする。
SETを一時的に“H”にした際に、プログラミング用Nchトランジスタ4は活性化する。ただし、SNODE5からVDDに繋がるパス(導電経路)が無いので、SNODE5は図示しない絶縁膜などを介して高抵抗でVDDに電気的に接続される。また、この状態においては、ラッチフィードバック用Nchトランジスタ10も活性化している。この結果、図2中実線で示すように、SETが“H”になっている間も、また“H”から“L”に戻った後も、SNODE5は“L”のまま保持される。ひいては、Fノードも、PRCやSETの動作状態に拘らず、初期状態から終始“H”のまま保持される。
また、SETを一時的に“H”にした際に、フューズブローによりプログラミング用Nchトランジスタ4のソース4sに前述したゲート−拡散層破壊および拡散層−ウェル破壊の少なくとも一方が予め生じていたとする。すなわち、SETを一時的に“H”にした際に、プログラミング用Nchトランジスタ4のソース4sが既に破壊されてソース4s付近に短絡が生じており、トランジスタ4が適正に作動することができなくなっていたとする。このような場合、図7に示す回路構成からなる背景技術に係る半導体集積回路101においては、前述したようにSNODE105における値とFノードにおける値とが等しく無くなってしまう。すなわち、半導体集積回路101は所定の入力値に対して予め設定された出力値とは異なる値を出力してしまい、所望のROM機能を適正に発揮することができなくなってしまう。
これに対して、前述した回路構成からなる本実施形態の半導体集積回路1においては、プログラミング用Nchトランジスタ4のソース4sが破壊されてトランジスタ4が適正に作動することができなくなっていたとしても、SNODE5付近を流れる電流が以下に述べるように振る舞う。すなわち、ゲート−拡散層破壊や拡散層−ウェル破壊により導通されたソース4sを通過してVSSとSNODE5との間を流れる電流が、SNODE5とラッチフィードバック用Nchトランジスタ10との間を流れる電流に打ち勝つ(優先する)。これにより、SNODE5は、前述したようにプログラミング用Nchトランジスタ4のゲート4gと同電位であるVSSに固定される。この結果、図2中実線で示すように、SETが“H”になっている間も、また“H”から“L”に戻った後も、SNODE5はプログラミングが適正に行われた場合と同様に“L”のまま保持される。すなわち、ゲート4gが“H”から“L”になるので、これに合わせてSNODE5も“H”から“L”になる。そして、SNODE5が“L”に固定されるため、プログラムすべきビットはSNODE5を“L”に固定することができる。ひいては、図2中実線に示すように、PRCやSETの動作状態に拘らず、Fノードもプログラミングが適正に行われた場合と同様に初期状態から終始“H”のまま保持される。
また、SETを一時的に“H”にした際に、フューズ金属3に対してレーザービーム2が未照射であり、フューズ金属3がブローされていなければ、SNODE5はプログラミング用Nchトランジスタ4およびフューズ金属3を介してVDDに電気的に接続される。また、フューズ金属3がブローされていなければ、ラッチフィードバック用Nchトランジスタ10は活性化されている。ここで、SNODE5からプログラミング用Nchトランジスタ4およびフューズ金属3を介してVDDに至るパスの抵抗を、SNODE5からラッチフィードバック用Nchトランジスタ10のドレイン10dに至るパスの抵抗よりも予め低く設定しておく。すると、SNODE5からVDDに至るパスの通電状態が、SNODE5からラッチフィードバック用Nchトランジスタ10に至るパスの通電状態に打ち勝つ(優先される)。
この結果、図2中破線で示すように、SETが“L”から“H”になると、これに応じてSNODE5が“L”から“H”に引き上げられる(変更される)。そして、SETが“H”から“L”に戻った後も、SNODE5は“H”のまま保持される。ひいては、Fノードも、図2中破線で示すように、SNODE5が“H”に引き上げられた後、これに応じて“H”から“L”に引き抜かれる(引き下げられる、変更される)。そして、SNODE5と同様に、SETが“H”から“L”に戻った後も、Fノードは“L”のまま保持される。
このように、本実施形態の半導体集積回路1においては、フューズブローが適正に行われた状態、あるいはプログラミング用Nchトランジスタ4のソース4sにゲート−拡散層破壊および拡散層−ウェル破壊の少なくとも一方が起きた状態では、SNODE5が“L”のままであり、Fが“H”のままである。また、フューズ金属3がブローされていない状態では、SNODE5が“H”となり、Fが“L”となる。この結果、半導体集積回路1は、所望のROM機能を適正に実現することができる。
以上説明したように、この第1実施形態においては、フューズ付近の回路や素子のサイズに拘らず、フューズブローの際にフューズ付近の回路や素子がダメージを受けた場合でも、フューズブローが適正に行われた場合と同様に適正に機能し得る回路構成を有している。具体的には、本実施形態の半導体集積回路1は、フューズブローの際にフューズ金属3に接続されているプログラミング用Nchトランジスタ4が破壊されたとしても、フューズブローが適正に行われてフューズ金属3が適正に切断された場合と同様の結果を得ることができる。従来は、フューズブローが適正に行われずにフューズ金属3付近の素子や回路が1つでも破壊された場合には、半導体集積回路全体が適正な記憶機能を発揮することができず、不良品とみなされた。これに対して、本実施形態の半導体集積回路1では、フューズ金属3付近に設けられたトランジスタ4が破壊されたとしても、前述したように半導体集積回路1は適正な記憶機能を発揮することができる。すなわち、本実施形態の半導体集積回路1は、いわゆるフューズブローマージンの低下が抑制されており、歩留まりが向上されている。それとともに、本実施形態の半導体集積回路1は、安定性、信頼性、および品質なども向上されている。
また、本実施形態の半導体集積回路1では、前述したようにプログラミング用Nchトランジスタ4がフューズブローの際に破壊されても構わない。このため、フューズ金属3の面積をプログラミング用Nchトランジスタ4等をレーザービーム2から保護できる大きさに設定する必要はない。すなわち、フューズ金属3の面積は、フューズ金属3自体がレーザービーム2のエネルギーを吸収して適正に切断される大きさを有していれば十分である。これにより、本実施形態のフューズ金属3は、レーザービームの照射により気化されて導通が失われるとともにプログラミング用Nchトランジスタをレーザービームから保護することを主な目的とする従来のフューズ金属に比べて、より小面積でフューズ金属としての機能を実現することができる。
この結果、半導体集積回路1においては、フューズ金属3の面積、ひいては複数本のフューズ金属3が設けられている図示しないフューズ配線領域の面積を大幅に縮小することができる。また、前述したように、本実施形態の半導体集積回路1においては、プログラミング用Nchトランジスタ4等はフューズブローの際に破壊されても構わないので、プログラミング用Nchトランジスタ4とその略真上に位置しているフューズ金属3とを、できる限り短いノードGで電気的に接続することができる。すなわち、プログラミング用Nchトランジスタ4をフューズ金属3の略真下に近接して設けることができる。また、本実施形態の半導体集積回路1では、フューズブローの際に破壊されても構わない程度の大きさに縮小されたトランジスタ4を用いることにより、従来に比べてより小面積で半導体集積回路上におけるROM機能を実現することができる。さらに、半導体集積回路1が多層配線構造を有している場合においても、フューズブロー容易性と、半導体集積回路1の内部素子や内部回路の微細化および高集積化とを高い次元で両立させることができる。
したがって、本実施形態の半導体集積回路1が有する回路構成は、本来のROM機能を損うこと無く、半導体集積回路1の内部素子や内部回路のさらなる微細化や高集積化に大きく寄与することができる。ひいては、半導体集積回路1全体の適正かつ安定した動作および信頼性、ならびに半導体集積回路1全体のさらなるコンパクト化(ダウンサイジング)に大きく寄与することができる。
さらに、前述した回路構成からなる半導体集積回路1によれば、内部素子や内部回路がより縮小された場合でも、フューズ金属3付近の素子や回路を破壊することなく、かつ、適正なフューズブローが行えるように、フューズブロー用レーザービーム2のエネルギーを低下させることなく、かつ、レーザービーム2のビーム径を細くする、というトレードオフの困難を容易に回避することができる。一般的に、半導体集積回路の内部素子や内部回路の微細化に応じてフューズブロー用レーザービーム2のエネルギーを低下させたり、レーザービームのビーム径を細くしたりすると、フューズ金属をフューズブローし難くなる。また、レーザービームのビーム径を細くすると、レーザービームの照射位置の精度をより高める必要が生じる。これにより、適正なフューズブローが困難になるとともに、フューズブローの作業により長い時間が掛かってしまう。
これに対して、本実施形態の半導体集積回路1においては、前述したようにフューズ金属3付近に設けられるプログラミング用Nchトランジスタ4がフューズブローの際に破壊されても構わない。したがって、半導体集積回路1では、その内部素子や内部回路がよりシュリンクされた場合でも、一般に使用されているフューズブロー用レーザービーム照射装置(レーザーフューズリペア装置)を用いてフューズブロー(プログラミング)することができる。すなわち、本実施形態によれば、従来以上にシュリンクされたトランジスタを使用する場合においても、通常のレーザーフューズリペア装置を用いるフューズブロー(プログラミング)により所望のROM機能を実現可能な、図示しない小面積の不揮発性メモリ素子を有する半導体集積回路1を提供することができる。ひいては、本実施形態によれば、所望のROM機能を適正に発揮し得る良品の半導体集積回路1を、一般的なフューズブロー用レーザーリペア装置を用いて高い効率で生産することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係る第2実施形態を図5を参照しつつ説明する。図5は、本実施形態に係る半導体集積回路として図1に示す半導体集積回路の等価回路を簡略して示す図である。なお、前述した第1実施形態と同一部分には同一符号を付したまま説明する。
次に、本発明に係る第2実施形態を図5を参照しつつ説明する。図5は、本実施形態に係る半導体集積回路として図1に示す半導体集積回路の等価回路を簡略して示す図である。なお、前述した第1実施形態と同一部分には同一符号を付したまま説明する。
本実施形態においては、前述した第1実施形態に係る半導体集積回路1において、回路を安定して機能させるための技術について説明する。図1に示す第1実施形態の半導体集積回路1においては、プログラミング用Nchトランジスタ4のゲート4gの電位は、最高でVDDである。このため、SNODE5に対する駆動力が不足するおそれがある。このようなおそれを未然に防ぐためには、例えばプログラミング用Nchトランジスタ4、および第1のインバータ8を構成するとともにプログラミング用Nchトランジスタ4のチャンネルと同じ導電型であるNチャンネルを有している第3のトランジスタの各チャンネルに、閾値電圧低下用のチャンネルインプラを注入するとよい。以下、図5を参照しつつ説明する。
図5に示すように、本実施形態の半導体集積回路21は、図1に示す第1実施形態の半導体集積回路1の実質的に等価である。具体的には、図5に示す半導体集積回路21は、図1に示す半導体集積回路1が備える第1のインバータ8を、ラッチフィードバック用NMOSトランジスタ(ラッチフィードバック用Nchトランジスタ)22とラッチフィードバック用PMOSトランジスタ(ラッチフィードバック用Pchトランジスタ)23とを接続したCMOSインバータとして表したものである。ラッチフィードバック用Nchトランジスタ22が第3のトランジスタとなる。なお、図5に示す半導体集積回路21においては、第1のインバータ8を構成するラッチフィードバック用Nchトランジスタ22およびラッチフィードバック用Pchトランジスタ23を、それぞれ第1のラッチフィードバック用Nchトランジスタ22および第1のラッチフィードバック用Pchトランジスタ23と称しても構わない。それとともに、第2のインバータ11を構成するラッチフィードバック用Pchトランジスタ9およびラッチフィードバック用Nchトランジスタ10を、それぞれ第2のラッチフィードバック用Pchトランジスタ9および第2のラッチフィードバック用Nchトランジスタ10と称しても構わない。
図5に示すように、第1のラッチフィードバック用Nchトランジスタ22および第1のラッチフィードバック用Pchトランジスタ23のそれぞれのゲート22g,23gは、ともにSNODE5に電気的に接続されている。これら各ゲート22g,23gは、第1のインバータ8の入力8iとなっている。また、第1のラッチフィードバック用Nchトランジスタ22のドレイン22dと第1のラッチフィードバック用Pchトランジスタ23のドレイン23dとは、互いに電気的に接続されている。これら各ドレイン22d,23dは、第1のインバータ8の出力8oとなっている。そして、第1のラッチフィードバック用Nchトランジスタ22のソース22sは、VSS(GND)に電気的に接続(接地)されている。それとともに、第1のラッチフィードバック用Pchトランジスタ23のソース23sは、VDD(電源電位)に電気的に接続されている。
このような回路構成からなる半導体集積回路1において、プログラミング用Nchトランジスタ4および第1のラッチフィードバック用Nchトランジスタ22の各チャンネルに閾値電圧低下用のチャンネルインプラを注入する。これにより、プログラミング用Nchトランジスタ4および第1のラッチフィードバック用Nchトランジスタ22の各チャンネルの不純物濃度を減少させる。すなわち、プログラミング用Nchトランジスタ4および第1のラッチフィードバック用Nchトランジスタ22の閾値を、プリチャージ用Nchトランジスタ6や第2のラッチフィードバック用Nchトランジスタ10の閾値よりも低くする。この結果、SNODE5に対する駆動力のマージンをより上げることができる。
以上説明したように、この第2実施形態によれば、前述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、SNODE5に対する駆動力のマージンが第1実施形態よりも上げられているので、半導体集積回路21(1)が所望のROM機能をより安定して発揮することができる。ひいては、半導体集積回路21(1)の性能や信頼性が向上されている。
(第3の実施の形態)
次に、本発明に係る第3実施形態を図1、図3、および図5を参照しつつ説明する。なお、前述した第1および第2の各実施形態と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
次に、本発明に係る第3実施形態を図1、図3、および図5を参照しつつ説明する。なお、前述した第1および第2の各実施形態と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
本実施形態においては、前述した第2実施形態と同様に、半導体集積回路1の回路を安定して機能させるための他の技術について、簡潔に説明する。
図1および図5に示す各半導体集積回路1,21において、プログラミング用Nchトランジスタ4の駆動力が第2のラッチフィードバック用Nchトランジスタ10の駆動力よりも低く、第2のラッチフィードバック用Nchトランジスタ10に打ち勝つ(優先する)のが困難であるとする。このような場合には、プログラミング用Nchトランジスタ4として、より厚膜のゲート酸化膜16を有するNchトランジスタを用いるとよい。具体的には、図3に示すプログラミング用Nchトランジスタ4のゲート酸化膜16の膜厚を、他のNchトランジスタであるプリチャージ用Nchトランジスタ6や第2のラッチフィードバック用Nchトランジスタ10が有する図示しないゲート酸化膜の膜厚よりも厚くするとよい。これにより、プログラミング用Nchトランジスタ4に入力されるSET信号の電位を、通常の0〜VDDよりも高い電位で遷移させることができる。すなわち、プログラミング用Nchトランジスタ4に対して、より高電位のSET信号(SETH)を掛ける(入力する)ことができる。この結果、プログラミング用Nchトランジスタ4の駆動力が第2のラッチフィードバック用Nchトランジスタ10の駆動力よりも高くなり、第2のラッチフィードバック用Nchトランジスタ10に打ち勝つことができる。
以上説明したように、この第3実施形態によれば、前述した第1および第2の各実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明に係る第4実施形態を図6を参照しつつ説明する。図6は、本実施形態に係る半導体集積回路として図1および図5に示す半導体集積回路の変形例を簡略して示す図である。なお、前述した第1〜第3の各実施形態と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
次に、本発明に係る第4実施形態を図6を参照しつつ説明する。図6は、本実施形態に係る半導体集積回路として図1および図5に示す半導体集積回路の変形例を簡略して示す図である。なお、前述した第1〜第3の各実施形態と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
本実施形態は、前述した第1および第2実施形態の半導体集積回路1,21が有するプログラミング用Nchトランジスタ4およびプリチャージ用Nchトランジスタ6のそれぞれの導電型、およびそれら各トランジスタ4に接続される電位を反対にしたものである。以下、図6を参照しつつ簡潔に説明する。
図6に示すように、本実施形態の半導体集積回路31においては、フューズ金属3の一端部は、第1の電位としてのVSS(GND)に電気的に接続(接地)されており、VSS(GND)ノードとなっている。それとともに、フューズ金属3の他端部は、導電型がP型からなるチャンネルを有する第1のトランジスタとしてのプログラミング用Pchトランジスタ32のドレイン32dに電気的に接続されている。また、フューズ金属3とプログラミング用Pchトランジスタ32との間のノードがGとなっている。
SNODE5は、プログラミング用Pchトランジスタ32のソース32sに電気的に接続されている。プログラミング用Pchトランジスタ32のゲート32gには、第1の信号としてのセット信号SETが入力されている。プログラミング用Pchトランジスタ32は、セット(SET)または破壊用Pchトランジスタとも称される。また、SNODE5は、第1のトランジスタであるプログラミング用Pchトランジスタ32のチャンネルと同じ導電型であるPからなるチャンネルを有する、第2のトランジスタとしてのプリチャージ用Pchトランジスタ33のドレイン33dにも電気的に接続されている。すなわち、プログラミング用Pchトランジスタ32のソース32sは、プリチャージ用Pchトランジスタ33のドレイン33dにも電気的に接続されている。プリチャージ用Pchトランジスタ33のソース33sは、第1の電位であるVSS(GND)よりも高電位である第2の電位としてのVDD(電源電位)に電気的に接続されている。また、プリチャージ用Pchトランジスタ33のゲート33gには、第1の信号であるSETとは異なる第2の信号としてのプリチャージ信号PRCが入力されている。プリチャージ用Pchトランジスタ33は、SNODE5をプリチャージするために設けられている。
このように、本実施形態の半導体集積回路31においては、フューズ金属3、プログラミング用Pchトランジスタ32、およびプリチャージ用Pchトランジスタ33などにより、冗長回路34が構成されている。
また、図6に示すように、SNODE5は、第1のインバータ37の入力37iにも電気的に接続されている。第1のインバータ37は、第1のラッチフィードバック用Pchトランジスタ(PMOSトランジスタ)35と第1のラッチフィードバック用Nchトランジスタ(NMOSトランジスタ)36とを接続してなる、CMOSインバータとして構成されている。第1のラッチフィードバック用Pchトランジスタ35が第3のトランジスタとなる。
第1のラッチフィードバック用Pchトランジスタ35および第1のラッチフィードバック用Nchトランジスタ36のそれぞれのゲート35g,36gは、ともにSNODE5に電気的に接続されている。これら各ゲート35g,36gが、第1のインバータ37の入力37iとなっている。また、第1のラッチフィードバック用Pchトランジスタ35のドレイン35dと第1のラッチフィードバック用Nchトランジスタ36のドレイン36dとは、互いに電気的に接続されている。これら各ドレイン35d,36dが、第1のインバータ37の出力37oとなっている。そして、第1のラッチフィードバック用Pchトランジスタ35のソース35sは、VDD(電源電位)に電気的に接続されている。それとともに、第1のラッチフィードバック用Nchトランジスタ36のソース36sは、VSS(GND)に電気的に接続(接地)されている。第1のインバータ37の出力37oは、第2のインバータ40の入力40iに電気的に接続されている。
第2のインバータ40は、第1のインバータ37と同様に、第2のラッチフィードバック用Nchトランジスタ(NMOSトランジスタ)38と第2のラッチフィードバック用Pchトランジスタ(PMOSトランジスタ)39とを接続してなる、CMOSインバータとして構成されている。この第2のインバータ40は、第1のインバータ37と区別するために、フィードバック用インバータとも称される。第2のラッチフィードバック用Nchトランジスタ38および第2のラッチフィードバック用Pchトランジスタ39のそれぞれのゲート38g,39gは、ともに第1のインバータ37の出力37oに電気的に接続されている。これら各ゲート38g,39gが、第2のインバータ40の入力40iとなっている。また、第2のラッチフィードバック用Nchトランジスタ38のドレイン38dと第2のラッチフィードバック用Pchトランジスタ39のドレイン39dとは、互いに電気的に接続されている。これら各ドレイン38d,39dが、第2のインバータ40の出力40oとなっている。第2のインバータ40の出力40oは、SNODE5に電気的に接続されている。それとともに、第2のインバータ40の出力40oは、SNODE5を介して第1のインバータ37の入力37iに電気的に接続されている。
このように、第1のインバータ37および第2のインバータ40は、SNODE5を介して記憶回路としてのラッチ回路41を形成している。このラッチ回路41は、プログラミング用Pchトランジスタ32のソース32sおよびドレイン32dのうち、フューズ金属3が接続されていない方であるソース32sにSNODE5を介して電気的に接続されている。
第2のラッチフィードバック用Pchトランジスタ39のソース39sは、VDD(電源電位)に電気的に接続されている。それとともに、第2のラッチフィードバック用Nchトランジスタ38のソース38sは、他のNchトランジスタ42のドレイン42dに電気的に接続されている。このNchトランジスタ42のゲート42gには、プリチャージ信号PRCが入力されている。それとともに、このNchトランジスタ42のゲート42gは、SNODE5に電気的に接続されている。さらに、このNchトランジスタ42のソース42sはVSS(GND)に電気的に接続(接地)されている。このNchトランジスタ42は、PRCが活性化してSNODE5をプリチャージ状態にしている間、第2のラッチフィードバック用Nchトランジスタ38を無効にして、SNODE5に流れるリーク電流を抑制するために設けられている。
そして、第1のインバータ37の出力37o側の電位は、フューズ金属3がフューズブローされてプログラミングされた半導体集積回路(ROM)31の出力値を示すFノードとなっている。なお、図示は省略するが、この半導体集積回路31においては、各Pchトランジスタ32,33,35,39のそれぞれのバックバイアスにはVDDが供給されているとともに、各Nchトランジスタ36,38,42のそれぞれのバックバイアスにはVSSが供給されている。
以上説明したように、この第4実施形態によれば、前述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明に係る半導体集積回路は、前述した第1〜第4の各実施形態には制約されない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、それらの構成、あるいは製造工程などの一部を種々様々な設定に変更したり、あるいは各種設定を適宜、適当に組み合わせて用いたりして実施することができる。
例えば、第1実施形態において説明したゲート−ソース(拡散層)破壊およびソース(拡散層)−ウェル破壊は、いずれか一方のみが起きるとは限らない。それら2種類のソース(拡散層)破壊は、1回のレーザービーム2の照射により、同時に起こっても構わない。あるいは、それら2種類のソース(拡散層)破壊は、少なくとも2回のレーザービーム2の照射により連続して生じさせられても構わない。
また、前述した第1〜第4の各実施形態においては、半導体集積回路1,21,31のソース・ドレインとなる領域をn+ 拡散層により形成されるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ソース・ドレインとなる領域を、シリサイドにより形成し、これに電極を接続する構成としても構わない。
また、第2および第3の各実施形態において説明した半導体集積回路を安定させて機能させる技術を、第1実施形態の半導体集積回路1のみならず、第4実施形態の半導体集積回路31に適用しても構わないのはもちろんである。
さらに、第1〜第4の各実施形態に係る各半導体集積回路1,21,31と同様の作用および効果をえることができれば、基板の導電型、各トランジスタの導電型、各トランジスタのソース・ドレインやフューズ金属に印加される電位の値、各トランジスタのゲートに入力される信号の種類等は適宜、適正に変更したり、組み合わせたりしても構わないのはもちろんである。
1,21,31…半導体集積回路(ROM)、2…レーザービーム、3…フューズ金属(レーザービーム被照射体)、4…プログラミング用Nchトランジスタ(第1のトランジスタ)、4d…プログラミング用Nchトランジスタのドレイン(n+ 拡散層、第1のトランジスタのドレイン)、4g…プログラミング用Nchトランジスタのゲート(第1のトランジスタのゲート)、4s…プログラミング用Nchトランジスタのソース(n+ 拡散層、第1のトランジスタのソース)、5…SNODE(プログラミング用Nchトランジスタおよびプリチャージ用Nchトランジスタとラッチ回路との接続部、プログラミング用Pchトランジスタおよびプリチャージ用Pchトランジスタとラッチ回路との接続部、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタと記憶回路との接続部)6…プリチャージ用Nchトランジスタ(第2のトランジスタ)、6d…プリチャージ用Nchトランジスタのドレイン(第2のトランジスタのドレイン)、6g…プリチャージ用Nchトランジスタのゲート(第2のトランジスタのゲート)、6s…プリチャージ用Nchトランジスタのソース(第2のトランジスタのソース)、8,37…第1のインバータ(CMOSインバータ)、8i,37i…第1のインバータの入力、8o,37o…第1のインバータの出力、10…第2のラッチフィードバック用Nchトランジスタ(ラッチフィードバック用NMOSトランジスタ、第4のトランジスタ)、11,40…第2のインバータ(フィードバック用インバータ、CMOSインバータ)、11i,40i…第2のインバータの入力、11o,40o…第2のインバータの出力、12,41…ラッチ回路(記憶回路)、14…P型半導体基板(基板)、16…ゲート酸化膜、22…第1のラッチフィードバック用Nchトランジスタ(ラッチフィードバック用NMOSトランジスタ、第3のトランジスタ)、32…プログラミング用Pchトランジスタ(第1のトランジスタ)、32d…プログラミング用Pchトランジスタのドレイン(第1のトランジスタのドレイン)、32g…プログラミング用Pchトランジスタのゲート(第1のトランジスタのゲート)、32s…プログラミング用Pchトランジスタのソース(第1のトランジスタのソース)、33…プリチャージ用Pchトランジスタ(第2のトランジスタ)、33d…プリチャージ用Pchトランジスタのドレイン(第2のトランジスタのドレイン)、33g…プリチャージ用Pchトランジスタのゲート(第2のトランジスタのゲート)、33s…プリチャージ用Pchトランジスタのソース(第2のトランジスタのソース)、35…第1のラッチフィードバック用Pchトランジスタ(ラッチフィードバック用PMOSトランジスタ、第3のトランジスタ)、39…第2のラッチフィードバック用Pchトランジスタ(ラッチフィードバック用PMOSトランジスタ、第4のトランジスタ)、PRC…プリチャージ用信号(第2の信号)、SET,SETH…セット用信号(第1の信号)、VDD…電源電位(第1の電位,第2の電位)、VSS…接地電位(GND,第2の電位,第1の電位)
Claims (7)
- 基板の上方に設けられているとともに一端部に第1の電位が与えられており、かつ、レーザービームが照射されることにより導通を断たれるレーザービーム被照射体と、
前記基板上に設けられているとともに前記レーザービーム被照射体の他端部がソースおよびドレインのうちのいずれか一方に電気的に接続されており、かつ、バックバイアスとして前記第1の電位とは異なる第2の電位が与えられているとともに第1の導電型からなるチャンネルを有する第1のトランジスタと、
この第1のトランジスタの前記ソースおよび前記ドレインのうち前記レーザービーム被照射体の前記他端部が電気的に接続されていない方がソースおよびドレインのうちのいずれか一方に電気的に接続されているとともに、他方には前記第2の電位が与えられており、かつ、バックバイアスとして前記第2の電位が与えられているとともに前記第1の導電型からなるチャンネルを有する第2のトランジスタと、
この第2のトランジスタの前記ソースおよび前記ドレインのうちの前記第1のトランジスタが電気的に接続されている方に電気的に接続されているとともに、前記第1のトランジスタの前記ソースおよび前記ドレインのうちの前記レーザービーム被照射体の前記他端部が電気的に接続されていない方にも電気的に接続されている記憶回路と、
を具備することを特徴とする半導体集積回路。 - 前記レーザービームの照射により前記レーザービーム被照射体が導通を断たれた場合と、前記レーザービーム被照射体に対する前記レーザービームの照射により前記第1のトランジスタの前記ソースおよびドレインのうち前記レーザービーム被照射体の前記他端部が接続されていない方と前記第1のトランジスタのゲートおよび前記基板の少なくとも一方との間が破壊された場合とで、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタと前記記憶回路との接続部における電位が等しいことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
- 前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタは、ともに前記第1の導電型としてN型のチャンネルを有するNチャンネルトランジスタであり、
前記レーザービーム被照射体の前記一端部には前記第1の電位としてVDDが与えられているとともに、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタのそれぞれに対する前記バックバイアスならびに前記第2のトランジスタの前記ソースには前記第2の電位としてVSSが与えられており、
前記レーザービーム被照射体の前記他端部は前記第1のトランジスタの前記ドレインに電気的に接続されているとともに、前記第1のトランジスタの前記ソースは前記第2のトランジスタの前記ドレインに電気的に接続されており、かつ、前記記憶回路は前記第1のトランジスタの前記ソースおよび前記第2のトランジスタの前記ドレインのそれぞれに電気的に接続されており、また、
前記レーザービーム被照射体が導通を断たれた場合、ならびに前記第1のトランジスタの前記ソースと前記第1のトランジスタの前記ゲートおよび前記基板の少なくとも一方との間が破壊された場合のいずれの場合においても、前記第1のトランジスタの前記ゲートの電位は前記第2の電位であるVSSに設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体集積回路。 - 前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタは、ともに前記第1の導電型としてP型のチャンネルを有するPチャンネルトランジスタであり、
前記レーザービーム被照射体の前記一端部には前記第1の電位としてVSSが与えられているとともに、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタのそれぞれに対する前記バックバイアスならびに前記第2のトランジスタの前記ソースには前記第2の電位としてVDDが与えられており、
前記レーザービーム被照射体の前記他端部は前記第1のトランジスタの前記ドレインに電気的に接続されているとともに、前記第1のトランジスタの前記ソースは前記第2のトランジスタの前記ドレインに電気的に接続されており、かつ、前記記憶回路は前記第1のトランジスタの前記ソースおよび前記第2のトランジスタの前記ドレインのそれぞれに電気的に接続されており、また、
前記レーザービーム被照射体が導通を断たれた場合、ならびに前記第1のトランジスタの前記ソースと前記第1のトランジスタの前記ゲートおよび前記基板の少なくとも一方との間が破壊された場合のいずれの場合においても、前記第1のトランジスタの前記ゲートの電位は前記第2の電位であるVDDに設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体集積回路。 - 前記第1のトランジスタのゲートには第1の信号が入力されるとともに、前記第2のトランジスタのゲートには前記第1の信号とは異なる第2の信号が入力され、かつ、前記記憶回路は、入力が前記第1のトランジスタの前記ソースに電気的に接続されている第1のインバータと、この第1のインバータの出力が入力に電気的に接続されているとともに出力が前記第1のトランジスタの前記ソースに電気的に接続されている第2のインバータとを有することを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれかに記載の半導体集積回路。
- 前記第1のトランジスタおよび前記第1のインバータを構成するとともに前記第1の導電型からなるチャンネルを有する第3のトランジスタのそれぞれが有する前記各チャンネルの不純物濃度が、前記第2のトランジスタおよび前記第2のインバータを構成するとともに前記第1の導電型からなるチャンネルを有する第4のトランジスタのそれぞれが有する前記各チャンネルの不純物濃度に比べて低く設定されていることを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路。
- 前記第1のトランジスタのゲート酸化膜が、前記第1のトランジスタ以外の前記第1の導電型からなるチャンネルを有する他の前記各トランジスタのゲート酸化膜よりも厚く形成されていることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれかに記載の半導体集積回路。
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