JPH09202830A - ポリシランならびに電子写真式オフセット印刷用刷版の製造方法 - Google Patents

ポリシランならびに電子写真式オフセット印刷用刷版の製造方法

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JPH09202830A
JPH09202830A JP1228896A JP1228896A JPH09202830A JP H09202830 A JPH09202830 A JP H09202830A JP 1228896 A JP1228896 A JP 1228896A JP 1228896 A JP1228896 A JP 1228896A JP H09202830 A JPH09202830 A JP H09202830A
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正人 福留
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隆祥 堂丸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真式オフセット印刷用刷版の電荷輸送
層に好適な親水性のポリシランを提供するとともに、そ
のポリシランを用いたオフセット印刷用刷版を提供す
る。 【解決手段】 支持体2上に有機半導体系電荷発生層3
と本発明に係る親水性のポリシランから成る電荷輸送層
4とを積層したオフセット印刷用版材1を帯電・露光し
て静電潜像を形成し〔A工程〕、その後に現像してポジ
画像となるトナー画像を形成し〔B工程〕、しかる後に
定着してトナー画像部6を形成する〔C工程〕ことによ
り、オフセット印刷用刷版7にする。これにより、非ト
ナー画像部である電荷輸送層4の露出面8に親水性イン
キを優位に付着せしめ、または、トナー画像部6に親油
性インキを優位に付着せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側鎖にエーテル置
換基を有するポリシランおよびその製造方法、ならびに
有機半導体系電荷発生層とそのポリシランから成る電荷
輸送層とを組み合わせて成る電子写真式オフセット印刷
用刷版の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術を用いたオフセット印刷用
刷版ならびにその製造方法については、これまで種々の
ものが提案されている。例えば、特開昭51−143408号公
報により提案された方法によれば、電子写真感光体に形
成したトナー像を感光性樹脂から成る印刷用版材に転写
し、この印刷用版材を全面露光して非トナー像部に光化
学反応を起こし、その後現像溶出処理を行なって画像情
報に応じた凹凸を有する印刷版にするというものであ
る。
【0003】また、特開昭58−72145 号公報には、印刷
用版材の表面に感光材を塗布し、この上に電子写真の手
法によりトナー像を形成した後に、この印刷用版材を全
面露光して非トナー像部に光化学反応を起こし、その後
現像溶出処理を行なって画像情報に応じた凹凸を有する
印刷版にする方法が提案されている。
【0004】さらに、特開平3−158861号公報に提案さ
れた方法は、上記ウエットプロセスに用いる電子写真感
光体として有機光導電性化合物と結合樹脂を採用し、そ
の結合樹脂を特定の材料とすることにより耐刷性や画質
を向上させたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
51−143408号公報の方法によれば、電子写真感光体とは
別に印刷版材を必要とするので、部材点数が増加し、工
程も複雑になるという問題点があった。さらに、現像溶
出をウエットプロセス行なうため、排水処理などの公害
対策に大がかりな設備を必要とするという問題点もあっ
た。
【0006】また、特開昭58−72145 号公報の方法で
も、電子写真感光体とは別に印刷用版材を必要としない
という点では上述の技術より改善されているが、現像溶
出をウエットプロセスで行なうため、排水処理などの公
害対策に大がかりな設備を必要とする問題点は未だ未解
決である。
【0007】また、特開平3−158861号公報に提案され
た方法においても、現像溶出をウエットプロセスで行な
うため、上記と同様の問題点がある。
【0008】本発明者等は、上記事情に鑑みて鋭意研究
に努めた結果、電子写真感光体の電荷輸送層用材料とし
て盛んに研究されているポリシランについて、ポリシラ
ンの側鎖にエーテル置換基を導入することにより、高い
親水性を有する親水性ポリシランのが得られることを初
めて知見した。しかも、この親水性ポリシランは電子写
真感光体の電荷輸送層としての特性に優れるとともに、
オフセット印刷用刷版として使用する際に必要な耐久性
も備えていることも知見した。
【0009】本発明は上記知見に基づいて完成されたも
のであり、その目的は、高い親水性と電荷輸送層として
の優れた電荷輸送特性を有する、電子写真式オフセット
印刷用刷版に好適なポリシランを提供することにある。
【0010】また本発明の他の目的は、上記のポリシラ
ンを良好な収率で安定して作製できる製造方法を提供す
ることにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、ウエットプロ
セスやそれに伴う大がかりな設備を必要としない、上記
のポリシランを電荷輸送層に用いた電子写真式オフセッ
ト印刷用刷版の製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ポリシランは、側鎖にエーテル性置換基を有する、下記
化1で表示されるものであることを特徴とする。
【0013】
【化1】
【0014】また本発明の請求項2に係るポリシラン
は、側鎖にエーテル性置換基を有する、下記化2で表示
されるものであることを特徴とする。
【0015】
【化2】
【0016】本発明の請求項3に係る電子写真式オフセ
ット印刷用刷版の製造方法は、導電性支持体上に有機半
導体系電荷発生層と請求項1または請求項2に係る上記
ポリシランから成る電荷輸送層とを順次積層した印刷用
版材を下記A乃至Cの工程により前記電荷輸送層上にト
ナー画像部を有するオフセット印刷用刷版にするととも
に、前記トナー画像部以外の電荷輸送層上に親水性イン
キを付着せしめるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0017】A・・・前記印刷用版材を帯電・露光して
静電潜像を形成する。
【0018】B・・・該静電潜像を形成した印刷用版材
を現像してポジ画像となるトナー画像を形成する。
【0019】C・・・該現像した印刷用版材に前記トナ
ー画像を定着してトナー画像部を形成する。
【0020】ことを特徴とするものである。
【0021】また、本発明の請求項4に係る電子写真式
オフセット印刷用刷版の製造方法は、導電性支持体上に
有機半導体系電荷発生層と請求項1または請求項2に係
る上記ポリシランから成る電荷輸送層とを順次積層した
印刷用版材を下記A乃至Cの工程により前記電荷輸送層
上にトナー画像部を有するオフセット印刷用刷版にする
とともに、前記トナー画像部の上に親油性インキを付着
せしめるようにしたことを特徴とするものである。
【0022】A・・・前記印刷用版材を帯電・露光して
静電潜像を形成する。
【0023】B・・・該静電潜像を形成した印刷用版材
を現像してポジ画像となるトナー画像を形成する。
【0024】C・・・該現像した印刷用版材に前記トナ
ー画像を定着してトナー画像部を形成する。
【0025】また、本発明の請求項5に係る電子写真式
オフセット印刷用刷版の製造方法は、導電性支持体上に
有機半導体系電荷発生層と請求項1または請求項2に係
る上記ポリシランから成る電荷輸送層とを順次積層した
印刷用版材を下記A乃至Dの工程により前記電荷輸送層
上にトナー画像部を有するオフセット印刷用刷版にする
とともに、前記トナー画像部の上に親油性インキを付着
せしめるようにしたことを特徴とするものである。
【0026】A・・・前記印刷用版材を帯電・露光して
静電潜像を形成する。
【0027】B・・・該静電潜像を形成した印刷用版材
を現像してポジ画像となるトナー画像を形成する。
【0028】C・・・該現像した印刷用版材に前記トナ
ー画像を定着してトナー画像部を形成する。
【0029】D・・・該定着した印刷用版材をコロナ放
電に晒して前記トナー画像部以外の印刷用版材表面の親
水性を高める。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明者等は、上記化1で表示さ
れるものであることを特徴とする本発明の請求項1に係
るポリシランまたは化2で表示されるものであることを
特徴とする本発明の請求項2に係るポリシランによれ
ば、その側鎖にエーテル性置換基を導入することにより
親水性が顕著に高くなることを知見した。またこのと
き、側鎖の酸素含有量が4個以上になると、このポリシ
ランの表面張力が水と同程度になることも知見した。そ
して、このポリシランを電荷輸送層として用いて有機半
導体系電荷発生層と積層することにより、優れた電子写
真特性を示し、ポジ画像が容易に得られる電子写真式オ
フセット印刷用刷版として好適に使用できることを見出
したものである。
【0031】本発明の請求項1または請求項2に係るポ
リシランは、上記の化1または化2で表示されるモノマ
ーの他にも、それぞれ下記の化3または化4に示すよう
なコポリマー(共重合体)であってもよい。そして、こ
れらにより得られる重合体としてのポリシラン化合物
は、それぞれのモノマーまたはコポリマーのみから成る
ものでもよく、これらが混在したものであってもよい。
【0032】
【化3】
【0033】
【化4】
【0034】化1〜化4に示すポリシランの置換基R1
・R1 ’・R2 ・R2 ’・R3 ・R4 ・R5 としては、
水素の他に、アルキル基・置換アルキル基・アリール基
・置換アリール基・アルコキシ基・置換アルコキシ基が
ある。上記アルキル基・アリール基・アルコキシ基とし
ては、例えばメチル・エチル・プロピル・ブチル・アミ
ル・ヘキシル・オクチル・ノニル・デシル・ペンタデシ
ル・ステアリル・シクロヘキシル・フェニル・トリル・
キシリル・ナフチル・メトキシ・エトキシ等が挙げられ
る。また、これらの置換基としては、アルキル・アリー
ル・ハロゲン・ニトロ・アミノ・アルコキシ・シアノ等
がある。
【0035】また、上記の化1〜化4で表示される本発
明に係るポリシランにおいては、m・m' が1〜4の整
数、l・l' が0〜10の整数、x・x' が1〜4の整数
であることが好ましい。m・m' が4以下の場合は十分
な親水性を示すのに対し、5以上になると疎水基が大き
くなるため、親水性が低下する傾向がある。また、l・
l' が10以下の場合は十分な親水性を示し、さらに膜形
成性も良いのに対し、11以上になると親水性は増すが、
膜形成が困難となる傾向がある。また、x・x' が4以
下の場合は十分な親水性を示すのに対し、5以上になる
と親水性が低下する傾向がある。
【0036】また、重合度n・n’は30以上であること
が好ましく、30以上であればポリシランの電子写真特性
や親水性および膜形成性が良いのに対し、30未満の場合
はこれらの特性が低下する傾向がある。
【0037】本発明に係るポリシランは、化1で表示さ
れるポリシランを例にとれば、以下のような工程により
製造される。
【0038】まずステップ1として、化5に示すよう
に、アリルブロマイド(BrCH2 CH=CH2 )にナ
トリウムアルコキシド(R1 ONa)を反応させ、アリ
ルエーテル(R1 OCH2 CH=CH2 )を合成する。
【0039】
【化5】
【0040】次にステップ2として、化6に示すよう
に、ステップ1で得られたアリルエーテルを白金(P
t)触媒の存在下でモノ置換ジクロロシラン(R3 Si
HCl2)に反応させると、側鎖にエーテル性の置換基
を有するエーテル置換ジクロロシラン(R3 (CH2
2 CH2 OR1 )SiH2 )が得られる。
【0041】
【化6】
【0042】続いてステップ3として、化7に示すよう
に、ステップ2で得られたエーテル置換ジクロロシラン
によりトルエン中で反応温度110 ℃でもってナトリウム
金属による脱塩素化縮合反応を行なうことにより、側鎖
にエーテル性置換基を有するポリシランが得られる。
【0043】
【化7】
【0044】また、以上の製造方法において、アリルブ
ロマイド、ナトリウムアルコキシド、モノ置換ジクロロ
シランを目的とするものに変えたり、さらに他のポリシ
ランとの共重合体を作ったりすれば、化2〜化4で表示
されるポリシランも同様に製造することができる。
【0045】以上のような製造方法によれば、目的とす
るエーテル性置換基を有するポリシランが良好な収率で
得られ、これらのポリシランはその表面張力が水とほぼ
同等の値であり、親水性が非常に大きいものとなる。
【0046】次に、本発明に係る電子写真式オフセット
印刷用刷版を図面に基づいて詳述する。
【0047】図1は本発明に係る電子写真式オフセット
印刷用版材1の構造を示す断面図である。同図において
2は導電性支持体であり、その材質としてはアルミニウ
ム、銅、亜鉛、SUS、ニッケル、黄銅などの金属、あ
るいは耐熱性樹脂の表面に導電性膜を被着したものなど
がある。また、その形状は平板状、シート状、ドラム状
などが適宜選択される。
【0048】上記の支持体2上に有機半導体系電荷発生
層3と、本発明の請求項1または請求項2に係るポリシ
ランから成る、表面が親水性の電荷輸送層4とを順次形
成して積層し、版材1を構成する。
【0049】電荷輸送層4を形成するポリシランは、上
記化1〜化4で表示されるものであり、その側鎖にエー
テル性置換基を有することを特徴とするものである。こ
の電荷輸送層4の厚みはオフセット印刷用刷版として適
宜設定し、0.5 〜10μm、好適には1〜5μmの範囲に
設定するのがよい。
【0050】この電荷輸送層4は浸漬塗布法やロールコ
ーター法により形成する。例えば、上記ポリシランをト
ルエンやテトラヒドロフラン等の溶媒に溶解し、その溶
液に電荷発生層3まで形成した支持体2を浸漬して塗布
する。その後、約100 ℃の熱風で乾燥することによっ
て、電荷発生層3上に上記ポリシランから成る電荷輸送
層4が形成されて印刷用版材1が出来上がる。
【0051】一方、上記電荷発生層3は電子写真感光体
としての静電潜像コントラストを高める働きがあり、公
知の有機半導体系光導電性材料により形成すればよい。
そのような材料としては、例えば、チタニルフタロシア
ニン、金属フタロシアニン系顔料、無金属フタロシアニ
ン、ペリレン系顔料、多環キノリン系顔料、スクアリリ
ウム色素、アズレニウム色素、チアビリリウム色素、ト
リスアゾ顔料等の高い光キャリア生成効率を有する有機
半導体が選ばれる。その層形成は、蒸着層または微粒子
分散層として行なう。
【0052】このような電荷発生層3の層厚は1μm〜
1mmの範囲が好適であり、この範囲内であれば、光キ
ャリア生成が有効に行なわれ、膜の内部応力が大きくな
らず、オフセット印刷用刷版として繰り返し使用した場
合にも膜の剥離が生じなくなる。特に、支持体2が可と
う性である場合は、膜の割れや剥離が発生しやすくなる
ので10μm以下の厚みにするのがよい。
【0053】この電荷発生層3は単層でもよいが、所要
特性に応じて積層構造としてもよい。例えば、支持体2
からの帯電極性と逆極性のキャリア注入を阻止する阻止
層を支持体2との界面に設けてもよい。
【0054】以上のように、本発明に係る印刷用版材1
は有機半導体系電荷発生層3と親水性ポリシラン系電荷
輸送層4とを組み合わせた電子写真感光部材であるの
で、有機半導体系電荷発生層を備えた市販の電子写真感
光部材(OPC感光体)に対して、その有機半導体系電
荷発生層の上に親水性ポリシラン系電荷輸送層を薄く塗
布形成して作製してもよい。
【0055】次に、本発明に係る電子写真式オフセット
印刷用刷版の製造方法は、以下に順次詳述するA〜Cの
工程、もしくはA〜Dの工程から成る。この製造方法を
図2〜図5に示す断面図により説明する。
【0056】A工程:帯電・露光・静電潜像形成 まずA工程においては、図2に示すように電子写真感光
体としての印刷用版材1の全表面をコロナ放電などで均
一に帯電させる。この帯電極性は、ポリシランが通常は
負帯電性(正孔輸送特性)を示すので負帯電とするが、
ポリシランの特性に応じて正帯電としてもよい。
【0057】次に、図3に示すように画像情報に相当す
る光を露光手段により印刷用版材1の帯電表面に選択的
に照射し、印刷用版材1の表面に負電荷による静電潜像
を形成する。同図中の白抜き矢印は、画像情報に相当す
る露光光を表している。露光手段としては、複写機のよ
うに製版原稿にハロゲンランプなどの光を照射してその
反射光を直接印刷用版材1の表面に結像させるアナログ
記録方式であってもよいし、他方、He−Neレーザ・
Arレーザ・半導体レーザ・LEDアレイヘッド・EL
アレイヘッド・液晶シャッタなどを用いて光を記録情報
に応じて変調して照射する、いわゆるデジタル記録方式
でもよい。
【0058】デジタル記録方式においては、デジタル回
線を用いて遠隔地から送信された原稿を直接製版して新
聞印刷などを行なうといった応用が可能となり、これに
よれば、新聞印刷を迅速に簡略な工程で行なうことがで
きるようになって、極めて有用である。この場合には、
受信側にバッファ段を設け、そこで版組・校正を行なっ
た後、記録部に信号入力するシステムを構成することが
できる。このようにして、例えば複数の送信側からの個
別の新聞記事原稿を1つの受信側で受信して版組して、
新聞を製作することが可能になる。
【0059】B工程:現像 次にB工程においては、図4に示すように、A工程にお
いて印刷用版材1の表面に形成した静電潜像を疎水性
(親油性)トナー5により現像して、画像情報に相当す
るポジ画像となるトナー画像を印刷用版材1上に形成す
る。
【0060】この現像においては、既に提案された電子
写真方式の種々の現像方法を用いることができるが、例
えば、1成分系現像剤や2成分系現像剤を用いた乾式現
像、あるいは現像液中に現像剤粒子を分散させた液体現
像を行なえばよい。これにより、高精細画像を形成する
ことができる。
【0061】C工程:定着 トナー像の形成を行なった後、ランプや熱定着ローラな
どの加熱定着手段により印刷用版材1の表面にトナー画
像を定着させてトナー画像部6とし、これにより、図5
に示すような電子写真式オフセット印刷用刷版7を作製
する。この定着工程により、トナー5を溶融変形させて
版材1表面の被覆率を高め、コントラストの良好な印刷
用刷版7を作製することができた。
【0062】かくして、上記A〜Cの工程により、トナ
ー画像部6以外の領域、すなわち親水性ポリシラン系電
荷輸送層4の露出面8には、その顕著な親水性により親
水性インキを優位に付着せしめることができ、その反
面、トナー画像部6は疎水性(親油性)であるため親水
性インキが弾かれるので、オフセット印刷が良好に行な
える印刷用刷版7となる。
【0063】また、親水性インキに代えて親油性インキ
を用いた場合には、トナー画像部6以外の領域である親
水性ポリシラン系電荷輸送層4の露出面8では、その顕
著な親水性により親油性インキが弾かれ、その反面、ト
ナー画像部6が親油性であるため、そのトナー画像部6
上には親油性インキを優位に付着せしめることができ、
オフセット印刷が良好に行なえる印刷用刷版7となる。
【0064】また、本発明においては、上記のA〜C工
程に続けて次のD工程を行なうことによりオフセット印
刷用刷版7の性能を補完もしくは向上することができ
る。
【0065】D工程:コロナ放電 このD工程においては、A〜C工程にて得られたオフセ
ット印刷用刷版7をコロナ放電に晒す。これにより、ポ
リシラン系電荷輸送層4の露出面8の親水性をさらに高
めることができるので、その著しい親水性により露出面
8で親油性インキがより一層弾かれ、親油性インキをト
ナー画像部6の上にさらに優位に付着せしめることがで
きるようになる。
【0066】また、親油性インキに代えて親水性インキ
を用いた場合には、トナー画像部6では親水性インキが
弾かれ、露出面8にはより優位に親水性インキを付着せ
しめることができるようになる。
【0067】以上のような本発明に係る製造方法によれ
ば、A〜Cの工程、もしくはA〜Dの工程により紫外線
照射を不要にしながらもオフセット印刷用刷版7を作製
することができ、別の印刷版材を必要としなくなって部
材点数が減少した。さらに、ウェットプロセスによる化
学的な現像溶出処理を行わないため、排水処理などの公
害対策のための大がかりな設備を必要としなくなり、そ
の結果、簡便な装置により高性能且つ高信頼性のオフセ
ット印刷用刷版を提供することができた。
【0068】
【実施例】以下、本発明の具体例を詳述する。
【0069】〔例1〕(エーテル性置換基を有するポリ
シランの合成) 反応容器に200 ミリリットルのテトラヒドロフランと1
モルの水素化ナトリウムを入れ、攪拌しながら1モルの
CH3 (OCH2 3 OHを滴下して、ナトリウムアル
コキシド(CH3 (OCH2 3 ONa)を生成した。
これに1モルの3−ブロモペンテン(BrCH2 CH=
CH2 )をゆっくりと滴下して、反応をガスクロマトグ
ラフィーで追跡したところ、反応は約5時間で完結し、
約80%の収率でアリルエーテル(CH3 (OC2 4
3 OCH2 CH=CH2 )が得られた。この反応を化8
に示す。
【0070】
【化8】
【0071】次に、反応容器に上記化8の反応で得られ
たアリールエーテル0.4 モルと、1.2 モルのメチルジク
ロロシラン(CH3 SiHCl2 )と、白金触媒とを入
れ、約45℃で加熱還流したところ、反応は約1時間で終
了し、エーテル置換ジクロロシラン(CH3 Cl2 Si
CH2 CH2 CH2 0(C2 4 O)3 CH3 )が約91
%の収率で得られた。この反応を化9に示す。
【0072】
【化9】
【0073】次に、上記化9の反応で得られたエーテル
置換ジクロロシランを用いて重合反応を行ない、側鎖に
エーテル置換基を有するポリシランを合成した。まず、
反応容器に250 ミリリットルのトルエンと0.6 モルのナ
トリウムを入れ、約110 ℃で加熱還流した。ナトリウム
が十分に分散したことを確認した後、上記化9の反応で
得られたエーテル置換ジクロロシランをゆっくりと滴下
した。約10分程度で滴下を終了した後、さらに2時間加
熱還流を続けた。2時間後、反応系にエチルアルコール
を滴下して反応を終了させ、次いで後処理を行なったと
ころ、化1で表示される側鎖にエーテル置換基を有する
ポリシラン〔R1 :[(CH2 m O]l 2 、m=
2、l=3、x=3、R2 ・R3 :CH3 (メチル
基)〕が約20%の収率で合成されていることが確認でき
た。この反応を化10に示す。
【0074】
【化10】
【0075】得られたポリシランの数平均分子量Mnお
よび重量平均分子量Mwをゲル透過クロマトグラフィー
で測定したところ、Mwは20万で、分子量分布の広がり
を示すMw/Mn比は2.5 程度であった。また、得られ
たポリシランの親水性を液滴法により水との接触角を測
定して評価したところ、従来のポリシランより接触角の
値が小さくなり、非常に親水性が高いことが確認でき
た。さらに、表面張力を接触角より算出して求めたとこ
ろ、水の表面張力とほぼ同等の値であることも分かっ
た。
【0076】〔例2〕(エーテル性置換基を有するポリ
シランの親水性の評価) 〔例1〕と同様の反応において、アリルブロマイド、ナ
トリウムアルコキシドを目的とするものに変えることに
より、下記の化11で表示されるポリシランa(x=3、
m=2、l=1、R2 、R3 :メチル基)と、化12で表
示されるポリシランb(x=3、m=2、l=2、R2
・R3 :メチル基)と、化13で表示されるポリシランc
(x=3、m=2、l=3、R2 ・R3 :メチル基)と
を合成した。
【0077】
【化11】
【0078】
【化12】
【0079】
【化13】
【0080】かくして得られた3種類のポリシランa・
b・cの重量平均分子量Mwをゲル浸透クロマトグラフ
ィーを用いて測定するとともに、表面張力γS を以下の
ようにして測定した。
【0081】まず、3種類のポリシランa・b・cをそ
れぞれトルエンに溶解し、10wt%のトルエン溶液を作製
した。次に、各溶液を用いてスライドガラス上にスピン
コーティング法(1400rpm、40秒)で膜形成を行な
い、その後、減圧下60℃で2時間乾燥して、各々のポリ
シランから成る膜を得た。これらのポリシラン膜表面に
水およびヨウ化メチレンをそれぞれ0.06ミリリットル滴
下して、20秒後の接触角を12回ずつ測定し、平均値を接
触角の値とした。そして、この接触角の値より、下記の
式を用いてそれぞれのポリシランの表面張力γS を求め
た。
【0082】 γS =γL d +γS d (1+ cosθL ) γL =2 (γL d ×γS d ) 1/2 + (γL p ×γS p ) 1/2 γd :表面張力の非極性成分、 γp :表面張力の極性成分 θL :水およびヨウ化メチレンとの接触角の値 ヨウ化メチレンの表面張力:γL =50.8、γL p =1.3 、γL d =49.5 水の表面張力:γL =72.8、γL p =51.0、γL d =21.8 ( dyn/cm2 ) 以上の測定結果を表1に示す。
【0083】
【表1】
【0084】表1の結果より、本発明に係るポリシラン
a・b・cの表面張力は、いずれも水の表面張力と同程
度であることが分かった。
【0085】〔例3〕(電子写真式オフセット印刷用刷
版の作製) 表面を完全に洗浄したアルミ蒸着フィルム上に、チタニ
ルフタロシアニンとポリエステル樹脂を塩化メチレンに
分散混合した液中に浸漬した後に減圧中55℃で乾燥し
て、15μm厚のチタニルフタロシアニン電荷発生層を形
成した。次に、このフィルムを〔例2〕で合成した3種
類のポリシランa・b・cをそれぞれエチルアルコール
に溶解した溶液に浸漬し、その後100 ℃の熱風で乾燥し
て、各ポリシランから成る2μm厚の親水性ポリシラン
系電荷輸送層を形成し、印刷用版材イ・ロ・ハを作製し
た。
【0086】次に、この版材イ・ロ・ハのそれぞれにつ
いて、その表面を−5kVの直流電圧によりコロナ帯電
させ、全表面にわたって約−600 Vに均一帯電させた。
その後、ハロゲンランプを用いた原稿からの反射光を版
材表面に結像させて静電潜像を形成した。
【0087】次いで、版材の支持体に+100 Vのバイア
ス電圧を印加した状態で負帯電トナーを用いて反転現像
し、これにより版材上に高精細のポジ画像のトナー画像
を形成した。
【0088】このようにして画像情報に対応して形成さ
れた高精細のトナー画像を、ハロゲンランプにより定着
し、疎水性のトナー画像部を形成した。これにより、非
トナー画像部である電荷輸送層の露出面に親水性インキ
を付着せしめることができる、もしくはトナー画像部に
親油性インキを付着せしめることができる、電子写真式
オフセット印刷用刷版A・B・Cが得られた。
【0089】かくして得られた各オフセット印刷用刷版
A・B・Cを用いて、オフセット印刷法により親水性イ
ンキを用いて印刷した結果、いずれも親水性インキを非
トナー画像部に優位に付着せしめることができ、解像度
の高い印刷をすることができた。また、これらオフセッ
ト印刷用刷版A・B・Cで4万枚の印刷に相当する耐磨
耗試験を行なった後に再度印刷した結果でも、いずれも
初期の印刷結果に対してほとんど解像度の劣らない印刷
が可能であった。
【0090】また、オフセット印刷用刷版A・B・Cを
用いて、オフセット印刷法により親油性インキを用いて
印刷した結果、いずれも親油性インキをトナー画像部に
優位に付着せしめることができ、解像度の高い印刷をす
ることができた。また、上記と同様にオフセット印刷用
刷版A・B・Cで4万枚の印刷に相当する耐磨耗試験を
行なった後に再度印刷した結果でも、いずれも初期の印
刷結果に対してほとんど解像度の劣らない印刷が可能で
あった。
【0091】なお、本例では静電潜像の形成にハロゲン
ランプを用いた原稿からの反射光を用いたが、これに代
えて波長660 nm、解像度300 dpi(ドット/イン
チ)のLEDアレイヘッドならびに波長660 nm、解像
度300 dpiのレーザ走査光を用いて画像情報に相当す
る露光を行なった場合でも、同様に解像度の高い印刷が
できるオフセット印刷用刷版が得られた。
【0092】〔例4〕(電子写真式オフセット印刷用刷
版の作製) 次に、〔例3〕と同じ製法により一旦オフセット印刷用
刷版を作製し、その後に、この刷版の表面を−7kVの
直流電圧によるコロナ放電に晒し、非トナー画像部であ
るポリシラン系電荷輸送層の露出面の親水性をさらに高
めたオフセット印刷用刷版A' ・B' ・C' を得た。こ
れにより、いずれもその露出面の著しい親水性により親
油性インキが露出面で弾かれ、その反面、その親油性イ
ンキがトナー画像部の上により優位に付着することにな
った。
【0093】また、親水性インキを用いた場合には、い
ずれもその親水性インキが非トナー画像部である露出面
により優位に付着することになった。
【0094】かくして得られたオフセット印刷用刷版
A' ・B' ・C' を用いて、オフセット印刷法により親
油性インキを用いて印刷した結果、いずれも親油性イン
キをトナー画像部により優位に付着せしめることがで
き、解像度の高い印刷をすることができた。また、この
オフセット印刷用刷版A' ・B' ・C' で6万枚の印刷
に相当する耐磨耗試験を行なった後に再度印刷した結果
でも、いずれも初期の印刷結果に対してほとんど解像度
の劣らない印刷が可能であった。
【0095】なお、本発明は以上の具体例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の
変更・改良を加えることは何ら差し支えない。例えば、
本発明に係るポリシランから成る電荷輸送層に、他のバ
インダとして高分子樹脂を混合させても良い。
【0096】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1または
請求項2に係るポリシランによれば、高い親水性と電荷
輸送層としての優れた電荷輸送特性を有する、電子写真
式オフセット印刷用刷版に好適なポリシランを提供する
ことができた。
【0097】また、本発明の請求項3〜5に係る電子写
真式オフセット印刷用刷版の製造方法によれば、ウエッ
トプロセスやそれに伴う大がかりな設備を必要としな
い、上記のポリシランを電荷輸送層に用いた電子写真式
オフセット印刷用刷版を提供することができた。
【0098】本発明の製造方法により得られたオフセッ
ト印刷用刷版を用いてオフセット印刷を行なったとこ
ろ、解像度が高く、耐刷性の高い印刷ができた。これに
よれば、新聞印刷のように大量部数の印刷への応用が可
能となり、従来の鉛合金製版のように鉛公害問題が起き
る心配がなくなる。
【0099】さらに、本発明においてはレーザ走査光に
より静電潜像を容易に且つ短時間に形成できるので、刷
版の製造時間を短縮でき、これによって製造コストが低
減するという利点がある。
【0100】さらにまた、本発明によれば、デジタル通
信回線を利用した伝送システムと組み合わせることによ
り自動化された迅速な編集製版が可能になった。
【0101】また、本発明に係る電子写真式オフセット
印刷用刷版の製造方法においては、有機半導体系電荷発
生層とポリシランから成る電荷輸送層とを組み合わせた
刷版に対して、紫外線照射を不要にするとともに、別の
印刷版材を必要としなくなって部材点数が減少し、さら
に現像をドライプロセスで行なうので、排水処理など公
害対策に大がかりな設備を必要としなくなり、その結
果、簡便な装置により高性能且つ高信頼性のオフセット
印刷用刷版が提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真式オフセット印刷用刷版の構
造を示す断面図である。
【図2】本発明に係るオフセット印刷用刷版の製造方法
を示す断面図である。
【図3】本発明に係るオフセット印刷用刷版の製造方法
を示す断面図である。
【図4】本発明に係るオフセット印刷用刷版の製造方法
を示す断面図である。
【図5】本発明に係るオフセット印刷用刷版の製造方法
を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・オフセット印刷用版材 2・・・支持体 3・・・有機半導体系電荷発生層 4・・・電荷輸送層 5・・・トナー 6・・・トナー画像部 7・・・オフセット印刷用刷版 8・・・電荷輸送層の露出面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側鎖にエーテル性置換基を有する、下記
    化1で表示されるものであることを特徴とするポリシラ
    ン。 【化1】
  2. 【請求項2】 側鎖にエーテル性置換基を有する、下記
    化2で表示されるものであることを特徴とするポリシラ
    ン。 【化2】
  3. 【請求項3】 導電性支持体上に有機半導体系電荷発生
    層と請求項1または請求項2記載のポリシランから成る
    電荷輸送層とを順次積層した印刷用版材を下記A乃至C
    の工程により前記電荷輸送層上にトナー画像部を有する
    オフセット印刷用刷版にするとともに、前記トナー画像
    部以外の電荷輸送層上に親水性インキを付着せしめるよ
    うにしたことを特徴とする電子写真式オフセット印刷用
    刷版の製造方法。 A・・・前記印刷用版材を帯電・露光して静電潜像を形
    成する。 B・・・該静電潜像を形成した印刷用版材を現像してポ
    ジ画像となるトナー画像を形成する。 C・・・該現像した印刷用版材に前記トナー画像を定着
    してトナー画像部を形成する。
  4. 【請求項4】 導電性支持体上に有機半導体系電荷発生
    層と請求項1または請求項2記載のポリシランから成る
    電荷輸送層とを順次積層した印刷用版材を下記A乃至C
    の工程により前記電荷輸送層上にトナー画像部を有する
    オフセット印刷用刷版にするとともに、前記トナー画像
    部の上に親油性インキを付着せしめるようにしたことを
    特徴とする電子写真式オフセット印刷用刷版の製造方
    法。 A・・・前記印刷用版材を帯電・露光して静電潜像を形
    成する。 B・・・該静電潜像を形成した印刷用版材を現像してポ
    ジ画像となるトナー画像を形成する。 C・・・該現像した印刷用版材に前記トナー画像を定着
    してトナー画像部を形成する。
  5. 【請求項5】 導電性支持体上に有機半導体系電荷発生
    層と請求項1または請求項2記載のポリシランから成る
    電荷輸送層とを順次積層した印刷用版材を下記A乃至D
    の工程により前記電荷輸送層上にトナー画像部を有する
    オフセット印刷用刷版にするとともに、前記トナー画像
    部の上に親油性インキを付着せしめるようにしたことを
    特徴とする電子写真式オフセット印刷用刷版の製造方
    法。 A・・・前記印刷用版材を帯電・露光して静電潜像を形
    成する。 B・・・該静電潜像を形成した印刷用版材を現像してポ
    ジ画像となるトナー画像を形成する。 C・・・該現像した印刷用版材に前記トナー画像を定着
    してトナー画像部を形成する。 D・・・該定着した印刷用版材をコロナ放電に晒して前
    記トナー画像部以外の印刷用版材表面の親水性を高め
    る。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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