JPH09203005A - グランド表面の構造およびその施工法 - Google Patents

グランド表面の構造およびその施工法

Info

Publication number
JPH09203005A
JPH09203005A JP1171396A JP1171396A JPH09203005A JP H09203005 A JPH09203005 A JP H09203005A JP 1171396 A JP1171396 A JP 1171396A JP 1171396 A JP1171396 A JP 1171396A JP H09203005 A JPH09203005 A JP H09203005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sand
elastic
specific gravity
cushion layer
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1171396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2993882B2 (ja
Inventor
Katsuyuki Ogura
克之 小倉
Yoshio Aihara
好夫 相原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EE Y CHEM KK
Dyflex Corp
Original Assignee
EE Y CHEM KK
Dyflex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=11785691&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH09203005(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by EE Y CHEM KK, Dyflex Corp filed Critical EE Y CHEM KK
Priority to JP8011713A priority Critical patent/JP2993882B2/ja
Publication of JPH09203005A publication Critical patent/JPH09203005A/ja
Priority to US09/126,169 priority patent/US6071039A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2993882B2 publication Critical patent/JP2993882B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 砂の比重に近似した比重の弾性チップを単独
で、あるいは、砂との混合によって、使用することによ
り、クッション層の均質安定化を図り、ゴム弾性によ
り、足抜きを良くし、また、微粉化を回避したグランド
表面の構造、および、その施工法を提供する。 【解決手段】 路盤層の上に、7ないし0.05mm程
度の大きさで、弾性材料からなる比重が1.8ないし
3.5程度の弾性チップを、単独で、あるいは、砂との
混合によるクッション層として、ほぼ所定の厚さ、好ま
しくは、50ないし100mm厚さで、敷設したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、競馬場
のダートコース、バレーコート、テニスコート、陸上競
技のトラック、一般の運動場などのグランド表面、およ
び、これを構成するための施工法に関する。
【0002】
【従来の技術】競馬場のダートコースには、通常、排
水、衝撃緩和の配慮から、路盤層として川砂が、表面の
クッション層として採用されている。
【0003】このクッション層の欠点は、長期間、使用
すると、川砂が馬の蹄鉄で微粉化し、これがクッション
層の底部に沈降して、硬質の板状層を形成する。このた
め、透水性が低下し、排水不良が起こり、また、実質的
なクッション層の厚さが減少して、馬蹄が上述の板状層
を蹴り、馬脚を損傷するなどの事故を招来する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、陸上競技のト
ラックなどの、一般のスポーツ施設で採用されているチ
ップ化したゴム(主として、廃棄されたタイヤゴムな
ど)、プラスチック製品を、川砂などに混合して、ダー
トコースのクッション層にすることが提唱された。
【0005】しかしながら、このようにチップ化したゴ
ム、プラスチック製品では、その比重が1.1〜1.5
程度であり、砂とブレンドすると、砂との比重差で、チ
ップがクッション層の表面に浮上して、クッション層の
均質性が保てなくなる。また、使用過程における砂の微
粉化(シルト化)を防止する機能性についても、十分に
検討されていない。
【0006】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、砂の比重に近似した比重の弾性チップを単独で、
あるいは、砂との混合によって、使用することにより、
クッション層の均質安定化を図り、ゴム弾性により、足
抜きを良くし、また、微粉化を回避したグランド表面の
構造、および、その施工法を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、路盤層の上に、7ないし0.05m
m、好ましくは2ないし0.5mm程度の大きさで、弾
性材料からなる比重が1.8ないし3.5程度の弾性チ
ップを、単独で、あるいは、砂との混合によるクッショ
ン層として、ほぼ所定厚さ、好ましくは、50ないし1
00mm厚さで、敷設したことを特徴とする。
【0008】また、本発明では、砂あるいは土を突き固
めて、所定厚さ、200ないし300mm厚さで、ある
いは、アスファルトコンクリート、コンクリートなどの
施工で、所定厚さ、好ましくは、50ないし70mm厚
さで、路盤層を構成し、その上に、7ないし0.05m
m、好ましくは2ないし0.5mm程度の大きさで、弾
性材料からなる比重が1.8ないし3.5程度の弾性チ
ップを、単独で、あるいは、砂との混合によるクッショ
ン層として、ほぼ所定厚さ、好ましくは、50ないし1
00mm厚さで、敷設することを特徴とする施工法が採
用される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明では、図1に示すように、
競馬場のダートコースとして、例えば、切込み砕石1を
250mm厚さで、その上に火山砂利2を50mm厚さ
で、更に、シンダー3を50mm厚さで施工し、そのグ
ランド表面の構造として、山砂などを突き固めて、所定
厚さ、好ましくは、200ないし300mm厚さ(図面
では、200mm厚さ)で、路盤層4を構成し、その上
に、7ないし0.05mm、好ましくは2ないし0.5
mm程度の大きさ(粒度)で、弾性材料からなる比重が
1.8ないし3.5程度(この実施の形態では、比重
2.5)の弾性チップを、単独で、あるいは、砂、好ま
しくは、川砂との混合によるクッション層5として、ほ
ぼ所定厚さ、好ましくは、50ないし100mm厚さ
(図面では、70mm厚さ)で、敷設する。
【0010】なお、弾性チップの形状は、フレーク状、
粒状などに特定されないが、その大きさは、砂との均質
混合を配慮して、山砂や川砂の粒度に近い、2ないし
0.5mm程度とした。上記弾性材料は、ウレタン、合
成ゴム、天然ゴム、あるいは、塩化ビニール、酢酸ビニ
ール、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンな
どの汎用の合成樹脂から選択される材料に、比重調整用
の材料、例えば、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸バリ
ウム、リトホン、酸化鉄、酸化鉛、酸化アンチモン、酸
化亜鉛などの無機粉末材料(好ましくは、比重が3以
上)をブレンドして構成されている。
【0011】なお、この実施の形態では、弾性チップと
して、EPDM(合成ゴム)100重量部に硫酸バリウ
ム400重量部を混合した、比重2.5の材料が使用さ
れている。
【0012】また、弾性チップを砂と混合してクッショ
ン層を構成する場合には、砂に対して、少なくとも、重
量比で3%以上の弾性チップを混合している。この有効
性については、以下の実験例で、詳細に説明する。
【0013】
【実施例】クッション層5の微粉化の試験を、川砂に弾
性チップを3%重量比(97:3)でブレンドした事例
1、10%重量比(9:1)でブレンドした事例2、川
砂に弾性チップを20%重量比(8:2)でブレンドし
た事例3、および、川砂を100%とした比較例(従
来)について行った結果、表1に示すような成果を得
た。
【0014】なお、この試験方法は、直径150mmの
容器に、各サンプルを70mm厚さ(重量:1,450
g)に充填し、その直径が50mm、重量が4.5kg
の鉄棒を、高さ425mmより自然落下させ、これを1
000回実施した後、NO.100メッシュの篩で微粉
(シルト)を分離し、その量を測定する方法である。
【0015】
【表1】 結論として、微粉化は、例えば、10%以上の弾性チッ
プの混合で、砂100%の場合に対して、半減されてい
る。即ち、弾性チップが衝撃エネルギーを吸収し、砂の
破損を非常に低減していることが解る。
【0016】クッション層の衝撃エネルギー緩和試験で
は、図2のような成果を得ている。なお、この試験は、
上述のサンプルを、図3に示すような容器に、40mm
厚さで充填し、接触表面が40×40mmのロッドで、
ストログラフ試験機により、5mm/分の速度で圧縮す
るものである。図2のグラフからは、圧縮変位が事例
2、3において、大幅に増加しており、高いクッション
性を発揮していることが解る。
【0017】これは、特に、競馬場のダートコースに採
用した際に、有効であり、また、弾性チップの特徴とし
て、所謂、足抜きの良さが挙げられる。
【0018】また、事例3の、20%弾性チップの混合
によるクッション層と、弾性チップにタイヤゴムチップ
(比重1.1〜1.5)を採用(20%混合)したクッ
ション層とを比較した、クッション層の混合材料の均質
安定化を、その時間的安定性について、目視試験した結
果、次の結論を得た。即ち、両者を、人通りの激しい通
路に50mm厚さで敷設し、2ヶ月、放置した後、目視
すると、本発明に係わる前者では、表面上、全く変化が
なかったが、後者では、相当量が表面に浮上しており、
川砂から遊離し、クッション層の上記安定化が低下した
ことが判明した。このことから、本発明の弾性チップが
比重調整されていることの意義が明らかとなった。
【0019】なお、本発明のグランド表面の構造、およ
び、その施工法は、実施の形態では、競馬場のダートコ
ースに採用されているが、他の運動施設、例えば、テニ
スコート、バレーコート、その他の球技場、陸上競技
場、多目的広場、学校の校庭、運動場などの、グランド
表面の構造やその施工に採用できることは、勿論であ
る。
【0020】この場合、用途に応じて、路盤層には、砂
の他に、土を用いてもよく、また、アスファルトコンク
リートやコンクリートの施工で、例えば、50ないし7
0mm厚さで、構成されたものを採用してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
路盤層の上に、7ないし0.05mm、好ましくは2な
いし0.5mm程度の大きさで、弾性材料からなる比重
が1.8ないし3.5程度の弾性チップを、単独で、あ
るいは、砂との混合によるクッション層として、ほぼ所
定厚さ、好ましくは、50ないし100mm厚さで、敷
設したことで、グランド表面のクッション層の均質安定
化を図り、ゴム弾性により、足抜けが良くなり、また、
微粉化を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明する模式図である。
【図2】本発明に係わる試験結果を示すグラフである。
【図3】試験に採用した装置の概略を示す模式図であ
る。
【符号の説明】 1 切込み砕石 2 火山砂利 3 シンダー 4 路盤層 5 クッション層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路盤層の上に、7ないし0.05mm、
    好ましくは2ないし0.5mm程度の大きさで、弾性材
    料からなる比重が1.8ないし3.5程度の弾性チップ
    を、単独で、あるいは、砂との混合によるクッション層
    として、ほぼ所定厚さ、好ましくは、50ないし100
    mm厚さで、敷設したことを特徴とするグランド表面の
    構造。
  2. 【請求項2】 上記弾性材料は、ウレタン、合成ゴム、
    天然ゴム、合成樹脂から選択される材料に、比重調整用
    の材料をブレンドして構成されている請求項1に記載の
    グランド表面の構造。
  3. 【請求項3】 弾性チップを砂と混合してクッション層
    を構成する場合には、砂に対して、少なくとも、重量比
    で3%以上の弾性チップを混合していることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のグランド表面の構造。
  4. 【請求項4】 上記路盤層は、砂あるいは土を突き固め
    て、あるいは、アスファルト、コンクリートなどの施工
    で、構成されていることを特徴とする請求項1ないし3
    の何れかに記載のグランド表面の構造。
  5. 【請求項5】 砂あるいは土を突き固めて、所定の厚
    さ、好ましくは、200ないし300mm厚さで、ある
    いは、アスファルトコンクリート、コンクリートなどの
    施工で、所定厚さ、好ましくは、50ないし70mm厚
    さで、路盤層を構成し、その上に、7ないし0.05m
    m、好ましくは2ないし0.5mm程度の大きさで、弾
    性材料からなる比重が1.8ないし3.5程度の弾性チ
    ップを、単独で、あるいは、砂との混合によるクッショ
    ン層として、ほぼ所定厚さ、好ましくは、50ないし1
    00mm厚さで、敷設することを特徴とするグランド表
    面の施工法。
JP8011713A 1996-01-26 1996-01-26 グランド表面の構造およびその施工法 Expired - Fee Related JP2993882B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8011713A JP2993882B2 (ja) 1996-01-26 1996-01-26 グランド表面の構造およびその施工法
US09/126,169 US6071039A (en) 1996-01-26 1998-07-30 Structure of surface portions of grounds

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8011713A JP2993882B2 (ja) 1996-01-26 1996-01-26 グランド表面の構造およびその施工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09203005A true JPH09203005A (ja) 1997-08-05
JP2993882B2 JP2993882B2 (ja) 1999-12-27

Family

ID=11785691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8011713A Expired - Fee Related JP2993882B2 (ja) 1996-01-26 1996-01-26 グランド表面の構造およびその施工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2993882B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2993882B2 (ja) 1999-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5746546A (en) Soil stabilization composition and method
US4564310A (en) Resilient paving composition for playfields sports fields and recreation areas
US6071039A (en) Structure of surface portions of grounds
JPH1037122A (ja) 人工芝構造およびその施工法
JP3253204B2 (ja) 人工芝生製運動競技場
JP5613381B2 (ja) 人工芝敷設構造
JPH09203005A (ja) グランド表面の構造およびその施工法
JP4069287B2 (ja) 弾性舗装構成体の施工方法
WO1999009254A1 (fr) Structure d'une couche de surface de revetement des sols
JP3377437B2 (ja) 透水性弾性舗装用材料、透水性弾性舗装体、及び透水性弾性舗装用敷設板
JP3366601B2 (ja) 弾性チップを混合した競馬場のダートコースの構造
JPH06142132A (ja) 視覚障害者用誘導歩道舗装材およびその骨材製造法
JP2840015B2 (ja) 弾性舗装体および弾性舗装方法
JPH02123188A (ja) 硬化性土壌組成物及び土壌硬化工法
JP2008297808A (ja) 人工芝舗装構造体およびその施工方法
JPH0768001A (ja) 人工芝生製運動競技場
JP3795767B2 (ja) 土質系舗装体及びその施工法
JP2000001383A (ja) 衝撃吸収性アスファルト舗装の材料
JPH05179604A (ja) 舗装用弾性ブロック
JPH0953204A (ja) 砂入り人工芝生
JPS6037302A (ja) 舗装体のクツシヨン材及びその製造方法
JP2003328310A (ja) 舗装体構造およびこの舗装体構造を有する運動競技場
JP2706700B2 (ja) 透水性を有する人工芝用クッション性路盤材
JPS5996306A (ja) 人工芝生製運動競技場
JPH0647803B2 (ja) 透水性を有する構築土壌の施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees