JPH09203514A - 気体中の有機物を分解する方法及び装置 - Google Patents

気体中の有機物を分解する方法及び装置

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JPH09203514A
JPH09203514A JP1225896A JP1225896A JPH09203514A JP H09203514 A JPH09203514 A JP H09203514A JP 1225896 A JP1225896 A JP 1225896A JP 1225896 A JP1225896 A JP 1225896A JP H09203514 A JPH09203514 A JP H09203514A
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gas
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organic
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Shunji Kojima
瞬治 小島
Hideo Kurashima
秀夫 倉島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気の平均温度が低く、有機成分の含有量が
低い場合にも、有機成分を有効に酸化分解することがで
き、NOX の発生量が少なく、処理のためのエネルギー
コストも少なくすむ有機物含有排ガスの処理方法及び装
置を提供するにある。 【解決手段】 有機物の粒子、ヒューム或いは蒸気と過
剰の酸素とを含む気体を、周囲から赤外線が放射されて
いるランウェイ中に誘導して、該有機物を加熱すること
により、これを酸化分解することを特徴とする気体中の
有機物を分解する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、気体中に含有され
る有機物を効率的に酸化分解する方法及び装置に関する
ものであり、より詳細には、有機物の赤外線吸収による
それ自体の発熱を利用して、比較的低温の処理により塗
装オーブン等から排出される有機物含有ガスを処理する
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属等の基体に種々の有機被覆を設ける
ことは、塗装、ラミネーション、接着、ライニング、印
刷等の分野で広く行われている。これらの有機被覆の形
成に際しては、何れも熱処理が不可欠であり、この熱処
理過程で有機物が気体中に移行し、この気体中から有機
物を除くことが必要となる。
【0003】排気中の有機物を除去する方法としては、
有機物を酸化分解する方法が一般的であり、大別して直
燃式と、触媒式とが知られている。
【0004】直燃式の場合、有機物含有排気を750℃
程度の温度に加熱して有機物を燃焼させるが、上記温度
では有機物の分解燃焼はほぼ完全であるが、空気中の窒
素が酸化されて、NOX が形成され、有機物以外による
大気汚染を招くという欠陥があり、更に高温加熱のため
にエネルギーコストも高くなるという欠点もある。
【0005】一方、触媒式の場合、白金系等の触媒を使
用し、有機物含有排気を350℃程度の温度で接触させ
るが、直燃式に比べて少ないとはいえNOX の発生が避
けられず、更に触媒が高価であり、また被毒により触媒
寿命が比較的短く、処理コストが高くなるという欠点が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、有機
物含有排気ガスの処理方法は、NOX を発生し、二次公
害を招く等未だ不満足な点があると共に、処理コストも
未だ高く、その改善が望まれている。特に指摘しなけれ
ばならないことは、塗装排ガス、特に水性塗料の焼き付
け排ガスのように、少量の有機溶剤、ホルムアルデヒド
等の分解生成物、ヒューム等の雑多な有機成分を含み、
しかも有機成分の含有量が低い場合には、その処理が難
しく、処理コストが高くなるという不都合があった。
【0007】従って、本発明の目的は、排気の平均温度
が低く、有機成分の含有量が低い場合にも、有機成分を
有効に酸化分解することができ、NOX の発生量が少な
く、処理のためのエネルギーコストも少なくすむ有機物
含有排ガスの処理方法及び装置を提供するにある。
【0008】本発明の他の目的は、ヒュウム、溶剤蒸
気、分解生成物等の雑多な成分を含有する排気ガスの同
時処理が可能で、しかも有機物の濃度が低濃度である場
合にも、エネルギー効率のよい処理が可能な有機物含有
排ガスの処理方法及び装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、有機物
の粒子、ヒューム或いは蒸気と過剰の酸素とを含む気体
を、周囲から赤外線が放射されているランウェイ中に誘
導して、該有機物を加熱することにより、これを酸化分
解することを特徴とする気体中の有機物を分解する方法
が提供される。
【0010】本発明によればまた、有機物の粒子、ヒュ
ーム或いは蒸気と過剰の酸素とを含む気体を通過させる
ためのランウェイと、該ランウェイの周囲に配置され且
つランウェイ中の有機物を選択的に加熱する赤外線放射
体とを備え、前記ランウェイには気体中の有機物の予備
加熱ゾーンと、有機物の燃焼ゾーンとが、気体の通過方
向にこの順で形成されていることを特徴とする有機物を
酸化分解するための装置が提供される。
【0011】
【発明の実施形態】本発明は、有機物の粒子、ヒューム
或いは蒸気と過剰の酸素とを含む気体を、周囲から赤外
線が放射されているランウェイ中に誘導する点に特徴を
有するものである。即ち、気体がこのランウェイを通過
する際、気体中の有機物が赤外線を吸収することによ
り、自ら加熱され、有機物の酸化分解が自動的に生じる
のである。
【0012】本発明者らが、赤外線が放射されているラ
ンウェイ中に有機物含有気体を導入し、生じる現象を観
察した結果によると、気体がある距離を進んだ時点(あ
る誘導期を経過した時点)で、有機物への着火が生じ、
有機物の酸化分解が極めて有効に進行するのであり、こ
れは、気体の温度が100乃至350℃と低く、また有
機物の濃度が10乃至5000ppmと低い場合にも着
実に行われるのである。
【0013】しかも、後述する例に示すとおり、上記赤
外線放射方式によると、気体中のヒュウムの除去、溶剤
の除去、樹脂分解生成物であるホルムアルデヒドの除去
が全て同時的に進行するのであり、赤外線照射強度が
6.8cm2 では、99%以上の除去が可能となるので
ある。
【0014】また、本発明によると、有機物含有気体の
全体の温度を100乃至350℃の温度に維持しながら
処理を行えるので、加熱に要するエネルギーコストを低
く押さえることができ、これによりNOx の生成量をも
低減させ得るという利点も得られる。
【0015】本発明では、前記ランウェイ中の気体を、
高温であるが、未だ有機物が着火しない温度に維持する
と共に、有機物を赤外線放射により選択的に加熱して、
有機物を燃焼させるのがよく、この温度は100乃至3
50℃の温度であるのが適当である。即ち、この温度が
上記範囲よりも低い場合には、酸化分解までの誘導期が
長くなったり、有機物の分解率が低下する傾向があり、
一方上記温度を上回る温度に維持することは、熱エネル
ギーコストの点でも、NOX の発生の点でも不利であ
る。
【0016】有機物含有気体は、有機物を爆発限界より
もはるかに低い濃度で含むガスであることが操作の安全
性の点で不可欠であり、前記気体が有機物を10乃至5
000ppmの濃度で含有する気体であることが適当で
ある。有機物の濃度が上記範囲よりも低い場合には、分
解効率の点で好ましくなく、上記範囲よりも高い場合に
は、安全性の点で問題を生じる。
【0017】本発明は、有機物含有気体が、種々の有機
成分を含有するガス、特に有機塗料の焼き付け排ガスの
処理に有効である。
【0018】本発明に用いる赤外線は、波長2.0乃至
4.0μmにピークを有する赤外線であることが、有機
物への選択的吸収と酸化分解の効率の点で有利であり、
また赤外線を、面積当たりの照射強度が2乃至30w/
cm2 となるように照射するのが好ましい。照射強度が
上記範囲を下回ると、除去率が低下し、照射強度が上記
範囲を上回っても、除去率の格別の向上はなく、エネル
ギー的にはかえって不利となる。
【0019】また、有機物含有気体を、赤外線放射領域
での平均滞留時間が1乃至60秒、特に1乃至30秒と
なるようにランウェイを通過させるのが、装置コストの
点で有利である。本発明における上記の諸条件は、前記
有機物の分解効率が95%以上となるように組み合わせ
ることが推奨される。
【0020】本発明の装置は、有機物の粒子、ヒューム
或いは蒸気と過剰の酸素とを含む気体を通過させるため
のランウェイと、ランウェイの周囲に配置され且つラン
ウェイ中の有機物を選択的に加熱する赤外線放射体とか
ら構成されるが、このランウェイには気体中の有機物の
予備加熱ゾーンと、有機物の燃焼ゾーンとが、気体の通
過方向にこの順で形成されている。
【0021】本装置におけるランウェイは、赤外線放射
領域での気体の平均滞留時間が1乃至30秒となるよう
に設けられているのが、装置コストの点で好ましい。
【0022】このランウェイは塗装の焼き付けラインに
設けられていることがよく、この場合、ランウェイは、
塗装物品を支持し搬送する搬送ラインと、塗装物品の塗
料を加熱焼き付けするための赤外線放射体との間に形成
され、塗装物品の表面から気体中に移行する有機物が予
備加熱ゾーン及び酸化分解ゾーンに導かれるようにする
のがよい。
【0023】勿論、本発明の装置におけるランウェイ
は、有機物の粒子、ヒューム或いは蒸気を含む気体の発
生域とは別の領域に且つ該発生域に連なるように設けら
れていてもよく、この場合、赤外線放射体が対面して形
成され且つその間にランウェイが形成されていてもよい
し、赤外線放射体とミラーとが対面して形成され且つそ
の間にランウェイが形成されていてもよい。
【0024】また、赤外線放射体が対向する壁に互い違
いに形成され且つそれらの間にジグザグ状のランウェイ
が形成されていてもよく、更にランウェイに気体の流れ
を制御する邪魔板を設けることもできる。
【0025】本発明の方法及び装置を製缶用金属板への
塗装工程に利用した例を説明するための図1(側面配置
図)において、全体のプロセスは、塗装工程1、焼き付
け及び排気処理工程2、冷却工程3及びスタッキング工
程4から成っている。
【0026】塗装工程1では、塗布ローラ11と支持ロ
ーラ12との対が設けられており、塗料収容タンク13
からファンテンローラ14を介して供給される塗料をロ
ーラ11及び12のニップ位置に供給される金属板15
の表面に塗布する。
【0027】焼き付け及び排気処理工程2には、塗装金
属板16を搬送するためのコンベア17が配置されてお
り、その上方には、塗装金属板16から間隔をおいて、
赤外線ガスヒータ18が多数面状に配置されている。こ
の赤外線ガスヒータ18及びこれに対面する塗装金属板
16を覆うようにフード19が設けられており、このフ
ード19には空気の給気口20及び排気口21が設けら
れている。
【0028】赤外線ガスヒータ18は、波長2.0乃至
4.0μmにピークを有する赤外線を放射するものであ
り、照射強度は2乃至30w/cm2 となるようなもの
である。塗装金属板16上の塗膜は上記赤外線を吸収し
て自己発熱して、塗料樹脂の硬化が生じると共に、溶剤
蒸気の揮発を生じ、同時に塗料樹脂分解生成物やヒュー
ム(ヤニ)も発生する。硬化した塗装金属板22はコン
ベア17により冷却域3に排出される。
【0029】一方、フード19内に、給気口20と排気
口21との間に形成される気流によって、コンベア上の
塗装金属板16と赤外線ガスヒータ18との間には、ヒ
ュウム、溶剤蒸気、分解生成物を含有する気体のランウ
ェイ5が形成される。このランウェイ5には赤外線ガス
ヒータ18からの赤外線が放射されており、上述した気
体中有機物の予備加熱ゾーンと、有機物の酸化分解ゾー
ンとが気体の通過方向にこの順で形成される。有機物が
除去された排気は、排気口21を通って外部に排出され
る。
【0030】上記具体例における焼き付け及び排気処理
工程のみを取り出して示す図2において、ランウェイ5
は、水平方向に延びる予備加熱ゾーン6と垂直方向に延
びる酸化分解ゾーン7とから成っている。予備加熱ゾー
ン6では、赤外線ガスヒータ18からの赤外線照射によ
り気体中の有機物の選択的加熱が行われており、酸化分
解ゾーン7では、有機物の酸化分解が行われる。酸化分
解ゾーン7では、器壁8により、小断面積の通路に分割
されており、器壁効果による酸化分解の促進と、酸化分
解(燃焼)の安定化とが計られている。
【0031】再び図1に戻って、冷却工程3には、硬化
塗装金属板22を搬送するためのコンベア23が配置さ
れており、その上方には、冷却水噴霧ノズル24が配置
されていて、上記仕上げニス塗装金属板に冷却水を噴霧
して、これを冷却する。冷却された塗装金属板は搬送ロ
ーラ25より排出して、製品のスタック26にする。
【0032】図3に示す具体例では、図2に示した器壁
8の代わりに、赤外線ヒータ9が設けられており、酸化
分解ゾーン7においても気体中の有機物の加熱を引き続
き行うようになっている。
【0033】図4及び図5は、焼付及び排気処理工程の
拡大側面図及び拡大正面図であって、焼き付けるべき塗
装金属板16は、コンベア17の押しピン26により矢
印方向に搬送され、これに対向する赤外線ガスヒータ1
8により加熱される。この具体例の場合、塗装金属板1
6と赤外線ガスヒータ18との間のランウェイ5には、
やはり矢印方向に気流が供給され、気流と塗装金属板と
は併流的に接触する。勿論、気流と塗装金属板とは向流
的に接触するようにしても何ら差し支えない。赤外線ガ
スヒータ18は塗装金属板16の進行方向には、互いに
平行に設けられているが、塗装金属板16の横断方向に
は、中央部の赤外線ガスヒータ18aが塗装金属板16
に平行となり、両端部の赤外線ガスヒータ18が外縁に
向けて下向きに傾斜して設けると、塗装金属板の加熱も
一様に行われる。
【0034】本発明に用いる赤外線放射体は、前述した
ピーク波長を有するものであれば何れでもよく、この放
射体は、各種セラミックを素材とする赤外線輻射材と、
これを加熱する熱源とから成っている。
【0035】このようなセラミックとしては、アルミナ
(Al2 3 )、ジルコニア(ZrO2 )、ムライト
(3Al2 3 ・2SiO2 )、コーディライト(2M
gO・2Al2 3 ・5SiO2 )、チタニア(TiO
2 )、ステアタイト(MgO・SiO2 )シリカ、シリ
カアルミナ等の酸化物セラミック;炭化ケイ素(Si
C)、炭化タングステン(WC)、炭化ジルコニウム
(ZrC)等の炭化物セラミック;窒化ホウ素(B
N)、窒化チタン(TiN)、窒化ケイ素(Si
3 4 )等の窒化物セラミック;ホウ化ジルコニウム
(ZrB2 )、ホウ化チタン(TiB2 )等のホウ化物
セラミック;ケイ化タングステン(WSi2 )、ケイ化
モリブテン(MOSi2 )等のケイ化物セラミック等が
挙げられる。これらのセラミックは、線状、面状或いは
チューブ状等の任意の形状で輻射材として使用される。
【0036】一方、赤外線輻射材を加熱するための熱源
としては、燃焼熱、電気抵抗発熱、高周波誘導加熱等を
利用することができる。かくして、燃焼バーナーのフレ
ーム(火炎)をセラミック製輻射体と接触させる方式の
赤外線加熱装置、ニクロム線等の抵抗発熱体の周囲にセ
ラミック輻射体を設け或いはセラミック輻射体中に抵抗
発熱体を埋めこんだ赤外線加熱装置、赤外線加熱ラン
プ、高周波誘導コイルとセラミック塗装鋼板との組合せ
から成る赤外線加熱装置が何れも使用される。
【0037】用いる赤外線放射体からの赤外線の波長や
赤外線照射強度は、赤外線加熱をすべき有機物の種類等
によっても相違するが、前述した波長及び照射強度から
適宜選択するのがよい。
【0038】図1或いは図2に示した装置を使用する
と、塗装焼き付け或いは印刷乾燥と同時に、しかも同一
の装置内で発生する排ガスの処理を同時に行えるので、
極めて便利である。
【0039】塗装用或いは印刷用の基体としては、金属
やプラスチックから成る任意の基体或いはこれらの複合
素材から成る基体を挙げることができる。金属基体とし
ては、アルミニウム等の軽金属板乃至箔或いは表面処理
鋼板乃至箔を挙げることができる。表面処理鋼板乃至箔
としては、クロメート表面処理鋼板、電解クロム酸処理
鋼板(TFS)、ニッケルめっき鋼板、錫めっき鋼板、
錫・ニッケル合金めっき鋼板、アルミニウムめっき鋼板
やそれらの箔等が例示される。これらの金属基体は、接
着缶、溶接缶等のスリーピース缶用素材、絞り缶、絞り
しごき缶等のツーピース缶用素材、巻締用天地缶蓋、イ
ージイオープン缶蓋、王冠、キャップ、或いはカップ状
容器等の容器或いは蓋形成用素材であってよい。また、
金属箔は、レトルトパウチ、フレキシブルヒートシール
蓋、半硬質カップ等のフレキシブル包装形成用素材であ
ってよい。
【0040】プラスチック基体としては、プラスチック
のフィルムやカップ、トレイ、ボトル、チューブ等の成
形品を挙げることができ、フィルムとしては、二軸延伸
ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ナイロ
ンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂フィルムを
挙げることができ、これらのフィルムは、上記金属板や
金属箔とのラミネートであってもよい。
【0041】上記基体上に設ける有機高分子被覆として
は、各種塗料、インク、プラスチゾル、各種コーティン
グ等を挙げることができる。これらの被覆は、アンダー
コート(下地塗装)でもトップコート(上塗り塗装)で
もよい。塗料としては、有機溶剤型塗料、オルガノゾル
塗料、水性塗料、粉体塗料等が何れも使用できる。
【0042】この塗料としては、熱硬化性或いは熱可塑
性の樹脂塗料、例えばフエノール・エポキシ塗料、アミ
ノ・エポキシ塗料、エポキシ・エステル塗料等の変性エ
ポキシ塗料;例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体部分ケン化物、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、エポキシ
変性−、エポキシアミノ変性−或いはエポキシフエノー
ル変性−ビニル樹脂塗料等のビニル又は変性ビニル塗
料;アクリル樹脂系塗料;油性塗料;アルキッド塗料;
ポリエステル塗料;スチレン−ブタジエン系共重合体等
の合成ゴム系塗料;ポリウレタン系塗料;ポリイミド
系、ポリアミドイミド系、ポリエステルイミド系塗料等
が使用される。
【0043】上記図1或いは図3の装置は、水性塗料の
焼き付けにも適用することができ、ここで水性塗料とし
ては、乳化型の合成樹脂或いは合成ゴム水性塗料、例え
ばエチレン−酢酸ビニル共重合体やアクリル型或いはア
イオノマー型等の熱可塑性型水性塗料、アクリル−エポ
キシ型等の熱硬化型水性塗料等が使用される。好適な水
性塗料は、エポキシ樹脂成分と、これに対する硬化剤樹
脂成分とを含有する塗膜形成成分としての熱硬化性樹脂
と、高分子分散剤としてのカルボキシル基含有アクリル
系樹脂とから構成される。
【0044】印刷インクとしては、インクビヒクルとし
て、オレオレジン、ロジン、セルロース誘導体、アルキ
ド樹脂、フェノール樹脂、アミノ樹脂、アクリル樹脂、
エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等を用いた各種インクが使
用される。
【0045】コーティング剤としては、上述した各種樹
脂の他に、オレフィン系樹脂、各種合成ゴム、フッ素系
樹脂等の各種エマルジョンを用いることもできる。
【0046】本発明の排気処理装置は、塗装或いは印刷
ラインとは別個に設けてもよい。このような装置構成の
数例を以下に示すが、本発明はこれらの例に限定されな
い。
【0047】図6に示すオフライン装置では、下部に吸
気口28及び上部に排気口29を備えた縦型処理容器3
0の内部には、赤外線ヒータ18、18が対向して設け
られており、この間に上向きの排気のランウエイ5が形
成されている。このランウェイに気体中有機物の予備加
熱ゾーン6と、有機物の酸化分解ゾーン7とが気体の通
過方向にこの順で形成されることは、図1の装置の場合
と同様である。
【0048】図7の装置の場合、赤外線ヒータを対向し
て設ける代わりに、一方の側に赤外線ヒータ18を設け
ると共に、これに対向する側に赤外線反射用のミラー3
を配置し、ミラーで反射される赤外線によっても有機物
の加熱が行われるようになっている。
【0049】図8に示す装置においては、赤外線ヒータ
18が段違いにしかも対向側壁間に互い違いに設けられ
ており、これら赤外線ヒータ間にジグザグ状のランウェ
イ5が形成されている。この装置では、処理すべき排気
のランウエイを長くし、装置内の排気の滞留時間を長く
とることができる。
【0050】図9に示す装置においては、赤外線ヒータ
18が段違いに、しかも対向側壁間に互い違いに設けた
ことは、図8と同様であるが、赤外線ヒータ18を側壁
の付け根の部分で低く、自由端において高くなるように
傾斜して配置し、しかも赤外線ヒータ18aを邪魔板と
して配置した構造を有している。
【0051】図10に示す装置においては、図9の装置
における赤外線ヒータ18の代わりに、通常の邪魔板3
2が配置されている。
【0052】図6乃至10に示した装置においては、処
理装置の容器内に赤外線ヒータを配置するという極めて
簡単且つコンパクトな構成で、有機物含有排気の酸化分
解を効率よく行えるという顕著な利点が奏される。
【0053】
【実施例】本発明を次の例で説明する。図1及び図3に
示す装置を用いて、以下の実験を行った。赤外線放射体
18としてはシュバンク型の赤外線ヒータを用い、また
図3の赤外線放射体9としては電気加熱方式のセラミッ
クヒータを用いた。
【0054】実施例1 有機溶剤(ヘキシルセロソルブ)を10重量%含有する
アクリル・アミノ系水性塗料を塗装し、図1の乾燥・焼
付、有機物の酸化分解装置を用いて発生するヒュームや
有機物の蒸気、ホルマリンなどの酸化分解処理を行っ
た。この場合、大部分の溶剤はランウエイ5の左側部分
で蒸発し、予備加熱されて、ランウエイ右側の有機物の
酸化分解ゾーンに導かれ、排出口21から排出される。
塗料の初期溶剤濃度、塗膜量、塗装速度、排気量などか
ら計算した排気中の溶剤濃度は800ppmとなる。こ
の溶剤の蒸気を含む空気の爆発限界は10000ppm
以上である。また、気体のランウエイ中での平均滞留時
間は30秒である。
【0055】18のシュバンクヒータの出力を変化させ
て、放射される赤外線のピーク波長と面積当たりの照射
強度を変化させながら、16の塗装板のピーク温度(以
下、板温度と略記する)と、ランウエイ5の気体の温度
(以下、気体温度と略記する)を計測するとともに、排
出口21から排出される気体を分析した。この際、セラ
ミックヒータ9は使用しなかった。排出気体中のヒュー
ムの有無は排出口21にガラスウールを曝してその汚れ
の有無により判定した。また、排気中の溶剤濃度とホル
マリン濃度は北川式の検知管を用いて評価し、この方法
で検知限界以下の場合にはガスクロマトグラフ法で評価
した。
【0056】結果を表1に示す。表中、溶剤或いはホル
マリンの濃度を0と記載したものは、これらの濃度が
0.5ppm未満であったことを意味する。
【表1】
【0057】実施例2 セラミックヒータ9を使用する以外は、実施例1の実験
条件1と同じ条件で、実験を行った。セラミックヒータ
9の出力を変化させ、放射される赤外線のピーク波長と
面積当たりの照射強度を変化させながら、実施例1と同
様に、排出口21から排出されるヒュームと、溶剤、ホ
ルマリンを評価した。この場合、ランウエイ5が予備加
熱ゾーンに相当し、セラミックヒータ9の間に形成され
る通路7が有機物の酸化分解ゾーンとなる。結果を表2
に示す。
【表2】
【0058】実施例3 図6乃至図10に示した有機物の酸化分解装置に、実施
例1に示したものと同じ水性塗膜を塗装し、塗装板を熱
風乾燥炉を通した時にこの熱風乾燥炉から排出される排
気を導入して、その中の有機物の酸化分解実験を行っ
た。導入した排気の温度は180℃であり、これにガラ
スウールを曝すと汚れが付着することから、ヒュームが
含まれていることが確認された。また、溶剤濃度は50
0ppm、ホルマリンの濃度は90ppmであった。赤
外線放射体18としては、いずれも、シュバンクヒータ
を用い、ヒータの温度を調節してピーク波長が2.5μ
mの赤外線が放射されるようにした。また、処理すべき
気体の流量を調節して、ランウエイ中での平均滞留時間
を5秒に設定した。この有機物の酸化分解装置の排出口
での気体の温度を計測するとともに、実施例1に示した
方法に準じて、排出される気体中でのヒューム及び溶剤
とホルマリンの濃度を測定した。結果を表3に示す。
【表3】
【0059】実施例4 図6に示した有機物の酸化分解装置を用いて、有機溶剤
(ブチルセロソルブ)を600ppm含有する空気中の
有機物の酸化分解実験を行った。赤外線放射体18には
電気加熱方式のセラミックヒータを用いた。セラミック
ヒータの表面温度を調節して、放射される赤外線のピー
ク波長と面積当たりの照射強度及び気体のランウエイ中
での平均滞留時間を変化させた。導入する有機溶剤含有
空気の温度は120℃に調整した。酸化分解装置の排出
口で測定した排気の温度と有機溶剤の濃度、有機溶剤の
分解効率を表4に示す。
【表4】
【0060】実施例5 実施例4に準じて、有機溶剤(ブチルセロソルブ)を6
00ppm含有する空気中の有機物の酸化分解実験を行
った。放射される赤外線のピーク波長を3.0μm、面
積当たりの照射強度を4.6w/cm2 、平均滞留時間
を15秒に設定した。導入する有機溶剤含有空気の温度
を変化させた場合の、酸化分解装置の排出口で測定した
排気の温度と有機溶剤の濃度、有機溶剤の分解効率を表
5に示す。この装置を通過することによる気体の平均的
な温度上昇は比較的少なく、有機溶剤が効率的に酸化分
解されていることから、溶剤分子が赤外線により選択的
に加熱されたことが判る。
【表5】
【0061】実施例6 実施例5に準じて、有機溶剤(ブチルセロソルブ)を含
有する空気中の有機物の酸化分解実験を行った。放射さ
れる赤外線のピーク波長を3.0μm、面積当たりの照
射強度を4.6w/cm2 、平均滞留時間を20秒に設
定した。導入する有機溶剤含有空気の温度を100℃に
設定し、その溶剤濃度を変化させた場合の、酸化分解装
置の排出口で測定した排気の温度と有機溶剤の濃度、有
機溶剤の分解効率を表6に示す。
【表6】
【0062】実施例7 実施例4に準じて、エポキシ樹脂の微粉末粒子を50p
pmの濃度で浮遊させた空気を用いて、この空気中の有
機物の酸化分解実験を行った。放射される赤外線のピー
ク波長を3.0μm、面積当たりの照射強度を4.6w
/cm2 、平均滞留時間を45秒に設定した。導入する
有機物粒子含有空気の温度を変化させた場合の、酸化分
解装置の排出口で測定した排気の温度と有機物粒子の濃
度、有機物粒子の分解効率を表7に示す。
【表7】
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、赤外線が放射されてい
るランウェイ中に、有機物含有排気を導入することによ
り、有機物の選択的加熱が可能となり、排気の平均温度
が低く、有機成分の含有量が低い場合にも、有機成分を
有効に酸化分解することができ、またNOX の発生量も
少なくでき、処理のためのエネルギーコストも少なくす
ることが可能となった。また、塗装の焼き付け排ガスの
ように、ヒュウム、溶剤蒸気、分解生成物等の雑多な成
分を含有する排気ガスの同時処理が可能で、しかも有機
物の濃度が低濃度である場合にも、エネルギー効率のよ
い処理が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気処理を塗装焼き付けと同時に行う
装置の側面配置図である。
【図2】図1の装置の要部のみを取り出して示した側面
配置図である。
【図3】赤外線ヒータの配置を変更した以外は図2と同
様の装置の側面配置図である。
【図4】図2の装置の塗装焼き付け部分の拡大側面図で
ある。
【図5】図4の装置部分の正面図である。
【図6】排気発生部分と独立に設ける実施例1の装置の
部分断面側面図である。
【図7】赤外線ヒータの配置を変更した実施例の装置の
部分断面側面図である。
【図8】赤外線ヒータの配置をジグザグに変更した実施
例の装置の部分断面側面図である。
【図9】赤外線ヒータの配置を更に変更した実施例の装
置の部分断面側面図である。
【図10】赤外線ヒータに加えて邪魔板を配置した実施
例の装置の部分断面側面図である。
【符号の説明】
1 塗装工程 2 塗装焼き付け及び排気処理工程 3 冷却工程 4 スタック工程 5 ランウェイ 6 予備加熱ゾーン 7 酸化分解ゾーン 8 器壁 9 赤外線ヒータ 11 塗布ローラ 12 支持ローラ 13 塗料収容タンク 14 ファンテンローラ 15 金属板 16 塗装金属板 17 コンベア 18,18a、18b、18c 赤外線ヒータ 19 フード 20 空気の給気口 21 排気口 22 焼き付けされた塗装金属板 23 コンベア 24 冷却水噴霧ノズル 25 排出ローラ 26 製品のスタック 27 押しピン 28 吸気口 29 排気口 30 処理装置容器 31 ミラー 32 邪魔板

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機物の粒子、ヒューム或いは蒸気と過
    剰の酸素とを含む気体を、周囲から赤外線が放射されて
    いるランウェイ中に誘導して、該有機物を加熱すること
    により、これを酸化分解することを特徴とする気体中の
    有機物を分解する方法。
  2. 【請求項2】 前記ランウェイ中の気体を、高温である
    が、未だ有機物が着火しない温度に維持すると共に、有
    機物を赤外線放射により選択的に加熱して、有機物を燃
    焼させることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記温度が100乃至350℃の温度で
    ある請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記気体が有機物を爆発限界よりもはる
    かに低い濃度で含むガスである請求項1乃至3の何れか
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記気体が有機物を10乃至5000p
    pmの濃度で含有する気体である請求項1乃至4の何れ
    かに記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記気体が有機塗料の焼き付け排ガスで
    ある請求項1乃至5の何れかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記赤外線が波長2.0乃至4.0μm
    にピークを有する赤外線である請求項1乃至6の何れか
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 赤外線を、面積当たりの照射強度が2乃
    至30w/cm2 となるように照射する請求項1乃至7
    の何れかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記気体を、赤外線放射領域での平均滞
    留時間が1乃至60秒となるようにランウェイを通過さ
    せる請求項1乃至8の何れかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記有機物の分解効率が95%以上で
    ある請求項1乃至9の何れかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 有機物の粒子、ヒューム或いは蒸気と
    過剰の酸素とを含む気体を通過させるためのランウェイ
    と、該ランウェイの周囲に配置され且つランウェイ中の
    有機物を選択的に加熱する赤外線放射体とを備え、前記
    ランウェイには気体中の有機物の予備加熱ゾーンと、有
    機物の燃焼ゾーンとが、気体の通過方向にこの順で形成
    されていることを特徴とする有機物を酸化分解するため
    の装置。
  12. 【請求項12】 前記赤外線放射体が波長2.0乃至
    4.0μmにピークを有する赤外線放射体であり、且つ
    赤外線放射体が面積当たりの照射強度が2乃至30w/
    cm2 となるようにランウェイに配置されている請求項
    11記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記ランウェイは、赤外線放射領域で
    の気体の平均滞留時間が1乃至60秒となるように設け
    られている請求項11または12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記ランウェイは塗装の焼き付けライ
    ンに設けられている請求項11乃至13の何れかに記載
    の装置。
  15. 【請求項15】 前記ランウェイは、塗装物品を支持し
    搬送する搬送ラインと、該塗装物品の塗料を加熱焼き付
    けするための赤外線放射体との間に形成され、塗装物品
    の表面から気体中に移行する有機物が前記予備加熱ゾー
    ン及び酸化分解ゾーンに導かれる請求項14記載の装
    置。
  16. 【請求項16】 前記ランウェイは、有機物の粒子、ヒ
    ューム或いは蒸気を含む気体の発生域とは別の領域に且
    つ該発生域に連なるように設けられている請求項11乃
    至13の何れかに記載の装置。
  17. 【請求項17】 赤外線放射体が対面して形成され且つ
    その間にランウェイが形成されている請求項16記載の
    装置。
  18. 【請求項18】 赤外線放射体とミラーとが対面して形
    成され且つその間にランウェイが形成されている請求項
    16記載の装置。
  19. 【請求項19】 赤外線放射体が対向する壁に互い違い
    に形成され且つそれらの間にジグザグ状のランウェイが
    形成されている請求項16記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記ランウェイに気体の流れを制御す
    る邪魔板を設けた請求項11乃至19の何れかに記載の
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001038785A1 (fr) * 1999-11-22 2001-05-31 Maejima, Fumio Incinerateur a filtre en ceramique

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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