JPH09204281A - 印刷処理装置 - Google Patents
印刷処理装置Info
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- JPH09204281A JPH09204281A JP8012948A JP1294896A JPH09204281A JP H09204281 A JPH09204281 A JP H09204281A JP 8012948 A JP8012948 A JP 8012948A JP 1294896 A JP1294896 A JP 1294896A JP H09204281 A JPH09204281 A JP H09204281A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ページごとに指定用紙サイズ及び用紙方向が異
なる文書を特定の用紙サイズ及び用紙方向で印刷する際
に、各ページの拡大縮小を低減して文字サイズ等の整合
を図ることができる印刷処理装置を提供すること。 【解決手段】入力部123から入力された制約条件に基
づいて仮想用紙選択部124が仮想用紙の用紙サイズ及
び用紙方向を選択し、ページ割付処理部121aがこの
仮想用紙に対して文書データの各ページを割り付け、仮
想用紙変換部121bが出力用紙の用紙サイズ及び用紙
方向に適合するようにこの仮想用紙を変換した後、印刷
制御部126が文書データを印刷出力する。
なる文書を特定の用紙サイズ及び用紙方向で印刷する際
に、各ページの拡大縮小を低減して文字サイズ等の整合
を図ることができる印刷処理装置を提供すること。 【解決手段】入力部123から入力された制約条件に基
づいて仮想用紙選択部124が仮想用紙の用紙サイズ及
び用紙方向を選択し、ページ割付処理部121aがこの
仮想用紙に対して文書データの各ページを割り付け、仮
想用紙変換部121bが出力用紙の用紙サイズ及び用紙
方向に適合するようにこの仮想用紙を変換した後、印刷
制御部126が文書データを印刷出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ページごとに異な
る用紙サイズ又は用紙方向を指定した文書データを受け
付け、該文書データを所定の用紙サイズ及び用紙方向か
らなる出力用紙に印刷処理する印刷処理装置に関し、特
に各ページの拡大縮小を低減して出力用紙の各ページの
文字サイズ等を整合する印刷処理装置に関する。
る用紙サイズ又は用紙方向を指定した文書データを受け
付け、該文書データを所定の用紙サイズ及び用紙方向か
らなる出力用紙に印刷処理する印刷処理装置に関し、特
に各ページの拡大縮小を低減して出力用紙の各ページの
文字サイズ等を整合する印刷処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークステーション等の文書作成
装置では、各ページのサイズ及び用紙方向を統一した文
書だけでなく、ページごとに用紙サイズ及び用紙方向が
異なる文書を作成することができる。
装置では、各ページのサイズ及び用紙方向を統一した文
書だけでなく、ページごとに用紙サイズ及び用紙方向が
異なる文書を作成することができる。
【0003】例えば、文書全体の属性を示す文書属性に
おいて「A−4用紙の縦置き(以下「A−4縦」と言
う。)」を指定すると、各ページの用紙サイズは「A−
4」となり、用紙方向は「縦」となる。ただし、所定の
ページのページ属性に「B−4横」を指定すると、当該
ページの用紙サイズについては「B−4」となり、その
用紙方向は「横」となる。
おいて「A−4用紙の縦置き(以下「A−4縦」と言
う。)」を指定すると、各ページの用紙サイズは「A−
4」となり、用紙方向は「縦」となる。ただし、所定の
ページのページ属性に「B−4横」を指定すると、当該
ページの用紙サイズについては「B−4」となり、その
用紙方向は「横」となる。
【0004】このように、最近の文書作成装置では、文
書作成効率を向上させるために、ページ毎に用紙サイズ
及び用紙方向を指定することができる。
書作成効率を向上させるために、ページ毎に用紙サイズ
及び用紙方向を指定することができる。
【0005】ところが、印刷装置がページごとに用紙サ
イズ及び用紙方向が異なる印刷処理を行うと、その文書
の保管及び取扱いに不便が生ずることが多いため、各ペ
ージの用紙サイズを統一することが多い。
イズ及び用紙方向が異なる印刷処理を行うと、その文書
の保管及び取扱いに不便が生ずることが多いため、各ペ
ージの用紙サイズを統一することが多い。
【0006】例えば、特開平3−216370号公報に
は、作成された文書に設定された用紙サイズが印刷用紙
サイズと異なる場合に、印刷すべき文書を構成する文字
及び図形等を印刷用紙サイズに合わせて比例的に拡大縮
小するよう構成した文書処理装置が開示されている。
は、作成された文書に設定された用紙サイズが印刷用紙
サイズと異なる場合に、印刷すべき文書を構成する文字
及び図形等を印刷用紙サイズに合わせて比例的に拡大縮
小するよう構成した文書処理装置が開示されている。
【0007】すなわち、この先行技術は、印刷装置に設
定された印刷用紙サイズに適合するように、ページ内の
文字及び図形等を拡大縮小するものである。
定された印刷用紙サイズに適合するように、ページ内の
文字及び図形等を拡大縮小するものである。
【0008】また、特開平7−152739号公報に
は、複数の文書データを組合せて連結印刷する際に、該
連結印刷をするための連結印刷情報と文書データを出力
するための書式情報を比較し、その比較結果に基づいて
文書データを変形処理するよう構成した文書印刷装置が
開示されている。
は、複数の文書データを組合せて連結印刷する際に、該
連結印刷をするための連結印刷情報と文書データを出力
するための書式情報を比較し、その比較結果に基づいて
文書データを変形処理するよう構成した文書印刷装置が
開示されている。
【0009】すなわち、この先行技術は、書式情報に適
合するように文書データを拡大、縮小又は回転処理する
ものである。
合するように文書データを拡大、縮小又は回転処理する
ものである。
【0010】このように、上記先行技術は、いずれも印
刷装置に設定された用紙サイズまで各ページの文字及び
図形等を拡大縮小し、また用紙方向に応じて各ページの
文字及び図形等を回転するものである。
刷装置に設定された用紙サイズまで各ページの文字及び
図形等を拡大縮小し、また用紙方向に応じて各ページの
文字及び図形等を回転するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に印
刷装置に設定された用紙サイズまで各ページの文字及び
図形等を拡大縮小したのでは、実際に印刷出力を行う印
刷用紙(以下「出力用紙」と言う。)の各ページごとの
文字サイズ及び図形サイズに差異が生じ、文書全体とし
ての文字サイズ等の整合を図ることができない。
刷装置に設定された用紙サイズまで各ページの文字及び
図形等を拡大縮小したのでは、実際に印刷出力を行う印
刷用紙(以下「出力用紙」と言う。)の各ページごとの
文字サイズ及び図形サイズに差異が生じ、文書全体とし
ての文字サイズ等の整合を図ることができない。
【0012】例えば、第1ページ及び第2ページについ
て「A−4縦」の用紙設定がなされ、第3ページに「B
−4縦」の用紙設定がなされた文書を「A−4縦」の用
紙に印刷出力する場合を考えると、第3ページについて
は元の約8割のサイズに縮小するために、第3ページ内
の文字及び図形は、他のページの文字及び図形よりも縮
小される。
て「A−4縦」の用紙設定がなされ、第3ページに「B
−4縦」の用紙設定がなされた文書を「A−4縦」の用
紙に印刷出力する場合を考えると、第3ページについて
は元の約8割のサイズに縮小するために、第3ページ内
の文字及び図形は、他のページの文字及び図形よりも縮
小される。
【0013】したがって、ページごとに指定用紙サイズ
及び用紙方向が異なる文書を特定の用紙サイズ及び用紙
方向で印刷する際に、各ページの文字サイズ等の整合を
いかに図るかが重要な課題となっている。
及び用紙方向が異なる文書を特定の用紙サイズ及び用紙
方向で印刷する際に、各ページの文字サイズ等の整合を
いかに図るかが重要な課題となっている。
【0014】そこで、本発明では、上記課題を解決し、
ページごとに指定用紙サイズ及び用紙方向が異なる文書
を特定の用紙サイズ及び用紙方向で印刷する際に、各ペ
ージの拡大縮小を低減して文字サイズ等の整合を図るこ
とができる印刷処理装置を提供することを目的とする。
ページごとに指定用紙サイズ及び用紙方向が異なる文書
を特定の用紙サイズ及び用紙方向で印刷する際に、各ペ
ージの拡大縮小を低減して文字サイズ等の整合を図るこ
とができる印刷処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、ページごとに異なる用紙サイズ又は
用紙方向を指定した文書データを受け付け、該文書デー
タを所定の用紙サイズ及び用紙方向からなる出力用紙に
印刷処理する印刷処理装置において、前記文書データの
各ページを所定の用紙サイズ及び用紙方向からなる仮想
用紙に割り付ける割付手段と、前記割付手段により割り
付けられた仮想用紙を、前記出力用紙の用紙サイズ及び
用紙方向に適合するよう変換する変換手段とを具備する
ことを特徴とする。
め、第1の発明は、ページごとに異なる用紙サイズ又は
用紙方向を指定した文書データを受け付け、該文書デー
タを所定の用紙サイズ及び用紙方向からなる出力用紙に
印刷処理する印刷処理装置において、前記文書データの
各ページを所定の用紙サイズ及び用紙方向からなる仮想
用紙に割り付ける割付手段と、前記割付手段により割り
付けられた仮想用紙を、前記出力用紙の用紙サイズ及び
用紙方向に適合するよう変換する変換手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0016】また、第2の発明は、文書データに含まれ
る文字及び図形を前記出力用紙に印刷処理する際の制約
条件を入力する入力手段をさらに具備し、前記割付手段
は、前記入力手段により入力された制約条件に基づいて
仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向を決定し、該決定し
た用紙サイズ及び用紙方向からなる仮想用紙に前記文書
データの各ページを割り付けることを特徴とする。
る文字及び図形を前記出力用紙に印刷処理する際の制約
条件を入力する入力手段をさらに具備し、前記割付手段
は、前記入力手段により入力された制約条件に基づいて
仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向を決定し、該決定し
た用紙サイズ及び用紙方向からなる仮想用紙に前記文書
データの各ページを割り付けることを特徴とする。
【0017】また、第3の発明は、前記割付手段は、前
記仮想用紙の用紙サイズの系列と文書データの所定のペ
ージに指定された指定用紙サイズの系列とが異なる場合
に、前記仮想用紙の用紙サイズの系列のうち該指定用紙
サイズの大きさに近い用紙サイズを選択し、該選択した
用紙サイズに基づいて前記所定のページを仮想用紙に割
り付けることを特徴とする。
記仮想用紙の用紙サイズの系列と文書データの所定のペ
ージに指定された指定用紙サイズの系列とが異なる場合
に、前記仮想用紙の用紙サイズの系列のうち該指定用紙
サイズの大きさに近い用紙サイズを選択し、該選択した
用紙サイズに基づいて前記所定のページを仮想用紙に割
り付けることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本実施の形態で用いる印刷システ
ムの全体構成及び印刷処理装置の細部構成を示すブロッ
ク図である。
ムの全体構成及び印刷処理装置の細部構成を示すブロッ
ク図である。
【0020】図1に示すように、この印刷印刷システム
は、作成した文書の印刷依頼を行うワークステーション
(WS)10a、10b及び10cと、印刷制御装置1
2とがネットワーク11を介して接続される構成とな
る。
は、作成した文書の印刷依頼を行うワークステーション
(WS)10a、10b及び10cと、印刷制御装置1
2とがネットワーク11を介して接続される構成とな
る。
【0021】WS10a、10b及び10cは、ページ
ごとに異なる用紙サイズ及び用紙方向を設定しながら文
書を作成することができる処理装置である。
ごとに異なる用紙サイズ及び用紙方向を設定しながら文
書を作成することができる処理装置である。
【0022】具体的には、これらのWS10a〜10c
が作成する文書には、文書全体の用紙サイズ及び用紙方
向を指定する文書属性と、各ページごとの用紙サイズ及
び用紙方向を指定するページ属性が付与され、この文書
属性とページ属性を自在に利用することにより、ページ
ごとに異なる用紙サイズ及び用紙方向を設定することが
可能となる。
が作成する文書には、文書全体の用紙サイズ及び用紙方
向を指定する文書属性と、各ページごとの用紙サイズ及
び用紙方向を指定するページ属性が付与され、この文書
属性とページ属性を自在に利用することにより、ページ
ごとに異なる用紙サイズ及び用紙方向を設定することが
可能となる。
【0023】なお、ページ属性に用紙サイズ等が指定さ
れている場合には、このページ属性に指定された用紙サ
イズ等が優先適用され、またページ属性に用紙サイズ等
が指定されていない場合には文書属性の用紙サイズ等が
適用される。
れている場合には、このページ属性に指定された用紙サ
イズ等が優先適用され、またページ属性に用紙サイズ等
が指定されていない場合には文書属性の用紙サイズ等が
適用される。
【0024】印刷制御装置12は、WS10a〜10c
から文書データを受け付け、該文書データの各ページに
含まれる文字及び図形のサイズをできるだけ均一に保持
しつつ、用紙サイズ及び用紙方向が同一の出力用紙に印
刷するよう制御する制御装置である。
から文書データを受け付け、該文書データの各ページに
含まれる文字及び図形のサイズをできるだけ均一に保持
しつつ、用紙サイズ及び用紙方向が同一の出力用紙に印
刷するよう制御する制御装置である。
【0025】すなわち、文書作成装置において文書を作
成する際に文書属性又はページ属性で指定された各ペー
ジの用紙サイズ(以下、「指定用紙サイズ」と言う。)
がページごとに異なる場合に、かかる文書データをペー
ジ単位で拡大縮小及び回転した後に用紙サイズ及び用紙
方向が同一の出力用紙に印刷していたのでは、各ページ
に含まれる文字及び図形等の大きさがページごとにばら
つくため、この印刷制御装置では、かかるばらつきを低
減するよう制御している。
成する際に文書属性又はページ属性で指定された各ペー
ジの用紙サイズ(以下、「指定用紙サイズ」と言う。)
がページごとに異なる場合に、かかる文書データをペー
ジ単位で拡大縮小及び回転した後に用紙サイズ及び用紙
方向が同一の出力用紙に印刷していたのでは、各ページ
に含まれる文字及び図形等の大きさがページごとにばら
つくため、この印刷制御装置では、かかるばらつきを低
減するよう制御している。
【0026】具体的には、この印刷制御装置12では、
出力用紙への印刷処理を行う前に一旦文書データを割り
付ける仮想的な用紙(以下「仮想用紙」と言う。)に文
書データを割り付け、この文書データを割り付けた仮想
用紙を出力用紙に適合する用紙サイズ及び用紙方向に変
換した後に印刷出力を行うこととしている。
出力用紙への印刷処理を行う前に一旦文書データを割り
付ける仮想的な用紙(以下「仮想用紙」と言う。)に文
書データを割り付け、この文書データを割り付けた仮想
用紙を出力用紙に適合する用紙サイズ及び用紙方向に変
換した後に印刷出力を行うこととしている。
【0027】例えば、第1ページが「A−4縦」、第2
ページが「A−4縦」、第3ページが「B−4横」のス
タイルを持つ文書を受け付けた際に、仮想用紙を「A−
3横」に設定した場合には、文書データの第1ページ及
び第2ページをそれぞれ仮想用紙の第1ページに並べて
割り付け、第3ページを「A−3横」に拡大して仮想用
紙の第2ページに割り付ける。
ページが「A−4縦」、第3ページが「B−4横」のス
タイルを持つ文書を受け付けた際に、仮想用紙を「A−
3横」に設定した場合には、文書データの第1ページ及
び第2ページをそれぞれ仮想用紙の第1ページに並べて
割り付け、第3ページを「A−3横」に拡大して仮想用
紙の第2ページに割り付ける。
【0028】そして、出力用紙が「A−4縦」である場
合には、この仮想用紙の各ページを回転するとともにそ
の内容を縮小して「A−4縦」に変換し、出力用紙に印
刷する。
合には、この仮想用紙の各ページを回転するとともにそ
の内容を縮小して「A−4縦」に変換し、出力用紙に印
刷する。
【0029】このように、この印刷制御装置12では、
仮想用紙の概念を導入し、この仮想用紙上に一旦ページ
の割り付けを行い、割り付けた仮想用紙を出力用紙に適
合するように変換した後、プリンタ13を用いて印刷す
る。
仮想用紙の概念を導入し、この仮想用紙上に一旦ページ
の割り付けを行い、割り付けた仮想用紙を出力用紙に適
合するように変換した後、プリンタ13を用いて印刷す
る。
【0030】次に、この印刷制御装置12の細部構成に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0031】図1に示すように、この印刷制御装置12
は、文書データ受付部120と、変換処理部121と、
文書データ記憶部122と、入力部123と、仮想用紙
選択部124と、メモリ125と、印刷制御部126
と、表示部127とからなる。
は、文書データ受付部120と、変換処理部121と、
文書データ記憶部122と、入力部123と、仮想用紙
選択部124と、メモリ125と、印刷制御部126
と、表示部127とからなる。
【0032】文書データ受付部120は、WS10a〜
10cが出力した文書データをネットワーク11を介し
て受け付け、該受け付けた文書データを変換処理部12
2に出力する処理部である。
10cが出力した文書データをネットワーク11を介し
て受け付け、該受け付けた文書データを変換処理部12
2に出力する処理部である。
【0033】変換処理部121は、所定の用紙サイズ及
び用紙方向を持つ仮想用紙に対して文書データの各ペー
ジを割り付け、割り付けた仮想用紙を出力用紙に適合す
るよう変換する処理部であり、ページ割付処理部121
a及び仮想用紙変換部121bからなる。
び用紙方向を持つ仮想用紙に対して文書データの各ペー
ジを割り付け、割り付けた仮想用紙を出力用紙に適合す
るよう変換する処理部であり、ページ割付処理部121
a及び仮想用紙変換部121bからなる。
【0034】ここで、ページ割付処理部121aは、文
書データの割り付けの対象となるページ(以下「対象ペ
ージ」と言う。)を仮想用紙の未使用領域に順次割り付
ける処理部である。
書データの割り付けの対象となるページ(以下「対象ペ
ージ」と言う。)を仮想用紙の未使用領域に順次割り付
ける処理部である。
【0035】具体的には、まず最初に対象ページの用紙
サイズと仮想用紙の用紙サイズを比較し、対象ページの
方が大きければこの対象ページを仮想用紙に割り付ける
ことができないため、該対象ページを仮想用紙サイズま
で縮小する。なお、対象ページと仮想用紙の用紙方向が
異なる場合には、併せて回転処理を施す。
サイズと仮想用紙の用紙サイズを比較し、対象ページの
方が大きければこの対象ページを仮想用紙に割り付ける
ことができないため、該対象ページを仮想用紙サイズま
で縮小する。なお、対象ページと仮想用紙の用紙方向が
異なる場合には、併せて回転処理を施す。
【0036】このようにして、対象ページを仮想用紙に
割り付け得る状態とした後に、仮想用紙のうちのページ
割り付けがなされていない領域(以下「未使用領域」と
言う。)と対象ページとを比較し、この未使用領域に対
象ページを割り付けることが可能であれば該領域に対象
ページを割り付ける。ただし、この未使用領域に対象ペ
ージを割り付けることができない場合には、仮想用紙の
次のページを作成し、この新たなページに対象ページを
割り付ける。
割り付け得る状態とした後に、仮想用紙のうちのページ
割り付けがなされていない領域(以下「未使用領域」と
言う。)と対象ページとを比較し、この未使用領域に対
象ページを割り付けることが可能であれば該領域に対象
ページを割り付ける。ただし、この未使用領域に対象ペ
ージを割り付けることができない場合には、仮想用紙の
次のページを作成し、この新たなページに対象ページを
割り付ける。
【0037】すなわち、このページ割付処理部121a
では、仮想用紙よりも対象ページの方が大きい場合以外
は、対象ページを拡大縮小することなく仮想用紙に割り
付けるため、この仮想用紙に割り付けた文字及び図形の
サイズはほぼ一様なものとなる。
では、仮想用紙よりも対象ページの方が大きい場合以外
は、対象ページを拡大縮小することなく仮想用紙に割り
付けるため、この仮想用紙に割り付けた文字及び図形の
サイズはほぼ一様なものとなる。
【0038】ただし、文字サイズのばらつきを多少認め
る場合には、対象ページが未使用領域よりも大きな場合
に、一定の制約条件の下に該対象ページを縮小して仮想
用紙に割り付けることも可能である。なお、これらの制
約条件は、入力部123から入力することができる。
る場合には、対象ページが未使用領域よりも大きな場合
に、一定の制約条件の下に該対象ページを縮小して仮想
用紙に割り付けることも可能である。なお、これらの制
約条件は、入力部123から入力することができる。
【0039】また、仮想用紙変換部121bは、文書デ
ータの各ページを割り付けた仮想用紙を出力用紙の用紙
サイズ及び用紙方向に適合するよう、拡大縮小又は回転
する処理部である。
ータの各ページを割り付けた仮想用紙を出力用紙の用紙
サイズ及び用紙方向に適合するよう、拡大縮小又は回転
する処理部である。
【0040】すなわち、この仮想用紙変換部121bで
は、出力用紙に適合する所定の倍率で仮想用紙の各ペー
ジを拡大縮小するため、仮想用紙の各ページに割り付け
られた文字及び図形のサイズが均一であれば、出力用紙
に印刷される文字及び図形のサイズも均一なものとな
る。
は、出力用紙に適合する所定の倍率で仮想用紙の各ペー
ジを拡大縮小するため、仮想用紙の各ページに割り付け
られた文字及び図形のサイズが均一であれば、出力用紙
に印刷される文字及び図形のサイズも均一なものとな
る。
【0041】このように、この変換処理部121では、
対象ページを仮想用紙に割り付ける際に文字サイズ等の
整合を維持し、また仮想用紙を出力用紙に適合するよう
変換する場合にも各ページの拡大縮小率を一様のものと
しているので、出力用紙の各ページに印刷される文字及
び図形のサイズのばらつきを抑制することができる。
対象ページを仮想用紙に割り付ける際に文字サイズ等の
整合を維持し、また仮想用紙を出力用紙に適合するよう
変換する場合にも各ページの拡大縮小率を一様のものと
しているので、出力用紙の各ページに印刷される文字及
び図形のサイズのばらつきを抑制することができる。
【0042】文書データ記憶部122は、WS10a〜
10cから受け付けた文書データ順次を記憶する記憶部
であり、この文書データ記憶部122に記憶された文書
データは順次変換処理部121によって読み出される。
10cから受け付けた文書データ順次を記憶する記憶部
であり、この文書データ記憶部122に記憶された文書
データは順次変換処理部121によって読み出される。
【0043】入力部123は、出力用紙サイズ、拡大縮
小率の制約条件及び用紙方向の制約条件等を指定するた
めの入力デバイスであり、キーボード及びマウス等から
なる。
小率の制約条件及び用紙方向の制約条件等を指定するた
めの入力デバイスであり、キーボード及びマウス等から
なる。
【0044】仮想用紙選択部124は、入力部123か
ら入力された出力用紙サイズ、拡大縮小率の制約条件及
び用紙方向の制約条件等に基づいて仮想用紙のサイズ及
び用紙方向を選択する処理部であり、選択した仮想用紙
の用紙サイズ及び用紙方向を変換処理部121に出力す
る。
ら入力された出力用紙サイズ、拡大縮小率の制約条件及
び用紙方向の制約条件等に基づいて仮想用紙のサイズ及
び用紙方向を選択する処理部であり、選択した仮想用紙
の用紙サイズ及び用紙方向を変換処理部121に出力す
る。
【0045】メモリ125は、設定された仮想用紙のペ
ージイメージを記憶するメモリ領域と、出力用紙に対応
するページイメージを記憶するメモリ領域と、拡大縮小
及び回転等に使用する作業用のメモリ領域とを有する内
部メモリである。
ージイメージを記憶するメモリ領域と、出力用紙に対応
するページイメージを記憶するメモリ領域と、拡大縮小
及び回転等に使用する作業用のメモリ領域とを有する内
部メモリである。
【0046】印刷制御部126は、仮想用紙変換部12
1bが出力用紙用に変換したイメージデータの印刷制御
を行う制御部であり、具体的には、該イメージデータを
プリンタ13を用いて順次印刷処理するよう制御する。
1bが出力用紙用に変換したイメージデータの印刷制御
を行う制御部であり、具体的には、該イメージデータを
プリンタ13を用いて順次印刷処理するよう制御する。
【0047】表示部127は、出力用紙サイズ、拡大縮
小率の制約条件及び用紙方向の制約条件等の入力条件表
示、稼動状況表示及び障害状況表示等をウインドウ表示
する表示部である。なお、具体的な表示の一例について
は後述する。
小率の制約条件及び用紙方向の制約条件等の入力条件表
示、稼動状況表示及び障害状況表示等をウインドウ表示
する表示部である。なお、具体的な表示の一例について
は後述する。
【0048】上記構成を有する印刷制御装置を用いるこ
とにより、所定の用紙サイズ及び用紙方向からなる仮想
用紙上に一旦対象ページの割り付けを行い、該割り付け
を終えた仮想用紙を出力用紙に適合するように変換した
後、プリンタ13を用いて印刷することが可能となる。
とにより、所定の用紙サイズ及び用紙方向からなる仮想
用紙上に一旦対象ページの割り付けを行い、該割り付け
を終えた仮想用紙を出力用紙に適合するように変換した
後、プリンタ13を用いて印刷することが可能となる。
【0049】次に、この仮想用紙を用いた場合の処理概
念について具体的に説明する。
念について具体的に説明する。
【0050】図2は、本実施の形態で用いる仮想用紙を
用いた場合の処理概念を示す概念図である。
用いた場合の処理概念を示す概念図である。
【0051】図2に示すように、この概念図では、第1
ページ及び第2ページが「A−4縦」からなり、第3ペ
ージが「A−3横」からなる文書データを、「A−4
縦」の出力用紙に出力する場合を示している。
ページ及び第2ページが「A−4縦」からなり、第3ペ
ージが「A−3横」からなる文書データを、「A−4
縦」の出力用紙に出力する場合を示している。
【0052】ここで、まず最初に仮想用紙を「A−4
縦」と設定すると、文書データの第1ページ及び第2ペ
ージについては仮想用紙と用紙サイズ及び用紙方向が一
致するため、それぞれ仮想用紙の第1ページ及び第2ペ
ージに割り付けられ、文書データの第3ページについて
は仮想用紙よりも用紙サイズが大きいため、「A−4
縦」に縮小して仮想用紙の第3ページに割り付けられ
る。なお、この場合に、第3ページと仮想用紙の用紙方
向が異なるため、併せて回転処理が施される。
縦」と設定すると、文書データの第1ページ及び第2ペ
ージについては仮想用紙と用紙サイズ及び用紙方向が一
致するため、それぞれ仮想用紙の第1ページ及び第2ペ
ージに割り付けられ、文書データの第3ページについて
は仮想用紙よりも用紙サイズが大きいため、「A−4
縦」に縮小して仮想用紙の第3ページに割り付けられ
る。なお、この場合に、第3ページと仮想用紙の用紙方
向が異なるため、併せて回転処理が施される。
【0053】そして、この場合には、仮想用紙と出力用
紙の用紙サイズ及び用紙方向が一致するため、仮想用紙
に割り付けられた文書データは拡大縮小することなくそ
のまま印刷出力される。
紙の用紙サイズ及び用紙方向が一致するため、仮想用紙
に割り付けられた文書データは拡大縮小することなくそ
のまま印刷出力される。
【0054】これに対して、仮想用紙を「A−3横」に
設定した場合には、まず最初に文書データの第1ページ
を仮想用紙の第1ページの左半分に割り付け、文書デー
タの第2ページを仮想用紙の第1ページの右半分に割り
付ける。また、文書データの第3ページは、仮想用紙の
第3ページに割り付けられる。
設定した場合には、まず最初に文書データの第1ページ
を仮想用紙の第1ページの左半分に割り付け、文書デー
タの第2ページを仮想用紙の第1ページの右半分に割り
付ける。また、文書データの第3ページは、仮想用紙の
第3ページに割り付けられる。
【0055】そして、この場合には、仮想用紙の用紙サ
イズ及び用紙方向が出力用紙の用紙サイズ及び用紙方向
と異なるため、仮想用紙の各ページをそれぞれ回転及び
縮小して「A−4縦」で印刷する。
イズ及び用紙方向が出力用紙の用紙サイズ及び用紙方向
と異なるため、仮想用紙の各ページをそれぞれ回転及び
縮小して「A−4縦」で印刷する。
【0056】また、仮想用紙を「A−2縦」に設定した
場合には、まず最初に文書データの第1ページを仮想用
紙の第1ページの左上部に割り付け、文書データの第2
ページを仮想用紙の第1ページの右上部に割り付ける。
また、文書データの第3ページは、仮想用紙の第1ペー
ジの下部に割り付けられる。
場合には、まず最初に文書データの第1ページを仮想用
紙の第1ページの左上部に割り付け、文書データの第2
ページを仮想用紙の第1ページの右上部に割り付ける。
また、文書データの第3ページは、仮想用紙の第1ペー
ジの下部に割り付けられる。
【0057】そして、この場合には、仮想用紙サイズと
出力用紙サイズが異なるため、仮想用紙を縮小し、「A
−4縦」で印刷する。
出力用紙サイズが異なるため、仮想用紙を縮小し、「A
−4縦」で印刷する。
【0058】このように、本実施の形態では、できるだ
け拡大縮小処理を行わずに印刷データを仮想用紙に割り
付け、該割り付けた仮想用紙を拡大縮小及び回転して出
力用紙に適合するようにしているので、各ページに含ま
れる文字及び図形のサイズの不均一を低減することがで
きる。
け拡大縮小処理を行わずに印刷データを仮想用紙に割り
付け、該割り付けた仮想用紙を拡大縮小及び回転して出
力用紙に適合するようにしているので、各ページに含ま
れる文字及び図形のサイズの不均一を低減することがで
きる。
【0059】また、文書データの用紙サイズ及び用紙方
向と、出力用紙の用紙サイズ及び用紙方向が規定されて
いる場合であっても、所望の用紙サイズ及び用紙方向を
設定した仮想用紙を用いることにより、複数のページを
1枚の出力用紙に納めるN−up印刷を適応的に行うこ
とができる。
向と、出力用紙の用紙サイズ及び用紙方向が規定されて
いる場合であっても、所望の用紙サイズ及び用紙方向を
設定した仮想用紙を用いることにより、複数のページを
1枚の出力用紙に納めるN−up印刷を適応的に行うこ
とができる。
【0060】次に、図1に示す印刷制御装置12の処理
手順について説明する。
手順について説明する。
【0061】図3は、図1に示す印刷制御装置12の処
理手順を示すフローチャートである。
理手順を示すフローチャートである。
【0062】図3に示すように、この印刷制御装置12
では、まず最初に入力部123から拡大縮小率及び用紙
方向等に関する制約条件が入力されると、仮想用紙選択
部124が該制約条件に合致する仮想用紙の用紙サイズ
及び用紙方向を設定する(ステップ301)。
では、まず最初に入力部123から拡大縮小率及び用紙
方向等に関する制約条件が入力されると、仮想用紙選択
部124が該制約条件に合致する仮想用紙の用紙サイズ
及び用紙方向を設定する(ステップ301)。
【0063】そして、文書データ記憶部122に記憶し
た文書データを順次ページごとに取り出し、当該対象ペ
ージの指定用紙サイズ及び用紙方向を取得して(ステッ
プ302)、仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向と比較
する(ステップ303〜304)。
た文書データを順次ページごとに取り出し、当該対象ペ
ージの指定用紙サイズ及び用紙方向を取得して(ステッ
プ302)、仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向と比較
する(ステップ303〜304)。
【0064】その結果、仮想用紙の方が対象ページの指
定用紙サイズよりも小さい場合には、対象ページをその
まま仮想用紙に割り付けることができないため、仮想用
紙の用紙サイズまで対象ページを縮小するとともに(ス
テップ305)、併せて用紙方向が異なる場合には回転
処理を施す。
定用紙サイズよりも小さい場合には、対象ページをその
まま仮想用紙に割り付けることができないため、仮想用
紙の用紙サイズまで対象ページを縮小するとともに(ス
テップ305)、併せて用紙方向が異なる場合には回転
処理を施す。
【0065】その後、仮想用紙の未使用領域と当該ペー
ジの用紙サイズとを比較して(ステップ306〜30
7)、仮想用紙の未使用領域に対象ページを割り付ける
ことができる場合には該対象ページを未使用領域に割り
付け(ステップ310)、割り付けることができない場
合には、仮想用紙の現ページを印刷出力するとともに
(ステップ308)、仮想用紙の次のページを作成して
(ステップ309)、この新たなページに対して対象ペ
ージを割り付ける(ステップ310)。
ジの用紙サイズとを比較して(ステップ306〜30
7)、仮想用紙の未使用領域に対象ページを割り付ける
ことができる場合には該対象ページを未使用領域に割り
付け(ステップ310)、割り付けることができない場
合には、仮想用紙の現ページを印刷出力するとともに
(ステップ308)、仮想用紙の次のページを作成して
(ステップ309)、この新たなページに対して対象ペ
ージを割り付ける(ステップ310)。
【0066】そして、文書データに次のページが存在す
る場合にはステップ302に移行し、次のページが存在
しない場合には仮想用紙の現ページを最終ページとして
印刷出力する(ステップ312)。
る場合にはステップ302に移行し、次のページが存在
しない場合には仮想用紙の現ページを最終ページとして
印刷出力する(ステップ312)。
【0067】上記一連の処理を行うことにより、文書デ
ータ記憶部122に記憶する文書データの各ページを順
次仮想用紙に割り付け、割り付けた仮想用紙に基づいて
印刷処理を行うことが可能となる。
ータ記憶部122に記憶する文書データの各ページを順
次仮想用紙に割り付け、割り付けた仮想用紙に基づいて
印刷処理を行うことが可能となる。
【0068】次に、上記仮想用紙を設定する際のユーザ
インターフェースについて説明する。
インターフェースについて説明する。
【0069】図4は、図1に示す入力部123を用いて
仮想用紙を設定する場合のウインドウ表示の一例を示す
図である。
仮想用紙を設定する場合のウインドウ表示の一例を示す
図である。
【0070】図4に示すように、このウインドウ40に
は、出力用紙の用紙サイズ指定41、縮小率の制限4
2、拡大率の制限43、用紙方向の制限44、処理速度
45、用紙枚数の抑制46及び複数ページの合成印刷4
7という入力枠が設けられている。
は、出力用紙の用紙サイズ指定41、縮小率の制限4
2、拡大率の制限43、用紙方向の制限44、処理速度
45、用紙枚数の抑制46及び複数ページの合成印刷4
7という入力枠が設けられている。
【0071】すなわち、このウインドウ40は、直接仮
想用紙の用紙サイズ及び用紙方向を設定するためのもの
ではなく、文書印刷に伴うユーザの意向を制約条件とし
て入力するためのものである。
想用紙の用紙サイズ及び用紙方向を設定するためのもの
ではなく、文書印刷に伴うユーザの意向を制約条件とし
て入力するためのものである。
【0072】このウインドウ表示に、仮想用紙の用紙サ
イズ及び用紙方向の入力枠を設けなかった理由は、仮想
用紙をユーザ自身にとって透過的なものとして位置づ
け、ユーザがこの仮想用紙を意識しなくとも、所望の印
刷出力を得ることができるようにするためである。
イズ及び用紙方向の入力枠を設けなかった理由は、仮想
用紙をユーザ自身にとって透過的なものとして位置づ
け、ユーザがこの仮想用紙を意識しなくとも、所望の印
刷出力を得ることができるようにするためである。
【0073】具体的には、用紙サイズ指定41及び用紙
方向の制限44は、出力用紙の用紙サイズ及び用紙方向
を定めるために用いられ、また、縮小率の制限42及び
拡大率の制限43は、印刷データの対象ページを仮想用
紙に割り付ける場合の拡大縮小率と、仮想用紙の各ペー
ジを出力用紙サイズに変換する場合の拡大縮小率の制約
条件となる。
方向の制限44は、出力用紙の用紙サイズ及び用紙方向
を定めるために用いられ、また、縮小率の制限42及び
拡大率の制限43は、印刷データの対象ページを仮想用
紙に割り付ける場合の拡大縮小率と、仮想用紙の各ペー
ジを出力用紙サイズに変換する場合の拡大縮小率の制約
条件となる。
【0074】そして、処理速度45が「速度優先」に設
定されている場合には、拡大縮小及び回転等の画像処理
を低減できるように仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向
が選択され、「画質優先」に設定されている場合には、
大幅な拡大及び縮小を行わないよう拡大縮小率に歯止め
をかける。
定されている場合には、拡大縮小及び回転等の画像処理
を低減できるように仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向
が選択され、「画質優先」に設定されている場合には、
大幅な拡大及び縮小を行わないよう拡大縮小率に歯止め
をかける。
【0075】また、用紙枚数の抑制46又は複数ページ
の合成印刷47が指定された場合には、仮想用紙を大き
なサイズに設定することができる。
の合成印刷47が指定された場合には、仮想用紙を大き
なサイズに設定することができる。
【0076】このように、仮想用紙の用紙サイズ及び用
紙方向を直接指定するだけでなく、上記ユーザインター
フェースを用いてユーザに仮想用紙を意識させることな
く仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向を設定することが
可能となる。
紙方向を直接指定するだけでなく、上記ユーザインター
フェースを用いてユーザに仮想用紙を意識させることな
く仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向を設定することが
可能となる。
【0077】なお、上記説明では、入力部123を用い
た制約条件の入力に基づいて仮想用紙の用紙サイズ及び
用紙方向を設定する場合を示したが、この仮想用紙の用
紙サイズ及び用紙方向は、文書データに含まれる各ペー
ジの指定用紙サイズ及び用紙方向等を用いて自動設定す
ることもできる。
た制約条件の入力に基づいて仮想用紙の用紙サイズ及び
用紙方向を設定する場合を示したが、この仮想用紙の用
紙サイズ及び用紙方向は、文書データに含まれる各ペー
ジの指定用紙サイズ及び用紙方向等を用いて自動設定す
ることもできる。
【0078】例えば、文書データの各ページのうち、最
も指定用紙サイズが大きいページの指定用紙サイズ及び
用紙方向を仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向として設
定することができる。
も指定用紙サイズが大きいページの指定用紙サイズ及び
用紙方向を仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向として設
定することができる。
【0079】ただし、この仮想用紙の用紙サイズ及び用
紙方向をいかに選択するかによって印刷出力の印字形態
が全く異なるため、かかる自動設定を行う場合には、文
書データに含まれる指定用紙サイズのばらつきを考慮し
て適切な仮想用紙を設定する必要がある。
紙方向をいかに選択するかによって印刷出力の印字形態
が全く異なるため、かかる自動設定を行う場合には、文
書データに含まれる指定用紙サイズのばらつきを考慮し
て適切な仮想用紙を設定する必要がある。
【0080】このように、図1に示す仮想用紙選択部1
24は、入力部123から入力された制約条件に基づい
て仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向を選択するだけで
なく、文書データの特性に基づいて自動設定することも
可能である。
24は、入力部123から入力された制約条件に基づい
て仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向を選択するだけで
なく、文書データの特性に基づいて自動設定することも
可能である。
【0081】また、図4に示すウインドウ40では、縮
小率の制限42、拡大率の制限43、及び用紙方向の制
限44等の入力枠を設ける場合について示したが、統一
した用紙サイズの出力を行うか否かの指定や、1枚の出
力用紙に印刷するページ数等を指定するための入力枠を
設けることもできる。
小率の制限42、拡大率の制限43、及び用紙方向の制
限44等の入力枠を設ける場合について示したが、統一
した用紙サイズの出力を行うか否かの指定や、1枚の出
力用紙に印刷するページ数等を指定するための入力枠を
設けることもできる。
【0082】図5は、図1に示す入力部123を用いて
仮想用紙を設定する場合のウインドウ表示の別の例を示
す図である。
仮想用紙を設定する場合のウインドウ表示の別の例を示
す図である。
【0083】図5に示すように、このウインドウ50に
は、各文書に指定された用紙を使用するか、統一した用
紙を使用するかの別を指定するための入力枠51が設け
られており、統一した用紙を指定する場合には、該用紙
のサイズを用紙サイズ52に入力する。
は、各文書に指定された用紙を使用するか、統一した用
紙を使用するかの別を指定するための入力枠51が設け
られており、統一した用紙を指定する場合には、該用紙
のサイズを用紙サイズ52に入力する。
【0084】また、このウインドウ50には、複数ペー
ジ印刷をするか否かを指定する入力枠53と、複数ペー
ジ印刷を行う場合の基準となるページサイズを指定する
ための入力枠54と、一枚に印刷するページ数を入力す
るための入力枠55と、ページの並べ順を指定するため
の入力枠56とが設けられている。
ジ印刷をするか否かを指定する入力枠53と、複数ペー
ジ印刷を行う場合の基準となるページサイズを指定する
ための入力枠54と、一枚に印刷するページ数を入力す
るための入力枠55と、ページの並べ順を指定するため
の入力枠56とが設けられている。
【0085】この場合に、統一した用紙を使用しない場
合には、本発明が導入する仮想用紙の概念を適用するこ
となく、文書属性及びページ属性で指定される指定用紙
サイズ及び用紙方向に基づいて印刷処理が実行される。
合には、本発明が導入する仮想用紙の概念を適用するこ
となく、文書属性及びページ属性で指定される指定用紙
サイズ及び用紙方向に基づいて印刷処理が実行される。
【0086】このように、図4に示すウインドウ40及
び図5に示すウインドウ50等を用いることにより、仮
想用紙の用紙サイズ及び用紙方向を設定するための各種
制約条件を指定することができる。
び図5に示すウインドウ50等を用いることにより、仮
想用紙の用紙サイズ及び用紙方向を設定するための各種
制約条件を指定することができる。
【0087】ところで、上記手順で選択した仮想用紙の
用紙サイズの系列と、指定用紙サイズの系列とが異なる
場合には、ページ割付処理部121aが行う仮想用紙へ
の割り付け処理が複雑化する。
用紙サイズの系列と、指定用紙サイズの系列とが異なる
場合には、ページ割付処理部121aが行う仮想用紙へ
の割り付け処理が複雑化する。
【0088】例えば、文書データの各ページが「A−3
横」、「A−4縦」及び「A−5横」というようなA版
系列のみからなる場合には、各ページを「A−3横」の
仮想用紙に割り付けることはそれほど難しくないが、文
書データ内にA版系列のページとB版系列のページが混
在する場合には、仮想用紙に対するレイアウトをいかに
行うかが問題となる。
横」、「A−4縦」及び「A−5横」というようなA版
系列のみからなる場合には、各ページを「A−3横」の
仮想用紙に割り付けることはそれほど難しくないが、文
書データ内にA版系列のページとB版系列のページが混
在する場合には、仮想用紙に対するレイアウトをいかに
行うかが問題となる。
【0089】このため、次に、仮想用紙の用紙サイズの
系列と指定用紙サイズの系列が異なる場合を考慮した処
理手順について説明する。
系列と指定用紙サイズの系列が異なる場合を考慮した処
理手順について説明する。
【0090】図6は、仮想用紙の用紙サイズの系列と指
定用紙サイズの系列が異なる場合を考慮した処理手順を
示すフローチャートである。
定用紙サイズの系列が異なる場合を考慮した処理手順を
示すフローチャートである。
【0091】図6に示すように、この場合についても、
図3に示す場合と同様に、まず最初に仮想用紙の用紙サ
イズ及び用紙方向を設定した後(ステップ601)、対
象ページの指定用紙サイズの用紙サイズ及び用紙方向を
取得する(ステップ602)。
図3に示す場合と同様に、まず最初に仮想用紙の用紙サ
イズ及び用紙方向を設定した後(ステップ601)、対
象ページの指定用紙サイズの用紙サイズ及び用紙方向を
取得する(ステップ602)。
【0092】そして、ページ割付処理部121aは、仮
想用紙サイズの系列と指定用紙サイズの系列を比較し
(ステップ603〜604)、仮想用紙サイズの系列と
指定用紙サイズの系列が同じでなければ、仮想用紙と同
系列で最も近い大きさのものを指定用紙サイズとした後
に(ステップ605)、図3に示すステップ303〜3
10と同様の処理を行う(ステップ606)。
想用紙サイズの系列と指定用紙サイズの系列を比較し
(ステップ603〜604)、仮想用紙サイズの系列と
指定用紙サイズの系列が同じでなければ、仮想用紙と同
系列で最も近い大きさのものを指定用紙サイズとした後
に(ステップ605)、図3に示すステップ303〜3
10と同様の処理を行う(ステップ606)。
【0093】そして、かかる処理を次のページが存在し
なくなるまで繰り返し(ステップ607)、未処理ペー
ジがなくなった時点で仮想用紙を印刷出力する(ステッ
プ608)。
なくなるまで繰り返し(ステップ607)、未処理ペー
ジがなくなった時点で仮想用紙を印刷出力する(ステッ
プ608)。
【0094】すなわち、仮想用紙の系列と指定用紙サイ
ズの系列とが異なる場合には、仮想用紙に設定された系
列のうち、対象ページの指定用紙サイズに最も近い仮想
用紙サイズの系列を選択して、これを指定用紙サイズと
みなすのである。
ズの系列とが異なる場合には、仮想用紙に設定された系
列のうち、対象ページの指定用紙サイズに最も近い仮想
用紙サイズの系列を選択して、これを指定用紙サイズと
みなすのである。
【0095】例えば、指定用紙サイズが「A−4横」の
対象ページを「B−4横」の仮想用紙にレイアウトする
場合には、「B−5」を「A−4」にするには115パ
ーセントの拡大を要し、「A−4」を「B−4」にする
には122パーセントの拡大を要することを踏まえて、
この「A−4」の対象ページは拡大縮小率の小さい「B
−5」に縮小する。
対象ページを「B−4横」の仮想用紙にレイアウトする
場合には、「B−5」を「A−4」にするには115パ
ーセントの拡大を要し、「A−4」を「B−4」にする
には122パーセントの拡大を要することを踏まえて、
この「A−4」の対象ページは拡大縮小率の小さい「B
−5」に縮小する。
【0096】これにより、仮想用紙の系列と指定用紙サ
イズの系列とが異なる場合であっても、仮想用紙に対す
る対象ページの割り付けを容易に行うことができる。
イズの系列とが異なる場合であっても、仮想用紙に対す
る対象ページの割り付けを容易に行うことができる。
【0097】なお、上記説明では、割り付けを行う際の
系列の整合を保持すべく、対象ページを拡大縮小する場
合を示したが、「中央寄せ」を行うことにより拡大に代
えることもできる。
系列の整合を保持すべく、対象ページを拡大縮小する場
合を示したが、「中央寄せ」を行うことにより拡大に代
えることもできる。
【0098】図7は、図1に示すページ割付処理部12
1aが、かかる「中央寄せ」を行う場合の処理概念を示
す概念図である。
1aが、かかる「中央寄せ」を行う場合の処理概念を示
す概念図である。
【0099】図7に示すように、本概念図では、第1ペ
ージが「A−4縦」、第2ページが「B−5縦」、第3
ページが「B−4横」からなる文書データを、「A−4
縦」の出力用紙に出力する場合を示している。
ージが「A−4縦」、第2ページが「B−5縦」、第3
ページが「B−4横」からなる文書データを、「A−4
縦」の出力用紙に出力する場合を示している。
【0100】ここで、仮想用紙を「B−5縦」に設定す
ると、第1ページと第3ページはそれぞれ仮想用紙サイ
ズまで縮小して仮想用紙に割り付けられ、第2ページは
そのまま仮想用紙に割り付けられる。
ると、第1ページと第3ページはそれぞれ仮想用紙サイ
ズまで縮小して仮想用紙に割り付けられ、第2ページは
そのまま仮想用紙に割り付けられる。
【0101】また、仮想用紙を「B−4横」に設定した
場合には、第2ページと縮小した第1ページを仮想用紙
の第1ページに並べて割り付け、また第3ページはその
まま仮想用紙の第2ページに割り付ける。
場合には、第2ページと縮小した第1ページを仮想用紙
の第1ページに並べて割り付け、また第3ページはその
まま仮想用紙の第2ページに割り付ける。
【0102】また、仮想用紙を「A−2縦」に設定した
場合には、第1ページは仮想用紙の左上部に割り付け、
第2ページは仮想用紙の右上部に位置する「A−4縦」
領域の中央付近に割り付け、第3ページは仮想用紙の下
部に位置する「A−3横」領域の中央付近に割り付け
る。
場合には、第1ページは仮想用紙の左上部に割り付け、
第2ページは仮想用紙の右上部に位置する「A−4縦」
領域の中央付近に割り付け、第3ページは仮想用紙の下
部に位置する「A−3横」領域の中央付近に割り付け
る。
【0103】このように、対象ページの割り付けを行う
際に、拡大処理に代えて中央寄せを行うことにより、出
力用紙の各ページ相互の文字サイズの整合をより一層図
ることができる。
際に、拡大処理に代えて中央寄せを行うことにより、出
力用紙の各ページ相互の文字サイズの整合をより一層図
ることができる。
【0104】ただし、この実施の形態の説明では、仮想
用紙又は未使用領域に対象ページを割り付ける際の回転
処理について省略している。
用紙又は未使用領域に対象ページを割り付ける際の回転
処理について省略している。
【0105】このため、以下では、対象ページを仮想用
紙に割り付ける際に、該対象ページを回転すべきか否か
を判断する際の判断手順について説明する。
紙に割り付ける際に、該対象ページを回転すべきか否か
を判断する際の判断手順について説明する。
【0106】図8は、図1に示すページ割付処理部12
1aが対象ページを回転するか否かを判断する際の判断
手順を示すフローチャートである。
1aが対象ページを回転するか否かを判断する際の判断
手順を示すフローチャートである。
【0107】図8に示すように、まず最初に、仮想用紙
の用紙方向と対象ページの用紙方向が一致するか否かを
示す変数P1と、仮想用紙と対象ページが所定の面積比
率を有するか否かを示す変数P2を初期化する(ステッ
プ801)。
の用紙方向と対象ページの用紙方向が一致するか否かを
示す変数P1と、仮想用紙と対象ページが所定の面積比
率を有するか否かを示す変数P2を初期化する(ステッ
プ801)。
【0108】次に、仮想用紙の用紙方向と対象ページの
用紙方向が一致するか否かを調べ(ステップ802〜8
03)、両者が一致する場合には変数P1を’1’にす
る(ステップ804)。
用紙方向が一致するか否かを調べ(ステップ802〜8
03)、両者が一致する場合には変数P1を’1’にす
る(ステップ804)。
【0109】次に、仮想用紙の面積(A)を算定すると
ともに(ステップ805)、対象ページの面積(B)を
算定して(ステップ806)、A=2B又はA=8Bの
関係が成り立つか否かを調べ(ステップ807)、かか
る関係式が成立する場合には変数P2を’1’にする
(ステップ808)。
ともに(ステップ805)、対象ページの面積(B)を
算定して(ステップ806)、A=2B又はA=8Bの
関係が成り立つか否かを調べ(ステップ807)、かか
る関係式が成立する場合には変数P2を’1’にする
(ステップ808)。
【0110】そして、変数P1及びP2が一致するか否
かを調べ(ステップ809)、両者が一致する場合にの
み対象ページを回転する(ステップ810)。
かを調べ(ステップ809)、両者が一致する場合にの
み対象ページを回転する(ステップ810)。
【0111】すなわち、この判断手順では、仮想用紙と
対象ページの用紙方向が一致する場合(P1=1)に
は、仮想用紙の面積(A)が対象ページの面積(B)の
2倍又は8倍である(P2=1)ことを条件として対象
ページを回転し、また両者の用紙方向が一致しない場合
(P1=0)には、仮想用紙の面積(A)が対象ページ
(B)の面積の等倍、4倍又は16倍(P2=0)のい
ずれかであることを条件として対象ページを回転してい
る。ただし、ここでは、仮想用紙の面積(A)は、対象
ページの面積(B)2のn乗倍(n=0,1,…,4)
のいずれかとなる。
対象ページの用紙方向が一致する場合(P1=1)に
は、仮想用紙の面積(A)が対象ページの面積(B)の
2倍又は8倍である(P2=1)ことを条件として対象
ページを回転し、また両者の用紙方向が一致しない場合
(P1=0)には、仮想用紙の面積(A)が対象ページ
(B)の面積の等倍、4倍又は16倍(P2=0)のい
ずれかであることを条件として対象ページを回転してい
る。ただし、ここでは、仮想用紙の面積(A)は、対象
ページの面積(B)2のn乗倍(n=0,1,…,4)
のいずれかとなる。
【0112】具体的には、例えば対象ページが「B−5
縦」からなる場合には、仮想用紙が「B−4縦」(面積
2倍)、「B−2縦」(面積8倍)、「B−5横」(等
倍)、「B−3横」(4倍)又は「B−1横」(16
倍)のいずれかである場合にのみ回転を行うのである。
縦」からなる場合には、仮想用紙が「B−4縦」(面積
2倍)、「B−2縦」(面積8倍)、「B−5横」(等
倍)、「B−3横」(4倍)又は「B−1横」(16
倍)のいずれかである場合にのみ回転を行うのである。
【0113】なお、仮想用紙の新たなページに対象ペー
ジを割り付ける場合には、上記一連の処理手順を図3に
示すフローチャートのステップ305とステップ306
との間に挿入し、未使用領域に対象ページを割り付ける
場合には、「仮想用紙」を「未使用領域」と読み替え
て、上記一連の処理手順を図3に示すフローチャートの
ステップ309とステップ310との間に挿入すれば良
い。
ジを割り付ける場合には、上記一連の処理手順を図3に
示すフローチャートのステップ305とステップ306
との間に挿入し、未使用領域に対象ページを割り付ける
場合には、「仮想用紙」を「未使用領域」と読み替え
て、上記一連の処理手順を図3に示すフローチャートの
ステップ309とステップ310との間に挿入すれば良
い。
【0114】上述してきたように、本実施の形態では、
入力部123から入力された制約条件に基づいて仮想用
紙選択部124が仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向を
選択し、ページ割付処理部121aがこの仮想用紙に対
して文書データの各ページを割り付け、仮想用紙変換部
121bが出力用紙の用紙サイズ及び用紙方向に適合す
るようにこの仮想用紙を変換するよう構成したので、出
力用紙の各ページに含まれる文字サイズ等の整合をと
り、用紙サイズ及び用紙方向を統一した出力用紙に文字
サイズが均一な文字等を印刷することができる。
入力部123から入力された制約条件に基づいて仮想用
紙選択部124が仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向を
選択し、ページ割付処理部121aがこの仮想用紙に対
して文書データの各ページを割り付け、仮想用紙変換部
121bが出力用紙の用紙サイズ及び用紙方向に適合す
るようにこの仮想用紙を変換するよう構成したので、出
力用紙の各ページに含まれる文字サイズ等の整合をと
り、用紙サイズ及び用紙方向を統一した出力用紙に文字
サイズが均一な文字等を印刷することができる。
【0115】また、仮想用紙の用紙サイズ及び用紙方向
を変化させることにより、適応的なN−up印刷を行う
ことができる。
を変化させることにより、適応的なN−up印刷を行う
ことができる。
【0116】さらに、複数ページ印刷による出力用紙の
節約を図ることもできる。
節約を図ることもできる。
【0117】また、ページ割付処理部121aは、仮想
用紙の用紙サイズの系列と対象ページの指定用紙サイズ
の系列とが異なる場合に、仮想用紙の用紙サイズの系列
のうち該指定用紙サイズの大きさに近い用紙サイズを指
定用紙サイズとみなして対象ページを仮想用紙に割り付
けるよう構成したので、指定用紙サイズの系列と仮想用
紙の用紙サイズの系列が異なる場合であっても円滑な割
り付けを行うことができる。
用紙の用紙サイズの系列と対象ページの指定用紙サイズ
の系列とが異なる場合に、仮想用紙の用紙サイズの系列
のうち該指定用紙サイズの大きさに近い用紙サイズを指
定用紙サイズとみなして対象ページを仮想用紙に割り付
けるよう構成したので、指定用紙サイズの系列と仮想用
紙の用紙サイズの系列が異なる場合であっても円滑な割
り付けを行うことができる。
【0118】なお、本実施の形態では、本発明に係わる
印刷制御装置をネットワークに接続する場合について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、W
S及び印刷制御装置をローカルに接続する場合に適用す
ることも可能である。
印刷制御装置をネットワークに接続する場合について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、W
S及び印刷制御装置をローカルに接続する場合に適用す
ることも可能である。
【0119】また、本実施の形態では、仮想用紙に対応
するメモリを設け、該メモリ上に対象ページを一旦割り
付ける場合について説明したが、この仮想用紙に対応す
るメモリを設けずにレイアウトのみを行い、出力用紙に
対応するビットマップメモリに対象ページを変換したデ
ータを直接出力することも可能である。
するメモリを設け、該メモリ上に対象ページを一旦割り
付ける場合について説明したが、この仮想用紙に対応す
るメモリを設けずにレイアウトのみを行い、出力用紙に
対応するビットマップメモリに対象ページを変換したデ
ータを直接出力することも可能である。
【0120】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、文書データの各ページを所定の用紙サイズ及び用紙
方向からなる仮想用紙に割り付け、この割り付けられた
仮想用紙を出力用紙の用紙サイズ及び用紙方向に適合す
るよう変換するよう構成したので下記に示す効果が得ら
れる。
は、文書データの各ページを所定の用紙サイズ及び用紙
方向からなる仮想用紙に割り付け、この割り付けられた
仮想用紙を出力用紙の用紙サイズ及び用紙方向に適合す
るよう変換するよう構成したので下記に示す効果が得ら
れる。
【0121】1) 出力用紙の各ページに含まれる文字
サイズ等の整合をとり、用紙サイズ及び用紙方向を統一
した出力用紙に文字サイズが均一な文字等を印刷するこ
とが可能となる。
サイズ等の整合をとり、用紙サイズ及び用紙方向を統一
した出力用紙に文字サイズが均一な文字等を印刷するこ
とが可能となる。
【0122】2) 複数ページ印刷による出力用紙の節
約を図ることが可能となる。
約を図ることが可能となる。
【0123】3) 仮想用紙の大きさを代えることによ
り、適応的なN−up印刷を行うことが可能となる。
り、適応的なN−up印刷を行うことが可能となる。
【0124】また、本発明では、文書データに含まれる
文字及び図形を前記出力用紙に印刷処理する際の制約条
件を入力し、該入力した制約条件に基づいて仮想用紙の
用紙サイズ及び用紙方向を決定するよう構成したので、
ユーザが仮想用紙を意識することなく均一な文字サイズ
を有する印刷出力を得ることが可能となる。
文字及び図形を前記出力用紙に印刷処理する際の制約条
件を入力し、該入力した制約条件に基づいて仮想用紙の
用紙サイズ及び用紙方向を決定するよう構成したので、
ユーザが仮想用紙を意識することなく均一な文字サイズ
を有する印刷出力を得ることが可能となる。
【0125】また、本発明では、仮想用紙の用紙サイズ
の系列と文書データの所定のページに指定された指定用
紙サイズの系列とが異なる場合に、仮想用紙の用紙サイ
ズの系列のうち該指定用紙サイズの大きさに近い用紙サ
イズを選択し、該選択した用紙サイズに基づいて前記所
定のページを仮想用紙に割り付けるよう構成したので、
指定用紙サイズの系列と仮想用紙の用紙サイズの系列が
異なる場合であっても円滑な割り付けを行うことが可能
となる。
の系列と文書データの所定のページに指定された指定用
紙サイズの系列とが異なる場合に、仮想用紙の用紙サイ
ズの系列のうち該指定用紙サイズの大きさに近い用紙サ
イズを選択し、該選択した用紙サイズに基づいて前記所
定のページを仮想用紙に割り付けるよう構成したので、
指定用紙サイズの系列と仮想用紙の用紙サイズの系列が
異なる場合であっても円滑な割り付けを行うことが可能
となる。
【図1】本実施の形態で用いる印刷システムの全体構成
及び印刷処理装置の細部構成を示すブロック図。
及び印刷処理装置の細部構成を示すブロック図。
【図2】本実施の形態で用いる仮想用紙を用いた場合の
処理概念を示す図。
処理概念を示す図。
【図3】図1に示す印刷制御装置の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図4】図1に示す入力部を用いて仮想用紙を設定する
場合のウインドウ表示の一例を示す図。
場合のウインドウ表示の一例を示す図。
【図5】図1に示す入力部を用いて仮想用紙を設定する
場合のウインドウ表示の別の例を示す図。
場合のウインドウ表示の別の例を示す図。
【図6】仮想用紙の用紙サイズの系列と指定用紙サイズ
の系列が異なる場合を考慮した処理手順を示すフローチ
ャート。
の系列が異なる場合を考慮した処理手順を示すフローチ
ャート。
【図7】図1に示すページ割付処理部が「中央寄せ」を
行う場合の処理概念を示す図。
行う場合の処理概念を示す図。
【図8】図1に示すページ割付処理部が対象ページを回
転するか否かを判断する際の判断手順を示すフローチャ
ート。
転するか否かを判断する際の判断手順を示すフローチャ
ート。
10a,10b,10c…ワークステーション(W
S)、11…ネットワーク、 12…印刷制御装置、
13…プリンタ、120…文書データ受付部、 121
…変換処理部、121a…ページ割付処理部、 121
b…仮想用紙変換部、122…文書データ記憶部、 1
23…入力部、124…仮想用紙選択部、 125…メ
モリ、 126…印刷制御部、127…表示部
S)、11…ネットワーク、 12…印刷制御装置、
13…プリンタ、120…文書データ受付部、 121
…変換処理部、121a…ページ割付処理部、 121
b…仮想用紙変換部、122…文書データ記憶部、 1
23…入力部、124…仮想用紙選択部、 125…メ
モリ、 126…印刷制御部、127…表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/20 566Q
Claims (3)
- 【請求項1】 ページごとに異なる用紙サイズ又は用紙
方向を指定した文書データを受け付け、該文書データを
所定の用紙サイズ及び用紙方向からなる出力用紙に印刷
処理する印刷処理装置において、 前記文書データの各ページを所定の用紙サイズ及び用紙
方向からなる仮想用紙に割り付ける割付手段と、 前記割付手段により割り付けられた仮想用紙を、前記出
力用紙の用紙サイズ及び用紙方向に適合するよう変換す
る変換手段とを具備することを特徴とする印刷処理装
置。 - 【請求項2】 文書データに含まれる文字及び図形を前
記出力用紙に印刷処理する際の制約条件を入力する入力
手段をさらに具備し、 前記割付手段は、 前記入力手段により入力された制約条件に基づいて仮想
用紙の用紙サイズ及び用紙方向を決定し、該決定した用
紙サイズ及び用紙方向からなる仮想用紙に前記文書デー
タの各ページを割り付けることを特徴とする請求項1記
載の印刷処理装置。 - 【請求項3】 前記割付手段は、 前記仮想用紙の用紙サイズの系列と文書データの所定の
ページに指定された指定用紙サイズの系列とが異なる場
合に、前記仮想用紙の用紙サイズの系列のうち該指定用
紙サイズの大きさに近い用紙サイズを選択し、該選択し
た用紙サイズに基づいて前記所定のページを仮想用紙に
割り付けることを特徴とする請求項1記載の印刷処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8012948A JPH09204281A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 印刷処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8012948A JPH09204281A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 印刷処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09204281A true JPH09204281A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11819511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8012948A Pending JPH09204281A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 印刷処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09204281A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007048026A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Konica Minolta Business Technologies Inc | プリント制御装置及びプログラム |
US7299413B2 (en) | 2001-09-14 | 2007-11-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Document processing method and system |
JP2009171354A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Brother Ind Ltd | ファクシミリ装置 |
JP2011138532A (ja) * | 2011-02-17 | 2011-07-14 | Canon Inc | 情報処理装置及びその方法とプログラム |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP8012948A patent/JPH09204281A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7299413B2 (en) | 2001-09-14 | 2007-11-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Document processing method and system |
JP2007048026A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Konica Minolta Business Technologies Inc | プリント制御装置及びプログラム |
JP4622732B2 (ja) * | 2005-08-10 | 2011-02-02 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | プリント制御装置及びプログラム |
JP2009171354A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Brother Ind Ltd | ファクシミリ装置 |
JP2011138532A (ja) * | 2011-02-17 | 2011-07-14 | Canon Inc | 情報処理装置及びその方法とプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041013 |