JP2000335039A - ページ割付方法、画像形成装置、及びコンピュータ可読プログラム提供媒体 - Google Patents

ページ割付方法、画像形成装置、及びコンピュータ可読プログラム提供媒体

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JP2000335039A
JP2000335039A JP11145164A JP14516499A JP2000335039A JP 2000335039 A JP2000335039 A JP 2000335039A JP 11145164 A JP11145164 A JP 11145164A JP 14516499 A JP14516499 A JP 14516499A JP 2000335039 A JP2000335039 A JP 2000335039A
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logical
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physical page
physical
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JP11145164A
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Hiroshi Asada
啓 浅田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各ページ毎にレイアウト方向が縦横混在して
流れてくる原稿画像に対して好適にNアップ印刷を行
う。 【解決手段】 一般に、原稿ページに担持されている情
報の重要度は、ページ毎に区々である。各論理ページ毎
に適切な重み付け値を付与し、1つの物理ページに含ま
れる各論理ページが持つ重み付け値を、レイアウト方向
毎に加算し、加算値が最大となるレイアウト方向を物理
ページのレイアウト方向に決定する。これによって、縦
横混在した原稿すなわち論理ページを処理する場合であ
っても、使用者が意図するレイアウト方向によって出力
画像すなわち物理ページを形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の論理ページ
を1つの物理ページ上に割り付けるページ割付方法に係
り、特に、プリンタやコピー機等の画像形成装置におい
て、複数ページの原稿画像を1ページの用紙上に画像形
成するNアップ印刷を行うためのページ割付方法に関す
る。更に詳しくは、本発明は、各ページ毎にレイアウト
方向が縦横混在して流れてくる原稿画像に対してNアッ
プ印刷を行うためのページ割付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】事務処理等の高能率化、自動化を図るた
め、各種のOA機器が、従来から盛んに開発・製造さ
れ、企業や研究機関のオフィスなどに広範に普及してき
ている。特にドキュメンテーションが最重要視される現
代社会においては、原稿画像を複製するためのコピー機
や、DTPアプリケーションなどにより電子的に編集・
加工した文書を印刷出力するためのプリンタなど、各種
の画像形成装置がオフィス内に深く浸透している。
【0003】昨今の技術革新に伴ない、これら画像形成
装置の多機能化・高機能化が進んでいる。例えば、画像
形成装置の中には、出力用紙に対して種々の後処理を行
う、所謂「フィニッシャ」を装着したタイプのものがあ
る。ここで言う後処理とは、複数のビン・トレイ内に用
紙を分配収容するソーティングや、ソータにスティプラ
を配設して、各出力用紙を丁合いした後に自動的にステ
ィプルする綴じ合せを行なったりすることを指す。
【0004】また、他の例では、原稿画像に対して、拡
大・縮小、回転などの加工を施したり、あるいは、複数
ページの原稿画像を1ページの印刷用紙に割り付けるN
アップ印刷などの機能が画像形成装置に搭載されてい
る。
【0005】ここで、「Nアップ」のNとは、物理ペー
ジ1ページに割り付ける論理ページ数を示すもので、一
般には、2アップ、4アップ機能が用意されている。N
アップ印刷により、一覧性が向上するとともに、用紙の
節約が図られる。
【0006】原稿画像に対するNアップ処理は、コピー
機においては装置内部で入力画像を加工する画像処理部
が担当し、プリンタ出力する場合には、プリンタに印刷
命令を転送する(又は、印刷情報を作成・編集する)コ
ンピュータ・システムにおいて行なわれる。なお、Nア
ップ印刷において、実際の印刷用紙に対応するページを
「物理ページ」と呼び、物理ページ上に割り付けられる
元の原稿画像の各ページを「論理ページ」と呼ぶ。
【0007】Nアップ印刷は、通常、物理ページを均等
にN分割して、Nページ分の各論理ページを拡大・縮
小、及び、必要に応じて回転処理して、N分の1ページ
の物理ページ領域に割り付けることで実現される。図
1、図2、及び図3には、夫々、Nアップ指定なし、2
アップ印刷、4アップ印刷した場合における縦原稿及び
横原稿のレイアウトの仕方を図解している。図中の数字
は、論理ページの通し番号を意味する。各図を参照して
判るように、N分割された物理ページの各領域に論理ペ
ージを割り付ける順序は、原稿画像がポートレート(縦
向きレイアウト)であるかランドスケープ(横向きレイ
アウト)であるかによって異なる。
【0008】例えば、縦置きのページを4アップ印刷す
る場合、図4に示すように、各原稿ページを出力用紙の
4分の1の大きさに縮小して、各縮小イメージを該当す
る位置に配置する。1ページ目、及び3,4ページ目の
原稿はA4サイズにつき、A6サイズすなわち50%の
縮小率にて縮小する。また、2頁目の原稿はA3サイズ
につき、その縮小率は35%とする。各原稿は、左上、
右上、左下、右下の順で出力用紙上に割り付けられる。
なお、同図では、説明の簡素化のため、余白や綴じ代を
図示していないが、必要に応じてこれらを考慮して縮小
率や配置位置を変更すればよい。
【0009】また、図5には、横置きページを4アップ
印刷する様子を示している。この例では、各原稿は、左
上、右上、左下、右下の順で出力用紙上に割り付けられ
る。この出力用紙を縦置きにした場合、割付け順序は左
下、左上、右下、右上となる。すなわち、同じ4アップ
印刷であっても、縦置き原稿と横置き原稿とでは割付け
順序が相違するということを理解されたい。
【0010】ところで、複数ページにわたる原稿画像を
受け取る場合、各ページのサイズが不均一であったり、
用紙方向が縦置き(ポートレート)と横置き(ランドス
ケープ)が混在して統一されていない、ということがあ
る。このような原稿画像を「用紙サイズ混在原稿」や
「縦横混在原稿」と呼び、これらをまとめて「混在原
稿」と呼ぶ。
【0011】縦横混在原稿に対しては、物理ページにお
けるレイアウト方向をいかにして決定すべきかという技
術的課題がある。従来は、概ね、以下の3種類の方法が
採用されていた。すなわち、
【0012】(1)事前のユーザ設定に従う。 (2)原稿の用紙方向から自動的にレイアウト方向を決
定する。 (3)上記の2つのいずれかの方法を、ユーザが指定す
る。
【0013】例えば、特開平10−107964号公報
では、縦置きページと横置きページが混在しないよう
に、物理ページを切り替えることで、この技術的課題を
解決している。しかしながら、縦置きページと横置きペ
ージが頻繁に入れ替わる原稿や、1枚の出力用紙にまと
めるページ数が多い(すなわちN値が大きい)高Nアッ
プ印刷の場合には、用紙に無駄が多くなる。
【0014】自動的にレイアウト方向を決定する方法と
しては、画像形成ジョブの最初のページがポートレート
かランドスケープかによってレイアウト方向を決定する
という方法もある。しかしながら、この公知技術は、最
初の論理ページのレイアウト方向に従って単純に物理ペ
ージのレイアウト方向を決定しているに過ぎず、また、
一旦決定したレイアウト方向を固定的に用いるため、縦
横混在原稿について充分な配慮がなされているとは必ず
しも言えない。
【0015】また、他人から受け取った電子文書の概略
を確認したい場合にも、出力用紙の節約等のため、Nア
ップ印刷を利用することがある。この場合、N値を大き
くし過ぎると原稿ページが縮小されすぎてページの内容
を確認できなくなり、逆にN値が小さ過ぎると出力ペー
ジ数が多過ぎてNアップ印刷するメリットが失われる。
【0016】原稿ページ数が大きいときには高Nアップ
印刷とし、ページ数が少なければ低Nアップ印刷とする
ことが、概略ページ印刷を行う無難な方策であろう。し
かしながら、他人から電子文書を受け取った時点、すな
わち印刷出力より前以てページ数が判っていることは稀
であり、一旦電子文書を開いてページ数を確認しなけれ
ばならず、手間を要する。特に、文書が多数ページで構
成される場合、全ページを開き空読みしていくことは、
現実的な作業ではない。結局のところ、勘に頼ってN値
を決定してNアップ印刷することになるが、N値が小さ
過ぎると出力用紙数が膨大となり、N値が大き過ぎると
出力用紙中に空白ができてしまうこともある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複数
の論理ページを1つの物理ページ上に割り付けることが
できる、優れたページ割付方法を提供することにある。
【0018】本発明の更なる目的は、プリンタやコピー
機等の画像形成装置において、複数ページの原稿画像を
1ページの用紙上に画像形成するNアップ印刷を効率的
に行うことができる、優れたページ割付方法を提供する
ことにある。
【0019】本発明の更なる目的は、各ページ毎にレイ
アウト方向が縦横混在して流れてくる原稿画像に対して
好適なレイアウトでNアップ印刷を行うことができる、
優れたページ割付方法を提供することにある。
【0020】本発明の更なる目的は、Nアップ印刷のN
値及び割付け領域を、物理ページ又は論理ページ毎に所
定の規則によって変化させてレイアウトすることによっ
て、重要な情報の可読性を維持しながら総出力用紙数を
削減することができる、優れたページ割付方法を提供す
ることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、Nページ分(但し、Nは2以上の整数)の論理ペー
ジを1つの物理ページ上に割り付けるページ割付方法で
あって、物理ページに含まれる各論理ページのレイアウ
ト方向を参照して各物理ページ毎にレイアウト方向を決
定することを特徴とするページ割付方法である。
【0022】また、本発明の第2の側面は、Nページ分
(但し、Nは2以上の整数)の論理ページを1つの物理
ページ上に割り付けるページ割付方法であって、物理ペ
ージに含まれる各論理ページ毎に重み付け値を決定し、
物理ページに含まれる各論理ページについての夫々のレ
イアウト方向の重み付け値を加算し、加算値が最大とな
ったレイアウト方向を当該物理ページのレイアウト方向
に決定することを特徴とするページ割付方法である。
【0023】本発明の第2の側面によれば、各論理ペー
ジ毎に適切な重み付け値を付与し、1つの物理ページに
含まれる各論理ページが持つ重み付け値を、レイアウト
方向毎に加算し、加算値が最大となるレイアウト方向を
物理ページのレイアウト方向に決定する。これによっ
て、縦横混在した原稿すなわち論理ページを処理する場
合であっても、使用者が意図するレイアウト方向によっ
て出力画像すなわち物理ページを形成することができ
る。
【0024】ここで、各論理ページに与えられる重み付
け値は、ページ数の進行に従い減少するようにしてもよ
い。あるいは、各論理ページに対してページ数の進行と
は逆順のフィボナッチ数列で決定される値を重み付け値
として与えるようにしてもよい。一般に、原稿には、ペ
ージの順序に相関した重要度を持つという性質がある
(例えば、文書には、冒頭に結論を記述し、ページが進
む従い枝葉末節に言及する、という性質がある)。逆順
のフィボナッチ数列で決定される重み付け値を利用して
レイアウト方向を決定することによって、縦横混在原稿
であっても使用者が意図するレイアウトによって画像形
成を行うことができる。
【0025】また、本発明の第3の側面は、Nページ分
(但し、Nは2以上の整数)の論理ページを1つの物理
ページ上に割り付けるページ割付方法であって、(a)
物理ページに含まれる最初の論理ページのレイアウト方
向のみに基づいて各物理ページ毎にレイアウト方向を決
定する、(b)物理ページに含まれる全ての論理ページ
のレイアウト方向を参照して各物理ページ毎にレイアウ
ト方向を決定する、(c)論理ページのレイアウト方向
が切り替わると物理ページを改ページしてレイアウト方
向を変更する、(d)全物理ページにわたってレイアウ
ト方向を変更しない、のうちいずれか1つをユーザが選
択可能とすることを特徴とするページ割付方法である。
【0026】また、本発明の第4の側面は、複数の論理
ページを1つの物理ページ上に割り付けるページ割付方
法であって、物理ページ毎に割り付ける論理ページ数を
変更することを特徴とするページ割付方法である。
【0027】また、本発明の第5の側面は、複数の論理
ページを1つの物理ページ上に割り付けるページ割付方
法であって、物理ページ数が進むに従って1つの物理ペ
ージ内に割り付ける論理ページ数を増大することを特徴
とするページ割付方法である。
【0028】また、本発明の第6の側面は、複数の論理
ページを1つの物理ページ上に割り付けるページ割付方
法であって、第nページ目(但し、nは1以上の整数)
の論理ページに対して物理ページの(1/k)nの領域
(但し、kは整数)を割り当てることを特徴とするペー
ジ割付方法である。
【0029】一般に、原稿には、ページの順序に相関し
た重要度を持つという性質がある。例えば、文書には、
冒頭に結論を記述し、ページが進む従い記述内容が枝葉
末節に到達する、という慣習がある。
【0030】本発明の第4乃至第6の側面に係るページ
割付方法によれば、Nアップ印刷のN値及び割付け領域
を、物理ページ又は論理ページ毎に所定の規則によって
変化させてレイアウトすることによって、重要な情報の
可読性を維持しながら総出力用紙数を削減することがで
きる。特に、第6の側面によれば、重要度が最も高い冒
頭ページの可読性を維持しながら、全ページの原稿を単
一の出力用紙上に割り付けることができる。
【0031】なお、本発明の各側面に係るページ割付方
法を、コンピュータ・プログラムの形態で具現化し、該
コンピュータ・プログラムをコンピュータ・システムに
インストールすることによって、上記の各側面に係るペ
ージ割付方法と同様の作用効果を奏することができる。
かかるコンピュータ・プログラムは、例えば、CDやF
D、MOなどの可搬性の記憶媒体、あるいは、ネットワ
ークなどの伝送媒体などのプログラム提供媒体を介し
て、有形的且つコンピュータ可読な形態でコンピュータ
・システムに提供される。
【0032】このようなプログラム提供媒体は、コンピ
ュータ・システム上で所定のコンピュータ・プログラム
の機能を実現するための、コンピュータ・プログラムと
提供媒体との構造上又は機能上の協働的関係を定義した
ものであり、当然にして特許の保護対象となり得る。
【0033】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0035】図6には、本発明の実施に供される印刷シ
ステム100のハードウェア構成を模式的に示してい
る。この印刷システム100は、実際には、文書データ
の作成や編集、管理、印刷処理の指示等を行う汎用コン
ピュータ・システムと、このコンピュータ・システムに
ローカル接続又はネットワーク接続されて印刷データを
用紙出力するプリンタとで構成される。以下、各部につ
いて説明する。
【0036】印刷システム100のうち、文書データ格
納部11と、アプリケーション実行部12と、プリンタ
・ドライバ13と、プリンタ・ドライバUI14は、汎
用コンピュータ・システム上で実装される。
【0037】文書データ格納部11は、コンピュータ・
システム上で作成し編集された文書を、例えば所定フォ
ーマットに従ったファイル形式にして有形的且つ半永久
的に保存・管理する装置である。文書データ格納部11
の実体は、ハード・ディスク装置のような不揮発的な磁
気ディスク型記憶装置であり、コンピュータ・システム
にローカル接続又はネットワーク接続されている。
【0038】アプリケーション実行部12は、ワード・
プロセッサやDTP(Desk Top Publis
hing)、スプレッドシートのような、電子化された
文書ファイルを作成し又は編集するための適用業務を実
行するための演算モジュールであり、その実体は、所定
のアプリケーション・ソフトウェアを起動中のCPU
(Central Processing Unit:
図示しない)である。
【0039】この実施例では、アプリケーション実行部
12は、ユーザからの指示に従って、文書データ格納部
11中の該当する文書ファイルにアクセスし、文書を構
成する文字情報、図形情報、及びページ情報を取得し
て、これらを解釈し、論理ページ内に割り付ける。論理
ページは、図示しないディスプレイ・スクリーンを介し
てユーザに提示される。また、ユーザから印刷要求が指
示された場合には、後述のプリンタ・ドライバ13に対
してページ毎の印刷指示を発行する。この印刷指示に
は、原稿サイズの指示、原稿方向の指示、1ページ描画
指示、及び、印刷終了指示が含まれる。原稿サイズと原
稿方向の指示によって、出力用紙上の画像形成領域と方
向が指定される。また、描画指示によって、出力ページ
内の描画内容が指示される。
【0040】プリンタ・ドライバ13は、プリンタ20
の駆動を制御するための機能モジュールであり、その実
体は、「プリンタ・ドライバ」ソフトウェアを実行する
CPU(図示しない)である。プリンタ・ドライバ13
は、上位のアプリケーション実行部12から、原稿サイ
ズ指示、原稿方向指示、1ページ描画指示、印刷終了指
示という形式で印刷要求を受け取り、これらを解釈し
て、プリンタ20に対して印刷指示及び用紙サイズ指示
を発行する。但し、印刷指示は、用紙サイズ指示と、レ
イアウト指示、及び描画指示で構成される。
【0041】本実施例のプリンタ・ドライバ13は、印
刷の諸条件に対するユーザ入力を受容するためのユーザ
・インターフェース、すなわちプリンタ・ドライバ・ユ
ーザ・インターフェース(UI)14を提供する。この
ユーザ・インターフェースは、通常、ディスプレイ・ス
クリーン(図示しない)上に表示される対話入力ウィン
ドウという形態で、システムのフロント・エンドに出現
する。
【0042】図7には、プリンタ・ドライバUI14の
一例を図解している。同図に示すように、プリンタ・ド
ライバUI14は、「用紙/出力」、「グラフィック
ス」、「フォント」という各出力特性を指定するための
3枚のワークシートを含んだウィンドウ画面で構成さ
れ、タブをマウス・カーソルで選択(すなわちクリッ
ク)することで、所望のワークシートを最前面に表示さ
せることができる。同図の例では、「用紙/出力」ワー
クシートが最前面に現れている。
【0043】「用紙/出力」ワークシート上には、複数
の入力フィールド、リスト・ボックス、及びコンボ・ボ
ックスが配設され、対話入力を許容している。例えば、
原稿サイズや出力用紙サイズのコンボ・ボックスでは、
いずれも、A4サイズが入力されている。このようなコ
ンボ・ボックスでは、入力フィールド内に所望のサイズ
を直接キーボード入力するか、又は、ボックス最右端
の”▼”ボタンをクリックしてプルダウン表示されたリ
スト・ボックス(図示しない)の中から所望の選択肢を
選択して入力することができる。
【0044】図7において、「まとめて一枚(N)」と
いうタイトルのコンボ・ボックスは、Nアップ印刷のN
値を指定するためのものである。同図では、ボックス最
右端の”▼”ボタンがクリックされて、許容された選択
肢を一覧表示したプルダウン・メニューが出現してい
る。
【0045】ユーザは、このようなウィンドウ画面上で
印刷条件の各項目の設定値を確認し、入力変更すること
ができる。また、設定値に合意したときには、最下段の
[OK]ボタンをクリックすることで設定を確定させ、
また、[キャンセル]ボタンをクリックすることで変更
内容を取り消すことができる。
【0046】プリンタ・ドライバUI14を介したユー
ザ入力は、レイアウト方向指示や用紙サイズ指示という
形態で、プリンタ・ドライバ13に通知される。
【0047】プリンタ20は、コンピュータ・システム
に対してローカル接続又はネットワーク接続された周辺
機器であり、画像形成及び画像出力などの処理を行う。
本実施例のプリンタ20は、用紙選択部21と、イメー
ジ形成部22と、画像イメージ・メモリ23とで構成さ
れる。
【0048】用紙選択部21は、プリンタ・ドライバ1
3から用紙サイズ指示を受け取って、指定されたサイズ
及び向きの用紙を印刷出力用の用紙として選択する。ま
た、イメージ形成部22も、用紙サイズ指示を受け取っ
て、出力する用紙の大きさに応じた記憶領域を画像イメ
ージ・メモリ23中で確保する。
【0049】イメージ形成部22は、レイアウト指示に
従って、アプリケーション実行部12が生成したページ
を意識した描画指示を、用紙上の指定の位置に指定の大
きさで描画する。また、イメージ形成部22は、描画指
示を処理して、印刷イメージを形成して、これを画像イ
メージ・メモリ23上に確保した領域に一旦格納する。
そして、画像イメージ・メモリ23上に展開された印刷
データを、選択されたサイズ及び方向の用紙上に転写す
ることで、出力結果としての印刷用紙が得られる。
【0050】図8には、プリンタ・ドライバ13におけ
る描画処理手順をフローチャートの形式で示している。
以下、このフローチャートの各ステップについて説明す
る。
【0051】該処理手順は、上位のアプリケーション実
行部12からの印刷指示入力が発生したことに応答して
開始する(ステップS10)。
【0052】ステップS11では、印刷指示の種類に応
じた分岐に進む、ケース・センシティブな判断ブロック
である。すなわち、印刷指示が、原稿サイズ指示、原稿
方向指示、用紙サイズ指示、レイアウト指示のいずれか
であれば、夫々の指示に従って、原稿サイズ決定、原稿
方向決定、用紙サイズ決定、レイアウト方法決定を行
い、次ステップS12に進む。また、印刷指示が印刷終
了指示であれば、所定の印刷終了処理を行い、この処理
ルーチン全体を終了する。
【0053】ステップS12では、現印刷処理工程にお
いて、原稿サイズが決定済みか否かを判断する。未決定
であれば、該判断ブロックS12の分岐Noに抜けてス
テップS10に復帰し、次の印刷指示入力を待つ。ま
た、決定済みであれば次ステップS13に進む。
【0054】ステップS13では、現印刷処理工程にお
いて、原稿方向が決定済みか否かを判断する。未決定で
あれば、該判断ブロックS13の分岐Noに抜けてステ
ップS10に復帰し、次の印刷指示入力を待つ。また、
決定済みであれば次ステップS14に進む。
【0055】ステップS14では、現印刷処理工程にお
いて、用紙サイズが決定済みか否かを判断する。未決定
であれば、該判断ブロックS14の分岐Noに抜けてス
テップS10に復帰し、次の印刷指示入力を待つ。ま
た、決定済みであれば次ステップS15に進む。
【0056】ステップS15では、現印刷処理工程にお
いて、レイアウト方法が決定済みか否かを判断する。未
決定であれば、該判断ブロックS15の分岐Noに抜け
てステップS10に復帰し、次の印刷指示入力を待つ。
また、決定済みであれば次ステップS16に進む。
【0057】ステップS16では、既に決定された印刷
指示の各設定値に基づいて、拡大率と描画位置の決定を
行う。本実施例では、ステップS16は別途定義された
処理ルーチンとして用意されるが、詳細は後述する。
【0058】他方、ステップS11において、印刷指示
が1ページ描画指示であれば、ステップS17に進ん
で、拡大率と描画位置は既に決定されているか否かを判
断する。判断結果が否定的であれば、ステップS20に
進み、描画データを一時蓄積してから、ステップS10
に復帰して、次の印刷指示入力を待つ。
【0059】また、判断ブロックS17における判断結
果が肯定的であれば、ステップS18に進んで、蓄積さ
れた描画データがあるか否かを判断する。蓄積された描
画データがなければ、描画指示をそのまま描画部に渡
し、蓄積された描画データがあれば、蓄積された描画デ
ータも描画部に渡す(ステップS19)。描画部の実体
は、プリンタ20における画像形成及び出力処理であ
る。
【0060】次いで、ステップS16における拡大率と
描画位置の決定処理の詳細について説明する。図9に
は、この処理手順をフローチャートの形式で示してい
る。以下、このフローチャートの各ステップについて説
明する。
【0061】まず、ケース・センシティブな判断ブロッ
クS30において、決定されたレイアウト方法が何であ
るかを判別する。レイアウト方法は、上述したプリンタ
・ドライバUI14の対話型ウィンドウ(図7を参照の
こと)を介して、ユーザによって指定される。
【0062】レイアウト方法が、「常に縦原稿用のNア
ップ・レイアウト」に決定されていれば、ステップS3
3に進み、縦原稿用の拡大率及び位置決定を行う。この
場合の拡大率及び位置決定は、図4を用いて説明した通
りである。
【0063】また、レイアウト方法が、「物理ページに
含まれる各ページに重み付けする」に決定されていれ
ば、Nアップ印刷される物理ページに含まれる各論理ペ
ージ毎に重み付け値を決定し、物理ページに含まれる各
論理ページについての夫々のレイアウト方向の重み付け
値を加算し、加算値が最大となったレイアウト方向を物
理ページのレイアウト方向として決定する。このため、
まず、ステップS31において各論理ページに重み付け
判定処理をし、次いで、ステップS32において、決定
されたレイアウト方向を判別する。そして、レイアウト
方向が縦置き又は横置きのいずれに決定されたかに応じ
て、ステップS33の縦原稿用拡大率及び位置決定、又
は、ステップS34の横原稿用拡大率及び位置決定を行
う。ステップS33及びS34は、夫々、図4及び図5
を用いて説明した通りである。
【0064】なお、本実施例では、ステップS31の重
み付け判定処理は、別途定義された処理ルーチンとして
用意されるが、その詳細は後述に譲る。
【0065】また、レイアウト方法が、「物理ページ毎
にNアップ数が増える」に決定されていれば、ステップ
S36に進み、物理ページ数が進むに従って1つの物理
ページ内に割り付ける論理ページ数を増大するようなペ
ージ割付処理を行う。なお、本実施例では、ステップS
36の重み付け処理は、別途定義された処理ルーチンと
して用意されるが、その詳細は後述に譲る。
【0066】また、レイアウト方法が、「論理ページ毎
に描画領域が半分になる」に決定されていれば、ステッ
プS37に進み、第nページ目(但し、nは1以上の整
数)の論理ページに対して物理ページの(1/2)n
領域を割り当てるようなページ割付処理を行う。なお、
本実施例では、ステップS37の重み付け処理は、別途
定義された処理ルーチンとして用意されるが、その詳細
は後述に譲る。
【0067】図10には、ステップS31における重み
付け判定の処理手順をフローチャートの形式で示してい
る。以下、このフローチャートの各ステップについて説
明する。但し、本実施例では逆順のフィボナッチ数列で
決定される重み付け値を利用することとしたが、これ
は、「冒頭に結論を記述し、ページが進む従い記述内容
が枝葉末節に到達する」という文書が一般的に持つ性質
に依拠する。また、1つの物理ページに割り付けられる
論理ページ数をNとし、現在の論理ページの序数をAと
する。
【0068】まず、判断ブロックS50において、Aが
1に等しいか否かを判断する。Aが1であれば、ステッ
プS51に進み、縦判定値と横判定値の夫々に初期値ゼ
ロを代入する。
【0069】次いで、ステップS52では、(N+1−
A)番目のフィボナッチ数をKとする。
【0070】次いで、ステップS53では、A番目の論
理ページが縦置きか否かを判別する。縦置きであれば、
ステップS54において縦判定値にフィボナッチ数Kを
加算し、逆に横置きであれば、ステップS55において
横判定値にKを加算する。
【0071】次いで、ステップS56では、論理ページ
の序数AがNに到達したか否かを判別する。未到達であ
れば、物理ページに含まれる全ての論理ページについて
処理を終えていないことになるので、ステップS35に
進み、レイアウト方向未定とする。この場合、図8に示
した処理ルーチンのステップS10に復帰して、次の印
刷指示の入力を待つこととなる。
【0072】他方、論理ページの序数AがNに到達して
いた場合、ステップS57に進み、縦判定値と横判定値
を大小比較する。そして、縦判定値の方が大きければ、
縦方向のレイアウトに決定し(ステップS58)、横判
定値の方が大きければ、横方向のレイアウトに決定する
(ステップS59)。
【0073】図11乃至図13には、図10に示した処
理手順に従ったページ・レイアウト処理を具体的に図解
している。同図において、Nアップ印刷のN値は4とし
て、m番目の物理ページには、4m+1〜4m+3番目
の4ページ分の論理ページが割り付けられるとする。
【0074】各論理ページには、逆順のフィボナッチ数
列を用いて以下の[表1]のような重み付け値が付与さ
れる。逆順のフィボナッチ数列を用いることで、ある論
理ページに対して、これに後続する2ページ分の重み付
け値の和と同じ大きさの重み付け値が与えられる。
【0075】
【表1】
【0076】例えば、図11に示すように、縦横原稿が
混在した形式で1ページから8ページまでの各論理ペー
ジがレイアウトされていたとする。
【0077】1ページから4ページまでは、縦判定値が
5+1=6であるのに対して、横判定値が3+2=5と
なり、縦判定値の方が大きい。したがって、図12に示
すように、縦方向のレイアウトに決定される。
【0078】また、5ページから8ページまでは、横判
定値が3+2+1=6であるのに対して、縦判定値が5
となり、横判定値の方が大きい。したがって、図12に
示すように、横方向のレイアウトに決定される。
【0079】一般に、原稿には、ページの順序に相関し
た重要度を持つという性質がある(例えば、文書には、
冒頭に結論を記述し、ページが進む従い記述内容が枝葉
末節に及ぶ、という性質がある)。上述したようなステ
ップS31における重み付け処理によれば、逆順のフィ
ボナッチ数列で決定される重み付け値を利用してレイア
ウト方向を決定することによって、縦横混在原稿であっ
ても使用者が意図するレイアウトによって画像形成を行
うことができる。
【0080】図14には、図9に示したフローチャート
のステップS36における、増加Nアップ拡大率/位置
決定の処理手順をフローチャートの形式で示している。
以下、このフローチャートの各ステップについて説明す
る。
【0081】ステップS70では、現在画像形成処理中
の物理ページの序数を取得して、これを変数Pに代入す
る。
【0082】次いで、ステップS71では、この物理ペ
ージに含まれる論理ページ数、すなわちNアップ印刷の
N値を(2p)/2に設定する
【0083】次いで、ステップS72では、設定された
N値に従い、描画指示された各論理ページについてのN
アップ印刷の位置と拡大率を計算する。
【0084】図15には、図14に示した処理手順に従
ったページ・レイアウト処理を具体的に図解している。
同図に示すように、1物理ページ目ではNアップなし
(すなわち1アップ)、2物理ページ目では2アップ、
3物理ページ目では3アップ、4物理ページ目では8ア
ップ、5物理ページ目では16アップとなる。すなわ
ち、物理ページの序数が増大する度にNアップのN値が
増えていき、各論理ページに対して対応する拡大率決定
及びレイアウト位置決定処理が施される。
【0085】ここで、1つの物理ページ内に含まれる論
理ページ数が増大した際に、各論理ページに割り当てら
れる印刷領域が小さくなり、各論理ページの視認性が劣
悪で印刷する意味がなくなることが想定される。このよ
うな場合、1つの物理ページ内に割り付ける論理ページ
の最大数を予め定めておき、印刷指示時のユーザ設定に
従い、最大数を越えた論理ページを物理ページ上に出力
させないように構成をさらに加えてもよい。
【0086】同様に、1つの物理ページ内に含まれる論
理ページ数が増大して各論理ページの印刷領域が小さく
なり、その視認性が低下するのを防ぐために、1つの物
理ページ上に割り付ける論理ページの最大数をユーザが
指定できる(すなわちプログラマブルな)構成にしても
よい。
【0087】一般に、原稿には、ページの順序に相関し
た重要度を持つという性質がある。例えば、文書には、
冒頭に結論を記述し、ページが進む従いその記述内容が
枝葉末節に及ぶ、という慣習がある。上述したようなス
テップS36における拡大率及び位置決定処理によれ
ば、Nアップ印刷のN値及び割付け領域を、物理ページ
又は論理ページ毎に所定の規則によって変化させてレイ
アウトすることによって、重要な情報の可読性を維持し
ながら総出力用紙数を削減することができる。
【0088】図16には、図9に示したフローチャート
のステップS37における、無限Nアップ拡大率/位置
決定の処理手順をフローチャートの形式で示している。
以下、このフローチャートの各ステップについて説明す
る。
【0089】まず、現在処理中の論理ページの序数をN
とし(ステップS90)、カウンタkを初期値1にセッ
トする(ステップS91)。また、用紙幅の初期値をW
(0)とし、同高さの初期値をH(0)とする(ステッ
プS92)。
【0090】次いで、原稿をsqrt(2)/2倍に縮
小する(ステップS93)。
【0091】ステップS93と連動的に、用紙幅W
(k)にW(k−1)×sqrt(2)/2を代入する
とともに(ステップS94)、用紙高さH(k)にH
(k−1)×sqrt(2)/2を代入する(ステップ
S95)。
【0092】さらに、原稿をY方向に−H(k)だけ平
行移動し(ステップS96)、変換行列を反時計回りに
90度だけ回転する(ステップS97)。
【0093】ステップS98では、カウンタkがNに等
しいか、すなわち全ての論理ページについて処理を終え
たか否かを判断する。
【0094】判断ブロックS98の結果が肯定的であれ
ば、ステップS101に進み、各論理ページを物理ペー
ジ上に割り付けて、この処理フロー全体を終了する。
【0095】逆に、判断ブロックS98の結果が否定的
であれば、ステップS99に進んで、原稿を幅方向にW
(k)だけ平行移動する。次いで、kを1だけ増分して
(ステップS100)、ステップS93に復帰して、次
の論理ページに対して上述と同様の処理を繰り返す。
【0096】図17には、図16に示した処理手順に従
ったページ・レイアウト処理を具体的に図解している。
【0097】図17[1]に示すように、論理ページの
イメージをsqrt(2)/2倍に縮小する(ステップ
S93に該当)。
【0098】次いで、図17[2]に示すように、縮小
した原稿イメージの高さ分だけY方向に平行移動する
(ステップS96に該当)。
【0099】次いで、図17[3]に示すように、縮小
した原稿イメージを反時計回りに90度だけ回転する
(ステップS97に該当)。処理が指定回数に到達して
いれば、この時点でページ・レイアウト処理が終了す
る。
【0100】次いで、図17[4]に示すように、次の
縮小/回転処理のために、対象とするレイアウト領域を
移動する(ステップS99に該当)。すなわち、同図の
領域Bを全体の領域に置き換えて、上述の処理を繰り返
し行う。
【0101】図18には、図16に示す無限Nアップに
よる拡大率及びレイアウト位置の決定を行った結果、生
成される物理ページのレイアウト・イメージを模式的に
示している。同図に示すように、論理ページの1ページ
目は出力用紙の2分の1サイズの領域に割り付けられ、
同2ページ目は4分の1サイズの領域に割り付けられ、
同3ページ目は8分の1サイズの領域に割り付けられ
る。以下、同様に、最後のページに到達するまで、k番
目の論理ページには2k分の1サイズの領域が割り付け
られ続ける。換言すれば、収束する等比数列によって定
義される倍率に従って、Nページ目の論理ページのレイ
アウト領域が決定される。
【0102】ステップS37における拡大率及び位置決
定処理によれば、図18に示すように、全ての論理ペー
ジを含む原稿イメージが単一の物理ページ上に集約され
る。このため、用紙の節約になる。
【0103】また、序数の低い(言い換えれば重要度の
高い)論理ページのイメージほど大きな領域に展開され
るため、重要度が最も高い冒頭ページの可読性を維持し
ながら、全ページの原稿を単一の出力用紙上に割り付け
ることができる。
【0104】また、全体のページ数が不明な文書を1枚
の用紙上に印刷出力するようなドラフト印刷に好適であ
ろう。このようなドラフト印刷イメージを参照すれば、
文書全体の概要を把握するのに便利である。
【0105】また、最終的に残る空白領域を小さくする
ことができ、印刷領域を効率的に使用することにもな
る。
【0106】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示とい
う形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈
されるべきではない。本発明の要旨を判断するために
は、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきで
ある。
【0107】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
複数の論理ページを1つの物理ページ上に割り付けるこ
とができる、優れたページ割付方法を提供することがで
きる。を提供することにある。
【0108】また、本発明によれば、プリンタやコピー
機等の画像形成装置において、複数ページの原稿画像を
1ページの用紙上に画像形成するNアップ印刷を効率的
に行うことができる、優れたページ割付方法を提供する
ことができる。
【0109】また、本発明によれば、各ページ毎にレイ
アウト方向が縦横混在して流れてくる原稿画像に対して
好適なレイアウトでNアップ印刷を行うことができる、
優れたページ割付方法を提供することができる。
【0110】また、本発明によれば、論理ページの順序
に相関した重み付けを利用してレイアウト方向を決定す
ることによって、縦横混在原稿であっても使用者が意図
するレイアウトによって画像形成を行うことができるペ
ージ割付方法を提供することができる。
【0111】また、本発明によれば、Nアップ印刷のN
値及び割付け領域を、物理ページ又は論理ページ毎に所
定の規則によって変化させてレイアウトすることによっ
て、重要な情報の可読性を維持しながら総出力用紙数を
削減することができる、優れたページ割付方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 Nアップ指定なし印刷した場合の、縦原稿及
び横原稿のレイアウト(従来例)を図解したものであ
る。
【図2】 2アップ印刷した場合の、縦原稿及び横原稿
のレイアウト(従来例)を図解したものである。
【図3】 4アップ印刷した場合の、縦原稿及び横原稿
のレイアウト(従来例)を図解したものである。
【図4】 縦置き原稿を4アップ印刷する様子を図解し
たものである。
【図5】 横置き原稿を4アップ印刷する様子を図解し
たものである。
【図6】 本発明の実施に供される印刷システムの概略
構成を示した図である。
【図7】 プリンタ・ドライバUI14の表示ウィンド
ウを示した図である。
【図8】 プリンタ・ドライバ13における描画処理手
順を示したフローチャートである。
【図9】 拡大率と描画位置の決定を行う処理手順を示
したフローチャートである。
【図10】 物理ページに含まれる各論理ページに重み
付けを行ってレイアウト方向の決定を行う処理手順を示
したフローチャートである。
【図11】 逆順のフィボナッチ数列を用いて各論理ペ
ージに重み付け値を付与した場合の、重み付け判定処理
を図解したものである。
【図12】 逆順のフィボナッチ数列を用いて各論理ペ
ージに重み付け値を付与した場合の、重み付け判定処理
を図解したものである。
【図13】 逆順のフィボナッチ数列を用いて各論理ペ
ージに重み付け値を付与した場合の、重み付け判定処理
を図解したものである。
【図14】 図9に示したフローチャートのステップS
36における、増加Nアップ拡大率/位置決定の処理手
順を示したフローチャートである。
【図15】 増加Nアップ印刷時における、各論理ペー
ジの拡大率決定及びレイアウト位置決定を行う様子を図
解したものである。
【図16】 図9に示したフローチャートのステップS
37における、無限Nアップ拡大率/位置決定の処理手
順を示したフローチャートである。
【図17】 無限Nアップ印刷時における、各論理ペー
ジの拡大率決定及びレイアウト位置決定を行う様子を図
解したものである。
【図18】 図16に示す無限Nアップによる拡大率及
びレイアウト位置の決定を行った結果、生成される物理
ページのレイアウト・イメージを模式的に示した図であ
る。
【符号の説明】
11…文書データ格納部、12…アプリケーション実行
部、13…プリンタ・ドライバ、14…プリンタ・ドラ
イバUI、20…プリンタ、21…用紙選択部、22…
イメージ形成部、23…画像イメージ・メモリ、100
…印刷システム。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Nページ分(但し、Nは2以上の整数)の
    論理ページを1つの物理ページ上に割り付けるページ割
    付方法であって、物理ページに含まれる各論理ページの
    レイアウト方向を参照して各物理ページ毎にレイアウト
    方向を決定することを特徴とするページ割付方法。
  2. 【請求項2】Nページ分(但し、Nは2以上の整数)の
    論理ページを1つの物理ページ上に割り付けるページ割
    付方法であって、物理ページに含まれる各論理ページ毎
    に重み付け値を決定し、物理ページに含まれる各論理ペ
    ージについての夫々のレイアウト方向の重み付け値を加
    算し、加算値が最大となったレイアウト方向を当該物理
    ページのレイアウト方向に決定することを特徴とするペ
    ージ割付方法。
  3. 【請求項3】各論理ページに与えられる重み付け値は、
    ページ数の進行に従い減少することを特徴とする請求項
    2に記載のページ割付方法。
  4. 【請求項4】各論理ページに対してページ数の進行とは
    逆順のフィボナッチ数列で決定される値を重み付け値と
    して与えることを特徴とする請求項2に記載のページ割
    付方法。
  5. 【請求項5】Nページ分(但し、Nは2以上の整数)の
    論理ページを1つの物理ページ上に割り付けるページ割
    付方法であって、(a)物理ページに含まれる最初の論
    理ページのレイアウト方向のみに基づいて各物理ページ
    毎にレイアウト方向を決定する、(b)物理ページに含
    まれる全ての論理ページのレイアウト方向を参照して各
    物理ページ毎にレイアウト方向を決定する、(c)論理
    ページのレイアウト方向が切り替わると物理ページを改
    ページしてレイアウト方向を変更する、(d)全物理ペ
    ージにわたってレイアウト方向を変更しない、のうちい
    ずれか1つをユーザが選択可能とすることを特徴とする
    ページ割付方法。
  6. 【請求項6】複数の論理ページを1つの物理ページ上に
    割り付けるページ割付方法であって、物理ページ毎に割
    り付ける論理ページ数を変更することを特徴とするペー
    ジ割付方法。
  7. 【請求項7】複数の論理ページを1つの物理ページ上に
    割り付けるページ割付方法であって、物理ページ数が進
    むに従って1つの物理ページ内に割り付ける論理ページ
    数を増大することを特徴とするページ割付方法。
  8. 【請求項8】複数の論理ページを1つの物理ページ上に
    割り付けるページ割付方法であって、第nページ目(但
    し、nは1以上の整数)の論理ページに対して物理ペー
    ジの(1/k)nの領域(但し、kは整数)を割り当て
    ることを特徴とするページ割付方法。
  9. 【請求項9】Nページ分(但し、Nは2以上の整数)の
    論理ページを1つの物理ページ上に割り付けるページ割
    付を行うタイプの画像形成装置であって、物理ページに
    含まれる各論理ページのレイアウト方向を参照して各物
    理ページ毎にレイアウト方向を決定する手段と、該決定
    結果に従ったレイアウト方向に各論理ページを割付けた
    出力画像を形成する手段とを含むことを特徴とする画像
    形成装置。
  10. 【請求項10】Nページ分(但し、Nは2以上の整数)
    の論理ページを1つの物理ページ上に割り付けるページ
    割付を行うタイプの画像形成装置であって、物理ページ
    に含まれる各論理ページ毎に重み付け値を決定する手段
    と、物理ページに含まれる各論理ページについての夫々
    のレイアウト方向の重み付け値を加算し、加算値が最大
    となったレイアウト方向を当該物理ページのレイアウト
    方向に決定する手段と、該決定結果に従ったレイアウト
    方向に各論理ページを割付けた出力画像を形成する手段
    とを含むことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】各論理ページに与えられる重み付け値
    は、ページ数の進行に従い減少することを特徴とする請
    求項10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】各論理ページに対してページ数の進行と
    は逆順のフィボナッチ数列で決定される値を重み付け値
    として与えることを特徴とする請求項10に記載の画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】複数の論理ページを1つの物理ページ上
    に割り付けるページ割付を行うタイプの画像形成装置で
    あって、物理ページ毎に割り付ける論理ページ数を変更
    する手段と、変更結果に従って各論理ページを物理ペー
    ジ上に割り付けて画像形成する手段とを含むことを特徴
    とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】複数の論理ページを1つの物理ページ上
    に割り付けるページ割付を行うタイプの画像形成装置で
    あって、物理ページ数が進むに従って1つの物理ページ
    内に割り付ける論理ページ数を増大する手段と、決定さ
    れた論理ページ数に従って各論理ページを物理ページ上
    に割り付けて画像形成する手段とを含むことを特徴とす
    る画像形成装置。
  15. 【請求項15】複数の論理ページを1つの物理ページ上
    に割り付けるページ割付を行うタイプの画像形成装置で
    あって、第nページ目(但し、nは1以上の整数)の論
    理ページに対して物理ページの(1/k)nの領域(但
    し、kは整数)を割り当てる手段と、物理ページ上に割
    り当てられた各論理ページを画像形成する手段とを含む
    ことを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】コンピュータ・システム上で実行される
    コンピュータ・プログラムを有形的に提供するコンピュ
    ータ可読プログラム提供媒体であって、前記コンピュー
    タ・プログラムはNページ分(但し、Nは2以上の整
    数)の論理ページを1つの物理ページ上に割り付けるペ
    ージ割付処理を行うための、物理ページに含まれる各論
    理ページのレイアウト方向を参照して各物理ページ毎に
    レイアウト方向を決定するステップと、該決定結果に従
    ったレイアウト方向に各論理ページを割付けた出力画像
    を形成するステップとを含むことを特徴とするコンピュ
    ータ可読プログラム提供媒体。
  17. 【請求項17】コンピュータ・システム上で実行される
    コンピュータ・プログラムを有形的に提供するコンピュ
    ータ可読プログラム提供媒体であって、前記コンピュー
    タ・プログラムはNページ分(但し、Nは2以上の整
    数)の論理ページを1つの物理ページ上に割り付けるペ
    ージ割付処理を行うための、物理ページに含まれる各論
    理ページ毎に重み付け値を決定するステップと、物理ペ
    ージに含まれる各論理ページについての夫々のレイアウ
    ト方向の重み付け値を加算し、加算値が最大となったレ
    イアウト方向を当該物理ページのレイアウト方向に決定
    するステップと、該決定結果に従ったレイアウト方向に
    各論理ページを割付けた出力画像を形成するステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータ可読プログラム提
    供媒体。
  18. 【請求項18】各論理ページに与えられる重み付け値
    は、ページ数の進行に従い減少することを特徴とする請
    求項17に記載のコンピュータ可読プログラム提供媒
    体。
  19. 【請求項19】各論理ページに対してページ数の進行と
    は逆順のフィボナッチ数列で決定される値を重み付け値
    として与えることを特徴とする請求項17に記載のコン
    ピュータ可読プログラム提供媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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